JP3232730B2 - マイクロストリップアンテナ - Google Patents
マイクロストリップアンテナInfo
- Publication number
- JP3232730B2 JP3232730B2 JP35668992A JP35668992A JP3232730B2 JP 3232730 B2 JP3232730 B2 JP 3232730B2 JP 35668992 A JP35668992 A JP 35668992A JP 35668992 A JP35668992 A JP 35668992A JP 3232730 B2 JP3232730 B2 JP 3232730B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pattern
- dielectric plate
- conductor
- ground pattern
- film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は衛星通信等に使用できる
コンパクトなマイクロストリップアンテナに関する。
コンパクトなマイクロストリップアンテナに関する。
【0002】
【従来の技術】車両搭載のナビゲーションシステム等に
おいて、GPS(グローバル ポジショニング システ
ム)衛星のマイクロ波電波を受信するコンパクトなアン
テナが求められており、従来のパラボラアンテナに代え
てマイクロストリップアンテナ(MSA)が注目されて
いる。
おいて、GPS(グローバル ポジショニング システ
ム)衛星のマイクロ波電波を受信するコンパクトなアン
テナが求められており、従来のパラボラアンテナに代え
てマイクロストリップアンテナ(MSA)が注目されて
いる。
【0003】MSAは、誘電体板の一面に導体を所定パ
ターンに形成して放射導体パターンとなすとともに、他
面は全面に導体膜を形成してグランドパターンとなした
もので、平面化が可能であり、コンパクト化が実現され
る。
ターンに形成して放射導体パターンとなすとともに、他
面は全面に導体膜を形成してグランドパターンとなした
もので、平面化が可能であり、コンパクト化が実現され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、車両搭載の
場合はさらに一層のコンパクト化が求められているが、
アンテナ部にはMSA以外に、衛星からの微弱電波を増
幅する低雑音増幅器(LNA)や受信機に接続するため
の同軸コネクタ等を設ける必要があり、従来は別途プリ
ント基板にLNAやコネクタを搭載して、このプリント
基板をネジ止め等でアルミプレートに取付け、あるいは
シールドケースに収めてMSAに取りつけている。
場合はさらに一層のコンパクト化が求められているが、
アンテナ部にはMSA以外に、衛星からの微弱電波を増
幅する低雑音増幅器(LNA)や受信機に接続するため
の同軸コネクタ等を設ける必要があり、従来は別途プリ
ント基板にLNAやコネクタを搭載して、このプリント
基板をネジ止め等でアルミプレートに取付け、あるいは
シールドケースに収めてMSAに取りつけている。
【0005】しかし、かかる構造では、プリント基板の
組付けに手間を要するとともに、アンテナの厚みが充分
薄くならないという問題がある。
組付けに手間を要するとともに、アンテナの厚みが充分
薄くならないという問題がある。
【0006】本発明はかかる課題を解決するもので、コ
ンパクトで、製造簡易かつ低コストのマイクロストリッ
プアンテナを提供することを目的とする。
ンパクトで、製造簡易かつ低コストのマイクロストリッ
プアンテナを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本願の請求項1に記載の発明においては、誘電体板
の一面に所定のパターンで導体膜を形成して放射導体パ
ターンとなすとともに、誘電体板の他面には全面に導体
膜を形成してグランドパターンとなしたマイクロストリ
ップアンテナにおいて、上記グランドパターンの中心部
領域を、導体膜を形成しない領域となして、ここに表面
実装タイプの同軸コネクタを設け、かつ上記グランドパ
ターンを構成する導体膜に半田付け固定したパッケージ
を設けて該パッケージ内に増幅回路を収納し、該増幅回
路の出力端子を上記同軸コネクタに接続するとともに、
増幅回路の入力端子を誘電体板を貫通せしめて上記放射
導体パターンの導体膜に接続したことを特徴とする。 ま
た、本願の請求項2に記載の発明においては、 誘電体板
の一面に所定のパターンで導体膜を形成して放射導体パ
ターンとなすとともに、誘電体板の他面には略全面に導
体膜を形成してグランドパターンとなしたマイクロスト
リップアンテナにおいて、 上記グランドパターンを形成
した上記誘電板の他面側に、前記放射導体パターンを介
して受信した電波を増幅する増幅回路を有するICチッ
プを表面実装により配置したことを特徴とする。
め、本願の請求項1に記載の発明においては、誘電体板
の一面に所定のパターンで導体膜を形成して放射導体パ
ターンとなすとともに、誘電体板の他面には全面に導体
膜を形成してグランドパターンとなしたマイクロストリ
ップアンテナにおいて、上記グランドパターンの中心部
領域を、導体膜を形成しない領域となして、ここに表面
実装タイプの同軸コネクタを設け、かつ上記グランドパ
ターンを構成する導体膜に半田付け固定したパッケージ
を設けて該パッケージ内に増幅回路を収納し、該増幅回
路の出力端子を上記同軸コネクタに接続するとともに、
増幅回路の入力端子を誘電体板を貫通せしめて上記放射
導体パターンの導体膜に接続したことを特徴とする。 ま
た、本願の請求項2に記載の発明においては、 誘電体板
の一面に所定のパターンで導体膜を形成して放射導体パ
ターンとなすとともに、誘電体板の他面には略全面に導
体膜を形成してグランドパターンとなしたマイクロスト
リップアンテナにおいて、 上記グランドパターンを形成
した上記誘電板の他面側に、前記放射導体パターンを介
して受信した電波を増幅する増幅回路を有するICチッ
プを表面実装により配置したことを特徴とする。
【0008】
【作用効果】 上記構成においては、別体のプリント基板
は不要であり、組付け工数が削減されるとともに、アン
テナ全体の厚みが薄くなる。
は不要であり、組付け工数が削減されるとともに、アン
テナ全体の厚みが薄くなる。
【0009】よって、本発明のマイクロストリップアン
テナは、コンパクトかつ製造簡易であり、車両搭載のア
ンテナとして好適に使用することができる。
テナは、コンパクトかつ製造簡易であり、車両搭載のア
ンテナとして好適に使用することができる。
【0010】
【実施例】図1はマイクロストリップアンテナ(MS
A)の裏面斜視図で、正方形の誘電体板には、裏面一面
に導体膜31が形成されてグランドパターン3となって
おり、グランドパターン3の中心部近くには表面実装タ
イプ(SOP)のICパッケージ5が設けてある。
A)の裏面斜視図で、正方形の誘電体板には、裏面一面
に導体膜31が形成されてグランドパターン3となって
おり、グランドパターン3の中心部近くには表面実装タ
イプ(SOP)のICパッケージ5が設けてある。
【0011】その詳細を図2で説明すると、グランドパ
ターン3の導体膜31は中心部で、誘電体板1と相似形
の矩形領域がエッチング等で除去されて導体膜非形成領
域3aとなっており、該領域3aには小径の矩形をなす
表面実装タイプの同軸コネクタ4が固着してある。
ターン3の導体膜31は中心部で、誘電体板1と相似形
の矩形領域がエッチング等で除去されて導体膜非形成領
域3aとなっており、該領域3aには小径の矩形をなす
表面実装タイプの同軸コネクタ4が固着してある。
【0012】なお、本実施例の場合、グランドパターン
3の一辺の長さは68mmであり、導体膜非形成領域3a
のそれは4mmとしてある。非形成領域3aの面積はグラ
ンドパターン3の面積の1%以下とすることが好まし
い。
3の一辺の長さは68mmであり、導体膜非形成領域3a
のそれは4mmとしてある。非形成領域3aの面積はグラ
ンドパターン3の面積の1%以下とすることが好まし
い。
【0013】上記パッケージ5は低雑音増幅回路(LN
A)を内蔵しており、両側面より突出する入出力用の各
リード51,52を除いたアースリード53がリフロー
半田付けにより直接導体膜31に固定されている(図
3)。パッケージ5の入力リード51の近くに誘電体板
1を貫通するスルーホール11が形成してあり、入力リ
ード51とスルーホール11の間は所定幅で導体膜31
が除去されて、ここを配線導体膜61が延びている。こ
の配線導体膜61はスルーホール11を経て誘電体板1
の表面側に形成された放射導体パターン2に導通して、
これと上記入力リード51を接続している。放射導体パ
ターン2は、アンテナを構成すべく導体膜21を所定の
パターン(例えば放射状)で形成したものである。
A)を内蔵しており、両側面より突出する入出力用の各
リード51,52を除いたアースリード53がリフロー
半田付けにより直接導体膜31に固定されている(図
3)。パッケージ5の入力リード51の近くに誘電体板
1を貫通するスルーホール11が形成してあり、入力リ
ード51とスルーホール11の間は所定幅で導体膜31
が除去されて、ここを配線導体膜61が延びている。こ
の配線導体膜61はスルーホール11を経て誘電体板1
の表面側に形成された放射導体パターン2に導通して、
これと上記入力リード51を接続している。放射導体パ
ターン2は、アンテナを構成すべく導体膜21を所定の
パターン(例えば放射状)で形成したものである。
【0014】また、パッケージ5の出力リード52から
上記非形成領域3aまでの間も所定幅で導体膜31が除
去されて、ここに上記出力リード52と同軸コネクタ4
を接続する配線導体膜62が延びている。
上記非形成領域3aまでの間も所定幅で導体膜31が除
去されて、ここに上記出力リード52と同軸コネクタ4
を接続する配線導体膜62が延びている。
【0015】上記構造のMSAにおいて、受信電波は入
力リード51よりパッケージ5内のLNAに入力し、出
力リード52を経て同軸コネクタ4に送出される。
力リード51よりパッケージ5内のLNAに入力し、出
力リード52を経て同軸コネクタ4に送出される。
【0016】この場合の受信性能を図4に示し、電圧定
在波比(VSWR)は、受信目標周波数(図のA点で、
1575MHz)で最小値を示している。これを従来構
造のMSAと比較すると(図5)、その受信性能には殆
ど遜色がないことが知られる。
在波比(VSWR)は、受信目標周波数(図のA点で、
1575MHz)で最小値を示している。これを従来構
造のMSAと比較すると(図5)、その受信性能には殆
ど遜色がないことが知られる。
【0017】そして、本発明のMSAでは、同軸コネク
タ4およびパッケージ5をいずれもアンテナの誘電体板
1上に直接設けているから、従来の如き別体のプリント
基板を組み付けるのに比して、アンテナの厚みを薄くで
きるとともに、製造の手間の削減とコストダウンを実現
できる。
タ4およびパッケージ5をいずれもアンテナの誘電体板
1上に直接設けているから、従来の如き別体のプリント
基板を組み付けるのに比して、アンテナの厚みを薄くで
きるとともに、製造の手間の削減とコストダウンを実現
できる。
【0018】なお、本実施例では、導体膜非形成領域3
aの形状を四角形としたが、円形、多角形等としても良
い。
aの形状を四角形としたが、円形、多角形等としても良
い。
【0019】また、スルーホールに代えて給電用の金属
ピンを使用することができる。
ピンを使用することができる。
【0020】パッケージは自動半田付け可能な点でSO
P等が有利であるが、表面実装可能であればこれに限ら
れない。
P等が有利であるが、表面実装可能であればこれに限ら
れない。
【0021】
【図1】本発明の一実施例を示すアンテナの裏面斜視図
である。
である。
【図2】アンテナの平面図である。
【図3】図2のIII −III 線に沿う断面図である。
【図4】アンテナの受信性能を示すグラフである。
【図5】従来のアンテナの受信性能を示すグラフであ
る。
る。
1 誘電体板 2 放射導体パターン 21 導体膜 3 グランドパターン 31 導体膜 4 同軸コネクタ 5 パッケージ 51 入力リード(入力端子) 52 出力リード(出力端子)
Claims (2)
- 【請求項1】 誘電体板の一面に所定のパターンで導体
膜を形成して放射導体パターンとなすとともに、誘電体
板の他面には全面に導体膜を形成してグランドパターン
となしたマイクロストリップアンテナにおいて、 上記グランドパターンの中心部領域を、導体膜を形成し
ない領域となして、ここに表面実装タイプの同軸コネク
タを設け、かつ上記グランドパターンを構成する導体膜
に半田付け固定したパッケージを設けて該パッケージ内
に増幅回路を収納し、該増幅回路の出力端子を上記同軸
コネクタに接続するとともに、増幅回路の入力端子を誘
電体板を貫通せしめて上記放射導体パターンの導体膜に
接続したことを特徴とするマイクロストリップアンテ
ナ。 - 【請求項2】 誘電体板の一面に所定のパターンで導体
膜を形成して放射導体パターンとなすとともに、誘電体
板の他面には略全面に導体膜を形成してグランドパター
ンとなしたマイクロストリップアンテナにおいて、 上記グランドパターンを形成した上記誘電板の他面側
に、前記放射導体パターンを介して受信した電波を増幅
する増幅回路を有するICチップを表面実装により配置
したことを特徴とするマイクロストリップアンテナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35668992A JP3232730B2 (ja) | 1992-12-22 | 1992-12-22 | マイクロストリップアンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35668992A JP3232730B2 (ja) | 1992-12-22 | 1992-12-22 | マイクロストリップアンテナ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06188629A JPH06188629A (ja) | 1994-07-08 |
JP3232730B2 true JP3232730B2 (ja) | 2001-11-26 |
Family
ID=18450291
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35668992A Expired - Fee Related JP3232730B2 (ja) | 1992-12-22 | 1992-12-22 | マイクロストリップアンテナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3232730B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8414969B1 (en) | 2006-03-02 | 2013-04-09 | University Of Central Florida Research Foundation, Inc. | Sol-gel composite AR coating for IR applications |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6870516B2 (en) | 2001-02-16 | 2005-03-22 | Integral Technologies, Inc. | Low cost antennas using conductive plastics or conductive composites |
US7759002B2 (en) | 2001-02-15 | 2010-07-20 | Integral Technologies, Inc. | Low cost electrical terminals manufactured from conductive loaded resin-based materials |
US8268222B2 (en) | 2001-02-15 | 2012-09-18 | Integral Technologies, Inc. | Methods of making electrical motor components from conductive loaded resin-based materials |
US6741221B2 (en) * | 2001-02-15 | 2004-05-25 | Integral Technologies, Inc. | Low cost antennas using conductive plastics or conductive composites |
CN106356639A (zh) * | 2016-08-30 | 2017-01-25 | 上海无线电设备研究所 | 一种星载微带天线及其装配方法 |
-
1992
- 1992-12-22 JP JP35668992A patent/JP3232730B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8414969B1 (en) | 2006-03-02 | 2013-04-09 | University Of Central Florida Research Foundation, Inc. | Sol-gel composite AR coating for IR applications |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06188629A (ja) | 1994-07-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10439266B2 (en) | Wideband patch antenna module | |
US7893879B2 (en) | Antenna apparatus | |
JPH07249925A (ja) | アンテナ及びアンテナ装置 | |
US9799958B2 (en) | Microstrip antenna | |
JP2000307341A (ja) | アンテナ装置 | |
US5678216A (en) | Radio pager with high gain antenna | |
JP3232730B2 (ja) | マイクロストリップアンテナ | |
EP0738023A2 (en) | Antenna device | |
JP2001085920A (ja) | 携帯無線端末 | |
JPH07111413A (ja) | アンテナ | |
JP2006332784A (ja) | 平面アンテナ装置 | |
JP2006222540A (ja) | 車載用アンテナ装置 | |
JPH0823220A (ja) | セラミック平面アンテナ | |
JPH11195922A (ja) | アンテナ装置 | |
JP3876494B2 (ja) | アンテナユニット | |
JPS6218834A (ja) | 衛星放送受信機におけるコンバ−タ | |
JP3076000B2 (ja) | アンテナ装置 | |
JP2006311469A (ja) | 小型アンテナ及びマイクロストリップラインとケーブルとの接続方法 | |
JP3234484B2 (ja) | アンテナユニット | |
JP2588458B2 (ja) | Gps電波受信アンテナ装置 | |
JP2022014006A (ja) | アンテナ装置 | |
JP2004187148A (ja) | 複合アンテナ装置 | |
JPH067330U (ja) | 自動車用マイクロ波アンテナ | |
JP3538980B2 (ja) | 電波受信装置 | |
JP2002171124A (ja) | アンテナ装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |