JP3232437U - 石鹸ケース - Google Patents

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Abstract

【課題】被洗浄物の局部的な汚れに対し力を加えて擦り付けようとしても、滑り難く、使い勝手を非常に良好なものにすることができる石鹸ケースを提供する。【解決手段】洗濯用の固形石鹸を収容する石鹸ケースは、周囲壁の長手方向の一端が開口しかつ他端に底部22を有する有底筒状のケース本体を備える。底部22に、固形石鹸を長手方向一端側の開口部21より露出させるように差し入れられた指により押し出し可能とする孔部23を設ける。そして、ケース本体を、周囲壁の外方から固形石鹸を把持可能とするように可撓性のあるシリコン樹脂により成形している。ケース本体の周囲壁の対向する正面及び背面の内側には、孔部23から差し入れた指により開口部21側へ押し出された固形石鹸を保持する一対の保持片27が突設されている。【選択図】図9

Description

本考案は、洗濯などに用いられる洗濯用の固形石鹸を収容する石鹸ケースに関する。
一般的に、洗濯用の固形石鹸は、被洗浄物を部分洗いする際に用いられ、直に手で把持して部分洗い箇所にそのまま擦り付けて使用される。
また、洗濯機に部分洗い装置を設け、この部分洗い装置に洗濯用の固形石鹸を収容する石鹸ケースを設けたものもある(特許文献1参照)。この石鹸ケースは、長手方向一端が開口する有底筒形状に形成され、石鹸ケースの底部と固形石鹸との間に縮装されたバネにより開口を介して固形石鹸の一部を露出させるようになっていて、スリットを通して送られる被洗浄物に露出部分(一部)を摺接させて固形石鹸を擦り付けるようにしている。
特開2000−317188号
ところが、前記従来の部分洗い装置では、スリットを通して送られる被洗浄物に対し固形石鹸が擦り付けられてはいるものの、襟や袖口といった被洗浄物の局部的な汚れに対しピンポイントで使用するには無理があった。そのため、被洗浄物の局部的な汚れに対しては手で把持した固形石鹸をそのまま擦り付けて使用するのが好適である。
しかしながら、固形石鹸を直に手で把持していると、被洗浄物の局部的な汚れに対し力を加えて擦り付けようとした際に滑り易いものとなり、使い勝手が非常に悪いものとなってしまう。
本考案は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、被洗浄物の局部的な汚れに対し力を加えて擦り付けようとしても、滑り難く、使い勝手を非常に良好なものにすることができる石鹸ケースを提供することにある。
前記目的を達成するため、本考案では、洗濯用の固形石鹸を収容する石鹸ケースを前提とし、前記固形石鹸の周囲を覆う周囲壁の長手方向の一端が開口しかつ他端に底部を有する有底略矩形筒状のケース本体を備える。更に、前記底部に、前記固形石鹸を長手方向一端側の開口部より露出させるように差し入れられた指により押し出し可能とする孔部を設ける。また、前記固形石鹸を、前記ケース本体の開口部より押し出し可能となるように当該開口部よりも若干小さい断面略矩形状に形成する。一方、前記ケース本体を、前記周囲壁の外方から前記固形石鹸を把持可能とするように可撓性のある樹脂材料により成形するとともに、前記周囲壁に互いに対向する対向面を設け、各対向面の内側に、前記孔部から押し出された固形石鹸を長手方向等間隔置きに保持する一対の保持片を複数組突設する。そして、前記各保持片は、前記各対向面の内周面に対し略直交してほぼ水平となる上面を有し、前記開口部側へ押し出された前記固形石鹸の下端を前記一対の保持片の上面に載せて保持するとともに、その固形石鹸を上面に載せた一対の保持片よりも前記開口部側の各保持片の先端が前記周囲壁を外方から把持した際の前記各対向面の変形に伴って前記固形石鹸に対し強く押圧されるようになっていることを特徴としている。
また、前記固形石鹸は、前記ケース本体の周囲壁の各対向面にそれぞれ対応する各対応面の周囲に厚肉な枠状部を備えているとともに、前記枠状部を除く各対応面が前記枠状部よりもそれぞれ薄肉な平坦部とされていてもよい。
更に、前記ケース本体の底部に、当該ケース本体を自立可能とするように前記周囲壁よりも外方へ拡張された拡張部を備えていてもよい。
以上、要するに、有底筒状のケース本体を可撓性のある樹脂材料によって成形することで、ケース本体の底部の孔部から差し入れられた指により押し出されて開口部から露出する固形石鹸の露出部分を、被洗浄物の局部的な汚れに対し力を加えて擦り付けようとした際に、固形石鹸を周囲壁が包み込んで滑り難く把持でき、固形石鹸の使い勝手を非常に良好なものにすることができる。
また、孔部から押し出した固形石鹸を周囲壁の対向面に突設された長手方向等間隔置きの一対の保持片によって保持することで、固形石鹸が擦り付けによる消費に伴い短くなって露出部分が遷移しても、その都度ケース本体内の固形石鹸を円滑に保持しつつその保持している保持片よりも開口部側の各保持片によって固形石鹸を滑り難く確実に把持でき、消費に伴い短くなった固形石鹸の使い勝手を非常に良好なものにすることができる。
更に、周囲壁よりも外方へ拡張した底部の拡張部によってケース本体を自立可能とすることで、不使用時にスペースを取ることなく固形石鹸を省スペースで格納することができる。
本考案の第1の実施の形態に係る石鹸ケースの斜視図である。 図1の石鹸ケースの正面図である。 図1の石鹸ケースの側面図である。 図1の石鹸ケースの平面図である。 図1の石鹸ケースの底面図である。 図4のA−A線における石鹸ケースの縦断正面図である。 図4のB−B線における石鹸ケースの縦断側面図である。 図1の石鹸ケースに固形石鹸を収容した状態を示す斜視図である。 図8の石鹸ケース及び固形石鹸の縦断側面図である。 図8の石鹸ケース及び固形石鹸の縦断正面図である。 図8の固形石鹸を石鹸ケースの上下方向中間位置まで押し出した状態での縦断側面図である。 図8の固形石鹸を石鹸ケースの上端位置まで押し出した状態での斜視図である。 図12の石鹸ケース及び固形石鹸の縦断側面図である。 本考案の第2の実施の形態に係る石鹸ケースの斜視図である。 図14の石鹸ケースの正面図である。 図14の石鹸ケースの側面図である。 図14の石鹸ケースの平面図である。 図14の石鹸ケースの底面図である。 図17のC−C線における石鹸ケースの縦断側面図である。 図17のD−D線における石鹸ケースの縦断正面図である。 図14の石鹸ケースに固形石鹸を収容した状態を示す斜視図である。 図21の石鹸ケース及び固形石鹸の縦断側面図である。 図21の石鹸ケース及び固形石鹸の縦断正面図である。 図8の固形石鹸を石鹸ケースより若干露出させた状態での縦断側面図である。 図8の固形石鹸を石鹸ケースの中途部付近まで押し出した状態での縦断側面図である。
以下、添付図面を参照しながら、本考案の実施の形態について説明し、本考案の理解に供する。なお、以下の実施の形態は、本考案を具体化した一例であって、本考案の技術的範囲を限定する性格のものではない。
図1は本考案の第1の実施の形態に係る石鹸ケースの斜視図、図2は図1の石鹸ケースの正面図、図3は図1の石鹸ケースの側面図をそれぞれ示している。また、図4は図1の石鹸ケースの平面図、図5は図1の石鹸ケースの底面図をそれぞれ示している。
図1〜図5に示すように、石鹸ケース1は、洗濯用の固形石鹸S(後述する)を収容するケース本体2を備えている。このケース本体2は、固形石鹸Sの周囲を覆う周囲壁25の長手方向一端側(図1〜図3では上端側)に開口する開口部21を有する一方、周囲壁25の長手方向他端側(図1〜図3では下端側)に底部22を有し、有底略矩形筒状に形成されている。底部22には、固形石鹸Sを開口部21より露出させるように差し入れられた指により押し出し可能とする孔部23が設けられている。この孔部23は、底部22の中央に設けられている。この場合、開口部21は、横方向(図4では左右方向)の長さが56mmに、縦方向(図4では上下方向)の長さが26.6mmにそれぞれ設定されている。一方、孔部23は、略矩形状に開口し、横方向の長さが35mmに、縦方向の長さが15mmにそれぞれ設定されている。
ケース本体2は、その長手方向(図1〜図3では上下方向)となる高さ方向の長さが約91mmに、周囲壁25の外側の横方向の長さが60.4mmに、周囲壁25の外側の縦方向の長さが31mmにそれぞれ設定されている。ケース本体2の長手方向一端側の開口縁部24は、長手方向5mmの長さで全周に亘って厚肉に形成され、横方向の長さが63mmに、縦方向の長さが33.6mmにそれぞれ設定されている。
図6は図2のA−A線における石鹸ケース1の縦断正面図、図7は図4のB−B線における石鹸ケース1の縦断側面図をそれぞれ示している。図6及び図7に示すように、ケース本体2は、開口縁部24を除く周囲壁25及び底部22の肉厚がそれぞれ2.2mmに設定され、その内周面側の高さ方向の長さが約85mmに、横方向の長さが56mmに、縦方向の長さが26.6mmにそれぞれ設定されている。
また、ケース本体2の底部22は、ケース本体2を自立可能とするように周囲壁25よりも外方へ拡張された拡張部26を備えている。この拡張部26は、周囲壁25の下端より斜め下方向きに外方へ向かって拡張され、横方向の長さが約68mmに、縦方向の長さが約38.5mmにそれぞれ設定されている。この場合、拡張部26の肉厚が約2.8mmに設定されている。
図8は図1の石鹸ケース1に固形石鹸Sを収容した状態を示す斜視図、図9は図8の石鹸ケース1及び固形石鹸Sの縦断正面図、図10は図8の石鹸ケース1及び固形石鹸Sの縦断側面図をそれぞれ示している。
図8〜図10に示すように、固形石鹸Sは、ケース本体2の開口部21より押し出し可能な断面略矩形状に形成されている。また、固形石鹸Sは、ケース本体2の周囲壁25の正面251及び背面252にそれぞれ対応する正面及び背面の周囲に厚肉な枠状部S1を備えている。固形石鹸Sの枠状部S1を除く正面及び背面は、枠状部S1,S1よりもそれぞれ3mm程度薄肉な平坦部S2とされている。この場合、固形石鹸Sは、ケース本体2の開口部21よりも若干小さい(開口部21の縦方向及び横方向へそれぞれ1mmずつ程度小さい)断面略矩形状に形成され、平坦部S2が各保持片27(後述する)の先端に接触し難くなっている。つまり、固形石鹸Sは、横方向(図10では左右方向)の長さが55mmに、縦方向(図9では左右方向)の長さが約25.6mmに、長手方向(図10及び図11では上下方向)の長さが約95mmにそれぞれ設定されている。
ケース本体2は、当該ケース本体2の外方から固形石鹸Sを周囲壁25の外方から把持可能とするように可撓性のある樹脂材料、具体的にはシリコン樹脂により成形されている。この場合、ケース本体2の周囲壁25の互いに対向する対向面としての正面251及び背面252は、これに隣接する左右両側面253,254よりも表面積が大きいために変形し易くなっている。
ケース本体2の周囲壁25の互いに対向する正面251及び背面252の内側には、孔部23から差し入れた指により開口部21側へ押し出された固形石鹸Sを保持する一対の保持片27,27が長手方向等間隔置きに9組突設されている。各保持片27は、互いに向き合う方向へ断面略V字状に略3mm突出している。また、各保持片27は、それぞれ上面側(一端側の面)が正面251及び背面252の内周面に対し略直交してほぼ水平となり、下面側(他端側の面)が正面251及び背面252の内周面に対し略45°に傾斜している。
各保持片27は、その左右両端部を左右両側面253,254からそれぞれ10mmずつ残して横方向へ36mm延びている。また、各保持片27は、ケース本体2の長手方向の長さが2.85mmに設定されているとともに、ケース本体2の長手方向で互いに合隣なる長手方向の間隔が6.5mmに設定されている。この各保持片27のうちの最も底部22に近い保持片27は、底部22に対し6.5mmの間隔を隔てて設けられている。
図11は図8の固形石鹸Sを石鹸ケース1の上下方向中間位置まで押し出した状態での縦断側面図を示している。また、図12は図8の固形石鹸Sを石鹸ケース1の上端位置まで押し出した状態での斜視図、図13は図12の石鹸ケース1及び固形石鹸Sの縦断側面図をそれぞれ示している。
この場合、図11及び図12に示すように、各保持片27は、開口部21側へ押し出された固形石鹸Sの基端側端(図11及び図12では下端)を上面側に載せて保持すること以外に、その上面側に載せた各保持片27よりも開口部21側の各保持片27の先端が正面251及び背面252の変形に伴って固形石鹸Sに対し強く押圧され、石鹸ケース1の上下方向中間位置まで押し出した状態の固形石鹸Sをケース本体2内でより強固に把持できるようにしている。このとき、各保持片27は、固形石鹸Sの枠状部S1に対し非接触となるため、正面251及び背面252の変形が規制されることがなく、各保持片27の先端が固形石鹸Sの平坦部S2に対し効率よく押圧される。
また、図13に示すように、石鹸ケース1の上端位置まで押し出した状態の固形石鹸Sにあっては、その固形石鹸S自体の長手方向の長さが消費に伴い短くなっているため、残り1つの一対の各保持片27によって固形石鹸Sに対し強く押圧され、石鹸ケース1の上端位置まで押し出した状態の固形石鹸Sをケース本体2内でより強固に把持できるようにしている。
したがって、本実施の形態では、有底筒状のケース本体2が可撓性のあるシリコン樹脂によって成形されているので、ケース本体2の底部22の孔部23から差し入れられた指により押し出されて開口部21から露出する固形石鹸Sの露出部分を、被洗浄物の局部的な汚れに対し力を加えて擦り付けようとした際に、固形石鹸Sを周囲壁25が包み込んで滑り難く把持でき、固形石鹸Sの使い勝手を非常に良好なものにすることができる。
また、孔部23から押し出した固形石鹸Sが、ケース本体2の周囲壁25の互いに対向する正面251及び背面252の内側にそれぞれ突設された長手方向等間隔置きの一対の保持片27,27によって保持されているので、固形石鹸Sが擦り付けによる消費に伴い短くなって露出部分が遷移しても、その都度ケース本体2内の固形石鹸Sを円滑に保持しつつその保持している保持片27よりも開口部21側の各保持片27によって固形石鹸Sを滑り難く確実に把持でき、消費に伴い短くなった固形石鹸Sの使い勝手を非常に良好なものにすることができる。
更に、周囲壁25の下端より斜め下方向きに外方へ向かって拡張した底部22の拡張部26によってケース本体2が自立可能となるので、不使用時にスペースを取ることなく固形石鹸Sを省スペースで格納することができる。
次に、本考案の第2の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図14は本考案の第2の実施の形態に係る石鹸ケースの斜視図、図15は図14の石鹸ケースの正面図、図16は図14の石鹸ケースの側面図をそれぞれ示している。また、図17は図14の石鹸ケースの平面図、図18は図14の石鹸ケースの底面図をそれぞれ示している。
図14〜図18に示すように、石鹸ケース3は、洗濯用の固形石鹸K(後述する)を収容するケース本体4を備えている。このケース本体4は、固形石鹸Kの周囲を覆う周囲壁45の長手方向一端側(図14〜図16では上端側)に開口する開口部41を有する一方、周囲壁45の長手方向他端側(図14〜図16では下端側)に底部42を有し、有底略矩形筒状に形成されている。底部42には、固形石鹸Kを開口部41より露出させるように差し入れられた指により押し出し可能とする孔部43が設けられている。この孔部43は、底部42の中央に設けられている。この場合、開口部41は、横方向(図17では左右方向)の長さが約30.7mmに、縦方向(図17では上下方向)の長さが約26.6mmにそれぞれ設定されている。一方、孔部43は、略矩形状に開口し、横方向の長さが20mmに、縦方向の長さが15mmにそれぞれ設定されている。
ケース本体4は、その長手方向(図14〜図16では上下方向)となる高さ方向の長さが約75mmに、周囲壁45の外側の横方向の長さが約35mmに、周囲壁45の外側の縦方向の長さが31mmにそれぞれ設定されている。ケース本体4の長手方向一端側の開口縁部44は、長手方向5mmの長さで全周に亘って厚肉に形成され、横方向の長さが約37.7mmに、縦方向の長さが33.6mmにそれぞれ設定されている。
図19は図17のC−C線における石鹸ケース3の縦断側面図、図20は図17のD−D線における石鹸ケース3の縦断正面図をそれぞれ示している。図19及び図20に示すように、ケース本体4は、開口縁部44を除く周囲壁45及び底部42の肉厚がそれぞれ2.2mmに設定され、その内周面側の高さ方向の長さが約69mmに、横方向の長さが約30.7mmに、縦方向の長さが26.6mmにそれぞれ設定されている。
また、ケース本体4の底部42は、ケース本体4を自立可能とするように周囲壁45よりも外方へ拡張された拡張部46を備えている。この拡張部46は、周囲壁45の下端より斜め下方向きに外方へ向かって拡張され、横方向の長さが約42.5mmに、縦方向の長さが約38.5mmにそれぞれ設定されている。この場合、拡張部26の肉厚が約2.8mmに設定されている。
図21は図14の石鹸ケース3に固形石鹸Kを収容した状態を示す斜視図、図22は図21の石鹸ケース3及び固形石鹸Kの縦断側面図、図23は図21の石鹸ケース3及び固形石鹸Kの縦断正面図をそれぞれ示している。
図21〜図23に示すように、固形石鹸Kは、ケース本体4の開口部41より押し出し可能な断面略矩形状に形成されている。また、固形石鹸Kは、ケース本体4の周囲壁45の互いに対向する対向面としての正面451及び背面452にそれぞれ対応する正面及び背面の周囲に厚肉な枠状部K1を備えている。固形石鹸Kの枠状部K1を除く正面及び背面は、枠状部K1,K1よりもそれぞれ3mm程度薄肉な平坦部K2とされている。この場合、固形石鹸Kは、ケース本体4の開口部41よりも若干小さい(開口部41の縦方向及び横方向へそれぞれ1mmずつ程度小さい)断面略矩形状に形成され、平坦部K2が各保持片47(後述する)の先端に接触し難くなっている。つまり、固形石鹸Kは、横方向(図23では左右方向)の長さが29.7mmに、縦方向(図22では左右方向)の長さが約25.6mmに、長手方向(図22及び図23では上下方向)の長さが約57mmにそれぞれ設定されている。
ケース本体4は、当該ケース本体4の外方から固形石鹸Kを周囲壁45の外方から把持可能とするように可撓性のある樹脂材料、具体的にはシリコン樹脂により成形されている。この場合、ケース本体4の周囲壁45の正面451及び背面452は、これに隣接する左右両側面453,454よりも表面積が若干大きいために変形し易くなっている。
ケース本体4の周囲壁45の互いに対向する正面451及び背面452の内側には、孔部43から差し入れた指により開口部41側へ押し出された固形石鹸Kを保持する一対の保持片47,47が長手方向等間隔置きに9組突設されている。各保持片47は、互いに向き合う方向へ断面略V字状に略3mm突出している。また、各保持片47は、それぞれ上面側(一端側の面)が正面451及び背面452の内周面に対し略直交してほぼ水平となり、下面側(他端側の面)が正面451及び背面452の内周面に対し略45°に傾斜している。
各保持片47は、その左右両端部を左右両側面453,454からそれぞれ約5mmずつ残して横方向へ20mm延びている。また、各保持片47は、ケース本体4の長手方向の長さが2.65mmに設定されているとともに、ケース本体4の長手方向で互いに合隣なる長手方向の間隔が4.9mmに設定されている。この各保持片47のうちの最も底部42に近い保持片47は、底部42に対し4.9mmの間隔を隔てて設けられている。
図24は図8の固形石鹸Kを石鹸ケース3より若干露出させた状態での縦断側面図、図25は図8の固形石鹸Kを石鹸ケース3の中途部付近まで押し出した状態での縦断側面図をそれぞれ示している。
この場合、図24に示すように、各保持片47は、開口部41側へ押し出された固形石鹸Kの基端側端(図24では下端)を上面側に載せて保持すること以外に、その上面側に載せた各保持片47よりも開口部41側の各保持片47の先端が正面451及び背面452の変形に伴って固形石鹸Kに対し強く押圧され、石鹸ケース3より若干露出させた状態の固形石鹸Kをケース本体4内でより強固に把持できるようにしている。このとき、各保持片47は、固形石鹸Kの枠状部K1に対し非接触となるため、正面251及び背面452の変形が枠状部K1により規制されることがなく、各保持片47の先端が固形石鹸Kの平坦部K2に対し効率よく押圧される。
また、図25に示すように、石鹸ケース3の中途部付近まで押し出した状態の固形石鹸Kにあっては、その固形石鹸K自体の長手方向の長さが消費に伴い短くなっているため、その上面側に載せた各保持片47よりも開口部41側の各保持片47の先端が正面451及び背面452の変形に伴って固形石鹸Kに対し強く押圧され、石鹸ケース3の中途部付近まで押し出した状態の固形石鹸Kをケース本体4内でより強固に把持できるようにしている。
したがって、本実施の形態では、有底筒状のケース本体4が可撓性のあるシリコン樹脂によって成形されているので、ケース本体4の底部42の孔部43から差し入れられた指により一端側(開口部41側)へ押し出されて開口部41から露出する固形石鹸Kの露出部分を、被洗浄物の局部的な汚れに対し力を加えて擦り付けようとした際に、固形石鹸Kを周囲壁45が包み込んで滑り難く把持でき、固形石鹸Kの使い勝手を非常に良好なものにすることができる。
また、孔部43から押し出した固形石鹸Kが、ケース本体4の周囲壁45の互いに対向する正面451及び背面452の内側にそれぞれ突設された長手方向等間隔置きの一対の保持片47,47によって保持されているので、固形石鹸Kが擦り付けによる消費に伴い短くなって露出部分が遷移しても、その都度ケース本体4内の固形石鹸Kを滑り難く把持でき、消費に伴い短くなった固形石鹸Kの使い勝手を非常に良好なものにすることができる。
更に、周囲壁45の下端より斜め下方向きに外方へ向かって拡張した底部42の拡張部46によってケース本体4が自立可能となるので、不使用時にスペースを取ることなく固形石鹸Kを省スペースで格納することができる。
なお、本考案は、前記各実施の形態に限定されるものではなく、その他種々の変形例を包含している。例えば、前記各実施の形態では、ケース本体2,4の周囲壁25,45の正面251,451及び背面252,452の内周面側にそれぞれ一対の保持片27,47を9組突設させたが、各保持片の組数はこれに限定されるものではなく、また、ケース本体の周囲壁の互いに対向する左右両側面の内周面側にそれぞれ一対の保持片が複数組突設されていてもよい。また、ケース本体の周囲壁の互いに対向する面の内周面側に複数の凹部又は複数の凸部がそれぞれ設けられていてもよい。更に、保持片自体がケース本体の周囲壁の互いに対向する面の内周面側に突設されていなくてもよい。
また、前記各実施の形態では、底部22,42の周囲を斜め下方向きに外方へ向かって拡張した拡張部26,46を設けたが、底部に拡張部が設けられていなくてもよく、また、底部の下面を水平面とすることでケース本体が自立可能となるようにしてもよい。
また、前記各実施の形態では、ケース本体2,4をシリコン樹脂により成形したが、ケース本体がシリコンゴムにより成形されていてもよく、ケース本体を把持した際に変形して固形石鹸に圧接して把持可能となるような可撓性のある樹脂材料であればなんでもよい。
更に、前記各実施の形態では、ケース本体2,4の開口部21,41より固形石鹸S,Kを露出させた状態としたが、ケース本体に蓋を設け、ケース本体の開口部より露出させた固形石鹸を不使用時に蓋によって外方から覆うようにしてもよく、固形石鹸の使用間隔が開く場合には固形石鹸の乾燥を配慮して蓋をしておけばよい。
1 石鹸ケース
2 ケース本体
21 開口部
22 底部
23 孔部
25 周囲壁
251 正面(対向面)
252 背面(対向面)
26 拡張部
27 保持片
3 石鹸ケース
4 ケース本体
41 開口部
42 底部
43 孔部
45 周囲壁
451 正面(対向面)
452 背面(対向面)
46 拡張部
47 保持片
S 固形石鹸
K 固形石鹸

Claims (3)

  1. 洗濯用の固形石鹸を収容する石鹸ケースであって、
    前記固形石鹸の周囲を覆う周囲壁の長手方向の一端が開口しかつ他端に底部を有する有底略矩形筒状のケース本体を備え、
    前記底部には、前記固形石鹸を長手方向一端側の開口部より露出させるように差し入れられた指により押し出し可能とする孔部が設けられ、
    前記固形石鹸は、前記ケース本体の開口部より押し出し可能となるように当該開口部よりも若干小さい断面略矩形状に形成されている一方、
    前記ケース本体は、前記周囲壁の外方から前記固形石鹸を把持可能とするように可撓性のある樹脂材料により成形されているとともに、前記周囲壁は互いに対向する対向面を備え、各対向面の内側には、前記孔部から押し出された固形石鹸を長手方向等間隔置きに保持する一対の保持片が複数組突設され、
    前記各保持片は、前記各対向面の内周面に対し略直交してほぼ水平となる上面を有し、前記開口部側へ押し出された前記固形石鹸の下端を前記一対の保持片の上面に載せて保持するとともに、その固形石鹸を上面に載せた一対の保持片よりも前記開口部側の各保持片の先端が前記周囲壁を外方から把持した際の前記各対向面の変形に伴って前記固形石鹸に対し強く押圧されるようになっていることを特徴とする石鹸ケース。
  2. 前記固形石鹸は、前記ケース本体の周囲壁の各対向面にそれぞれ対応する各対応面の周囲に厚肉な枠状部を備えているとともに、前記枠状部を除く各対応面が前記枠状部よりもそれぞれ薄肉な平坦部とされている請求項1に記載の石鹸ケース。
  3. 前記ケース本体の底部は、当該ケース本体を自立可能とするように前記周囲壁よりも外方へ拡張された拡張部を備えている請求項1又は請求項2に記載の石鹸ケース。
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