JP3233857U - マスク - Google Patents

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潤一 阿部
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Abstract

【課題】鼻孔側空間内若しくは口側空間内で吸・排気が混じり合うことなく呼吸することが出来るように備え、呼吸困難を解決し得るマスクを提供する。【解決手段】顔面1の鼻孔2、口3、顎4等を覆って着用するマスクAにおいて、マスク内面側5の設定位置6に仕切り突条Bを備えると共に、該仕切り突条の頂部7を顔面の鼻孔と上唇3aの中間に相対して、マスク内面側と顔面の間に形成される空間を、鼻孔側空間S1と口側空間S2の2つの空間に仕切るように備え、もって、鼻呼吸は鼻孔側空間、口呼吸は口側空間を通して個別に呼吸できるように備えた。【選択図】図3

Description

本考案は、顔面の鼻孔、口、顎等を覆って着用するマスクにおいて、マスク内面側の設定位置に仕切り突条を備えると共に、該仕切り突条の頂部を顔面の鼻孔と上唇の中間に相対して、マスク内面側と顔面の間に形成される空間を、鼻孔側空間と口側空間の2つの空間に仕切るように備えてなり、
もって、鼻呼吸は鼻孔側空間、口呼吸は口側空間を通して個別に呼吸し、また、鼻孔から吸気して口から排気し若しくは口から吸気して鼻孔から排気して呼吸するように備えて、鼻孔から吸気して口から排気し若しくは口から吸気して鼻孔から排気することにより、鼻孔側空間内若しくは口側空間内で吸・排気が混じり合うことなく呼吸するように備えたことを特徴とする、マスクである。
近時、マスクにおいても、従来流通提供されているものに、主として形態的に種々改良されたものが提供されつつあるが、顔面の鼻、口、顎等を覆うように備えた基本的構成に改良を加えたものは提供されていなかった。
実登第3194707号公報 実登第3108216号公報
呼吸は、鼻腔に通じる鼻孔と口腔に通じる口から吸・排気して行っているが、主として口または鼻孔の何れかでランダムに吸気・排気して行っている。
而して、従来のマスクは、顔面の鼻孔、口、顎等を覆って着用した時に、顔面とマスク内面側の間に形成される空間が一つの空間であるため、呼吸時に、鼻孔または口からの外部空気の吸気と、肺を通った口または鼻孔からの排気が、前記の一つの狭い空間内で混じり合った空気、即ち新鮮な外部空気と肺を通って加熱され酸素量が減少した空気が混合した、酸素量の少ない加熱空気を再び肺に吸気することになっているため、
結果的に、新鮮な外部空気による酸素供給量が少なくなり、通常でも息苦しく、労役、運動時等に呼吸困難になる課題があり、特に、夏季や通勤車内、高温室内等の外気温が高くなる環境において、前記のように酸素の薄い混合熱気で繰り返して呼吸することになって、一段と、不快感、息苦しさ、呼吸困難、疲労等が増加する大きな欠点があって、その対策が急がれる大きな課題となっていた。
また、吸気時にマスク内面側がすぼんで顔面に吸い付いて不快であると共にすぼんで狭くなった空間からの吸気を困難にし、外見も悪い課題があった。
請求項1の考案は、顔面の鼻孔、口、顎等を覆って着用するマスクにおいて、マスク内面側の設定位置に仕切り突条を備えると共に、該仕切り突条の頂部を顔面の鼻孔と上唇の中間に相対して、マスク内面側と顔面の間に形成される空間を、鼻孔側空間と口側空間の2つの空間に仕切るように備え、
もって、鼻呼吸は鼻孔側空間、口呼吸は口側空間を通して個別に呼吸することが出来、また、鼻孔から吸気して口から排気して若しくは口から吸気して鼻孔から排気して呼吸することが出来るように備えたものであり、
特に、鼻孔から吸気して口から排気し若しくは口から吸気して鼻孔から排気することにより、鼻孔側空間内若しくは口側空間内で吸・排気が混じり合うことなく呼吸することが出来るように備えたことを特徴とするマスクによって課題を解決したものである。
請求項2の考案は、前記仕切り突条は、その平面形状をマスク内面側と顔面の間に形成される空間の平面形状に略合わせて形成したものである、請求項1記載のマスクによって課題を解決したものである。
請求項3の考案は、前記設定位置は、顔面の鼻孔と上唇の中間位置と相対する位置である、請求項1記載のマスクによって課題を解決したものである。
請求項4の考案は、前記仕切り突条は、マスクの一部としてマスクと一体的に備えるか、従来マスクの一部を内側に折り込んで備えるか、若しくは別設した仕切り突条をマスク内面側の前記設定位置に取付けて備えたものである、請求項1記載のマスクによって課題を解決したものである。
請求項5の考案は、前記別設の仕切り突条は、仕切り突条としてマスクと別個に備えたものであり、該仕切り突条を既存マスクの内側の前記設定位置に取付けるようにしたことを特徴とする、請求項1、請求項4記載の仕切り突条によって課題を解決したものである。。
上記のように、従来マスクは、マスク着用時にマスク内面側と顔面の間に形成される空間が一つの空間であったが、本考案は、仕切り突条によって、鼻孔側空間と口側空間の2つの空間に仕切ることによって、鼻呼吸は鼻孔側空間、口呼吸は口側空間を通して個別に呼吸することができると共に、両空間を通して呼吸を同時に行うことも出来て、従来マスク着用時と同様に自然な呼吸を行えるが、
特に、鼻孔から鼻孔側空間に吸気し口側空間を通して口から排気し、若しくは、口から口側空間に吸気し鼻孔側空間を通して鼻孔から排気することによって、各空間内で吸・排気が混じり合うことなく呼吸することができる優れた効果がある。
従来のマスクは、顔面の鼻、口、顎等を覆って着用した時に、顔面とマスク内面側の間に形成される空間が一つの空間であるため、呼吸時に、口または鼻孔からの外部空気の吸気と、肺を通った鼻孔または口からの排気が、前記の狭い一つの空間内で混じり合った空気、即ち新鮮な外部空気と肺を通って加熱され酸素量が減少した空気が混合した、酸素量の少ない加熱空気を再び肺に吸気することになっているため、
結果的に、新鮮な外部空気による酸素供給量が少なくなり、通常でも息苦しく、労役、運動時等に呼吸困難になる課題があり、特に、夏季や通勤車内、高温室内等の外気温が高くなる環境において、前記のように酸素の薄い混合熱気で繰り返して呼吸することになって、一段と、不快感、息苦しさ、呼吸困難、疲労等が増加するという、緊急の解決が必要とされる大きな欠点があったが、本考案は、前項記載の効果によって、前記欠点を有効に解決し得る極めて優れた効果がある。
また、従来のマスクは、吸気時にマスク内面側が空間内にすぼんで顔面に吸い付いて不快であると同時に、空間内空気が減少するため吸気を困難にし、外見も悪い欠点があったが、本考案は仕切り突条が吸気時にマスク内面側が空間内にすぼんで顔面に吸い付くのを防いで、前記従来の欠点を無くし得る効果がある。
更に本考案は、仕切り突条を独立した製品として流通供給して、種々の既存マスクに手軽に取付けて使用し得る優れた利便性がある。
図1は、実施例1の正面図である。 図2は、図1のI一I線断面矢視拡大図である。 図3は、図1の実施例1を着用した状態を示す説明図である。 図4は、実施例2の正面図である。 図5は、図4のII一II線断面矢視拡大図である。 図6は、実施例3の斜視図である。 図7は、実施例3の別設仕切り突条部分の断面図である。 図8は、図6の実施例3を着用した状態を示す説明図である。 図9は、別設仕切り突条の実施例の正面図、平面図、及び、平面図のIII一III線断面矢視図である。 図10は、従来のマスクを着用した状態を示す説明図である。
本考案は、顔面の鼻孔、口、顎等を覆って着用するマスクにおいて、マスク内面側の設定位置に仕切り突条を備えると共に、該仕切り突条の頂部を顔面の鼻孔と上唇の中間に相対して、マスク内面側と顔面の間に形成される空間を、鼻孔側空間と口側空間の2つの空間に仕切るように備え、もって、鼻呼吸は鼻孔側空間、口呼吸は口側空間を通して個別に呼吸できるように備え、特に、鼻孔から吸気して口から排気し、口から吸気して鼻孔から排気して呼吸するように備えることにより、鼻孔側空間内若しくは口側空間内で吸・排気が混じり合うことなく呼吸することが出来るように備える。
前記仕切り突条は、その平面形状を、マスク内面側と顔面の間に形成される空間の平面形状に略合わせて形成する。
前記設定位置は、顔面の鼻孔と上唇の中間位置と相対する位置である。
前記仕切り突条は、マスクの一部としてマスクと一体的に備え若しくは既存マスクの一部を内側に折り込んで備える。
前記別設の仕切り突条は、仕切り突条としてマスクと別個に備え、該仕切り突条を既存マスクの内側の前記設定位置に取付けるように備える。
以下、添付図面に従って実施例を説明する。
図1〜図3に示すように、顔面1の鼻孔2、口3、顎4等を覆って着用するマスクAにおいて、マスク内面側5の設定位置6に仕切り突条Bを備えると共に、該仕切り突条Bの頂部7を顔面1の鼻孔2と上唇3aの中間に相対して、マスク内面側5と顔面Iの間に形成される空間Sを、鼻孔側空間S1と口側空間S2の2つの空間に仕切るように備え、もって、鼻呼吸は鼻孔側空間S1、口呼吸は口側空間S2を通して個別に呼吸できるように備え、特に、鼻孔2から吸気して口3から排気し、若しくは口3から吸気して鼻孔2から排気して呼吸するように備えることにより、鼻孔側空間S1内若しくは口側空間S2内で吸・排気が混じり合うことなく呼吸することが出来るように備える。
前記仕切り突条Bは、その平面形状を、マスク内面側5と顔面Iの間に形成される空間Sの平面形状に略合わせて形成する。(例えば、図6、図9)
前記設定位置6は、顔面1の鼻孔2と上唇3aの中間位置と相対する位置である。(例えば、図1、図3、図8)
前記仕切り突条Bは、マスクAの一部としてマスクAと一体的に備え若しくは従来マスクAaの一部を内側に折り込んで備える。(例えば、実施例1の図1〜図3、若しくは、実施例2の図4、図5)
前記別設の仕切り突条Bbは、仕切り突条Bbとしてマスクと別個に備え(例えば、図9)、該仕切り突条Bbを従来マスクAaの内側の前記設定位置6に取付けるように備える。(例えば、図6、図8)
符号8はマスクの耳掛け、符号9は別設仕切り突条Bbの取付部である。
なお、両鼻孔側空間S1と口側空間S2は、仕切り突条Bよって密封状態に仕切られるものではなく、吸気・排気は、仕切り突条の頂部7と顔面1との間に生じる隙間を通して互いに連通しているので、交互に行き来が出来る。
仕切り突条B、Bbは、例えば、図9に示すように、平面を略三日月形に形成し、また、マスクと同素材、例えば、紙、不織布、布、合成樹脂、発泡樹脂、ゴム、合成ゴム、その他、マスクに適応した素材を用いる。
また、好ましくは、マスク着用時に顔面に仕切り突条B、Bbの頂部7の接触跡が残らないように、該頂部7を、例えば、スポンジ状等の柔軟な素材とする。
A 本考案実施例マスク
Aa 従来マスク
B 仕切り突条
Bb 別設仕切り突条
S 空間(マスク着用時にマスク内面側と顔面の間に形成される空間)
S1 鼻孔側空間
S2 口側空間
1 顔面
2 鼻孔(鼻腔)
3 口(口腔)
3a 上唇
4 顎
5 マスク内面側
6 設定位置
7 頂部
8 耳掛け
9 取付部(別設仕切り突条Bb)
本考案は、顔面の鼻孔、口、顎等を覆って着用するマスクにおいて、マスク内面側の設定位置に仕切り突条を備えると共に、該仕切り突条の頂部を顔面の鼻孔と上唇の中間に相対接触して、マスク内面側と顔面の間に形成される空間を、鼻孔側空間と口側空間の2つの空間に仕切るように備えてなり、
もって、鼻呼吸は鼻孔側空間、口呼吸は口側空間を通して個別に呼吸し、または、鼻孔から吸気して口から排気し若しくは口から吸気して鼻孔から排気して呼吸するように備えて、鼻孔から吸気して口から排気し若しくは口から吸気して鼻孔から排気することにより、鼻孔側空間内若しくは口側空間内で吸・排気が混じり合うことなく呼吸するように備えたことを特徴とする、マスクである。
近時、マスクにおいても、従来流通提供されているものに、主として形態的に種々改良されたものが提供されつつあるが、顔面の鼻、口、顎等を覆うように備えた基本的構成に改良を加えたものは提供されていなかった。本考案においては前記のようなマスクを総称して「従来マスク」と記する。
実登第3194707号公報 実登第3108216号公報
「課題1・従来マスクの全般的な課題」
通常、呼吸は、鼻腔に通じる鼻孔と口腔に通じる口から吸・排気して行っているが、主として口または鼻孔の何れかでランダムに吸気・排気して行っている。
而して、従来のマスクは、顔面の鼻孔、口、顎等を覆って着用した時に、顔面とマスク内面側の間に形成される空間が一つの空間であるため、呼吸時に、鼻孔または口からの外部空気の吸気と、肺を通った口または鼻孔からの排気が、前記の一つの狭い空間内で混じり合った空気、即ち新鮮な外部空気と肺を通って加熱され酸素量が減少した空気が混合した、酸素量の少ない加熱空気を再び肺に吸気することになっているため、
結果的に、新鮮な外部空気による酸素供給量が少なくなり、通常でも息苦しく、労役、運動時等に呼吸困難になる課題があり、特に、夏季や通勤車内、高温室内等の外気温が高くなる環境において、前記のように酸素の薄い混合熱気で繰り返して呼吸することになって、一段と、不快感、息苦しさ、呼吸困難、疲労等が増加する大きな欠点があって、その対策が急がれる大きな課題となっていた。
「課題2・眼鏡(以下、メガネと記す。)が曇る課題」
従来マスクは、前述の通り、顔面の鼻、口、顎を覆って着用するが、前述の通り、従来マスクの着用時に顔面の鼻、口とマスクの間に形成される空間が共通の一つの空間であるため、該空間内の熱気(主として排気)がマスクの上辺の隙間から上方へ吹き出すため、特に、冬の寒い時期や温かい室内から室外へ出た時等の温度差でメガネのレンズが急に曇って、視界を妨げて、一時的に視えなくなり、歩行、運転等に不便さ、危険性さえも覚える場合が多々あって、メガネ使用者にとって社会的とも言い得る大きな課題となって、その有効な解決手段の提供が待望されていた。
「課題3・従来マスクの鼻出し着用の課題」
現在、コロナ大流行で、防疫上有効なマスクの着用が強く推奨され広く実行されているが、顔面の鼻、口、顎を覆うため自然な呼吸が阻害される不快感や呼吸困難性が生じるためか、近時、マスクを着用していても、鼻(鼻孔)を出して着用している人を多く視かけるが、この場合、マスクで口側だけ覆っているので、口からの吸・排気に対する効果及び口からの飛沫の飛散を防止する効果があるのみで、鼻孔側の吸・排気は防疫上全く無防備になって、マスク着用の効果を半減している課題があった。
「課題4・マスク着用時の鼻水流下の課題」
従来マスクを着用中に、風邪ひき等で鼻水が垂れだして困ることが多々あり、その効果的な対策が課題とされてきた。
「課題5・吸気時にマスクすぼんで顔面に吸い付く課題」
従来マスクは、吸気時にマスク内面側がすぼんで顔面に吸い付いて不快であると共に外見も悪く、空間がすぼんで狭くなり空間内空気が減少するため吸気が困難になる課題があった。
本考案は、前記課題1〜5を請求項1〜5に記載の考案によって解決したものであり、
請求項1の考案は、顔面の鼻孔、口、顎等を覆って着用するマスクにおいて、マスク内面側の設定位置に仕切り突条を備えると共に、該仕切り突条の頂部を顔面の鼻孔と上唇の中間に相対接触して、マスク内面側と顔面の間に形成される空間を、鼻孔側空間と口側空間の2つの空間に仕切るように備え、
もって、鼻呼吸は鼻孔側空間、口呼吸は口側空間を通して個別に呼吸することが出来、また、鼻孔から吸気して口から排気して若しくは口から吸気して鼻孔から排気して呼吸することが出来るように備えたものであり、
特に、鼻孔から吸気して口から排気し若しくは口から吸気して鼻孔から排気することにより、鼻孔側空間内若しくは口側空間内で吸・排気が混じり合うことなく呼吸することが出来るように備えたことを特徴とするマスクによって前記課題を解決したものである。
請求項2の考案は、前記仕切り突条は、その平面形状をマスク内面側と顔面の間に形成される空間の平面形状に略合わせて形成したものである、請求項1記載のマスクによって前記課題を解決したものである。
請求項3の考案は、前記設定位置は、顔面の鼻孔と上唇の中間位置と相対接触する位置である、請求項1記載のマスクによって前記課題を解決したものである。
請求項4の考案は、前記仕切り突条は、マスクの一部としてマスクと一体的に備えるか、従来マスクの一部を内側に折り込んで備えるか、若しくは別設の仕切り突条をマスク内面側の前記設定位置に取付けて備えたものである、請求項1記載のマスクによって前記課題を解決したものである。
請求項5の考案は、前記別設の仕切り突条は、仕切り突条としてマスクと共に備え、若しくは別個に備えたものであり、該別設の仕切り突条の取付部を仕切り突条を備えないマスクの内面側の前記設定位置に固着若しくは着脱自在に接着して取付けて本考案マスクとするようにしたことを特徴とする、請求項1、請求項4記載の別設の仕切り突条によって前記課題を解決したものである。
「効果1・従来マスクの全般的課題に対する効果」
上記のように、従来マスクは、マスク着用時にマスク内面側と顔面の間に形成される空間が一つの空間であったが、本考案は、仕切り突条によって、鼻孔側空間と口側空間の2つの空間に仕切ることによって、鼻呼吸は鼻孔側空間、口呼吸は口側空間を通して個別に呼吸することができると共に、両空間を通して呼吸を同時に行うことも出来て、従来マスク着用時と同様に自然な呼吸を行えるが、
特に、鼻孔から鼻孔側空間に吸気し口側空間を通して口から排気し、若しくは、口から口側空間に吸気し鼻孔側空間を通して鼻孔から排気することによって、各空間内で吸・排気が混じり合うことなく呼吸することができる優れた効果がある。
従来マスクは、顔面の鼻、口、顎等を覆って着用した時に、顔面とマスク内面側の間に形成される空間が一つの空間であるため、呼吸時に、口または鼻孔からの外部空気の吸気と、肺を通った鼻孔または口からの排気が、前記の狭い一つの空間内で混じり合った空気、即ち新鮮な外部空気と肺を通って加熱され酸素量が減少した空気が混合した、酸素量の少ない加熱空気を再び肺に吸気することになっているため、
結果的に、新鮮な外部空気による酸素供給量が少なくなり、通常でも息苦しく、労役、運動時等に呼吸困難になる課題があり、特に、夏季や通勤車内、高温室内等の外気温が高くなる環境において、前記のように酸素の薄い混合熱気で繰り返して呼吸することになって、一段と、不快感、息苦しさ、呼吸困難、疲労等が増加するという、緊急の解決が必要とされる大きな欠点があったが、本考案は、前項記載の効果によって、前記欠点を有効に解決し得る極めて優れた効果がある。
「効果2・「メガネの曇り防止効果」
従来マスクは、前述の通り、顔面の鼻、口、顎を覆って着用するが、前述の通り、従来マスクの着用時に顔面の鼻、口とマスクの間に形成される空間が共通の一つの空間であるので、該空間内の熱気(主として排気)がマスクの上辺の隙間から上方へ吹き出すため、
特に、冬の寒い時期や温かい室内から室外へ出た時などの温度差でメガネのレンズが急に曇って、視界を妨げて、一時的に視えなくなり、歩行、運転等に不便さ、危険性さえも覚える場合が多々あって、メガネ使用者にとって社会的とも言い得る大きな課題となって、その有効な解決手段の提供が待望されていたが、
その点、本考案マスクは、その着用時に顔面とマスクの間に形成される空間が、仕切り突条によって鼻孔側空間と口側空間に仕切られているため、特に肺を通って加熱された口側空間内の大量の加熱排気が仕切り突条で遮られてマスク上辺の隙間から上方へ吹き出すことを無くし得て、加熱排気によってメガネのレンズが曇ることを効果的に防いで、上記従来の課題を解決することが出来る優れた効果がある。
「効果3・従来マスクの鼻出し着用を無くし得る効果」
現在、コロナ大流行で、防疫上有効なマスクの着用が強く推奨され広く実行されているが、顔面の鼻、口、顎を覆うため自然な呼吸が阻害される不快感や呼吸困難性が生じるためか、近時、マスクを着用していても、鼻(鼻孔)を出して着用している人を多く視かける。
この場合、口側だけ覆っているので、口からの吸・排気に対する効果及び口からの飛沫の飛散を防止する効果があるのみで、鼻孔側の吸・排気は防疫上全く無防備になって、マスク着用の効果を半減してしまっているが、
その点、本考案マスクは、その着用時に顔面とマスクの間に形成される空間が、仕切り突条によって鼻孔側空間S1と口側空間S2に仕切られているため、従来マスクと同様に鼻孔側を覆っていても、 鼻孔側だけの呼吸も全く自然に行われるため、前記の従来マスクの場合に生じる自然な呼吸が阻害される不快感や呼吸困難性が生じる課題を無くする、即ち、鼻出し着用を無くし得る効果がある。
「効果4・従来マスク着用時の鼻水流下の不快を無くする効果」
従来マスクを着用中に、風邪ひき等で鼻水が垂れだして困ることが多々あるが、
その点、本考案マスクは、その着用時に顔面とマスクの間に形成される空間Sが、仕切り突条によって鼻孔側空間S1と口側空間S2に仕切られているため、該仕切り突条によって鼻孔側空間S1内に流下した鼻水が口側空間S2内に流下するのを防ぐと共に、鼻孔側空間S1内にテッシュペーパー、ガーゼ等の吸収材を挿置して吸収処理でき、不快なく過し得る効果がある。
「効果5・従来マスク着用時にマスクがすぼまないようにする効果」
従来マスクは、吸気時にマスク内面側が空間内にすぼんで顔面に吸い付いて不快であると共に外見も悪く、空間がすぼんで狭くなり空間内空気が減少するため吸気が困難になる欠点があったが、本考案は仕切り突条が吸気時にマスク内面側が空間内にすぼんで顔面に吸い付くのを防いで、前記従来の欠点を無くし得る効果がある。
「効果6・別設の仕切り突条の効果」
更に本考案は、別設の仕切り突条を別設の製品として流通供給することにより、該別設の仕切り突条の取付部を適宜の取付手段、例えば接着剤、接着テープ等で、種々の従来マスクの設定位置に手軽に固着若しくは着脱自在に取付けることによって、本考案マスクとして使用し得る優れた利便性がある。
なお、前記別設の仕切り突条を流通供給せしめ、その入手者が従来 マスクに取付ることによって、本考案マスクを構成する場合も、当然、本考案の技術的範囲に属するものである。
図1は、実施例1の正面図である。 図2は、図1のI一I線断面拡大図である。 図3は、図1のII一II線断面矢視の一部拡大図である。 図4は、図1の実施例1を着用した状態を示す説明図である。 図5は、本考案マスクを着用した状態における鼻孔側空間S1内及び口側空間S2内の吸・排気の循環を示す説明図である。 図6は、実施例2の正面図である。 図7は、図6のIII一III線断面拡大図である。 図8は、従来マスクに別設の仕切り突条を取付けた実施例3の斜視図である。 図9は、実施例3の別設の仕切り突条部分の縦断面一部拡大図である。 図10は、別設の仕切り突条の実施例の正面図、平面図、及び、平面図のIV一IV線断面矢視図である。 図11は、図8の実施例3を着用した状態を示す説明図である。 図12は、従来マスクを着用した状態を示す説明図である。 図13は、従来マスクを着用した状態における空間S内の吸・排気の循環を示す説明図である。
本考案は、顔面の鼻孔、口、顎等を覆って着用するマスクにおいて、マスク内面側の設定位置に仕切り突条を備えると共に、該仕切り突条の頂部を顔面の鼻孔と上唇の中間に相対接触して、マスク内面側と顔面の間に形成される空間を、鼻孔側空間と口側空間の2つの空間に仕切るように備え、もって、鼻呼吸は鼻孔側空間、口呼吸は口側空間を通して個別に呼吸できるように備え、特に、鼻孔から吸気して口から排気し、若しくは口から吸気して鼻孔から排気して呼吸するように備えることにより、鼻孔側空間内若しくは口側空間内で吸・排気が混じり合うことなく呼吸することが出来るように備える。
前記仕切り突条は、その平面形状を、マスク内面側と顔面の間に形成される空間の平面形状に略合わせて形成する。
前記設定位置は、顔面の鼻孔と上唇の中間位置と相対接触する位置である。
前記仕切り突条は、マスクの一部としてマスクと一体的に備え若しくは従来マスクの一部を内側に折り込んで備える。
前記別設の仕切り突条は、別設の仕切り突条としてマスクと共に、若しくは別個に備え、該別設の仕切り突条を仕切り突条を備えないマスクの内面側の前記設定位置に適宜の取付手段で取付けるように備える。
以下、添付図面に従って実施例を説明する。
図1〜図5に示すように、顔面1の鼻孔2、口3、顎4等を覆って着用するマスクAにおいて、マスク内面側5の設定位置6に仕切り突条Bを備えると共に、該仕切り突条Bの頂部7を顔面1の鼻孔2と上唇3aの中間に相対接触して、マスク内面側5と顔面Iの間に形成される空間を、鼻孔側空間S1と口側空間S2の2つの空間に仕切るように備え、もって、鼻呼吸は鼻孔側空間S1、口呼吸は口側空間S2を通して個別に呼吸できるように備え、特に、鼻孔2から吸気して口3から排気し、若しくは口3から吸気して鼻孔2から排気して呼吸するように備えることにより、鼻孔側空間S1内若しくは口側空間S2内で吸・排気が混じり合うことなく呼吸することが出来るように備える。
前記仕切り突条Bは、その平面形状を、マスク内面側5と顔面Iの間に形成される空間の平面形状に略合わせて形成する。(例えば、図3、図8、図11)
前記設定位置6は、顔面1の鼻孔2と上唇3aの中間位置と相対接触する位置である。(例えば、図1、図6、図8)
前記仕切り突条Bは、マスクAの一部としてマスクAと一体的に備え若しくは従来マスクAaの一部を内側に折り込んで備える。(例えば、実施例1の図1〜図5、若しくは、実施例2の図6、図7)
前記別設の仕切り突条Bbは、仕切り突条Bbとしてマスクと別個に備え(例えば、図10)、該仕切り突条Bbを従来マスクAa等の仕切り突条を備えないマスクの内面側の前記設定位置6に適宜の取付手段で取付けるように備える。(例えば、図8、図9)
符号8はマスクの耳掛けである。
符号9は別設の仕切り突条Bbの取付部である。
なお、取付部9は別設の仕切り突条Bbのマスク側の側縁の全部若しくは一部(図示例)とする。
両鼻孔側空間S1と口側空間S2は、仕切り突条Bよって密封状態に仕切られるものではなく、吸気・排気は、仕切り突条の頂部7と顔面1との間に生じる隙間を通して互いに連通しているので、交互に行き来が出来る。
仕切り突条B及び別設の仕切り突条Bbは、マスク着用時に顔面とマスク内面側とが形成する空間の平面形状に合わせて、例えば、図9に示すように、略三日月形に形成し、また、マスクと同素材、例えば、紙、不織布、布、合成樹脂、発泡樹脂、ゴム、合成ゴム、その他、マスクに適応した素材を用いる。
また、好ましくは、マスク着用時に顔面に仕切り突条B、Bbの頂部7の接触跡が残らないように、該頂部7を、例えば、スポンジ状等の柔軟な素材とする。
A 本考案実施例マスク
Aa 従来マスク
B 仕切り突条
Bb 別設の仕切り突条
S 空間(従来マスク着用時にマスク内面側と顔面の間に形成される空間)
S1 鼻孔側空間(本考案)
S2 口側空間(本考案)
1 顔面
2 鼻孔(鼻腔)
3 口(口腔)
3a 上唇
4 顎
5 マスク内面側
6 設定位置
7 頂部
8 耳掛け
9 取付部(別設の仕切り突条Bb)
請求項5の考案は、前記別設の仕切り突条は、仕切り突条としてマスクと共に備え、若しくは別個に備えたものであり、該別設の仕切り突条の取付部を仕切り突条を備えないマスクの内面側の前記設定位置に固着若しくは着脱自在に接着して取付けて本考案マスクとするようにしたことを特徴とする、請求項4記載の別設の仕切り突条によって前記課題を解決したものである。

Claims (5)

  1. 顔面の鼻孔、口、顎等を覆って着用するマスクにおいて、マスク内面側の設定位置に仕切り突条を備えると共に、該仕切り突条の頂部を顔面の鼻孔と上唇の中間に相対して、マスク内面側と顔面の間に形成される空間を、鼻孔側空間と口側空間の2つの空間に仕切るように備え、もって、
    鼻呼吸は鼻孔側空間、口呼吸は口側空間を通して個別に呼吸し、また、鼻孔から吸気して口から排気して若しくは口から吸気して鼻孔から排気して呼吸するように備えたものであり、
    鼻孔から吸気して口から排気し若しくは口から吸気して鼻孔から排気することにより、鼻孔側空間内若しくは口側空間内で吸・排気が混じり合うことなく呼吸するように備えたことを特徴とする、マスク。
  2. 前記仕切り突条は、その平面形状を、マスク内面側と顔面の間に形成される空間の平面形状に略合わせて形成したものである、請求項1記載のマスク。
  3. 前記設定位置は、顔面の鼻孔と上唇の中間位置と相対する位置である、請求項1記載のマスク。
  4. 前記仕切り突条は、マスクの一部としてマスクと一体的に備えるか、既存マスクの一部を内側に折り込んで備えるか、若しくは別設した仕切り突条をマスク内面側の前記設定位置に取付けて備えたものである、請求項1記載のマスク。
  5. 前記別設の仕切り突条は、仕切り突条としてマスクと別個に備えたものであり、該仕切り突条を既存マスクの内側の前記設定位置に取付けるようにしたことを特徴とする、請求項1、請求項4記載の仕切り突条。
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