JP3232784B2 - 風量制御装置 - Google Patents

風量制御装置

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JP3232784B2
JP3232784B2 JP14705793A JP14705793A JP3232784B2 JP 3232784 B2 JP3232784 B2 JP 3232784B2 JP 14705793 A JP14705793 A JP 14705793A JP 14705793 A JP14705793 A JP 14705793A JP 3232784 B2 JP3232784 B2 JP 3232784B2
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敏男 井上
弘一 松田
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日立プラント建設株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、風量制御装置に係り、
特に、空調機の外気取込系路等に設けて外気の取込風量
を制御する風量制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来の風量制御装置1を、空調
機2の外気取込系路の風量制御装置1として適用した例
であり、空調機ファン3、3の吸い込みにより外気取込
口4から空調機2に取り入れられる外気5の取込風量
は、風量制御装置1によって制御される。そして、従来
の風量制御装置1は、外気5の取込風量の多少に関係な
く複数のダンパ1A、1A…(平行翼型又は対向翼型)
を一つのモータ1Bで同時に駆動させてダンパ開度を制
御していた。
【0003】ところで、風量を精度良く制御する為に
は、風量とダンパ開度との関係は、風量がダンパ開度に
対して直線的な正比例関係(以下、理想線という)にあ
ることが理想である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
風量制御装置1は、ダンパ1Aが平行翼型の場合、又は
対向翼型の場合ともに、風量とダンパ開度との関係を直
線的な比例関係、所謂理想線に近似するような制御がで
きないという欠点がある。即ち、平行翼型の場合は、図
6に示すように、ダンパ開度を0%から100%まで変
化させていくと、風量とダンパ開度の関係は前記理想線
に対して弓型の軌跡を描く。一方、対向翼型の場合は、
図7に示すように、理想線に対して波形の軌跡を描く。
この結果、従来の風量制御装置1を空調機の外気取込系
路に適用した場合、還気ダクト6を介して空調機2に還
気される還気空気8と外気5との混合比を精度良く制御
できないという問題が発生する。特に、外気5の取入量
を小さくしたい場合、従来の風量制御装置では不可能に
近かった。
【0005】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、風量とダンパ開度との関係が直線的な正比例関
係になり、風量制御の精度を向上できる風量制御装置を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成する為に、通風系路の風量を制御する風量制御装置に
於いて、前記通風系路に対して複数の対向翼型ダンパ装
置を並列に配置し、前記複数の対向翼型ダンパ装置を個
別に駆動して該開度を制御する制御駆動機構を備え、
量を大きくする場合は前記複数の対向翼型ダンパ装置の
開度を1個毎に全開にしていくことを順次行い、風量を
小さくする場合は前記複数の対向翼型ダンパ装置の開度
を1個毎に全閉にしていくことを順次行うことを特徴と
する。
【0007】
【作用】本発明の特徴は、風量とダンパ開度の関係を直
線的な正比例関係、所謂理想線に近づけるようにして、
風量を精度良く制御できるようにしたことである。本発
明によれば、少なくとも2個の隣接するダンパ同志が互
いに逆方向に揺動するように形成された複数の対向翼型
ダンパ装置と、前記複数の対向翼型ダンパ装置を個別に
駆動してその開度を制御する制御駆動機構とで構成し
た。これにより、各対向翼型ダンパ装置を個別に駆動さ
せると、各対向翼型ダンパ装置の風量と開度の関係は理
想線に対して小さな波形の軌跡を描く。そして、本発明
では、風量を大きくする場合は前記複数の対向翼型ダン
パ装置の開度を順次全開にしていき、風量を小さくする
場合は前記複数の対向翼型ダンパ装置の開度を順次全閉
にしていくようにした。即ち、複数の対向翼型ダンパ装
置を次々に全閉から全開まで変化させていくと、本発明
の風量制御装置のダンパ開度と風量の関係は前記理想線
に対して小さな波形が連続した軌跡を描く。これによ
り、前記波形の振幅を小さくすることができ、前記ダン
パ開度と風量の関係を前記理想線に近づけることができ
るので、風量を精度良く制御させることができる。
【0008】
【実施例】以下添付図面に従って本発明に係る風量制御
装置の好ましい実施例について詳説する。図1は、本発
明の風量制御装置10を空調機12の外気取込系路の風
量制御装置10として適用した例である。図1に示すよ
うに、空調機12と外気取込口14との間に風量制御装
置10が設けられると共に、空調機12の空調空気供給
側に2個のファン16、16が設けられ、空調空気が図
示しない空調室に供給される。
【0009】また、本発明の風量制御装置10は、第1
の対向翼型ダンパ装置10A、第2の対向翼型ダンパ装
置10B、及び第3の対向翼型ダンパ装置10Cと、第
1の対向翼型ダンパ装置10Aを制御駆動する第1の制
御駆動モータ10D、第2の対向翼型ダンパ装置10B
を制御駆動する第2の制御駆動モータ10E、及び第3
の対向翼型ダンパ装置10Cを制御駆動する第3の制御
駆動モータ10Fで構成されている。そして、第1、第
2、及び第3の対向翼型ダンパ装置10A、10B、1
0C内には、ダンパ10Gが夫々2個、3個、4個設け
られ、各制御駆動モータ10D、10E、10Fで各対
向翼型ダンパ装置10A、10B、10Cの開度が制御
されるようになっている。また各対向翼型ダンパ装置1
0A、10B、10Cの開度を全て全開にした時の開度
を100%とすると、第1の対向翼型ダンパ装置10A
だけを全開にした時の開度割合は20%、第2の対向翼
型ダンパ装置10Bだけでは30%、第3の対向翼型ダ
ンパ装置10Cだけでは50%になるように構成されて
いる。ちなみに、対向翼型ダンパ装置とは、図2に示す
ように、隣接するダンパ10G同志を互いに逆向きに揺
動させて開度を制御するものである。
【0010】また、前記した外気取込口14から3本の
外気導入ダクト18、18、18が延び、夫々の対向翼
型ダンパ装置10A、10B、10Cを介して空調機1
2に接続されている。また、空調機12には還気ダクト
20が接続され、空調室からの還気空気24の一部が空
調機12に戻るようになっている。次に、上記の如く構
成された本発明の風量制御装置10を、空調機12の外
気取入系路の風量制御装置10として適用した例でその
作用を説明する。
【0011】ファン16の作動により外気取入口14か
ら吸引された外気22は、各外気導入ダクト18、1
8、18を通って風量制御装置10に入り、風量制御装
置10で適切な風量に制御された後、空調機12内に取
り込まれる。空調機12では、取り込まれた外気22と
空調室から戻った還気空気24とが所定の比率で混合さ
れた後、温湿度が調節されてファン16により空調室に
供給される。この時、外気22と還気空気24との混合
比率は、風量制御装置10のダンパ開度を制御して空調
機12に取り込まれる外気22の取込風量を制御するこ
とにより行われる。
【0012】そして、本発明の風量制御装置10では、
各対向翼型ダンパ装置10A、10B、10Cの制御を
図3に示すように行う。即ち、風量制御装置10のダン
パ開度を0〜20%の範囲で制御したい場合は、第1の
対向翼型ダンパ装置10Aだけを、第1の制御駆動モー
タ10Dで制御駆動し、第2及び第3の対向翼型ダンパ
装置10B、10Cは全閉として運転する。これによ
り、第1の対向翼型ダンパ装置10Aを全閉から全開ま
で変化させていくと、風量とダンパ開度の関係は、図4
に示す第1の波線26の軌跡を描く。同様に、ダンパ開
度を20〜50%の範囲で制御したい場合は、第1の対
向翼型ダンパ装置10Aは全開とし、第3の第3の対向
翼型ダンパ装置10Cを全閉とし、第2の対向翼型ダン
パ装置10Bを第2の制御駆動モータ10Eで制御駆動
する。これにより、第2の対向翼型ダンパ装置10Bを
全閉から全開まで変化させると、風量とダンパ開度の関
係は第2の波線28の軌跡を描く。また、ダンパ開度を
50〜100%の範囲で制御したい場合は、第1及び第
2の対向翼型ダンパ装置10A、10Bは全開のまま
で、第3の対向翼型ダンパ装置10Cを第3の制御駆動
モータ10Fで制御駆動する。これにより、第3の対向
翼型ダンパ装置10Cを全閉から全開まで変化させる
と、風量とダンパ開度の関係は第3の波線30の軌跡を
描く。
【0013】このように、第1、第2、及び第3の対向
翼型ダンパ装置10A、10B、10Cを個別に制御駆
動し、制御する風量に応じて各対向翼型ダンパ装置10
A、10B、10Cを順次全開にしていくようにしたの
で、風量とダンパ開度(0〜100%)の関係は、図4
に示したように振幅の小さな複数の波線26、28、3
0が連続した軌跡を描く。これにより、本発明の風量制
御装置10の描く波形26、28、30の振幅26A、
28A、30Aは、対向翼型ダンパを有する従来の風量
制御装置の波形36の振幅38に比べ小さくすることが
でき、風量とダンパ開度の関係を理想線32に近づける
ことができるので、風量を精度良く制御させることがで
きる。特に、本発明の風量制御装置10は、従来の風量
制御装置に比べ少風量での制御精度を飛躍的に向上させ
ることができる。
【0014】以上のように、風量とダンパ開度との関係
を理想線に近づけることができるので、本発明の風量制
御装置10を空調機12の外気取入系路に適用した場
合、還気空気24との外気22との混合割合を精度良く
制御できる。従って、空調制御がし易くなり適切な空調
空気を空調室に供給することができる。尚、本実施例で
は、3個の対向翼型ダンパ装置10A、10B、10C
の開度割合を夫々20%、30%、50%になるように
構成したが、これに限定されるものではなく、開度割合
を3等分してもよく、他の構成比率にしても良い。ま
た、対向翼型ダンパ装置の数は3個に限定されるもので
はない。また、本実施例では、外気22取込風量の制御
の例で説明したが、給気ダクト、還気ダクト、排気ダク
ト等の通風系路の風量制御に適用させることもできる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の風量制御
装置によれば、複数の対向翼型ダンパ装置と、前記複数
の対向翼型ダンパ装置を個別に駆動してその開度を制御
する制御駆動機構とで構成し、前記複数の対向翼型ダン
パ装置の開度を順次制御駆動するようにした。これによ
り、風量とダンパ開度の関係を、風量とダンパ開度の理
想的な関係を示す理想線に近似させることができるの
で、風量を精度良く制御させることができる。特に、本
発明の風量制御装置は、従来の風量制御装置に比べ少風
量での制御精度を飛躍的に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る風量制御装置を空調機の外気導入
系路に適用した構成図
【図2】対向翼形ダンパ装置の説明図
【図3】本発明に係る風量制御装置の各対向翼型ダンパ
装置の制御方法を説明する説明図
【図4】本発明に係る風量制御装置のダンパ開度と風量
の関係図
【図5】従来の風量制御装置を空調機の外気導入系路に
適用した構成図
【図6】平行翼形ダンパ型の従来の風量制御装置のダン
パ開度と風量の関係図
【図7】対向翼形ダンパ型の従来の風量制御装置のダン
パ開度と風量の関係図
【符号の説明】
10…風量制御装置 10A、10B、10C…対向翼型ダンパ装置 10D、10E、10F…制御駆動モータ 10G…ダンパ 12…空調機 14…外気取込口

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通風系路の風量を制御する風量制御装置に
    於いて、前記通風系路に対して複数の対向翼型ダンパ装置を並列
    に配置し、 前記複数の対向翼型ダンパ装置を個別に駆動して該開度
    を制御する制御駆動機構を備え、 風量を大きくする場合は前記複数の対向翼型ダンパ装置
    の開度を1個毎に全開にしていくことを順次行い、 風量を小さくする場合は前記複数の対向翼型ダンパ装置
    の開度を1個毎に全閉にしていくことを順次行うことを
    特徴とする風量制御装置。
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