JP3234875B2 - 窓ガラス清掃装置 - Google Patents

窓ガラス清掃装置

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JP3234875B2 JP21362998A JP21362998A JP3234875B2 JP 3234875 B2 JP3234875 B2 JP 3234875B2 JP 21362998 A JP21362998 A JP 21362998A JP 21362998 A JP21362998 A JP 21362998A JP 3234875 B2 JP3234875 B2 JP 3234875B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴミ処理施設にお
いて、ピット内に搬入されたゴミを焼却炉に搬送するク
レーンを操縦するためにピットの上方に配置されたクレ
ーン操縦室に設けられた窓ガラスの清掃等に使用される
窓ガラス清掃装置に関する。
【0002】
【従来の技術】都市ゴミ、産業廃棄物等を処理するゴミ
処理施設では、搬入されるゴミがピット内に投入された
後に、クレーンによって、ピットから焼却炉に搬送され
るようになっている。このようなゴミ処理施設では、ク
レーンを操縦するためのクレーン操縦室が、通常、ピッ
ト内のゴミやクレーン等の状況を容易に確認し得るよう
に、ピットの上方に出窓状に配置されており、クレーン
操縦室の前面には、窓ガラスが設けられている。
【0003】ピット上に出窓状に配置されたクレーン操
縦室の窓ガラスは、ピット内に投入されるゴミや焼却炉
から発生する塵埃等が付着して汚れるという問題があ
る。クレーン操縦室の窓ガラスが汚れると、クレーン操
縦室内からピット内のゴミの状況やクレーンの状況が見
にくくなり、クレーンを円滑に操縦することができなく
なるおそれがある。
【0004】このような問題を解決するために、例えば
特開昭60−148530号公報には、クレーン操縦室
に設けられた窓ガラスを自動的に清掃する装置が開示さ
れている。この公報に開示された窓ガラスの清掃装置
は、窓ガラスに沿って水平方向に移動する間に、窓ガラ
スに薬液等の洗浄用の液体を吹き付けた後に、窓ガラス
に付着した洗浄用の液体を吸引して回収するようになっ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような構成の窓ガ
ラス清掃装置では、窓ガラスに付着した洗浄用の液体を
確実に吸引しなければ、窓ガラスが清浄な状態に清掃す
ることができないために、窓ガラスに付着する洗浄用の
液体を確実に吸引するための機構が必要になる。その結
果、装置が大型化し、しかも、多量のエネルギーが必要
になるという問題がある。
【0006】本発明は、このような問題を解決するもの
であり、その目的は、簡潔な構成であるにもかかわら
ず、窓ガラスを確実に清浄な状態に清掃することができ
る窓ガラス清掃装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の窓ガラス清掃装
置は、窓ガラスに沿って水平方向に移動する走行フレー
ムと、窓ガラスに対して垂直方向に沿って洗浄用の液体
を噴射するように走行フレームに取り付けられたノズル
管と、窓ガラスに付着した洗浄用の液体を吹き飛ばすよ
うに、窓ガラスに対して垂直方向に沿って加圧エアーを
噴射するべく、前記走行フレームに取り付けられたエア
ー噴射機構と、を具備することを特徴とする。
【0008】前記走行フレームは、ゴミ処理施設におけ
るクレーン操縦室に設けられた窓ガラスに沿って移動す
るようになっている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて詳細に説明する。
【0010】図1は、本発明の窓ガラス清掃装置の実施
の形態の一例を示す概略側面図、図2は、その概略正面
図、図3は、その概略平面図である。この窓ガラス清掃
装置は、例えば、ゴミ処理施設において、図1に示すよ
うに、搬入されたゴミを収容するピットの上方に出窓状
に配置されたクレーン操縦室50の窓ガラスを清掃する
ために設けられている。クレーン操縦室50では、ピッ
ト内に搬入されたゴミを焼却炉に搬送するクレーンを操
縦するようになっており、ピット内のゴミやクレーンの
状況を容易に把握できるように、クレーン操縦室50の
前面には、透明な前面ガラス51が垂直に設けられると
ともに、前面ガラス51の下側に、下方になるにつれて
順次後方に位置するように傾斜した下面ガラス52が、
前面ガラス51に連続して設けられている。
【0011】窓ガラス清掃装置は、前面ガラス51の上
側の壁面53に、前面ガラス51の上側縁部に沿って水
平に支持された上側レール機構10と、前面ガラス51
の下側の壁面54に、下面ガラス52の下側縁部に沿っ
て水平に支持された下側レール機構20と、これら上側
レール機構10および下側レール機構20に沿って水平
方向に移動される清掃装置本体30とを有している。
【0012】上側レール機構10には、前面ガラス51
の上方の壁面53に対して、前方に適当な間隔をあけて
垂直に配置された上側ガイドレール部11が、水平方向
に沿って配置されている。前面ガラス51の上側の壁面
53には、上側ガイドレール部11を支持する複数の支
持アーム12の基端部が水平方向に適当に間隔をあけて
設けられており、各支持アーム12の先端部に上側ガイ
ドレール部11が支持されている。上側ガイドレール部
11の前面には、水平方向に沿ったチェーン13が前面
ガラス51の水平方向の全域にわたって設けられてい
る。
【0013】下側レール機構20は、下面ガラス52の
下側の壁面54にそれぞれの基端部が水平方向に適当に
間隔をあけて支持された複数の支持アーム22を有して
いる。各支持アーム22は、それぞれ、壁面54から前
方に突出しており、各支持アーム22の先端部下面に
は、断面下向きコ字状をした下側ガイドレール部21
が、水平方向に沿って設けられている。
【0014】上側レール機構10および下側レール機構
20は、クレーン操縦室50の前面ガラス51および下
面ガラス52の水平方向の全体にわたってそれぞれ設け
られており、それぞれの一方の端部は、クレーン操縦室
50に隣接して設けられた清掃装置本体30の格納庫内
にまで延出している。
【0015】清掃装置本体30は、上下方向に長くなっ
た中空長方体状の走行フレーム31を有している。この
走行フレーム31の下端部には、下方に開口した下側ガ
イドレール部21内に嵌合されて、下側ガイドレール部
21内を転動するガイドローラー39が設けられてい
る。
【0016】走行フレーム31の上部には、上側レール
機構10に沿って走行フレーム31を走行させる走行機
構32が設けられている。この走行機構32には、上側
ガイドレール部11の前面に取り付けられたチェーン1
3に係合状態で転動するように水平に配置されたスプロ
ケット32aと、このスプロケット32aを回転させる
走行用モーター32bとを有している。
【0017】走行用モーター32bは、走行フレーム3
1における前面ガラス51の遠方側に垂直状態で取り付
けられており、走行用モーター32bの出力軸が上方に
延出した状態になっている。走行用モーター32bの出
力軸には、上下一対の軸受32cによって垂直状態で回
転可能になった回転軸32dが連結されており、この回
転軸32dには、水平状態になったギアボックス32e
の一方の端部が水平方向に回動可能に支持されている。
ギアボックス32eは、前面ガラス51に対向した側面
および反対側の側面が開放されており、ギアボックス3
2eの他方の端部内に垂直な状態で回転可能に配置され
た伝動軸32mに、チェーン13に係合したスプロケッ
ト32aが水平に取り付けられている。
【0018】スプロケット32aに近接したギアボック
ス32eの端部には、走行フレーム31に水平に取り付
けられた係合解除用エアーシリンダ32fが連結されて
おり、このエアーシリンダ32fによって、ギアボック
ス32eは、走行用モーター32bと同軸になった回転
軸32dを中心として、前面ガラス51に接離する方向
に水平に回動されて、スプロケット32aがチェーン1
3に接離されるようになっている。そして、係合解除用
エアーシリンダ32fによってスプロケット32aがチ
ェーン13に接近する方向に移動されると、スプロケッ
ト32aは、チェーン13に係合され、反対方向に移動
されることによって、チェーン13との係合状態が解除
される。
【0019】ギアーボックス32eには、走行用モータ
ー32bの出力軸に連結された回転軸32cの回転をス
プロケット32aに伝達する伝動機構が設けられてい
る。この伝達機構は、図3に示すように、回転軸32c
に取り付けられた伝動プーリー32gと、スプロケット
32aが取り付けられている伝動軸32mに取り付けら
れた伝動プーリー32hと、各伝動プーリー32gおよ
び32hに巻き掛けられた伝動ベルト32jとを有して
おり、伝動ベルト32jにテンションプーリ32kが押
し付けられている。テンションプーリー32kは、走行
フレーム31に水平方向への揺動可能に取り付けられて
おり、係合解除用エアーシリンダ32fによってギアー
ボックス32eが回動された場合にギアーボックス32
eの回動に追従して揺動するようになっている。
【0020】このような構成の走行機構32では、走行
用モーター32bが正転駆動および逆転駆動されると、
走行用モーター32bの回転が、伝動機構を介して上側
ガイドレール部11のチェーン13に係合されたスプロ
ケット32aに伝達され、スプロケット32aがチェー
ン13に係合した状態で順次転動する。これにより、走
行フレーム31は、クレーン50の前面ガラス51に沿
って水平方向に移動される。
【0021】走行フレーム31の上端部には、上側ガイ
ドレール部11に案内される一対のガイド部33が水平
方向に適当な間隔をあけて設けられている。各ガイド部
33には、上側ガイドレール部11の左右の各側面をそ
れぞれ転動する各一対のガイドローラー33aと、上側
ガイドレール部11の上側面を転動する1つのガイドロ
ーラー33bとが、それぞれ設けられている。各ガイド
部33は、走行機構32によって水平方向に移動される
走行フレーム31を、揺動しないように安定的に支持し
ている。
【0022】図3に示すように、一方のガイド部33に
は、上側レール機構10の上側ガイドレール部11に設
けられたチェーン13とスプロケット32aとの係合状
態を解除して、清掃装置本体30全体を手動によって牽
引するワイヤー34の一方の端部が取り付けられてい
る。このワイヤー34の他方の端部は、クレーン操縦室
50に隣接して配置された清掃装置本体30の格納庫内
にて、自動的にワイヤーを巻き取る自動リールに巻き付
けられている。
【0023】図1および図2に示すように、走行フレー
ム31におけるワイヤー34が取り付けられたガイド部
33の遠方側の側部には、上下方向に沿って延びる垂直
な前面用ノズル管35が前面ガラス51に対向するよう
に取り付けられている。この前面用ノズル管35には、
加圧洗浄水が供給されるようになっており、前面ガラス
51に対向した周面部分には、供給される加圧洗浄水を
前面ガラス51に噴射する複数のノズル部35aが、上
下方向に等しい間隔をあけて設けられている。走行フレ
ーム31には、前面ガラス51に加圧エアーを吹き付け
るエアー噴射機構36が設けられている。このエアー噴
射機構36は、走行フレーム31における上下方向の中
央部に設けられたブロア本体36aと、ブロア本体36
aから供給される加圧エアーを前面ガラス51に向かっ
て吐出する前面側エアー噴射部36bと、前面側エアー
噴射部36bにエアーを供給するフレキシブルな送気本
管36cを有している。前面側エアー噴射部36bは、
ノズル管35に対してワイヤー34の牽引方向に適当な
間隔をあけて、上下方向に沿って垂直に配置されてお
り、前面ガラス51に対向した部分には、上下方向の全
体にわたって吐出口が設けられている。吐出口からは、
ブロア本体36aから供給される加圧エアーが、前面ガ
ラス51に向かって噴射されるようになっている。
【0024】走行フレーム31の下部には、走行フレー
ム31に対して下面ガラス52に接離するように水平に
スライドするスライド台37aが設けられている。スラ
イド台37aは、その下方に配置されたスライド用エア
ーシリンダ37bによって、下面ガラス52に接離する
ようにスライドされる。スライド台37aにおける下面
ガラス52に対向した側部には、下面ガラス52と同様
の傾斜状態で垂直方向に沿って配置された下面用ノズル
管38が設けられている。下面用ノズル管38は、前面
用ノズル管35の下方に位置しており、下面用ノズル管
38にも、加圧洗浄水が供給されるようになっている。
下面用ノズル管38の上端部および下端部には、下面ガ
ラス52に加圧洗浄水を噴射するノズル部38aがそれ
ぞれ設けられている。
【0025】スライド台37aにおける下面ガラス52
に近接した側部には、下面ガラス52と同様の傾斜状態
で垂直方向に沿って配置された下面側エアー噴射部36
dが取り付けられている。下面側エアー噴射部36d
は、前面側エアー噴射部36bの下方に位置するよう
に、下面用ノズル管38の側方に位置しており、下面ガ
ラス52に対向した側部には、下面ガラス52に沿って
上下方向に開口した吐出口が設けられている。この下面
側エアー噴射部36dは、ブロア本体36aに連結され
た送気本管36cから分岐した分岐管36eの先端部に
取り付けられており、ブロア本体36aから供給される
エアーが、下面ガラス52に向かって噴射されるように
なっている。
【0026】前面用ノズル管35および下面用ノズル管
38には、前面用ノズル管35および下面用ノズル管3
8に接続された給水ホースを通して加圧洗浄水が供給さ
れて、各ノズル部35aおよび38aから加圧洗浄水が
噴射されるようになっており、また、例えば走行フレー
ム31に取り付けられた洗浄液タンク(図示せず)内の
洗浄液が、供給される加圧洗浄水とともに供給されて、
希釈洗浄液が、各ノズル部35aおよび38aから噴射
されるようになっている。
【0027】このような構成の窓ガラス清掃装置は、次
のように動作する。まず、上側レール機構10における
上側ガイドレール部11に設けられたチェーン13にス
プロケット32aを係合させた状態で、走行機構32に
おける走行用モーター32bが正転駆動されて、清掃装
置本体30が、上側レール機構10および下側レール機
構20に沿って、格納庫から前面ガラス51の側部に対
向する位置にまで走行される。
【0028】清掃装置本体30が前面ガラス51の側部
に対向した状態になると、スライド用エアーシリンダ3
7bが駆動されて、スライド台37aが前方にスライド
され、下面用ノズル管38および下面側エアー噴射部3
6dが、傾斜状態になった下面ガラス52に対向した状
態とされる。そして、前面用ノズル管35および下面用
ノズル管38に、加圧洗浄水とともに洗浄液がそれぞれ
供給されて、前面用ノズル管35および下面用ノズル管
38の各ノズル部35aおよび38aから希釈洗浄液が
それぞれ噴射されて、前面ガラス51および下面ガラス
52に吹き付けられる。これと同時に、走行用モーター
32bが正転駆動されて、清掃装置本体30が、前面ガ
ラス51の側部から他方の側部に向かって、格納庫から
離れる方向に水平に移動される。
【0029】これにより、清掃装置本体30は、前面ガ
ラス51に沿って水平方向に移動しつつ、前面用ノズル
管35の各ノズル部35aおよび下面ノズル管38の各
ノズル部38aから希釈洗浄液を、前面ガラス51およ
び下面ガラス52に垂直方向に沿ってそれぞれ噴射す
る。希釈洗浄液の一部は、前面ガラス51および下面ガ
ラス52から下方に流下するが、流下した希釈洗浄液
は、前面ガラス51および下面ガラス52の下方のピッ
ト内に落下するために、特に問題はない。
【0030】このようにして、前面ガラス51および下
面ガラス52が全面にわたって、希釈洗浄液が吹き付け
られた状態になると、清掃装置本体30の走行が停止さ
れて、前面用ノズル管35の各ノズル部35aおよび下
面ノズル管38の各ノズル部38aからの希釈洗浄液の
噴射が停止される。その後、清掃装置本体30の走行用
モーター32bが逆転駆動され、清掃装置本体30は、
格納庫に近接した前面ガラス51の清掃開始時における
一方の側部にまで移動される。
【0031】清掃装置本体30が格納庫に近接した前面
ガラス51の一方の側部に対向した状態になると、前面
用ノズル管35および下面用ノズル管38には加圧洗浄
水が供給されて、各ノズル部35aおよび38aから加
圧洗浄水が噴射されるとともに、エアー噴射機構36の
ブロア本体36aが駆動されて、前面側エアー噴射部3
6bおよび下面側エアー噴射部36dから加圧エアーが
噴射される。そして、このような状態で、走行機構32
の走行用モーター32bが正転駆動されて、清掃装置本
体30が水平方向に移動される。これにより、前面ガラ
ス51および下面ガラス52に対して、水平方向に移動
している前面用ノズル管35および下面用ノズル管38
の各ノズル部35aおよび38aから垂直方向に沿って
加圧洗浄水が噴射され、前面ガラス51および下面ガラ
ス52に吹き付けられた希釈洗浄液が加圧洗浄水によっ
て洗い流される。これと同時に、水平方向に移動してい
る前面側エアー噴射部36bおよび下面側エアー噴射部
36dから前面ガラス51および下面ガラス52の垂直
方向に沿って噴射される加圧エアーが、前面ガラス51
および下面ガラス52に付着している洗浄水を吹き飛ば
す。
【0032】吹き飛ばされた洗浄水は、前面ガラス51
および下面ガラス52の下方のピット内に落下するため
に、特に問題はない。
【0033】このようにして、前面ガラス51および下
面ガラス52の全体にわたって、加圧洗浄水が吹き付け
られつつ、前面ガラス51および下面ガラス52に付着
している洗浄水が加圧エアーによって吹き飛ばされる
と、清掃装置本体30の走行が停止されて、前面用ノズ
ル管35および下面用ノズル管38への加圧洗浄水の供
給が停止される。そして、ブロア本体36aが駆動され
た状態で、走行機構32の走行用モーター32bが逆転
駆動されて、清掃装置本体30は、前面ガラス51に沿
って、格納庫に接近する方向に水平に移動される。これ
により、前面ガラス51および下面ガラス52には、水
平方向に移動される前面側エアー噴射部36bおよび下
面側エアー噴射部36dから垂直方向に沿って加圧エア
ーが吹き付けられて、吹き付けられる加圧エアーによっ
て、前面ガラス51および下面ガラス52に付着した水
滴が吹き飛ばされる。これにより、前面ガラス51およ
び下面ガラス52は、水滴が取り除かれた清浄な状態に
清掃される。吹き飛ばされた水滴は、前面ガラス51お
よび下面ガラス52のピット内に落下するために、特に
問題はない。
【0034】このようにして、前面ガラス51および下
面ガラス52の全体にわたって、加圧エアーが吹き付け
られて水滴が除去されて清浄な状態に清掃されると、清
掃装置本体30は格納庫内にまで走行されて、格納庫内
に収納される。
【0035】このような前面ガラス51および下面ガラ
ス52の清掃の間に、走行機構32の故障等によって清
掃装置本体30の走行が停止されると、係合解除用エア
ーシリンダ32fが駆動されることによってギアボック
ス32eが回動され、スプロケット32aと上側ガイド
レール部11に設けられたチェーン13との係合状態が
外される。そして、ワイヤー34によって、清掃装置本
体30が牽引されて、格納庫に向かって水平方向に移動
される。装置本体30が格納庫内にまで移動されると、
格納庫内にて清掃装置本体30が点検されることにな
る。
【0036】なお、上記実施の形態では、清掃装置本体
30に設けられたエアー噴射機構36は、1つのブロア
本体36aから垂直方向の全体にわたって、加圧エアー
を噴射させる構成であったが、このような構成に限ら
ず、加圧エアーが噴射される領域を垂直方向に沿って複
数に分割して、各領域毎に加圧エアーを供給するブロア
本体をそれぞれ設けて、各ブロア本体から供給される加
圧エアーを、各領域毎に噴射させるようにしてもよい。
この場合には、各ブロア本体から供給される加圧エアー
量が軽減されるために、各ブロア本体を小型化すること
ができる。
【0037】
【発明の効果】本発明の窓ガラス清掃装置は、このよう
に、ノズル管から噴射されて窓ガラスに付着した洗浄用
の液体が、エアー噴射機構によって吹き飛ばされるよう
になっているために、比較的簡潔な構成で、窓ガラスを
確実に清浄状態にすることができる。特に、ゴミ処理施
設に設けられたクレーン操縦室の窓ガラスのように、洗
浄用の液体が流下しても問題のない窓ガラスに好適に使
用される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の窓ガラス清掃装置の実施の形態の一例
を示す概略側面図である。
【図2】図2は、その概略正面図である。
【図3】図3は、その概略平面図である。
【符号の説明】
10 上側レール機構 11 上側ガイドレール部 13 チェーン 20 下側レール機構 21 下側ガイドレール部 30 清掃装置本体 31 走行フレーム 32 走行機構 32a スプロケット 32b 走行用モーター 33 ガイド部 35 前面用ノズル管 35a ノズル部 36 エアー噴射機構 36a ブロア本体 36b 前面側エアー噴射部 36d 下面側エアー噴射部 37a スライド台 37b スライド用エアーシリンダ 38 下面用ノズル管

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 窓ガラスに沿って水平方向に移動する走
    行フレームと、 窓ガラスに対して垂直方向に沿って洗浄用の液体を噴射
    するように走行フレームに取り付けられたノズル管と、 窓ガラスに付着した洗浄用の液体を吹き飛ばすように、
    窓ガラスに対して垂直方向に沿って加圧エアーを噴射す
    るべく、前記走行フレームに取り付けられたエアー噴射
    機構と、 を具備することを特徴とする窓ガラス清掃装置。
  2. 【請求項2】 前記走行フレームは、ゴミ処理施設にお
    けるクレーン操縦室に設けられた窓ガラスに沿って移動
    するようになっている請求項1に記載の窓ガラス清掃装
    置。
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