JP3235123U - 書見台 - Google Patents

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Abstract

【課題】不使用状態において書見台の使用者の視野が遮られることを抑制でき、かつ被取付体の作業スペースが狭くなることを抑制できる書見台を提供する。【解決手段】書見台100は、取付部1と、背面板2とを備えている。取付部1は、対向部11を含んでいる。対向部11は、側面201に向かい合っている。取付部1は、被取付体200に対して着脱可能に構成されている。背面板2は、対向部11に対して側面201とは反対側で対向部11に支持されている。背面板2は、使用位置と、使用位置よりも下方に位置する不使用位置との間で移動可能に構成されている。使用位置では、背面板2は、取付部1から上方に突出している。背面板2は、背面板2が使用位置に配置された使用状態と背面板2が不使用位置に配置された不使用状態とを、被取付体200に対して上下方向DRZに移動することで切換可能に構成されている。【選択図】図2

Description

本考案は、書見台に関するものである。
近年、小学校および中学校において、児童・生徒1人にタブレットPC(Personal Computer)が1台ずつ配布されるように学習環境の整備が進められている。一方、学校現場におけるタブレットPCの使用環境は十分に整備されているとは言いがたい。例えば、教室の学習机は、従来の寸法のまま使用されている。生徒の作業スペースとなる学習机の天板の寸法は、例えば、JIS(Japanese Industrial Standards)規格に定められている。この従来の学習机の作業スペース(天板の寸法)は、筆箱、教科書およびノートのみを使った従来の学習であれば十分な大きさである。しかしながら、学習においてタブレットPCがさらに用いられた場合には、学習机の作業スペースが不足することが危惧されている。作業スペースが不足した場合には、作業スペース上の筆箱、教科書、ノート、タブレットPC等の学習用具が落下しやすい。このため、タブレットPCの使用の際には、学習机の上のタブレットPC以外の学習用具を片付けることで学習用具の落下を防止するように指導者が毎回指示を行う必要がある。また、タブレットPCは特に高額であるため、タブレットPCの落下および落下による破損は特に抑制される必要がある。以上より、学習用具の落下の抑制のために、限られた作業スペースを有効に活用することが望まれている。
作業スペースを有効に活用する手段には、書見台がある。書見台は、タブレットPC、本等の被支持体を学習机等の被取付体に対して起立した状態で支持する。このため、被支持体が寝た状態で被取付体に配置される場合よりも、水平方向において作業スペースが有効に活用される。
例えば、実開平5−34928号公報(特許文献1)の書見台は、載置部と、背もたれ(背面板)と、クリップとを備えている。載置部には、被支持体が載置される。クリップは、載置部とで被設置部(被取付体)を挟持することで載置部に固定されるように構成されている。背もたれは、伸びた状態と折り畳まれた状態と被設置部に取り付けられたままで切換可能に構成されている。背もたれが伸びた使用状態では、載置部に載置された被支持体が背もたれに立てかけられ得る。背もたれが折り畳まれた不使用状態では、載置部には被支持体が載置されていない。不使用状態では、背もたれが折り畳まれている。このため、書見台の使用者が書見台の前方を見る際に、書見台の使用者の視野が背もたれによって遮られることが抑制されている。
実開平5−34928号公報
しかしながら、上記公報に記載の書見台では、書見台を被取付体に設置することにより被取付体の作業スペースが狭くなる。
本考案は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、不使用状態において書見台の使用者の視野が遮られることを抑制することができ、かつ被取付体の作業スペースが狭くなることを抑制できる書見台を提供することである。
本考案の書見台は、側面を有する被取付体に取り付けるための書見台である。書見台は、取付部と、背面板とを備えている。取付部は、対向部を含んでいる。対向部は、側面に向かい合っている。取付部は、被取付体に対して着脱可能に構成されている。背面板は、対向部に対して側面とは反対側で対向部に支持されている。背面板は、使用位置と、使用位置よりも下方に位置する不使用位置との間で移動可能に構成されている。使用位置では、背面板は、取付部から上方に突出している。背面板は、背面板が使用位置に配置された使用状態と背面板が不使用位置に配置された不使用状態とを、被取付体に対して上下方向に移動することで切換可能に構成されている。
本考案の書見台によれば、背面板は使用位置と、使用位置よりも下方に位置する不使用位置との間で移動可能に構成されている。このため、背面板が不使用位置に配置された不使用状態において書見台の使用者の視野が書見台によって遮られることを抑制できる。また、背面板は、対向部に対して側面とは反対側で対向部に支持されている。このため、被取付体の作業スペースが狭くなることを抑制できる。
実施の形態に係る書見台の構成を概略的に示す側面図である。 実施の形態に係る書見台の構成を概略的に示す分解斜視図である。 実施の形態に係る書見台の使用状態および不使用状態の切換の動作を概略的に示す正面側からの斜視図である。 実施の形態に係る書見台の使用状態および不使用状態の切換の動作を概略的に示す背面側からの斜視図である。 実施の形態に係る書見台の使用状態における構成を概略的に示す背面図である。 実施の形態に係る書見台の不使用状態における構成を概略的に示す背面図である。 実施の形態の変形例に係る書見台の不使用状態における構成を概略的に示す背面図である。
以下、実施の形態について図に基づいて説明する。なお、以下では、同一または相当する部分に同一の符号を付すものとし、重複する説明は繰り返さない。
図1および図2を用いて、実施の形態に係る書見台100の構成を説明する。なお、以下の説明においては、上下方向DRZと、奥行き方向DRYと、幅方向DRXとを用いて書見台100の構成を説明する。上下方向DRZはたとえば鉛直方向である。奥行き方向DRYおよび幅方向DRXの各々は上下方向DRZに直交する。また奥行き方向DRYと幅方向DRXとは互いに直交する。
図1に示されるように、書見台100は、側面201を有する被取付体200に取り付けて使用される。書見台100は、被取付体200に取り付けられた状態で被支持体300を支持する。書見台100は、取付部1と、背面板2と、支持構造3とを含んでいる。
〈取付部1の構成について〉
書見台100は、取付部1によって被取付体200に取り付けられる。取付部1は、被取付体200に対して着脱可能に構成されている。取付部1は、被取付体200を上下方向DRZに挟み込むことで被取付体200に固定される。
取付部1は、対向部11と、天面部12と、底面部13と、起立部14と、固定部15とを含んでいる。対向部11、天面部12および底面部13は、例えば、ステンレス等の金属製であり、一体に構成されている。起立部14は、例えば、木製であってもよい。
対向部11は、側面201に向かい合っている。側面201は、例えば、机の天板の側面である。対向部11は、側面201から離れて側面201に向かい合っていてもよく、また側面201と接していてもよい。
天面部12は、対向部11の上端に接続されている。天面部12は、対向部11の上端から背面板2とは反対側に延びている。天面部12は、対向部11から手前側に延びている。天面部12は、例えば、被取付体200の上面202に対して平行な平板形状を有している。取付部1が被取付体200に固定された状態において、天面部12は被取付体200の上面202に接触している。上面202は、例えば、机の天板の表面である。
対向部11は、天面部12に対して鋭角に傾斜している。この場合、対向部11と天面部12とがなす角の角度θは、鋭角である。角度θは、例えば、75°である。対向部11は、上方から下方に向かうにつれて奥行き方向DRYの手前側に傾斜している。
底面部13は、対向部11の下端に接続されている。底面部13は、天面部12の下方において対向部11の下端から背面板2とは反対側に延びている。底面部13は、対向部11から手前側に延びている。底面部13と天面部12との間に被取付体200を差し込むことが可能である。底面部13は、対向部11を介在して天面部12と接続されている。底面部13は、被取付体200に対して天面部12とは反対側に配置されている。
起立部14は、天面部12の奥行き方向DRYの手前側端部に接続されている。起立部14は、天面部12に対して上下方向DRZの上側に立ち上がっている。起立部14は、天面部12に対して直交するように天面部12に対して立ち上がっていてもよい。
固定部15は、底面部13に取り付けられている。固定部15は、天面部12と底面部13との間に被取付体200を差し込んだ状態で、被取付体200の下面203を天面部12側へ押し付ける。これにより天面部12および固定部15が被取付体200を挟み込み、取付部1は被取付体200に固定される。
望ましくは、固定部15は、蝶ねじによって構成されている。この場合、固定部15は、取手部151と、雄ネジ部152と、把持部153とを有している。取手部151は、底面部13の下方に配置されている。雄ネジ部152は、底面部13に設けられたネジ穴111に螺合している。雄ネジ部152は、底面部13を貫通している。把持部153は、天面部12と底面部13との間において雄ネジ部152に接続されている。把持部153は、奥行き方向DRYおよび幅方向DRXにおいて雄ネジ部152よりも大きい。このため、書見台100を被取付体200に取付ける際に被取付体200に印加される力を分散させることができる。これにより、書見台100の取付の際に被取付体200が傷つけられることを抑制できる。また、書見台100が不安定になることを抑制できる。取付部1が被取付体200に固定された状態において、把持部153は、被取付体200の下面203に接触している。下面203は、例えば、机の天板の裏面である。取付部1は、天面部12および把持部153が被取付体200を挟み込むことで被取付体200に固定されるように構成されている。図2に示されるように、取付部1は、複数の固定部15を含んでいてもよい。複数の固定部15は、幅方向DRXにおいて互いに離れて配置されている。
〈背面板2の構成について〉
図1に示されるように、背面板2は、上下方向DRZに移動可能に構成されている。なお、背面板2の動作は、詳細に後述される。図1では、背面板2が取付部1に対して最も上方に移動した状態(使用状態)が実線で示され、背面板2が取付部1に対して最も下方に移動した状態(不使用状態)が破線で示されている。
背面板2は、平板形状を有している。背面板2は、表面と、表面に対向する裏面と、表面および裏面の双方に連なる側面とを有している。背面板2は、対向部11に対して側面201とは反対側で対向部11に支持されている。背面板2は、対向部11よりも奥行き方向DRYの奥側に配置されている。背面板2は、作業スペースとなる被取付体200の上面202の上に載置されていない。
背面板2は、対向部11に沿って配置されている。背面板2の表面が対向部11と向かい合っている。背面板2の表面は対向部11に接していてもよい。背面板2が天面部12となす角の角度は、鋭角であり、天面部12と対向部11とがなす角度θと略同じである。背面板2は、下方から上方に向かうにつれて奥行き方向DRYの奥側に傾斜している。背面板2は、起立部14から奥行き方向DRYに間を空けて起立部14に向かい合っている。背面板2および起立部14は、上方に向かって開口している。背面板2および起立部14の間の領域には、被支持体300が配置され得る。
図2に示されるように、背面板2には、第1溝部21と、第2溝部22と、第3溝部23と、第4溝部24と、第5溝部25と、第6溝部26とが設けられている。第1溝部21、第2溝部22、第3溝部23、第4溝部24、第5溝部25および第6溝部26は、背面板2を貫通している。第1溝部21は、上下方向DRZに直線状に延びている。
第2溝部22は、第1溝部21から分岐して第1溝部21と交差する方向に延びている。第2溝部22は、第1溝部21と第2溝部22との連結部よりも上下方向DRZの上方に位置する部分を有している。第2溝部22は、第1溝部21との連結部からたとえば斜め上方に直線状に延びている。第1溝部21から分岐した第2溝部22の端部が、第2溝部22の部分の内で最も上下方向DRZの上側に位置している。第2溝部22は、第1溝部21の上端よりも下方に設けられている。
第3溝部23は、上下方向DRZに直線状に延びている。第3溝部23は、第1溝部21から幅方向DRXにおいて間を空けて設けられている。望ましくは、第3溝部23は、第1溝部21に対して平行に設けられている。望ましくは、第3溝部23は、第1溝部21と同じ形状を有している。
第4溝部24は、第3溝部23から分岐して第3溝部23と交差する方向に延びている。第4溝部24が第3溝部23から延びる方向は、第2溝部22が第1溝部21から延びる方向と同じである。第4溝部24は、第3溝部23と第4溝部24との連結部よりも上下方向DRZの上方に位置する部分を有している。第4溝部24は、第3溝部23との連結部からたとえば斜め上方に直線状に延びている。第3溝部23から分岐した第4溝部24の端部が、第4溝部24の部分の内で最も上下方向DRZの上側に位置している。
第5溝部25は、第2溝部22よりも上下方向DRZの下方において第1溝部21から分岐して第1溝部21と交差する方向に延びている。第5溝部25は、第2溝部22に対して平行に設けられている。第5溝部25は、第2溝部22と同じ長さを有している。第5溝部25は、第1溝部21と第5溝部25との連結部よりも上下方向DRZの上方に位置する部分を有している。第5溝部25は、第1溝部21との連結部からたとえば斜め上方に直線状に延びている。第1溝部21から分岐した第5溝部25の端部が、第5溝部25の部分の内で最も上下方向DRZの上側に位置している。
第6溝部26は、第3溝部23よりも上下方向DRZの下方において第3溝部23から分岐して第3溝部23と交差する方向に延びている。第6溝部26は、第4溝部24に対して平行に設けられている。第6溝部26は、第4溝部24と同じ長さを有している。第6溝部26は、第3溝部23と第6溝部26との連結部よりも上下方向DRZの上方に位置する部分を有している。第6溝部26は、第3溝部23との連結部からたとえば斜め上方に直線状に延びている。第3溝部23から分岐した第6溝部26の端部が、第6溝部26の部分の内で最も上下方向DRZの上側に位置している。第2溝部22および第5溝部25は、第1溝部21に対して例えば75°の角度で斜め上方に延びている。第4溝部24および第6溝部26は、第3溝部23に対して例えば75°の角度で斜め上方に延びている。
背面板2には、操作部29が設けられている。操作部29は、背面板2が図3において破線で示された不使用状態にある状態で、天面部12の上方に配置されている。操作部29の上端は、第1溝部21および第3溝部23の上端よりも上方に設けられている。操作部29は、背面板2の幅方向DRXにおける中心に設けられた凹部および凸部の少なくとも一方を有する。操作部29は、凹部として円形の貫通孔を有している。この場合、書見台100の使用者は、貫通孔に指をかけて容易に背面板2を操作することができる。操作部29は、背面板2を貫通しない凹部であってもよく、背面板2から突き出した凸部であってもよい。背面板2は、操作部29として複数の凹部または凸部を含んでいてもよく、また凹部と凸部との双方を含んでいてもよい。
背面板2の材料は、適宜に決められてもよい。背面板2は、樹脂製、木製またはそれ以外の材質であってもよい。木製の背面板2は、金属製の背面板2よりも低い強度を有している。このため、背面板2に強い力が印加された場合には、背面板2が取付部1から外れ得る。よって、背面板2に強い力が印加された場合に被取付体200に傷がつくことを抑制できる。
〈支持構造3の構成について〉
図1に示されるように、支持構造3は、背面板2を取付部1に支持している。支持構造3は、背面板2および取付部1を挟み込むことで背面板2を取付部1に支持している。
図2に示されるように、支持構造3は、第1支持部31と、第2支持部32と、第3支持部33と、第4支持部34とを含んでいる。第1支持部31は、第1溝部21または第2溝部22に係合する。第2支持部32は、第3溝部23または第4溝部24に係合する。第2支持部32は、第1支持部31から幅方向DRXに間を空けて配置されている。第3支持部33は、第1溝部21または第5溝部25に係合する。第3支持部33は、第1支持部31から上下方向DRZに間を空けて配置されている。第3支持部33と第1支持部31との上下方向DRZの距離は、第5溝部25と第2溝部22との上下方向DRZの距離と同じである。第4支持部34は、第3溝部23または第6溝部26に係合する。第4支持部34は、第2支持部32から上下方向DRZに間を空けて配置されている。第4支持部34と第2支持部32との上下方向DRZの距離は、第6溝部26と第4溝部24との上下方向DRZの距離と同じである。
第1支持部31、第2支持部32、第3支持部33および第4支持部34の各々は、たとえばネジ部材3aと、座金3bと、ナット3cと、スペーサー3dとを含んでいる。図2では、説明の便宜のため、ナット3cの外形が円形で示されている。ネジ部材3aは、背面板2、座金3bおよび対向部11の孔Hを貫通している。ネジ部材3aおよびナット3cが対向部11および背面板2を挟み込んだ状態でネジ部材3aがナット3cに螺合されることで、背面板2が支持構造3によって取付部1に支持される。スペーサー3dは、座金3bとナット3cとの間に配置されている。スペーサー3dは、背面板2とほぼ同じ厚みを有している。スペーサー3dの厚みは、例えば、4mmである。スペーサー3dは、例えば、樹脂製である。この場合には、背面板2がスペーサー3dに対して滑りやすくなる。なお、ナット3cが設けられていなくてもよい。この場合には、対向部11の孔Hとして、ネジ部材3aと螺合するネジ穴が形成されている。ネジ部材3aが孔Hと直接固定されることで、ネジ部材3aがナット3cに固定される場合よりも容易に支持構造3が取付部1に固定される。
書見台100の幅方向DRXの寸法は、被取付体200の幅方向DRXの寸法よりも小さい。被取付体200は、例えば、学校の生徒用の学習机、教卓等の机である。被支持体300は、例えば、書籍またはタブレットPCである。被支持体300が書籍である場合には、書籍のページが開かれた状態で書見台100に書籍が支持される。
〈書見台100の動作について〉
次に、図1、図3〜図6を用いて、実施の形態に係る書見台100の動作を説明する。
図1に示されるように、背面板2は、上下方向DRZに移動可能に構成されている。背面板2は、使用位置と、使用位置の下方に位置する不使用位置との間で移動可能に構成されている。図1、図3および図4では、使用位置に配置された状態(使用状態)の背面板2が実線によって示されており、不使用位置に配置された状態(不使用状態)の背面板2が破線によって示されている。使用位置では、背面板2は、被取付体200および取付部1から上方に突出している。不使用位置に位置する背面板2は、使用位置に位置する背面板2よりも下方に配置されている。
背面板2は、背面板2が使用位置に配置された使用状態と背面板2が不使用位置に配置された不使用状態とを、被取付体200に対して上下方向DRZに移動することで切換可能に構成されている。使用状態および不使用状態のいずれにおいても、書見台100は被取付体200に取り付けられている。不使用状態における背面板2の奥行き方向DRYの奥側への被取付体200からの突出量は、使用状態における背面板2の奥行き方向DRYの奥側への被取付体200からの突出量よりも小さい。不使用状態において、書見台100全体の被取付体200からの奥行き方向DRYの奥側への突出量は、例えば、20mm以内である。
使用状態において、背面板2は、被支持体300を支持している。使用状態において、背面板2は、被支持体300を天面部12に対して上方に起立させた状態で被支持体300を支持している。使用状態において、起立部14は、背面板2から間を空けて背面板2に向かい合っている。この場合、使用状態において、背面板2は、被支持体300を起立部14とで奥行き方向DRYに挟み込んで支持している。
図3および図4に示されるように、背面板2は、使用状態と不使用状態とを、被取付体200に対して第1溝部21、第2溝部22、第3溝部23、第4溝部24、第5溝部25および第6溝部26の各々の延在方向に背面板2がスライドすることで切換可能に構成されている。本実施の形態において、第1溝部21および第3溝部23は、上下方向DRZに延在しており、第2溝部22、第4溝部24、第5溝部25および第6溝部26の各々は、斜め方向に延在している。このため、背面板2は、使用状態と不使用状態とを、被取付体200に対して上下方向DRZおよび斜め方向にスライドすることで切換可能に構成されている。斜め方向は、上下方向DRZおよび幅方向DRXに対して交差する方向である。
図3および図4の実線による白抜き矢印は、使用状態から不使用状態へ切換における背面板2の移動方向を示している。図3および図4の破線による白抜き矢印は、不使用状態から使用状態への切換における背面板2の移動方向を示している。使用状態から不使用状態への切換では、背面板2は、斜め方向に移動されてから、上下方向DRZの下方に移動される。不使用状態から使用状態への切換では、背面板2は、上下方向DRZの上方に移動されてから、斜め方向に移動される。
図5に示されるように、使用状態において、背面板2は、第2溝部22において第1支持部31に支持され、かつ第4溝部24において第2支持部32に支持されている。使用状態において、背面板2は、第5溝部25において第3支持部33に支持され、かつ第6溝部26において第4溝部24に支持されている。このため、使用状態において、背面板2は、支持構造3によって4箇所において取付部1に支持されている。使用状態において、背面板2は、第1溝部21から分岐した第2溝部22の端部において第1支持部31に支持されている。使用状態において、背面板2は、第3溝部23から分岐した第4溝部24の端部において第2支持部32に支持されている。使用状態において、背面板2は、第1溝部21から分岐した第5溝部25の端部において第1支持部31に支持されている。使用状態において、背面板2は、第3溝部23から分岐した第6溝部26の端部において第2支持部32に支持されている。
図6に示されるように、不使用状態において、被支持体300(図5参照)は、書見台100に配置されていない。不使用状態において、操作部29の上端は、起立部14の上辺141よりも上方に配置されている。これにより、書見台100の使用者による操作部29の操作が起立部14によって妨げられることが抑制される。
不使用状態において、背面板2は、第1溝部21の上端において第1支持部31に支持され、かつ第3溝部23の上端において第2支持部32に支持されている。背面板2は、第1溝部21の上端よりも下方において第3支持部33にさらに支持され、かつ第3溝部23の上端よりも下方において第4支持部34にさらに支持されている。
〈変形例の構成について〉
図7に示されるように、第2溝部22および第5溝部25は、第1溝部21から直角に分岐していてもよい。第4溝部24および第6溝部26は、第2溝部22から直角に分岐していてもよい。図示されないが、第5溝部25および第6溝部26は、それぞれ第1溝部21および第2溝部22の下端よりも上方においてそれぞれ第1溝部21および第2溝部22から分岐していてもよい。図示されないが、第1溝部21および第2溝部22は、湾曲していてもよい。
続いて、本実施の形態の作用効果を説明する。
図1に示されるように、背面板2は、使用位置と、使用位置よりも下方位置に位置する不使用位置との間で移動可能に構成されている。このため、背面板2が不使用位置に配置された不使用状態において、背面板2によって書見台100の使用者の視野が背面板2によって遮られることを抑制できる。これにより、例えば、書見台100が取り付けられた被取付体200(机)の側面201同士が互いに向かい合うように複数の被取付体200(机)が並べられた場合でも、書見台100の使用者同士のコミュニケーションが背面板2によって妨げられることを抑制できる。
図1に示されるように、背面板2は、対向部11に対して側面201とは反対側で対向部11に支持されている。このため、背面板2は、被取付体200の上面202に配置されない。よって、背面板2が上面202に配置される場合と比べて、作業スペースとなる被取付体200の上面202が背面板2によって狭くなることを抑制できる。
図1に示されるように、対向部11は、天面部12に対して鋭角に傾斜しており、背面板2は、対向部11に沿って配置されている。このため、背面板2を対向部11に沿って持ち上げることで、背面板2を鋭角に傾斜させることができる。したがって、被支持体300の角度を、上方から下方に見下ろすように被支持体300を見る書見台100の使用者にとって見やすい角度に設定することができる。被支持体300がタブレットPCである場合には、タブレットPCの操作面を、書見台100の使用者にとってタッチ操作しやすい角度にすることができる。また、背面板2が対向部11に沿って引き上げられることで、背面板2の角度は、書見台100の使用者にとって被支持体300を見やすい角度に自然と設定される。このため、書見台100の使用者は、背面板2の角度を調整しなくてもよい。
図1に示されるように、使用状態において、起立部14は、背面板2から間を空けて背面板2に向かい合っている。このため、使用状態において、被支持体300は、起立部14と背面板2とに挟み込まれるように支持され得る。よって、使用状態において、被支持体300の被取付体200に対する角度を書見台100の使用者にとって見やすい角度に維持することができる。また、被支持体300が書籍である場合には、書籍のページが起立部14と背面板2とに挟み込まれるように書籍を配置することで、使用状態において書籍のページが開かれた状態を維持することができる。このため、書見台100の使用者は、書籍のページが開かれた状態を維持するために書籍を手で押さえなくてもよい。
図1に示されるように、固定部15は、蝶ねじによって構成されている。このため、蝶ねじによって取付部1を被取付体200に着脱することができる。よって、取付部1を被取付体200に着脱する際に工具を用いる必要がない。また、蝶ねじのネジ頭は大きいため、固定部15を操作しやすい。これにより、書見台100の使用者が小学校の児童である場合でも、書見台100の使用者は安全に取付部1を被取付体200に着脱することができる。また、仮に固定部15のネジ頭が一様に大きい場合には、背面板2が不使用位置に配置された際にネジ頭と背面板2とが接触する可能性があるが、本実施の形態の蝶ねじのようにネジ頭が一方向にのみ突出した形状である場合には、ネジ頭を回転させることでネジ頭と背面板2との接触を抑制できる。なお、固定部15は、蝶ねじに限定されず、工具を使用せずに取付部1を被取付体200に固定できるものであればよい。
図4に示されるように、不使用状態において、背面板2は、第1溝部21の上端において第1支持部31に支持され、かつ第3溝部23の上端において第2支持部32に支持され、使用状態において、背面板2は、第2溝部22において第1支持部31に支持され、かつ第4溝部24において第2支持部32に支持されている。このため、背面板2を第1支持部31および第2支持部32に沿ってスライドさせることで不使用状態と使用状態とを切り換えることができる。これにより、書見台100の使用者が例えば児童である場合でも、書見台100の操作が容易に可能となる。
図4に示されるように、第2溝部22は、第1溝部21と第2溝部22との連結部よりも上下方向DRZの上方に位置する部分を有しており、第4溝部24は、第3溝部23と第4溝部24との連結部よりも上下方向DRZの上方に位置する部分を有している。このため、書見台100が使用状態から不使用状態に切り換えられる際には、背面板2が一旦持ち上げられる必要がある。よって、水平方向の力が書見台100に印加された場合でも使用状態から不使用状態に不意に切り替わることを抑制できる。
図4に示されるように、使用状態において、背面板2は、第2溝部22において第1支持部31に支持され、かつ第4溝部24において第2支持部32に支持されており、かつ第5溝部25において第3支持部33に支持されており、かつ第6溝部26において第4支持部34に支持されている。このため、少なくとも4箇所において背面板2が取付部1に支持されている。よって、使用状態での使用および使用状態と不使用状態との切換において背面板2がねじれることを抑制できる。これにより、使用状態と不使用状態との切換において背面板2を上下方向DRZにスムーズに移動させることができる。
図4に示されるように、操作部29は、背面板2の幅方向DRXにおける中心に設けられた凹部および凸部の少なくともいずれかを有している。このため、操作部29が幅方向DRXにおける中心以外に設けられている場合よりも、使用状態と不使用状態との切換において背面板2がねじれることを抑制できる。
続いて、比較例に係る器具と本実施の形態に係る書見台100とを比較して、本実施の形態に係る書見台100の作用効果を説明する。
器具は、幅方向DRXおよび奥行き方向DRYの両方において被取付体200を拡張するための器具である。このため、被取付体200の幅方向DRXおよび奥行き方向DRYの設置面積が大きくなる。これにより、教室において複数の器具が用いられた場合には、教室の面積が複数の器具によって狭くなる。また、被支持体300は、被取付体200の上面202に対して寝た状態で被取付体200および器具の上に配置される。
これに対して、本実施の形態に係る書見台100では、図3に示されるように、書見台100の幅方向DRXの寸法は、被取付体200の幅方向DRXの寸法よりも小さい。このため、被取付体200の幅方向の寸法が書見台100によって大きくなることを抑制できる。よって、教室の面積が書見台100によって狭くなることを抑制できる。したがって、教室の学習環境が書見台100によって損なわれることを抑制できる。
図1に示されるように、不使用状態における背面板2は、使用状態における背面板2よりも奥行き方向DRYの手前に配置されている。このため、書見台100を使用状態から不使用状態に切り換えることで、被取付体200の設置面積の拡大をさらに抑制できる。よって、不使用状態の書見台100が取り付けられた被取付体200(机)同士を近づけやすい。これにより、書見台100の使用者同士を近づけやすい。したがって、児童同士のディスカッションおよび共同作業等のグループ学習活動を促進させることができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本考案の範囲は上記した説明ではなくて実用新案登録請求の範囲によって示され、実用新案登録請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 取付部、2 背面板、3 支持構造、11 対向部、12 天面部、13 底面部、14 起立部、15 固定部、21 第1溝部、22 第2溝部、23 第3溝部、24 第4溝部、25 第5溝部、26 第6溝部、29 操作部、31 第1支持部、32 第2支持部、33 第3支持部、34 第4支持部、100 書見台、200 被取付体、201 側面、DRX 幅方向、DRZ 上下方向。

Claims (7)

  1. 側面を有する被取付体に取り付けるための書見台であって、
    前記側面に向かい合う対向部を含み、かつ前記被取付体に対して着脱可能に構成された取付部と、
    前記対向部に対して前記側面とは反対側で前記対向部に支持され、かつ前記取付部から上方に突出した使用位置と、前記使用位置よりも下方に位置する不使用位置との間を移動可能に構成された背面板とを備え、
    前記背面板は、前記背面板が前記使用位置に配置された使用状態と前記背面板が前記不使用位置に配置された不使用状態とを、前記被取付体に対して上下方向に移動することで切換可能に構成されている、書見台。
  2. 前記取付部は、前記対向部から前記背面板とは反対側に延びる天面部と、前記天面部の下方において前記対向部から前記背面板とは反対側に延びることにより前記天面部との間に前記被取付体を差し込み可能な底面部とを含み、
    前記対向部は、前記天面部に対して鋭角に傾斜しており、
    前記背面板は、前記対向部に沿って配置されている、請求項1に記載の書見台。
  3. 前記取付部は、前記天面部に対して立ち上がっている起立部を含み、
    前記使用状態において、前記起立部は、前記背面板から間を空けて前記背面板に向かい合っている、請求項2に記載の書見台。
  4. 前記取付部は、前記底面部に取り付けられた固定部を含み、
    前記取付部は、前記天面部および前記固定部が前記被取付体を挟み込むことで前記被取付体に固定されるように構成されており、
    前記固定部は、蝶ねじによって構成されている、請求項2または3に記載の書見台。
  5. 前記背面板には、前記上下方向に直線状に延びる第1溝部と、前記第1溝部から分岐して前記第1溝部と交差する方向に延びる第2溝部と、前記上下方向に直線状に延びる第3溝部と、前記第3溝部から分岐して前記第3溝部と交差する方向に延びる第4溝部とが設けられており、
    前記第2溝部は、前記第1溝部と前記第2溝部との連結部よりも前記上下方向の上方に位置する部分を有し、
    前記第4溝部は、前記第3溝部と前記第4溝部との連結部よりも前記上下方向の上方に位置する部分を有し、
    前記背面板を前記取付部に支持する支持構造をさらに備え、
    前記支持構造は、前記第1溝部または前記第2溝部に係合する第1支持部と、前記第3溝部または前記第4溝部に係合する第2支持部とを含み、
    前記不使用状態において、前記背面板は、前記第1溝部の上端において前記第1支持部に支持され、かつ前記第3溝部の上端において前記第2支持部に支持されており、
    前記使用状態において、前記背面板は、前記第2溝部において前記第1支持部に支持され、かつ前記第4溝部において前記第2支持部に支持されている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の書見台。
  6. 前記背面板には、前記第2溝部よりも前記上下方向の下方において前記第1溝部から分岐して前記第1溝部と交差する方向に延びる第5溝部と、前記第3溝部よりも前記上下方向の下方において前記第3溝部から分岐して前記第3溝部と交差する方向に延びる第6溝部とが設けられており、
    前記第5溝部は、前記第1溝部と前記第5溝部との連結部よりも前記上下方向の上方に位置する部分を有し、
    前記第6溝部は、前記第2溝部と前記第6溝部との連結部よりも前記上下方向の上方に位置する部分を有し、
    前記支持構造は、前記第1支持部よりも前記上下方向の下方において前記第1溝部または前記第5溝部に係合する第3支持部と、前記第2支持部よりも前記上下方向の下方において前記第3溝部または前記第6溝部に係合する第4支持部とを含み、
    前記使用状態において、前記背面板は、前記第5溝部において前記第3支持部に支持され、かつ前記第6溝部において前記第4支持部に支持されている、請求項5に記載の書見台。
  7. 前記背面板には、前記背面板が前記不使用状態にある状態で前記天面部の上方に配置された操作部が設けられており、
    前記操作部は、前記背面板の幅方向における中心に設けられた凹部および凸部の少なくとも一方を有する、請求項5または6に記載の書見台。
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