JP3235331U - 呼吸浄化器 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成で携帯にも便利であり、呼吸する息に含まれるウイルスや菌を効率的に捕捉して、呼吸する空気を無害化する呼吸浄化器を提供する。【解決手段】呼吸浄化器10は、密閉型の平袋状のバッグ本体12と、バッグ本体12の上縁14に沿ってスライドしてバッグ本体12の上方を開閉する開閉ガイド22と、バッグ本体12の上方の一端側の開口部24を通り、一端側は、バッグ本体12の一方の側縁18に沿いつつ先端30Aがバッグ本体12の外側に露出し、他端側は、バッグ本体12の他方の側縁20に沿うようにバッグ本体12内に先端30Bが位置するエアーチューブ30と、エアーチューブ30を挟んで位置決めする一対のサイドクリップ34A、34Bと、バッグ本体12内に収容される吸水布50と、バッグ本体12内に収容され、吸水布50に浸透する塩水54と、使用者の首にかける紐40とを備える。【選択図】図1

Description

本考案は、呼吸する息(呼気及び/又は吸気)を浄化するための呼吸浄化器に関する。
人間の呼吸を通して吸入される空気中には、ウィルス、カビ菌のアレルゲン物質に代表される多くの細菌や微生物が存在している。このような汚れた空気を吸い込むと、例えば、新型コロナウイルス感染症やインフルエンザなどの種々の病気を誘発する。そこで、呼吸する息(呼気及び/又は吸気)に含まれるウイルスや菌を無害化する技術として、下記特許文献1〜4に記載の技術がある。
特許文献1に記載の呼吸清浄器は、使用者の呼気を熱で殺菌して浄化し、かつ使用者の呼吸器機能を改善するためのもので、面状の発熱面を有し、使用者の呼気又は吸気を直接又は間接的に加熱して浄化する熱源と、前記発熱面上に配されて前記呼気又は前記吸気の流路となる金属管と、多孔質セラミックスからなり、頂部に形成される通気孔を有し、前記熱源の前記発熱面及び前記金属管の一の端部側をその中空部内に収容する加熱容器と、前記加熱容器から導出される前記金属管の他の端部に直接又は間接的に設けられ、前記金属管と連通し、前記使用者の鼻及び口を被覆するマスクと、を備え、前記金属管は、前記発熱面に面した状態でかつ前記発熱面に近接して設けられていることが開示されている。
また、特許文献2の毛細管現象を利用した消毒液持続湿潤マスクは、口腔、鼻領域を覆う状態で使用者の顔面に被着される布製のマスク本体と、前記マスク本体の両端辺に連結され使用者の耳に掛け止められる一対の耳掛け片と、前記使用者の後頭部外側に配置される消毒液を収容した液タンクと、前記液タンク、前記マスク本体に設けたフィルター間に連結されて前記液タンク内の消毒液を、毛細管現象を利用して前記フィルターに送給し、前記マスク本体のフィルターを浸潤させる液送給チューブと、を有する毛細管現象を利用した消毒液持続浸潤マスクであって、前記マスク本体は、使用者の呼吸に伴い、吸気に対して前記フィルターを介して液送給チューブ経て送給される消毒液を持続的に作用させて消毒して清浄化し、清浄化吸気を使用者の口腔、鼻孔内に吸引させるようにするとともに、使用者の呼気は前記後室内の下部位置に外気に臨むように設けられ、排出口に消毒液を浸潤させたフィルターを付加してこのフィルターで無害化する逆流防止弁を経てマスク本体外に排出させるように構成したことが開示されている。
また、本願考案者による特許文献3の呼気浄化器には、上方が開口した筒口を有するボトル本体と、該ボトル本体の内部に収容される消毒液と、前記ボトル本体の内面に沿って設けられており、前記消毒液を吸収する消毒液吸収体と、前記筒口の内側に設けられており、消毒前後の呼気が通過する中空の複数のチューブからなる呼気整流体と、該呼気整流体のいずれかのチューブを貫通し、呼気を前記ボトル本体に送り込む呼気導入チューブと、該呼気導入チューブが貫通するとともに、前記ボトル本体の筒口を塞ぐ微細孔を有するスポンジ体と、を備えることが開示されている。
更に、本願考案者による特許文献4の呼気浄化器には、上方が開口した筒口を有するボトル本体と、該ボトル本体の内部に収容される消毒剤と、前記ボトル本体の内側の底部に設けられており、前記消毒剤を吸収する多孔質で弾性を有するスポンジからなり、中央に貫通孔を有する第1の消毒剤吸収体と、前記ボトル本体の内面に沿って、前記第1の消毒剤吸収体よりも上方に設けられており、前記消毒剤を吸収する第2の消毒剤吸収体と、前記ボトルの筒口の内側に設けられており、多孔質で弾性を有するスポンジからなり、中央に、前記第1の消毒剤吸収体の貫通孔と同一径の貫通孔を有する上部スポンジ体と、該上部スポンジ体の貫通孔から、前記第1の消毒剤吸収体の貫通孔に達し、かつ、前記上部スポンジ体から上方に突出するように配置され、中空であって、周囲に多数の空気穴を有するセンターストローと、該センターストローの中空部に収納可能であって、呼気を前記センターストローの空気穴を介して前記ボトル本体内に送り込む呼気導入ストローと、前記ボトル本体の筒口に着脱可能に取り付けられ、かつ、取り外さずに開閉可能な蓋部を有するキャップ、を備えることが開示されている。
実用新案登録第3233956号公報 実用新案登録第3228418号公報 特許第6765565号公報 実用新案登録第3230015号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載の呼吸清浄器は、据え付け型であり、発熱面を有し、熱源を必要とすることから、携帯には不向きである。また、特許文献2に記載の消毒液持続湿潤マスクは、携帯には適しているが、気軽に着脱がしにくいものである。更に、特許文献3及び特許文献4に記載の呼気浄化器は、呼気の浄化には適しており、携帯も可能であるが、吸気の浄化については触れられておらず、また呼気浄化器を使用する際には、手で持っていなければならない。
本考案は、以上のような点に着目したもので、簡単な構成で、呼吸する息(呼気及び/又は吸気)に含まれるウイルスや菌を効率的に捕捉して、呼吸する空気を無害化し、携帯にも便利な呼吸浄化器を提供することを、その目的とする。
本考案の呼吸浄化器は、上方が開閉可能な密閉型の平袋状のバッグ本体と、前記バッグ本体の上縁に沿ってスライド可能であって、前記バッグ本体の上方を開閉する開閉ガイドと、前記バッグ本体の上方の一端側の開口部を通り、前記バッグ本体の一方の側縁、底縁、他方の側縁に沿って設置され、一端側は、前記バッグ本体の一方の側縁に沿いつつ先端が前記バッグ本体の外側に露出し、他端側は、前記バッグ本体の他方の側縁に沿うように前記バッグ本体内に先端が位置する中空のエアーチューブと、前記バッグ本体の両側縁にそれぞれ取り付けられ、前記エアーチューブを挟んで位置決めする一対のサイドクリップと、前記バッグ本体内に収容される吸水布と、前記バッグ本体内に収容され、前記吸水布に浸透する塩水と、前記バッグ本体を使用者の首に吊り下げるための紐と、を備えることを特徴とする。
主要な形態の一つは、前記吸水布が、前記バッグ本体の縦方向に複数の縫製部、を有することを特徴とする。
他の形態の一つは、前記バッグ本体に収容したときの前記吸水布の面積が、前記バッグ本体の平面の面積よりも小さく、前記エアーチューブの他端が位置する側に形成された空気溜まり、を有することを特徴とする。
更に他の形態の一つは、前記バッグ本体内における前記吸水布の位置を、前記バッグ本体の一方の側縁側に寄せて固定するセンタークリップ、を有することを特徴とする。
更に他の形態の一つは、前記一対のサイドクリップが、前記エアーチューブを挟む把持部と、前記把持部を開閉し、紐を通す紐通し部分を有するつまみ部と、を備えるとともに、前記紐の一端が一方のサイドクリップの紐通し部分に結び付けられ、前記紐の他端が他方のサイドクリップの紐通し部分に結び付けられることを特徴とする。
更に他の形態の一つは、前記エアーチューブの一端側の先端付近に設けられており、前記使用者が前記エアーチューブを咥えたときの抜け落ちをしにくくする抜け落ち防止リング、を備えることを特徴とする。本考案の前記及び他の目的、特徴、利点は、以下の詳細な説明及び添付図面から明瞭になろう。
本考案の呼吸浄化器によれば、上方が開閉可能な密閉型の平袋状のバッグ本体と、前記バッグ本体の上縁に沿ってスライド可能であって、前記バッグ本体の上方を開閉する開閉ガイドと、前記バッグ本体の上方の一端側の開口部を通り、前記バッグ本体の一方の側縁、底縁、他方の側縁に沿って設置され、一端側は、前記バッグ本体の一方の側縁に沿いつつ先端が前記バッグ本体の外側に露出し、他端側は、前記バッグ本体の他方の側縁に沿うように前記バッグ本体内に先端が位置する中空のエアーチューブと、前記バッグ本体の両側縁にそれぞれ取り付けられ、前記エアーチューブを挟んで位置決めする一対のサイドクリップと、前記バッグ本体内に収容される吸水布と、前記バッグ本体内に収容され、前記吸水布に浸透する塩水と、前記バッグ本体を使用者の首に吊り下げるための紐と、を備えることとした。
この構成により、塩水が浸透した吸水布によって呼吸する息(呼気及び/又は吸気)に含まれるウイルスや菌を効率的に捕捉して塩水に誘導して吸収させ、無害化した空気を使用者が吸い、かつ、無害化した空気を外部に放出することができ、携帯にも便利な呼吸浄化器を提供することができる。このため、密閉空間や、人が密集するような場所において使用することで、ウイルス等の感染拡大等を防ぐことができる。また、保菌者と非保菌者が混ざる空間(例えば、満員電車、病院、救急車の中など)においても、感染させること及び感染することの双方を同時に防止できる。更に、安価で製作も容易であり、バッグ本体に収容する吸水布も交換可能なことから衛生的である。
本考案の呼吸浄化器の一実施形態の構成を一部破断して示す平面図である。 前記実施形態の呼吸浄化器を通して息を吐くときの呼気の流れを示す平面図である。 前記実施形態の呼吸浄化器を通して息を吸うときの吸気の流れを示す平面図である。
本考案の呼吸浄化器は、上方が開閉可能な密閉型の平袋状のバッグ本体と、前記バッグ本体の上縁に沿ってスライド可能であって、前記バッグ本体の上方を開閉する開閉ガイドと、前記バッグ本体の上方の一端側の開口部を通り、前記バッグ本体の一方の側縁、底縁、他方の側縁に沿って設置され、一端側は、前記バッグ本体の一方の側縁に沿いつつ先端が前記バッグ本体の外側に露出し、他端側は、前記バッグ本体の他方の側縁に沿うように前記バッグ本体内に先端が位置する中空のエアーチューブと、前記バッグ本体の両側縁にそれぞれ取り付けられ、前記エアーチューブを挟んで位置決めする一対のサイドクリップと、前記バッグ本体内に収容される吸水布と、前記バッグ本体内に収容され、前記吸水布に浸透する塩水と、前記バッグ本体を使用者の首に吊り下げるための紐と、を備える。
この構成により、塩水が浸透した吸水布によって呼吸する息(呼気及び/又は吸気)に含まれるウイルスや菌を効率的に捕捉して塩水に誘導して吸収させ、無害化した空気を使用者が吸い、かつ、無害化した空気を外部に放出することができ、携帯にも便利な呼吸浄化器を提供することができる。このため、密閉空間や、人が密集するような場所において使用することで、ウイルスの感染拡大等を防ぐことができる。また、保菌者と非保菌者が混ざる空間(例えば、満員電車、病院、救急車の中など)においても、感染させること及び感染することの双方を同時に防止できる。更に、安価で製作も容易であり、バッグ本体に収容する吸水布も交換可能なことから衛生的である。
以下、本考案を実施するための最良の形態を、図1〜図3に基づいて詳細に説明する。図1は、本考案の呼吸浄化器の一実施形態の構成を一部破断して示す平面図である。図2は、前記実施形態の呼吸浄化器を通して息を吐くときの呼気の流れを示す平面図である。図3は、前記実施形態の呼吸浄化器を通して息を吸うときの吸気の流れを示す平面図である。
図1〜図3に示すように、本実施形態の呼吸浄化器10は、バッグ本体12(エアーバッグ)と、開閉ガイド22と、エアーチューブ30と、一対のサイドクリップ34A、34Bと、紐40と、吸水布50と、塩水54と、センタークリップ56により構成されている。
前記バッグ本体12は、上方が開閉可能な密閉型の平袋状であって、上縁14と、底縁16と、側縁18、20を有している。本実施形態では、バッグ本体12は、例えば、ポケットティッシュが余裕をもって収納できる程度の大きさであって、例えば、柔軟性を有するプラスチック素材によって形成されている。また、バッグ本体12は、表面と裏面のいずれか一方が透明であってもよい。透明な面とすることで、内部に収容された各パーツの位置の確認や、収容された塩水54の量を確認することができる。
前記開閉ガイド22は、前記バッグ本体12の上縁14に沿ってスライド可能であって、前記バッグ本体12の上方を開閉する。図1の例では、開閉ガイド22によって完全にバッグ本体12の上方を閉塞せずに、後述するエアーチューブ30を通す開口部24を形成する位置に開閉ガイド22が位置している。また、前記開口部24は、エアーチューブ30を通すのみならず、浄化された呼気(排気62)の一部を排出するために使用してもよい(図2参照)。この場合、開閉ガイド22の位置を変えることで、開口部24の大きさを変えて、排気62の排出量に対応するようにしてもよい。
前記エアーチューブ30は、前記バッグ本体12の上方の一端側に形成された開口部24を通り、前記バッグ本体12の一方の側縁18、底縁16、他方の側縁20に概略沿って設置され、一端側は、前記バッグ本体12の一方の側縁18に沿いつつ先端30A側が前記バッグ本体12の外側に露出し、他端側は、前記バッグ本体12の他方の側縁20に沿うように前記バッグ本体12内に先端30Bが位置する。前記エアーチューブ30は、中空であって、例えば、可撓性を有するプラスチック素材によって形成されている。
また、前記エアーチューブ30の一方の先端30Aの近傍には、使用者(図示せず)が前記エアーチューブ30を咥えたときの抜け落ちをしにくくする抜け落ち防止リング32が設けられている。なお、図示しないが、前記抜け落ち防止リング32に突起を設け、更に抜け落ちしにくくしてもよい。
次に、一対のサイドクリップ34A、34Bは、前記バッグ本体12の両側縁18、20にそれぞれ取り付けられ、前記エアーチューブ30を挟んで位置決めをする。図示の例では、一方のサイドクリップ34Aは、エアーチューブ30を側縁18に沿うように位置決めし、他方のサイドクリップ34Bは、エアーチューブ30を側縁20に沿うように位置決めする。左右のサイドクリップ34A、34Bでエアーチューブ30を挟む位置を調整することにより、エアーチューブ30がバッグ本体12の底縁16にも沿うように位置決めできる。
また、前記サイドクリップ34A、34Bは、前記エアーチューブ30を挟む把持部36A、36Bと、前記把持部36A、36Bを開閉し、紐40を通す紐通し部分を有するつまみ部38A、38Bを備えている。そして、使用者の首にかける紐40の一方の端部40Aが、一方のサイドクリップ34Aのつまみ部38Aに結び付けられ、他方の端部40Bが、他方のサイドクリップ34Bのつまみ部38Bに結び付けられる。このように、サイドクリップ34A、34Bに、紐40を結びつけることで、呼吸浄化器10を使用するときに、手を放しても首にぶら下げた状態で呼吸を浄化することができる。
次に、前記吸水布50は、前記バッグ本体12内に収容されるもので、当該バッグ本体12に収容された塩水54を吸い上げ、疑似粘膜としてウイルスや菌を効率的に捕捉する。前記吸水布50は、前記バッグ本体12の縦方向に複数の縫製部50A、50B、50Cを有する。この縫製部50A〜50Cを設けることで、捕捉したウイルスや菌を、効率よく下部の塩水54へ誘導する。また、前記吸水布50は、前記バッグ本体12に収容したときの面積が、前記バッグ本体12の平面の面積よりも小さく、前記エアーチューブ30の先端30Bが位置する側に空気溜まり52を形成する。
前記塩水54は、濃度の調整により、使用状況に合わせることができる。また、塩水54は、前記開閉ガイド22でバッグ本体12の上方を開口させることで、追加や排出が可能である。
センタークリップ56は、前記バッグ本体12内における前記吸水布50の位置を、前記バッグ本体12の一方の側縁18側に寄せて固定するものである。このようにセンタークリップ56で吸水布50の位置を固定することにより、空気溜まり52に入った呼気60を効率よく吸水布50に誘導することができる。
本実施形態では、図2に示すように、前記エアーチューブ30が呼気60の導入路であり、使用者がエアーチューブ30の先端30Aを咥えて息を吐くと、エアーチューブ30を介してバッグ本体12内に導入された呼気60は、エアーチューブ30の先端30Bから空気溜まり52に導入されるとともに、同図に矢印で示すように、吸水布50の上側から下方の塩水54(及び塩水54が浸透した吸水布50の下部)に向けて送られる。すなわち、吸水布50は疑似粘膜としてウイルスや菌を効率的に捕捉する。この際、吸水布50に縦方向に複数の縫製部50A〜50Cを設け、更にセンタークリップ56で吸水布50を位置決めすることで、効率よく吸水布50でウイルスや菌を捕捉し、下部の塩水54へ誘導して塩水54に吸収させることができる。浄化された呼気60(排気62)は、前記エアーチューブ30の先端30Aと開口部24を排出路として排出される。
次に、本実施形態では、前記開口部24が吸気70の導入路であり、使用者がエアーチューブ30の先端30Aを咥えて息を吸うと、開口部24の隙間からバッグ本体12内に導入された空気は、吸水布50の上側から下方の塩水54(及び塩水54が浸透した吸水布50の下部)に向けて送られる。すなわち、吸水布50は疑似粘膜としてウイルスや菌を効率的に捕捉する。この際、吸水布50に縦方向に複数の縫製部50A〜50Cを設けるとともに、センタークリップ56によって吸水布50を位置決めすることで、効率よくウイルスや菌を吸水布50で捕捉し、下部の塩水54へ誘導して吸収させることができる。塩水54によって浄化された吸気70は、前記エアーチューブ30の先端30Bから先端30Aに向けて送られる。このとき、上述した浄化された呼気60も同時にエアーチューブ30によって先端30Aへ送られるようにしてもよい。
以上の仕組みで、空気中に含まれるウイルスや菌を、呼吸毎に補足し、呼吸の回数分、浄化(除菌等)を進行し、塩水54の中へウイルスや菌は吸収され、ウイルスや菌の拡散を効率よく防ぐことができる。
このような呼吸浄化器10は、使用しないときには、エアーチューブ30の先端30Aを口から外し、紐40で首にぶら下げ、使用するときには、再度エアーチューブ30の先端30Aを咥えるようにすればよい。また、長時間使用しないときには、紐40で首にかけたままでもよいし、バッグ等に収納して携帯してもよい。
以上説明したように、本実施形態の呼吸浄化器10によれば、上方が開閉可能な密閉型の平袋状のバッグ本体12と、前記バッグ本体12の上縁14に沿ってスライド可能であって、前記バッグ本体12の上方を開閉する開閉ガイド22と、前記バッグ本体12の上方の一端側の開口部24を通り、前記バッグ本体12の一方の側縁18、底縁16、他方の側縁20に沿って設置され、一端側は、前記バッグ本体12の一方の側縁18に沿いつつ先端30Aが前記バッグ本体12の外側に露出し、他端側は、前記バッグ本体12の他方の側縁20に沿うように前記バッグ本体12内に先端30Bが位置する中空のエアーチューブ30と、前記バッグ本体12の両側縁18、20にそれぞれ取り付けられ、前記エアーチューブ30を挟んで位置決めする一対のサイドクリップ34A、34Bと、前記バッグ本体12内に収容される吸水布50と、前記バッグ本体12内に収容され、前記吸水布50に浸透する塩水54と、前記バッグ本体12を使用者の首に吊り下げるための紐40と、を備える構成とした。
この構成により、塩水が浸透した吸水布によって呼吸する息(呼気及び/又は吸気)に含まれるウイルスや菌を、呼吸毎に効率的に捕捉して、無害化した空気を使用者が吸い、かつ、無害化した空気を外部に放出することができ、携帯にも便利な呼吸浄化器を提供することができる。このため、密閉空間や、人が密集するような場所において使用することで、ウイルスの感染拡大等を防ぐことができる。また、保菌者と非保菌者が混ざる空間(例えば、満員電車、病院、救急車の中など)においても、感染させること及び感染することの双方を同時に防止できる。更に、安価で製作も容易であり、バッグ本体12に収容する吸水布50も交換可能なことから衛生的である。また、塩水54(例えば、生理食塩水)を使用しているため、仮に塩水54が使用者の口に入ったとしても、害とならず安全である。
なお、本考案は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることができる。例えば、以下のものも含まれる。
(1)前記実施形態で示したバッグ本体12の大きさは一例であり、同様の効果を奏する範囲内で適宜変更してよい。素材についても同様である。
(2)前記実施形態では、吸水布50に、3本の縫製部50A〜50Cを設けることとしたが、これも一例であり、バッグ本体12の大きさ、吸水布50の大きさ、素材、厚み等に応じて、適宜増減してもよい。
(3)前記実施形態で示した一対のサイドクリップ34A、34Bも一例であり、同様の効果を奏するものであれば、公知の各種のクリップを使用してよい。
(4)前記実施形態で示したセンタークリップ56も一例であり、同様の効果を奏するものであれば、公知の各種のクリップを使用してよい。
(5)前記実施形態では、エアーチューブ30の先端30A側に抜け止め防止リング32を設けることとしたが、これも一例であり、抜け止め防止リング32は必要に応じて設ければよい。また、同様の効果を奏するようにエアーチューブ30の先端32A側に突起を設けるなど適宜設計変更可能である。
(6)本考案の呼吸浄化器は、例えば、病院、映画館、競技場、潜水艦内、家庭内など、人が集まり密閉されやすい場所で使用することにより、空気中に含まれるウイルスや菌を呼吸ごとに塩水54に吸収させて、呼吸の回数分、浄化を進行させ、ウイルスや菌の拡散を効率よく防ぐことができる。また、新型コロナウイルスのみではなく、インフルエンザなどの感染拡大防止にも適用できる。
本考案によれば、上方が開閉可能な密閉型の平袋状のバッグ本体と、前記バッグ本体の上縁に沿ってスライド可能であって、前記バッグ本体の上方を開閉する開閉ガイドと、前記バッグ本体の上方の一端側の開口部を通り、前記バッグ本体の一方の側縁、底縁、他方の側縁に沿って設置され、一端側は、前記バッグ本体の一方の側縁に沿いつつ先端が前記バッグ本体の外側に露出し、他端側は、前記バッグ本体の他方の側縁に沿うように前記バッグ本体内に先端が位置する中空のエアーチューブと、前記バッグ本体の両側縁にそれぞれ取り付けられ、前記エアーチューブを挟んで位置決めする一対のサイドクリップと、前記バッグ本体内に収容される吸水布と、前記バッグ本体内に収容され、前記吸水布に浸透する塩水と、前記バッグ本体を使用者の首に吊り下げるための紐と、を備えることとした。
この構成により、塩水が浸透した吸水布によって呼吸する息(呼気及び/又は吸気)に含まれるウイルスや菌を効率的に捕捉して塩水に誘導して吸収させ、無害化した空気を使用者が吸い、かつ、無害化した空気を外部に放出することができ、携帯にも便利な呼吸浄化器を提供することができる。このため、密閉空間や、人が密集するような場所において使用することで、ウイルスの感染拡大等を防ぐことができる。また、保菌者と非保菌者が混ざる空間(例えば、満員電車、病院、救急車の中等)においても、感染させること及び感染することの双方を同時に防止できる。更に、安価で製作も容易であり、バッグ本体に収容する吸水布も交換可能なことから衛生的である。
以上により、呼吸浄化器の用途に適用できる。特に、密閉された空間に人が集まる場合や、ウイルスの感染者と非感染者(感染しているか不明の者を含む)が同一の空間に混ざる場合に使用する呼吸浄化器の用途として好適である。
10:呼吸浄化器
12:バッグ本体
14:上縁
16:下縁
18、20:側縁
22:開閉ガイド
24:開口部
30:エアーチューブ
30A、30B:先端
32:抜け止め防止リング
34A、34B:サイドクリップ
36A、36B:把持部
38A、38B:つまみ部
40:紐
40A、40B:端部
50:吸水布
50A、50B、50C:縫製部
52:空気溜まり
54:塩水
56:センタークリップ
60:呼気
62:排気
70:吸気

Claims (6)

  1. 上方が開閉可能な密閉型の平袋状のバッグ本体と、
    前記バッグ本体の上縁に沿ってスライド可能であって、前記バッグ本体の上方を開閉する開閉ガイドと、
    前記バッグ本体の上方の一端側の開口部を通り、前記バッグ本体の一方の側縁、底縁、他方の側縁に沿って設置され、一端側は、前記バッグ本体の一方の側縁に沿いつつ先端が前記バッグ本体の外側に露出し、他端側は、前記バッグ本体の他方の側縁に沿うように前記バッグ本体内に先端が位置する中空のエアーチューブと、
    前記バッグ本体の両側縁にそれぞれ取り付けられ、前記エアーチューブを挟んで位置決めする一対のサイドクリップと、
    前記バッグ本体内に収容される吸水布と、
    前記バッグ本体内に収容され、前記吸水布に浸透する塩水と、
    前記バッグ本体を使用者の首に吊り下げるための紐と、
    を備えることを特徴とする呼吸浄化器。
  2. 前記吸水布が、前記バッグ本体の縦方向に複数の縫製部、を有することを特徴とする請求項1に記載の呼吸浄化器。
  3. 前記バッグ本体に収容したときの前記吸水布の面積が、前記バッグ本体の平面の面積よりも小さく、前記エアーチューブの他端が位置する側に形成された空気溜まり、を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の呼吸浄化器。
  4. 前記バッグ本体内における前記吸水布の位置を、前記バッグ本体の一方の側縁側に寄せて固定するセンタークリップ、を有する請求項3記載の呼吸浄化器。
  5. 前記一対のサイドクリップが、
    前記エアーチューブを挟む把持部と、
    前記把持部を開閉し、紐を通す紐通し部分を有するつまみ部と、
    を備えるとともに、
    前記紐の一端が一方のサイドクリップの紐通し部分に結び付けられ、前記紐の他端が他方のサイドクリップの紐通し部分に結び付けられる請求項1〜4のいずれか一項に記載の呼吸浄化器。
  6. 前記エアーチューブの一端側の先端付近に設けられており、前記使用者が前記エアーチューブを咥えたときの抜け落ちをしにくくする抜け落ち防止リング、
    を備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の呼吸浄化器。
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