JP3230607B2 - 電動内視鏡装置 - Google Patents

電動内視鏡装置

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JP3230607B2
JP3230607B2 JP18259492A JP18259492A JP3230607B2 JP 3230607 B2 JP3230607 B2 JP 3230607B2 JP 18259492 A JP18259492 A JP 18259492A JP 18259492 A JP18259492 A JP 18259492A JP 3230607 B2 JP3230607 B2 JP 3230607B2
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義勝 永山
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B1/00Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
    • A61B1/00147Holding or positioning arrangements
    • A61B1/0016Holding or positioning arrangements using motor drive units
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B1/00Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
    • A61B1/005Flexible endoscopes
    • A61B1/009Flexible endoscopes with bending or curvature detection of the insertion part

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内視鏡挿入部の先端側
に設けられている湾曲部を上下/左右方向に電動モータ
などを用いて湾曲させる電動内視鏡装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、体腔内に細長の挿入部を挿入する
ことにより、体腔内の臓器を観察したり、必要に応じ、
処置具チャンネル内に処置具を挿通して、各種治療処置
のできる内視鏡が広く用いられている。また、医療分野
に限らず工業分野においても、ボイラ,タービン,エン
ジン,化学プラントなどの内部の傷や腐蝕を観察したり
検査するための工業用内視鏡が広く利用されている。
【0003】近年、前記内視鏡挿入部の先端側に設けら
れている湾曲部を、例えば、この湾曲部に接続した操作
ワイヤを電動モータの駆動力によって牽引することによ
って上下/左右に湾曲するように構成したものが用いら
れている。前記内視鏡の湾曲部は、内視鏡の操作部に設
けた湾曲スイッチの操作に対応して駆動する電動モータ
で操作ワイヤを牽引して湾曲部を上下、或いは、左右位
置に移動させて所望の湾曲角を設定できるようになって
いる。このため観察者は、操作部を片手で把持すると共
に、この操作部に設けた湾曲スイッチを操作して内視鏡
湾曲部の湾曲角を自在に設定することができるので操作
性が大幅に向上した。
【0004】前記内視鏡湾曲部を電動モータで湾曲させ
る手段としては特公昭63−59329号公報に、前記
湾曲部の駆動装置である電動モータを操作部内に設けた
ものが提案されている。
【0005】また、特公昭57−22574号公報に
は、湾曲部の駆動装置である電動モータを操作部の外部
に配設する一方、この電動モータの駆動力をモータの駆
動軸に配設したプーリーに伝達し、このプーリーと湾曲
部とに接続した操作ワイヤを前記プーリーで牽引するこ
とによって湾曲部を湾曲させるようにしたものが提案さ
れている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記特
公昭57−22574号公報に提案されている電動内視
鏡装置では、内視鏡湾曲部と電動モータの駆動軸に設け
たプーリーとの距離が離れていたために前記プーリーに
巻回して湾曲部と接続される操作ワイヤの長さが長くな
ってしまっていた。このため、内視鏡湾曲部を湾曲させ
るワイヤにたるみが生じることによって、湾曲スイッチ
操作と湾曲部の湾曲動作との応答性に時間的な誤差が発
生すると共に、操作ワイヤを牽引するときに発生する摺
動抵抗が増大することによって電動モータの駆動力を効
率よく湾曲部に伝達することができなくなる虞があっ
た。
【0007】また、前記特公昭63−59329号公報
に提案されている電動内視鏡では、湾曲部の駆動装置で
ある電動モータが操作部内に設けられていることによっ
て、操作部本体の重量が重くなることによって操作性が
不安定になるという問題があった。
【0008】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、湾曲スイッチのスイッチ操作と操作部外部に設けた
電動モータによって牽引部材が牽引されることによって
湾曲する湾曲部の湾曲動作の応答性を向上させた電動内
視鏡装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による電動内視鏡
装置は、内視鏡挿入部の先端側に設けた湾曲自在な湾曲
部と、この湾曲部を湾曲駆動させるための駆動装置と、
この駆動装置に接続する一方、前記湾曲部の所定箇所に
端部を接続し、前記駆動装置の駆動により弛緩状態から
でも牽引可能であって、その牽引により前記湾曲部を所
定方向に湾曲させる牽引部材と、この牽引部材を弛緩状
態から牽引して、その弛緩状態を検出する弛緩検出手段
、この弛緩検出手段によって検出した牽引部材の弛緩
状態に対応して前記駆動装置の駆動を制御する制御手段
とを具備することを特徴とするまた、本発明による電
動内視鏡装置は、内視鏡挿入部の先端側に設けた湾曲自
在な湾曲部とこの湾曲部を湾曲駆動させるために駆動
部が回転する駆動装置とこの駆動装置の駆動部に巻回
する一方、前記湾曲部の所定箇所に端部を接続し、前記
駆動装置の駆動により弛緩状態からでも牽引可能であっ
て、その牽引により前記湾曲部を所定方向に湾曲させる
牽引部材とこの牽引部材の弛緩状態を検出する弛緩検
出手段とこの弛緩検出手段によって検出した牽引部材
の弛緩状態に対応し、前記駆動部の回転速度を変更する
ように制御する制御手段とを具備することを特徴とし、
前記制御手段は、前記牽引部材が弛緩状態のとき、前記
駆動部を高速回転させるように制御することを特徴とす
る。
【0010】
【作用】この構成で、湾曲部を湾曲させる湾曲動作のと
き、牽引部材の弛緩状態を弛緩検出手段によって常に検
出している。そして、牽引部材が弛緩状態のときには制
御手段から弛緩状態を解除する信号を駆動装置に出力す
る。また、牽引部材が弛緩状態でないときにはこの状態
を維持して動作するように制御手段から駆動装置に信号
を出力する。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1及び図2は本発明の第1実施例に係り、図1
は電動内視鏡装置の概略構成を示す説明図、図2は電動
内視鏡装置の内視鏡操作部内に設けたアイドラの回転検
出手段を示す説明図である。
【0012】図1に示すように、電動内視鏡装置1は、
例えば、体腔内に挿入する内視鏡挿入部20の先端側が
湾曲可能な内視鏡2と、この内視鏡2を制御する制御装
置4と、この制御装置4に接続することによって体腔内
を目視観察することのできるモニタ5と、前記内視鏡2
の観察部位を照射するための光源装置(不図示)などか
ら構成されている。
【0013】まず、内視鏡2の概略構成について説明す
る。前記内視鏡2は、被検体に挿通する内視鏡挿入部2
0の先端側より硬性の先端部21,湾曲自在な湾曲部2
2,可撓性を有する可撓部23を順次連接する一方、こ
の内視鏡挿入部20の後端には操作部24を連設してい
る。そして、前記操作部24の後端には湾曲スイッチ2
4aが設けられている。
【0014】前記内視鏡2の先端部21には、対物レン
ズ27及び配光レンズ28などが配設されている。前記
対物レンズ27の結像位置には固体撮像素子27aが配
設され、この固体撮像素子27aの後端からは信号線2
7bが延出されている。また、配光レンズ28の後端に
はライトガイド28aが臨まれている。さらに、前記湾
曲部22の図示しない湾曲駒には上下方向及び左右方向
に湾曲部を湾曲させるための牽引部材6であるUD用操
作ワイヤ6a及びRL用操作ワイヤ6bがそれぞれ接続
されている。
【0015】前記固体撮像素子27aから延出する信号
線27bは、挿入部20,操作部24,ユニバーサルコ
ード26の内部を挿通してコネクタ25を介して前記制
御装置4に電気的に接続されるようになっている。ま
た、前記ライトガイド28aは、挿入部20,操作部2
4,ユニバーサルコード26の内部を挿通して図示しな
い光源装置に電気的に接続されるようになっている。さ
らに、前記牽引部材6は、湾曲部22,可撓部23,操
作部24,ユニバーサルコード26の内部を挿通してコ
ネクタ25の内部に配設されているプーリー29に巻回
されている。
【0016】前記湾曲部22を上下方向に湾曲させるU
D用操作ワイヤ6aは、一端を湾曲部22に接続して内
視鏡挿入部20を挿通して操作部24のフレーム35に
設けたUD用アイドラ33を介してユニバーサルコード
26内を挿通して前記コネクタ25の内部に配設されて
いるUD用歯車30aの軸31aに設けられているUD
用プーリー29aに巻回し、再びユニバーサルコード2
6内を挿通してUD用アイドラ33を介して他端を湾曲
部22に接続している。なお、RL用操作ワイヤ6bも
前記UD用ワイヤ6aと同様にRL用アイドラ34及び
RL用歯車30bの軸31bに設けられているRL用プ
ーリー29bに巻回されて湾曲部22の所定位置に両端
を接続している。
【0017】図2の(a)に示すように操作部24に
は、この操作部24に配設したフレーム35にUD用ア
イドラ33の軸32a及び図示しないRL用アイドラの
軸が固定されている。前記UD用アイドラ33の軸32
aには、UD用アイドラ33が上方用アイドラ33aと
下方用アイドラ33bとに分離されて回転自在に取り付
けられている。また、前記UD用アイドラ33の回転を
検出するための回転検出手段7であるフォトリフレクタ
などの回転角検出センサ7aがフレーム35及びこのフ
レーム35に設けたステー36に配設されている。な
お、前記軸32には、前記アイドラ33a及び33bが
軸32aから外れないようにするための止め具32bが
設けられている。そして、図示しない前記RL用アイド
ラも前記UD用アイドラ33と同様に構成されている。
さらに、図の(b)に示すように前記UD用アイドラ3
3及びRL用アイドラ34は、複数のスリット37を等
間隔に設けている。
【0018】次に制御装置4の概略構成について説明す
る。前記図1に示すように制御装置4にはUD用駆動歯
車40aを回転軸に設けたUD用モータ41a及びRL
用駆動歯車40bを回転軸に設けたRL用モータ41b
が配設されている。また、前記UD用モータ41a及び
RL用モータ41bには、このUD用モータ41a及び
RL用モータ41bの回転量を検知するためのUD用エ
ンコーダ42a及びRL用エンコーダ42bがそれぞれ
のモータの出力軸に対して同軸になるように設けられて
いる。
【0019】そして、前記UD用エンコーダ42a及び
RL用エンコーダ42bから出力される信号は、前記U
D用モータ41a及びRL用モータ41bの回転量を回
転角に換算するエンコーダ出力検出部43に入力するよ
うになっている。一方、前記内視鏡2の操作部24に設
けたUD用アイドラ33及びRL用アイドラ34の回転
量を検出する回転角検出センサー7a及び7bから出力
される信号は、前記UD用アイドラ33及びRL用アイ
ドラ34の回転量を回転角に換算するアイドラ回転検出
部44に入力するようになっている。
【0020】さらに、前記エンコーダ出力検出部43で
換算されたUD用モータ41a及びRL用モータ41b
の回転角の換算値及びアイドラ回転検出部44で換算さ
れたUD用アイドラ33及びRL用アイドラ34の回転
角の換算値を弛緩検出手段8である比較演算部8aに出
力することによって、この比較演算部8aではUD用モ
ータ41aの回転角換算値に対するUD用アイドラ33
の回転角換算値及びRL用モータ41bの回転角換算値
に対するRL用アイドラ34の回転角換算値とを比較す
ることによって牽引部材6の弛緩状態を検出するように
なっている。また、前記比較演算部8aで比較した結果
によって弛緩状態を検出して前記UD用モータ31a、
或いは、RL用モータ31bの回転速度を制御する制御
信号を制御手段9からモータ制御部9aに出力してモー
タ回転数を調整して湾曲動作を行うようにしている。
【0021】なお、前記制御装置4には前記固体撮像素
子27aからの信号を処理してモニタ5に画像を映し出
すカメラコントロールユニット45(CCUと略記)な
どが備えられている。
【0022】上述のように構成されている電動内視鏡装
置1の作用を説明する。まず、術者は、前記電動内視鏡
装置1を使用するとき、内視鏡2のユニバーサルコード
26の端部に配設されているコネクタ25を制御装置4
に接続する。このコネクタ25を制御装置4に接続する
ことによって、内視鏡2の内部に設けられている固体撮
像素子27aと制御装置4の内部に設けられているCC
U45及びライトガイド28aと図示しない光源装置と
が接続される。さらに、前記内視鏡2のコネクタ25に
設けたUD用従動歯車30a及びRL用従動歯車30b
と制御装置内に設けたUD用モータ41aのUD用駆動
歯車40a及びRL用モータ41bのRL用駆動歯車4
0bとが噛合してUD用モータ41aの駆動力及びRL
用モータ41bの駆動力を牽引部材6であるUD用操作
ワイヤ6a及びRL用操作ワイヤ6bに伝達することが
できるようになる。
【0023】次に、前記内視鏡2を目的部位に挿通す
る。このとき、前記内視鏡2の湾曲部22は、操作部2
4に設けた湾曲スイッチ24aを術者が操作して湾曲動
作させながら挿通することによって目的部位にスムース
に挿通することができる。
【0024】例えば、術者が湾曲部22を上方に湾曲さ
せるために湾曲スイッチ24aを上方向に湾曲するよう
に操作すると、制御装置4に設けられているUD用モー
タ41aが所定方向に回転を始める。そして、このUD
用モータ41aの駆動力は、UD用モータ41aのUD
用駆動歯車40aからコネクタ内部のUD用従動歯車3
0aに伝達する。さらに、このUD用歯車30aに設け
たUD用プーリー29aを回転させてUD用操作ワイヤ
6aを牽引することになる。
【0025】このとき、前記UD用モータ41aが回転
することによって、UD用モータ41aに備えたUD用
エンコーダ42aは、UD用モータ41aの回転量を検
出して、この検出信号をエンコーダ出力検出部43に出
力する一方、このエンコーダ出力検出部43で処理した
信号を弛緩検出手段8である比較演算部8aに瞬時のう
ちに出力する。また、前記UD用操作ワイヤ6aが牽引
されることによって、操作部24に設けた上方用アイド
ラ33aが回転して湾曲部22が上方に湾曲する。前記
上方用アイドラ33aが回転することによって、UD用
アイドラ33に設けた回転角検出センサ7aは、UD用
アイドラ33の回転量を検出して、この検出信号をアイ
ドラ回転検出部44に出力する一方、このアイドラ回転
検出部44で処理した信号を弛緩検出手段8である比較
演算部8aに瞬時のうちに出力する。
【0026】そして、前記比較演算部8aに入力された
UD用モータ41aの回転角換算値とアイドラ33の回
転角換算値とを演算処理して比較することによってUD
用操作ワイヤ6aの弛緩状態を検出する。この操作ワイ
ヤ6aの弛緩状態によってUD用モータ41aの回転数
を高速にするなど適切に制御して湾曲部22を湾曲スイ
ッチ24aの操作に素早く反応して動作するようにして
いる。例えば、UD用モータ41aの回転角換算値と上
方用アイドラ33aの回転角換算値との演算結果値と規
格値とを比較して、UD用ワイヤ6aにたるみがあると
検出されたときにはUD用モータ41aを高速に回転さ
せて弛緩状態を瞬時に解除する一方、回転速度を所定速
度に戻して湾曲動作を行なうようにしている。
【0027】このように、比較演算部8aに入力される
UD用モータ41aの回転角換算値及びアイドラ33の
回転角換算値を瞬時に演算処理することによって、前記
湾曲部22を湾曲させるUD用操作ワイヤ6aの弛緩状
態を検出している。そして、前記UD用操作ワイヤ6a
にたるみがないときには、比較演算部8aに入力するU
D用モータ41aの回転角換算値と上方用アイドラ33
aの回転角換算値との演算値の結果でたるみがないと判
断されるのでUD用モータ41aは通常の回転で湾曲部
22を湾曲動作させることができる。
【0028】また、前記湾曲部22を湾曲させるUD用
操作ワイヤ6aにたるみが発生しているときには、UD
用操作ワイヤ6aにたるみが発生していることによって
比較演算部8aに入力するUD用モータ41aの回転角
換算値と上方用アイドラ33aの回転角換算値との演算
値からたるみがあることが検出される。このため、比較
演算部8aからは、前記UD用操作ワイヤ6aのたるみ
を解除するためにモータ制御部9aにUD用モータ41
aの回転速度を早めるための信号が出力される。前記モ
ータ制御部9aは、比較演算部8aの信号を受けてUD
用モータ41aの回転速度を高速にしてUD用操作ワイ
ヤ6aの弛緩状態を瞬時に解除し、弛緩状態解除後は、
通常の回転速度で湾曲部22を湾曲動作させることがで
きるようになっているので、術者は応答性を気にするこ
となく湾曲部22の湾曲作業に専念することができる。
【0029】さらに、牽引手段6である操作ワイヤ6a
及び6bなどは、使用頻度が増加するにつれて徐々に延
びていく傾向にあるが、たとえ操作ワイヤ6a及び6b
が延びたとしても、この操作ワイヤ6a及び6bの弛緩
状態を常に検出すると共に、前記操作ワイヤ6a及び6
bの弛緩状態を瞬時に解除して湾曲部22を湾曲動作す
ることができるので牽引部材6の伸びによる内視鏡2の
不都合を解消することができる。
【0030】なお、本実施例において前記湾曲部22の
湾曲動作を上方向の湾曲動作についてのみ説明したが、
前記作用及び効果は湾曲スイッチ24aを下方向,右方
向及び左方向に操作して、湾曲部22を下方向,上方向
及び左方向に湾曲させたときにも同様であることはいう
までもない。
【0031】図3及び図4は前記第1実施例の変形例に
係わり、図3は電動内視鏡装置の概略構成を示す説明
図、図4は電動内視鏡装置の内視鏡操作部内のフレーム
に設けたスプロケットを有するプーリーと回転検出手段
との関係を示す説明図である。図3に示すように本変形
においては、制御装置4に設けていたUD用モータ4
1a及びRL用モータ41bをコネクタ25の内部に設
けると共に、このUD用モータ41a及びRL用モータ
41bの軸に、UD用プーリー29a及びRL用プーリ
ー29bを接続する。
【0032】また、図4に示すように操作部24には、
操作部24の内部に設けていたUD用アイドラ33及び
RL用アイドラ34の代わりにUD用プーリー53aと
一体に設けたUD用スプロケット61a及びRL用プー
リ53bと一体に設けたRL用スプロケット61bとを
設けている。そして、このプーリー53a及び53bの
回転を検出する回転量検出センサ7aがステー36aに
取り付けられている。
【0033】さらに、前記アイドラ33及び34がプー
リー53と一体に設けたスプロケット61に代わったこ
とにより制御装置4にはアイドラ回転検出部44の代わ
りにプーリー回転検出部51を設けている。
【0034】なお、UD用プーリー53aと一体に設け
たUD用スプロケット61a及びRL用プーリー53b
と一体に設けたRL用スプロケット61bを操作部24
に設けたことにより、UD用モータ41a及びRL用モ
ータ41bの駆動力を湾曲部22に伝達する牽引手段6
は、UD用モータ41a及びRL用モータ41bに設け
られているUD用プーリー29a及びRL用プーリー2
9bから操作部24のUD用プーリー53a及びRL用
プーリー53bに伝達する第1の駆動力伝達手段80及
びUD用プーリー53a及びRL用プーリー53bの回
転をUD用スプロケット61a及びRL用スプロケット
61bから湾曲部22に伝達する第2の駆動力伝達手段
90とに分割する。
【0035】ここで牽引手段6である第1の駆動力伝達
手段80及び第2の駆動力伝達手段90について説明す
る。前記図3及び図4に示すように第1の駆動力伝達手
段80は、UD用操作ワイヤ80aをUD用モータ41
aのUD用プーリー29aと操作部24に設けたUD用
スプロケット61aを有するUD用プーリー53aに巻
回すると共に、RL用操作ワイヤ80bをRL用モータ
41bのRL用プーリー29bと操作部24に設けたR
L用スプロケット61bを有するRL用プーリー53b
に巻回している。このとき、前記操作ワイヤ80a及び
80bは、前記ユニバーサルコード26内でUD用操作
ワイヤ80a及びRL用操作ワイヤ80bの駆動力を摺
動抵抗によって減衰させないように図示しないコイルパ
イプ内を挿通している。なお、前記コイルパイプは、前
記操作部24及びコネクタ25にろう付けなどで固定す
る。
【0036】また、第2の駆動力伝達手段90は、前記
操作部24のUD用スプロケット61aに巻回されてい
るUD用チェーン62aとこのUD用チェーン62aの
先端に接続されているUD用操作ワイヤ90a及び前記
RL用スプロケット61bに巻回されているRL用チェ
ーン62bとこのRL用チェーン62bの先端に接続さ
れているRL用接続ワイヤ90bによって形成されてい
る。なお、前記UD用スプロケット61aとRL用スプ
ロケット61bとの間にはUD用チェーン62aとRL
用チェーン62bとが干渉しないように仕切板64が設
けられている。その他の構成は前記第1実施例と同様あ
る。
【0037】上述のように電動内視鏡装置1は、前記U
D用スプロケット62aにUD用チェーン62aを巻回
して駆動力を伝達するようになっているので、前記UD
用操作ワイヤ90aにたるみが発生しても前記UD用チ
ェーン62aを構成している駒を畳みこむことによって
UD用操作ワイヤ90aのたるみを吸収すると共に、U
D用モータ41aの回転量とUD用プーリー53aの回
転量とを比較演算部8aで演算してUD用モータ41a
の回転スピードを制御するので湾曲スイッチ24aの操
作に瞬時に応答して湾曲するように弛緩状態を解除して
湾曲動作することができるようになっている。
【0038】また、前記UD用プーリ53aに伝達され
た駆動力は、このUD用プーリ53aと一体となって回
転するUD用スプロケット61aの直径をUD用プーリ
53aよりも小径に形成することによって、UD用プー
リ53aに伝達された駆動力をより強い湾曲部22の牽
引力に変換することができるのでコネクタ25に配設す
るUD用モータ41aを小型化することが可能になる。
【0039】さらに、牽引部材6を2つに分割すること
ができるので前記第1実施例のように操作部内で牽引部
材6を急激に曲げる構造にすることがなくなるので駆動
力の伝達効率が向上する。
【0040】また、UD用モータ41a及びRL用モー
タ41bと上下用エンコーダ42a及び左右用エンコー
ダ42bとをコネクタ内に配設することができるので内
視鏡2の防水構造を容易に形成することができる。
【0041】さらに、前記内視鏡2の湾曲部22は、コ
ネクタ25に設けているUD用モータ41aの駆動力を
第1の駆動力伝達手段80及び第2の駆動力伝達手段9
0を介して湾曲部22に伝達すると共に、第1の駆動力
伝達手段80に用いられている操作ワイヤ80aをコイ
ルパイプ内に挿通させているので摺動抵抗を大幅に減少
することができるので駆動力を効率よくUD用プーリー
53aに伝達することができる。その他の作用及び効果
は前記実施例と同様である。
【0042】図5及び図6は第2実施例に係り、図5は
電動内視鏡装置の概略構成を示す説明図、図6は図5の
電動内視鏡装置の作用を説明する流れ図である。本実施
例においては、弛緩検出手段8であるモータの回転量と
アイドラの回転量、或いは、モータの回転量とプーリー
の回転量から比較演算して牽引部材の弛緩状態を検出す
る代わりに、牽引手段の弛緩状態によって前記牽引手段
を牽引するモータに流れる電流値が変化する電流値を検
出する電流検出部を設けることによって操作ワイヤの弛
緩検出手段としている。なお、本実施例の構成及び作用
・効果は、本実施例において湾曲部の上下方向の動作に
ついて説明するので文中からはUD用という言葉を削除
している。
【0043】図5に示すように電動内視鏡装置1の湾曲
部22を湾曲操作するモータ41aは、湾曲スイッチ2
4aを操作することによって、この湾曲スイッチ24a
の信号が制御回路71に入力する。そして、この制御回
路71からドライバ72にモータ駆動信号が出力されて
モータ41aを適切な電流値で駆動する。前記湾曲スイ
ッチ24aがオン状態のとき、前記モータ41aの駆動
電流は、常に電流検出部73によって検出されて牽引部
材の弛緩状態が検出されるようになっている。
【0044】すなわち、モータ41aの駆動電流は、牽
引部材6の弛緩状態、例えば、牽引部材6にたるみがな
い状態のときには、駆動する瞬間の電流値(以下、この
電流値をIstart と記載する。)が一時的に高くなる
が、操作ワイヤ6aが一定の状態で牽引されるようにな
ると前記電流値Istart よりも低い電流値(以下、この
電流値をIconst と記載する。)となって操作ワイヤ6
aを牽引するようになっている。
【0045】しかし、牽引部材6にたるみがある状態の
ときには、モータ41aは、駆動開始のときにはほとん
ど負荷がかからない状態で駆動することになるので電流
値Iconst に比べて低い電流値となる。このように、操
作ボタン24aがオン状態のときには、牽引部材6を牽
引するモータ41aの駆動電流値の変化は常時検出され
ると共に、前記電流値Iconst と比較されているので、
検出電流値が変化して電流値Iconst よりも低電流値に
なると牽引手段6にたるみがあると判断されて速やかに
制御回路71からモータ41aの回転速度を早くして弛
緩状態を解除するように駆動電流が制御されるように構
成されている。その他の構成は前述の実施例と同様であ
る。
【0046】図6を参照して電動内視鏡装置1の湾曲部
22の作用を説明する。まず、内視鏡2の湾曲部22
は、ステップS1 の湾曲スイッチの動作によって湾曲部
22の湾曲動作が上方向,下方向,停止の3種類に設定
されるようになっている。本実施例の説明においては、
上下方向の湾曲動作のなかの上方向の動作についてのみ
説明する。
【0047】前記ステップS1 によって湾曲部22を上
方向に湾曲動作するように指示信号が制御回路71に入
力されるとこの制御回路71からドライバ72に駆動指
示が出力されてモータ41aを駆動する。このとき、モ
ータ41aのプーリー29aに巻回されている牽引部材
6の弛緩状態、或いは、作業者の指示によって制御回路
71からドライバ72への指示信号が3つに分かれるよ
うになっている。牽引部材6にたるみがある状態(図に
はF=1と記載)と判断されたときにはモータ31aに
最大の駆動電流(この電流値をImax と記載する。)で
最高速度で回転させて牽引部材6のたるみを瞬時に解除
する。また、牽引部材6にたるみがない状態(図にはF
=2と記載)のときにはモータ41aを電流値Istart
で駆動して電流値Iconst で牽引部材6を牽引する。さ
らに、湾曲スイッチ24aを連続的にオン状態にしてい
るときに一時的に湾曲スイッチ24aから指を外ずして
しまったときには、電流が流れない状態(図にはF=0
と記載)となるのでモータ41aの駆動が停止する。
【0048】すなわち、湾曲スイッチ24aをオン状態
にしているときモータ41aを駆動する電流値は、電流
検出部73で常時検出されると共に、制御回路71にフ
ィードバックされて適切な電流値でモータ41aを駆動
するようになっている。
【0049】前記ステップS2 に牽引部材6にたるみが
ないという信号が入力されたときにはときには、駆動モ
ータ41aは電流値Iconst で駆動する。しかし、この
湾曲操作中に何らかの原因で牽引部材6にたるみが発生
したという信号が入力されると、瞬時に牽引部材6にた
るみがあるかを検出するためにステップS3 に移行す
る。ステップS3 ではこのときの電流値(この電流値を
Iupとする)を記憶する一方、ステップS4 で電流値I
upと電流値Iconst を比較する。そしてこのとき、電流
値Iupより電流値Iconst が大きいときには間違いなく
牽引部材6にたるみがある状態なのでステップS5 で電
流値をImax に設定してにしてモータ41aを高速に回
転駆動して牽引部材6のたるみを解除する。また、前記
ステップS4 で電流値Iupと電流値Iconst とを比較し
て電流値Iupが電流値Iconst より大きいときにはステ
ップS6 で電流値をIconst の状態を保持してモータ4
1aを駆動し続けるように設定する。
【0050】次に、前記湾曲部22の湾曲動作中に湾曲
スイッチ24aから指が外ずれるなどして一時的に電流
が流れなくなったときには湾曲動作が一時停止状態にな
る。このとき、再び湾曲スイッチ24aが上方向にオン
状態に指示されると、ステップS2 からステップS7 に
移行する。すなわち、前記モータ41aが一時停止する
ことによって牽引部材6の弛緩状態がどのような状態に
なっているのかが不明となるためにこのときの弛緩状態
を判断する必要がある。
【0051】まずステップS7 でで湾曲部を一瞬上方に
湾曲動作させてこのときの電流値IupをステップS8 に
記憶する。引き続きステップS9 で湾曲部を一瞬下方に
湾曲動作させてこのときの電流値Idown(このときの電
流値をIdownとする。)をステップS10に記憶する。そ
して、瞬時のうちにステップS11で電流値Iupと電流値
Iconst 及び電流値Idownと電流値Iconst とを比較す
る。この結果、電流値Idown及び電流値Iupが電流値I
const よりも小さいときには、牽引部材6にたるみがあ
る状態と検出されるのでステップS12で電流値をImax
に設定して駆動モータを高速で回転させて牽引部材6の
たるみを解除し、その後ステップS13で湾曲部22の湾
曲動作を通常回転で行う。また、前記電流値Idown及び
電流値Iupが電流値Iconst よりも大きいときには、ス
テップS14で電流値Iconst の状態で駆動モータ41a
を駆動するように設定してステップS13で湾曲部22の
湾曲動作を行う。なお、前記ステップS7 からステップ
S8 ,ステップS9 ,ステップS10までの動作とステッ
プS11からステップS12,ステップS13への動作及びス
テップS11からステップS14,ステップS13への動作
は、瞬時に行われる。
【0052】このように、駆動モータ41aの駆動電流
の電流値Iup、或いは、電流値Idownを電流検出部73
で検出する一方、この電流値Iup及び電流値Idownを電
流値Iconst と比較することによって湾曲部22を湾曲
させる牽引部材6の弛緩状態を検知することができる。
また、制御回路71によって駆動モータ41aへ供給す
る電流値を制御して牽引部材6の弛緩状態を速やかに解
除することができる。。
【0053】なお、ステップS1 の湾曲スイッチのオフ
ボタンが操作されて停止状態となるときには、ステップ
S15で湾曲動作停止の指示と共に、ステップS16で駆動
モータ41aへの電流の供給を停止するように設定され
る。また、本実施例は湾曲部22を上方向に湾曲させる
ことについて説明しているが、下方向に関してもステッ
プS′2 に移行し、制御状態F=2,F=1,F=0に
対応して上方向の湾曲動作と同様に湾曲部22を下方向
に湾曲動作させることは勿論である。
【0054】また、左右方向への湾曲についても前記上
下方向と同様であることはいうまでもない。その他の作
用及び効果は前記実施例と同様である。
【0055】図7ないし図9は前記第2実施例の変形例
に係り、図7は牽引部材6の概略構成を示す説明図、図
8は牽引部材6の弛緩状態と駆動モータの作用を示すブ
ロック図、図9は湾曲スイッチの作用を示すブロック図
である。本実施例においては前記第2実施例の弛緩検出
手段8である電流検出部73の代わりに牽引部材6の弛
緩状態を検出する歪みゲージ75を設けている。
【0056】図7に示すように牽引部材6a及び6b
は、この牽引部材6の中途に歪みゲージ75a及び75
bを貼着した接続部材76a及び76bを介して接続さ
れている。また、前記歪みゲージ75は、増幅回路77
a及び77bとアナログデジタル変換機78a及び78
bを介して制御回路71に検出信号が入力するように接
続されている。その他の構成は前記実施例と同様であ
る。
【0057】上述のように電動内視鏡装置1を構成する
ことによって図示しない前記湾曲部22を湾曲させる牽
引部材6の張力Tは、常に歪みゲージ75a及び75b
によって検出されているのでこの張力T(以下、上方向
の張力をTup,下方向の張力をTdownと記載する。)と
操作ワイヤ6a及び6bが一定の状態で牽引されるとき
の張力Tconst (以下、この張力をTconst と記載す
る。)とを比較することによって牽引部材6の弛緩状態
を検知することができるようになっている。
【0058】すなわち、図8に示すように、例えば、牽
引部材6の湾曲部22を湾曲させようとするとき、ステ
ップS21で瞬時に歪みゲージ75a及び75bの張力T
up及び張力Tdownと張力Tconst とを比較している。そ
して、張力Tup及び張力Tdownが張力Tconst より小さ
いときには、牽引部材6にたるみがあることが検出され
るので制御回路71からドライバ72にモータ41aの
回転速度を高速にする指示を出力する。また、張力Tup
及び張力Tdownが張力Tconst より大きいときには、牽
引部材6の張力をTconst で駆動するように制御回路7
1からドライバ72を介してモータ41aを通常状態で
回転するように指示が出力される。なお、図9に示すよ
うに、ステップS31の湾曲スイッチからは、例えば、ア
ップ,ダウン,ストップの指示が出力された、それぞれ
ステップS32,ステップS33,ステップS34に移行して
上方向への湾曲動作,下方向への湾曲動作及び停止動作
をするようになっている。その他の作用及び効果は前記
実施例と同様である。なお、上述の実施例は、医療用内
視鏡及び電子内視鏡に限定されることはない。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、湾
曲スイッチのスイッチ操作と操作部外部に設けた電動モ
ータによって牽引部材が牽引されることによって湾曲す
る湾曲部の湾曲動作の応答性を向上させた電動内視鏡装
置を提供する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1及び図2は本発明の第1実施例に係り、図
1は電動内視鏡装置の概略構成を示す説明図
【図2】電動内視鏡装置の内視鏡操作部内に設けたアイ
ドラの回転検出手段を示す説明図であり、 (a)内視鏡内部の概略構成を示す説明図 (b)アイドラを説明する平面図
【図3】図3及び図4は前記第1実施例の変形例に係
り、図3は電動内視鏡装置の概略構成を示す説明図
【図4】電動内視鏡装置の内視鏡操作部内のフレームに
設けたスプロケットを有するプーリーと回転検出手段と
の関係を示す説明図
【図5】図5及び図6は第2実施例に係り、図5は電動
内視鏡装置の概略構成を示す説明図
【図6】図5の電動内視鏡装置の作用を説明する流れ図
【図7】図7ないし図9は前記第2実施例の変形例に係
り、図7は牽引部材6の概略構成を示す説明図
【図8】牽引部材6の弛緩状態と駆動モータの作用を示
すブロック図
【図9】湾曲スイッチの作用を示すブロック図
【符号の説明】
1…電動内視鏡装置 6…牽引部材 8…弛緩検出手段 9…制御手段 20…内視鏡挿入部 22…湾曲部 41…駆動装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 1/00 - 1/32 G02B 23/24 実用ファイル(PATOLIS) 特許ファイル(PATOLIS)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内視鏡挿入部の先端側に設けた湾曲自在
    な湾曲部と、この湾曲部を湾曲駆動させるための 駆動装置と、 この駆動装置に接続する一方、前記湾曲部の所定箇所に
    端部を接続し、前記駆動装置の駆動により弛緩状態から
    でも牽引可能であって、その牽引により前記湾曲部を所
    定方向に湾曲させる牽引部材と、この 牽引部材を弛緩状態から牽引して、その弛緩状態を
    検出する弛緩検出手段、 この弛緩検出手段によって検出した牽引部材の弛緩状態
    に対応して前記駆動装置の駆動を制御する制御手段と、 を具備することを特徴とする電動内視鏡装置。
  2. 【請求項2】 内視鏡挿入部の先端側に設けた湾曲自在
    な湾曲部とこの湾曲部を湾曲駆動させるために駆動部が回転する駆
    動装置とこの駆動装置の駆動部に巻回する一方、前記湾曲部の所
    定箇所に端部を接続し、前記駆動装置の駆動により弛緩
    状態からでも牽引可能であって、その牽引により前記湾
    曲部を所定方向に湾曲させる牽引部材とこの牽引部材の弛緩状態を検出する弛緩検出手段とこの弛緩検出手段によって検出した牽引部材の弛緩状態
    に対応し、前記駆動部の回転速度を変更するように制御
    する制御手段とを具備することを特徴とする電動内視鏡装置
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記牽引部材が弛緩状
    態のとき、前記駆動部を高速回転させるように制御する
    ことを特徴とする請求項2に記載の電動内視鏡装置
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