JP3234508U - ドラム用シェル - Google Patents

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Abstract

【課題】分割数を少なくし、かつ、半径方向の厚みを薄くし、ソリッドウッドの音質に近い音質を実現するドラム用シェルを提供する。
【解決手段】ドラム用シェル1は、ステイブ工法の分割数を少なくし、対向する面に凹み部を有する複数の第1ブロック状の板10〜13と第1ブロック状の板よりも強い強度で、かつ、第1ブロック状の板と同数の第2ブロック状の板20、21、23とを備え、第1ブロック状の板の凹み部に第2ブロック状の板をはめ込み、全体として少ないブロック数で円形状に並び配置される。
【選択図】図1

Description

本考案は、ドラム用シェルに関する。
従来から1枚板を蒸気等により筒状に曲げる加工や1本の木から刳り抜くことにより、ドラム用シェルが仕上げられている(以下、ソリッドウッドという)。ソリッドウッドによるドラム用シェルは、木材の特性を最大限生かした重厚な音質が得られる。一方、ソリッドウッドによるドラム用シェルは、加工が大変で、高価なドラム用シェルである。
公開実用平成03-075494
一般的に、薄いベニヤ板を6枚から10枚接着し、熱処理などで筒状に曲げ、ドラム用シェルが仕上げられている(以下、プライウッドという)。プライウッドによるドラム用シェルは、加工が容易で、比較的安価なドラム用シェルである。
特許文献1には、プライウッドによるドラム用シェルの構造、特徴が記載されている。一方で、プライウッドによるドラム用シェルは、ソリッドウッドによるドラム用シェルのような重厚な音質が得られない。
ブロック状の板を12本から36本を円形状に接着させ、ドラム用シェルが仕上げられている(以下、ステイブ工法という)。ステイブ工法によるドラム用シェルは、加工が容易で、比較的安価なドラム用シェルである。
ステイブ工法は、ドラム用シェルの半径方向の厚みが厚いため、ドラム用シェルが重くなる傾向がある。また、ドラムは打楽器であるため、衝撃で接着が剥がれる場合もある。ステイブ工法によるドラム用シェルは、ブロック状の板を多数本用いているため、ソリッドウッドの音質とは異なるものである。
本考案は、対向する面に凹み部を有する複数の第1ブロック状の板と前記第1ブロック状の板よりも強い強度で、かつ、前記第1ブロック状の板と同数の第2ブロック状の板とを備え、前記第1ブロック状の板の凹み部に前記第2ブロック状の板をはめ込み、全体として円形状に並び配置されることを特徴とするドラム用シェルである(以下、ブロック単板工法という)。
本考案であるブロック単板工法により、ドラム用シェルの機械的強度を確保することが可能である。これにより、ドラム用シェルの半径方向の厚み薄くすることが可能であり、ドラム用シェルの軽量化が図ることが可能である。また、ドラム用シェル1の第1ブロック状の板の数が2本から10本であり、ステイブ工法によるドラム用シェルのブロック状の板の数と比べて少ない。よって、本考案であるブロック単板工法によるドラム用シェル1の音質は、ソリッドウッドの音質に近い音質が実現可能である。
本考案に係るドラム用シェル1の外観を示した図である。 ブロック状の板の外観を示した図である。 複数のブロック状の板を使用したドラム用シェルの外観を示した図である。 第1ブロック状の板と第2ブロック状の板の接合の外観を示した図である。
本考案の実施形態について、図1乃至図4を参照して説明する。
[1.構成]
図1は、本考案の実施形態の1つである第1ブロック状の板と第2ブロック状の板が4本ずつの場合におけるドラム用シェル1である。対向する面に凹み部を有する4つの第1ブロック状の板10、11、12、13と前記第1ブロック状の板よりも強い強度で、かつ、前記第一ブロック状の板と同数の第2ブロック状の板20、21、22、23とを備え、前記第1ブロック状の板の凹み部に前記第2ブロック状の板をはめ込み、全体として円形状に並び配置されることを特徴とするドラム用シェル1である。
図2は、対向する面に凹み部を有する第1ブロック状の板10、11、12、13を示した外観図である。第1ブロック状の板10、11、12、13の形状は、略直方体でもよいし(図2(a))、略六角柱でもよいし、略環状扇型(図2(b))でもよい。第1ブロック状の板10、11、12、13の素材は、杉、ひのき、けやき、メイプル、バーチ、ブビンガ等である。
第2ブロック状の板20、21、22、23の形状は、略直方体である。第2ブロック状の板20、21、22、23の強度は、第1ブロック状の板10、11、12、13の強度よりも強い。第2ブロック状の板20、21、22、23は、第1ブロック状の板10、11、12、13の間の接着面積を大きくすることで、ドラム用シェル1の機械的強度を向上させることが可能である。第2ブロック状の板20、21、22、23の素材は、けやき、黒檀である。
図3は、第1ブロック状の板10、11、12、13が何本でドラム用シェル1を構成するかを示した外観図である。
第1ブロック状の板が2本の場合には、2分割である(図3(a))。第1ブロック状の板が4本の場合には、4分割(図3(b))、第1ブロック状の板が6本の場合には、6分割(図3(c))、第1ブロック状の板が8本の場合には、8分割である(図3(d))。本考案は、第1ブロック状の板の数が2本から10本であることを特徴とする。
図4は、第1ブロック状の板の凹み部に第2ブロック状の板をはめ込む前後の様子を示した外観図である。
図4(a)は、第1ブロック状の板10、11、12、13の凹み部に第2ブロック状の板20、21、22、23をはめ込む前の様子を示した外観図である。第2ブロック状の板20、21、22、23を第1ブロック状の板10、11、12、13の凹み部にはめ込むことにより、第1ブロック状の板10、11、12、13の間の接着面積を大きくすることで、ドラム用シェル1の機械的強度を向上させることが可能である。
図4(b)は、第1ブロック状の板10、11、12、13の凹み部に第2ブロック状の板20、21、22、23をはめ込んだ後の様子を示した平面図である。
その後、ドラム用シェル1の内側、及び外側から真円形状になるように徐々に削り、ドラム用シェル1の半径方向の厚さを薄くする。第2ブロック状の板20、21、22、23を第1ブロック状の板10、11、12、13の凹み部にはめ込むことにより、ドラム用シェル1の機械的強度が向上している。本考案に係るドラム用シェル1の半径方向の厚さを6mmから12mmの範囲内することが可能となる。
[2.効果]
ブロック単板工法により、ドラム用シェル1の機械的強度を確保することが可能である。これにより、ドラム用シェル1の半径方向の厚み薄くすることが可能であり、ドラム用シェル1の軽量化が図ることが可能である。また、ブロック単板工法により、ドラム用シェル1の第1ブロック状の板の数が2本から10本であり、ステイブ工法によるドラム用シェルのブロック状の板の数と比べて少ない。よって、本考案によるドラム用シェル1の音質は、ソリッドウッドの音質に近い音質が実現可能である。
1 ドラム用シェル
10、11、12、13 第1ブロック状の板
20、21、22、23 第2ブロック状の板

Claims (3)

  1. 対向する面に凹み部を有する複数の第1ブロック状の板と
    前記第1ブロック状の板よりも強い強度で、かつ、前記第1ブロック状の板と同数の第2ブロック状の板と、
    を備え、
    前記第1ブロック状の板の凹み部に前記第2ブロック状の板をはめ込み、全体として円形状に並び配置されること、
    を特徴とするドラム用シェル
  2. 前記第1ブロック状の板の数が2本から10本の範囲内に設定されていることを特徴とする請求項1に記載のドラム用シェル
  3. 前記第1ブロック状の板の半径方向の厚みが6mmから12mmの範囲内に設定されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のドラム用シェル


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