JP3231408B2 - 光カプラの製造方法 - Google Patents

光カプラの製造方法

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JP3231408B2 JP20963392A JP20963392A JP3231408B2 JP 3231408 B2 JP3231408 B2 JP 3231408B2 JP 20963392 A JP20963392 A JP 20963392A JP 20963392 A JP20963392 A JP 20963392A JP 3231408 B2 JP3231408 B2 JP 3231408B2
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敏幸 村田
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Tatsuta Electric Wire and Cable Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光通信、光計測等に有
効に利用されている光カプラの製造方法に関するもので
あり、特に、狭い収納スペースに好適に納めることので
きる小型の光カプラを製造することのできる製造方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、光通信、光計測等に有効に利用さ
れている、光分波器或は光合波器などの光カプラは、通
常、二本或はそれ以上の複数本の光ファイバを平行に設
置し、溶融延伸することにより製造される。又、このよ
うにして製造された光カプラは、パッケージに装着され
た後、図3に示すように、他の光部品と共に収納スペー
スに納められ、光通信ユニットを形成する。つまり、光
通信ユニットの収納スペース内にて、例えば、パッケー
ジ10に装着された光カプラ1の一方の入力端p1は光
源LDに接続され、他方の入力端p2は受光器PDに接
続され、更に、二つの出力端p3及びp4はそれぞれ外
部接続フェルール12及び端末フェルール14に接続さ
れる。
【0003】近年、光通信ユニットのための収納スペー
スの狭小化、即ち、光通信ユニットの小型化が求められ
ており、例えば横(W)100mm、縦(H)70mm
とされる狭小スペース内に他の光部品と共に光カプラを
収納することが望まれている。
【0004】しかしながら、光カプラ1と他の光部品と
の接続部分の光ファイバは、或る湾曲形状を描くことに
よって配線される必要があり、このためのスペースを節
約することはできず、従って、光カプラ1の全長、即
ち、パッケージ10の長さを短くすることが必須とな
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来、光カプラ1は、
上述のように、例えば二本の光ファイバを平行に設置
し、溶融延伸することにより製造されるが、先ず、図4
に示すように、溶融延伸する部分の光ファイバfは、皮
剥ぎ、即ち、被覆部分の除去が行なわれる。又、この被
覆除去部分は、溶融延伸するために、図4Aに示すよう
に、互いの方へと押圧され接触状態にもたらされること
が必要である。通常、外径が0.9mmとされるナイロ
ン被覆の光ファイバfを用いて光カプラを製造する場合
には、好適な接触状態を得るために、被覆除去部分の長
さ(L1 )は、40mm程度が必要とされる。この状態
にて、20mmの溶融延伸が行なわれ、その結果、溶融
延伸後の被覆除去部分の長さ(L2 )は60mmとさ
れ、従って、パッケージ10の長さ(L)は、75〜7
6mm程度が必要となる。
【0006】このようにして製造した光カプラ1を、上
記100mm×70mmとされる狭小スペース内に収納
することは、殆ど不可能である。
【0007】この解決方法として、例えば、外径が0.
25mmとされる、UV樹脂被覆の光ファイバを用いて
光カプラを製造することも考えられる。この場合には、
裸ファイバの間隔が狭くなるため被覆除去部分の長さ
(L1 )は、25mm程度で済み、従って、パッケージ
の長さ(L)も51mm程度にまで短くすることができ
る。この光カプラは、上記狭小スペース内に収納するこ
とは可能であるが、UV樹脂被覆光ファイバを使用した
光カプラは、機械的強度が弱く、特に曲げに対して弱
く、折れ易いという欠点を有すると共に、他の光部品
(コネクタ等)の取付が極めて困難であって、歩留りが
悪い、という問題を有している。
【0008】従って、本発明の目的は、パッケージの長
さを短くすることができ、従って、狭小スペースに収納
することができる小型の光カプラを製造するための製造
方法を提供することである。
【0009】本発明の他の目的は、光ファイバとして、
機械的強度、特に曲げに対しても強いナイロン被覆の光
ファイバを使用することができ、しかも他の光部品への
取付けが容易な小型の光カプラを製造するための製造方
法を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
光カプラの製造方法にて達成される。要約すれば、本発
明は、(a)所定長さに亘って被覆部が除去された複数
の光ファイバを平行に設置すること、(b)前記各光フ
ァイバの被覆除去部の両端部の被覆部を、所定長さに亘
って加熱して溶融し、これによって、前記各光ファイバ
の被覆除去部分に溶融延伸のための接触部を形成するこ
と、(c)次いで、前記光ファイバの接触部を加熱し
て、溶融延伸を行なうこと、を特徴とする光カプラの製
造方法である。
【0011】本発明の他の態様によると、(a)所定長
さに亘って被覆部が除去された複数の光ファイバを平行
に設置すること、(b)前記各光ファイバの被覆除去部
の両端部の、少なくとも対面する側の被覆部を、所定長
さに亘って斜めにカットし、この被覆除去部の両端部を
互いに押圧することによって、前記各光ファイバの被覆
除去部分に溶融延伸のための接触部を形成すること、
(c)次いで、各光ファイバの接触部を加熱して、溶融
延伸を行なうこと、を特徴とする光カプラの製造方法が
提供される。必要に応じて、被覆除去部の両端部は、更
に加熱して溶融することも可能である。
【0012】
【実施例】以下、本発明に係る光カプラの製造方法を図
面に則して更に詳しく説明する。
【0013】図1を参照すると、本発明の一実施例が示
される。本実施例によれば、光ファイバfとしては、機
械的強度の点、及び他の光部品への取付の容易さなどか
ら、外径が0.90mmとされるナイロン被覆の光ファ
イバを使用するのが好ましい。この光ファイバfは、例
えば20mmといった、従来の40mmに比較すると半
分とされる短い長さにてナイロン被覆が除去され、平行
に溶融延伸台(図示せず)に取り付けられる。
【0014】この状態で、二本の光ファイバfは、被覆
除去された部分が互いの方へと工具(図示せず)にて押
圧されるが、このとき必ずしも両光ファイバfの被覆除
去部分は、互いに接触する必要はない。
【0015】本実施例に従えば、両光ファイバfの被覆
除去部の両端部のナイロン被覆部分が、例えば5〜7m
mに亘って加熱され、溶融される。これによって、被覆
除去部の両端部は円錐状に変形し、両光ファイバの被覆
除去部分は互いに接近することが可能となり、大略中央
部分に所要長さに亘って溶融延伸のための接触部が形成
される。この時点で、光ファイバfへの押圧は停止する
ことができる。
【0016】次いで、両光ファイバfの接触部分が加熱
され、溶融延伸処理が行なわれる。融着延伸処理は、通
常の方法に従って行なうことができ、例えば、火炎バー
ナ、炭酸ガスレーザ、小型電気炉など適宜の加熱装置を
用いて、一般に1300〜2000℃の温度で加熱しな
がら、溶融延伸台を、例えばラック−ピニオン機構を介
して光ファイバを軸方向両側に例えば0.005〜10
0mm/分の速度で引っ張ることにより行い得る。
【0017】通常、溶融延伸は、大略20mm延伸した
時点で停止される。この状態で、溶融延伸部をガラス基
板に樹脂で固定し、樹脂付けを完了した光カプラ1を溶
融延伸台から取外す。
【0018】このようにして形成された光カプラ1の被
覆除去部分は、本実施例では40mmとされ、従って、
パッケージ10は50〜51mm程度のもので十分であ
る。
【0019】上記実施例では、図1(A)の工程にて、
被覆除去された部分が互いの方へと工具にて押圧するも
のとして説明したが、場合によっては、両光ファイバf
を互いに捩ることにより、両光ファイバfに予め捩り接
触部を形成しても良い。その後は、上述したと同様に、
両光ファイバfの被覆除去部の両端部のナイロン被覆部
分を、例えば5〜7mmに亘って加熱して溶融し、引き
続いて、溶融延伸処理が行なわれる。
【0020】更に、本発明の他の実施例によれば、図2
に図示するように、各光ファイバfは、被覆除去部の両
端部のナイロン被覆部分を、少なくとも、両光ファイバ
fが対面する側を、例えば5〜7mmに亘って加熱によ
り、又は機械的に切除することによりカットし、被覆厚
さを薄くすることによっても実施される。この実施例に
よると、この被覆除去部両端部を工具にて押圧すること
により、両光ファイバの被覆除去部分は互いに接近する
ことが可能となり、大略中央部分に溶融延伸のための接
触部が形成される。勿論、同時に、この両端部を加熱
し、溶融することも可能であり、又、上述のように、予
め光ファイバを捩り合わせることもできる。その後、接
触部において溶融延伸処理がなされる。
【0021】上記実施例では、2×2の光カプラの製造
方法について説明したが、本発明は、3本以上の光ファ
イバを同時に溶融延伸して、3×3、4×4或はそれ以
上の光カプラを製造する場合にも同様に適用し、同じ作
用効果を達成することができる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る光カ
プラの製造方法は、光ファイバの被覆除去部の両端部の
被覆部を、例えば加熱して溶融し、これによって、各光
ファイバの被覆除去部分に接触部を容易に形成する構成
とされるので、パッケージの長さを短くすることがで
き、従って、狭小スペースに収納することができる小型
の光カプラを製造することができる。又、光ファイバと
してナイロン被覆の光ファイバを使用することもできる
ので、機械的強度、特に曲げに対しても強く、しかも他
の光部品への取付が容易な小型の光カプラを製造するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光カプラの製造方法の一実施例を
説明する図である。
【図2】本発明に係る光カプラの製造方法の他の実施例
を説明する図である。
【図3】光カプラ及び他の光部品を備えた光ユニットの
構成図である。
【図4】従来の光カプラの製造方法を説明する図であ
る。
【符号の説明】
1 光カプラ 10 パッケージ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)所定長さに亘って被覆部が除去さ
    れた複数の光ファイバを平行に設置すること、(b)前
    記各光ファイバの被覆除去部の両端部の被覆部を、所定
    長さに亘って加熱して溶融し、これによって、前記各光
    ファイバの被覆除去部分に溶融延伸のための接触部を形
    成すること、(c)次いで、前記光ファイバの接触部を
    加熱して、溶融延伸を行なうこと、を特徴とする光カプ
    ラの製造方法。
  2. 【請求項2】 (a)所定長さに亘って被覆部が除去さ
    れた複数の光ファイバを平行に設置すること、(b)前
    記各光ファイバの被覆除去部の両端部の、少なくとも対
    面する側の被覆部を、所定長さに亘って斜めにカット
    し、この被覆除去部の両端部を互いに押圧することによ
    って、前記各光ファイバの被覆除去部分に溶融延伸のた
    めの接触部を形成すること、(c)次いで、各光ファイ
    バの接触部を加熱して、溶融延伸を行なうこと、を特徴
    とする光カプラの製造方法。
  3. 【請求項3】 被覆除去部の両端部は、更に加熱して溶
    融する請求項2の光カプラの製造方法。
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