JP3235420U - タープ - Google Patents

タープ Download PDF

Info

Publication number
JP3235420U
JP3235420U JP2021003873U JP2021003873U JP3235420U JP 3235420 U JP3235420 U JP 3235420U JP 2021003873 U JP2021003873 U JP 2021003873U JP 2021003873 U JP2021003873 U JP 2021003873U JP 3235420 U JP3235420 U JP 3235420U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tarp
wavelength
main body
layer
vehicle body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2021003873U
Other languages
English (en)
Inventor
軍 何
谷鳴 馮
Original Assignee
ラディクールジャパン株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ラディクールジャパン株式会社 filed Critical ラディクールジャパン株式会社
Priority to JP2021003873U priority Critical patent/JP3235420U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3235420U publication Critical patent/JP3235420U/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Tents Or Canopies (AREA)

Abstract

【課題】タープの内側に熱が滞留することを防止でき、内部の温度を低く抑えて快適な空間を形成することが可能なタープを提供する。【解決手段】一部の端部を車体13に固定するとともに他の一部の端部を地面に設置するか又は該他の一部の端部を支柱を介して地面に設置する枠材11と、頂部が上方に突出するように枠材11によりドーム形状に支持されたタープ本体部12と、を備え、タープ本体部12は、基布と、基布の外面に配置した反射層と、反射層上に配置した波長選択的放出層と、波長選択的放出層の外面を被覆するトップコート層と、を有する放射冷却シートにより形成され、波長選択的放出層は、ポリマーマトリックス中に誘電体粒子が分散され、波長7μm〜14μmの赤外線の平均放出率が0.8以上のメタマテリアルにより形成されている。【選択図】図1

Description

本考案は車体に固定されて、日除けや雨除けなどに張るタープ、例えば車体の側部や後部に装着し得るカーサイドタープに関する。
従来、車体に固定して車体の側面に設置されるカーサイドタープが知られている。例えば特許文献1、2等には、設営が簡単で収納性にも優れたカーサイドタープが提案されている。特許文献1では、自動車のルーフに基端を固定したロールスクリーンと、ロールスクリーンを張った状態で支持して地面に立設される折り畳み可能な脚部材と、を備えたものが提案されている。また特許文献2では、ジュラルミン管状体により形成した円弧状の保持枠を車体の前部および後部の下端部に係止して設置し、端部を車体上部に係止した帆布体を保持枠上に係止させるものが提案されている。
実用新案登録第3083293号公報 実用新案登録第3033231号公報 米国特許第10,502,505号
しかしながら、公知の車体に固定するタープでは、ロールスクリーンや帆布体等のように、太陽光を遮蔽する部材として平面的な形状のシート部材を用いていたが、ドーム形状のように、内部に囲まれた空間を設けるような形状では、内部に熱が滞留し易く、周囲よりも温度が上昇し易くなるという課題があった。
そこで本考案では、内側に熱が滞留することを防止でき、内部の温度を低く抑えて、冷涼感を出せる快適な空間を形成し得るタープを提供することを目的とする。
本考案のタープは、一部の端部を車体に固定するとともに他の一部の端部を地面に設置するか又は該他の一部の端部を支柱を介して地面に設置する枠材と、枠材により多角形状又はドーム形状に支持されたタープ本体部と、を備え、タープ本体部は、基布と、基布の外面に配置した反射層24と、該反射層24上に配置された波長選択的放出層と、波長選択的放出層の外面を被覆するトップコート層と、を有する放射冷却シートにより形成されていることを特徴とする。このタープの波長選択的放出層は、ポリマーマトリックス中に誘電体粒子が分散され、波長7μm〜14μmの赤外線の平均放出率が0.8以上のメタマテリアルにより形成される。
本考案のタープは、好ましくは、放射冷却シートにおける0.3μm〜2.5μmの波長範囲の太陽光反射率が0.8以上の反射層が積層される。
本考案のタープは、タープ本体部がドーム状の頂部を有し、この頂部が、枠材の地面に設置された端部よりも車体に固定された端部側に配置されてもよい。その場合、設置状態でタープ本体部が平面視略台形形状を有するとともに、一対の枠材が対角線方向に互いに交差して配置される。
前記タープ本体部には開口部が形成され、この開口部を放射冷却シートにより形成した覆いにより開閉可能に覆うように構成すると、風通しも向上し好適である。
本考案のタープによれば、車体に一部を固定し他の一部を地面に設置した枠材により、タープ本体部が多角形状又はドーム形状に支持されていても、タープ本体部の基布の外面に配置された波長選択的放出層を有する放射冷却シートにより形成されているので、タープ内部の熱を放出することができる。
その場合、波長選択的放出層が、ポリマーマトリックス中に誘電体粒子を分散したメタマテリアルであって、波長7μm〜14μmの赤外線の平均放出率が0.8以上の層であれば、ドーム形状の内側の熱を波長7μm〜14μmの赤外線の波長に集約して放出することができる。よって、車体に固定した設置状態で太陽光に照射されても、放射冷却シートにより太陽光を遮蔽及び反射するとともに、内側に滞留しがちな熱を所謂大気の窓の波長の赤外線として放出することができる。これにより太陽光が照射されているタープ本体部の内側の熱の滞留を防止でき、内部の温度を低く抑えて太陽光の下でも快適な空間を形成することができる。
本考案のタープにおいて、放射冷却シートにおける0.3μm〜2.5μmの波長範囲の太陽光反射率が0.8以上であれば、外部から照射される太陽光を効率よく反射して放出することができ、波長選択的放出層による放熱効果を向上することができる。
タープ本体部がドーム形状に形成され、その頂部が枠材の地面に設置された端部よりも車体に固定された端部側に配置されていれば、ドーム形状に上方へ突出したタープを一部で車体に固定して他の一部で地面に設置していても、バランスよく安定して設置することができ、且つ外観品質も向上できる。
本考案のタープにおいて、設置状態でタープ本体部が平面視略台形形状を有するとともに、一対の枠材が対角線方向に互いに交差して配置されていれば、台形形状の短辺側を車体に固定するとともに長辺側を地面に設置することでよりバランスよく安定して設置することができる。
タープ本体部に開口部が形成され、この開口部を放射冷却シートにより形成した覆いにより開閉可能に覆うよう構成した場合、覆いを開けば開口部から通気等を行うことができ、覆いを閉じれば太陽光がタープ本体部内に入射することを防止しつつタープ本体部内の熱を放出することができ、使い勝手がよい。
本考案の第1の実施形態におけるタープを車体に固定した状態を後方から見た斜視図である。 本考案の第1の実施形態におけるタープの上方から見た斜視図である。 本考案の第1の実施形態におけるタープの平面図である。 本考案の第1の実施形態におけるタープの側面図である。 本考案のタープ本体部の構造を示す断面図である。 本考案の第2の実施形態におけるタープを車体に固定した状態を前方から見た斜視図である。
以下、本考案の実施形態について詳細に説明するが、これらの実施形態は本発明を説明するためのものに過ぎず、本発明の保護範囲を限定するためのものではないと理解されるべきである。本実施形態のタープは車体13の側面側に装着されるカーサイドタープの例である。
(第1の実施形態)
図1及び図2に示すタープ10は、弾性材料等で作ったロッドなどのポールを用いて多角形の立体形状に配置した枠材11と、枠材11によりドーム形状に支持されたタープ本体部12と、を備えている。
第1の実施形態では、多角形を構成する枠材11の一辺(これを一部と称する)の端部が車体13に固定して設置され、他の一部の端部が地面に固定して設置されていて、ドーム形状のタープ本体部12の頂部が車体13と同じ高さかこれより若干上方に突出するように配置されている。
タープ本体部12は放射冷却シート20により形成されており、複数の放射冷却シート20を多角形枠材11の例えば一辺を単位として一辺毎に連結することで、中間部分が周縁部分より上側に突出したドーム形状に形成されている。第1の実施形態では、図3及び図4に示すように、タープ本体部12は設置状態で上方から見た平面視で、車体13に設置される側を短辺とするとともに地面に設置される側を長辺とした略台形状に形成されている。
タープ本体部12のドーム形状の頂部は、長辺側よりも車体13に固定して設置された短辺側に配置された偏心形状を有している。またタープ本体部12の長辺側の側面には、メッシュで覆われた開口部14が設けられている。この開口部14は、放射冷却シート20により形成された覆い15により開閉可能に覆われている。
放射冷却シート20は、図5に示すように、基布21と、基布21の外面に密着して又は他の層を介して配置した反射層24と、該反射層24上に配置した波長選択的放出層22と、波長選択的放出層22の外面を被覆するトップコート層23と、が積層されて形成されている。ここで放射冷却シート20の波長選択的放出層22は、降りそそぐ太陽光の電磁スペクトルのうち、とくに赤外領域の電磁波を吸収して例えば7μm〜14μmの大気の窓を通して宇宙へ放出させる作用を有する。また、その下側の反射層24は、波長選択的放出層22を透過した太陽光の電磁スペクトル、例えば7μm〜14μm以外の赤外線、可視光及び紫外線を反射し、基布21から反射層24を介して伝導する熱を波長選択的放出層22から赤外線として放射することで、基布21の下側のタープの内側を冷却することができる。この放射冷却システムについては、特許文献3に詳細に記述されている。従って、使用者は本考案の放射冷却シート21で車体13を覆うことによって、降りそそぐ太陽光の赤外線の一部を吸収し、その他の太陽光は反射し、かつ、車体13の熱を基布21を介して波長選択的放出層22により赤外光として放射冷却することができる。
基布21はタープ本体部12の強度を確保する層であり、外面側に直接又は他の層を介在させて配置された反射層24が積層されている。基布21としては、使用者が炎天下で使用するため天然繊維や合成繊維からなる布などを用いることができる。基布21の表面は、隣接する層が密着可能であるのがよく、例えばPU(ポリウレタン)のようなプライマー処理層が設けられているのが好適である。
上記放射冷却シート20の作製は、反射層24と波長選択的放出層22とトップコート層23とを積層したシートを用意して、例えばナイフコーティング法等の方法により、基布21に対して反射層24を薄い樹脂層を介して接着することにより製作することができる。
また第1の実施形態では、反射層24は例えばAg層からなり、その厚さは10nm〜400nmとすることができ、放射冷却特性を向上させるためには、波長選択的放出層22を透過する太陽光を反射するために20nm〜300nmと厚さとすることが好ましい。この反射層24は、例えば上層をAgとし下層をAl層の2層又はそれ以上の多層で構成してもよい。これにより太陽光のうち波長選択的放出層22で吸収される7μm〜14μmの波長の赤外線以外の電磁波を反射層24の下側に透過させることなく、放射冷却シート20の表面側へ効果的に反射させることができる。
そして、上記反射層24の表面側に前述の波長選択的放出層22が積層されている。この波長選択的放出層22は、第1の実施形態ではポリマー中に誘電体粒子22aを分散して構成されたポリマーマトリックスにより形成された層で構成している。この波長選択的放出層22は、大気の窓の波長域の赤外線、例えば波長7〜17μmの赤外線を放出し易くするためにポリマーマトリックス中に誘電体粒子22aを分散させたもので、好ましくは7μm〜14μmの波長範囲の赤外線の平均放出率が0.5以上1.0以下であるのがよく、好ましくは0.8(80%)以上であり、1に近づけるほど好ましい。
ポリマーマトリックスを構成するポリマーとしては、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレン(PE)、ポリスチレン(PS)、ポリカーボネート(PC)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリメチルペンテン(PMP、4−メチル−1−ペンテン、ポリ(4−メチル−1−ペンテン)とも呼ばれる)ポリフッ化ビニル、から成る群より選択されるポリマーを用いてもよい。
誘電体粒子22aとしては、例えば散乱効果や吸収共鳴効果などにより赤外線の放出率を向上可能な材料であるのがよく、例えば二酸化ケイ素(SiO)、炭酸カルシウム(CaCO)、炭化ケイ素(SiC)、酸化亜鉛(ZnO)、二酸化チタン(TiO)及びアルミナ(Al)から成る群より選択される平均径3μm〜30μmの粒子であってもよい。ポリマーマトリックス中の誘電体粒子の割合(体積%)は、1%から25%とする。ポリマーマトリックス中の誘電体粒子の割合が1%よりも小さい場合には、放射冷却特性が低下するので好ましくない。
トップコート層23は、波長選択的放出層22と密着可能であり、波長選択的放出層22の損傷を防止するとともに耐候性を向上するための層であり、波長選択的放出層22による波長7μm〜14μmの赤外線の放出を出来るだけ阻害しない材料であるのが好適である。トップコート層23は波長選択的放出層22に応じて適宜選択可能であるが、太陽光が透過可能な誘電体層で形成することが好ましく、例えば、TiO、SiO、Al等の無機材料からなる誘電体層やPMMA、PET等の樹脂からなる誘電体層などの層であってもよい。
このような放射冷却シート20は波長選択的放出層22及び反射層24により外部から照射される太陽光を効率よく反射可能に形成されていて、0.3μm〜2.5μmの波長範囲の太陽光反射率が0.8以上であるのが好ましい。
枠材11は、複数のポール11aを接続して形成されたもので、例えばアルミニウム、ジュラルミン等のアルミニウム合金、スチール、グラスファイバ等の軽量パイプからなる複数のポール11aを互いに差し込んで接続可能にするとともに、複数のポール11aの内部にゴム紐を連続して貫通させることでゴム紐の弾性力で互いに連結可能に構成したものであってもよい。
第1の実施形態では、そのような枠材11を一対用いていて、平面視略台形状のタープ本体部12の対角線方向に配置するとともに、タープ本体部12の頂部において互いに交差して配置している。
この枠材11によりタープ本体部12を支持するために、平面視略台形形状のタープ本体部12の対角線上となる位置には、枠材11を挿通可能な中空形状の挿通部12aが複数箇所に設けられている。またタープ本体部12の角部に配置される部位には、各枠材11の端部付近に設けられた係止部に移動不能に係止される被係止部が設けられている。さらに平面視略台形形状のタープ本体部12の短辺側に配置される枠材11の端部には、車体13に固定するためのアタッチメント16が設けられている。アタッチメント16としては、各種の車体13に応じて適宜使用可能であり、例えばルーフレールに対する固定手段又は車体13の屋根に固定するための吸盤を備えたものであってもよい。
上記した第1の実施形態のタープ10を使用するには、まず、複数のポール11aを接続して枠材11を組み立てる。そして折り畳まれたタープ本体部12を広げ、各枠材11をタープ本体部12の挿通部12aを通して平面視台形状の対角線全長に各枠材11を交差させて配置するとともに、枠材11の係止部にタープ本体部12の四隅の被係止部を係止させる。すると、各枠材11が弾性により湾曲することで立体形状となり、タープ本体部12が図2のようにドーム形状に形成されて、枠材11に支持される。
この状態で短辺側に配置されている各枠材11の端部をアタッチメント16により車体13に固定して設置し、長辺側に配置された各枠材11の端部を地面に載置して設置し、タープ本体部12の縁部を適宜アンカーなどで地面に固定することで、図1のように車体13の側面側への設置が完了する。これによりタープ10の内側の空間が覆われ、太陽光を遮蔽するのみならず、とくに赤外光を反射するとともに、タープ10の内側の熱を放出することができ、使用者が内側で快適に過ごすことができる。
(第2の実施形態)
次に、第1の実施形態のタープ10の変形例として、第2の実施形態のタープについて説明する。
図6は、本考案の第2の実施形態に係るタープ10Aを車体13に固定した状態を前方から見た斜視図である。
図6に示すように、第2の実施形態に係るタープ10Aは、第1の実施形態に係るタープ10と同様にタープ10Aの枠材11の一部の端部を車体に固定するが、枠材11の他の一部の端部側は、2本の支柱30,30を介して地面に設置する点で第1の実施形態タープ10とは相違する。タープ10Aの本体部12には、2本の支柱30,30が挿入されて固定する支柱挿入部12dが設けられている。これにより、タープ10Aの枠材11においては、枠材11の一部の端部を車体13に固定するとともに、他の一部の端部を支柱30を介して地面に設置することができる。タープ10Aの他の構成は、タープ10と同様であるので説明は省略する。タープ10Aは、タープ本体部12の下部を覆う床のないテントの形状となるので、キャノピー(canopy)とも呼ばれる。
以上のような本実施形態のタープ10、10Aによれば、車体13に一部が固定されて他の一部が地面に設置されるか又は該他の一部が支柱30を介して地面に設置された枠材11により、タープ本体部12の上方に頂部が突出するドーム形状に支持されていても、タープ本体部12が基布21の外面に配置された波長選択的放出層22を有する放射冷却シート20により形成されているので、ドーム形状の内側の熱を効果的に放出することができる。特に波長選択的放出層22が、ポリマーマトリックス中に誘電体粒子を分散したメタマテリアルであって、波長7μm〜14μmの赤外線の平均放出率が0.8以上の層であるため、ドーム形状の内側の熱を波長7μm〜14μmの赤外線の波長に集約して放出することができる。
そのため車体13に固定して設置された状態で太陽光が照射されると、太陽光を遮蔽及び反射するとともに、ドーム形状の内側に滞留しがちな熱を所謂大気の窓の波長の赤外線として放出することができる。これにより太陽光が照射されているドーム形状のタープ本体部12の内側での熱の滞留を防止でき、内部の温度を低く抑えて快適な空間が形成される。
また本実施形態のタープ10、10Aによれば、放射冷却シート20における0.3μm〜2.5μmの波長範囲の太陽光反射率が0.8以上であるので、外部から照射される太陽光を効率よく反射して放出することができ、かつ、波長選択的放出層22による放熱効果によりタープ10、10Aの放熱を向上させることができる。
さらに本実施形態のタープ10、10Aによれば、タープ本体部12の頂部が、枠材11の地面に設置された端部よりも車体13に固定された端部側に配置されているので、車体13より上方に突出した形状のタープ10を一部で車体13に固定して他の一部で地面に設置するか、又は他の一部が支柱30を介して地面に設置していても、バランスよく安定して設置することができ外観品質も向上できる。タープ10Aでは、枠材11の一部で車体13に固定して他の一部が支柱30を介して地面に設置されているので、通気性が向上する共に、太陽光がタープ本体部12内に入射することを防止しつつタープ本体部12内の熱を放出することができる。
また本実施形態のタープ10、10Aによれば、設置状態でタープ本体部12が平面視略台形状を有するとともに、一対の枠材11が対角線方向に互いに交差して配置されているので、台形状の短辺側を車体13に固定するとともに長辺側を地面に設置するか、又は他の一部が支柱30を介して地面に設置することでよりバランスよく安定して設置することができる。
さらに本実施形態のタープ10によれば、タープ本体部12に開口部14が形成され、開口部14に放射冷却シート20で形成した覆い15により開閉可能に覆うようにしているので、覆い15を開けば開口部14から通気等を行うことができ、覆い15を閉じれば太陽光がタープ本体部12内に入射することを防止しつつタープ本体部12内の熱を放出することができ、使い勝手がよい。
なお上記実施形態は本考案の範囲内において適宜変更可能である。
例えば上記実施形態では、タープ本体部12として、ドーム形状であって平面視略台形形状に形成された例について説明したが、タープ本体部12の形状は何ら限定されるものではなく、適宜変更可能である。例えば平面視で周縁が円弧形状を有するものであってもよく、平面視で略三角形形状や5角形以上の多角形状であっても本考案を適用可能であり、同様の作用効果を得ることができる。
上記実施形態では、枠材11として、複数のポール11aを連結した2本の枠材11を平面視略台形形状の対角線方向に互いに交差させて配置した例を説明したが、枠材11の構造、枠材11の本数や設置位置などについては何ら限定されるものではない。例えば湾曲形状又は屈曲形状に設置可能な一連の線状体、棒状体、帯状体、筒状体などの各種の長尺部材を枠材として用いることが可能であり、互いに交差させずに略並列に配置してもよい。さらに単数又は複数の枠材11を、タープ本体部12の周縁部やドーム形状の中間位置など、任意の位置に適宜設置することができる。
上記実施形態では、タープ本体部12の車体13への固定方法として、アタッチメント16を用いた例を説明したが、アタッチメント16の構造や車体13の固定位置などについては何ら限定されるものではない。例えばタープ本体部12は、ロープや紐等により、車体13のタイヤ等に固定されてもよい。
10,10A タープ
11 枠材
11a ポール
12 タープ本体部
12a 挿通部
12d 支柱挿入部
13 車体
14 開口部
15 覆い
16 アタッチメント
20 放射冷却シート
21 基布
22 波長選択的放出層
22a 誘電体粒子
23 トップコート層
24 反射層
30 支柱

Claims (6)

  1. 一部の端部を車体に固定するとともに他の一部の端部を地面に設置するか又は該他の一部の端部を支柱を介して地面に設置する枠材と、
    前記枠材により多角形状又はドーム状に支持されたタープ本体部と、を備え、
    前記タープ本体部は、基布と、基布の外面に配置した反射層と、該反射層上に配置した波長選択的放出層と、前記波長選択的放出層の外面を被覆するトップコート層と、を有する放射冷却シートにより形成されることを特徴とする、タープ。
  2. 前記波長選択的放出層は、ポリマーマトリックス中に誘電体粒子が分散され、波長7μm〜14μmの赤外線の平均放出率が0.8以上のメタマテリアルにより形成されている、請求項1に記載のタープ。
  3. 前記放射冷却シートにおける0.3μm〜2.5μmの波長範囲の太陽光反射率が0.8以上の反射層が積層されている、請求項1又は2に記載のタープ。
  4. 前記タープ本体部がドーム状の頂部を有し、該頂部が前記枠材の前記地面に設置した端部よりも前記車体に固定した端部側に配置されている、請求項1乃至3の何れかに記載のタープ。
  5. 設置状態で前記タープ本体部が平面視略台形形状を有するとともに、一対の枠材が対角線方向に互いに交差して配置されている、請求項4に記載のタープ。
  6. 前記タープ本体部が開口部を有し、該開口部が前記放射冷却シートにより形成された覆いにより開閉可能に覆われている、請求項1乃至5の何れかに記載のタープ。
JP2021003873U 2021-10-07 2021-10-07 タープ Active JP3235420U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021003873U JP3235420U (ja) 2021-10-07 2021-10-07 タープ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021003873U JP3235420U (ja) 2021-10-07 2021-10-07 タープ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3235420U true JP3235420U (ja) 2021-12-23

Family

ID=79169909

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021003873U Active JP3235420U (ja) 2021-10-07 2021-10-07 タープ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3235420U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9371665B2 (en) Article of the tent or shelter type
US4174082A (en) Solar powered hot air balloon
AU2007214990A1 (en) Reversible tent rainfly
US20090102230A1 (en) Magic car cover
KR102116841B1 (ko) 차량용 텐트
JP3227268U (ja) 輻射冷却構造及び製品
US20190248217A1 (en) Vehicle windshield and side window sunshade
US5551464A (en) Heat reflecting parasol
US5103848A (en) Sunshade umbrella
JP3235420U (ja) タープ
KR101388006B1 (ko) 차량용 차양장치
US20050011547A1 (en) Recreational Vehicle (RV) Portable Sunscreen Canopy
CN204037304U (zh) 一种汽车防晒清凉罩
EP1310184A1 (en) Portable shade
KR20110062340A (ko) 타프
CN205531078U (zh) 一种隔热遮阳篷布
US20050279393A1 (en) Tent with a skylight opening
US20130115394A1 (en) Heat shield devices
US20230212871A1 (en) Night Sky Viewing Tent Structures
TR201810070T4 (tr) Güneşten koruma cihazı.
US20160311503A1 (en) Boat Bow Shade Cover
US8486846B2 (en) Cabriolet soft top
KR101660338B1 (ko) 캠핑 쉘터용 탈부착형 투명창 타프
CN214215452U (zh) 一种磁吸式轻薄车用遮阳装置
JP2007301235A (ja)