JP3230639U - リアオーバーフェンダー - Google Patents

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雅幸 佐野
雅幸 佐野
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株式会社アース・コーポレーション
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Abstract

【課題】 自動車の美観が損なわれることのないリアオーバーフェンダーの提供。【解決手段】 自動車のボディ4の外側に取付けられるものであって、自動車の給油口5に対応する位置に開口部6を設けたフェンダー本体1と、フェンダー本体1にヒンジ7にて取付けられ、フェンダー本体1の開口部6を開閉可能にする蓋2とを備え、蓋2を閉じた状態で蓋2の表面がフェンダー本体1の表面と連続面を成す。【選択図】 図5

Description

本考案は、乗用自動車の側面の後側に取付けられるリアオーバーフェンダーに関する。
従来より、乗用自動車のボディ側面の前後のタイヤ周りにオーバーフェンダーを取付けて車体の幅を広く見せることが行われている。自動車の側面後部には燃料の給油口が設けられているが、オーバーフェンダーで給油口を覆ってしまうと給油ができなくなるため、従来は、図7に示すように、オーバーフェンダー100自体に給油口の蓋101を逃がすように切欠き部分102を設けていた。そのようにオーバーフェンダーに切欠き部分が設けてあることで、自動車の美観が大きく損なわれ、せっかく格好よく見せるために取付けたオーバーフェンダーが台無しであった。
本考案は以上に述べた実情に鑑み、自動車の美観が損なわれることのないリアオーバーフェンダーの提供を目的とする。
上記の課題を達成するために請求項1記載の考案によるリアオーバーフェンダーは、自動車のボディの外側に取付けられるものであって、自動車の給油口に対応する位置に開口部を設けたフェンダー本体と、フェンダー本体にヒンジにて取付けられ、フェンダー本体の開口部を開閉可能にする蓋とを備え、蓋を閉じた状態で蓋の表面がフェンダー本体の表面と連続面を成すことを特徴とする。
請求項2記載の考案によるリアオーバーフェンダーは、請求項1記載の考案の構成に加え、フェンダー本体の開口部と自動車の給油口が設けられた凹部との間に、給油口を囲むように筒状体を設けたことを特徴とする。
請求項3記載の考案によるリアオーバーフェンダーは、蓋は、自動車の給油口が設けられた凹部を開閉する蓋をロックするために設けられている既存のロック機構に対応するロック受けを有することを特徴とする。
請求項1記載の考案によるリアオーバーフェンダーは、自動車のボディの外側に取付けられるものであって、自動車の給油口に対応する位置に開口部を設けたフェンダー本体と、フェンダー本体にヒンジにて取付けられ、フェンダー本体の開口部を開閉可能にする蓋とを備え、蓋を閉じた状態で蓋の表面がフェンダー本体の表面と連続面を成すことで、自動車の美観が損なわれることがない。
さらに、請求項2記載の考案によるリアオーバーフェンダーは、フェンダー本体の開口部と自動車の給油口が設けられた凹部との間に、給油口を囲むように筒状体を設けたことで、自動車の給油口が設けられた凹部に雨水や泥水が浸入するのを防ぐことができる。また、自動車のボディとフェンダー本体との間の空間に筒状体が介在して補強されるので、開口部を設けたことによる強度上の不安を解消できる。
さらに、請求項3記載の考案によるリアオーバーフェンダーは、蓋は、自動車の給油口が設けられた凹部を開閉する蓋をロックするために設けられている既存のロック機構に対応するロック受けを有することで、自動車の運転席に設けてある給油口蓋のロック解除レバーを操作することで蓋のロックを解除することができ、利便性が向上する。
本発明のリアオーバーフェンダーを取付けた自動車の斜視図である。 同自動車の平面図であって、給油口の蓋を開いた状態を示す。 同リアオーバーフェンダーの給油口まわりの正面図であって、蓋を開いたときの状態を示す。 同リアオーバーフェンダーの給油口まわりの平面図であって、蓋を開いたときの状態を示す。 同リアオーバーフェンダーの横断面図である。 同リアオーバーフェンダーのパーツごとに分離した状態で示す横断面図である。 従来のリアオーバーフェンダーの例を示す斜視図である。
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1〜6は、本考案によるリアオーバーフェンダーの一実施形態を示している。本リアオーバーフェンダーは、図1,2に示すように、市販の乗用自動車の側面の後側に取付けられるものであって、フェンダー本体1と、フェンダー本体1の開口部6を塞ぐ蓋2を備えている。
フェンダー本体1はFRPで形成してあり、自動車のボディ4の外側にリベット等(図示省略)で取付けてある。フェンダー本体1は、自動車の給油口5に対応する位置に、給油ノズルを通すための開口部6が設けてある。
蓋2は、フェンダー本体1の開口部6の前側の側縁部にヒンジ7にて取付けられ、フェンダー本体1の開口部6を開閉するものである。蓋2を閉じた状態では、図1に示すように、蓋2の表面がフェンダー本体1の表面と連続面を成している。蓋2は、フェンダー本体1と同様にFRPで形成してある。
蓋2の裏面側には、図3〜5に示すように、自動車の給油口5が設けられた凹部8内に挿入される凸部11が設けてある。凸部11には、給油の際に給油口5から外したキャップ12を引っ掛けて置くためのキャップ置き13が設けてある(図4参照)。また、凸部11の先端部には、図3,5に示すように、自動車にもともと取付けられていた給油口蓋をロックするための既存のロック機構9に対応したロック受け10が設けてある。蓋2を閉めると、図5に示すように、ロック受け10がロック機構9と係合して蓋2がロックされる。車内の運転席側に設けてある給油口蓋のロック解除レバーを操作すると、ロック機構9が引っ込んでロック受け10から外れ、蓋2が開く。なお、自動車にもともと取付けられていた給油口蓋は、取外してある。
フェンダー本体1の開口部6と自動車の凹部8との間には、図5,6に示すように、給油口5を囲むように筒状体3が設けてある。筒状体3は、フェンダー本体1と同様にFRPで形成してあり、フェンダー本体1側の端部にフランジ部14が設けてあり、フランジ部14をフェンダー本体1の裏面に接着剤で接着してある。筒状体3の自動車側の端部には縮径部15が設けてあり、縮径部15は自動車の凹部8に挿入されて給油口5の周りを囲んでいる。また筒状体3は、凹部8の周囲において自動車のボディ4の表面に当接する当接部16が設けてある。さらに筒状体3は、縮径部15とフランジ部14との間の下面に、排水孔17が設けてある。
以上に述べたように本リアオーバーフェンダーは、自動車のボディ4の外側に取付けられるものであって、自動車の給油口5に対応する位置に開口部6を設けたフェンダー本体1と、フェンダー本体1にヒンジ7にて取付けられ、フェンダー本体1の開口部6を開閉可能にする蓋2とを備え、蓋2を閉じた状態で蓋2の表面がフェンダー本体1の表面と連続面を成すようにしたことにより、従来のもののように切欠きを設ける必要がないので、オーバーフェンダーのデザイン性向上を図り、自動車の美観を維持することができる。
さらに、本リアオーバーフェンダーは、フェンダー本体1の開口部6と自動車の給油口5が設けられた凹部8との間に、給油口5を囲むように筒状体3を設けたことで、自動車の凹部8に通じるオーバーフェンダーの内側空間が閉塞空間となるので、自動車の給油口5が設けられた凹部8に雨水や泥水が浸入するのを防ぐことができる。また、自動車のボディ4とフェンダー本体1との間の空間に筒状体3が介在して補強されるので、開口部6を設けたことによる強度上の不安を解消できる。
また、本リアオーバーフェンダーは、蓋2に、自動車の給油口5が設けられた凹部8を開閉する蓋をロックするために設けられている既存のロック機構9に対応するロック受け10を有することで、車内の運転席側に設けてある給油口蓋のロック解除レバーを操作することで蓋2のロックを解除することができ、利便性が向上する。
蓋2は、裏面側に給油の際に給油口5から外したキャップ12を引っ掛けて置くためのキャップ置き13が設けてあるので、給油の際に便利である。
また、筒状体3には排水孔17が設けてあるので、万一、雨水等の浸入があった場合に排水孔17を通じて外部に排水することができる。
本考案は、以上に述べた実施形態に限定されない。フェンダー本体、蓋及び筒状体の形状、材質は、適宜変更することができる。フェンダー本体の自動車への取付け方は任意であり、例えば、溶接、接着剤等で取付けることもできる。筒状体は、自動車のボディに取付けることもできる。
1 フェンダー本体
2 蓋
3 筒状体
4 ボディ
5 給油口
6 開口部
7 ヒンジ
8 凹部
9 ロック機構
10 ロック受け

Claims (3)

  1. 自動車のボディの外側に取付けられるものであって、自動車の給油口に対応する位置に開口部を設けたフェンダー本体と、フェンダー本体にヒンジにて取付けられ、フェンダー本体の開口部を開閉可能にする蓋とを備え、蓋を閉じた状態で蓋の表面がフェンダー本体の表面と連続面を成すことを特徴とするリアオーバーフェンダー。
  2. フェンダー本体の開口部と自動車の給油口が設けられた凹部との間に、給油口を囲むように筒状体を設けたことを特徴とする請求項1記載のリアオーバーフェンダー。
  3. 蓋は、自動車の給油口が設けられた凹部を開閉する蓋をロックするために設けられている既存のロック機構に対応するロック受けを有することを特徴とする請求項1又は2記載のリアオーバーフェンダー。
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