JP3230455U - 空中操作リモコン装置 - Google Patents

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【課題】使用者等が直接接触することなく使用可能な空中操作リモコン装置を提供する。【解決手段】一側に配置されたディスプレイ12に表示されたリモコンの押しボタンの画像を他側の空間に表示する空中映像表示手段11と、他側の空間に形成された押しボタンを押した指の位置を検知する操作指位置検知手段21と、操作指位置検知手段21の出力を実際のリモコンの押しボタン操作時の信号に変換して出力する制御手段22と、ディスプレイ12及び制御手段22を収納するケース23とを有し、ケース23の表側に空中映像表示手段11が設けられている。【選択図】図1

Description

本考案は、空中映像表示手段を用いて、例えば、テレビやエアコン(空調装置)等の操作機器のリモコン像を空中表示させ、このリモコン像に触れた位置を検知して操作機器に信号を送る空中操作リモコン装置に関する。
従来、例えば、旅館やホテルにおいて、テレビやエアコンの操作は、宿泊者がリモコン(遠隔操作スイッチ)の押しボタン等を押すことで(直接接触することで)行われている(例えば、特許文献1参照)。
実用新案登録第3223206号公報
しかしながら、リモコンの操作を行う宿泊者は不特定多数であるため、衛生上問題があり、ウィルス等の接触感染の媒体となる可能性があった。
特に、宿泊中は、宿泊者が部屋の中で飲食や排泄等の生活行為を行いながらリモコンに触るため、リモコンの汚染の可能性は高く、また、宿泊者によってはリモコンに触ることが精神的な負担にもなっている。このため、部屋内の清掃作業は、通常の作業のみならず、リモコンの除菌等を行う必要もあり、業務負担が増大する問題もある。
本考案はかかる事情に鑑みてなされたもので、使用者等が直接接触することなく使用可能な空中操作リモコン装置を提供することを目的とする。
前記目的に沿う本考案に係る空中操作リモコン装置は、一側に配置されたディスプレイに表示されたリモコンの押しボタンの画像を他側の空間に表示する空中映像表示手段と、前記他側の空間に形成された押しボタンを押した指の位置を検知する操作指位置検知手段と、該操作指位置検知手段の出力を実際のリモコンの押しボタン操作時の信号に変換して出力する制御手段と、前記ディスプレイ及び前記制御手段を収納するケースとを有し、該ケースの表側に前記空中映像表示手段が設けられている。
ここで、前記操作指位置検知手段にはzForce(登録商標) AIRタッチセンサを使用することができる。
また、前記操作指位置検知手段には、周囲に複数の発光素子と受光素子を有する枠型センサを使用することもできる。
本考案に係る空中操作リモコン装置において、前記空中映像表示手段は、それぞれ透明板材の表裏面に対して等間隔で垂直に平行配置された多数の光反射層を有する2つの光制御パネルが、該各光制御パネルの光反射層が平面視して直交するようにして重ねて配置されて形成されているのがよい。
本考案に係る空中操作リモコン装置は、空中映像表示手段、操作指位置検知手段、制御手段、及び、ケースを有し、このケースの表側に空中映像表示手段を設けているので、使用者等が、実際の(実在する)リモコンの押しボタンを直接押すことなく、空中映像表示手段により空間に形成された押しボタンを押す(指す)ことで、例えば、テレビやエアコンの操作を行うことができる。
従って、除菌等の作業を行う必要がなく、衛生環境に優れる。
本考案の一実施の形態に係る空中操作リモコン装置の説明図である。 同空中操作リモコン装置の空中映像表示手段によって空間に形成されたリモコンの押しボタン群の説明図である。 (A)、(B)はそれぞれ同空中操作リモコン装置の空中映像表示手段の拡大正断面図及び拡大側断面図である。 同空中操作リモコン装置の操作指位置検知手段の説明図である。 同空中操作リモコン装置の他の操作指位置検知手段の説明図である。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本考案を具体化した実施の形態につき説明し、本考案の理解に供する。
図1〜図3に示すように、本考案の一実施の形態に係る空中操作リモコン装置10は、空中映像表示手段11を用いて、空中映像表示手段11の一側(図1、図3(A)、(B)では下側)に配置されたディスプレイ12に表示されたリモコンの押しボタン群の画像を他側(図1、図3(A)、(B)では上側)の空間に表示させ、この空間に形成された押しボタン群13(ここでは、図2に示すように、電源ボタン、記号(+、−、×)ボタン、数字(1〜8)ボタン等の複数の押しボタンからなる)のいずれか1の押しボタンを押した指の位置を検知することにより、使用者が操作機器に直接接触することなく使用可能な装置である。
以下、詳しく説明する。
空中映像表示手段11は、それぞれ平面視して正方形(長方形や正多角形(辺の数が偶数)、また、円形や楕円形等でもよい)の対となる第1、第2の光制御パネル(平行光反射パネルともいう)14、15を有しているが、第1、第2の光制御パネル14、15は基本形状が同一なので、同一の構成要素には同一の番号を付与する。なお、図1、図3(A)、(B)においては、第1の光制御パネル14を下側(入光側)に、第2の光制御パネル15を上側(出光側)に、それぞれ配置している。
図3(A)、(B)に示すように、第1の光制御パネル14(第2の光制御パネル15も同様)は透明板材16を有し、この透明板材16の内部に、透明板材16の両面(表裏面)に対して垂直で、一定ピッチ(等間隔)で並べて平行配置された多数の帯状の光反射層(光反射面部、垂直光反射層、ミラー)17が形成されている。この透明板材16は、断面が矩形の透明なガラス板材18を多数重ねて形成されるものであり、各ガラス板材18の厚み方向片面(又は両面)に、光反射層17が形成されている。
なお、第1、第2の光制御パネルは、ガラス板材と同一厚みの透明な樹脂板材とを交互に重ねて配置することにより構成することもできる。詳細には、各ガラス板材の厚み方向両面に光反射層がそれぞれ形成され、樹脂板材を挟んで隣合う(対向する)ガラス板材が、光反射層を介して樹脂板材の樹脂のみで接合される(即ち、樹脂板材は、光を透過する機能のみならず、光反射層が形成された隣合うガラス板材を直接接合する接着剤としても機能している)。
第1、第2の光制御パネル14、15は、それぞれの表裏面に対して垂直に平行配置された多数の光反射層17が平面視して直交配置された状態(例えば、85〜95度、好ましくは88〜92度の範囲で交差配置された状態を含む)で、向かい合わせて積層され接合されて一体化され、空中映像表示手段11を構成している。この第1、第2の光制御パネル14、15は、平面視した一辺の長さが、例えば、100〜300mm(好ましくは200mm以下)程度のものであるが、特に限定されるものではない。
積層された第1の光制御パネル14と第2の光制御パネル15との間には、図示しない透明の接着剤(例えば、UV硬化樹脂、2液硬化型樹脂、熱硬化樹脂、常温効果樹脂)が配置されている。なお、図3(A)、(B)では、第1の光制御パネル14の上面と、第2の光制御パネル15の下面とが、当接配置された状態(隙間がない:0mm)を示しているが、隙間(例えば、0を超え5mm以下程度)を有して近接配置された状態でもよい。この場合、この隙間にも接着剤が充填される(隙間が接着剤の層厚となる)。
上記した接着剤(樹脂板材も同様)を構成する合成樹脂には、この合成樹脂の屈折率とガラス板材18(透明板材16)の屈折率が同一又は近似するものを使用することが好ましい。具体的には、ガラス板材18の屈折率η1と同一又は略等しい屈折率η2(例えば、(0.9〜1.1)×η1の範囲、好ましくは(0.95〜1.05)×η1の範囲、更に好ましくは(0.98〜1.02)×η1の範囲)を有する合成樹脂を使用できる。なお、第1、第2の光制御パネル14、15を構成するガラス板材18の屈折率η1に対し、合成樹脂の屈折率η2を合わせる方法としては、例えば、異なる2種以上の樹脂を混合して屈折率を調整する方法がある。この場合、ガラス板材と合成樹脂の屈折率の数値を、上から3桁まで(小数点以下第2位まで)揃えることが好ましい。
上記した合成樹脂は、紫外線硬化型(例えば、ウレタン(メタ)アクリレート、ポリイソプレン骨格を有する(メタ)アクリレート、ポリブタジエン骨格を有する(メタ)アクリレート、(メタ)アクリレートモノマー等の(メタ)アクリレート)、熱硬化型、2液硬化型、及び、常温硬化型のいずれか1であることが好ましい。また、例えば、ポリメチルメタクリレート(PMMA:アクリル系樹脂)、非晶質フッ素樹脂、シクロオレフィンポリマー(COP)、光学用ポリカーボネート、フルオレン系ポリエステル、ポリエーテルスルホン等の熱可塑性樹脂も使用できる。
光反射層17は、ガラス板材18の厚み方向片方(又は両方)の面19に鏡面処理を行って形成された金属膜(金属皮膜:金属メッキ膜や蒸着膜)であり、この金属膜(光反射層17)の表面と裏面が光反射面20となる。
第1、第2の光制御パネル14、15は、光反射層17がガラス板材18の面19に形成されているため、h1をガラス板材18の高さ、h2を光反射層17の高さとすると、高さh1と高さh2は同じである(以下、単にhと記載)。
ここで、高さhは、例えば、0.2〜10mmの範囲(好ましくは、下限が0.5mm、更には1mm、上限が5mm、3mm、更には2.5mm)であるのが実用的であるが、本考案はこの数値に限定されない。
また、ガラス板材18の厚みtは、例えば、0.1〜2mmの範囲(好ましくは、下限が0.3mm、上限が1.5mm)であり、ガラス板材18の長尺方向長さは100〜300mm(好ましくは200mm以下)であるのが実用的であるが、本考案はこの数値に限定されない。
ここで、光反射層17(光反射面20)のピッチp(ガラス板材18の厚みtに略等しい)に対する高さh(ガラス板材18の高さh1又は光反射層17の高さh2に相当)の比であるアスペクト比(h/p)は、0.8〜5の範囲(好ましくは、下限が1.5、更には2、上限が4、更には3.5)にあるのが好ましく、これによって、より高さの高い光反射層17が得られる。
なお、光反射層17の厚みは、例えば、60nm以上、好ましくは80nm以上(例えば、100nm程度:上限は150nm程度)であり、ガラス板材18の厚みtと比較して非常に薄いが、図3(A)、(B)では、説明の便宜上、ガラス板材18の厚みを誇張して図示している。
空中映像表示手段11を用いて高精細な画像を得るには、アッベ数と平滑性も重要な特性となる。
アッベ数とは、屈折率の波長依存性を示す数値であり、光を透過するガラス板材18のアッベ数が低過ぎると像が不鮮明になる可能性がある。このため、ガラス板材18のアッベ数は40以上(好ましくは50以上、更に好ましくは55以上)であるのがよい。
平滑性は、特に光反射層17を成膜した面(光反射層17の表面)で重要であり、平滑性が低すぎると像がぼやけたように見え、質感を損なう可能性がある。このため、平滑性は、算術平均粗さ「Ra」で表した場合に、50nm以下であるのがよく、好ましくは20nm以下、更に好ましくは10nm以下、特に好ましいのは5nm以下(更には2nm未満)である。
更に、軽量化の観点から、ガラス板材18の比重は低い方が好ましい。
図3(A)、(B)において、空中映像表示手段11の左下側から斜めに入光したディスプレイ12からの光L1、L2、L3はそれぞれ、下側の第1の光制御パネル14の光反射面20のP1、P2、P3で反射し、更に上側の第2の光制御パネル15の光反射面20のQ1、Q2、Q3で反射して、空中映像表示手段11の上側に実像を形成できる。
この空中映像表示手段11は、上記したように、第1、第2の光制御パネル14、15の光反射面20が当接(又は近接)配置されるので、ディスプレイ12からの光の集光度合いが向上し、より鮮明な画像を得ることができる。
なお、図3(A)、(B)では、左側から入光しているので、光反射層17の左側が光反射面20として使用されているが、右側から入光する場合は、光反射層17の右側が光反射面20として使用される。
この空中映像表示手段11の動作において、空気中からガラス板材18へ入光する場合、及び、ガラス板材18から空気中に出光する場合に、光の屈折現象、場合によって全反射現象を起こすので、これらを考慮して空中映像表示手段11を使用する必要がある。なお、光反射面20以外の部分は光通過面となる。
上記した空中映像表示手段11を使用して、図1に示すように、空中映像表示手段11の下側にあるディスプレイ12に表示されたリモコンの押しボタン群の画像を、空中映像表示手段11の上側の空間に押しボタン群13(実像)として形成できる。
空中操作リモコン装置10は更に、図1、図2に示すように、操作指位置検知手段21、制御手段22、及び、ケース23を有し、このケース23内に、前記したディスプレイ12、操作指位置検知手段21、及び、制御手段22が収納され、ケース23の表側に、前記した空中映像表示手段11が設けられている。このケース23は、例えば、樹脂(プラスチック)又は金属で構成されている。
空中映像表示手段11は、ケース23の上側(表側)の開口部分に蓋をするように、側面視して傾斜した状態(例えば、水平方向に対して5〜45度程度)で取付け固定されている。なお、空中映像表示手段11を水平状態から起こした側(図1では左側)が、操作する使用者側(以下、手前側とも記載)となる。
このケース23内にはディスプレイ12が、空中映像表示手段11の傾斜方向とは逆方向に傾斜させた状態(例えば、水平方向に対して5〜60度程度)で取付け固定されている(傾斜角度を変更可能な構成にすることもできる)。なお、ディスプレイ12は液晶ディスプレイであるが、例えば、有機ELディスプレイやプラズマディスプレイでもよい。
ディスプレイ12に表示される画像は、例えば、テレビやエアコンのリモコンの画像、具体的には、リモコンの押しボタン群の画像であるが、空中操作リモコン装置10を適用する対象に応じて、他のリモコンの押しボタン群の画像を表示することもできる。例えば、旅館やホテルでは、照明器機等のリモコンの押しボタン群の画像でもよく、また、自宅では、例えば、各種電気機器(電子レンジやIHクッキングヒーター、電気ヒーター等)や各種ガス機器(ガスコンロやガスヒーター等)のリモコンの押しボタン群の画像でもよい。なお、機器が複数ある場合は、機器ごとにリモコンの画像を切替えることができるが、同時に表示することもできる。また、ディスプレイに表示されるリモコンの押しボタンが1つの場合、空間には1つの押しボタン(実像)が形成される。
操作指位置検知手段21には、空間に形成された押しボタン群13の1の押しボタンを押した指の位置を検知するzForce(登録商標、以下同じ) AIRタッチセンサを使用できる。このzForce AIRタッチセンサは、例えば、特許第6571785号公報に開示の光学近接センサであり、ハウジングと、ハウジング内に取り付けられて、検出面に沿ってハウジングから外に光を投影する光エミッタと、ハウジング内に取り付けられて、作動時に到達する光の量を検出する複数の光検出器と、ハウジング内に取り付けられた複数のレンズと、光エミッタ及び光検出器に接続されたプロセッサとを含み、各エミッタ−検出器ペア(E、D)に対応する検出面内の目標位置p(E、D)に物体が位置する時に、エミッタEによって放出された光が物体によって散乱し、検出器Dによって最大限に検出されるようにエミッタ及び検出器が配置され、、プロセッサは、エミッタ−検出器ペア(E、D)を同期して作動させ、検出された光の量を検出器から読み取り、エミッタ−検出器ペアからの検出を検出面内の隣接する目標位置間の物体の位置に関連付ける検出−位置関係に従って、検出された光の量から検出面内の物体の位置を計算している。
この操作指位置検知手段21は、複数のタッチ座標を押しボタン群13上にマッピングできるように、図1、図4に示すように、ケース23内に収納されたディスプレイ12よりも手前側に配置され、操作指位置検知手段21から投影された光ビーム(赤外線)で示される検出面は、押しボタン群13の表面に沿って形成されている。
なお、操作指位置検知手段21から投影される光ビームは、空中映像表示手段11の影響を受けなければ、空中映像表示手段11を介して押しボタン群13の表面と平行に投影できるが、影響を受けるのであれば、空中映像表示手段11を介することなく、押しボタン群13の表面と平行に投影する。なお、この場合、操作指位置検知手段21は、例えば、空中映像表示手段11の他側(ケース23の上方)に傾斜させて配置、また、投影される光ビームが空中映像表示手段11にあたらない範囲でケース23内に配置するのがよい。
また、操作指位置検知手段には、zForce AIRタッチセンサの代わりに、図5に示す周囲に複数の発光素子と受光素子を有する枠型センサ24を使用することもできる。この枠型センサ24は、例えば、特開2003−99203号公報や特開2003−99201号公報に開示の光学式タッチパネル装置であり、押しボタン群13の縦横軸方向に設置した発光素子から発光された赤外線を受光素子により受光し、指等の障害物などにより赤外線が受光されない場所を検知するものである。具体的には、複数のタッチ座標を押しボタン群13上にマッピングできるように、図5に示すように、ケース23の外側に傾斜させた状態に配置され、その検出面が、発光素子から発光された赤外線によって示されるように、押しボタン群13の表面に沿って形成されている。なお、枠型センサ24は、ケース23の上部(空中映像表示手段11)に対して傾斜させた状態で取付け固定できるが、ケース23の上部に対して傾倒可能(傾斜角度を変更可能)に構成することもできる。
制御手段22は、ディスプレイ12、操作指位置検知手段21、及び、赤外線LED25に、有線又は無線で接続され、操作指位置検知手段21の出力を、実際の(実在する)リモコンの押しボタン操作時の赤外線信号(信号の一例:電波等の信号でもよい)に変換して出力するものである。この変換された赤外線信号は、ケース23に設けられた赤外線LED25から、テレビやエアコンの各機器に送信されて操作が可能になる。なお、赤外線LED25から各機器に発信される赤外線には、広帯域に対応したものを使用することで、例えば、宿泊施設ごとの幅広い機器(テレビ、エアコン、照明等)に対応することができる。
この制御手段22には、例えば、ソフトウェアが内蔵され、上記した各機器向けのリモコンの押しボタン群の画像(情報)を作成し、登録することができるが、予め作成した各機器向けのリモコンの押しボタン群の画像を入力することもできる。
続いて、本考案の一実施の形態に係る空中操作リモコン装置10の使用方法について説明する。
使用者は、空中操作リモコン装置10により、空間に形成された押しボタン群13の複数の押しボタンのうち、目的とする押しボタンを指で押す(指す)。この押しボタン群13は、例えば、テレビやエアコンのリモコンの押しボタン群の画像が空中映像表示手段11を介して結像した実像である。
なお、空間には、特定の機器の押しボタン群13が表示された状態でも構わないが、例えば、空間に予め各機器の名称が表示され、使用者が使用する機器の名称を指で押す(選択する)ことにより、その機器の押しボタン群13を空間に表示することもできる。
使用者が押しボタン群13のうち、特定の押しボタンを指で押した後は、操作指位置検知手段21により、押しボタンを押した指の位置が検知され、制御手段22により、操作指位置検知手段21の出力が、実際のリモコンの押しボタン操作時の赤外線信号に変換され、この変換された赤外線信号が、赤外線LED25からテレビやエアコンの各機器に送信されて、その操作が可能になる。
従って、使用者は、実在するリモコンの押しボタンを直接押すことなく、例えば、テレビやエアコン等の各機器の操作を行うことができる。
以上、本考案を、一実施の形態を参照して説明してきたが、本考案は何ら上記した実施の形態に記載の構成に限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲に記載されている事項の範囲内で考えられるその他の実施の形態や変形例も含むものである。例えば、前記したそれぞれの実施の形態や変形例の一部又は全部を組合せて本考案の空中操作リモコン装置を構成する場合も本考案の権利範囲に含まれる。
前記実施の形態においては、空中映像表示手段の第1、第2の光制御パネルを構成する透明板材を、ガラス板材のみ、又は、交互に配置されるガラス板材と樹脂板材で構成した場合について説明したが、透明度の高い硬質で高融点の樹脂のみで構成することもできる。
また、前記実施の形態においては、枠型センサを使用した場合について説明したが、空間に形成された押しボタンを押した指の位置を検知できれば、他のセンサ(操作指位置検知手段)を使用することもできる。
本考案に係る空中操作リモコン装置は、使用者等が、実在するリモコンの押しボタン群を直接押すことなく、空中映像表示手段により空間に形成された押しボタン群の押しボタンを押すことで、例えば、テレビやエアコンの操作を行うことができる。これにより、例えば、旅館やホテルの宿泊施設、自宅、職場(事務所(オフィス)や事業所(工場))等で有効に利用できる。
10:空中操作リモコン装置、11:空中映像表示手段、12:ディスプレイ、13:押しボタン群、14:第1の光制御パネル、15:第2の光制御パネル、16:透明板材、17:光反射層、18:ガラス板材、19:面、20:光反射面、21:操作指位置検知手段、22:制御手段、23:ケース、24:枠型センサ、25:赤外線LED

Claims (4)

  1. 一側に配置されたディスプレイに表示されたリモコンの押しボタンの画像を他側の空間に表示する空中映像表示手段と、前記他側の空間に形成された押しボタンを押した指の位置を検知する操作指位置検知手段と、該操作指位置検知手段の出力を実際のリモコンの押しボタン操作時の信号に変換して出力する制御手段と、前記ディスプレイ及び前記制御手段を収納するケースとを有し、該ケースの表側に前記空中映像表示手段が設けられていることを特徴とする空中操作リモコン装置。
  2. 請求項1記載の空中操作リモコン装置において、前記操作指位置検知手段はzForce(登録商標) AIRタッチセンサであることを特徴とする空中操作リモコン装置。
  3. 請求項1記載の空中操作リモコン装置において、前記操作指位置検知手段は、周囲に複数の発光素子と受光素子を有する枠型センサであることを特徴とする空中操作リモコン装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の空中操作リモコン装置において、前記空中映像表示手段は、それぞれ透明板材の表裏面に対して等間隔で垂直に平行配置された多数の光反射層を有する2つの光制御パネルが、該各光制御パネルの光反射層が平面視して直交するようにして重ねて配置されて形成されていることを特徴とする空中操作リモコン装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2022260631A1 (en) * 2021-06-08 2022-12-15 Kuecuekdumlu Alper Touch command control card system operating behind a metal surface

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