JP3234230U - 仮設ガードレール用連結装置 - Google Patents

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一男 吉川
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Abstract

【課題】曲線道路への対応が容易な仮設ガードレール用連結具を提供する。【解決手段】仮設用の基礎部材2と、この基礎部材2上に設けられたビームとを備えた仮設ガードレール1の連結に用いられる仮設ガードレール用連結具であって、長さ方向に隣り合う一方と他方の基礎部材2、2のフランジ部5、5の外面側にそれぞれ配置する一方と他方の連結板24、24と、これら一方と他方の連結板24、24を軸部を中心に回動可能に連結したヒンジ部25とを備えた連結具と、一方と他方の連結板24、24を一方と他方のフランジ部5、5に着脱可能に固定する固定手段とを備える。軸部を中心に一方と他方の連結板24、24の角度を調整することにより、長さ方向に隣り合う仮設ガードレール1同士を屈曲状態で連結することができる。また、連結装置21によって複数の仮設ガードレール1を一体化することにより、耐衝撃荷重を向上することができる。【選択図】図1

Description

本考案は、移動可能な仮設ガードレール同士を屈曲状態で連結可能な仮設ガードレール用連結装置に関する。
従来、この種のものとして、少なくとも底盤と該底盤の車道側の側縁部にて立上る正面壁を一体に設けたコンクリート製帯状基礎部材の底盤上には、ガードレールまたはフェンスを取付けたポストを立設せしめたコンクリート製ブロック群が、前記正面壁に接し、かつ基礎部材に対して所望の間隔にて回転不動状態に載置されているガードレール等の仮設装置(例えば特許文献1)がある。
前記仮設装置では、前記基礎部材の端壁間にゴム、合成樹脂製発泡材などの板状緩衝材を介在せしめて、ボルトおよびナットなどの連結金具を用いて、連繋設置され、また、仮設装置をカーブ個所に設置する折には、基礎部材の端壁間に平面視台形の緩衝材を介在せしめることにより、ガードレール等の仮設装置の屈曲設置が可能となる。
しかし、屈曲設置した場合、上記仮設装置では、長さ方向のボルトにより仮設装置同士を連結しているため、仮設装置の横方向からの荷重に対する強度が得られ難く、また、道路の曲率が変わるとその角度に合わせた台形形状の緩衝材が必要になるため、汎用性に乏しく、緩衝材の製造コストが嵩むことが予想される。
特開平7−300830号公報
そこで、本考案は、上記問題点を解決するものであり、仮設ガードレール同士を屈曲状態で連結することができ、曲線道路への対応が容易な仮設ガードレール用連結具を提供することを目的とする。
請求項1の考案は、幅方向に間隔を置いて配置した縦板部を横板部により連結した仮設用の基礎部材と、この基礎部材上に設けられ長さ方向に長いガード部材とを備えた仮設ガードレールの連結に用いられ、長さ方向に隣り合う前記仮設ガードレールの前記基礎部材の長さ方向端部を連結する仮設ガードレール用連結装置において、長さ方向に隣り合う一方と他方の前記基礎部材の前記縦板部の外面側にそれぞれ配置する一方と他方の連結板と、これら一方と他方の連結板を縦軸を中心に回動可能に連結したヒンジ部とを備えた連結具と、前記一方と他方の連結板を前記一方と他方の前記縦板部に着脱可能に固定する固定手段とを備えることを特徴とする。
請求項2の考案は、前記縦板部に穿設された縦板透孔に対応して前記連結板に連結板透孔を穿設し、前記固定手段は、前記縦板透孔及び前記連結板透孔に挿通された螺子棒と、前記螺子棒に螺合して前記連結板を前記縦板部に固定する雌螺子体とを備えることを特徴とする。
請求項3の考案は、前記連結板透孔が前記長さ方向に長い長孔であることを特徴とする。
請求項4の考案は、前記縦板透孔が前記長さ方向に長い長孔であることを特徴とする。
請求項5の考案は、前記縦板部に前記縦板透孔が上下に設けられていると共に、これら上下の縦板透孔に対応して前記連結板に前記連結板透孔を上下に設けたことを特徴とする。
請求項6の考案は、上の前記連結板透孔が下の前記連結板透孔に比べて前記ヒンジ部側に設けられていることを特徴とする。
請求項7の考案は、前記縦板部がフランジ部であり、前記横板部がウエブ部であり、前記ウエブ部の下方で前記フランジ部に前記縦板透孔を穿設し、長さ方向に隣り合う前記基礎部材の幅方向両側の一方と他方の前記フランジ部の外面に一方と他方の前記連結板をそれぞれ配置し、前記螺子棒がボルトであり、前記雌螺子体がナットであり、前記ボルトを前記幅方向両側の前記縦板透孔と前記連結板透孔に挿通すると共に、この挿通したボルトの先端に前記ナットを螺合して前記幅方向両側の前記連結具を前記幅方向両側の前記フランジ部に固定したことを特徴とする。
請求項8の考案は、前記一方と他方の連結板のヒンジ部側には、それら一方と他方の連結板の下縁部を切り欠いた切欠き開口部が形成されていると共に、それら一方と他方の連結板の前記切欠き開口部が連通することを特徴とする。
請求項1の構成によれば、一方と他方の連結板を一方と他方の縦板部に固定し、縦軸を中心に一方と他方の連結板の角度を調整することにより、長さ方向に隣り合う仮設ガードレール同士を屈曲状態で連結することができる。また、連結装置によって複数の仮設ガードレールを一体化することにより、耐衝撃荷重を向上することができる。
請求項2の構成によれば、基礎部材の縦板透孔と連結具の連結板透孔に螺子棒を挿通し、この螺子棒に雌螺体を螺合することにより、基礎部材の縦板部に連結具の連結板を着脱可能に取り付けることができる。
請求項3の構成によれば、隣り合う仮設ガードレールの屈曲方向内側の縦板部を連結具により連結し、屈曲方向外側では仮設ガードレールの端部の間隔が開き、この間隔の開きを長孔である連結板透孔により吸収することにより、隣り合う仮設ガードレールを屈曲状態で連結することができる。
請求項4の構成によれば、隣り合う仮設ガードレールの屈曲方向内側の縦板部を連結具により連結し、屈曲方向外側では仮設ガードレールの端部の間隔が開き、この間隔の開きを長孔である縦板透孔により吸収することにより、隣り合う仮設ガードレールを屈曲状態で連結することができる。
請求項5の構成によれば、縦板部への連結板の取付強度が向上し、隣り合う仮設ガードレールの連結強度が向上する。
請求項6の構成によれば、上下一方の螺子棒を締め具により螺合する際、上下他方の螺子棒に締め具が干渉することなく、螺合作業を容易に行うことができる。また、螺子棒を挿通して雌螺子体を螺合する順番は、上下の連結板透孔のいずれかを選択して先に行うことができるが、上の連結板透孔を先に行った場合、下の連結板透孔の螺子棒をヒンジ部側から締め具により螺合すると、ヒンジ部が邪魔になったり、連結板同士の角度が180未満だったりした場合、やり難い面があるが、下の連結板透孔がヒンジ部から離れているから、ヒンジ部の反対側から締め具を用いて、下の連結板透孔の螺子棒や雌螺子体の螺合作業を簡便に行うことができる。
請求項7の構成によれば、ボルトとナットを用いて基礎部材の幅方向両側にそれぞれ連結具を簡便に取り付けることができ、そのボルトをウエブ部の下方に隠すことができる。
請求項8の構成によれば、仮設箇所を伝わる雨水などを、切欠き開口部から仮設ガードレールの幅方向他側に流して排出することができる。
本考案の実施例1を示す連結装置の斜視図である。 同上、仮設ガードレールの側面図である。 同上、連結具の斜視図である。 同上、連結具の正面図である。 同上、連結具の平面図である。 同上、基礎部材の断面図である。 同上、使用状態を示す平面図である。 本考案の実施例2を示す連結具と縦板部の正面図である。 本考案の実施例3を示す基礎部材の断面図である。
本考案における好適な実施の形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
図1〜図7は本考案の実施例1を示す。同図に示すように、仮設ガードレール用連結装置を用いる仮設ガードレール1は、H形鋼からなる仮設用の基礎部材2と、金属製で波形状のガード部材たるビーム3と、複数の支柱4,4とを有する。前記基礎部材2は、両側のフランジ部5,5をウエブ部6により連結してなり、仮設場所において、該ウエブ部6を横向きにして設置される。それら両側フランジ部5,5の一側縁が、長さ方向に連続した接地下縁部5F,5Fとなる。尚、前記ウエブ部6はフランジ部5,5の高さ方向中央に位置する。また、前記フランジ部5,5が縦板部であり、前記ウエブ部6が幅方向両側に間隔を置いて配置した前記フランジ部5,5を連結する横板部である。
そして、それら接地下縁部5F,5Fが仮設箇所の道路などに接して置かれる。また、前記ビーム3の長さ方向端部には湾曲部3W(図7)が設けられ、該ビーム3は前記H形鋼基礎部材2とほぼ同一長さを有する。また、前記支柱4は、前記ウエブ部6の上面に一体に突設されると共に、ガードレール1の長さ方向に間隔を置いて複数配置されている。
図1に示すように、前記基礎部材2の長さ方向の端部2Tには、前記ウエブ部6の上部に幅方向の端面板7を設け、この端面板7は前記フランジ部5,5の長さ方向端縁の上部に固定されている。また、前記端面板7の幅方向中央の内面と前記ウエブ部6の上面には、三角形のリブ8が固定され、このリブ8を挟んだ両側で前記端面板7に長さ方向の透孔7T,7Tが穿設されている。
そして、長さ方向に隣り合って基礎部材2,2を並べ、端面板7,7を突き合わせ、両端面板7,7の透孔7T,7Tにボルト(図示せず)を挿通し、挿通したボルトの先端にナット(図示せず)を螺合することにより隣り合った基礎部材2,2を直線状に連結することができる。
前記基礎部材2の長さ方向端部2T(図1)には、両フランジ部5,5にそれぞれ縦板透孔11,12が上下に並んで、且つ上側の縦板透孔11が基礎部材2の長さ方向端部2Tに近接し、この上側の縦板透孔11に比べて下側の縦板透孔12が基礎部材2の長さ方向端部2Tから離れて穿設されている。また、上下の縦板透孔11,12は、前記ウエブ部6位置より下方で前記フランジ部5に穿設されている。
長さ方向に隣り合う一方と他方の前記基礎部材2,2を、その長さ方向の向きを変えて連結する連結装置21を備える。この連結装置21は、連結具22と、この連結具22を前記フランジ部5に固定する固定手段31とを備える。
前記連結具22は、一対の連結板24,24を中央のヒンジ部25により回動可能に連結し、それら連結板24,24は前記フランジ部5の高さの略半分程度の高さを有し、前記長さ方向の寸法は高さ寸法より大きい横長の長方形形状をなす。また、ヒンジ部25は、1つの連結板24の縦縁に上下の筒部25A,25Aを間隔を置いて取り付け、残り1つの連結板24の縦縁に前記上下の筒部25A,25A間に配置する同径の筒部25Bを設け、それら筒部25A,25B,25Aに縦軸たる軸部25Cを挿入して、連結板24,24同士を回動自在に連結している。尚、前記連結板24及びヒンジ部25は金属製であって、メッキ処理が施されている。
また、前記ヒンジ部25の筒部25A,25Bの直径寸法は連結板24の厚さ寸法より大きいから、図5に示すように、両側の連結板24,24の一側面を面一とした状態で、連結板24,24の他側面側にヒンジ部25が部分的に出っ張るように連結板24,24にヒンジ部25を取り付けている。
また、本実施例では、図1に示すように、隣り合う基礎部材2,2の端部2T,2Tの下部側間には、少なくとも端面板7の厚さの2倍の隙間が形成されるから、この隙間にヒンジ部25を収納するようにして連結具22を配置する。尚、前記隙間が無い場合は、両側の連結板24,24の一側面をフランジ部5,5の外面に沿うように連結具22を取り付ければ、ヒンジ部25が外側になり、ヒンジ部25が邪魔になることが無い。
前記連結板24には、前記上下の縦板透孔11,12に対応して、上下の連結板透孔26,27を穿設し、これら上下の連結板透孔26,27は前記長さ方向に長い長孔状をなす。また、上側の連結板透孔26が前記ヒンジ部25に近接し、この上側の連結板透孔26に比べて下側の連結板透孔27が前記ヒンジ部25から離れて穿設されている。
この例では、図4に示すように、上下の連結板透孔26,27のヒンジ部25側端部を結んだ仮想線(図示せず)は、下縁部24Sに対して、45度以下であり、上下の連結板透孔26,27の反ヒンジ部25側端部を結んだ仮想線(図示せず)は、下縁部24Sに対して、45度以下である。尚、上下の縦板透孔11,12の中心を結んだ仮想線(図示せず)は、接地下縁部5Fに対して、45度以下である。
一対の連結板24,24には、前記ヒンジ部25の下部に下方に開口した切欠き開口部28,28が設けられ、これら切欠き開口部28,28の上縁部に前記ヒンジ部25の下端が位置する。前記切欠き開口部28は連結板24のヒンジ部25側の下縁部24Sを切り欠いて形成され、一方の他方の連結板24,24の切欠き開口部28,28は連通している。
前記固定手段31は、螺子棒たるボルト32と、このボルト32に螺合する雌螺子体たるナット33とを備える。尚、幅方向一方のフランジ部5,5同士と幅方向他方のフランジ部5,5同士の連結で、連結具22を2つ、ボルト32を4本、ナット33を4個使用する。
次に、前記連結装置21を用いた連結方法について説明する。端部2T,2Tにおいて、隣り合うフランジ部5,5の端部間を開くように仮設ガードレール1,1を設置し、図7のように隣り合うガードレール1,1を所望の角度で配置する。この場合、道路の曲率に対応して、幅方向他側(図7中で右側及び下側)のフランジ部5,5の間隔を開くようにしている。
幅方向両側において、長さ方向に隣り合う一方と他方の基礎部材2,2のフランジ部5,5の外面に、一方と他方の連結板24,24を添わせる。
図6に示すように、基礎部材2の幅方向一側から一側の連結板透孔26と縦板透孔11,他側の縦板透孔11と連結板透孔26に、ボルト32を挿通し、このボルト32の先端にナット33を螺合して幅方向両側の連結板24,24をフランジ部5,5に固定する。同様に基礎部材2の幅方向一側から一側の連結板透孔27と縦板透孔12,他側の縦板透孔12と連結板透孔27に、ボルト32を挿通し、このボルト32の先端にナット33を螺合して幅方向両側の連結板24,24をフランジ部5,5に固定する。
この場合、長孔である連結板透孔26,27の範囲内でボルト32の挿通位置を調整することにより、隣り合う基礎部材2,2の角度を調整することができる。尚、図6に示すように、頭部32Tと連結板24の間にはワッシャ34が設けられ、また、ナット33と連結板24との間にはワッシャ34が設けられる。
ボルト32とナット33を用いた作業では、上の連結板透孔26が下の連結板透孔27よりヒンジ部25側に設けられているため、上下のボルト32,32の頭部32T,32Tの位置が上下に重ならず、頭部32T,32Tの位置が離れるため、スパナなどの締め具が他方の頭部32Tに干渉することなく、螺合作業を容易に行うことができる。尚、上下のナット33,33を締める場合も同様である。
このようにして図7に示すように複数の仮設ガードレール1,1・・・を連結装置21により曲線状に連結して仮設する。そして、仮に車両などがガードレール1に衝突すると、従来であれば衝突の力を1つのガードレール1により受け止めていたのに対して、連結された複数の仮設ガードレール1,1・・・より衝撃力に対抗するため、耐衝撃荷重が向上する。
また、道路の勾配により雨が道路側から路肩側に流れる場合、連結具22の中央下部に切欠き開口部28が設けられているため、道路を伝わる雨水が、切欠き開口部28と基礎部材2,2の端部2T,2T間の隙間から仮設ガードレール1の幅方向他側に流れて排水される。
さらに、仮設が終了したら、ボルト32を外して仮設ガードレール1を単体で運搬することができる。
このように本実施例では、請求項1に対応して、幅方向に間隔を置いて配置した縦板部たるフランジ部5,5を横板部たるウエブ部6により連結した仮設用の基礎部材2と、この基礎部材2上に設けられ長さ方向に長いガード部材たるビーム3とを備えた仮設ガードレール1,1の連結に用いられ、長さ方向に隣り合う仮設ガードレール1,1の基礎部材2,2の長さ方向端部2T,2Tを連結する仮設ガードレール用連結装置21において、長さ方向に隣り合う一方と他方の基礎部材2,2のフランジ部5,5の外面側にそれぞれ配置する一方と他方の連結板24,24と、これら一方と他方の連結板24,24を縦軸たる軸部25Cを中心に回動可能に連結したヒンジ部25とを備えた連結具22と、一方と他方の連結板24,24を一方と他方のフランジ部5,5に着脱可能に固定する固定手段31とを備えるから、軸部25Cを中心に一方と他方の連結板24,24の角度を調整することにより、長さ方向に隣り合う仮設ガードレール1,1同士を屈曲状態で連結することができる。また、連結装置21によって複数の仮設ガードレール1,1を一体化することにより、耐衝撃荷重を向上することができる。
このように本実施例では、請求項2に対応して、縦板部たるフランジ部5に穿設された縦板透孔11,12に対応して連結板24に連結板透孔26,27を穿設し、固定手段31は、縦板透孔11,12及び連結板透孔26,27に挿通された螺子棒たるボルト32,32と、ボルト32,32に螺合して連結板24をフランジ部5に固定する雌螺子体たるナット33,33とを備えるから、基礎部材2の縦板透孔11,12と連結具22の連結板透孔26,27にボルト32,32を挿通し、これらボルト32,32にナット33,33を螺合することにより、基礎部材2のフランジ部5に連結具22の連結板24を着脱可能に取り付けることができる。
このように本実施例では、請求項3に対応して、連結板透孔26,27が前記長さ方向に長い長孔であるから、隣り合う仮設ガードレール1,1の屈曲方向内側の縦板部たるフランジ部5,5を連結具22により連結し、屈曲方向外側では仮設ガードレール1の端部の間隔が開き、この間隔の開きを長孔である連結板透孔26,27により吸収することにより、隣り合う仮設ガードレール1,1を屈曲状態で連結することができる。
このように本実施例では、請求項5に対応して、縦板部たるフランジ部5に縦板透孔11,12が上下に設けられていると共に、これら上下の縦板透孔11,12に対応して連結板24に連結板透孔26,27を上下に設けたから、フランジ部5への連結板24の取付強度が向上し、隣り合う仮設ガードレール1,1の連結強度が向上する。
このように本実施例では、請求項6に対応して、上の連結板透孔26が下の連結板透孔27に比べてヒンジ部25側に設けられているから、上下一方の螺子棒たるボルト32を締め具により螺合する際、上下他方の螺子棒たるボルト32に締め具が干渉することなく、螺合作業を容易に行うことができる。また、ボルト32を挿通して雌螺子体たるナット33を螺合する順番は、上下の連結板透孔26,27のいずれかを選択して先に行うことができるが、上の連結板透孔26を先に行った場合、下の連結板透孔26のボルト32をヒンジ部25側から締め具により螺合すると、ヒンジ部25が邪魔になったり、連結板24,24同士の角度が180未満だったりした場合、やり難い面があるが、下の連結板透孔27がヒンジ部25から離れているから、ヒンジ部25の反対側から締め具を用いて、下の連結板透孔27のボルト32やナット33の螺合作業を簡便に行うことができる。
このように本実施例では、請求項7に対応して、前記縦板部がフランジ部5であり、前記横板部がウエブ部6であり、ウエブ部6の下方でフランジ部5に縦板透孔11,12を穿設し、長さ方向に隣り合う基礎部材2,2の幅方向両側の一方と他方のフランジ部5,5の外面に一方と他方の連結板24,24をそれぞれ配置し、前記螺子棒がボルト32であり、前記雌螺子体がナット33であり、ボルト32,32を前記幅方向両側の縦板透孔11,12と連結板透孔26,27に挿通すると共に、この挿通したボルト32,32の先端にナット33,33を螺合して前記幅方向両側の連結具22,22を前記幅方向両側のフランジ部5,5,5,5に固定したから、ボルト32とナット33を用いて基礎部材2,2の幅方向両側にそれぞれ連結具22,22を簡便に取り付けることができ、そのボルト32をウエブ部6の下方に隠すことができる。
このように本実施例では、請求項8に対応して、一方と他方の連結板24,24のヒンジ部25側には、それら一方と他方の連結板24,24の下縁部24S,24Sを切り欠いた切欠き開口部28,28が形成されていると共に、それら一方と他方の連結板24,24の切欠き開口部28,28が連通するから、仮設箇所である道路を伝わる雨水などを、切欠き開口部28,28から仮設ガードレール1の幅方向他側に流して排出することができる。
尚、連結板透孔26,27を長孔でなく円孔に形成した場合は、仮設ガードレール1,1の屈曲方向内側のみに連結具22を取り付ければ良い。
図8は本考案の実施例2を示し、上記実施例1と同一部分に同一符号を付し、その説明を省略して詳述する。この例は、縦孔透孔と連結板透孔の変形例を示す。
同図に示すように、両フランジ部5,5の前記縦板透孔11,12を長さ方向に長い長孔に形成した縦板透孔11A,12Aを備え、前記連結板24の上下の長孔状の前記連結板透孔26,27を円孔に形成した連結板透孔26A,27Aを備える。
このように本実施例では、請求項4に対応して、縦板透孔11A,12Aが前記長さ方向に長い長孔であるから、隣り合う仮設ガードレール1,1の屈曲方向内側の縦板部たるフランジ部5,5を連結具22により連結し、屈曲方向外側では仮設ガードレール1の端部の間隔が開き、この間隔の開きを長孔である縦板透孔11A,12Aにより吸収することにより、隣り合う仮設ガードレール1,1を屈曲状態で連結することができる
図9は本考案の実施例3を示し、上記各実施例と同一部分に同一符号を付し、その説明を省略して詳述する。
この例では、連結具22をフランジ部5の上側に取り付けており、前記ウエブ部6の上方でフランジ部5に縦板透孔11,12を穿設している。また、螺子棒は実施例1より短いボルト32Aを用い、外側から連結板透孔26と縦板透孔11に挿通したボルト32AAに、ナット33を螺合すると共に、外側から連結板透孔27と縦板透孔12に挿通したボルト32Aに、ナット33を螺合することにより、フランジ部5の外面に連結板24を着脱可能に取り付けている。
このように本実施例では、請求項2に対応して、縦板部たるフランジ部5に穿設された縦板透孔11,12に対応して連結板24に連結板透孔26,27を穿設し、固定手段31は、縦板透孔11,12及び連結板透孔26,27に挿通された螺子棒たるボルト32A,32Aと、ボルト32A,32Aに螺合して連結板24をフランジ部5に固定する雌螺子体たるナット33とを備えるから、基礎部材2の縦板透孔11,12と連結具22の連結板透孔26,27にボルト32Aを挿通し、このボルト32Aにナット33を螺合することにより、基礎部材2のフランジ部5に連結具22の連結板24を着脱可能に取り付けることができる。
尚、本考案は、本実施例に限定されるものではなく、本考案の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、実施例では、縦板部としてフランジ部を有し、横板部としてウエブ部を有する断面H型の基礎部材を示したが、基礎部材は、両側の縦板部の上縁を横板部により連結した下部が開口したコ字型のものなど両側の縦板部とこれら両側の縦板部を連結する横板部とを有していれば各種のものを用いることができる。また、実施例では、固定手段として、ボルトとナットを用いるものを示したが、螺子棒として少なくとも両端に雄螺子を有するものを用い、両端の雄螺子にそれぞれナットを螺合するようにしても良い。さらに、請求項1においては、縦板透孔を雌螺子孔に形成し、連結孔透孔に遊挿したボルトを、前記雌螺子孔に螺合して縦板部に連結板を固定するなどしても良く、着脱可能とするものであれば各種の固定手段を用いることができる。また、縦孔透孔と連結板透孔の両者を長孔にしても良い。
1 仮設ガードレール
2 基礎部材
2T 端部
3 ビーム(ガード部材)
5 フランジ部(縦板部)
6 ウエブ部(横板部)
11,12 縦板透孔
11A,12A 縦板透孔
21 連結装置
22 連結具
24 連結板
24S 下縁部
25 ヒンジ部
25C 軸部(縦軸)
26,27 連結板透孔
26A,27A 連結板透孔
27 連結板透孔
28 切欠き開口部
31 固定手段
32 ボルト(螺子棒)
33 ナット(雌螺子体)

Claims (8)

  1. 幅方向に間隔を置いて配置した縦板部を横板部により連結した仮設用の基礎部材と、この基礎部材上に設けられ長さ方向に長いガード部材とを備えた仮設ガードレールの連結に用いられ、長さ方向に隣り合う前記仮設ガードレールの前記基礎部材の長さ方向端部を連結する仮設ガードレール用連結装置において、
    長さ方向に隣り合う一方と他方の前記基礎部材の前記縦板部の外面側にそれぞれ配置する一方と他方の連結板と、これら一方と他方の連結板を縦軸を中心に回動可能に連結したヒンジ部とを備えた連結具と、
    前記一方と他方の連結板を前記一方と他方の前記縦板部に着脱可能に固定する固定手段とを備えることを特徴とする仮設ガードレール用連結装置。
  2. 前記縦板部に穿設された縦板透孔に対応して前記連結板に連結板透孔を穿設し、
    前記固定手段は、前記縦板透孔及び前記連結板透孔に挿通された螺子棒と、前記螺子棒に螺合して前記連結板を前記縦板部に固定する雌螺子体とを備えることを特徴とする請求項1記載の仮設ガードレール用連結装置。
  3. 前記連結板透孔が前記長さ方向に長い長孔であることを特徴とする請求項2記載の仮設ガードレール用連結装置。
  4. 前記縦板透孔が前記長さ方向に長い長孔であることを特徴とする請求項2記載の仮設ガードレール用連結装置。
  5. 前記縦板部に前記縦板透孔が上下に設けられていると共に、これら上下の縦板透孔に対応して前記連結板に前記連結板透孔を上下に設けたことを特徴とする請求項3記載の仮設ガードレール用連結装置。
  6. 上の前記連結板透孔が下の前記連結板透孔に比べて前記ヒンジ部側に設けられていることを特徴とする請求項5記載の仮設ガードレール用連結装置。
  7. 前記縦板部がフランジ部であり、前記横板部がウエブ部であり、
    前記ウエブ部の下方で前記フランジ部に前記縦板透孔を穿設し、
    長さ方向に隣り合う前記基礎部材の幅方向両側の一方と他方の前記フランジ部の外面に一方と他方の前記連結板をそれぞれ配置し、
    前記螺子棒がボルトであり、前記雌螺子体がナットであり、
    前記ボルトを前記幅方向両側の前記縦板透孔と前記連結板透孔に挿通すると共に、この挿通したボルトの先端に前記ナットを螺合して前記幅方向両側の前記連結具を前記幅方向両側の前記フランジ部に固定したことを特徴とする請求項6記載の仮設ガードレール用連結装置。
  8. 前記一方と他方の連結板のヒンジ部側には、それら一方と他方の連結板の下縁部を切り欠いた切欠き開口部が形成されていると共に、それら一方と他方の連結板の前記切欠き開口部が連通することを特徴とする請求項7記載の仮設ガードレール用連結装置。
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