JP3232138B2 - スクラップハンドリング装置 - Google Patents
スクラップハンドリング装置Info
- Publication number
- JP3232138B2 JP3232138B2 JP25113392A JP25113392A JP3232138B2 JP 3232138 B2 JP3232138 B2 JP 3232138B2 JP 25113392 A JP25113392 A JP 25113392A JP 25113392 A JP25113392 A JP 25113392A JP 3232138 B2 JP3232138 B2 JP 3232138B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- scrap
- grab bucket
- handling
- lift magnet
- magnet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属溶解炉にスクラッ
プを装入するなどの効率的なスクラップハンドリング装
置に関する。
プを装入するなどの効率的なスクラップハンドリング装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、オーステナイト系ステンレス鋼な
どの非磁性鋼のスクラップをハンドリングする際には、
ハンドリング効率の良くないグラブバケットなど機械式
スクラップ掴み装置を使用していた。また炭素鋼などの
磁性を有するスクラップをハンドリングするには、リフ
トマグネット(磁石式掴み装置)を用い、効率的なハン
ドリングをすることができた。
どの非磁性鋼のスクラップをハンドリングする際には、
ハンドリング効率の良くないグラブバケットなど機械式
スクラップ掴み装置を使用していた。また炭素鋼などの
磁性を有するスクラップをハンドリングするには、リフ
トマグネット(磁石式掴み装置)を用い、効率的なハン
ドリングをすることができた。
【0003】しかし、ステンレス原料のハンドリングの
際には、オーステナイト系ステンレス鋼スクラップ以外
にも、フェライト系ステンレス鋼スクラップや一般炭素
鋼スクラップもあり、それらの磁性スクラップのハンド
リングには、リフトマグネットを使用し、非磁性のオー
ステナイト系ステンレス鋼スクラップにはグラブバケッ
トなど機械式のスクラップ掴み装置を使用していた。
際には、オーステナイト系ステンレス鋼スクラップ以外
にも、フェライト系ステンレス鋼スクラップや一般炭素
鋼スクラップもあり、それらの磁性スクラップのハンド
リングには、リフトマグネットを使用し、非磁性のオー
ステナイト系ステンレス鋼スクラップにはグラブバケッ
トなど機械式のスクラップ掴み装置を使用していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、磁性お
よび非磁性のスクラップのハンドリングのためには、2
種類のハンドリング装置、すなわちグラブバケット装置
とリフトマグネット装置とを保有していたが、使用装置
をスクラップの種類によっていちいち変更しなければな
らず、その煩雑さが能率を低下させ、また設備が効率的
に稼働せず、一般にはグラブバケットなど機械式のスク
ラップ掴み装置のみを使用しており、非能率的であり、
かつリフトマグネットの稼働率が極端に低下していた。
よび非磁性のスクラップのハンドリングのためには、2
種類のハンドリング装置、すなわちグラブバケット装置
とリフトマグネット装置とを保有していたが、使用装置
をスクラップの種類によっていちいち変更しなければな
らず、その煩雑さが能率を低下させ、また設備が効率的
に稼働せず、一般にはグラブバケットなど機械式のスク
ラップ掴み装置のみを使用しており、非能率的であり、
かつリフトマグネットの稼働率が極端に低下していた。
【0005】またグラブバケットでリフトマグネットを
掴持しようとしても、該マグネットの掴み箇所もなく、
掴持することは不可能であった。本発明は、以上のよう
な問題を解決した装置を提供することを目的とする。
掴持しようとしても、該マグネットの掴み箇所もなく、
掴持することは不可能であった。本発明は、以上のよう
な問題を解決した装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】スクラップをハンドリン
グする装置において、リフトマグネット用電源ケーブル
自動着脱装置を備えたグラブバケット装置と、 該グラブ
バケット装置に対する着脱自在のリフトマグネットとを
有し、前記リフトマグネットの外縁には前記グラブバケ
ット装置の爪によって掴持可能な支持部を設けたことを
特徴とするスクラップハンドリング装置である。
グする装置において、リフトマグネット用電源ケーブル
自動着脱装置を備えたグラブバケット装置と、 該グラブ
バケット装置に対する着脱自在のリフトマグネットとを
有し、前記リフトマグネットの外縁には前記グラブバケ
ット装置の爪によって掴持可能な支持部を設けたことを
特徴とするスクラップハンドリング装置である。
【0007】
【作用】本発明において、スクラップを掴む爪を持った
グラブバケット装置によりリフトマグネットを掴持し、
グラブバケット装置とリフトマグネットとの間を電源ケ
ーブルで簡単に接続するようにしたので、非磁性スクラ
ップをハンドリングする際にはグラブバケット装置を使
用し、磁性スクラップをハンドリングする際には、外縁
に掴持可能の支持部を設けたリフトマグネットを掴持し
た該グラブバケット装置を使用でき、グラブバケット装
置がフルに使用できるのでスクラップのハンドリング能
率が向上する。
グラブバケット装置によりリフトマグネットを掴持し、
グラブバケット装置とリフトマグネットとの間を電源ケ
ーブルで簡単に接続するようにしたので、非磁性スクラ
ップをハンドリングする際にはグラブバケット装置を使
用し、磁性スクラップをハンドリングする際には、外縁
に掴持可能の支持部を設けたリフトマグネットを掴持し
た該グラブバケット装置を使用でき、グラブバケット装
置がフルに使用できるのでスクラップのハンドリング能
率が向上する。
【0008】
【実施例】本発明の実施例について、 図1により詳細を
説明する。図1は本発明の実施例の装置の正面図である
が、グラブバケット装置1の爪2で、リフトマグネット
3の外縁部に固設された支持部4を掴持し、該グラブバ
ケット装置1の電源ケーブル自動着脱装置5は電源ケー
ブル6を延伸することにより該リフトマグネット3の電
源ケーブルアタッチメント7に自動的に挿着し連結する
ことによって、グラブバケット装置1はリフトマグネッ
トとしての機能を有することとなり、磁性スクラップ6
は図1のようにリフトマグネット3に磁着する。
説明する。図1は本発明の実施例の装置の正面図である
が、グラブバケット装置1の爪2で、リフトマグネット
3の外縁部に固設された支持部4を掴持し、該グラブバ
ケット装置1の電源ケーブル自動着脱装置5は電源ケー
ブル6を延伸することにより該リフトマグネット3の電
源ケーブルアタッチメント7に自動的に挿着し連結する
ことによって、グラブバケット装置1はリフトマグネッ
トとしての機能を有することとなり、磁性スクラップ6
は図1のようにリフトマグネット3に磁着する。
【0009】非磁性スクラップ7をハンドリングする際
は、該リフトマグネット3を脱着し、グラブバケット装
置1のみにより、図2のようにスクラップのハンドリン
グを行う。次に、従来の各種ハンドリング例および本発
明例によるスクラップの処理時間の比較およびその設備
費用を表1に示す。
は、該リフトマグネット3を脱着し、グラブバケット装
置1のみにより、図2のようにスクラップのハンドリン
グを行う。次に、従来の各種ハンドリング例および本発
明例によるスクラップの処理時間の比較およびその設備
費用を表1に示す。
【0010】
【表1】
【0011】従来例1はスクラップのハンドリングにグ
ラブバケット装置のみを使用した例であり、従来例2は
グラブバケット装置およびリフトマグネット装置とを併
用した例で、従来例3はグラブバケット装置とリフトマ
グネット装置とを使用するために、グラブバケットの先
端部をスクラップの材質に応じてリフトマグネットに付
け替えるようにしたものである。
ラブバケット装置のみを使用した例であり、従来例2は
グラブバケット装置およびリフトマグネット装置とを併
用した例で、従来例3はグラブバケット装置とリフトマ
グネット装置とを使用するために、グラブバケットの先
端部をスクラップの材質に応じてリフトマグネットに付
け替えるようにしたものである。
【0012】従来例1では、100.2tのスクラップをハン
ドリングするのに70.8分かかり、従来例2では46.9分要
し、従来例3ではグラブバケット装置の先端部をリフト
マグネットに付け替えるのに約1時間必要であったので
合計の所要時間は106.9 分になった。一方、本発明の実
施例では先端部の付け替えが必要でなくグラブバケット
装置でリフトマグネットを掴み、自動的にケーブルを装
着するので、該リフトマグネットの着脱時間は僅か5 分
でスクラップハンドリングの合計の所要時間は51.9分で
あった。
ドリングするのに70.8分かかり、従来例2では46.9分要
し、従来例3ではグラブバケット装置の先端部をリフト
マグネットに付け替えるのに約1時間必要であったので
合計の所要時間は106.9 分になった。一方、本発明の実
施例では先端部の付け替えが必要でなくグラブバケット
装置でリフトマグネットを掴み、自動的にケーブルを装
着するので、該リフトマグネットの着脱時間は僅か5 分
でスクラップハンドリングの合計の所要時間は51.9分で
あった。
【0013】本発明の実施例は、従来例1に比較して73
% の所要時間ですみ、従来例3と比較しても48.5% の所
要時間で作業が完了した。また各例の設備費用は、本発
明例を1とすると、表1に示す通りであった。
% の所要時間ですみ、従来例3と比較しても48.5% の所
要時間で作業が完了した。また各例の設備費用は、本発
明例を1とすると、表1に示す通りであった。
【0014】
【発明の効果】磁性スクラップと非磁性スクラップとを
ハンドリングするにあたって、本発明の装置を使用する
ことにより、グラブバケット装置だけの方法やまた先端
部をリフトマグネットに付け替えるグラブバケット装置
の方法に比較して30% から51.5% の時間が節約でき、し
かも設備費用を軽減できる。
ハンドリングするにあたって、本発明の装置を使用する
ことにより、グラブバケット装置だけの方法やまた先端
部をリフトマグネットに付け替えるグラブバケット装置
の方法に比較して30% から51.5% の時間が節約でき、し
かも設備費用を軽減できる。
【図1】本発明の1実施例のリフトマグネットを装着し
たグラブバケット装置による磁性スクラップのハンドリ
ング状態を示す説明図である。
たグラブバケット装置による磁性スクラップのハンドリ
ング状態を示す説明図である。
【図2】本発明の1実施例のリフトマグネットを装着し
ていない場合のグラブバケット装置による非磁性スクラ
ップのハンドリング状態を示す説明図である。
ていない場合のグラブバケット装置による非磁性スクラ
ップのハンドリング状態を示す説明図である。
1 グラブバケット装置 2 スクラップを掴む爪 3 リフトマグネット 4 リフトマグネットの支持突起部 5 ケーブル自動着脱装置 6 電源ケーブル 7 アタッチメント 8 磁性スクラップ 9 非磁性スクラップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭61−154286(JP,U) 実開 昭62−47593(JP,U) 実開 昭63−17184(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66C 1/00 - 3/20
Claims (1)
- 【請求項1】 スクラップをハンドリングする装置にお
いて、 リフトマグネット用電源ケーブル自動着脱装置を
備えたグラブバケット装置と、 該グラブバケット装置に
対する着脱自在のリフトマグネットとを有し、前記リフ
トマグネットの外縁には前記グラブバケット装置の爪に
よって掴持可能な支持部を設けたことを特徴とするスク
ラップハンドリング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25113392A JP3232138B2 (ja) | 1992-09-21 | 1992-09-21 | スクラップハンドリング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25113392A JP3232138B2 (ja) | 1992-09-21 | 1992-09-21 | スクラップハンドリング装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06100283A JPH06100283A (ja) | 1994-04-12 |
JP3232138B2 true JP3232138B2 (ja) | 2001-11-26 |
Family
ID=17218168
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25113392A Expired - Fee Related JP3232138B2 (ja) | 1992-09-21 | 1992-09-21 | スクラップハンドリング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3232138B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106586825A (zh) * | 2016-11-28 | 2017-04-26 | 合肥市春华起重机械有限公司 | 一种带有金属回收功能的垃圾吊抓斗 |
-
1992
- 1992-09-21 JP JP25113392A patent/JP3232138B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06100283A (ja) | 1994-04-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
DE3364356D1 (en) | Device for exchangeable attachment of tools on an industrial robot | |
US20040004362A1 (en) | Magnetic grapple | |
JP2006239811A (ja) | ハンド及びハンドリングロボット | |
JP3232138B2 (ja) | スクラップハンドリング装置 | |
JP7342904B2 (ja) | 吊具 | |
CN206126643U (zh) | 一种电磁铁吸合式坩埚吊具 | |
CA2323148A1 (en) | Material moving system | |
CN209758470U (zh) | 一种纺纱生产线用运输装置 | |
EP0890543A3 (en) | Side lift intended for handling of ISO containers | |
GB2037251A (en) | Universal cask grab | |
CN211470508U (zh) | 一种电磁起重机防坠落装置 | |
JPS59185579A (ja) | 点溶接機 | |
CN210633697U (zh) | 用于蜂窝陶瓷的夹具 | |
JPS596638Y2 (ja) | 製鋼用ア−ク炉の電極固定装置 | |
CN219906675U (zh) | 一种移模吊具 | |
CN213531363U (zh) | 一种焊接机械手夹具 | |
CN2138639Y (zh) | 吊钳 | |
CN219791339U (zh) | 一种坩埚夹具及坩埚夹取装置 | |
CN213294421U (zh) | 一种自锁式吊铁钳 | |
CN213595378U (zh) | 用于运输卷芯的码垛夹具 | |
CN214456158U (zh) | 罐体的吊装装置 | |
CN2455687Y (zh) | 车轮内圆吊 | |
JPH06247679A (ja) | バルブプレート用吊具 | |
CN2158764Y (zh) | 强力吸盘 | |
SU1151451A1 (ru) | Схват манипул тора |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |