JP3233145U - 地下工事用鋼管柱−杭構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】地下工事用鋼管柱−杭構造を提供する。【解決手段】杭孔の底部に設けられる鉄筋籠4を備える地下工事用鋼管柱−杭構造であって、鉄筋籠に微膨張コンクリート層3が打設設置されており、鋼管柱1の下部が鉄筋籠の上部の微膨張コンクリート層に埋設され、鋼管柱の底部及び底部の上方に高さを設定して、シーリングプレート8が溶接されており、シーリングプレート間に微膨張コンクリート短柱9が打設設置されており、コンクリート短柱の上表面におけるシーリングプレートの中心に十字線付き反射シール2が固定されており、鋼管柱の下部に位置する鉄筋籠の外側に鋼製ケーシング5が固設されており、鋼製ケーシングにおける円周内に4台の液圧ジャッキ6、7が均一に分布して取り付けられており、液圧ジャッキの突き上げ方向が鋼管柱の軸方向と90°を成し、鋼管柱の上端に鋼管柱の円周に4台の手動型ジャッキが均一に分布して取り付けられている。【選択図】図1
Description
本考案は、地表で地下工事をオープンして行う時に道路、建物等の障害物を通り抜ける必要がある場合に用いられる工事施工構造に関し、詳しくは、地下工事用鋼管柱−杭構造に関する。
カットアンドカバー工法は、地表で地下工事をオープンして行う時に道路、建物等の障害物を通り抜ける必要がある場合に用いられる新規の工事施工方法であり、地面から下方に向かって一定の深さまで掘った後、頂部を密閉し、残りの下部工事を密閉されたトップカバーの下で施工する。本体構造は順打ちであってもよく、逆打ちであってもよい。
近年来、我が国のインフラストラクチャ建設が速やかに発展するとともに、軌道交通及び高層建築物の地下室の建設において、カットアンドカバー逆打ち工法により建設される工事が増えてきている。カットアンドカバー逆打ち工法に多くのメリットもあれば、多くの難点もある。例えば鋼管柱の取付け鉛直度、位置決め精度に対する要求が高く、施工の深さが深い等の問題がある。
本考案は、地下工事用鋼管柱−杭構造を提供することを目的とする。本考案に係る構造を用いることで、鋼管柱の位置決め精度が高く、全体性が良く、工期が短く、安全リスクが低く、工事コストが低い等の特徴を有する。
本考案の技術的手段は以下の通りである。
杭孔の底部に設けられる鉄筋籠を備える地下工事用鋼管柱−杭構造であって、鉄筋籠に微膨張コンクリート層が打設設置されており、鋼管柱の下部が鉄筋籠の上部の微膨張コンクリート層に埋設され、鋼管柱の底部及び底部の上方に高さを設定して、厚さが4〜6mmである鋼質シーリングプレートが溶接されており、シーリングプレート間の鋼管柱に微膨張コンクリート短柱が打設設置されており、コンクリート短柱の上表面におけるシーリングプレートの中心に十字線付き反射シールが固定されており、
鋼管柱の下部に位置する鉄筋籠の外側に鋼製ケーシングが固設されており、鋼製ケーシングの長さが約1.2〜1.7mであり、鋼製ケーシングにおける円周内に4台の液圧ジャッキが均一に分布し取り付けられており、液圧ジャッキの突き上げ方向が鋼管柱の軸方向と90°を成し、ジャッキのヘッド部の応力面が鋼管柱の側壁であり、根元部の応力面が鉄筋籠における鋼製ケーシングの側面であり、
鋼管柱の上端に鋼管柱の円周に4台の手動型ジャッキが均一に分布し取り付けられており、手動型ジャッキの突き上げ方向が鋼管柱の軸方向と90°を成す地下工事用鋼管柱−杭構造。
本考案の効果としては、本考案に係る構造を用いることで、鋼管柱の位置決め精度が高く、全体性が良く、工期が短く、安全リスクが低く、工事コストが低い等のメリットを有する。本考案に係る方法は実際の工事施工に使用されており、各施工単位から、本考案の効果が非常に良く、工事コストが低いだけでなく、施工速度も速く、位置決めを速やかで正確に行えることが反映されている。施工時に、安全性も高く、従来建設施工時に用いられた逆打ち工法よりも遥かに優れていることが従業員から示されている。
図1には本考案に係る地下工事用鋼管柱−杭構造が示されている。杭孔の底部に設けられる鉄筋籠4を備える地下工事用鋼管柱−杭構造であって、鉄筋籠4に微膨張コンクリート層3が打設設置されており、鋼管柱1の下部が鉄筋籠4の上部の微膨張コンクリート層3に埋設され、鋼管柱1の底部及び底部の上方に高さを設定して、厚さが4〜6mmである鋼質シーリングプレート8が溶接されており、シーリングプレート8間の鋼管柱に微膨張コンクリート短柱9が打設設置されており、コンクリート短柱9の上表面におけるシーリングプレート8の中心に十字線付き反射シール2が固定されており、
鋼管柱1の下部に位置する鉄筋籠4の外側に鋼製ケーシング5が固設されており、鋼製ケーシング5の長さが約1.2〜1.7mであり、鋼製ケーシング5における円周内に4台の液圧ジャッキ6が均一に分布し取り付けられており、液圧ジャッキ6の突き上げ方向が鋼管柱1の軸方向と90°を成し、液圧ジャッキ6のヘッド部の応力面が鋼管柱1の側壁であり、根元部の応力面が鉄筋籠における鋼製ケーシングの側面であり、鋼管柱1の上端に鋼管柱の円周に4台の手動型ジャッキ7が均一に分布し取り付けられており、手動型ジャッキ7の突き上げ方向が鋼管柱1の軸方向と90°を成す。
本考案により施工する場合における方法は以下の通りである。(1)まず、工程順序に従い、杭位置を測定する→穿孔杭で孔を形成させる→鉄筋籠を孔口に下げる→鋼管柱を吊り上げるという作業を行う。穿孔杭のコンクリートを打設する時に鋼管柱の浮きを防止するために、鋼管柱を吊り上げる前に、厚さが4〜6mmである鋼板により、鋼管柱の底部及び底部の上方に高さを設定して、シーリングプレートをシール溶接しなければならない。かつ鋼管柱の2つのシーリングプレート間の部位に、設計で決定された等級の微膨張コンクリートを打ち込み振動締固めを行い、コンクリートの上表面におけるシーリングプレートの中心部位に十字線付き反射シールを貼り付ける。
(2)鋼管柱と鉄筋籠とを接続させ、鋼管柱の底部に4台の液圧ジャッキを取り付ける。
穿孔杭の鉄筋籠の上部の開口部を地面まで吊るして置き、鋼管柱を吊り上げて鉄筋籠と接続させ、鋼管柱の底部に90°方向に4台の液圧ジャッキを取り付ける。ジャッキを鋼管柱に溶接される鋼板の上に置く。ジャッキのヘッド部の応力面が鋼管柱の側壁であり、根元部の応力面が鉄筋籠における鋼製ケーシングの側面であり、鋼製ケーシングの長さが約1.2〜1.7mであり、内径が鉄筋籠の外径と同様であり、鋼製ケーシングと鉄筋籠とが溶接により接続される。
(3)鋼管柱と鉄筋籠とを吊り上げ、設計位置に応じて上部の鋼管柱を固定する。
鋼管柱と鉄筋籠とを接続させ、液圧ジャッキを調整した後、鋼管柱を設計標高まで吊り上げる。鋼管柱の上端に90°方向に4台の手動型ジャッキを取り付け、手動型ジャッキにより、鋼管柱の上端の平面位置を設計位置まで調整してから固定した。
(4)ドロップハンマーをぶら下げ、鋼管柱の底部位置を調整する。
鋼管柱の開口部に十字線をつけることにより中心位置を見つけ、上部の開口部の中心位置に応じて下げ振りを懸垂して鋼管柱の底部の中心位置を決める。鋼管柱の底部における4台の液圧ジャッキを調整することで、反射シールの十字の中心と下げ振りの先端とを一致させ、鋼管柱の底部を設計位置まで調整した後、液圧ジャッキにより固定される。鋼管柱の底部位置を調整する時、強光の懐中電灯で反射シールに対して照射し、望遠鏡でドロップハンマーの下げ振りと反射シールの十字中心との間の位置関係を観察する。
(5)穿孔杭のコンクリートの打設
鋼管柱の平面位置と標高に間違いがないことをチェックした後、鋼管柱の外側からコンクリート打設導管を取り付ける。導管を下げる過程、及び持ち上げる過程でパイプの閉塞現象があることを防止するために、予め鋼管柱の側面に3本の導管ガイド鉄筋を溶接しておき、導管を取り付ける過程でガイド鉄筋位置に取り付ける。コンクリート打設過程で、スラリー、砕石等の雑物が鋼管柱に入ることを防止するために、鋼管柱の頂部が鋼フランジで封止される。コンクリートが鋼管柱の底部まで打設された後、鋼管柱の平面位置及び標高を再びチェックし、平面位置及び標高が設計規格に適合することを確認した後、継続してコンクリートを設計標高まで打設する。
(6)鋼管柱におけるコンクリートの打設
穿孔杭のコンクリートを打ち込んだ後、導管を引き抜き水で洗浄した後、改めて鋼管柱内から導管を取り付け、鋼管柱にコンクリートを流し込む。
(7)鋼管柱の周囲の空間の埋戻
穿孔杭に近接する工事の安全を確保するために、穿孔杭のコンクリートの強度が設計強度に達した後、砂礫材料で鋼管柱の周囲の空間を埋め戻す。
1 鋼管柱
2 十字線付き反射シール
3 微膨張コンクリート
4 鉄筋籠
5 鉄筋籠の外側における鋼製ケーシング
6 鋼管柱の底部に取り付けられる液圧ジャッキ
7 鋼管柱の上端に取り付けられる液圧ジャッキ
8 シーリングプレート
9 微膨張コンクリート短柱
2 十字線付き反射シール
3 微膨張コンクリート
4 鉄筋籠
5 鉄筋籠の外側における鋼製ケーシング
6 鋼管柱の底部に取り付けられる液圧ジャッキ
7 鋼管柱の上端に取り付けられる液圧ジャッキ
8 シーリングプレート
9 微膨張コンクリート短柱
Claims (1)
- 杭孔の底部に設けられる鉄筋籠を備える地下工事用鋼管柱−杭構造であって、鉄筋籠に微膨張コンクリート層が打設設置されており、鋼管柱の下部が鉄筋籠の上部の微膨張コンクリート層に埋設され、鋼管柱の底部及び底部の上方に高さを設定して、厚さが4〜6mmである鋼質シーリングプレートが溶接されており、シーリングプレート間の鋼管柱に微膨張コンクリート短柱が打設設置されており、コンクリート短柱の上表面におけるシーリングプレートの中心に十字線付き反射シールが固定されており、
鋼管柱の下部に位置する鉄筋籠の外側に鋼製ケーシングが固設されており、鋼製ケーシングの長さが約1.2〜1.7mであり、鋼製ケーシングにおける円周内に4台の液圧ジャッキが均一に分布し取り付けられており、液圧ジャッキの突き上げ方向が鋼管柱の軸方向と90°を成し、ジャッキのヘッド部の応力面が鋼管柱の側壁であり、根元部の応力面が鉄筋籠における鋼製ケーシングの側面であり、
鋼管柱の上端に鋼管柱の円周に4台の手動型ジャッキが均一に分布し取り付けられており、手動型ジャッキの突き上げ方向が鋼管柱の軸方向と90°を成すことを特徴とする、地下工事用鋼管柱−杭構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021001821U JP3233145U (ja) | 2021-05-17 | 2021-05-17 | 地下工事用鋼管柱−杭構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2021001821U JP3233145U (ja) | 2021-05-17 | 2021-05-17 | 地下工事用鋼管柱−杭構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3233145U true JP3233145U (ja) | 2021-07-29 |
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ID=76965150
Family Applications (1)
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JP2021001821U Active JP3233145U (ja) | 2021-05-17 | 2021-05-17 | 地下工事用鋼管柱−杭構造 |
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2021
- 2021-05-17 JP JP2021001821U patent/JP3233145U/ja active Active
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