JP3231447U - 超高圧用圧力調整器 - Google Patents

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友彦 上原
友彦 上原
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Abstract

【課題】高圧プロセスラインへの油分の放出を防止するための構造を備えた超高圧用圧力調整器を提供する。【解決手段】ハウジング本体1内に、流入口2に連結される1次圧力室10と、流出口3に連結される2次圧力室20とを設け、1次圧力室10と2次圧力室20間に装着した圧力調整弁30と、2次圧力室20を塞ぐように装着した受圧シリンダー40に配され、一端側が圧力調整弁30の先端に当接し他端側が圧力調整スプリング50に当接する受圧ピストン60と、を備えた超高圧用圧力調整器であって、受圧シリンダー40内に設けた溝部に配置された受圧ピストン60に、2次圧力室20の圧力を受圧するとともに受圧ピストン60とのシールを行う受圧用Oリング70を装着し、受圧用Oリング70の2次圧力室20に油分流出用防止リング72を装着する一方、油分流出用防止リング72は切断面を備えたバイアスカット形状とする。【選択図】図1

Description

本考案は、超高圧禁油禁水プロセスラインで使用される超高圧用圧力調整器に関し、高圧プロセスラインへの圧力調整器からの油分の放出を防止するための構造に関する。
一般的に超高圧用圧力調整器は、高圧に対応するため圧力調整機構にピストン減圧方式を採用している。
超高圧用圧力調整器は、例えば図4に示すように、ハウジング本体1内に、流入口2に連結される1次圧力室10と、流出口3に連結される2次圧力室20とを設けて構成されている。1次圧力室10と2次圧力室20間には、2次圧力室20を所望の圧力に調整するための圧力調整弁30が弁座80に対して装着されている。2次圧力室20には、開口側を塞ぐように受圧シリンダー40が装着されている。受圧シリンダー40には、一端側において前記圧力調整弁30に連結された調整弁案内32の先端に当接し、他端側において圧力調整スプリング50に当接する受圧ピストン60が装着されている。
上述した超高圧用圧力調整器の構造において、ピストン減圧方式は金属製の受圧ピストン60に取り付けられた受圧用Oリング70が受ける圧力と、受圧ピストン60を付勢する圧力調整スプリング50とのバランスによって減圧する。この受圧用Oリング70は、受圧ピストン60と受圧シリンダー40のシールも兼ねており、運転時に受圧用Oリング70の損傷を防ぐ目的で適量のグリースが塗布されている。
ピストン減圧方式による圧力調整器は、例えば特許文献1に示すような構造が知られている。
特開2010−267177
しかしながら、この受圧用Oリング70に塗布したグリースは、2次圧力室20に通じるガスの接液部に存在する為、使用状況によっては流出口3側よりガスとともにグリース内の油分が放出される場合がある。超高圧禁油禁水プロセスラインに超高圧用圧力調整器にて減圧した超高圧ガスを使用する際、圧力調整器から放出された油分が禁油禁水プロセスラインに混入すると、各種の不具合を引き起こす可能性がある。
低圧のプロセスラインであれば、オイルミストフィルターを用いて油分を除去し、禁油禁水プロセスラインに油分が混入することを防ぐことができるが、超高圧プロセスラインに適合するオイルミストフィルターは存在せず、仮に油分発生を防ぐためにピストン減圧機構にてグリースを使用しない場合は、圧力調整器の異常発生や故障の原因となる。
また、ピストン減圧機構以外に超高圧の圧力調整ができる機器は存在しない。したがって、高圧プロセスラインにおいて、超高圧用圧力調整器から油分の発生を防ぐ対策が必要となる。
本考案は上記実情に鑑みて提案されたもので、高圧プロセスラインへの油分の放出を防止するための構造を備えた超高圧用圧力調整器を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため請求項1に係る考案は、ハウジング本体(1)内に、流入口(2)に連結される1次圧力室(10)と、流出口(3)に連結される2次圧力室(20)とを設け、前記1次圧力室(10)と前記2次圧力室(20)間に装着した圧力調整弁(30)と、前記2次圧力室(20)を塞ぐように装着した受圧シリンダー(40)に配され、一端側が前記圧力調整弁(30)の先端に当接し他端側が圧力調整スプリング(50)に当接する受圧ピストン(60)と、を備えた超高圧用圧力調整器において、次の構成を備えることを特徴としている。
前記受圧シリンダー(40)内に設けた溝部に配置された前記受圧ピストン(60)に、前記2次圧力室(20)の圧力を受圧するとともに前記受圧ピストン(60)とのシールを行う受圧用Oリング(70)を装着し、
前記受圧用Oリング(70)の前記2次圧力室(20)に油分流出用防止リング(72)を装着する一方、
前記油分流出用防止リング(72)は切断面(73)を備えたバイアスカット形状である。
請求項2は、請求項1の超高圧用圧力調整器において、前記受圧用Oリング(70)の前記2次圧力室(20)と反対側に、エンドレス形状のバックアップリング(71)を装着することを特徴としている。
請求項3は、請求項1又は請求項2に記載の超高圧用圧力調整器において、前記油分流出用防止リング(72)はPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)で形成されたことを特徴としている。
本考案によれば、受圧用Oリング(70)に対して2次圧力室側(20)の受圧ピストン(60)にバイアスカット形状の油分流出防止リング(72)を装着することで、受圧用Oリング(70)に塗布されたグリース(油分)が2次圧力室(20)を介して超高圧用圧力調整器から放出されることを抑え、高圧プロセスラインへの油分の混入を防ぐことができる。
本発明の実施形態に係る超高圧用圧力調整器の構成を示す断面説明図である。 油分流出防止リング装着部分の拡大断面説明図である。 (a)は油圧流出防止リングの平面説明図、(b)は油圧流出防止リングの側面説明図である。 一般的な超高圧用圧力調整器の構成を示す断面説明図である。
本考案に係る禁油禁水プロセスライン向けの超高圧用圧力調整器の実施形態の一例について、図1〜図3を参照して説明する。
ハウジング本体1に対して、流入口2に連通する小径部4、第1段差部5、大径部6、第2段差部7を同軸上に連続的に刻設し、第1段差部5に弁座80を装着することで、小径部1を1次圧力室10となる小径部4と、2次圧力室20となる大径部6とを区画する。
1次圧力室10と2次圧力室20間には、2次圧力室20を所望の圧力に調整するための圧力調整弁30が装着されている。2次圧力室20には、開口側を塞ぐように受圧シリンダー40が装着されている。受圧シリンダー40には、受圧ピストン60の軸部61が貫通する貫通孔41が形成され、貫通孔41に繋がる第1段部42及び第2段部43に対して受圧ピストン60の大径部62及び受圧部63が配置されるようになっている。受圧部63の受圧面は球面状に形成されている。これは、受圧ピストン60と受圧シリンダー40との隙間によって受圧ピストン60が傾いた場合であっても、調整弁案内32を軸方向に安定して押し下げるためである。
また、受圧ピストン60の受圧部は圧力調整弁30に連結した調整弁案内32の先端に当接し、他端側は受圧ピストン受け53を介して圧力調整スプリング50に当接している。圧力調整スプリング50は、受圧シリンダー40の固定された調整器カバー51に対して回転可能に装着されたハンドル52の操作により受圧ピストン受け53への付勢力が調整可能になっている。
受圧シリンダー40の壁面と受圧ピストン60の大径部62との間には、受圧ピストン60と受圧シリンダー40とのシールを行う受圧用Oリング70が装着されている。受圧用Oリング70はゴムで構成され、圧力調整器の運転時に受圧用Oリング70の損傷を防ぐ目的で適量のグリースが塗布されている。受圧用Oリング70へのグリース塗布は必要最低限に抑えることが好ましい。
受圧用Oリング70の圧力調整スプリング50側の大径部62には、調整スプリング50から圧力を受ける際に受圧用Oリング70のはみ出し防止のためにバックアップリング71が装着されている。バックアップリング71は、平板のワッシャー状のエンドレス型で構成されている。
そして、受圧用Oリング70の受圧側の大径部62には、受圧用Oリング70から油分流出を防ぐための油分流出防止リング72が装着されている。油分流出防止リング72は、平板のワッシャー状で構成され、図3に示すように、切断面73が高さ方向に対して傾斜するバイアスカット型形状となっている。
油分流出防止リング72をバイアスカット型形状としたのは以下の理由による。
油分流出防止リング72はPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)製でバックアップリング71と同じ形状であり、本来ガスのシール性能を持っていないが、繰り返し運転を継続すると油分流出防止リング72が超高圧ガスにより圧縮されてわずかに塑性変形することが考えられる。油分流出防止リング72がエンドレス型であると、図2に示すように、受圧用Oリング70と油分流出防止リング72の間にガスだまりが発生し、受圧ピストン60が常に圧力調整弁30を開く方向に押され続け圧力調整機能を損ない使用できなくなる可能性がある。この対策として、油分流出防止リング72をバイアスカット型として、切断部73からガスが漏れるようにすることでガスだまりの発生を防止している。
弁座80の1次圧力室10側には弁シート81が装着され、2次圧力室20(大径部6)には流出口3に連通する連通孔8が形成されている。弁座80には、円錐状部31を有する圧力調整弁30が弁座80及び弁シート81を貫通して配置され、1次圧力室10に配置されたコイルスプリング9により、圧力調整弁30の円錐状部31を弁シート81側へ付勢し、1次圧力室10と2次圧力室20との圧力差に応じて両者が接離可能となるように構成されている。この構成により、圧力調整弁30の動作により、2次圧力室20を調整スプリング50により設定された所望の圧力に調整される。
また、1次圧力室10には、弁部に塵等の侵入を防止するために筒状のSUS焼結金属フィルター11が配置されている。
弁座80の2次圧力室20側には調整弁案内ガイド82が装着され、圧力調整弁30の先端に連結した調整弁案内32を支持している。調整弁案内ガイド82と調整弁案内32との間にはスプリング33が配置され、調整弁案内32を受圧ピストン60側へ付勢している。
上記構造の超高圧用圧力調整器によれば、ハウジング1の流入口2に接続された入口継手を介して高圧力(40MPa)の蓄圧器(図示せず)側から供給された高圧ガスは1次圧力室10に導かれ、2次圧力室20において、調整スプリング50の付勢力を受けた受圧ピストン60に当接する圧力調整弁30の円錐部31が弁座80の弁シート81に対して接離を繰り返すことにより減圧され、連通孔8を介して流出口3から禁油禁水の高圧プロセスラインに流出する。
その際、受圧用Oリング70に対して2次圧力室20側の受圧ピストン60にバイアスカット形状の油分流出防止リング72を装着することで、受圧用Oリング70に塗布されたグリース(油分)が2次圧力室20を介して超高圧用圧力調整器から放出されることを抑え、高圧プロセスラインへの油分の混入を防ぐことができる。
1…ハウジング本体
2…流入口
3…流出口
4…小径部
5…第1段差部
6…大径部
7…第2段差部
8…連通孔
9…コイルスプリング
10…第1圧力室
20…第2圧力室
30…圧力調整弁
31…円錐状部
32…調整弁案内
40…受圧シリンダー
41…貫通孔
42…第1段差部
43…第2段差部
50…圧力調整スプリング
51…調整器カバー
52…ハンドル
53…受圧ピストン受け
60…受圧ピストン
61…軸部
62…大径部
63…受圧部
70…受圧用Oリング
71…バックアップリング(エンドレス型)
72…油圧流出防止リング(バイアスカット型)
73…切断面
80…弁座
81…弁シート
82…調整弁案内ガイド

Claims (3)

  1. ハウジング本体内に、流入口に連結される1次圧力室と、流出口に連結される2次圧力室とを設け、前記1次圧力室と前記2次圧力室間に装着した圧力調整弁と、前記2次圧力室を塞ぐように装着した受圧シリンダーに配され、一端側が前記圧力調整弁の先端に当接し他端側が圧力調整スプリングに当接する受圧ピストンと、を備えた超高圧用圧力調整器において、
    前記受圧シリンダー内に設けた溝部に配置された前記受圧ピストンに、前記2次圧力室の圧力を受圧するとともに前記受圧ピストンとのシールを行う受圧用Oリングを装着し、 前記受圧用Oリングの前記2次圧力室に油分流出用防止リングを装着する一方、
    前記油分流出用防止リングはバイアスカット形状である
    ことを特徴とする超高圧用圧力調整器。
  2. 前記受圧用Oリングの前記2次圧力室と反対側に、エンドレス形状のバックアップリングを装着する請求項1に記載の超高圧用圧力調整器。
  3. 前記油分流出用防止リングはPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)形成された請求項1又は請求項2に記載の超高圧用圧力調整器。
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