JP3235075U - 電動エアガンのセミオートスイッチ、電動エアガンのフルオートスイッチスペーサー、電動エアガンのセレクター、電動エアガン及び電動エアガンの内部構造 - Google Patents

電動エアガンのセミオートスイッチ、電動エアガンのフルオートスイッチスペーサー、電動エアガンのセレクター、電動エアガン及び電動エアガンの内部構造 Download PDF

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Abstract

【課題】トリガーを引いてから弾丸が発射されるまでの時間を短縮し、素早く弾丸を発射することを可能とする電動エアガン及びその内部構造、並びに電動エアガンの部品であるセミオートスイッチ、フルオートスイッチスペーサー及びセレクターを提供する。【解決手段】セミオートスイッチ20の前方部材の前方端と後方部材の後方端との間の距離を所定範囲とし、フルオートスイッチスペーサー25を備え、セレクターの単発用空隙及び連発用空隙の長さを所定範囲とすることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本考案は、圧縮したエアによって弾丸を発射する遊戯銃である電動エアガン及びその内部構造、並びに電動エアガンの部品であるセミオートスイッチ、フルオートスイッチスペーサー及びセレクターに関する。
電動エアガンの基本的な動作は次の通りである。
まず、トリガーが引かれることにより、電動エアガンは通電状態となり、バッテリーからの電気によりモーターが作動し、モーターの作動に伴いギアが回転する。ギアの歯と噛み合う歯を備えたピストンがギアの回転に伴い後退し、ピストンの後退に伴い、ピストンが嵌入されるシリンダー内にエアを取り込むと同時にピストンの後方に存在するスプリングが圧縮される。ギアがさらに回転するとピストンの歯との噛み合わせが外れ、これに伴いスプリングが開放されてピストンをシリンダー内前方に押し出し、前方に押し出されたピストンがシリンダー内のエアを前方に押し出すとともに、装填されていた弾丸をバレル内を通過させて発射するものである。
上述の通り、電動エアガンにおいて、弾丸の発射は、トリガーを引くこと、すなわち、トリガーを移動させることに起因する。より具体的には、トリガーを移動させることによって、端子オスと端子メスを接触させて通電状態とし、上述の電動エアガンの基本的な動作が開始されるものである。
ところで、電動エアガンの愛好者にとって、トリガーを引く感触・感覚は重要な要素であり、通常は、トリガーを2mm程度引くと通電(端子オスと端子メスが接触)し、トリガーを最大6mm〜9mm程度引くことができるように設定されている。つまり、トリガーをこの程度の距離引くことで、トリガーを引く感触・感覚を十分楽しめるのである。
しかし、一方で、電動ガン愛好者には、トリガーを引いてから弾丸が発射されるまでの時間を短縮したい、換言すれば、素早く弾丸を発射したいという要望もある。
電動エアガンに関しては、典型的には、エア噴射口を有するシリンダに嵌挿され、後退動作によりエアをシリンダ内へ吸引すると同時に圧縮ばねを蓄圧し、前進動作によりエアを圧縮し、噴射エアにより弾丸を発射させるピストンを有する機関部と、前記ピストンと連動してこれを後退させるため一方向へ回転する回転輪並びに該回転輪を駆動するモータを含む駆動部と、ガン本体に設けられ、前記モータを作動させる回路のスイッチを開閉するためのトリガを含む操作部とを備えたオートマチック式エアガン(特許文献1)が存在する。
しかし、特許文献1は、トリガーを引いてから弾丸が発射されるまでの時間を短縮し、素早く弾丸を発射することについて何ら言及するものではない。
特開平3−221793号公報
そこで、本考案の目的は、トリガーを引いてから弾丸が発射されるまでの時間を短縮し、素早く弾丸を発射することを可能とする電動エアガン及びその内部構造、並びに電動エアガンの部品であるセミオートスイッチ、フルオートスイッチスペーサー及びセレクターを提供することである。
上記目的を達成するために本考案のセミオートスイッチは、前方部材(20c)及び後方部材(20d)を備え、前方部材(20c)の前方端と後方部材(20d)の後方端との間の距離(L1)を16.00mm〜17.50mmとしたことを特徴とする。
また、本考案のフルオートスイッチスペーサーは、略コの字状に形成され、前方端と後方端との間の距離(L2)を16.50mm〜18.50mmとしたことを特徴とする。
また、本考案のセレクターは、単発用空隙(31a)及び連発用空隙(31b)を備え、単発用空隙(31a)の長さ(L3)を2.00mm〜4.00mm及び連発用空隙(31b)の長さ(L4)を4.50mm〜6.50mmとしたことを特徴とする。
また、本考案の電動エアガンは、セミオートスイッチ(20)に設けられたセミオートスイッチ端子オス(21)と、セミオートスイッチハウジング(23)に設けられたセミオートスイッチ端子メス(22)と、フルオートスイッチ(24)にフルオートスイッチスペーサー(25)を介して設けられたフルオートスイッチ端子オス(26)と、スイッチカバー(18)に設けられたフルオートスイッチ端子メス(28)と、トリガー(16)の移動により、セミオートスイッチ端子オス(21)及びセミオートスイッチ端子メス(22)、又はフルオートスイッチ端子オス(26)及びフルオートスイッチ端子メス(28)が接触することで通電状態となり、バッテリー(15)によって作動するモーター(13)と、モーター(13)によって回転するセクターギア(10)、スパーギア(11)及びベベルギア(12)と、セクターギア(10)の歯と噛み合う歯を下面に有するピストン(2)と、ピストン(2)が嵌入するシリンダー(4)と、ピストン(2)をシリンダー(4)に嵌入させるメインスプリング(3)を備えた電動エアガンであって、セミオートスイッチ(20)は、前方部材(20c)及び後方部材(20d)を備え、前方部材(20c)の前方端と後方部材(20d)の後方端との間の距離(L1)が16.00mm〜17.50mmであり、フルオートスイッチスペーサー(25)は、略コの字状に形成され、前方端と後方端との間の距離(L2)が16.50mm〜18.50mmであり、トリガー(16)の下端部に設けられているセレクター(31)は、単発用空隙(31a)及び連発用空隙(31b)を備え、単発用空隙(31a)の長さ(L3)を2.00mm〜4.00mm及び連発用空隙(31b)の長さ(L4)を4.50mm〜6.50mmとしたことを特徴とする。
また、本考案の電動エアガンの内部構造は、セミオートスイッチ(20)に設けられたセミオートスイッチ端子オス(21)と、セミオートスイッチハウジング(23)に設けられたセミオートスイッチ端子メス(22)と、フルオートスイッチ(24)にフルオートスイッチスペーサー(25)を介して設けられたフルオートスイッチ端子オス(26)と、スイッチカバー(18)に設けられたフルオートスイッチ端子メス(28)と、トリガー(16)の移動により、セミオートスイッチ端子オス(21)及びセミオートスイッチ端子メス(22)、又はフルオートスイッチ端子オス(26)及びフルオートスイッチ端子メス(28)が接触することで通電状態となり、バッテリー(15)によって作動するモーター(13)と、モーター(13)によって回転するセクターギア(10)、スパーギア(11)及びベベルギア(12)と、セクターギア(10)の歯と噛み合う歯を下面に有するピストン(2)と、ピストン(2)が嵌入するシリンダー(4)と、ピストン(2)をシリンダー(4)に嵌入させるメインスプリング(3)を備えた電動エアガンの内部構造であって、セミオートスイッチ前端部(20b)とフルオートスイッチ前端部(24a)との間の距離を0.30mm〜1.50mmとしたことを特徴とする。
また、本考案の電動エアガンの内部構造は、セミオートスイッチ(20)に設けられたセミオートスイッチ端子オス(21)と、セミオートスイッチハウジング(23)に設けられたセミオートスイッチ端子メス(22)と、フルオートスイッチ(24)にフルオートスイッチスペーサー(25)を介して設けられたフルオートスイッチ端子オス(26)と、スイッチカバー(18)に設けられたフルオートスイッチ端子メス(28)と、トリガー(16)の移動により、セミオートスイッチ端子オス(21)及びセミオートスイッチ端子メス(22)、又はフルオートスイッチ端子オス(26)及びフルオートスイッチ端子メス(28)が接触することで通電状態となり、バッテリー(15)によって作動するモーター(13)と、モーター(13)によって回転するセクターギア(10)、スパーギア(11)及びベベルギア(12)と、セクターギア(10)の歯と噛み合う歯を下面に有するピストン(2)と、ピストン(2)が嵌入するシリンダー(4)と、ピストン(2)をシリンダー(4)に嵌入させるメインスプリング(3)を備えた電動エアガンの内部構造であって、フルオートスイッチ(24)の後部にフルオートスイッチスペーサー(25)を設けたことを特徴とする。
また、本考案の電動エアガンの内部構造は、セミオートスイッチ(20)に設けられたセミオートスイッチ端子オス(21)と、セミオートスイッチハウジング(23)に設けられたセミオートスイッチ端子メス(22)と、フルオートスイッチ(24)にフルオートスイッチスペーサー(25)を介して設けられたフルオートスイッチ端子オス(26)と、スイッチカバー(18)に設けられたフルオートスイッチ端子メス(28)と、トリガー(16)の移動により、セミオートスイッチ端子オス(21)及びセミオートスイッチ端子メス(22)、又はフルオートスイッチ端子オス(26)及びフルオートスイッチ端子メス(28)が接触することで通電状態となり、バッテリー(15)によって作動するモーター(13)と、モーター(13)によって回転するセクターギア(10)、スパーギア(11)及びベベルギア(12)と、セクターギア(10)の歯と噛み合う歯を下面に有するピストン(2)と、ピストン(2)が嵌入するシリンダー(4)と、ピストン(2)をシリンダー(4)に嵌入させるメインスプリング(3)を備えた電動エアガンの内部構造であって、セミオートスイッチ前端部(20b)とフルオートスイッチ前端部(24a)との間の距離を0.30mm〜1.50mmとし、フルオートスイッチ(24)の後部にフルオートスイッチスペーサー(25)を設け、トリガー(16)の下端部に設けられているセレクター(31)は、単発用空隙(31a)及び連発用空隙(31b)を備え、単発用空隙(31a)の長さ(L3)を2.00mm〜4.00mm及び連発用空隙(31b)の長さ(L4)を4.50mm〜6.50mmとしたことを特徴とする。
本考案によれば、セミオートスイッチの下部の長さ、すなわち、前方部材の前方端と後方部材の後方端との間の距離を適切な範囲の長さとしたことから、セミオートスイッチ端子オスとセミオートスイッチ端子メスを接触させるためにトリガーを移動させる距離を短くすることが可能となり、その結果、弾丸を単発にて発射する場合に、トリガーを引いてから弾丸を発射させるまでの時間を短縮し、素早く弾丸を発射することが可能となる。
また、既存の部品を本考案のセミオートスイッチに交換することで、市販の電動エアガンについても上述の効果を得ることが可能となる。
また、本考案によれば、フルオートスイッチスペーサー、好ましくは前方端と後方端との間の距離を適切な範囲の長さとしたフルオートスイッチスペーサーを設けたことから、フルオートスイッチ端子オスとフルオートスイッチ端子メスを接触させるためにトリガーを移動させる距離を短くすることが可能となり、その結果、弾丸を連発にて発射(連射)する場合に、トリガーを引いてから弾丸を発射させるまでの時間を短縮し、素早く弾丸を発射することが可能となる。
また、市販の電動エアガンに本考案のフルオートスイッチスペーサーを取り付けることで、市販の電動エアガンについても上述の効果を得ることが可能となる。
また、本考案によれば、単発発射モードと連発発射モードを切り替えるセレクターの単発用空隙及び連発用空隙を適切な範囲の長さとしたことから、スイッチ端子のオス及びメスの接触後もトリガーを所望以上の距離引いてしまうことがないよう、トリガーの最大の引きしろを所定の短い距離に抑えることが可能となる。
また、既存のセレクターを本考案のセレクターに交換することで、市販の電動エアガンについても上述の効果を得ることが可能となる。
また、本考案によれば、セミオートスイッチ前端部とフルオートスイッチ前端部との間の距離を適切な範囲の長さとしたことから、セミオートスイッチ端子オスとセミオートスイッチ端子メスを接触させるためにトリガーを移動させる距離を短くすることが可能となり、その結果、弾丸を単発にて発射する場合に、トリガーを引いてから弾丸を発射させるまでの時間を短縮し、素早く弾丸を発射することが可能となる。
図1は、本考案の電動エアガンの内部構造の好ましい態様の一例を示す概略図である。 図2は、本考案のセミオートスイッチの好ましい態様の一例を示す斜視図である。 図3は、本考案のセミオートスイッチの好ましい態様の一例を示す正面図である。 図4は、本考案のセミオートスイッチの好ましい態様の一例を示す平面図である。 図5は、本考案のセミオートスイッチの好ましい態様の一例を示す左側面図である。 図6は、本考案のフルオートスイッチスペーサーの好ましい態様の一例を示す斜視図である。 図7は、本考案のフルオートスイッチスペーサーの好ましい態様の一例を示す正面図である。 図8は、本考案のフルオートスイッチスペーサーの好ましい態様の一例を示す平面図である。 図9は、本考案のフルオートスイッチスペーサーの好ましい態様の一例を示す左側面図である。 図10は、本考案のセレクターの好ましい態様の一例を示す斜視図である。 図11は、本考案のセレクターの好ましい態様の一例を示す正面図である。 図12は、本考案のセレクターの好ましい態様の一例を示す平面図である。 図13は、本考案のセレクターの好ましい態様の一例を示す右側面図である。 図14は、本考案のセレクターをトリガーに取り付けた状態の一例を示す図である。
以下、本考案の電動エアガン及びその内部構造、並びに電動エアガンの部品であるセミオートスイッチ、フルオートスイッチスペーサー及びセレクターについて図面を参照しながら説明する。なお、実施形態を説明する全図において、共通の構成要素には同一の符号を付し、繰り返しの説明を省略する。
図1は、本考案の実施形態に係る電動エアガンの内部構造の好ましい態様の一例を示す概略図である。なお、図1においては、電動エアガンの一部の部品の図示は省略してある。また、図1において、左側を前方向、右側を後方向として本考案を説明する。
図1に示すように、本考案の電動エアガンは、メカボックス筐体1と、バッテリー15と、スイッチカバー18と、トリガー16と、トリガー16及びスイッチカバー18を接続するトリガーバー17を備えている。
メカボックス筐体1には、ピストン2と、メインスプリング3と、シリンダー4と、タペットプレート9と、セクターギア10と、スパーギア11と、ベベルギア12とモーター13が収納されている。
ピストン2は、前方端、すなわち、シリンダー4側の先端にピストンヘッド6を備え、ピストンヘッド6の周囲にはパッキン5が設けられている。
シリンダー4は、前部にエア流通孔を形成するシリンダーヘッド7・8を備えている。
スイッチカバー18には、スイッチリターンスプリングピン18aと、スイッチリターンスプリング19と、セミオートスイッチ20と、セミオートスイッチハウジング23と、フルオートスイッチ24と、フルオートスイッチスペーサー25と、セミオートスイッチ端子27が収納されている。
セミオートスイッチ20は、弾丸を一発ずつ発射する単発モード、すなわち、トリガー16を一回引く毎に弾丸を一発発射する際に利用されるスイッチである。セミオートスイッチ20は、本実施の形態では、図2乃至図5に示す形状であるが、これは一例であり、関連する他の部品の形状、寸法等との兼ね合いで、セミオートスイッチ20の形状・寸法は、適宜、図2乃至図5に示すものとは異なる形状を採用することも当然に可能である。
図5に示すように、セミオートスイッチ20は、前方部材20c及び後方部材20dを備えており、前方部材20cの前方端と後方部材20dの後方端との間の距離L1、すなわち、セミオートスイッチ20の下部の前後方向長さを、通常のセミオートスイッチよりも大きい16.00mm〜17.50mmとしている。
なお、図5において、前方部材20c及び後方部材20dは、円柱形状に形成されているが、特に円柱形状に限定されるものではない。
本考案の別の実施形態において、セミオートスイッチ20の前方部材20cの前方端と後方部材20dの後方端との間の距離、すなわち、セミオートスイッチ20の下部の前後方向長さを、通常のセミオートスイッチの長さとしても、セミオートスイッチ前端部20bとフルオートスイッチ前端部24aとの間の距離を0.30mm〜1.50mmとすることで、本考案の効果、トリガーを引いてから弾丸を発射させるまでの時間を短縮し、素早く弾丸を発射することが可能となる。
セミオートスイッチ20には、その後部であるセミオートスイッチ後部20aにセミオートスイッチ端子オス21が設けられている。
セミオートスイッチハウジング23の前部にはセミオートスイッチ端子メス22が設けられている。
フルオートスイッチ24は、弾丸を連発モード、すなわち、トリガー16を引いている間弾丸を複数発発射する際に利用されるスイッチである。
フルオートスイッチ24の後部にはフルオートスイッチスペーサー25が設けられ、フルオートスイッチスペーサー25の後部にはフルオートスイッチ端子オス26が設けられている。
フルオートスイッチスペーサー25は、本実施の形態では、図6乃至図9に示す形状であるが、これは一例であり、関連する他の部品の形状、寸法等との兼ね合いで、フルオートスイッチスペーサー25の形状・寸法は、適宜、図6乃至図9に示すものとは異なる形状を採用することも当然に可能である。
図9に示すように、フルオートスイッチスペーサー25は、略コの字状に形成され、前方端と後方端との間の距離L2を16.50mm〜18.50mmとしている。
フルオートスイッチスペーサー25の前方端と後方端との間の距離を上述の長さとすることにより、図1に示すように、フルオートスイッチ端子オス26とフルオートスイッチ端子メス28との間の距離を、通常の電動エアガンのそれに比して小さくすることができる。
スイッチカバー18の後方壁の内側下部にフルオートスイッチ端子メス28が設けられている。
トリガー16の下部にはトリガー突起部16aが設けられるとともに、セレクター31が設けられている。
セレクター31は、単発モードと連発モードを切り替えるための部品である。
セレクター31は、本実施の形態では、図10乃至図13に示す形状であるが、これは一例であり、関連する他の部品の形状、寸法等との兼ね合いで、セレクター31の形状・寸法は、適宜、図10乃至図13に示すものとは異なる形状を採用することも当然に可能である。
図12に示すように、セレクター31は、単発用空隙31a及び連発用空隙31bを備え、単発用空隙31aの長さL3を2.00mm〜4.00mm及び連発用空隙31bの長さL4を4.50mm〜6.50mmとしている。
通常のセレクターの単発用空隙は、5.00mm〜7.00mm及び連発用空隙は、8.00mm〜10.00mm程度であるため、単発用空隙31a及び連発用空隙31bは、通常のそれらよりも短い寸法に形成されている。
トリガー16が引かれた際に、トリガー突起部16aが単発用空隙31a内を移動する位置に存在するときは単発モードであり、トリガー突起部16aが連発用空隙31b内を移動する位置に存在するときは連発モードになる。
スイッチ・モーター間プラス導線14・14a、モーター・バッテリー間マイナス導線29及びバッテリー・スイッチ間導線30・30aによって、セミオートスイッチ20・フルオートスイッチ24、モーター13及びバッテリー15は、電気的に接続している。
次に、本考案の電動エアガンの基本的な動作について説明する。
まず、電動エアガンの利用者によって、トリガー16が後方に引かれる。これにより、トリガー16及びトリガー16に取り付けられているトリガーバー17が後方に移動する。
トリガー16及びトリガーバー17の移動により、セレクター31が単発モードの場合は、トリガーバー17がフルオートスイッチ前端部24aを後方に押し、フルオートスイッチ前端部24aがセミオートスイッチ20を後方に押すことで、セミオートスイッチの後部に設けられたセミオートスイッチ端子オス21が対向するセミオートスイッチ端子メス22と接触することにより通電する。
ここで、セミオートスイッチ20の前方部材20cの前方端と後方部材20dの後方端との間の距離L1が16.00mm〜17.50mmであるか、又はセミオートスイッチ前端部20bとフルオートスイッチ前端部24aとの間の距離が0.30mm〜1.50mmである場合には、トリガー16を僅かに、例えば、0.50mm程度引くだけで、セミオートスイッチ端子オス21とセミオートスイッチ端子メス22とを接触させて通電することが可能となる。通常の電動エアガンでは、トリガーを2.00mm程度引かないと通電しないのと比較して、本考案の電動エアガンの場合はトリガー16の移動を極めて少なくすることが可能であり、トリガーを引いてから弾丸を単発発射させるまでの時間を短縮し、素早く弾丸を発射することが可能となる。
さらに、セレクター31の単発用空隙31aの長さL3が2.00mm〜4.00mmなので、通電後さらにトリガー16が必要以上に後方に引かれてしまうのを規制することが可能である。
トリガー16及びトリガーバー17の移動により、セレクター31が連発モードの場合は、トリガーバー17がフルオートスイッチ24を後方に押すことで、フルオートスイッチ端子オス26が対向するフルオートスイッチ端子メス28と接触することにより通電する。
ここで、フルオートスイッチ24とフルオートスイッチ端子オス26の間に、前方端と後方端との間の距離L2を16.50mm〜18.50mmとしたフルオートスイッチスペーサー25が設けてあることから、フルオートスイッチ端子オス26とフルオートスイッチ端子メス28を近接させておくことができ、トリガー16を僅かに、例えば、0.50mm程度引くだけで、フルオートスイッチ端子オス26とフルオートスイッチ端子メス28とを接触させて通電することが可能となる。通常の電動エアガンでは、トリガーを2.00mm程度引かないと通電しないのと比較して、本考案の電動エアガンの場合はトリガー16の移動を極めて少なくすることが可能であり、トリガーを引いてから弾丸を連発発射させるまでの時間を短縮し、素早く弾丸を発射することが可能となる。
さらに、セレクター31の連発用空隙31bの長さL4が4.50mm〜6.50mmなので、通電後さらにトリガー16が必要以上に後方に引かれてしまうのを規制することが可能である。
セミオートスイッチ端子オス21とセミオートスイッチ端子メス22と接触又はフルオートスイッチ端子オス26とフルオートスイッチ端子メス28との接触により通電状態となり、バッテリー15からの電気がモーター13に供給され、モーター3が作動する。
モーター13が作動することによってベベルギア12、スパーギア11及びセクターギア10が回転する。
セクターギア10の回転に伴いタペットプレートが移動して弾丸を装填位置に装填する。また、セクターギア10の歯と噛合う歯を下面に備えるピストン2がセクターギア10の回転に伴い後退し、ピストン2の後退に伴いメインスプリング3が圧縮されるとともに、シリンダー4内にエアが吸引される。セクターギア10がさらに回転することで、セクターギア10の歯とピストン2の歯の噛み合わせが外れ、メインスプリング3が圧縮状態から開放されてピストン2をシリンダー4内前方に押し出し、ピストン2がシリンダー4内のエアをシリンダーヘッド7・8間のエア流通孔から押し出して、装填されていた弾丸を図示しないバレル内を通過して発射する。
以上のように、本考案によれば、セミオートスイッチ20の前方部材20cの前方端と後方部材20dの後方端との間の距離L1を所定の長さとするか、又はセミオートスイッチ前端部20bとフルオートスイッチ前端部24aとの間の距離を所定の長さとすることにより、トリガーを引いてから弾丸を単発発射させるまでの時間を短縮し、素早く弾丸を発射することが可能となる。
また、フルオートスイッチ24とフルオートスイッチ端子オス26の間に、
フルオートスイッチスペーサー25を設けることにより、トリガーを引いてから弾丸を連発発射させるまでの時間を短縮し、素早く弾丸を発射することが可能となる。
1 メカボックス筐体
2 ピストン
3 メインスプリング
4 シリンダー
5 パッキン
6 ピストンヘッド
7 シリンダーヘッド
8 シリンダーヘッド
9 タペットプレート
10 セクターギア
11 スパーギア
12 ベベルギア
13 モーター
14 スイッチ・モーター間プラス導線
14a スイッチ・モーター間プラス導線
15 バッテリー
16 トリガー
16a トリガー突起部
17 トリガーバー
18 スイッチカバー
18a スイッチリターンスプリングピン
19 スイッチリターンスプリング
20 セミオートスイッチ
20a セミオートスイッチ後部
20b セミオートスイッチ前端部
20c 前方部材
20d 後方部材
21 セミオートスイッチ端子オス
22 セミオートスイッチ端子メス
23 セミオートスイッチハウジング
24 フルオートスイッチ
24a フルオートスイッチ前端部
25 フルオートスイッチスペーサー
26 フルオートスイッチ端子オス
27 セミオートスイッチ端子モーター間
28 フルオートスイッチ端子メス
29 モーター・バッテリー間マイナス導線
30 バッテリー・スイッチ間プラス導線
30a バッテリー・スイッチ間プラス導線
31 セレクター
31a 単発用空隙
31b 連発用空隙

Claims (7)

  1. 前方部材(20c)及び後方部材(20d)を備え、
    前方部材(20c)の前方端と後方部材(20d)の後方端との間の距離(L1)を16.00mm〜17.50mmとしたことを特徴とする電動エアガンのセミオートスイッチ(20)。
  2. 略コの字状に形成され、
    前方端と後方端との間の距離(L2)を16.50mm〜18.50mmとしたことを特徴とする電動エアガンのフルオートスイッチスペーサー(25)。
  3. 単発用空隙(31a)及び連発用空隙(31b)を備え、
    単発用空隙(31a)の長さ(L3)を2.00mm〜4.00mm及び連発用空隙(31b)の長さ(L4)を4.50mm〜6.50mmとしたことを特徴とする電動エアガンのセレクター(31)。
  4. セミオートスイッチ(20)に設けられたセミオートスイッチ端子オス(21)と、
    セミオートスイッチハウジング(23)に設けられたセミオートスイッチ端子メス(22)と、
    フルオートスイッチ(24)にフルオートスイッチスペーサー(25)を介して設けられたフルオートスイッチ端子オス(26)と、
    スイッチカバー(18)に設けられたフルオートスイッチ端子メス(28)と、
    トリガー(16)の移動により、セミオートスイッチ端子オス(21)及びセミオートスイッチ端子メス(22)、又はフルオートスイッチ端子オス(26)及びフルオートスイッチ端子メス(28)が接触することで通電状態となり、バッテリー(15)によって作動するモーター(13)と、
    モーター(13)によって回転するセクターギア(10)、スパーギア(11)及びベベルギア(12)と、
    セクターギア(10)の歯と噛み合う歯を下面に有するピストン(2)と、
    ピストン(2)が嵌入するシリンダー(4)と、
    ピストン(2)をシリンダー(4)に嵌入させるメインスプリング(3)を備えた電動エアガンであって、
    セミオートスイッチ(20)は、前方部材(20c)及び後方部材(20d)を備え、前方部材(20c)の前方端と後方部材(20d)の後方端との間の距離(L1)が16.00mm〜17.50mmであり、
    フルオートスイッチスペーサー(25)は、略コの字状に形成され、前方端と後方端との間の距離(L2)が16.50mm〜18.50mmであり、
    トリガー(16)の下端部に設けられているセレクター(31)は、単発用空隙(31a)及び連発用空隙(31b)を備え、単発用空隙(31a)の長さ(L3)を2.00mm〜4.00mm及び連発用空隙(31b)の長さ(L4)を4.50mm〜6.50mmとしたことを特徴とする電動エアガン。
  5. セミオートスイッチ(20)に設けられたセミオートスイッチ端子オス(21)と、
    セミオートスイッチハウジング(23)に設けられたセミオートスイッチ端子メス(22)と、
    フルオートスイッチ(24)にフルオートスイッチスペーサー(25)を介して設けられたフルオートスイッチ端子オス(26)と、
    スイッチカバー(18)に設けられたフルオートスイッチ端子メス(28)と、
    トリガー(16)の移動により、セミオートスイッチ端子オス(21)及びセミオートスイッチ端子メス(22)、又はフルオートスイッチ端子オス(26)及びフルオートスイッチ端子メス(28)が接触することで通電状態となり、バッテリー(15)によって作動するモーター(13)と、
    モーター(13)によって回転するセクターギア(10)、スパーギア(11)及びベベルギア(12)と、
    セクターギア(10)の歯と噛み合う歯を下面に有するピストン(2)と、
    ピストン(2)が嵌入するシリンダー(4)と、
    ピストン(2)をシリンダー(4)に嵌入させるメインスプリング(3)を備えた電動エアガンの内部構造であって、
    セミオートスイッチ前端部(20b)とフルオートスイッチ前端部(24a)との間の距離を0.30mm〜1.50mmとしたことを特徴とする電動エアガンの内部構造。
  6. セミオートスイッチ(20)に設けられたセミオートスイッチ端子オス(21)と、
    セミオートスイッチハウジング(23)に設けられたセミオートスイッチ端子メス(22)と、
    フルオートスイッチ(24)にフルオートスイッチスペーサー(25)を介して設けられたフルオートスイッチ端子オス(26)と、
    スイッチカバー(18)に設けられたフルオートスイッチ端子メス(28)と、
    トリガー(16)の移動により、セミオートスイッチ端子オス(21)及びセミオートスイッチ端子メス(22)、又はフルオートスイッチ端子オス(26)及びフルオートスイッチ端子メス(28)が接触することで通電状態となり、バッテリー(15)によって作動するモーター(13)と、
    モーター(13)によって回転するセクターギア(10)、スパーギア(11)及びベベルギア(12)と、
    セクターギア(10)の歯と噛み合う歯を下面に有するピストン(2)と、
    ピストン(2)が嵌入するシリンダー(4)と、
    ピストン(2)をシリンダー(4)に嵌入させるメインスプリング(3)を備えた電動エアガンの内部構造であって、
    フルオートスイッチ(24)の後部にフルオートスイッチスペーサー(25)を設けたことを特徴とする電動エアガンの内部構造。
  7. セミオートスイッチ(20)に設けられたセミオートスイッチ端子オス(21)と、
    セミオートスイッチハウジング(23)に設けられたセミオートスイッチ端子メス(22)と、
    フルオートスイッチ(24)にフルオートスイッチスペーサー(25)を介して設けられたフルオートスイッチ端子オス(26)と、
    スイッチカバー(18)に設けられたフルオートスイッチ端子メス(28)と、
    トリガー(16)の移動により、セミオートスイッチ端子オス(21)及びセミオートスイッチ端子メス(22)、又はフルオートスイッチ端子オス(26)及びフルオートスイッチ端子メス(28)が接触することで通電状態となり、バッテリー(15)によって作動するモーター(13)と、
    モーター(13)によって回転するセクターギア(10)、スパーギア(11)及びベベルギア(12)と、
    セクターギア(10)の歯と噛み合う歯を下面に有するピストン(2)と、
    ピストン(2)が嵌入するシリンダー(4)と、
    ピストン(2)をシリンダー(4)に嵌入させるメインスプリング(3)を備えた電動エアガンの内部構造であって、
    セミオートスイッチ前端部(20b)とフルオートスイッチ前端部(24a)との間の距離を0.30mm〜1.50mmとし、
    フルオートスイッチ(24)の後部にフルオートスイッチスペーサー(25)を設け、
    トリガー(16)の下端部に設けられているセレクター(31)は、単発用空隙(31a)及び連発用空隙(31b)を備え、単発用空隙(31a)の長さ(L3)を2.00mm〜4.00mm及び連発用空隙(31b)の長さ(L4)を4.50mm〜6.50mmとしたことを特徴とする電動エアガンの内部構造。
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