JP3234063U - 除草機能付き刈払機 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来の刈払機は立ち草を刈払いするが、根は残ったままであり、草などを刈り取っても直ぐにまた伸びてくる。このため、雑草を刈り取ると同時に除草機能を持った、除草機能付き刈払機を提供する。【解決手段】軸方向中心部に貫通孔を有する孔開きボルト2、頭付ピン3、袋ナット6から成る複数個の除草爪1を、刈払機の回転刃7の中心軸に対して重量バランスが取れるように、孔開きボルトを回転刃に開けた孔の下面側から上面側に通してナットで固定し、頭付ピンを挿入して袋ナットで孔開きボルトに固定している。頭付ピンは孔開きボルトの孔内を前後、左右、上下に移動して衝撃を吸収・緩和することができ、除草爪の破損を防止すると共に、除草機能付き刈払機を持つ手元への衝撃を和らげる。【選択図】図4
Description
本考案は刈払機の回転刃が回転して雑草などを刈払いすると同時に、回転刃に取付けた複数の除草爪が地面を掻き、雑草を根から掻き取る除草機能付き刈払機に関するものである。
刈払機は立ち草を刈り取るのに効率が良く有効であるが、雑草を刈り取っても根が残っているので、また直ぐに伸びてくる。根を除去するためには、鍬などを用いて人力で実施したり、動力的な手段で取り除く機器も公表されている。
刈払機は円板状で外周に鋸状の刃の付いた回転刃を動力で回転させて、草などを刈払いするもので、従来の刈払機は立ち草を刈払いするが、草などを刈り取っても根は残ったままであり、また直ぐ伸びてくる 。このため、草などを刈り取ると同時に除草機能を持った機器が望まれている。
上記課題を解決するため、
第1の本考案は、少なくとも軸方向中心部に貫通孔を有する孔開きボルト、ナット、頭付ピンと袋ナットから成る複数個の除草爪を、
刈払機の回転刃の中心軸に対して重量バランスが取れる個所に開けた孔に取付けた、
ことを特徴とする。
孔開きボルトを回転刃に開けた孔の下面側から上面側に通し、
上面側からナットを前記孔開きボルトに装着して前記回転刃に固定し、
前記孔開きボルトの孔の先端部側から頭付ピンを挿入し、
前記孔開きボルトの先端部に別のボルトと袋ナットを取付け、
前記頭付ピンとの間に隙間を持たせる個所まで前記袋ナットを締め込み、
前記ナットで前記袋ナットを前記孔開きボルトに固定している。
第1の本考案は、少なくとも軸方向中心部に貫通孔を有する孔開きボルト、ナット、頭付ピンと袋ナットから成る複数個の除草爪を、
刈払機の回転刃の中心軸に対して重量バランスが取れる個所に開けた孔に取付けた、
ことを特徴とする。
孔開きボルトを回転刃に開けた孔の下面側から上面側に通し、
上面側からナットを前記孔開きボルトに装着して前記回転刃に固定し、
前記孔開きボルトの孔の先端部側から頭付ピンを挿入し、
前記孔開きボルトの先端部に別のボルトと袋ナットを取付け、
前記頭付ピンとの間に隙間を持たせる個所まで前記袋ナットを締め込み、
前記ナットで前記袋ナットを前記孔開きボルトに固定している。
第2の本考案は、
前記第1の考案の除草機能付き刈払機の除草爪において、
除草爪は少なくとも軸方向中心部に貫通孔を有する孔開きボルト、頭付ピンと袋ナットから成ることを特徴とする。
前記孔開きボルトの先端部側から前記頭付ピンを挿入し、
前記袋ナットを前記孔開きボルトに締め込み、袋ナットで前記孔開きボルトを回転刃に固定している。
前記第1の考案の除草機能付き刈払機の除草爪において、
除草爪は少なくとも軸方向中心部に貫通孔を有する孔開きボルト、頭付ピンと袋ナットから成ることを特徴とする。
前記孔開きボルトの先端部側から前記頭付ピンを挿入し、
前記袋ナットを前記孔開きボルトに締め込み、袋ナットで前記孔開きボルトを回転刃に固定している。
前記第1または第2の考案の孔開きボルトの軸方向中心部にあけた貫通孔は、頭付ピンを余裕をもって通すことができる大きさの孔としており、袋ナットの内部と頭付ピンの頭との間にも隙間を設けている。頭付ピンの頭は孔開きボルトの貫通孔の直径よりも大きくしているので孔開きボルトから落下せず、頭付ピンはピンの周方向、軸方向にも稼働できるようになっている。このため、頭付ピンに大きな外力が加わると、頭付ピンが周方向あるいは軸方向に稼働して衝撃を吸収・緩和することができる。
第3の本考案は、
前記第1または第2の考案の除草機能付き刈払機のいずれかにおいて、
刈払機の回転刃は刈払い用の刃の無い平板としている。このため、重要な野菜や草花等を刈り取ることなく、周囲の雑草を掻き取りたい場合に有用である。
第3の本考案は、
前記第1または第2の考案の除草機能付き刈払機のいずれかにおいて、
刈払機の回転刃は刈払い用の刃の無い平板としている。このため、重要な野菜や草花等を刈り取ることなく、周囲の雑草を掻き取りたい場合に有用である。
本考案は、従来の刈払機の回転刃に複数の除草爪を前記回転刃の中心軸に対して重量バランスが取れるように配置し、回転刃の下面より頭付ピンを突き出し、頭付ピンは周方向、軸方向にも稼働できるようしたことを特徴とする。
頭付ピンは周方向、軸方向にも稼働できるようにしているため、頭付ピンに大きな外力が加わると、頭付ピンが前後、左右あるいは上下方向に稼働して衝撃を吸収・緩和することができる。
刈払機の回転刃により雑草を刈払うと同時に下面から突き出た頭付ピンにより、刈払いした草などの根を同時に掻き取ることにより、雑草などの除去後も長期間にわたり除草効果があることを確認している。
雑草の種類により頭付ピンの長さを選択することにより、刈払いと除草を同時に、より効果的、効率的に行えるので、除草・刈払い作業の時間が大幅に短縮され、本考案の効果は極めて大きい。
頭付ピンは周方向、軸方向にも稼働できるようにしているため、頭付ピンに大きな外力が加わると、頭付ピンが前後、左右あるいは上下方向に稼働して衝撃を吸収・緩和することができる。
刈払機の回転刃により雑草を刈払うと同時に下面から突き出た頭付ピンにより、刈払いした草などの根を同時に掻き取ることにより、雑草などの除去後も長期間にわたり除草効果があることを確認している。
雑草の種類により頭付ピンの長さを選択することにより、刈払いと除草を同時に、より効果的、効率的に行えるので、除草・刈払い作業の時間が大幅に短縮され、本考案の効果は極めて大きい。
次に、本考案を実施するための形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。ただし、以下に示す実施例は、本考案の技術的思想を具体化するための除草機能付き刈払機の一例を示すものであって、以下のものに特定するものではない。
本考案の第1の実施例を図4に示す。1は除草爪、2は孔開きボルト、3は頭付ピン、4は孔開きボルト固定用ナット、5は袋ナット固定用ナット、6は袋ナット、7は刈払り用の回転刃である。孔開きボルト2は図1に示すように六角頭のボルトの軸方向中心線に沿って直径5mmの孔を開けている。頭付ピン3を図2に示すが、ピン部32の太さが約4mmのものを適用している。
これらの孔開きボルト2と頭付ピン3などを組み合わせて、図4に示すように回転刃7に開けた除草爪取付孔8に除草爪1として取付ける。
まず、孔開きボルト2を回転刃7に開けた除草爪取付孔8に下面側から通し、孔開きボルト固定用ナット4で孔開きボルト2を回転刃7に固定する。図示していないが、回転刃7との接合部にスプリングワッシャや平ワッシャを適宜使用しても良い。
次に頭付ピン3を孔開きボルト2の先端部23から孔21に挿入する。この後、袋ナット固定用ナット5をボルト固定用ナット4の近傍まで下し、袋ナット6を孔開きボルト2の先端部23に取り付け、前記頭付ピンを1〜5mm押し上げれる個所まで袋ナット6を締め込み、袋ナット固定用ナット5で固定する。
これらの孔開きボルト2と頭付ピン3などを組み合わせて、図4に示すように回転刃7に開けた除草爪取付孔8に除草爪1として取付ける。
まず、孔開きボルト2を回転刃7に開けた除草爪取付孔8に下面側から通し、孔開きボルト固定用ナット4で孔開きボルト2を回転刃7に固定する。図示していないが、回転刃7との接合部にスプリングワッシャや平ワッシャを適宜使用しても良い。
次に頭付ピン3を孔開きボルト2の先端部23から孔21に挿入する。この後、袋ナット固定用ナット5をボルト固定用ナット4の近傍まで下し、袋ナット6を孔開きボルト2の先端部23に取り付け、前記頭付ピンを1〜5mm押し上げれる個所まで袋ナット6を締め込み、袋ナット固定用ナット5で固定する。
複数個の除草爪1の残りのものも、同様の方法で回転刃7の中心孔71に対して重量バランスが取れる位置に開けた除草爪取付孔8に取り付ける。複数個の除草爪1を取り付ける除草爪取付孔8の配置例を図6のA〜Dに示す。除草爪取付孔8に除草爪1を取付けるが、図6の(C)や(D)の配置の場合、長さの異なる頭付ピン3を組み合わせて、中心孔71に近い除草爪取付孔8に短い頭付ピン3を、中心孔71から遠い除草爪取付孔8には長い頭付ピン3を取付けてもよいし、逆にしてもよい。
除草機能付き刈払機100で雑草を刈るとき、刈払機100を地面に付けて回転刃7が回転すると頭付ピン3は地面に食い込み雑草の根を掻き取る。頭付ピン3は孔開きボルト2の孔21や袋ナット6の袋部62と隙間を持たせているので、衝撃が加わった時に頭付ピン3は前後、左右、上下に動き、衝撃を吸収して除草爪1の破損を防止すると共に、除草機能付き刈払機100を持つ手元への衝撃も和らげる効果がある。
雑草の生えている土の状態、雑草の種類や大きさ、除草機能付き刈払機100の出力等にもよるが、頭付ピン3の直径は3〜8mm程度、回転刃7の下面からの突出寸法は、20〜60mm程度とし、土の状態、雑草の成長度合いにより適宜選択するのが望ましい。
除草機能付き刈払機100で雑草を刈るとき、刈払機100を地面に付けて回転刃7が回転すると頭付ピン3は地面に食い込み雑草の根を掻き取る。頭付ピン3は孔開きボルト2の孔21や袋ナット6の袋部62と隙間を持たせているので、衝撃が加わった時に頭付ピン3は前後、左右、上下に動き、衝撃を吸収して除草爪1の破損を防止すると共に、除草機能付き刈払機100を持つ手元への衝撃も和らげる効果がある。
雑草の生えている土の状態、雑草の種類や大きさ、除草機能付き刈払機100の出力等にもよるが、頭付ピン3の直径は3〜8mm程度、回転刃7の下面からの突出寸法は、20〜60mm程度とし、土の状態、雑草の成長度合いにより適宜選択するのが望ましい。
本考案の第2の実施例を図5に示す。1は除草爪、2は孔開きボルト、3は頭付ピン、6は袋ナット、7は刈払り用の回転刃である。第1の実施例との違いは、孔開きボルト固定用のナット4、袋ナット固定用のナット5を使用していないことである。この構成の除草爪1は、袋ナット6で孔開きボルト2を直接回転刃7に締め付け固定しているので、孔開きボルト2の長さや回転刃7の厚さによっては締め付け固定できないことがある。このような場合は、平ワッシャやスプリングワッシャを袋ナット6と回転刃7の間に挿入することにより、寸法調整すれば良い。
除草爪1の組み立て方法は、第1の考案の実施例の場合と同様である。
また、頭付ピン3は孔開きボルト2の孔21や袋ナット6の袋部62と隙間を持たせているので、衝撃が加わった時に頭付ピン3は前後、左右、上下に動き易く、衝撃を吸収して除草爪1の破損を防止すると共に、除草機能付き刈払機100を持つ手元への衝撃を和らげる効果がある。
除草爪1の組み立て方法は、第1の考案の実施例の場合と同様である。
また、頭付ピン3は孔開きボルト2の孔21や袋ナット6の袋部62と隙間を持たせているので、衝撃が加わった時に頭付ピン3は前後、左右、上下に動き易く、衝撃を吸収して除草爪1の破損を防止すると共に、除草機能付き刈払機100を持つ手元への衝撃を和らげる効果がある。
本考案の第3の実施例は、図示していないが、回転刃7の外周に設けられている刈払い用の刃のない平板を使用したことである。除草爪1の組み立て方法、配置は、第1または第2の考案の実施例のいずれかと同様である。回転刃7の外周の刃を無くすことにより、育てている花や野菜を傷つけることなく、これらの近傍の除草作業が容易になり、作業能率が上がり、作業時間を短縮できる。
1 除草爪
2 孔開きボルト
3 頭付ピン
4 孔開きボルト固定用ナット
5 袋ナット固定用ナット
6 袋ナット
7 回転刃
8 除草爪取付孔
71 回転刃の中心孔
100 除草機能付き刈払機
2 孔開きボルト
3 頭付ピン
4 孔開きボルト固定用ナット
5 袋ナット固定用ナット
6 袋ナット
7 回転刃
8 除草爪取付孔
71 回転刃の中心孔
100 除草機能付き刈払機
Claims (3)
- 少なくとも 軸方向中心部に貫通孔を有する孔開きボルト、ナット、頭付ピンと袋ナットから成る複数個の除草爪を、
刈払機の回転刃の中心軸に対して重量バランスが取れる個所に開けた孔に取付けた、
ことを特徴とする除草機能付き刈払機。
- 請求項1の除草機能付き刈払機の除草爪において、
前記除草爪は少なくとも 軸方向中心部に貫通孔を有する孔開きボルト、頭付ピンと袋ナットから成る、
ことを特徴とする除草機能付き刈払機。
- 請求項1または請求項2のいずれかにおいて、
刈払機の回転刃は刈払い用の刃の無い平板とした、
ことを特徴とする除草機能付き刈払機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021001666U JP3234063U (ja) | 2021-05-06 | 2021-05-06 | 除草機能付き刈払機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021001666U JP3234063U (ja) | 2021-05-06 | 2021-05-06 | 除草機能付き刈払機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3234063U true JP3234063U (ja) | 2021-09-16 |
Family
ID=77657754
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021001666U Active JP3234063U (ja) | 2021-05-06 | 2021-05-06 | 除草機能付き刈払機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3234063U (ja) |
-
2021
- 2021-05-06 JP JP2021001666U patent/JP3234063U/ja active Active
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Legal Events
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A521 | Written amendment |
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