JP3231376B2 - 多室冷暖房装置 - Google Patents

多室冷暖房装置

Info

Publication number
JP3231376B2
JP3231376B2 JP00975892A JP975892A JP3231376B2 JP 3231376 B2 JP3231376 B2 JP 3231376B2 JP 00975892 A JP00975892 A JP 00975892A JP 975892 A JP975892 A JP 975892A JP 3231376 B2 JP3231376 B2 JP 3231376B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
outdoor
unit
refrigerant
flow valve
units
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP00975892A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05203276A (ja
Inventor
安則 西尾
正夫 蔵地
Original Assignee
松下冷機株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 松下冷機株式会社 filed Critical 松下冷機株式会社
Priority to JP00975892A priority Critical patent/JP3231376B2/ja
Publication of JPH05203276A publication Critical patent/JPH05203276A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3231376B2 publication Critical patent/JP3231376B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)
  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱源側冷媒サイクルと
利用側冷媒サイクルに分離された多室冷暖房装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、熱源側冷媒サイクルと利用側冷媒
サイクルに分離した多室冷暖房装置は、本出願人が先に
出願した特開平3−236536号公報に示されてい
る。
【0003】以下、図面を参照しながら従来のこの種の
多室冷暖房装置について説明する。図3は、従来の多室
冷暖房装置のブロック構成図を示すものである。図3に
おいて、1a,1bは圧縮機であり、2a,2bは四方
弁であり、3a,3bは熱源側熱交換器であり、4a,
4bは冷房用減圧装置であり、5a,5bは暖房用減圧
装置であり、6a,6bは暖房時冷房用減圧装置4a,
4bを閉成する逆止弁、7a,7bは冷房時暖房用減圧
装置5a,5bを閉成する逆止弁、8a,8bは第1補
助熱交換器であり、これらを環状に連接し、熱源側冷媒
サイクルh,h’を形成している。
【0004】9a,9bは第2補助熱交換器で、第1補
助熱交換器8a,8bと熱交換するように一体に形成さ
れている。
【0005】10a,10bは冷媒量調整タンクで冷房
時と暖房時の冷媒量を調整し、11a,11bは室外流
量弁であり第2補助熱交換器9a,9bへの冷媒流量を
調節する。12a,12bは冷媒搬送装置で冷房時と暖
房時で冷媒の流出方向が反対となる可逆特性を持ってお
り、これらは多液管である接続配管iの途中に備えた冷
媒搬送ユニット13の中に設けられている。
【0006】14a,14bは利用側熱交換器で、室内
ユニットg,g’に収納され接続配管i,i’,j,
j’で室外ユニットf,f’とそれぞれ接続されてい
る。15a,15bは室内流量弁で室内ユニットg,
g’への冷媒流量を調整する。
【0007】また第2補助熱交換器9a,9bと冷媒量
調整タンク10a,10bと室外流量弁11a,11b
と冷媒搬送装置12a,12bと利用側熱交換器14
a,14bと室内流量弁15a,15bおよび接続配管
i,i’,j,j’を環状に接続し利用側冷媒サイクル
kを形成している。
【0008】以上の様に構成された多室冷暖房装置につ
いて、以下に冷房運転の場合の動作を説明する。
【0009】まず冷房運転時について考える。構成とし
ては図中実線矢印の冷媒サイクルとなり、熱源側冷媒サ
イクルh,h’では、圧縮機1からの高温高圧ガスは、
四方弁2を通り熱源側熱交換器3で放熱して凝縮液化し
逆止弁6a,6bを通って冷房用減圧装置4a,4bで
減圧され第1補助熱交換器8a,8bで蒸発して四方弁
2を通り圧縮機1a,1bへ循環する。
【0010】この時、利用側冷媒サイクルkの第2補助
熱交換器9a,9bと第1補助熱交換器8a,8bが熱
交換し、利用側冷媒サイクルk内のガス冷媒が冷却され
液化し、さらに冷媒量調整タンク10a,10bおよび
室外流量弁11a,11bを通って、冷媒搬送ユニット
13内の冷媒搬送装置12a,12bに送られ、この冷
媒搬送装置12a,12bによって接続配管i,jを通
って利用側熱交換器14a,14bに送られて吸熱蒸発
し、ガス化して接続配管i’,j’を通って利用側冷媒
サイクルk内の第2補助熱交換器9a,9bに循環する
こととなる。
【0011】次に暖房モードの場合を考える。構成とし
ては図中波線矢印の冷媒サイクルとなり、熱源側冷媒サ
イクルh,h’では、圧縮機1からの高温高圧ガスは四
方弁2を通り第1補助熱交換器8a,8bに送られ、放
熱して凝縮液化し、逆止弁7a,7bを通って暖房用減
圧装置5a,5bで減圧され熱源側熱交換器3a,3b
で吸熱蒸発して四方弁2を通り圧縮機1a,1bへ循環
する。
【0012】この時、利用側冷媒サイクルkの第2補助
熱交換器9a,9bと第1補助熱交換器8a,8bが熱
交換し利用側冷媒サイクルk内のガス冷媒が加熱されて
ガス化する。
【0013】このガス化した冷媒は、接続配管i’,
j’を通り利用側熱交換器14a,14bに送られ暖房
して放熱凝縮し液化し室内流量弁15a,15b、接続
配管i,jを通って冷媒搬送ユニット内の冷媒搬送装置
12a,12b、室外流量弁11a,11b、さらに冷
媒量調整タンク10a,10bをへて利用側冷媒サイク
ルk内の第2補助熱交換器9a,9bに循環することと
なる。
【0014】ここで冷媒搬送装置12a,12bの運転
台数は室外ユニットf,f’と室内ユニットg,g’の
運転台数および必要冷媒流量に応じて運転する。
【0015】また室外流量弁11a,11bおよび室内
流量弁15a,15bは、それぞれのユニットの必要冷
媒量を流通するように全開から全閉まで開度調整され最
適分流を行っている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、他の室外ユニット(fまたはf’)との
間に運転台数の情報のやり取りをする手段が無いため、
運転停止時において例えば室外ユニットfが最後の1台
停止時は、冷媒のつまりからくる冷媒搬送装置12a,
12bの保護のため室外流量弁11aの開度を維持して
停止させ、他の室外ユニットf’が運転中の室外ユニッ
トfの停止時(以後複数台運転時停止)は、室外流量弁
11aを全閉にして停止させなければならないにもかか
わらず、室外ユニットf,f’において運転停止時に最
後の1台停止か複数台運転時停止かの区別ができず、本
来複数台運転時停止の室外流量弁11a,11bの開度
は全閉であるにもかかわらず最後の1台停止したため室
外流量弁11a,11bの開度は全閉でない場合が生じ
る事となり停止機への冷媒の流入が起こり室外・室内の
それぞれのユニットへの最適分流が困難となり、システ
ムの効率が大きく低下する。
【0017】また逆に最後の1台停止時にもかかわらず
室外流量弁11a,11bが全閉動作すると冷媒搬送装
置12a,12b周辺にて圧力異常や温度異常等の問題
から冷媒搬送装置12a,12bの破損や保護装置が作
動して最悪時には、運転を停止する恐れを有していた。
【0018】本発明は上記課題に鑑み、停止する室外ユ
ニットが最後の1台停止か複数台運転時停止かを指令す
る手段を設け停止時の室外流量弁の開度を最後の1台停
止時には開度を維持し、複数台運転時停止時には開度を
冷媒搬送ユニット出口の過冷却度に応じて室外流量弁を
段階的に全閉にする。
【0019】また、もし最後の1台停止した室外ユニッ
トにおいて、他の室外ユニットが運転を開始したとする
と前記最後の1台停止機は複数台運転時停止機扱いにな
るため停止機にも関わらず室外流量弁の開度を冷媒搬送
ユニット出口の過冷却度に応じて室外流量弁を段階的に
全閉にし停止機への冷媒の流入を防ぎ室外・室内のそれ
ぞれのユニットへの最適分流を行い、なお且つ冷媒搬送
装置を保護し、システムを常に効率の高い安定した運転
のできる多室冷暖房装置を提供するものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の多室冷暖房装置は、圧縮機,熱源側熱交換
器,減圧装置および第1補助熱交換器を環状に連接して
なる熱源側冷媒サイクルを有している。
【0021】また前記第1補助熱交換器と一体に形成し
熱交換する第2補助熱交換器と、この第2補助熱交換器
と直列に設けた室外流量弁を有する複数の室外ユニット
と、この各室外ユニットに設けられた複数の前記第2補
助熱交換器と前記室外流量弁,各室内ユニットに設けら
れた複数の利用側熱交換器と、この利用側熱交換器と直
列に設けた室内流量弁および冷媒搬送ユニットに設けた
複数の冷媒搬送装置を環状に連接してなる利用側冷媒サ
イクルを有している。
【0022】また前記冷媒搬送ユニットの出口の圧力を
検知する圧力検知手段と、前記圧力検知手段からの圧力
値を飽和温度に変換し、これと前記温度検知手段からの
温度との差を求め過冷却度を演算する過冷却度演算手段
と、前記複数の室外ユニットと前記複数の室内ユニット
の運転を監視制御する運転監視装置と、前記運転監視装
置からの信号を検知して室外ユニットの制御を行う室外
ユニット制御手段と、前記室外ユニット制御手段からの
信号により前記室外流量弁の開度を制御する室外流量弁
駆動手段を有し、室外ユニットが最後の1台停止と前記
室外ユニット制御手段からの信号を検知した場合、弁の
開度を維持して停止する。
【0023】また、複数台運転時停止と判断した場合、
弁の開度を前記圧力検知手段で得られた前記冷媒搬送ユ
ニット出口の過冷却度に応じて段階的に全閉にして停止
し前記冷媒搬送装置を保護する室外流量弁駆動手段を備
えている。
【0024】
【作用】本発明は上記した構成によって室外ユニットの
停止時において室外ユニット制御手段が運転監視装置か
ら最後の1台停止信号または複数台運転時停止信号を受
け室外流量弁駆動手段に室外ユニットが最後の1台停止
か複数台運転時停止かを指令し最後の1台停止時には室
外流量弁開度を維持し冷媒のつまりから来る圧力異常や
温度異常から冷媒搬送装置を保護し、なおかつ熱源側冷
媒サイクルが全部停止しても利用側冷媒サイクルを運転
する事により室内ユニットの能力ダウンを回避できる。
【0025】また複数台運転時停止時には室外流量弁の
開度を冷媒搬送ユニットの出口の過冷却度に応じて段階
的に全閉にし、もし最後の1台停止した室外ユニットの
他の室外ユニットが運転を開始したとすると前記最後の
1台停止機は複数台運転時停止機扱いになるため停止機
にも関わらず室外流量弁の開度を冷媒搬送ユニットの出
口の過冷却度に応じて段階的に全閉にし停止機への冷媒
の流入を防ぎ室外、室内のそれぞれのユニットへの最適
分流を行い、なお且つ冷媒搬送装置を保護し、システム
を常に効率の高い安定した運転のできる。
【0026】さらに、利用側サイクルに常に最適に冷媒
を供給する事ができるため室温を乱れなくなめらかに制
御し快適な空気制御が実現できる。
【0027】
【実施例】以下本発明の多室冷暖房装置の一実施例につ
いて、図面を参照しながら説明する。
【0028】図1は本発明の多室冷暖房装置の一実施例
のブロック構成図を示したものであるが、従来例とほぼ
同一でありここではその変更点のみ説明する。
【0029】図1において16は圧力検知手段であり、
冷媒搬送ユニット13出口の圧力を検知する。17は温
度検知手段であり、冷媒搬送ユニット13出口の温度を
検知する。
【0030】18は過冷却度演算手段であり、圧力検知
手段16からの圧力値を飽和温度に変換し、これと温度
検知手段17からの温度との差を求め過冷却度を演算す
る。
【0031】19は運転監視装置であり、複数の室外ユ
ニットf,f’と複数の室内ユニットg,g’の運転を
監視制御する。20a,20bは室外ユニット制御手段
であり室外ユニットf,f’内に設けられ運転監視装置
19からの信号を検知して室外ユニットf,f’および
室内ユニットg,g’の制御を行う。
【0032】21a,21bは室外流量弁駆動手段であ
り室外ユニットf,f’内に設けられ室外ユニット制御
手段20a,20bからの信号により室外流量弁11
a,11bの開度を制御する。室外流量弁駆動手段21
a,21bは室外ユニットf,f’が最後の1台停止と
室外ユニット制御手段20a,20bからの信号を検知
した場合弁の開度を維持して停止し、また複数台運転時
停止と判断した場合、弁の開度を冷媒搬送ユニット13
出口の過冷却度に応じて段階的に全閉にする。
【0033】以上のように構成された本実施例の多室冷
暖房装置について図面を用いてその動作について説明す
る。
【0034】図2に本実施例の室外ユニットfにおける
停止時のフローチャートを示す。図2において STE
P1では、運転監視装置19により室内ユニットg,
g’の能力ダウンおよび停止を検知し停止制御の決定を
行なう。
【0035】STEP2では、停止制御を行うという事
から運転監視装置19が室外ユニット制御手段20aに
停止信号と室外ユニットfが、ラスト1台か他に運転し
ている室外ユニットがあるかの信号を送る。
【0036】次にSTEP3では、室外ユニット制御手
段20aにおいて最後の1台停止か複数台運転時停止か
を判断し最後の1台停止ならば室外流量弁駆動手段21
aに弁の開度を維持するように信号を送る(STEP
4)。そして室外流量弁駆動手段21aが室外流量弁1
1aを維持させ室外ユニットfの停止を行なう(STE
P5)。
【0037】また、STEP3にて複数台運転時停止と
判断したならば、まず圧力検知手段16で冷媒搬送ユニ
ット13の出口の圧力を検知し温度検知手段17で冷媒
搬送ユニット13の出口の温度を検知し過冷却度演算手
段18にて圧力検知手段16の検知値を飽和温度に変換
した値と温度検知手段17にて得られた検知値との差を
演算する(STEP6)。これを過冷却度という。
【0038】次に演算された過冷却度が大(0.3Mp
a≧SC(過冷却度))と室外ユニット制御手段20a
が運転監視装置19からの信号を受けたならば室外流量
弁駆動手段21aに弁の開度は維持する様に信号を送る
(STEP7)。そして室外流量弁駆動手段21aが室
外流量弁11aの弁の開度を維持し室外ユニットfの停
止を行なう(STEP8)。
【0039】また、STEP6で過冷却度が中(0.3
Mpa>SC>0.1Mpa)と室外ユニット制御手段
20aが運転監視装置19からの信号を受けたならば室
外流量弁駆動手段21aに弁の開度を1段下げる様に信
号を送る(STEP9)。そして室外流量弁駆動手段2
1aが室外流量弁11aの弁の開度を1段閉動作させ室
外ユニットfの停止を行なう(STEP10)。
【0040】また、STEP6で過冷却度が小(1.0
Mpa≧P)と室外ユニット制御手段20aが運転監視
装置19からの信号を受けたならば室外流量弁駆動手段
21aに弁の開度を全閉にする信号を送る(STEP1
1)。そして室外流量弁駆動手段21aが室外流量弁1
1aの弁の開度を全閉動作させ室外ユニットfの停止を
行なう(STEP12)。
【0041】以後、運転停止時においてこれらの動作を
繰り返す。また、室外ユニットfが最後の1台停止した
時、他の室外ユニットf’が運転を開始するとSTEP
3の条件分岐から複数台運転時停止になるため室外ユニ
ットfの室外室外流量弁11aは室外流量弁駆動手段2
1aによりSTEP7〜STEP12の動作となる。
【0042】以上の様に本実施例によれば、圧力検知手
段16と温度検知手段17と過冷却度演算手段18と運
転監視装置19と室外ユニット制御手段20a,20b
と室外流量弁駆動手段21a,21bを設ける事によ
り、室外ユニットfの停止時において室外ユニット制御
手段20aが運転監視装置19から最後の1台停止信号
または複数台運転時停止信号を受け室外流量弁駆動手段
21aに室外ユニットfが最後の1台停止か複数台運転
時停止かを指令し最後の1台停止時は室外流量弁11a
の開度を維持し冷媒のつまりから来る圧力異常や温度異
常から冷媒搬送装置12a,12bを保護し、なおかつ
熱源側冷媒サイクルが全部停止しても利用側冷媒サイク
ルを運転する事により室内ユニットg,g’の能力ダウ
ンを回避できる。
【0043】また複数台運転時停止時には室外流量弁1
1aの開度を冷媒搬送ユニット13の出口過冷却度に応
じて段階的に全閉にし、もし最後の1台停止した室外ユ
ニットfの他の室外ユニットf’が運転を開始したとす
ると前記最後の1台停止機は複数台運転時停止機扱いに
なるため停止機にも関わらず室外流量弁11aの開度を
同じく冷媒搬送ユニット13の出口の過冷却度に応じて
段階的に全閉にするため停止機への冷媒の流入を防ぎ室
外、室内のそれぞれのユニットへの最適分流を行い、な
お且つ冷媒搬送装置12a,12bを保護し、システム
を常に効率の高い安定した運転を可能とする。
【0044】さらに、利用側サイクルに常に最適に冷媒
を供給する事ができるため室温を乱れなくなめらかに制
御し快適な空気清浄が実現できる。
【0045】尚本実施例では、室内ユニットg,g’と
室外ユニットf,f’間の信号のやり取りを運転監視装
置19にて行ったがこれを室外ユニット制御手段20
a,20bと一体にしても同等の効果を得る事ができ
る。また今回検知箇所を冷媒搬送ユニット13出口温度
にて測定したが冷媒搬送ユニット13入口温度でも同一
の効果を得られるまた、本実施例では、室外流量弁11
a,11bの動作を3段階としたが無段階に動作させて
も同等の効果が得られる。
【0046】
【発明の効果】以上、本実施例から明らかなように本発
明の多室冷暖房装置は、圧縮機,熱源側熱交換器,減圧
装置および第1補助熱交換器を環状に連接してなる熱源
側冷媒サイクルを有している。
【0047】また前記第1補助熱交換器と一体に形成し
熱交換する第2補助熱交換器と、この第2補助熱交換器
と直列に設けた室外流量弁を有する複数の室外ユニット
と、この各室外ユニットに設けられた複数の前記第2補
助熱交換器と前記室外流量弁,各室内ユニットに設けら
れた複数の利用側熱交換器と、この利用側熱交換器と直
列に設けた室内流量弁および冷媒搬送ユニットに設けた
複数の冷媒搬送装置を環状に連接してなる利用側冷媒サ
イクルを有している。
【0048】また前記冷媒搬送ユニットの出口の圧力を
検知する圧力検知手段と、前記圧力検知手段からの圧力
値を飽和温度に変換しこれと前記温度検知手段からの温
度との差を求め過冷却度を演算する過冷却度演算手段
と、前記複数の室外ユニットと前記複数の室内ユニット
の運転を監視制御する運転監視装置と、前記運転監視装
置からの信号を検知して室外ユニットの制御を行う室外
ユニット制御手段と、前記室外ユニット制御手段からの
信号により前記室外流量弁の開度を制御する室外流量弁
駆動手段を有し、室外ユニットが最後の1台停止と前記
室外ユニット制御手段からの信号を検知した場合、弁の
開度を維持して停止する。
【0049】また、複数台運転時停止と前記室外ユニッ
ト制御手段からの信号を検知した場合、室外流量弁の開
度を冷媒搬送ユニットの出口過冷却度に応じて段階的に
全閉にし、もし最後の1台停止した室外ユニットの他の
室外ユニットが運転を開始したとすると前記最後の1台
停止機は複数台運転時停止機扱いになるため停止機にも
関わらず室外流量弁の開度を冷媒搬送ユニット出口の過
冷却度に応じて段階的に全閉にし停止機への冷媒の流入
を防ぎ室外、室内のそれぞれのユニットへの最適分流を
行い、システムの能力ダウンを回避でき、なお且つ冷媒
搬送装置を保護し、システムを常に効率の高い安定した
運転のできる。
【0050】さらに、利用側サイクルに常に最適に冷媒
を供給する事ができるため室温を乱れなくなめらかに制
御し快適な空気制御が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の多室冷暖房装置のブロック
構成図
【図2】同実施例の多室冷暖房装置のフローチャート
【図3】従来の多室冷暖房装置のブロック構成図
【符号の説明】
11 室外流量弁 12 冷媒搬送装置 13 冷媒搬送ユニット 16 圧力検知手段 17 温度検知手段 18 過冷却度演算手段 19 運転監視装置 20 室外ユニット制御手段 21 室外流量弁駆動手段 f 室外ユニット g 室内ユニット h 熱源側冷媒サイクル k 利用側冷媒サイクル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25B 13/00 104 F24F 11/02 102 F25B 1/00 397 F25B 1/00 399

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機,熱源側熱交換器,減圧装置およ
    び第1補助熱交換器を環状に連接してなる熱源側冷媒サ
    イクルと、前記第1補助熱交換器と一体に形成し熱交換
    する第2補助熱交換器と、この第2補助熱交換器と直列
    に設けた室外流量弁を有する複数の室外ユニットと、こ
    の各室外ユニットに設けられた複数の前記第2補助熱交
    換器と前記室外流量弁,各室内ユニットに設けられた複
    数の利用側熱交換器と、この利用側熱交換器と直列に設
    けた室内流量弁および冷媒搬送ユニットに設けた複数の
    冷媒搬送装置を環状に連接してなる利用側冷媒サイクル
    と、前記冷媒搬送ユニットの出口の圧力を検知する圧力
    検知手段と、前記冷媒搬送ユニットの出口の温度を検知
    する温度検知手段と、前記圧力検知手段からの圧力値を
    飽和温度に変換しこれと前記温度検知手段からの温度と
    の差を求め過冷却度を演算する過冷却度演算手段と、前
    記複数の室外ユニットと前記複数の室内ユニットの運転
    を監視制御する運転監視装置と、前記運転監視装置から
    の信号を検知して室外ユニットの制御を行う室外ユニッ
    ト制御手段と、前記室外ユニット制御手段からの信号に
    より前記室外流量弁の開度を制御する室外流量弁駆動手
    段とからなり、前記室外流量弁駆動手段は室外ユニット
    が前記室外ユニット制御手段からの信号を最後の1台停
    止と検知した場合、弁の開度を維持して停止し、また複
    数台運転時停止と判断した場合、弁の開度を前記冷媒搬
    送ユニット出口の過冷却度に応じて前記室外流量弁駆動
    手段により前記室外流量弁を段階的に全閉にして停止し
    前記冷媒搬送装置を保護することを特徴とする多室冷暖
    房装置。
JP00975892A 1992-01-23 1992-01-23 多室冷暖房装置 Expired - Fee Related JP3231376B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00975892A JP3231376B2 (ja) 1992-01-23 1992-01-23 多室冷暖房装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00975892A JP3231376B2 (ja) 1992-01-23 1992-01-23 多室冷暖房装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05203276A JPH05203276A (ja) 1993-08-10
JP3231376B2 true JP3231376B2 (ja) 2001-11-19

Family

ID=11729185

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP00975892A Expired - Fee Related JP3231376B2 (ja) 1992-01-23 1992-01-23 多室冷暖房装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3231376B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010050004A1 (ja) 2008-10-29 2010-05-06 三菱電機株式会社 空気調和装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05203276A (ja) 1993-08-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2909187B2 (ja) 空気調和機
JP2723953B2 (ja) 空気調和装置
WO2008032558A1 (en) Refrigeration device
JP6598882B2 (ja) 冷凍サイクル装置
JP6508394B2 (ja) 冷凍装置
JP5312616B2 (ja) 空気調和装置
WO2008069265A1 (ja) 空気調和装置
US7299648B2 (en) Refrigeration system of air conditioning apparatuses with bypass line between inlet and outlet of compressor
JP3231376B2 (ja) 多室冷暖房装置
JP3231361B2 (ja) 多室冷暖房装置
JP3003832B2 (ja) 多室冷暖房装置
JP2630128B2 (ja) 冷凍装置の容量制御装置
JPS62272040A (ja) 多室冷暖房装置
JP7241866B2 (ja) 冷凍サイクル装置
JPH05126388A (ja) 多室冷暖房装置
JP3378712B2 (ja) 空気調和機
JP7233568B2 (ja) 空気調和システムおよびその制御方法
JPH085183A (ja) 多室冷暖房装置
WO2023139701A1 (ja) 空気調和装置
EP4310416A1 (en) Hybrid multi-air conditioning system
JPS60133274A (ja) 多室形冷暖房装置
JP3108933B2 (ja) 多室冷暖房装置
JPH03271675A (ja) 冷水製造装置
JPH07208813A (ja) 空気調和装置
JP2503701B2 (ja) 空気調和機

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees