JP3232658U - 動物用飼育容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】赤外線ヒーターからの輻射熱の反射に優れ頻繁な温度の変化による生体へのストレスの低減を目的とした保温性の高い飼育容器を提供する。【解決手段】透明ガラス、又は透明樹脂製の鑑賞用窓部4を有する飼育容器1において、飼育容器の鑑賞用窓部を除く三方の側壁と、底面、上面にアルミニウム合金層、発泡ポリエチレン層、アルミニウム合金層を積層した複合板で空気や発泡ポリエチレン、発泡ウレタン製の断熱材を挟んでなる断熱壁により、赤外線の輻射熱を反射し、保温性が高くなり、気温の変化が緩やかになるため、生物に対する気温の変化によるストレスを低減する。【選択図】図1
Description
本考案は、断熱構造を有する動物用飼育容器に関するものである。
動物用の飼育容器の温度を一定に保つために、電子回路で温度制御するためのヒーターを備えた飼育容器はすでに一般の実用に供されている。また、その温度管理を容易にし、消費電力を抑えるために養魚用の水槽の外壁及び底部を断熱構造とすることもすでに提案されている(特開2003−265065公報参照)。
しかし、養魚用の水槽のヒーターは抵抗で消費されるジュール熱を利用したものが多いのに対し動物用の飼育容器内で用いられるヒーターは赤外線の輻射熱を利用した赤外線ヒーターが多く、水槽の外壁に用いられることが多いガラスや樹脂では赤外線を吸収してしまい、そこで発生した熱が熱伝導により飼育容器外部へ逃げる為、飼育容器内の温度を上げるためのエネルギーが多くなるという欠点があった。
赤外線ヒーターからの輻射熱を効率よく飼育容器内の温度上昇に用いるためには赤外線の反射率の高いアルミニウム合金板やアルミ蒸着フィルムなどを利用することが好ましいが、アルミニウム合金は熱伝導率が高いため熱伝導による熱損失が大きく、またアルミ蒸着フィルムを飼育容器内外に設置するには強度的な課題がある。
特開2003−265065号公報記載の養魚用水槽は、水槽の外周壁と底部を断熱構造として、水温の管理を容易とし消費エネルギーを抑制している。その断熱構造は、二枚の外周壁の間にウレタン製の樹脂を介在させたものである。一般に水槽の外周壁に用いられるものは、ガラスや樹脂を用いた物が多いが動物用飼育容器の場合、保温に用いられるヒーターは赤外線を利用したヒーターが多く、ガラスや樹脂では遠赤外線を吸収してしまい十分保温効果が得られず、保温のための消費エネルギーが多くなる。本考案では前記問題を解決するために、赤外線の反射率を上げ保温性の高い動物用飼育容器を提供することを目的とする。
本考案の動物用飼育容器は、透明ガラス、又は透明樹脂製の鑑賞用窓部を有する飼育容器において、飼育容器の鑑賞用窓部を除く面にアルミニウム合金層、発泡ポリエチレン層、アルミニウム合金層を積層した複合板で空気や発泡ポリエチレン、発泡ウレタンの断熱材、またはその両方を挟んでなる断熱壁を有し、観賞用窓部は透明ガラス、又は透明樹脂製の窓板で空気層を挟んでなる断熱窓を有することを特徴とする。
本考案の動物用飼育容器の断熱壁は、前記の複合板のアルミニウム合金層で赤外線ヒーターからの輻射熱を反射し、複合板に挟まれた空気や発泡ポリエチレン、発泡ウレタン、またはその両方を挟んでなる断熱層が飼育容器内の熱の伝導と対流を抑え、観賞用窓部はガラス、または透明樹脂製の窓板で空気層を挟むことで飼育容器内部から飼育容器外部への熱伝導を低減することで保温効果を高めることができる。
本考案の動物用飼育容器の外部壁面に温度制御装置のヒーターを設置する場合、設置する面のみ前記断熱層を設けずに複合板または合成樹脂板のみで構成することで効率的に飼育容器の内部に熱を伝えることができる。
本考案の動物用飼育容器の温度制御装置として、動物用飼育容器内の気温に応じてヒーターへの通電を開閉する開閉スイッチを備えたヒーターを使用するので、気温を常に一定にできる。しかも断熱構造の存在により保温効果が高いのでヒーターのワット数を小さくしても少ない電力で温度を上げることができる。
本考案の動物用飼育容器の断熱壁のアルミ合金は任意の塗料を塗布できるのでアルミ合金表面の腐食や擦傷を防ぎ動物用飼育容器の表面を美しく仕上げることができる。
動物用飼育容器において保温性をあげる目的を最小の部品点数で実現した。
図1は本考案の動物用飼育容器の一実施例を示す斜面図であって1は飼育容器、2は断熱壁、3は断熱壁2の切り口をふさぐためのアルミや木、または合成樹脂製のフレーム、4は観賞用窓部、5は観賞用窓部4の窓板のフレーム、6は取手、7は蝶番、8はアルミニウム合金層、9は発泡ポリエチレン層、10、発泡ポリエチレンをアルミニウム合金層で挟んでなる複合板、11は空気や発泡ポリエチレン、発泡ウレタンの断熱材、12はガラス、または透明樹脂の窓板、13は空気層である。
断熱壁2は図3に示すように、アルミニウム合金層8と発泡ポリエチレン層9を積層してなる複合板10によって、空気や発泡ポリエチレン、発泡ウレタン製の断熱材11を挟み構成する。
鑑賞用窓部4は図5に示すようにガラスまたは透明樹脂製の窓板12で空気層13を挟んで配置し切り口をふさぐためのアルミや木、または合成樹脂製のフレームで囲い構成する。
鑑賞用窓部4のアルミや木、または合成樹脂製のフレームと、窓板12の切り口はシリコーンコーキング材、または接着剤で接合されている。
断熱壁2のアルミや木、または合成樹脂製のフレームと、断熱壁2の切り口はシリコーンコーキング材、または接着剤で接合されている。
1 飼育容器
2 断熱壁
3 断熱壁2のフレーム
4 観賞用窓部
5 観賞用窓部4のフレーム
6 取手
7 蝶番
8 アルミニウム合金層
9 発泡ポリエチレン層
10 複合板
11 断熱材
12 窓板
13 空気層
2 断熱壁
3 断熱壁2のフレーム
4 観賞用窓部
5 観賞用窓部4のフレーム
6 取手
7 蝶番
8 アルミニウム合金層
9 発泡ポリエチレン層
10 複合板
11 断熱材
12 窓板
13 空気層
Claims (3)
- 生物の飼育容器において、該飼育容器の前面の鑑賞用窓部を除く側壁と上面と底面のいずれかにアルミニウム合金層、発泡ポリエチレン層、アルミニウム合金層を積層した複合板で空気や発泡ポリエチレン、発泡ウレタン製の断熱材、またその両方を挟んでなる断熱壁を少なくとも一面以上、有することを特徴とする飼育容器。
- 前記飼育容器の断熱壁において複合板の代わりに合成樹脂板、木板、ガラスを使用し、空気や発泡ポリエチレン製、発泡ウレタン製の断熱材、またその両方を挟んでなる断熱壁を少なくとも一面以上有することを特徴とする飼育容器。
- 前記飼育容器の鑑賞用窓部においてガラスまたは透明アクリルの窓板で空気層を挟んでなる二重窓とその切り口をふさぐためのアルミ、木、または合成樹脂製のフレームを有することを特徴とする飼育容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020004852U JP3232658U (ja) | 2020-11-11 | 2020-11-11 | 動物用飼育容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020004852U JP3232658U (ja) | 2020-11-11 | 2020-11-11 | 動物用飼育容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3232658U true JP3232658U (ja) | 2021-07-01 |
Family
ID=76538281
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020004852U Active JP3232658U (ja) | 2020-11-11 | 2020-11-11 | 動物用飼育容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3232658U (ja) |
-
2020
- 2020-11-11 JP JP2020004852U patent/JP3232658U/ja active Active
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