JP3234265U - ルアー - Google Patents

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【課題】障害物への引っ掛かりが抑制され、且つフッキング率が高い、ルアーおよびルアー本体を提供する。【解決手段】ルアーは、軟質材料で形成されたルアー本体2と、その一部がルアー本体を貫通してルアー本体2に装着されたオフセットフック6と、オフセットフック6の針先6fよりもルアー本体2の先端側に、ルアー本体2から起立した状態で配置された弾性線材7と、を含み、弾性線材7の本数が1〜5本である。軟質材料は、好ましくはエラストマーである。【選択図】図1

Description

本考案は、改良された釣用ルアーに関する。
従来、魚類の釣りに用いるルアーとして、ソフトベイト(ソフトスイムベイト)と呼ばれるルアーがある。ルアー本体の材料としては、繰り返し使用可能であることから、通常良く使用される塩化ビニル樹脂よりも、伸縮強度が優れたエラストマーが好適である。
ところで、ジクヘッド(オフセットフックとも呼ばれる)を軟質材料からなるルアー本体内に内蔵したルアーでは、例えば、針先の直上に、ルアー本体と一体化された軟質材料からなる薄膜を配置し、当該薄膜によって、針先が障害物等に引っ掛かることを防止し、ルアーに魚が食い付いた状態で釣糸を強く引っ張ることで釣針を持ち上げ、針先で肉薄部を破り、針先が魚の口角に突き刺さようにしている。しかし、ルアー本体の材料がエラストマーであると、伸縮強度が高いため、針先よって薄膜を破ることができず、魚が食いついても魚の口角に針先が刺さらないというトラブルが多発する。
この問題を解決するものとして、特許文献1には、ルアー本体表面のうちのオフセットフックの先端部と向かい合う部分に凹部が形成されており、この凹部内に磁石が配置され、磁石に、オフセットフックの先端部を吸着させた、ルアーが開示されている。
特許文献2には、シンカーの上面に、水中障害物や浮遊物がフックに引っかかることを抑制するためのブラシガードが取り付けられたジグへッドが開示されている。
実用新案登録第3232002号公報 特許2020−115795号公報
しかし、特許文献1に開示のルアーであっても、ルアーを投げた時の衝撃で、オフセットフックの先端部が磁石から外れてしまった場合は、針先が剥き出しになり、水草、木、岩等の障害物に引っ掛かり易いという問題がある。また、ルアー本体が数センチ程度と小さい場合、ルアー本体表面の近く(背中)に磁石を背負わせるため、重心が高くなり、泳がせる際の姿勢の維持が難しい。
特許文献2に開示のジグヘッドに取り付けられたブラシガードは、多数本の樹脂性フィラメントが1つに束ねられたものであるので剛性が高く、ジグヘッド自体も変形しないので、針先が魚に掛難い(フッキン率が低い)という問題がある。
そこで、本開示は、障害物への引っ掛かりが抑制され、且つ、フッキング率が高い、ルアーおよびルアー本体を提供する。
本開示は、軟質材料で形成されたルアー本体と、その一部が前記ルアー本体を貫通して前記ルアー本体に装着されたオフセットフックと、前記オフセットフックの針先よりも前記ルアー本体の先端側に、前記ルアー本体から起立した状態で配置された弾性線材と、を含み、前記弾性線材の本数が1〜5本である、ルアーに関する。
本開示は、一態様おいて、上記ルアーの作製に使用される、軟質材料で形成されたルアー本体であって、前記オフセットフックの針先よりも前記ルアー本体の先端側に、前記ルアー本体から起立した状態で弾性線材が配置されており、前記弾性線材の本数が1〜5本である、ルアー本体に関する。
本開示によれば、障害物への引っ掛かりが抑制され、且つフッキング率が高い、ルアーおよびルアー本体を提供できる。
図1は、本開示の一態様のルアーの側面図であり、オフセットフックがルアー本体内に最も引き込まれた状態の図である。 図2は、図1に示したルアーの上面図である。 図3は、図1に示したルアーの下面図である。 図4は、図1に示したルアーの部分断面図である。 図5は、図1に示したルアーの部分断面図であり、オフセットフックがルアー本体の外に最も突き出た状態の図である。 図6は、図1に示したルアーを構成するルアー本体の断面図である。 図7は、図1に示したルアーのVII−VII'断面図である。 図8は、本開示の別の一態様のルアーの側面図である。 図9は、図8に示したルアーのIX−IX'断面図である。
本開示のルアーは、一態様において、ルアー本体が軟質材料から形成されており、オフセットフックの針先よりもルアー本体の先端側において、ルアー本体から起立した状態で配置された弾性線材を含む。軟質材料から形成されたルアー本体は、軽く柔らかいため、障害物に衝突した際の衝撃を和らげる衝突緩衝効果を有する。また、弾性線材の本数は、ジグヘッドのような重いものに必要な本数よりも少なくてすみ、例えば1〜5本であるため、弾性線材またはその束は、障害物に衝突した際にはよく撓る。そのため、前記衝突緩衝効果と弾性線材またはその束が撓りやすいこととが相まって、障害物への高い引っ掛かり抑制効果が発揮される。また、弾性線材の本数が1〜5本と少ないので、魚が食い付いた時も、弾性線材またはその束は撓り易く、ルアー本体が変形しやすいことと相まって、針先が魚にしっかりと突き刺さり、そのためフッキング率が高まる。このように、本発明は、少ない本数の弾性線材の使用と、軟質材料から形成されたルアー本体の使用よる相乗効果よって、障害物への引っ掛かりが高度に抑制され、且つフッキング率が高いルアーおよびルアー本体を提供できる。
本開示のルアーは、一態様において、好ましくは、軟質材料がエラストマーである。この構成によれば、繰り返し使用が可能なルアー及びルアー本体を提供できる。
本開示のルアーは、一態様において、好ましくは、オフセットフックがルアー本体内に最も引き込まれた状態で、オフセットフックの針先から弾性線材の基端までの直線距離L1と、弾性線材の基端から先端までの長さL2とが、L2≦L1の関係にある。この構成によれば、弾性線材が撓ってもオフセットフックの針先の邪魔にならず、針先が魚の口に掛かりやすい。尚、本明細書において、弾性線材の基端とは、弾性線材のうちのルアー本体外に配置された部分のルアー本体側端を意味する。
本開示のルアーは、一態様において、好ましくは、オフセットフックが前記ルアー本体の外に最も突き出た状態で、前記ルアー本体を左右対称に2分割する面と直交する水平面からのオフセットフックの前記水平面から最も離れた箇所までの高さh1と、前記水平面から前記弾性線材の先端までの高さとh2とが、h1≦h2の関係にある。この構成によれば、弾性線材による、針先の障害物への引っ掛かり抑制効果が高い。なお、本明細書において、「左右」とは、ルアーを泳がせた際に下に位置する側が「下」、上に位置する側が「上」であることを基準とする。
本開示のルアーは、一態様において、好ましくは、ルアー本体を左右対称に2分割する面と直交する水平面に対する弾性線材の傾斜角度が45〜60°である。この構成によれば、弾性線材による、針先の障害物への引っ掛かり抑制効果が高い。
本開示のルアーは、一態様において、好ましくは、ルアー本体表面のうちの、ルアー本体内に最も引き込まれた状態のオフセットフックの針先を含む先端部と向かい合う部分に凹部が形成されており、前記先端部が前記凹部内に収まっている。この構成によれば、針先の障害物への引っ掛かり抑制効果が高い。
本開示のルアーは、一態様において、好ましくは、前記凹部内に前記磁石又は前記磁性体が配置され、前記磁石又は前記磁性体に、前記ルアー本体内に最も引き込まれた状態の前記オフセットフックの前記先端部が吸着されている。この構成によれば、針先の障害物への引っ掛かり抑制効果が高い。
本開示のルアーは、一態様において、好ましくは、ルアー本体表面のうちの、前記ルアー本体内に最も引き込まれた状態の前記オフセットフックの前記先端部と向かい合う部分に凹部が形成されている。前記凹部は、例えば、ルアー本体の上面に形成されている。加えて、ルアー本体は、好ましくは、前記凹部を構成する底部の下に、前記ルアー本体の下面に向かって開口し、前記凹部の深さよりも深い溝部を含み、前記溝部の先端側壁は、前記ルアー本体内に最も引き込まれた状態の前記オフセットフックの前記針先よりも前記ルアー本体の先端のより近くにあり、前記溝部の後端側壁は、前記ルアー本体内に最も引き込まれた状態の前記オフセットフックのうちの前記ルアー本体内に配置された部分よりも後方にあると好ましい。この構成によれば、例えば、中実のルアー本体よりも軽くて変形しやすく、魚が食いついた際には、ルアー本体が上下方向に潰れ易いのでオフセットフックが剥き出しとなりやすい。
更に、凹部内に磁石又は磁性体を備え、ルアー本体内に最も引き込まれた状態でオフセットフックの先端部が磁石又は磁性体に吸着する形態においては、魚が食いついた際には、ルアー本体が上下方向に潰れ易いので、オフセットフックの先端部が磁石又は磁性体から離れ易い。この状態で、釣糸を引っ張ると、魚の口にオフセットフックが深く突き刺さる。
更に、前記凹部の前記底部に、前記オフセットフックが貫通する貫通孔が形成されていると、ルアー本体へのオフセットフックの装着が容易であり、好ましい。
なお、本明細書において、ルアー本体の「下面」とは、ルアーを泳がせた際に下に位置する面であり、「上面」とは、上に位置する面である。
以下、本開示のルアーの、一態様について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本開示の一態様のルアーの側面図であり、オフセットフックがルアー本体内に最も引き込まれた状態の図である。図2は、図1に示したルアーの上面図、図3は、図1に示したルアーの下面図を示している。図4および図5は、図1に示したルアーの部分断面図であり、図5は、オフセットフックがルアー本体の外に最も突き出た状態の図である。図6は、図1に示したルアーを構成するルアー本体の断面図である。図7は、図1に示したルアーのVII−VII'断面図である。
尚、説明の便宜のため、本明細書において、ルアー1の長手方向両端のうちの、釣糸係止部6aに近い側の端を「先端」とし、その反対側の端を「後端」と呼び、ある位置から、「先端」に向かう方向を「前方」、「後端」に向かう方向を「後方」と呼ぶ。また、図1に示したルアー1の長手方向と直交し、上面及び下面を通る方向を「上下方向」と呼ぶ。
図1〜図7に示したルアー1は、ルアー本体2と、その一部がルアー本体2を貫通して前記ルアー本体に装着されたオフセットフック6と、ルアー本体2から起立し、オフセットフック6の針先よりも、ルアー本体2のより先端側に配置された弾性線材7と、を含む。
[オフセットフック]
オフセットフック6は、略L字状の釣針であり、ラインアイとも呼ばれリング状に曲げ加工された釣糸係止部6aと、屈曲部6bと、延伸軸部6cと、湾曲部6dと、針先6fを含む先端部6eとをこの順で含む。釣糸接続部6aには、図示されていないが、釣糸が結びつけられる。屈曲部6bは、釣糸接続部6aから延伸し下方向に屈曲した部分を含む。延伸軸部6cは、シャンクとも呼ばれ、屈曲部6bから後方側に向かって延伸している。湾曲部6dは、オフセットフック6の針先6fが釣糸接続部6a側に向くように湾曲している。オフセットフック6は、ルアー本体2の先端側端面からルアー本体2内に差し込まれて、延伸軸部6cは、少なくともその一部が、ルアー本体2の下面の周囲に配置され、これよりも後方側の一部は、ルアー本体2内に配置されている。
[ルアー本体]
ルアー1は、ソフトベイト型のルアーである。ルアー本体2は、例えば、かえるを模した形状をしているが、形状について特に制限はない。ルアー本体2は、その全体が、塩化ビニル樹脂、エラストマー等の軟質材料で形成されているが、繰り返し使用の観点から、強度に優れた、エラストマーが好ましい。また、エラストマーは、水に浮く高い浮力を有するため、オフセットフック6を装着していても、ルアー1は、水面に浮かせて使用することができる。後述する磁石を装着した場合でもルアーを水面に浮かせることが可能である。任意におもり等を追加することによりルアーを水中に沈めることが可能である。
図1および図7等から良くわかるように、ルアー本体2の上面のうちのオフセットフック6の先端部6eと向かい合う部分には、凹部4が形成されている。先端部6eは、オフセットフック6のうちの、ルアー本体2の上面側において、ルアー本体2の外に配置された部分である。凹部4の長手方向の長さは、好ましくは、オフセットフック6の先端部6eの長さよりも長い。オフセットフック6の先端部6eの長手方向全体が凹部4内に収まっていると、先端部6eは、図1および図4等から良く分かるように、ルアー1を側面側から見たとき、先端部6eは全く見えない。
ルアー本体2は、凹部4を構成する底部4aの下に、ルアー本体2の下面に向かって開口した溝部5を含んでいる。溝部5についての、ルアー本体2の下面から底部4aの下面までの深さは、凹部4についての、ルアー本体2の上面から底部4aまでの深さよりも深い。溝部5の先端側壁5aは、ルアー本体内に最も引き込まれた状態のオフセットフック6の針先6fよりも、ルアー本体2の先端側端面や釣糸係止部6aのより近くにある。一方、溝部5の後端側壁5bは、オフセットフック6のうちのルアー本体2内に配置された部分よりも後方にある。
図6に示すように、ルアー本体2には、オフセットフック6の一部を貫通させるための、第1貫通路2aと第2貫通路2bが形成されている。第1貫通路2aは、一端が、ルアー本体2の先端側端面で開口し、他端がルアー本体2の下面で開口している。第2貫通路2bは、その一端が、凹部4の底部4aの下面で開口し、他端が、底部4aの上面で開口している。従って、オフセットフック6は上記の通りの形状であることから、第1貫通路2aの一端からルアー本体2の先端部内に挿入された先端部6eは、第1貫通路2aの他端からルアー本体2の下面側の外に出た後、溝部5内に入って、第2貫通路2bの一端から、凹部4の底部4a内に挿入され、第2貫通路2bの他端から出て、凹部4の底部4aの上方に配置される。このように、軟質材料であるルアー本体2を弾性変形させながら、オフセットフック6を上記の手順でルアー本体2に装着できる。逆の手順により、ルアー本体2からオフセットフック6を取り外すこともできる。すなわち、ルアー本体2内へのオフセットフック6の着脱が容易に行える。
[弾性線材]
図1等に示されるように、ルアー本体2に固定された弾性線材7は、オフセットフック6の針先6fよりも、ルアー本体2のより先端側に配置されているので、ルアー1が引かれると、弾性線材7がオフセットフック6の針先6fに先行して進む。そのため、ルアー本体2が水草等の障害物に衝突しても、針先6fよりも先に弾性線材7に当該障害物が当たり、弾性線材7が撓り、当該障害物を弾性線材7の弾性力により押しのけられるか、または弾性線材7が障壁となるので、針先が水草等に引っかかり難い。
弾性線材7の材料について、特に制限はなく、シンカーに固定された従来から公知のブラシガードを構成する線材と同じでよいが、ルアー本体2に突き刺し且つ自立可能な硬さを有しており、例えば、ナイロン等の合成樹脂繊維や、ステンレス等の金属が挙げられ、中でも、軽量なナイロン繊維が好適である。弾性線材7は、その一端が、ルアー本体2に突き刺されるとともに、接着剤やホットメルト等を用いて、ルアー本体2から脱落しないように固定される。
弾性線材7の本数は、ルアー本体2の重量等に応じて異なるが、オフセットフック6の障害物への引っ掛かりの抑制と、フッキング率の向上との両立の観点から、好ましくは1〜5本であり、より好ましくは1〜3本である。ルアー1が、軽量である場合、例えば5〜15g程度である場合、弾性線材は1本でも、本発明の効果は奏される。弾性線材7の配置位置は、図2に示されるように、ルアー1を上面側から平面視したときに、少なくとも1本の弾性線材7の基端7aと針先6fとが同一直線S上に配置されていると、障害物への引っ掛かりの抑制効果の向上の観点から、好ましい。
図1等に示されるように、本開示のルアー1は、一態様において、オフセットフック6をルアー本体2内に最も引き込んだ状態で、オフセットフック6の針先6fから弾性線材7の基端7aまでの直線距離L1と、弾性線材7の基端7aから先端7bまでの長さL2とが、L2≦L1の関係にあると、弾性線材7が針先6f側に倒れても、オフセットフック6の針先6fの邪魔にならず、針先6fが魚の口に掛かりやすいので、好ましい。
図5に示されるように、本開示のルアー1は、一態様において、オフセットフック6がルアー本体2の外に最も突き出た状態で、ルアー本体2を左右対称に2分割する面P1と直交する水平面P2(図7参照)からのオフセットフック6の当該水平面P2から最も離れた箇所(高い箇所)までの高さh1と、当該水平面P2から弾性線材7の先端7bまでの高さとh2とが、h1≦h2の関係にあると、弾性線材7による、障害物への引っ掛かり抑制効果が高いので、好ましい。
図5に示されるように、本開示のルアー1は、一態様において、ルアー本体2を左右対称に2分割する面P1と直交する水平面P2(図7参照)に対する弾性線材7の傾斜角度θが45〜60°であると、弾性線材7による、高い障害物への引っ掛かり抑制効果が得られ、好ましい。
図4に示すように、使用者が釣糸を矢印c方向に引っ張ると、オフセットフック6の屈曲部6bのうちの下方向に屈曲した部分がルアー本体2内において滑り、オフセットフック6に、矢印a方向に移動する力が作用する。ルアー本体2には、その広範囲に溝部5が形成されているので、オフセットフック6は、a方向への移動が、第2貫通路2bを構成する壁面に当接するまで干渉されることなく上方向に持ち上げられることになる。本明細書では、この状態を、オフセットフック6がルアー本体2の外に最も突き出た状態とする。この動作により、針先6fが魚の口に突き刺さり得る。魚がルアー1に食い付いた際に既に魚の口に針先6fが突き刺さっている場合は、上記動作により、針先6fは、さらに魚の口に深く突き刺さることになる。また、ルアー本体2は、上記溝部5が形成されていることによって上下方向に潰れやすく、オフセットフック6がルアー本体2から更に大きく露出し得、ルアー1に魚が食い付いたときに、オフセットフック6が魚に深く刺さり易い。図4に示すように、オフセットフック6の矢印b方向の回転移動は、凹部4の底部4aがオフセットフック6の先端部6eに対する物理的障壁となって制限される。
図7に示すように、溝部5の溝幅Xは、オフセットフック6の移動がスムーズに行え、魚が食い付いたときにルアー本体2が上下方向に潰れやすく、且つ、水の抵抗を受けてもルアー本体2の形状が保持される程度に設定すればよい。溝幅Xは、ルアー本体2の長手方向に沿って一定である必要はなく、異なっていてもよい。また、溝幅Xは、上下方向に沿って一定である必要はなく、異なっていてもよい。
図1から図7を用いて説明した本開示のルアーの一態様では、オフセットフック6の先端部6e全体が、凹部4内に収まっているが、本発明の効果が損なわれない程度で、凹部4から僅かにはみ出していてもよい。例えば、先端部6eの一部である、針先6f等が、凹部4から僅かにはみ出していてもよい。
次に、本開示のルアーの、別の一態様について、図面を参照しながら説明する。
図8は、本開示の別の一態様のルアー10の側面図であり、図9は、図8に示したルアーのIX−IX'断面図である。図8及び図9に示したルアー10は、凹部4の底部4aに、磁石3が配置されており、オフセットフック6がルアー本体2内に最も引き込まれた状態で、オフセットフック6の先端部6eが磁石3に吸着されること以外は、図1〜図7を用いて説明したルアー1と同構成であり、図8および図9において、前記ルアー1と同一部材については、同じ符号を付してその説明を省略する。
磁石3は、例えば、ネオジウム磁石である。オフセットフック6が磁石で形成されている場合、磁石3は磁性体で形成されていてもよい。
磁石3は、例えば、その平面が円形のボタン状である。図9に示すように、ルアー本体2の凹部4の両側壁部4bには、磁石3の一部と嵌合する嵌合溝4cが各々形成されており、磁石3は、その上面3aのうちの凹部4とほぼ同幅の中央部を残して1対の嵌合溝4cに嵌合されると共に、その下面3bが、接着剤(図示せず)等を用いて凹部4の底部4aに固定されている。ただし、磁石3のルアー本体2への固定方法はこれに限定されない。ルアー本体2は、弾性変形する材料で形成されているので、磁石3は、単に凹部4内に押し込まれ、その側面および底面3bの一方または双方が、接着剤にて凹部4内に固定されていてもよい。
図8に示すように、オフセットフック6は、その先端部6eが磁石3に吸着されていることにより矢印a方向の回転移動が制限されており、磁石3によるオフセットフック6の吸着が解除されると、オフセットフック6のa方向への移動が可能となり、第2貫通路2bを構成する先端側壁面にセットフック6の湾曲部6dが当接するまで干渉されることなく上方向に持ち上げられることになる。一方、矢印b方向の回転移動は、磁石3と凹部4の底部4aが物理的障壁となって制限される。
磁石3のオフセットフック6に対する吸着力は、ルアー1を水に投じた際にルアー1に加わる衝撃や、ルアー1が水草、木、岩等の障害物に接触したときに加わる外力程度では、オフセットフック6が磁石3から離れない程度に設定されていると好ましい。このような設定は、磁力の調整により可能である。想定した外力を超える大きな外力が加わらない限り、オフセットフック6の先端部6eが磁石3に吸着された状態が維持されていると好ましい。前記大きな外力としては、魚が食い付いたときの外力、釣糸を意図的に強く引っ張ったときに加わる外力を想定している。本開示のルアー10は、弾性線材7を備えているので、例えば、ルアー10を投げた時の衝撃で、万一オフセットフック6の先端部6eが磁石3から外れてしまった場合でも、水草、木、岩等の障害物への引っ掛かりが抑制される。
1,10 ルアー
2, ルアー本体
2a 第1貫通孔
2b 第2貫通孔
3 磁石
3a 磁石の上面
3b 磁石の下面
4 凹部
4a 凹部の底部
4b 側壁
4c 嵌合溝
5 溝部
5a 先端側壁
5b 後端側壁
6 オフセットフック
6a 釣糸係止部
6b 屈曲部
6c 延伸軸部
6d 湾曲部
6e 先端部
6f 針先
7 弾性線材
7a 弾性線材の基端
7b 弾性線材の先端

Claims (12)

  1. 軟質材料で形成されたルアー本体と、
    その一部が前記ルアー本体を貫通して前記ルアー本体に装着されたオフセットフックと、
    前記オフセットフックの針先よりも前記ルアー本体の先端側に、前記ルアー本体から起立した状態で配置された弾性線材と、を含み、
    前記弾性線材の本数が1〜5本である、ルアー。
  2. 前記軟質材料がエラストマーである、請求項1に記載のルアー。
    軟質材料
  3. 前記オフセットフックを前記ルアー本体内に最も引き込んだ状態で、
    前記オフセットフックの前記針先から前記弾性線材の基端までの直線距離L1と、前記弾性線材の基端から先端までの長さL2とが、L2≦L1の関係にある、請求項1または2に記載のルアー。
  4. 前記オフセットフックが前記ルアー本体の外に最も突き出た状態で、
    前記ルアー本体を左右対称に2分割する面と直交する水平面からのオフセットフックの前記水平面から最も離れた箇所までの高さh1と、前記水平面から前記弾性線材の先端までの高さとh2とが、h1≦h2の関係にある、請求項1〜3のいずれかの項に記載のルアー。
  5. 前記ルアー本体を左右対称に2分割する面と直交する水平面に対する前記弾性線材の傾斜角度θが45〜60°である、請求項1〜4のいずれかの項に記載のルアー。
  6. 前記弾性線材の本数が1〜3本である、請求項1〜5のいずれかの項に記載のルアー。
  7. 前記ルアー本体表面のうちの、前記ルアー本体内に最も引き込まれた状態の前記オフセットフックの前記針先を含む先端部と向かい合う部分に凹部が形成されており、前記先端部は、前記凹部内に収まっている、請求項1〜6のいずれかの項に記載のルアー。
  8. 前記凹部内に前記磁石又は前記磁性体が配置され、
    前記磁石又は前記磁性体に、前記オフセットフックの前記先端部が吸着されている、請求項7に記載のルアー。
  9. 前記オフセットフックは、
    釣糸が結びつけられる釣糸係止部と、
    前記釣糸接続部から延伸し下方向に屈曲した部分を含む屈曲部と、
    前記屈曲部から延伸した延伸軸部と、
    針先が前記釣糸係止部側に向くように湾曲した湾曲部と、
    前記針先を含む先端部と、を含み、
    少なくとも前記延伸軸部の一部が、前記ルアー本体の外に配置されている、請求項1〜8のいずれかの項に記載のルアー。
  10. 前記凹部は、前記ルアー本体の上面に形成されており、
    前記ルアー本体は、前記凹部を構成する底部の下に、前記ルアー本体の下面に向かって開口し、前記凹部の深さよりも深い溝部を含み、
    前記溝部の先端側壁は、前記ルアー本体内に最も引き込まれた状態の前記オフセットフックの前記針先よりも前記ルアー本体の先端のより近くにあり、前記溝部の後端側壁は、前記ルアー本体内に最も引き込まれた状態の前記オフセットフックのうちの前記ルアー本体内に配置された部分よりも後方にある、請求項7〜9のいずれかの項に記載のルアー。
  11. 前記凹部の前記底部には、前記オフセットフックが貫通する貫通孔が形成されている、請求項10に記載のルアー。
  12. 請求項1〜11のいずれかの項に記載のルアーの作製に使用される、軟質材料で形成されたルアー本体であって、
    前記オフセットフックの針先よりも前記ルアー本体の先端側に、前記ルアー本体から起立した状態で弾性線材が配置されており、
    前記弾性線材の本数が1〜5本である、ルアー本体。
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