JP3234142U - 送風装置および送風機用のサイレンサ - Google Patents

送風装置および送風機用のサイレンサ Download PDF

Info

Publication number
JP3234142U
JP3234142U JP2021002518U JP2021002518U JP3234142U JP 3234142 U JP3234142 U JP 3234142U JP 2021002518 U JP2021002518 U JP 2021002518U JP 2021002518 U JP2021002518 U JP 2021002518U JP 3234142 U JP3234142 U JP 3234142U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sound absorbing
absorbing material
blower
opening
silencer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2021002518U
Other languages
English (en)
Inventor
章晴 大場
章晴 大場
友久 山田
友久 山田
智也 木村
智也 木村
Original Assignee
大冷工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 大冷工業株式会社 filed Critical 大冷工業株式会社
Priority to JP2021002518U priority Critical patent/JP3234142U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3234142U publication Critical patent/JP3234142U/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

【課題】吸音材として取り扱いが容易な1枚のマット状吸音材を用いるとともに、その交換が容易である送風装置、およびそのような送風装置に用いられる送風機用のサイレンサを提供する。【解決手段】送風装置において、軸流型送風機の吸込側または/および吐出側に取り付けられたサイレンサ3は、多孔内管31と外管32との間に形成された無端環状空間33に収納された両端部36、36を有する1枚のマット状吸音材34を備え、外管32は、軸方向長の略全長、かつ周方向長の1/3〜1/2の部分において、開閉可能な1つのみの開閉用外壁部37を備え、開閉用外壁部37は、サイレンサ3に回動可能に連結されており、開閉用外壁部37の回動による無端環状空間33の開放により、マット状吸音材34を交換可能な吸音材交換用開口38が形成される。【選択図】図9

Description

本考案は、送風装置および送風機用のサイレンサに関する。
従来から、工場やホール等の所定の空間の空気を撹拌するための空気撹拌用の送風装置や、ビル等の空調設備の一部を構成する空調用(給排気用)の送風装置として、軸流型送風機(噴流式送風機)を備える送風装置が用いられている。そして、そのような送風装置の中には、騒音を低減するために、軸流型送風機の吸込側や吐出側にサイレンサ(消音器)が取り付けられることがある。
そのようなサイレンサは、送風装置の使用環境や運転状況によって、内部に収納(充填)された吸音材が劣化して、消音性能(騒音の低減性能)が低下することがある。これに対し、消音性能が著しく低下したサイレンサ自体を交換することが行われる一方、特許文献1(特開平2−294600号公報)には、吸音材の取替えを行うに好適な構造の道路トンネルの換気機器用送風装置のサイレンサとして、サイレンサに使用する吸音材をブロック状の吸音材とし、サイレンサに必要に応じて吸音材の取替え口を設けることが開示されている。
また、特許文献2(実開昭61−066616号公報)には、カットファン等に使用される消音器において、消音材劣化等の場合の交換を容易にするために、軸方向の両端に一対の筒状フランジを設け、当該フランジ間に着脱自在に筒状の消音要素(ガラスウール等)を装着し、消音要素をフランジから取り外して交換できるようにすることが開示されている。
特許文献3(実開昭54−50205号公報)には、軸流送風機本体とこれの入口側または出口側に接続された1箇以上のサイレンサーとより成り、本体およびサイレンサーの外側流路壁を形成する吸音層内壁板とその外周に配置された吸音層外壁板とを有し、吸音層内壁板および外壁板の間に吸音材を充填して構成されるサイレンサー付き軸流送風機において、吸音層外壁板を複数筒の部分外壁板に分割し、各部分外壁板を軸流送風機本体およびサイレンサーの骨組にヒンジおよび結合装置により取付けて、外壁板を開閉可能にした事を特徴とするサイレンサー付き軸流送風機が開示されている。
特開平2−294600号公報 実開昭61−066616号公報 実開昭54−50205号公報
しかしながら、従来のサイレンサにおいては、吸音材の交換をより容易に行うことについて、未だ改良の余地がある。例えば、特許文献1のようにブロック状の吸音材を用いる場合、吸音材の取り扱いが面倒であり、作業中の吸音材の脱落等のおそれがある。また、特許文献2においては、例えば、サイレンサの一端側に軸流型送風機が装着されており、他端側に吸入側(または吐出側)筒状部材が装着されている場合、サイレンサから筒状フランジを取り外すことが困難になる。また、特許文献3では、吸音層外壁板を複数筒の部分外壁板に分割し、各部分外壁板を軸流送風機本体およびサイレンサーの骨組にヒンジおよび結合装置により取り付けて、外壁板を開閉可能となっているため、特許文献2に比べて、吸音材の交換は容易なものとなっている。しかし、特許文献3においては、複数の外壁板の開閉が必要であり、そこに収納されている複数の吸音材の交換も必要であり、より容易に、吸音材の交換が可能なものが望まれている。
そこで、本考案の目的は、軸流型送風機と、軸流型送風機の吸込側または/および吐出側に取り付けられたサイレンサとを備える送風装置であって、吸音材として取り扱いが容易な1枚のマット状吸音材を用いるとともに、その交換が容易である送風装置、およびそのような送風装置に用いられる送風機用のサイレンサを提供することである。
上記目的を達成するものは、以下のものである。
(1) 軸流型送風機と、前記軸流型送風機の吸込側または/および吐出側に取り付けられたサイレンサと、前記軸流型送風機に設けられた吊り下げ用部材とを備える送風装置であって、
前記サイレンサは、内部に軸方向に貫通した通風路を有する多孔内管と、前記多孔内管を被包する外管と、前記多孔内管と前記外管との間に形成された無端環状空間と、前記無端環状空間内に収納された吸音材と、前記多孔内管および前記外管の軸方向両端部に設けられ、前記無端環状空間を閉鎖するとともに、前記吸音材の前記無端環状空間からの離脱を規制する円環板状の封鎖部材とを備え、
前記吸音材は、前記無端環状空間全体を満たし、両端部を有する1枚の長尺マット状吸音材であり、
前記外管は、軸方向長の略全長、かつ周方向長の1/3〜1/2の部分において、開閉可能な1つのみの開閉用外壁部を備え、前記開閉用外壁部は、前記サイレンサに回動可能に連結されており、前記サイレンサは、前記開閉用外壁部の回動による前記無端環状空間の開放により、前記マット状吸音材を交換可能な吸音材交換用開口が形成されるものである送風装置。
(2) 前記軸流型送風機に設けられた吊り下げ用部材を用いて前記送風装置が吊り下げられた状態において、前記サイレンサは、前記開閉用外壁部が、上方に開くものとなっており、前記吸音材交換用開口は、上方に開いた開口となる上記(1)に記載の送風装置。
(3) 前記サイレンサは、前記開閉用外壁部を回動可能とするためのヒンジ部および閉鎖状態を維持する固定具とを備え、前記ヒンジ部および前記固定具は、前記軸流型送風機に設けられた吊り下げ用部材を用いて前記送風装置が吊り下げられた状態において、前記サイレンサの水平方向側部に位置するものとなっている上記(1)または(2)に記載の送風装置。
(4) 前記マット状吸音材は、前記無端環状空間に前記マット状吸音材が収納されていない状態において、前記吸音材交換用開口より端部を挿入し、押し込むことにより、前記無端環状空間内を進行可能なものである上記(1)ないし(3)のいずれかに記載の送風装置。
(5) 前記サイレンサは、前記円環板状の封鎖部材に設けられた取付部において前記軸流型送風機に同軸的に取り付けられている上記(1)ないし(4)のいずれかに記載の送風装置。
(6) 前記サイレンサは、一端が前記開閉用外壁部に取り付けられ、他端が前記サイレンサの前記開閉用外壁部以外に取り付けられ、前記開閉用外壁部の閉鎖作業時に牽引可能な牽引用部材を備えている上記(1)ないし(5)のいずれかに記載の送風装置。
(7) 前記開閉用外壁部は、1枚の断面円弧状の湾曲板部であり、
前記湾曲板部は、周方向の一端部において前記外管の前記開閉用外壁部以外の部分とヒンジ部にて連結されており、当該ヒンジ部を支点として回動可能になっている上記(1)ないし(6)のいずれかに記載の送風装置。
(8) 前記サイレンサの一端は、前記軸流型送風機に装着されており、他端には、吸入側筒状部材もしくは吐出側筒状部材が装着されている上記(1)ないし(7)のいずれかに記載の送風装置。
(9) 前記送風装置は、前記軸流型送風機の吸込側に取り付けられた吸入側サイレンサおよび吐出側に取り付けられた吐出側サイレンサとを備えている上記(1)ないし(8)のいずれかに記載の送風装置。
(10) 前記マット状吸音材は、所定の厚さを有する吸音材本体と、前記吸音材本体の前記外管側となる面に貼り付けられた摺動性シートとを備え、かつ、前記吸音材本体の前記内管側は、前記吸音材本体の露出面となっている上記(1)ないし(9)のいずれかに記載の送風装置。
(11) 前記軸流型送風機の口径が140〜300mmであり、前記無端環状空間の厚さ寸法が25〜50mmである上記(1)ないし(10)のいずれかに記載の送風装置。
(12) 前記送風装置は、工場内の空気撹拌用である上記(1)ないし(11)のいずれかに記載の送風装置。
(13) 軸流型送風機と、前記軸流型送風機の吸込側または/および吐出側に取り付けられたサイレンサと、前記軸流型送風機に設けられた吊り下げ用部材とを備える送風装置であって、
前記サイレンサは、内部に軸方向に貫通した通風路を有する多孔内管と、前記多孔内管を被包する外管と、前記多孔内管と前記外管との間に形成された無端環状空間と、前記無端環状空間内に収納された吸音材と、前記多孔内管および前記外管の軸方向両端部に設けられ、前記無端環状空間を閉鎖するとともに、前記吸音材の前記無端環状空間からの離脱を規制する円環板状の封鎖部材とを備え、
前記吸音材は、前記無端環状空間全体を満たし、両端部を有する1枚の長尺マット状吸音材であり、
前記外管は、軸方向長の略全長、かつ周方向長の1/3〜1/2の部分において、開閉可能な1つのみの開閉用外壁部を備え、
前記開閉用外壁部は、1枚の断面円弧状の湾曲板部であり、
前記湾曲板部は、周方向の一端部において前記外管の前記開閉用外壁部以外の部分とヒンジ部にて連結されており、当該ヒンジ部を支点として回動可能になっており、
前記サイレンサは、前記湾曲板部の回動による前記無端環状空間の開放により、前記マット状吸音材を交換可能な吸音材交換用開口が形成されるものであり、
前記軸流型送風機に設けられた吊り下げ用部材を用いて前記送風装置が吊り下げられた状態において、前記サイレンサは、前記湾曲板部が、上方に開くものとなっており、前記吸音材交換用開口は、上方に開いた開口となる送風装置。
(14) 前記送風装置は、工場内の空気撹拌用であり、前記送風装置は、前記軸流型送風機の吸込側に取り付けられた吸入側サイレンサおよび吐出側に取り付けられた吐出側サイレンサを備えており、前記マット状吸音材は、所定の厚さを有する吸音材本体と、前記吸音材本体の前記外管側となる面に貼り付けられた摺動性シートとを備え、かつ、前記吸音材本体の前記内管側は、前記吸音材本体の露出面となっており、前記マット状吸音材は、前記無端環状空間に前記マット状吸音材が収納されていない状態において、前記吸音材交換用開口より端部を挿入し、押し込むことにより、前記無端環状空間内を進行可能なものである上記(13)に記載の送風装置。
また、上記目的を達成するものは、以下のものである。
(15) 軸流型送風機の吸込側または/および吐出側に取り付けられる送風機用のサイレンサであって、
前記サイレンサは、内部に軸方向に貫通した通風路を有する多孔内管と、前記多孔内管を被包する外管と、前記多孔内管と前記外管との間に形成された無端環状空間と、前記無端環状空間内に収納された吸音材と、前記多孔内管および前記外管の軸方向両端部に設けられ、前記無端環状空間を閉鎖するとともに、前記吸音材の前記無端環状空間からの離脱を規制する円環板状の封鎖部材とを備え、
前記吸音材は、前記無端環状空間全体を満たし、両端部を有する1枚のマット状吸音材であり、
前記外管は、軸方向長の略全長、かつ周方向長の1/3〜1/2の部分において、開閉可能な1つのみの開閉用外壁部を備え、前記開閉用外壁部は、前記サイレンサに回動可能に連結されており、前記サイレンサは、前記開閉用外壁部の回動による前記無端環状空間の開放により、前記マット状吸音材を交換可能な吸音材交換用開口が形成されるものであり、
前記マット状吸音材は、前記無端環状空間に前記マット状吸音材が収納されていない状態において、前記吸音材交換用開口より端部を挿入し、押し込むことにより、前記無端環状空間内を進行可能なものである送風機用のサイレンサ。
(16) 軸流型送風機の吸込側または/および吐出側に取り付けられる送風機用のサイレンサであって、
前記サイレンサは、内部に軸方向に貫通した通風路を有する多孔内管と、前記多孔内管を被包する外管と、前記多孔内管と前記外管との間に形成された無端環状空間と、前記無端環状空間内に収納された吸音材と、前記多孔内管および前記外管の軸方向両端部に設けられ、前記無端環状空間を閉鎖するとともに、前記吸音材の前記無端環状空間からの離脱を規制する円環板状の封鎖部材とを備え、
前記吸音材は、前記無端環状空間全体を満たし、両端部を有する1枚のマット状吸音材であり、
前記外管は、軸方向長の略全長、かつ周方向長の1/3〜1/2の部分において、開閉可能な1つのみの開閉用外壁部を備え、
前記開閉用外壁部は、1枚の断面円弧状の湾曲板部であり、
前記湾曲板部は、周方向の一端部において前記外管の前記開閉用外壁部以外の部分とヒンジ部にて連結されており、当該ヒンジ部を支点として回動可能になっており、
前記サイレンサは、前記湾曲板部の回動による前記無端環状空間の開放により、前記マット状吸音材を交換可能な吸音材交換用開口が形成されるものであり、
前記軸流型送風機に設けられた吊り下げ用部材を用いて前記送風装置が吊り下げられた状態において、前記サイレンサは、前記湾曲板部が、上方に開くものとなっており、前記吸音材交換用開口は、上方に開いた開口となるものであり、
前記マット状吸音材は、前記無端環状空間に前記マット状吸音材が収納されていない状態において、前記吸音材交換用開口より端部を挿入し、押し込むことにより、前記無端環状空間内を進行可能なものである送風機用のサイレンサ。
本考案の送風装置は、吸音材として取り扱いが容易な1枚のマット状吸音材を用いることができるとともに、その交換が容易である。また、吊り下げ用部材が軸流型送風機に設けられているため、サイレンサにおけるマット状吸音材の交換作業が妨げられない。
また、本考案の送風機用のサイレンサは、吸音材として取り扱いが容易な1枚のマット状吸音材を用いることができるとともに、その交換が容易である。また、吊り下げ用部材が軸流型送風機に設けられているため、サイレンサにおけるマット状吸音材の交換作業が妨げられない。
図1は、本考案の送風装置の実施例を示す平面図である。 図2は、本考案の送風装置の実施例を示す正面図である。 図3は、図2のA−A線端面図である。 図4は、本考案の送風機用のサイレンサの実施例を示す正面図である。 図5は、本考案の送風機用のサイレンサの実施例を示す背面図である。 図6は、本考案の送風機用のサイレンサの実施例を示す右側面図である。 図7は、図4のB−B線端面図である。 図8は、図6のC−C断面拡大説明図である。 図9は、本考案の送風機用のサイレンサの使用状態を説明するための説明図である。 図10は、本考案の送風機用のサイレンサの使用状態を説明するための説明図である。 図11は、本考案の送風機用のサイレンサの別の実施例における使用状態を説明するための説明図である。 図12は、本考案の送風装置の別の実施例を示す平面図である。 図13は、本考案の送風装置の他の実施例を示す平面図である。 図14は、本考案の送風機用のサイレンサの他の実施例における使用状態を説明するための説明図である。 図15は、本考案の送風機用のサイレンサの他の実施例における使用状態を説明するための説明図である。 図16は、本考案の送風機用のサイレンサの別の実施例における使用状態を説明するための説明図である。 図17は、本考案の送風機用のサイレンサの他の実施例における使用状態を説明するための説明図である。 図18は、本考案の送風機用のサイレンサの別の実施例における使用状態を説明するための説明図である。
本考案の送風装置および送風機用のサイレンサを図面に示した実施例を用いて説明する。
本考案の送風装置1は、軸流型送風機2と、軸流型送風機2の吸込側または/および吐出側に取り付けられたサイレンサ3,4(具体的には、吸込側および吐出側に取り付けられたサイレンサ:吸入側サイレンサ3および吐出側サイレンサ4)と、軸流型送風機2に設けられた吊り下げ用部材20とを備える。各サイレンサ3、4は、内部に軸方向に貫通した通風路30を有する多孔内管31と、多孔内管31を被包する外管32と、多孔内管31と外管32との間に形成された無端環状空間33と、無端環状空間33内に収納された吸音材34と、多孔内管31および外管32の軸方向両端部に設けられ、無端環状空間33を閉鎖するとともに、吸音材34の無端環状空間33からの離脱を規制する円環板状の封鎖部材35,35とを備える。吸音材34は、無端環状空間33全体を満たし、両端部36,36を有する1枚のマット状吸音材34である。外管32は、軸方向長の略全長、かつ周方向長の1/3〜1/2の部分において、開閉可能な1つのみの開閉用外壁部37を備え、開閉用外壁部37は、サイレンサ3、4に回動可能に連結されており、サイレンサ3、4は、開閉用外壁部37の回動による無端環状空間33の開放により、マット状吸音材34を交換可能な吸音材交換用開口38が形成されるようになっている。
本考案の送風機用のサイレンサ3、4は、軸流型送風機2の吸込側または/および吐出側に取り付けられる送風機用のサイレンサ(吸入側サイレンサ3または吐出側サイレンサ4)である。サイレンサ3、4は、内部に軸方向に貫通した通風路30を有する多孔内管31と、多孔内管31を被包する外管32と、多孔内管31と外管32との間に形成された無端環状空間33と、無端環状空間33内に収納された吸音材34と、多孔内管31および外管32の軸方向両端部に設けられ、無端環状空間33を閉鎖するとともに、吸音材34の無端環状空間33からの離脱を規制する円環板状の封鎖部材35,35とを備える。吸音材34は、無端環状空間33全体を満たし、両端部36,36を有する1枚のマット状吸音材34である。外管32は、軸方向長の略全長、かつ周方向長の1/3〜1/2部分において、開閉可能な1つのみの開閉用外壁部37を備え、開閉用外壁部37は、サイレンサ3、4に回動可能に連結されており、サイレンサ3、4は、開閉用外壁部37の回動による無端環状空間33の開放により、マット状吸音材34を交換可能な吸音材交換用開口38が形成されるものである。マット状吸音材34は、無端環状空間33にマット状吸音材34が収納されていない状態において、吸音材交換用開口38より端部36を挿入し、押し込むことにより、無端環状空間33内を進行可能なものである。
図1ないし図3に示すように、送風装置1の軸流型送風機2は、筒状本体部21を有する。筒状本体部21の軸方向両端部には、径方向外方に突出する円環状のフランジ部22,22を備えている。軸流型送風機2は、筒状本体部21内に配設されたモータ(図示せず)により複数の羽根(ブレード)23を回転させることによって、筒状本体部21内において軸方向に一定の方向(図1における左方向)に向かって気流を発生させる(送風する)。なお、軸流型送風機2の複数の羽根23は固定翼であっても可変翼であってもよい。
軸流型送風機2(送風装置1)は、直接床に置いたり、別個の取付部材を介したりして、任意の位置および向きで使用することができる。本実施例の送風装置1は、軸流型送風機2に設けられた金属製の吊り下げ用部材20を備えており、送風装置1(軸流型送風機2)は、吊り下げ用部材20(および別個の取付用部材)を介して建築物(工場等)の天井から吊り下げられた状態で使用されることが好ましい。なお、図2では、軸流型送風機2に設けられた吊り下げ用部材20を用いて、送風装置1が水平に(軸方向を水平とした状態で)吊り下げられた状態が示されている。なお、送風装置は、水平に限らず、適宜角度に斜めに設定される場合もある。
なお、送風装置1の軸流型送風機2は、望ましい全圧(Pa)や風量(m/min)によって適宜選定されるものであるが、ここでは、口径(図3に示すD1)が、130〜600mmであるものが好ましく、特に、140〜300mmであるものが好ましい。そのような軸流型送風機2を備える送風装置1は、工場やホール等の所定の空間の空気を撹拌するための空気撹拌用や、ビル等の空調設備の一部を構成する空調用(給排気用)として用いられることが好ましい。
図1に示すように、本実施例の送風装置1は、軸流型送風機2の吸込側(図1における右側)に取り付けられた吸入側サイレンサ3および吐出側(図1における左側)に取り付けられた吐出側サイレンサ4とを備えている。本実施例では、吸入側サイレンサ3と吐出側サイレンサ4は、同一の構成を備えているため、各構成について同一の名称および符号を付すとともに、以下では、単にサイレンサ3、4として説明することがある。
図4ないし図8に示すように、サイレンサ3、4は、内部に軸方向に貫通した通風路30を有する多孔内管31を備える。通風路30は、軸流型送風機2の筒状本体部21の内部と連通している。多孔内管31は、その内部と外部とを連通する多数の孔39を有する(図8参照)。多孔内管31は、パンチングメタル(有孔鋼板)や網目状の金属製板状部材を管状に成形することで形成することができる。多孔内管31の外周面[無端環状空間33(外管32)側の面]は、摺動性面となっていることが好ましい。多孔内管31の外周面[無端環状空間33(外管32)側の面]は、出来るだけ滑らかにされていることが好ましく、外周面側に凹凸(孔39を形成した際のバリなど)が存在しないことが好ましい。多孔内管31の外周面を塗装することも好ましい。このようにすることにより、多孔内管31の外周面[無端環状空間33(外管32)側の面]を、摺動性面とすることができる。
サイレンサ3、4は、多孔内管31を被包する外管32を備える。言い換えれば、外管32は、多孔内管31よりも大径とされており、それにより多孔内管31を外方から被包することとなる。サイレンサ3、4において、多孔内管31と外管32とは、同軸的に(それぞれの中心軸が略一致した状態で)配設されている。
図7および図8に示すように、多孔内管31と外管32との間には、無端環状空間33が形成されている。より具体的には、無端環状空間33は、多孔内管31の外周面と外管32との間に形成される。無端環状空間33は、サイレンサ3、4の軸方向に延び、かつ周方向において端部が存在しない環状の空間となっている。
送風装置1のサイレンサ3、4においては、無端環状空間33の厚さ寸法(径方向寸法;多孔内管31の外径(半径)と外管32の内径(半径)との差であって、図8におけるt1)は、25〜100mmであることが好ましく、25〜50mmであることがより好ましい。このような寸法とすることにより、後述するように、吸音材交換用開口38よりマット状吸音材34の端部36を挿入し、押し込んだ際に、マット状吸音材34が無端環状空間33内をより容易に進行可能となる。
多孔内管31と外管32との間に形成された無端環状空間33には、吸音材34が収納されている。吸音材34は、無端環状空間33全体を満たし、両端部36,36を有する1枚のマット状吸音材34である。言い換えれば、マット状吸音材34としては、両端部36,36間の寸法(マット状吸音材34の長さ)が無端環状空間33の周方向長と略同一の長尺のものが用いられている。マット状吸音材34は、無端環状空間33に収納された状態で、両端部36,36が対向する筒状形態になっている。マット状吸音材34は、多孔内管31を介して、通風路30に面している。これにより、マット状吸音材34(吸音材本体45)による消音性能が発揮されるとともに、マット状吸音材34(吸音材本体45)が通風路30を流れる空気(気流)によって飛散することが抑制される。
マット状吸音材34としては、所定の厚さを有するマット状の吸音材本体45と、吸音材本体45の外側(外管32側)となる面に貼り付けられた摺動性シート40を備え、かつ、吸音材本体45の内側(内管31側)は、吸音材本体露出面(吸音材本体45が露出した面)となっている。
吸音材本体45としては、軟質発泡ウレタン等の多孔質の合成樹脂、またはガラスウールやロックウール等の綿状の鉱物質系繊維をマット状に成形したものを用いることができる。マット状吸音材34(吸音材本体45)は、好ましくはガラスウールをマット状に成形したものである。摺動性シート40としては、樹脂製シート、金属製フィルム(例えば、アルミニウムフィルム、樹脂被膜保有アルミニウムフィルム)、金属箔積層紙(例えば、アルミ箔貼着クラフト紙)等が使用でき、特に、金属製フィルム(例えば、アルミニウムフィルム、樹脂被膜保有アルミニウムフィルム)や金属箔積層紙のような、摺動性シートが好ましい。なお、マット状吸音材において、摺動性シートは設けられていなくてもよい。
マット状吸音材34は、無端環状空間33にマット状吸音材34が収納されていない状態において、吸音材交換用開口38より端部36を挿入し、押し込むことにより、無端環状空間33内を進行可能なものであることが好ましい。上記のような摺動性シート40を備えるものであれば、挿入が容易である。
図8に示すように、多孔内管31および外管32の軸方向両端部(吸入側の端部および吐出側の端部)には、封鎖部材35,35が設けられている。封鎖部材35,35は無端環状空間33を軸方向両端部において閉鎖する。また、封鎖部材35,35により、マット状吸音材34の無端環状空間33からの離脱(軸方向への離脱)が規制される。
より具体的には、封鎖部材35,35は、外形(外径)が外管32の外形(外径)と略同一、かつ内形(内径)が多孔内管31の内形(内径)と略同一の円環板状であり、サイレンサ3、4の軸方向両端部において、多孔内管31の内方および外管32の外方に突出しない。封鎖部材35,35は、それぞれ、外周縁部および内周縁部において、外管32(開閉用外壁部37以外の部分)および多孔内管31の軸方向端部に溶接等の手段で結合されている。
図6に示すように、封鎖部材35,35には、サイレンサ3、4を軸流型送風機2に取り付けるための取付部41が設けられている。取付部41は各封鎖部材35の径方向中央部に設けられている。本実施例では、取付部41は、各封鎖部材35のサイレンサ3、4の軸方向内方側の面(無端環状空間33側の面)における同心円上に複数個(ここでは、8個)設けられたナット41である。
図1および図2に示すように、サイレンサ3、4は、円環板状の封鎖部材35に設けられた取付部41において軸流型送風機2に同軸的に取り付けられている。より具体的には、サイレンサ3、4は軸流型送風機2に対して、軸流型送風機2の筒状本体部21のフランジ部22とサイレンサ3、4の封鎖部材35とが対向した状態で、取付部(ナット)41に対応したボルト(図示せず)によって取り付けられている。
サイレンサ3、4の外管32は、軸方向長の略全長、かつ周方向長の1/3〜1/2の部分において、開閉可能な1つのみの開閉用外壁部37を備える。開閉用外壁部37は、サイレンサ3、4に回動可能に連結されている。開閉用外壁部37の回動により無端環状空間33が外部に開放される。これにより、図9および図10に示すように、サイレンサ3、4(外管32)に、マット状吸音材34を交換可能な吸音材交換用開口38が形成される。
より具体的には、本実施例では、開閉用外壁部37は、1枚の断面円弧状の湾曲板部である。湾曲板部(開閉用外壁部37)は、サイレンサ3、4の周方向の一端部において外管32の開閉用外壁部37以外の部分とヒンジ部42(ここでは、2つのヒンジ部42,42)にて連結されている。湾曲板部(開閉用外壁部37)は、ヒンジ部42を支点として回動可能になっている。
また、サイレンサ3、4は、開閉用外壁部(湾曲板部)37を回動可能とするためのヒンジ部42,42および閉鎖状態(開閉用外壁部37によって無端環状空間33が閉鎖されている状態、言い換えれば、吸音材交換用開口38が形成されていない状態)を維持する固定具43(ここでは、2つの固定具43,43)とを備えている。図4および図5に示すように、ヒンジ部42,42および固定具43,43は、軸流型送風機2に設けられた吊り下げ用部材20を用いて送風装置1が吊り下げられた状態(図2に示す状態)において、サイレンサ3、4の水平方向(図4および図5の左右方向)側部に位置するものとなっている。これにより、開閉用外壁部37が安定して回動できることとなる。
また、図9に示すように、軸流型送風機2に設けられた吊り下げ用部材20を用いて送風装置1が吊り下げられた状態において、サイレンサ3、4は、開閉用外壁部37が、上方に開くものとなっており、吸音材交換用開口38は、上方に開いた開口となる。これにより、開閉用外壁部37が、重力によって誤って下方に開くことや、下方に開いた開口からマット状吸音材34やマット状吸音材34に捕捉された異物等が落下してしまうこと等が防止できる。
本実施例では、サイレンサ3、4の一端は、軸流型送風機2に装着されており、他端には、吸入側筒状部材5もしくは吐出側筒状部材6が装着されている。より具体的には、図1および図2に示すように、吸入側サイレンサ3の他端(図1にの右端)には、ベル型(他端方向に向かって径が大きくなる)の吸入側筒状部材5が装着されており、吐出側サイレンサ4の他端(図1の左端)には、ノズル型(他端方向に向かって径が小さくなる)の吐出側筒状部材6が装着されている。吸入側筒状部材5と吐出側筒状部材6は、それぞれ、吸入側サイレンサ3と吐出側サイレンサ4の他端側の封止部材35(軸流型送風機2が取り付けられている側と反対側の封止部材35)に設けられた取付部41において、吸入側サイレンサ3と吐出側サイレンサ4に同軸的に取り付けられている。なお、吸入側筒状部材5の他端部(軸流型送風機2とは反対側の端部)には、異物の吸入を防止するための金網(図示せず)が設けられることが好ましい。
このような送風機用のサイレンサ3、4を備える送風装置1は、使用によって、多孔内管31の孔39を通してマット状吸音材34(吸音材本体45)の一部が不可避的に消失(飛散)したり、空気中に含まれる異物や油分(オイルミスト)がマット状吸音材34に捕捉されて目詰まりを起こす等して、消音性能が低下することがある。このような送風装置1におけるマット状吸音材34の交換作業について説明する。
図9に示すように、送風装置1において、マット状吸音材34を交換する場合、先ず、固定具43,43を外して(固定具43,43による閉鎖状態の維持を解除して)、開閉用外壁部37を回動させる。これにより、無端環状空間33を開放して、吸音材交換用開口38を形成する。
次いで、無端環状空間33から消音性能が低下したマット状吸音材34を取り外す。この時、マット状吸音材34の端部36が吸音材交換用開口38において存在している(露出する)ことで、マット状吸音材34を容易に引っ張り出すことができる。
そして、図10に示すように、消音性能が低下したマット状吸音材34を取り外した後の無端環状空間33(マット状吸音材34が収納されていない状態の無端環状空間33)に、吸音材交換用開口38より新たなマット状吸音材34の端部36を挿入し、押し込む(図10における白抜き矢印参照)。これにより、無端環状空間33内をマット状吸音材34が進行する。マット状吸音材34が無端環状空間33を満たしたところで、吸音材交換用開口38においてマット状吸音材34の両端部36,36を対向させた状態で、開閉用外壁部37を回動させて、無端環状空間33を閉鎖する。その後、固定具43,43により閉鎖状態を維持する。
このような送風装置1においては、吸音材として取り扱いが容易な1枚のマット状吸音材34を用いることができるとともに、その交換が容易である。また、送風装置1においては、吊り下げ用部材20が軸流型送風機2に設けられている。これにより、サイレンサ3、4の上方においてマット状吸音材34の交換作業が妨げられない。さらに、サイレンサ3、4の上方において、マット状吸音材34の交換作業用のスペースが確保される。送風装置1においては、吊り下げ用部材20を介して送風装置1が天井に吊り下げられた状態でマット状吸音材34の交換作業を行うことも可能である。
また、図11に示すサイレンサ3aのように、サイレンサは、一端が開閉用外壁部37に取り付けられ、他端がサイレンサ3aの開閉用外壁部37以外に取り付けられ、開閉用外壁部37の閉鎖作業時に牽引可能な牽引用部材(チェーン)44を備えていてもよい。これにより、開閉用外壁部37の閉鎖作業が容易になる。また、牽引用部材44の長さを調整することで、開閉用外壁部37の回動範囲を調整する(開閉用外壁部37の過剰な回動を防止する)ことや、ヒンジ部42,42への負担を減らすこと(それによるサイレンサ3aの耐久性の向上)もできる。
なお、上述した実施例の送風装置1には、軸流型送風機2の吸込側および吐出側に吸入側サイレンサ3および吐出側サイレンサ4が取り付けられていたが、このような態様に限られない。例えば、図12に示す送風装置1aのように、軸流型送風機2の吸入側のみにサイレンサ(吸入側サイレンサ)3が設けられていてもよい。また、図13に示す送風装置1bのように、軸流型送風機2の吐出側のみにサイレンサ(吐出側サイレンサ)4が設けられていてもよい。
また、開閉用外壁部37の態様も上述した実施例の送風装置1(サイレンサ3)のものに限られない。例えば、図14および図15に示すサイレンサ3bのように、開閉用外壁部37bは、外管32bの開閉用外壁部37b以外の部分の外周面に沿って周方向に移動可能なスライド板部であってもよい。より具体的には、サイレンサ3bにおいては、外管32bの開閉用外壁部37bが、外管32bの開閉用外壁部37b以外の部分よりも大径の湾曲板状とされている。これにより、開閉用外壁部37bを、外管32bの開閉用外壁部37b以外の部分の外周面に沿って周方向に移動できる(図15における細線矢印参照)ため、開閉用外壁部37bが周辺部品と干渉することを防止できる。
また、図16に示すサイレンサ3cのように、開閉用外壁部37cが外壁32cから取り外せるようになっていてもよい。また、図17に示すサイレンサ3dのように、開閉用外壁部37dを、外管32dとは異なる可撓性材料により形成して、開閉用外壁部37dを折り畳むことにより、吸音材交換用開口38を形成できるようにしてもよい。
また、図18に示すサイレンサ3eのように、開閉用外壁部37eを軸方向に回動するようにしてもよい(これに対し、上述の実施例のサイレンサ3では、開閉用外壁部37は周方向に回動していると言える)。このようなサイレンサ(送風装置)における開閉用外壁部の回動態様は、周辺部品との関係等によって適宜選択され得る。
1 送風装置
2 軸流型送風機
20 吊り下げ用部材
3,4 サイレンサ
30 通風路
31 多孔内管
32 外管
33 無端環状空間
34 マット状吸音材
37 開閉用外壁部
38 吸音材交換用開口

Claims (16)

  1. 軸流型送風機と、前記軸流型送風機の吸込側または/および吐出側に取り付けられたサイレンサと、前記軸流型送風機に設けられた吊り下げ用部材とを備える送風装置であって、
    前記サイレンサは、内部に軸方向に貫通した通風路を有する多孔内管と、前記多孔内管を被包する外管と、前記多孔内管と前記外管との間に形成された無端環状空間と、前記無端環状空間内に収納された吸音材と、前記多孔内管および前記外管の軸方向両端部に設けられ、前記無端環状空間を閉鎖するとともに、前記吸音材の前記無端環状空間からの離脱を規制する円環板状の封鎖部材とを備え、
    前記吸音材は、前記無端環状空間全体を満たし、両端部を有する1枚の長尺マット状吸音材であり、
    前記外管は、軸方向長の略全長、かつ周方向長の1/3〜1/2の部分において、開閉可能な1つのみの開閉用外壁部を備え、前記開閉用外壁部は、前記サイレンサに回動可能に連結されており、前記サイレンサは、前記開閉用外壁部の回動による前記無端環状空間の開放により、前記マット状吸音材を交換可能な吸音材交換用開口が形成されるものであることを特徴とする送風装置。
  2. 前記軸流型送風機に設けられた吊り下げ用部材を用いて前記送風装置が吊り下げられた状態において、前記サイレンサは、前記開閉用外壁部が、上方に開くものとなっており、前記吸音材交換用開口は、上方に開いた開口となる請求項1に記載の送風装置。
  3. 前記サイレンサは、前記開閉用外壁部を回動可能とするためのヒンジ部および閉鎖状態を維持する固定具とを備え、前記ヒンジ部および前記固定具は、前記軸流型送風機に設けられた吊り下げ用部材を用いて前記送風装置が吊り下げられた状態において、前記サイレンサの水平方向側部に位置するものとなっている請求項1または2に記載の送風装置。
  4. 前記マット状吸音材は、前記無端環状空間に前記マット状吸音材が収納されていない状態において、前記吸音材交換用開口より端部を挿入し、押し込むことにより、前記無端環状空間内を進行可能なものである請求項1ないし3のいずれかに記載の送風装置。
  5. 前記サイレンサは、前記円環板状の封鎖部材に設けられた取付部において前記軸流型送風機に同軸的に取り付けられている請求項1ないし4のいずれかに記載の送風装置。
  6. 前記サイレンサは、一端が前記開閉用外壁部に取り付けられ、他端が前記サイレンサの前記開閉用外壁部以外に取り付けられ、前記開閉用外壁部の閉鎖作業時に牽引可能な牽引用部材を備えている請求項1ないし5のいずれかに記載の送風装置。
  7. 前記開閉用外壁部は、1枚の断面円弧状の湾曲板部であり、
    前記湾曲板部は、周方向の一端部において前記外管の前記開閉用外壁部以外の部分とヒンジ部にて連結されており、当該ヒンジ部を支点として回動可能になっている請求項1ないし6のいずれかに記載の送風装置。
  8. 前記サイレンサの一端は、前記軸流型送風機に装着されており、他端には、吸入側筒状部材もしくは吐出側筒状部材が装着されている請求項1ないし7のいずれかに記載の送風装置。
  9. 前記送風装置は、前記軸流型送風機の吸込側に取り付けられた吸入側サイレンサおよび吐出側に取り付けられた吐出側サイレンサとを備えている請求項1ないし8のいずれかに記載の送風装置。
  10. 前記マット状吸音材は、所定の厚さを有する吸音材本体と、前記吸音材本体の前記外管側となる面に貼り付けられた摺動性シートとを備え、かつ、前記吸音材本体の前記内管側は、前記吸音材本体の露出面となっている請求項1ないし9のいずれかに記載の送風装置。
  11. 前記軸流型送風機の口径が140〜300mmであり、前記無端環状空間の厚さ寸法が25〜50mmである請求項1ないし10のいずれかに記載の送風装置。
  12. 前記送風装置は、工場内の空気撹拌用である請求項1ないし11のいずれかに記載の送風装置。
  13. 軸流型送風機と、前記軸流型送風機の吸込側または/および吐出側に取り付けられたサイレンサと、前記軸流型送風機に設けられた吊り下げ用部材とを備える送風装置であって、
    前記サイレンサは、内部に軸方向に貫通した通風路を有する多孔内管と、前記多孔内管を被包する外管と、前記多孔内管と前記外管との間に形成された無端環状空間と、前記無端環状空間内に収納された吸音材と、前記多孔内管および前記外管の軸方向両端部に設けられ、前記無端環状空間を閉鎖するとともに、前記吸音材の前記無端環状空間からの離脱を規制する円環板状の封鎖部材とを備え、
    前記吸音材は、前記無端環状空間全体を満たし、両端部を有する1枚の長尺マット状吸音材であり、
    前記外管は、軸方向長の略全長、かつ周方向長の1/3〜1/2の部分において、開閉可能な1つのみの開閉用外壁部を備え、
    前記開閉用外壁部は、1枚の断面円弧状の湾曲板部であり、
    前記湾曲板部は、周方向の一端部において前記外管の前記開閉用外壁部以外の部分とヒンジ部にて連結されており、当該ヒンジ部を支点として回動可能になっており、
    前記サイレンサは、前記湾曲板部の回動による前記無端環状空間の開放により、前記マット状吸音材を交換可能な吸音材交換用開口が形成されるものであり、
    前記軸流型送風機に設けられた吊り下げ用部材を用いて前記送風装置が吊り下げられた状態において、前記サイレンサは、前記湾曲板部が、上方に開くものとなっており、前記吸音材交換用開口は、上方に開いた開口となることを特徴とする送風装置。
  14. 前記送風装置は、工場内の空気撹拌用であり、前記送風装置は、前記軸流型送風機の吸込側に取り付けられた吸入側サイレンサおよび吐出側に取り付けられた吐出側サイレンサを備えており、前記マット状吸音材は、所定の厚さを有する吸音材本体と、前記吸音材本体の前記外管側となる面に貼り付けられた摺動性シートとを備え、かつ、前記吸音材本体の前記内管側は、前記吸音材本体の露出面となっており、前記マット状吸音材は、前記無端環状空間に前記マット状吸音材が収納されていない状態において、前記吸音材交換用開口より端部を挿入し、押し込むことにより、前記無端環状空間内を進行可能なものである請求項13に記載の送風装置。
  15. 軸流型送風機の吸込側または/および吐出側に取り付けられる送風機用のサイレンサであって、
    前記サイレンサは、内部に軸方向に貫通した通風路を有する多孔内管と、前記多孔内管を被包する外管と、前記多孔内管と前記外管との間に形成された無端環状空間と、前記無端環状空間内に収納された吸音材と、前記多孔内管および前記外管の軸方向両端部に設けられ、前記無端環状空間を閉鎖するとともに、前記吸音材の前記無端環状空間からの離脱を規制する円環板状の封鎖部材とを備え、
    前記吸音材は、前記無端環状空間全体を満たし、両端部を有する1枚のマット状吸音材であり、
    前記外管は、軸方向長の略全長、かつ周方向長の1/3〜1/2の部分において、開閉可能な1つのみの開閉用外壁部を備え、前記開閉用外壁部は、前記サイレンサに回動可能に連結されており、前記サイレンサは、前記開閉用外壁部の回動による前記無端環状空間の開放により、前記マット状吸音材を交換可能な吸音材交換用開口が形成されるものであり、
    前記マット状吸音材は、前記無端環状空間に前記マット状吸音材が収納されていない状態において、前記吸音材交換用開口より端部を挿入し、押し込むことにより、前記無端環状空間内を進行可能なものであることを特徴とする送風機用のサイレンサ。
  16. 軸流型送風機の吸込側または/および吐出側に取り付けられる送風機用のサイレンサであって、
    前記サイレンサは、内部に軸方向に貫通した通風路を有する多孔内管と、前記多孔内管を被包する外管と、前記多孔内管と前記外管との間に形成された無端環状空間と、前記無端環状空間内に収納された吸音材と、前記多孔内管および前記外管の軸方向両端部に設けられ、前記無端環状空間を閉鎖するとともに、前記吸音材の前記無端環状空間からの離脱を規制する円環板状の封鎖部材とを備え、
    前記吸音材は、前記無端環状空間全体を満たし、両端部を有する1枚のマット状吸音材であり、
    前記外管は、軸方向長の略全長、かつ周方向長の1/3〜1/2の部分において、開閉可能な1つのみの開閉用外壁部を備え、
    前記開閉用外壁部は、1枚の断面円弧状の湾曲板部であり、
    前記湾曲板部は、周方向の一端部において前記外管の前記開閉用外壁部以外の部分とヒンジ部にて連結されており、当該ヒンジ部を支点として回動可能になっており、
    前記サイレンサは、前記湾曲板部の回動による前記無端環状空間の開放により、前記マット状吸音材を交換可能な吸音材交換用開口が形成されるものであり、
    前記軸流型送風機に設けられた吊り下げ用部材を用いて前記送風装置が吊り下げられた状態において、前記サイレンサは、前記湾曲板部が、上方に開くものとなっており、前記吸音材交換用開口は、上方に開いた開口となるものであり、
    前記マット状吸音材は、前記無端環状空間に前記マット状吸音材が収納されていない状態において、前記吸音材交換用開口より端部を挿入し、押し込むことにより、前記無端環状空間内を進行可能なものであることを特徴とする送風機用のサイレンサ。
JP2021002518U 2021-06-29 2021-06-29 送風装置および送風機用のサイレンサ Active JP3234142U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021002518U JP3234142U (ja) 2021-06-29 2021-06-29 送風装置および送風機用のサイレンサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021002518U JP3234142U (ja) 2021-06-29 2021-06-29 送風装置および送風機用のサイレンサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3234142U true JP3234142U (ja) 2021-09-24

Family

ID=77779684

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021002518U Active JP3234142U (ja) 2021-06-29 2021-06-29 送風装置および送風機用のサイレンサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3234142U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2384752C2 (ru) Туннельный вентилятор
JP3105443B2 (ja) 空気清浄器
EP3306217A1 (en) Supply air device for controlling supply air flow
JP3234142U (ja) 送風装置および送風機用のサイレンサ
WO2017092524A1 (zh) 一种压缩机用排气轴承座连接结构及螺杆压缩机
EP1881180A3 (fr) Système de ventilation de paroi de chambre de combustion
KR101672673B1 (ko) 환기 덕트용 디퓨저 연결구 및 이의 시공방법
CN208765234U (zh) 风机安装支架、风机组件及空调器
CN208671181U (zh) 风机安装支架、风机组件及空调器
JP5484228B2 (ja) 真空ポンプ装置
CN2561976Y (zh) 风机消声器
US6893339B1 (en) Eaves vent apparatus
KR20070107195A (ko) 환기 청정 장치
GB2442600A (en) Airflow terminal device
CN110375351B (zh) 一种适用于吸油烟机的排烟管
JP2006038265A (ja) フレキシブルダクト及び風量調節器
JP4481933B2 (ja) 空気調節装置並びにその排気管の開閉弁取付方法
JP2003240262A (ja) 二重管用給排気装置
KR100439864B1 (ko) 송풍기의 소음 제거 장치
CN207688393U (zh) 一种会议室的中央空调制冷管路消音器
CN1272588C (zh) 管道风机
RU211081U1 (ru) Узел забора воздуха для приточной вентиляционной установки
CN216306942U (zh) 管线保护装置及市政沟槽结构
KR20190085330A (ko) 환기장치 및 이를 포함하는 맨홀
JPH04287899A (ja) 消音換気装置

Legal Events

Date Code Title Description
A80 Written request to apply exceptions to lack of novelty of invention

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A80

Effective date: 20210721

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3234142

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150