JP3230446B2 - 動力出力装置およびその制御方法 - Google Patents

動力出力装置およびその制御方法

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JP3230446B2
JP3230446B2 JP33145496A JP33145496A JP3230446B2 JP 3230446 B2 JP3230446 B2 JP 3230446B2 JP 33145496 A JP33145496 A JP 33145496A JP 33145496 A JP33145496 A JP 33145496A JP 3230446 B2 JP3230446 B2 JP 3230446B2
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    • Y02T10/72Electric energy management in electromobility

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動力出力装置およ
びその制御方法に関し、詳しくは、駆動軸にトルクを出
力可能な原動機と電動機とを備える動力出力装置および
その制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の動力出力装置としては、
動力源としてエンジンとモータとを併用するハイブリッ
ド車両に搭載された装置であって、駆動軸に要求される
要求トルクが変化したときには、エンジン負担分のトル
クの変化をモータ負担分のトルクの変化より小さくする
ようエンジンとモータのトルク配分を制御すると共に、
排気系に設けられた空燃比センサから得られる実空燃比
の目標空燃比からのずれ量に応じてエンジンとモータの
トルク配分比を修正するものが提案されている(例え
ば、特開平6−233411号公報など)。この装置で
は、エンジンとモータとから出力される合成トルクが要
求トルクとなるようフィードバック制御しているが、こ
のフィードバック制御におけるエンジン負担分のトルク
の制御ゲインをモータ負担分のトルクの制御ゲインより
小さくすることにより、要求トルクの変化に対してエン
ジン負担分のトルクの変化をモータ負担分のトルクの変
化より小さくしている。また、こうしたトルク配分の制
御にも拘わらず、空燃比センサにより検出された実空燃
比が目標空燃比からずれるときには、フィードバック制
御におけるエンジン負担分のトルクの制御ゲインを更に
小さくすることにより、実空燃比が目標空燃比となるよ
うして、排気ガス中の炭化水素(HC)や一酸化炭素
(CO),窒素酸化物(NOx)の増加を防止すると共
に、車両の運転性能の低下を防止している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来例の動力出力装置では、運転者がアクセルペダルを
大きく踏み込んで要求トルクを急変させたときには、実
空燃比が目標空燃比から大きくずれてエミッションを悪
化させたり、バックファイア等を生じて運転特性を悪化
させたりするという問題があった。従来例の動力出力装
置では、実空燃比を検出してフィードバック制御におけ
るエンジン負担分のトルクの制御ゲインを調整するが、
実空燃比は排気系に設けられた空燃比センサによって検
出されるため、空燃比を検出までにタイムラグが生じ
る。要求トルクの急変は、こうしたタイムラグを待って
いる時間がないほど短時間での現象であるため、エンジ
ン負担分のトルクの制御ゲインを調整するまでに上述の
問題を生じさせてしまう。また、従来例の動力出力装置
では、エンジンの暖機が十分でないときやエンジンへ供
給する燃料が重質なときには、要求トルクの変化量が比
較的小さくても同様の問題を生じる場合がある。
【0004】こうした問題を回避するために、エンジン
負担分のトルクの制御ゲインをモータ負担分のトルクの
制御ゲインに比して著しく小さくしておくことも考えら
れる。しかし、この場合、エンジンは一定運転の状態に
近くなるため、要求トルクの変化に対してはモータのト
ルク変化で対応することとなり、容量の大きなモータが
必要となると共にモータに電力を供給するバッテリの容
量も大きくなってしまう。
【0005】本発明の動力出力装置およびその制御方法
は、エミッションや運転特性を悪化させることなく素早
く原動機の運転状態を要求トルクに基づいて演算された
負荷を出力する運転状態に移行させることを目的の一つ
とする。また、本発明の動力出力装置およびその制御方
法は、原動機の状態や原動機に供給される燃料の性状等
をも考慮して原動機の運転状態の移行を行なうことを目
的の一つとする。
【0006】さらに、本発明の動力出力装置およびその
制御方法は、上述の原動機の運転状態の移行の際でも駆
動軸に要求トルクを出力することを目的の一つとする。
【0007】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】本
発明の動力出力装置およびその制御方法は、上述の目的
の少なくとも一部を解決するため、以下の手段を採っ
た。
【0008】本発明の動力出力装置は、駆動軸に動力を
出力する原動機と電動機とを備える動力出力装置であっ
て、前記駆動軸に要求される要求トルクを検出する要求
トルク検出手段と、該検出された要求トルクに基づいて
前記原動機が負担する負荷の目標値である原動機目標負
荷を演算する原動機目標負荷演算手段と、該演算された
原動機目標負担の変化量を演算する目標負荷変化量演算
手段と、前記原動機の運転変更の際の運転状態に影響を
与える因子の状態を検出する因子状態検出手段と、該検
出された因子の状態に基づいて前記原動機が許容する負
荷の変化量の最大値である最大負荷変化量を演算する最
大負荷変化量演算手段と、該演算された最大負荷変化量
と前記原動機目標負荷の変化量とに基づいて、前記原動
機が前記原動機目標負荷を出力する運転状態に移行する
よう該原動機を制御する原動機制御手段とを備えること
を要旨とする。
【0009】本発明の動力出力装置は、原動機目標負荷
演算手段が、要求トルク検出手段により検出された駆動
軸に要求される要求トルクに基づいて原動機が負担する
負荷の目標値である原動機目標負荷を演算し、目標負荷
変化量演算手段が、この演算された原動機目標負担の変
化量を演算する。最大負荷変化量演算手段は、因子状態
検出手段により検出された原動機の運転変更の際の運転
状態に影響を与える因子の状態に基づいて原動機が許容
する負荷の変化量の最大値である最大負荷変化量を演算
する。原動機制御手段は、この演算された最大負荷変化
量と原動機目標負荷の変化量とに基づいて、原動機が原
動機目標負荷を出力する運転状態に移行するよう原動機
を制御する。ここで、原動機の運転変更の際の運転状態
に影響を与える因子の状態には、原動機の温度や原動機
の運転を開始してから経過した時間,原動機へ供給する
燃料の性状,原動機の吸気系に付着する異物の学習値な
どが含まれる。こうした因子の状態に対して、最大負荷
変化量演算手段は、原動機の温度と正の相関関係をもっ
て演算する手段であるものとしたり、原動機の運転を開
始してから経過した時間と正の相関関係をもって演算す
る手段であるものとしたり、原動機へ供給する燃料の性
状が軽質になるほど最大負荷変化量が大きくなる相関関
係をもって演算する手段であるものとしたり、原動機の
吸気系に付着する異物が多いと学習されるほど最大負荷
変化量が小さくなる相関関係をもって演算する手段であ
るものとしたりすることもできる。
【0010】この本発明の動力出力装置によれば、最大
負荷変化量と原動機目標負荷の変化量とに基づいて原動
機を制御することにより、空燃比が目標の空燃比から大
きくずれてエミッションが悪化したり、運転特性が悪化
したりするといった不都合を回避すると共に、原動機を
目標とする負荷を出力する状態に速やかに移行させるこ
とができる。
【0011】こうした本発明の動力出力装置において、
前記原動機制御手段による制御に伴って前記原動機から
出力される負荷と前記要求トルクとに基づいて前記電動
機が負担する負荷の目標値である電動機目標負荷を演算
する電動機目標負荷演算手段と、該演算された電動機目
標負荷を出力するよう前記電動機を制御する電動機制御
手段とを備えるものとすることもできる。
【0012】この態様の動力出力装置は、電動機目標負
荷演算手段が、原動機制御手段による制御に伴って原動
機から出力される負荷と要求トルクとに基づいて電動機
が負担する負荷の目標値である電動機目標負荷を演算
し、電動機制御手段が、この演算された電動機目標負荷
を出力するよう電動機を制御する。こうすれば、原動機
の運転状態が目標の負荷を出力する状態へ移行途中にあ
っても、駆動軸に要求トルクを出力することができる。
【0013】本発明の動力出力装置の制御方法は、駆動
軸に動力を出力する原動機と電動機とを備える動力出力
装置の制御方法であって、前記駆動軸に要求される要求
トルクに基づいて前記原動機が負担する負荷の目標値で
ある原動機目標負荷と該原動機目標負担の変化量とを演
算すると共に、前記原動機の運転変更の際の運転状態に
影響を与える因子の状態に基づいて前記原動機が許容す
る負荷の変化量の最大値である最大負荷変化量を演算
し、該演算された前記最大負荷変化量と前記原動機目標
負荷の変化量とに基づいて、前記原動機が前記原動機目
標負荷を出力する運転状態に移行するよう該原動機を制
御することを要旨とする。
【0014】本発明の動力出力装置の制御方法によれ
ば、最大負荷変化量と原動機目標負荷の変化量とに基づ
いて原動機を制御することにより、空燃比が目標の空燃
比から大きくずれてエミッションが悪化したり、運転特
性が悪化したりするといった不都合を回避すると共に、
原動機を目標とする負荷を出力する状態に速やかに移行
させることができる。
【0015】本発明の動力出力装置の制御方法におい
て、前記原動機の制御により該原動機から出力される負
荷と前記要求トルクとに基づいて前記電動機が負担する
負荷の目標値である電動機目標負荷を演算し、該演算さ
れた電動機目標負荷を出力するよう前記電動機を制御す
るステップを備えるものとすることもできる。こうすれ
ば、原動機の運転状態が目標の負荷を出力する状態へ移
行途中にあっても、駆動軸に要求トルクを出力すること
ができる。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を実施
例に基づき説明する。図1は、本発明の一実施例として
の動力出力装置20を車両に組み込んだ際の概略構成を
示す構成図である。図示するように、動力出力装置20
は、動力源として、ガソリンを燃料として運転されるエ
ンジン50と、駆動軸22に取り付けられたモータ30
と、エンジン50およびモータ30を駆動制御する制御
装置90とを備える。
【0017】エンジン50は、吸気系からスロットルバ
ルブ66を介して吸入した空気と燃料噴射弁51から噴
射されたガソリンとの混合気を燃焼室52に吸入し、こ
の混合気の爆発により押し下げられるピストン54の運
動をクランクシャフト56の回転運動に変換する。ここ
で、スロットルバルブ66はスロットルバルブアクチュ
エータ68により開閉駆動される。点火プラグ62は、
イグナイタ58からディストリビュータ60を介して導
かれた高電圧によって電気火花を形成し、混合気はその
電気火花によって点火されて爆発燃焼する。爆発燃焼し
た排気ガスは、排気系に設けられた三元触媒を備える触
媒装置に導入されて炭化水素(HC)や一酸化炭素(C
O),窒素酸化物(NOx)が処理されて大気に解放さ
れる。なお、こうしたエンジン50の運転制御に必要な
センサとして、スロットルバルブ66の開度STを検出
するスロットルバルブポジションセンサ67や吸気管の
負圧を検出する吸気管負圧センサ72,エンジン50の
冷却水温を検出する水温センサ74,ディストリビュー
タ60に設けられクランクシャフト56の回転数を検出
する回転数センサ60a,同じくディストリビュータ6
0に設けられクランクシャフト56の回転角度を検出す
る回転角度センサ60b,燃焼室52から排出された排
気ガス中の酸素を検出する酸素センサ78a,触媒装置
76から排出される排気ガス中の酸素を検出するサブ酸
素センサ78bなどが取り付けられており、これらのセ
ンサは制御装置90に信号ラインによって接続されてい
る。
【0018】クランクシャフト56は、クラッチ57を
介して駆動軸22に接続されている。従って、クラッチ
57をオンとしてクランクシャフト56と駆動軸22と
を接続することにより、エンジン50から出力される動
力を直接駆動軸22に出力するものとしたり、クラッチ
57をオフとしてクランクシャフト56と駆動軸22と
の接続を解除することにより、エンジン50を駆動軸2
2から切り離すことができるようになっている。駆動軸
22は、ディファレンシャルギヤ24を介して駆動輪2
6,28に結合されており、エンジン50から出力され
た動力が駆動輪26,28に伝達されるようになってい
る。
【0019】駆動軸22に取り付けられたモータ30
は、発電動作が可能な同期電動機として構成されてお
り、制御装置90からの制御信号を受けたモータ駆動回
路40によって駆動制御される。モータ駆動回路40
は、6個のトランジスタにより構成されたインバータ回
路42と充放電可能なバッテリ48とから構成されてお
り、バッテリ48からの直流電源をインバータ回路42
によるPWM制御によって三相交流電源としてモータ3
0に供給したり、逆にモータ30により回生される三相
電力を電源としてインバータ回路42によって整流して
バッテリ48を充電する。バッテリ48には、その残容
量BRMを検出する残容量検出器49が設けられている。
なお、残容量検出器49としては、バッテリ48の電解
液の比重またはバッテリ48の全体の重量を測定して残
容量BRMを検出するものや、充電・放電の電流値と時間
を演算して残容量BRMを検出するもの、あるいはバッテ
リの端子間を瞬間的にショートさせて電流を流し内部抵
抗を測ることにより残容量BRMを検出するものなどが知
られている。残容量検出器49は、信号ラインにより制
御装置90に接続されている。
【0020】図2は、動力出力装置20の電気的接続関
係を制御装置90を中心として例示したブロック図であ
る。図示するように、制御装置90は、CPU91を中
心として構成されたマイクロコンピュータであり、詳し
くは、制御プログラムを記憶したROM92と、一時的
なデータを記憶するRAM93と、図示しないバックア
ップ電源によりデータの保持が可能なバックアップRA
M94と、タイマ95と、上述の各種センサなどから検
出される信号を入力する入力処理回路96と、イグナイ
タ58や燃料噴射弁51,スロットルバルブアクチュエ
ータ68,モータ駆動回路40,クラッチ57へ駆動信
号を出力する出力処理回路97とを備える。なお、入力
処理回路96に入力される信号としては、アクセルペダ
ルポジションセンサ64aにより検出されるアクセルペ
ダルポジションAPやブレーキペダルポジションセンサ
65aにより検出されるブレーキペダルポジションB
P,シフトポジションセンサ84により検出されるシフ
トポジションSP,スロットルバルブポジションセンサ
67により検出されるスロットルバルブ66の開度S
T,吸気管負圧センサ72により検出される吸気管の圧
力P,水温センサ74により検出されるエンジン50の
冷却水の温度WT,回転数センサ60aにより検出され
るクランクシャフト56の回転数Ne,回転角度センサ
60bにより検出されるクランクシャフト56の回転角
度θe,スタータスイッチ79から出力されるイグニッ
ションキーの状態SS,酸素センサ78aおよびサブ酸
素センサ78bにより検出される酸素リッチ信号OR,
残容量検出器49により検出されるバッテリ48の残容
量BRMなどである。なお、この他のセンサ,スイッチな
どの図示は省略した。
【0021】次にこうして構成された動力出力装置20
によって実行されるトルク制御処理、特にアクセルペダ
ル64を大きく踏み込んだときのトルク制御について図
3に例示するトルク制御ルーチンに基づき説明する。こ
のトルク制御ルーチンは、スタータスイッチ79により
イグニッションキーの状態SSがオンの状態とされてか
ら所定時間毎(例えば、8msec毎)に繰り返し実行
されるものである。
【0022】本ルーチンが実行されると、制御装置90
のCPU91は、まず、アクセルペダルポジションセン
サ64aにより検出されるアクセルペダル64の踏込量
であるアクセルペダルポジションAPを読み込む処理を
行なう(ステップS100)。アクセルペダル64は運
転者が出力トルクが足りないと感じたときに踏み込まれ
るものであるから、アクセルペダルポジションAPの値
は運転者が駆動軸22に要求しているトルクに対応する
ものである。続いて、読み込まれたアクセルペダルポジ
ションAPに応じた要求トルク(駆動軸22に要求され
るトルクの目標値)Td*を導出する処理を行なう(ス
テップS102)。実施例では、各アクセルペダルポジ
ションAPに対して対応する要求トルクTd*を定め、
これを予めマップとしてROM92に記憶しておき、ア
クセルペダルポジションAPが読み込まれるとROM9
2に記憶したマップを参照して読み込んだアクセルペダ
ルポジションAPに対応する要求トルクTd*を導出す
るものとした。
【0023】次に、導出された要求トルクTd*に基づ
いてエンジン50により負担すべき負荷の目標値である
目標負荷Le*を設定する処理を行なう(ステップS1
04)。要求トルクTd*は、エンジン50により負担
される負荷とモータ30により負担される負荷とに配分
されるが、その配分比は、エンジン50の特性やモータ
30の特性に応じて定められるものである。実施例で
は、実験などにより各要求トルクTd*に対して予めエ
ンジン50により負担される負荷とモータ30により負
担される負荷との配分比を定めたマップをROM92に
記憶しておき、要求トルクTd*が導出されると、この
導出に伴ってこのマップから対応するエンジン50によ
り負担される負荷を目標負荷Le*として導出するもの
とした。
【0024】エンジン50の目標負荷Le*を導出する
と、現在のエンジン50の負荷Leを読み込んで(ステ
ップS106)、目標負荷Le*から負荷Leを減じて
エンジン50の負荷変化量Lを算出する(ステップS1
08)。なお、エンジン50の負荷Leは、エンジン5
0の回転数Neやその変化率,前回の目標負荷Le*,
前回のモータ30の目標負荷Lm*などから推定され
る。
【0025】そして、エンジン50の最大負荷変化量L
maxを、エンジン50の運転状態に影響を与える因子
であるエンジン50の冷却水の温度WTやエンジン50
を運転開始してからの経過時間T,燃料の性状学習値
F,吸気系のデポジット学習値Dなどに基づいて導出す
る(ステップS110)。ここで、エンジン50の最大
負荷変化量Lmaxは、エンジン50へ供給する混合気
の空燃比の目標空燃比(例えば、ストイキな理論空燃比
や、理論空燃比から所定値だけリーン側に寄った値な
ど)に対するずれ量がエミッションや運転特性を悪化さ
せない範囲内となる負荷の最大変化量である。実施例で
は、エンジン50の最大負荷変化量Lmaxは、エンジ
ン50の冷却水の温度WTについては図4に例示するよ
うに正の相関関係をもって、エンジン50の運転を開始
してからの経過時間Tについては図5に例示するように
正の相関関係をもって、燃料の性状学習値Fについては
図6に例示するように燃料が重質になるほど小さな値と
なる相関関係をもって、吸気系のデポジット学習値Dに
ついては図7に例示するように吸気系のデポジット学習
値Dが多くなるほど小さな値となる相関関係をもって算
出するものとした。
【0026】ここで、エンジン50の冷却水の温度WT
は水温センサ74により検出され、エンジン50の運転
を開始してからの経過時間Tは制御装置90のタイマ9
5により計測される。また、燃料の性状学習値Fは、例
えば、エンジン50が冷えているときの始動(冷間始
動)直後のアイドル回転状態における混合気の空燃比を
調整する燃料噴射量の補正量や、冷間始動直後のアイド
ル回転状態における燃焼速度の相違を調整する点火時期
に基づいて燃料の性状学習値Fを推定することができ
る。これは、冷間始動直後はエンジン50やその吸気マ
ニホールドが冷えているため、エンジン50の供給され
る混合気の空燃比やエンジン50内での燃焼速度が燃料
の性状によって定まる燃料の揮発性の善し悪しに左右さ
れることに基づく。吸気系のデポジット学習値Dは、例
えば、排気管に設けられた酸素センサ78aにより検出
される酸素リッチ信号ORによりフィードバックされる
実際の燃料噴射量の基本燃料噴射量からのずれ量、ある
いは基本燃料噴射量に乗じる補正値の値に基づいて、吸
気系のデポジットを推定し、これを学習値として記憶し
たものである。
【0027】エンジン50の最大負荷変化量Lmaxを
算出すると、エンジン50の負荷変化量Lと最大負荷変
化量Lmaxとを比較し(ステップS112)、負荷変
化量Lの最大値を最大負荷変化量Lmaxに規制する処
理を行なう(ステップS114)。そして、スロットル
バルブ66の開度STの増加分△STをエンジン50の
負荷変化量Lに基づいて求め(ステップS115)、求
めた増加分△STを現在のスロットルバルブ66の開度
STに加えて新たな開度STとして設定する(ステップ
S116)。実施例では、実験などによりエンジン50
の負荷変化量Lとスロットルバルブ66の開度STの増
加分△STとの関係求めてマップとして予めROM92
に記憶しておき、負荷変化量Lが与えられるとこの負荷
変化量Lに応じた開度STの増加分△STが導出される
ものとした。なお、現在のスロットルバルブ66の開度
STは、スロットルバルブポジションセンサ67により
検出することができる。
【0028】次に、要求トルクTd*から現在のエンジ
ン50の負荷Leとスロットルバルブ66の開度STの
増加に伴って増加すると推定される負荷とを減じた値を
モータ30の目標負荷Lm*として設定する(ステップ
S118)。ここで、スロットルバルブ66の開度ST
の増加に伴って増加すると推定される負荷は、スロット
ルバルブ66の開度STの増加分△STに基づいて求め
られるが、この増加分△STの他に、本ルーチンの機動
間隔時間やエンジン50の吹き上がり特性などにも基づ
く。実施例では、実験などにより予めスロットルバルブ
66の開度STの増加分△STと推定される負荷との関
係をマップとして求めてROM92に記憶しておき、増
加分△STが与えられるとこの増加分△STに応じた負
荷が推定される負荷として導出されるものとした。
【0029】こうして、スロットルバルブ66の開度S
Tとモータ30の目標負荷Lm*が設定されると、設定
した値でエンジン50やモータ30が動作するようエン
ジン50およびモータ30の制御を行なう(ステップS
120およびS122)。実施例では、図示の都合上、
エンジン50の制御とモータ30の制御とを本ルーチン
の別々のステップとして記載したが、実際にはこれらの
制御は本ルーチンとは別個独立にかつ総合的に行なわれ
る。例えば、CPU91が割り込み処理を利用して、エ
ンジン50の制御とモータ30の制御とを本ルーチンと
は異なるタイミングで平行して実行するのである。エン
ジン50の制御は、スロットルバルブ66が設定された
開度STとなるようスロットルバルブアクチュエータ6
8を駆動すると共に、スロットルバルブ66の開度ST
を変化させたことに伴って変化する吸入空気量に対して
目標空燃比となるよう燃料噴射量(燃料噴射弁51の開
弁時間)を調整する制御や、点火プラグ62への印加電
圧のタイミングを調整する制御となる。また、モータ3
0の制御は、モータ30から目標負荷Lm*が出力され
るようインバータ回路42のトランジスタのオンオフの
タイミングを調整する制御となる。
【0030】次に、こうしたトルク制御処理によって変
化するエンジン50およびモータ30の負荷の様子につ
いて説明する。図8は、アクセルペダル64を大きく踏
み込んだときのエンジン50およびモータ30の負荷の
変化の様子を例示する説明図である。図中、実線Aは要
求トルクTd*の変化の様子を示し、実線Bはエンジン
50の負荷Leの変化の様子を示す。したがって、実線
Aと実線Bとの偏差がモータ30の負荷Lmとなる。時
間t1でアクセルペダル64が踏み込まれると、この踏
込量に応じて要求トルクTd*やエンジン50の目標負
荷Le*が導出されると共に(ステップS100ないし
S104)、エンジン50の負荷変化量Lが算出される
(ステップS108)。そして、そのときのエンジン5
0の運転状態などから最大負荷変化量Lmaxが設定さ
れて負荷変化量Lが最大負荷変化量Lmaxに制限され
る(ステップS110ないしS114)。
【0031】いま、最大負荷変化量Lmaxを求める際
の因子として燃料の性状学習値Fが異なる場合を考え
る。燃料の性状学習値Fとして燃料が軽質であるときに
は、図6に例示する相関関係に示すように最大負荷変化
量Lmaxが大きな値として求められる。このため、ス
ロットルバルブ66の開度STの増加分△STも大きく
なり、図中曲線B1のようにエンジン50の負荷Leが
素早く大きくなっていく。このとき、モータ30の目標
負荷Lm*はエンジン50の負荷変化量Lやスロットル
バルブ66の開度STの増加分△STに基づいて算出さ
れるから、実際のモータ30の負荷Lm1はエンジン5
0の負荷Leが素早く大きくなるに伴って急速に小さな
値になっていく。そして、エンジン50の負荷Leが目
標負荷Le*に一致する時間t2でスロットルバルブ6
6の開度STが落ち着くから、エンジン50の負荷Le
も落ち着く。
【0032】一方、燃料の性状学習値Fとして燃料が重
質であるときには、図6に例示する相関関係から最大負
荷変化量Lmaxは小さな値とされる。このため、スロ
ットルバルブ66の開度STの増加分△STも小さくな
り、図中曲線B2のようにエンジン50の負荷Leは曲
線B1に比して緩やかに大きくなっていき、モータ30
の負荷Lm2もエンジン50の負荷Leが緩やかに大き
くなるに伴って小さな値となっていく。そして、エンジ
ン50の負荷Leが目標負荷Le*に一致する時間t3
でエンジン50の負荷Leは落ち着く。
【0033】以上説明した実施例の動力出力装置20に
よれば、エンジン50の負荷変化量Lがエンジン50の
最大負荷変化量Lmaxより大きいときには、エンジン
50の負荷変化量Lに基づいてスロットルバルブ66の
開度STを調節するから、要求トルクTd*を急変させ
たときでもエミッションや運転特性の悪化を防止するこ
とができると共にエンジン50を目標負荷Le*を出力
する状態に速やかに移行させることができる。しかも、
エンジン50の最大負荷変化量Lmaxをエンジン50
の冷却水の温度WTや運転経過時間T,燃料の性状学習
値F,吸気系のデポジット学習値Dなどによって求めて
スロットルバルブ66の開度STの制御に用いるから、
排気系からのフィードバック制御にみられるフィードバ
ックに伴うタイムラグを生じさせることがなく、過渡変
化により適切に対応することができる。
【0034】また、モータ30の目標負荷Lm*をエン
ジン50の運転状態の変化に応じて定めるから、エンジ
ン50が目標負荷Le*を出力する運転状態に移行して
いる最中でも要求トルクTd*を駆動軸22に出力する
ことができる。
【0035】なお、実施例の動力出力装置20では、最
大負荷変化量Lmaxを、エンジン50の冷却水の温度
WTやエンジン50を運転開始してからの経過時間T,
燃料の性状学習値F,吸気系のデポジット学習値Dなど
に基づいて導出したが、これら総ての因子を用いる必要
はなく、これらの因子の一部を用いて導出するものとし
てもよい。
【0036】また、実施例の動力出力装置20では、エ
ンジン50の冷却水の温度WTやエンジン50を運転開
始してからの経過時間T,燃料の性状学習値F,吸気系
のデポジット学習値Dをエンジン50の運転状態に影響
を与える因子として用いたが、エンジン50の運転状態
に影響を与える因子は、これらに限定されるものではな
く、例えば、エンジン50の潤滑油の温度やエンジン5
0の積算回転数,エンジン50が冷えているときの始動
(冷間始動)直後のアイドル回転状態における燃料補正
量,排気ガス浄化のための触媒の温度,外気の温度など
様々な因子を単独にあるいは組み合わせて用いるものと
してもよい。
【0037】さらに、実施例の動力出力装置20では、
モータ30を駆動軸22に取り付けたが、エンジン50
とモータ30とから駆動軸22に動力を出力できる装置
であれば如何なる構成としてもよい。例えば、プラネタ
リギヤのようにエンジン50から出力される動力とモー
タ30から出力される動力とをミックスする手段を備え
るものとしてもよい。
【0038】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明はこうした実施の形態に何等限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内におい
て、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
【0039】例えば、実施例の動力出力装置20では、
エンジン50としてガソリンにより運転されるガソリン
エンジンを用いたが、その他に、ディーゼルエンジン
や、タービンエンジンや、ジェットエンジンなど各種の
内燃或いは外燃機関を用いることもできる。
【0040】また、実施例の動力出力装置20では、モ
ータ30としてPM形(永久磁石形;Permanent Magnet
type)同期電動機を用いていたが、回生動作及び力行
動作を行なわせるのであれば、その他にも、VR形(可
変リラクタンス形;VariableReluctance type)同期電
動機や、バーニアモータや、直流電動機や、誘導電動機
や、超電導モータや、ステップモータなどを用いること
もできる。
【0041】さらに、実施例の動力出力装置20では、
インバータ回路42としてトランジスタインバータを用
いたが、その他に、IGBT(絶縁ゲートバイポーラモ
ードトランジスタ;Insulated Gate Bipolar mode Tran
sistor)インバータや、サイリスタインバータや、電圧
PWM(パルス幅変調;Pulse Width Modulation)イン
バータや、方形波インバータ(電圧形インバータ,電流
形インバータ)や、共振インバータなどを用いることも
できる。
【0042】あるいは、バッテリ48としては、Pbバ
ッテリ,NiMHバッテリ,Liバッテリなどを用いる
ことができるが、バッテリ48に代えてキャパシタを用
いることもできる。
【0043】実施例の動力出力装置20では、動力出力
装置を車両に搭載する場合について説明したが、本発明
はこれに限定されるものではなく、船舶,航空機などの
交通手段や、その他各種産業機械などに搭載することも
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての動力出力装置20を
車両に組み込んだ際の概略構成を示す構成図である。
【図2】動力出力装置20の電気的接続関係を制御装置
90を中心として例示したブロック図である。
【図3】動力出力装置20の制御装置90により実行さ
れるトルク制御ルーチンを例示するフローチャートであ
る。
【図4】エンジン50の最大負荷変化量Lmaxとエン
ジン50の冷却水の温度WTとの相関関係を例示する説
明図である。
【図5】エンジン50の最大負荷変化量Lmaxとエン
ジン50の運転を開始してからの経過時間Tとの相関関
係を例示する説明図である。
【図6】エンジン50の最大負荷変化量Lmaxと燃料
の性状学習値Fとの相関関係を例示する説明図である。
【図7】エンジン50の最大負荷変化量Lmaxと吸気
系のデポジット学習値Dとの相関関係を例示する説明図
である。
【図8】アクセルペダル64を大きく踏み込んだときの
エンジン50およびモータ30の負荷の変化の様子を例
示する説明図である。
【符号の説明】
20…動力出力装置 22…駆動軸 22…直接駆動軸 24…ディファレンシャルギヤ 26,28…駆動輪 30…モータ 40…モータ駆動回路 42…インバータ回路 48…バッテリ 49…残容量検出器 50…エンジン 51…燃料噴射弁 52…燃焼室 54…ピストン 56…クランクシャフト 57…クラッチ 58…イグナイタ 60…ディストリビュータ 60a…回転数センサ 60b…回転角度センサ 62…点火プラグ 64…アクセルペダル 64a…アクセルペダルポジションセンサ 65a…ブレーキペダルポジションセンサ 66…スロットルバルブ 67…スロットルバルブポジションセンサ 68…スロットルバルブアクチュエータ 72…吸気管負圧センサ 74…水温センサ 76…触媒装置 78a…酸素センサ 78b…サブ酸素センサ 79…スタータスイッチ 84…シフトポジションセンサ 90…制御装置 91…CPU 92…ROM 93…RAM 94…バックアップRAM 95…タイマ 96…入力処理回路 97…出力処理回路
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B60K 41/00 301 B60L 3/00 N B60L 3/00 11/18 11/18 15/20 K 15/20 F02D 41/04 330L F02D 41/04 330 330P B60K 9/00 E (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60K 6/02 B60L 11/00 - 11/18 F02D 29/00 - 29/06 F02D 41/00 - 41/40

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動軸に動力を出力する原動機と電動機
    とを備える動力出力装置であって、 前記駆動軸に要求される要求トルクを検出する要求トル
    ク検出手段と、 該検出された要求トルクに基づいて前記原動機が負担す
    る負荷の目標値である原動機目標負荷を演算する原動機
    目標負荷演算手段と、 該演算された原動機目標負担の変化量を演算する目標負
    荷変化量演算手段と、 前記原動機の運転変更の際の運転状態に影響を与える因
    子の状態を検出する因子状態検出手段と、 該検出された因子の状態に基づいて前記原動機が許容す
    る負荷の変化量の最大値である最大負荷変化量を演算す
    る最大負荷変化量演算手段と、 該演算された最大負荷変化量と前記原動機目標負荷の変
    化量とに基づいて、前記原動機が前記原動機目標負荷を
    出力する運転状態に移行するよう該原動機を制御する原
    動機制御手段とを備える動力出力装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の動力出力装置であって、 前記原動機制御手段による制御に伴って前記原動機から
    出力される負荷と前記要求トルクとに基づいて前記電動
    機が負担する負荷の目標値である電動機目標負荷を演算
    する電動機目標負荷演算手段と、 該演算された電動機目標負荷を出力するよう前記電動機
    を制御する電動機制御手段とを備える動力出力装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の動力出力装置で
    あって、 前記因子の状態は、前記原動機の温度であり、 前記最大負荷変化量演算手段は、前記原動機の温度と正
    の相関関係をもって演算する手段である動力出力装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3いずれか記載の動力出
    力装置であって、 前記因子の状態は、前記原動機の運転を開始してから経
    過した時間であり、 前記最大負荷変化量演算手段は、前記原動機の運転を開
    始してから経過した時間と正の相関関係をもって演算す
    る手段である動力出力装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4いずれか記載の動力出
    力装置であって、 前記因子の状態は、前記原動機へ供給する燃料の性状で
    あり、 前記最大負荷変化量演算手段は、前記原動機へ供給する
    燃料の性状が軽質になるほど前記最大負荷変化量が大き
    くなる相関関係をもって演算する手段である動力出力装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5いずれか記載の動力出
    力装置であって、 前記因子の状態は、前記原動機の吸気系に付着する異物
    の学習値であり、 前記最大負荷変化量演算手段は、前記原動機の吸気系に
    付着する異物が多いと学習されるほど前記最大負荷変化
    量が小さくなる相関関係をもって演算する手段である動
    力出力装置。
  7. 【請求項7】 駆動軸に動力を出力する原動機と電動機
    とを備える動力出力装置の制御方法であって、 前記駆動軸に要求される要求トルクに基づいて前記原動
    機が負担する負荷の目標値である原動機目標負荷と該原
    動機目標負担の変化量とを演算すると共に、 前記原動機の運転変更の際の運転状態に影響を与える因
    子の状態に基づいて前記原動機が許容する負荷の変化量
    の最大値である最大負荷変化量を演算し、 該演算された前記最大負荷変化量と前記原動機目標負荷
    の変化量とに基づいて、前記原動機が前記原動機目標負
    荷を出力する運転状態に移行するよう該原動機を制御す
    る動力出力装置の制御方法。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の動力出力装置の制御方法
    であって、 前記原動機の制御により該原動機から出力される負荷と
    前記要求トルクとに基づいて前記電動機が負担する負荷
    の目標値である電動機目標負荷を演算し、 該演算された電動機目標負荷を出力するよう前記電動機
    を制御する動力出力装置の制御方法。
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