JP3232727U - 防水処理ケースを内蔵した傘 - Google Patents
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Abstract
【課題】折り畳まれた傘本体が収納される防水処理ケースを内蔵した傘を提供する。【解決手段】全体的に見て正多角柱形状を有するものであり、下端が段差をなすように拡張して円形断面を有する係止部211、を備える固定取っ手部21と、固定取っ手部21と同じ正多角柱形状を有する回転取っ手部22と、中央は前記固定取っ手部21及び回転取っ手部22に対応する正多角形に貫通されるスライド取っ手部23と、傘の上端中央に装着されるものであり、下端の周囲に沿って形成され、スライド取っ手部23に着脱可能に結合される傘先部24とを含む構成とする。【選択図】図1
Description
本考案は防水処理ケースを内蔵した傘に関するもので、より詳しくは使用後に濡れた折畳式傘を携帯又は保管するために、別途のビニルバッグを使わず、傘取っ手と傘先部を傘保管ケース兼用に変形して折り畳まれた傘本体を収納することができるように開発された防水処理ケースを内蔵した傘に関するものである。
雨天時に使われる傘は簡便な携帯のために2段〜4段に折り畳まれる折畳式傘と長傘に区分し、かつ自動で広げられる機能を有する傘と手動で広げられる傘に区分することができる。
その中で、折畳式傘の場合は、通常折り畳まれた状態で傘布を一方向に重ねながら巻くようにし、傘布に固定された固定バンドで固定するようにしている。
しかし、使ってから余り長く過ぎなかった濡れた傘の場合、この状態で携帯すれば水が付くから、別途のビニルバッグに入れるか、購入時に傘を収納している傘布材の保管袋を使用するとき、傘取っ手の掛け具に縛って携帯した後、これを解して傘を保管しているが、かばんなどに保管する場合には依然として水が漏れるおそれが高い。
特に、保管袋を使う場合、保管袋の紛失のおそれが高く、傘取っ手の掛け具に縛ったり解したりする過程がややこしいという欠点があった。
このように、多くの先行技術から傘を傘取っ手に収納することができる構造を有する構造を捜してみることができるが、傘を収納したり取り出したりする過程が複雑なものが大部分であるから、大部分が実際には使われていない。
本考案は前述した問題点を解決するために開発されたものであり、その目的は、傘の柄を別に分離したり組み立てたりする作業を行う必要なしに、傘取っ手と傘先を傘保管ケース兼用に変形することにより、折り畳まれた傘本体を傘取っ手に収納することができるようにするとともに簡便に傘を広げるか収納することができるようにする防水処理ケースを内蔵した傘を提供することにある。
前記のような目的を達成するために、本考案は、傘の傘取っ手の内部に空間が形成され、傘の柄を含む傘が内部に挿入されることができるようにする防水処理ケースを内蔵した傘であって、全体的に見て正多角柱形状を有するものであり、下端が段差をなすように拡張して円形断面を有する係止部、上面の中央に形成され、折畳式傘の柄の下端が挿入固定される傘柄挿着孔、前記傘柄挿着孔の周囲に円形リングの形状に陷沒した回転ガイド溝、及び前記回転ガイド溝の中間外側内径面に沿って断面半円形に陷沒して形成される第1ボール着座溝を備える固定取っ手部と、前記固定取っ手部と同じ正多角柱形状を有するものであり、前記回転ガイド溝に挿入される下部の回転ガイド突起、前記回転ガイド突起の第1ボール着座溝に対応する位置に断面半円形に陷沒した第2ボール着座溝、第1及び第2ボール着座溝によって形成された空間に挿入される複数のベアリングボール、及び上部の外径面に沿って形成される溝に装着されるOリングを備える回転取っ手部と、中央は前記固定取っ手部及び回転取っ手部に対応する正多角形に貫通され、上端から下部側に一回転方向に螺旋形に延びるガイド溝及び前記ガイド溝の端部の半円形着座溝が内周に沿って放射状に一定の間隔で4個形成されるスライド取っ手部と、傘の上端中央に装着されるものであり、下端の周囲に沿って形成され、ガイド溝を通して半円形着座溝に着座される4個の半球形突起、及び前記半球形突起の下部に装着される水密リングが形成され、前記スライド取っ手部に着脱可能に結合される傘先部とを含んでなることを特徴とする。
また、前記傘先部には一つ以上の貫通された排水ホールが形成されることを特徴とする。
また、前記傘先部の上面は円形に陷沒し、底面に前記排水ホールが形成され、陷沒した上端には内径が段差をなすように縮小する装着凹部が形成され、外径面にはネジ山が形成され、円板形に形成されて前記装着凹部に挿入されて回転し、前記排水ホールに対応する貫通ホールを備え、中央にはつまみが突設される回転円板と、内径には前記傘先部のネジ山に対応するネジ山が形成され、一側の内径面は段差をなすように縮小して回転円板の離脱を防止する仕上げリングとがさらに装着されることを特徴とする。
前述したように、本考案は、スライド取っ手部を移動させて傘を収納するか引き出すように構成され、固定取っ手部を回転させれば、相対的に回転取っ手部が回転して傘がきちんと巻かれて整理されながら水が除去されるようにし、必要によって水が排出されるようにするので、傘の保管及び携帯が容易である効果がある。
また、本考案の防水処理ケースを内蔵した傘は、まず取っ手が上端部、中間部及び下端部の3段に分離されて取っ手の長さ調整が可能であり、360度の回転が可能であるので、取っ手の下端部の回転の際、中間部及び上端部の内部の多角形(八角筒)の内部で傘布が円筒状に巻かれることにより、傘布に結んでいる水滴を便利に除去することができる。
以下、本考案の構成を添付図面に基づいて当業者が容易に理解して再現することができるように詳細に説明する。
図1は本考案の一実施例の斜視図、図2は本考案の一実施例の分解斜視図、図3は本考案の一実施例の断面図、図4は本考案の一実施例による傘が引き出された状態を示す断面図であり、傘1の傘取っ手2の内部に空間が形成され、傘の柄11を含む傘1が内部に挿入されることができるようにする防水処理ケースを内蔵した傘であって、
全体的に見て正多角柱形状を有するものであり、下端が段差をなすように拡張して円形断面を有する係止部211、上面の中央に形成され、折畳式傘1の傘の柄11の下端が挿入固定される傘柄挿着孔212、前記傘柄挿着孔212の周囲に円形リング形状に陷沒した回転ガイド溝213、及び前記回転ガイド溝213の中間外側内径面に沿って断面半円形に陷沒して形成される第1ボール着座溝214を備える固定取っ手部21と、
前記固定取っ手部21と同じ正多角柱形状を有するものであり、前記回転ガイド溝213に挿入される下部の回転ガイド突起221、前記回転ガイド突起221の第1ボール着座溝214に対応する位置に断面半円形に陷沒した第2ボール着座溝222、第1及び第2ボール着座溝214、222によって形成された空間に挿入される複数のベアリングボール223、及び上部の外径面に沿って形成される溝に装着されるOリング224を備える回転取っ手部22と、
中央は前記固定取っ手部21及び回転取っ手部22に対応する正多角形に貫通され、上端から下部側に一回転方向に螺旋形に延びるガイド溝231及び前記ガイド溝231の端部の半円形着座溝232が内周に沿って放射状に一定の間隔で4個形成されるスライド取っ手部23と、
傘1の上端中央に装着されるものであり、下端の周囲に沿って形成され、ガイド溝231を通して半円形着座溝232に着座される4個の半球形突起241、及び前記半球形突起241の下部に装着される水密リング242が形成され、前記スライド取っ手部23に着脱可能に結合される傘先部24とを含んでなることを特徴とする防水処理ケースを内蔵した傘を示す。
本考案は、基本的にスライド取っ手部23の移動によって内部空間が拡張するか縮小する原理によって拡張したとき、傘1が折り畳まれた状態で収納され、最終に傘先部24を装着すれば完全に収納されるようにし、縮小したときは、傘1が外部に露出されて広がるようにしたものであり、分解斜視図で傘1の形状は省略した。
また、傘の柄11は小口径のものが大口径のものに挿入される多段構造を有しているものであり、傘1も通常の2〜4段に折り畳まれる型のものが使われ、自動傘の場合には、固定取っ手部21にボタンを形成して自動で広がる構造を有するようにすれば良いが、図1及び図2は自動傘の例を、図3及び図4は手動傘の例を示すものである。
また、本考案の固定取っ手部21の回転ガイド溝213に回転取っ手部22の回転ガイド突起221を挿入した後、第1及び第2ボール着座溝214、222と連通する固定取っ手部21のネジホールを通してベアリングボール223を充填するようにし、その後、無頭ボルト215で仕上げるようにすることが好ましい。
本考案による傘1の使用において、右利きを基準に、右手で固定取っ手部21を握り、左手でスライド取っ手部23を回転させることにより、半球形突起241が半円形着座溝232から離脱するようにしてから引くことによって傘先部24を分離し、スライド取っ手部23は最下部に移動させる。
手動傘の場合、露出された傘を引いて傘の柄11の長さを増やしてから広げればよく、自動傘の場合、ボタンを押して広げればよいものであり、図1及び図2に示した構造のように、スライド取っ手部23のボタンを押せば、固定取っ手部21のボタンが押し込まれて作動するようになるものである。
反対に、傘を折り畳む場合には、傘を折り畳み、下部側に完全に下げた状態でスライド取っ手部23に傘骨の端部を少し入れ、右手で固定取っ手部21を握るとともに左手でスライド取っ手部23を握って一方向に回しながら固定取っ手部21を引けば、傘は次第に挿入され、それに付いた水滴が圧力によって除去され、最終に傘先部24をスライド取っ手部23に結合すれば折畳が完了し、このように折り畳まれた状態では外部に水が漏れるおそれがなくて簡便にかばんに入れて保管することができるものである。
図5は本考案の他の実施例の分解斜視図であり、前記傘先部24には一つ以上の貫通された排水ホール243が形成されることを特徴とする実施例を示す。
前記実施例は、水を排出しても構わない場所では排水ホール243を通して水が排出されるようにし、必要によって多様な方法で排水ホール243を開閉する構造を開発することができる。
よって、本考案は、前記傘先部24の上面は円形に陷沒し、底面に前記排水ホール243が形成され、陷沒した上端には内径が段差をなすように縮小する装着凹部244が形成され、外径面にはネジ山が形成され、
円板形に形成されて前記装着凹部244に挿入されて回転し、前記排水ホール243に対応する貫通ホール245を備え、中央にはつまみ246が突設される回転円板247と、
内径には前記傘先部24のネジ山に対応するネジ山が形成され、一側の内径面は段差をなすように縮小して回転円板247の離脱を防止する仕上げリング248とがさらに装着されることを特徴とする実施例を提示する。
前記実施例は、つまみ246を摘んで回転円板247を回転させて貫通ホール245と排水ホール243を一致させれば排水可能な状態になり、排水を防ぐためには貫通ホール245と排水ホール243が一致しないように回転させれば良い。
ここで、回転円板247と傘先部24の水密のための構成を追加することができ、さらに一定の値以上の力ではなければ回転することができないようにする構造も多様な方法で案出することができる。
Claims (3)
- 傘(1)の傘取っ手(2)の内部に空間が形成され、傘の柄(11)を含む傘(1)が内部に挿入されることができるようにする防水処理ケースを内蔵した傘であって、
全体的に見て正多角柱形状を有するものであり、下端が段差をなすように拡張して円形断面を有する係止部(211)、上面の中央に形成され、折畳式傘(1)の傘の柄(11)の下端が挿入固定される傘柄挿着孔(212)、前記傘柄挿着孔(212)の周囲に円形リングの形状に陷沒した回転ガイド溝(213)、及び前記回転ガイド溝(213)の中間外側内径面に沿って断面半円形に陷沒して形成される第1ボール着座溝(214)を備える固定取っ手部(21)と、
前記固定取っ手部(21)と同じ正多角柱形状を有するものであり、前記回転ガイド溝(213)に挿入される下部の回転ガイド突起(221)、前記回転ガイド突起(221)の前記第1ボール着座溝(214)に対応する位置に断面半円形に陷沒した第2ボール着座溝(222)、第1及び第2ボール着座溝(214、222)によって形成された空間に挿入される複数のベアリングボール(223)、及び上部の外径面に沿って形成される溝に装着されるOリング(224)を備える回転取っ手部(22)と、
中央は前記固定取っ手部(21)及び前記回転取っ手部(22)に対応する正多角形に貫通され、上端から下部側に一回転方向に螺旋形に延びるガイド溝(231)及び前記ガイド溝(231)の端部の半円形着座溝(232)が内周に沿って放射状に一定の間隔で4個形成されるスライド取っ手部(23)と、
前記傘(1)の上端中央に装着されるものであり、下端の周囲に沿って形成され、前記ガイド溝(231)を通して前記半円形着座溝(232)に着座される4個の半球形突起(241)、及び前記半球形突起(241)の下部に装着される水密リング(242)が形成され、前記スライド取っ手部(23)に着脱可能に結合される傘先部(24)とを含んでなることを特徴とする、防水処理ケースを内蔵した傘。 - 前記傘先部(24)には一つ以上の貫通された排水ホール(243)が形成されることを特徴とする、請求項1に記載の防水処理ケースを内蔵した傘。
- 前記傘先部(24)の上面は円形に陷沒し、底面に前記排水ホール(243)が形成され、陷沒した上端には内径が段差をなすように縮小する装着凹部(244)が形成され、外径面にはネジ山が形成され、
円板形に形成されて前記装着凹部(244)に挿入されて回転し、前記排水ホール(243)に対応する貫通ホール(245)を備え、中央にはつまみ(246)が突設される回転円板(247)と、
内径には前記傘先部(24)の前記ネジ山に対応するネジ山が形成され、一側の内径面は段差をなすように縮小して前記回転円板(247)の離脱を防止する仕上げリング(248)とがさらに装着されることを特徴とする、請求項2に記載の防水処理ケースを内蔵した傘。
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