JP3230045B2 - 光学装置 - Google Patents
光学装置Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光学系をケース内に
収容してなる光学装置に関するものである。
収容してなる光学装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の光学装置として、半
導体レーザを用いた車両前方監視装置が提案されてい
る。この装置では、車両の前方からパルス光を出射して
先行車両の後部あるいは後部リフレクタで反射させ、こ
の反射して戻ってくるパルス光を受光し、出射パルス光
(放射ビーム光)の発射タイミングと受光パルス光(受
信ビーム光)の受光タイミングとの時間差から自車両と
先行車両との距離を測定し、この測定した距離が所定の
安全車間距離より小さくなったときに警報を出す。
導体レーザを用いた車両前方監視装置が提案されてい
る。この装置では、車両の前方からパルス光を出射して
先行車両の後部あるいは後部リフレクタで反射させ、こ
の反射して戻ってくるパルス光を受光し、出射パルス光
(放射ビーム光)の発射タイミングと受光パルス光(受
信ビーム光)の受光タイミングとの時間差から自車両と
先行車両との距離を測定し、この測定した距離が所定の
安全車間距離より小さくなったときに警報を出す。
【0003】この車両前方監視装置において、放射ビー
ム光は車両の前方に真っ直ぐ向かう1本のビーム形状に
形成されるが、その放射ビーム光の路面に対する水平方
向への拡がり角φt1は(図6参照)、通常、その放射ビ
ーム光が最大検知距離Rmax(例えば、70m)で一車
線幅Wになるように設定される。この場合、図7に示す
斜線部が死角となって、放射ビーム光の領域内に割り込
み車両100が入るまで、これを検知することができな
い。
ム光は車両の前方に真っ直ぐ向かう1本のビーム形状に
形成されるが、その放射ビーム光の路面に対する水平方
向への拡がり角φt1は(図6参照)、通常、その放射ビ
ーム光が最大検知距離Rmax(例えば、70m)で一車
線幅Wになるように設定される。この場合、図7に示す
斜線部が死角となって、放射ビーム光の領域内に割り込
み車両100が入るまで、これを検知することができな
い。
【0004】このような不都合を回避するために、放射
ビーム光の水平方向への拡がり角φt1を広くすることが
考えられる。例えば、図8に示すように、放射ビーム光
の水平方向への拡がり角をφt1からφt2へ広げ、Rcut
(例えば、40m)で一車線幅Wとすることが考えられ
る。しかし、これでは、最大検知距離Rmax ではビーム
が広がり過ぎて、隣の車線や不要物まで検知し、誤警報
につながる。
ビーム光の水平方向への拡がり角φt1を広くすることが
考えられる。例えば、図8に示すように、放射ビーム光
の水平方向への拡がり角をφt1からφt2へ広げ、Rcut
(例えば、40m)で一車線幅Wとすることが考えられ
る。しかし、これでは、最大検知距離Rmax ではビーム
が広がり過ぎて、隣の車線や不要物まで検知し、誤警報
につながる。
【0005】そこで、車両前方の検知領域を3つのゾー
ンI,II,III に分割し、ゾーンI(主ゾーン)からの
反射ビーム光とゾーンII(第1の副ゾーン)からの反射
ビーム光とゾーンIII (第2の副ゾーン)からの反射ビ
ーム光とに分けて各受光素子にて受光し、主ゾーンIで
は最大検知距離Rmax までの距離データを有効とし、副
ゾーンIIおよびIII では制限距離Rcut までの距離デー
タを有効とすることにより、図9に示されるような検知
領域M,SB1,SB2を作ることが考えられている。
このような検知領域とすることにより、すなわち中央ゾ
ーンMに加えて右ゾーンSB1および左ゾーンSB2で
も前方監視を行うことにより、誤警報の虞れなく、前方
車割り込み時の死角を改善することができる。
ンI,II,III に分割し、ゾーンI(主ゾーン)からの
反射ビーム光とゾーンII(第1の副ゾーン)からの反射
ビーム光とゾーンIII (第2の副ゾーン)からの反射ビ
ーム光とに分けて各受光素子にて受光し、主ゾーンIで
は最大検知距離Rmax までの距離データを有効とし、副
ゾーンIIおよびIII では制限距離Rcut までの距離デー
タを有効とすることにより、図9に示されるような検知
領域M,SB1,SB2を作ることが考えられている。
このような検知領域とすることにより、すなわち中央ゾ
ーンMに加えて右ゾーンSB1および左ゾーンSB2で
も前方監視を行うことにより、誤警報の虞れなく、前方
車割り込み時の死角を改善することができる。
【0006】図10は、前方車割り込み時の死角改善の
図られた車両前方監視装置の一例を示すブロック回路構
成図である。同図において、1は半導体レーザ、2は送
光レンズ、3は受光レンズ、4−1〜4−3は受光素子
(フォトダイオード)である。半導体レーザ1は、トリ
ガ回路5より周期的に送出されるトリガパルスに基づき
駆動装置6を介して駆動され、このトリガパルスに同期
したパルス光を送光レンズ2を介して出射する。この半
導体レーザ1からの出射パルス光(放射ビーム光)のビ
ーム形状は、図11のような指向性になっている。S1
は車両の水平方向(前方左右方向)の指向性、S2は垂
直方向(前方上下方向)の指向性である。
図られた車両前方監視装置の一例を示すブロック回路構
成図である。同図において、1は半導体レーザ、2は送
光レンズ、3は受光レンズ、4−1〜4−3は受光素子
(フォトダイオード)である。半導体レーザ1は、トリ
ガ回路5より周期的に送出されるトリガパルスに基づき
駆動装置6を介して駆動され、このトリガパルスに同期
したパルス光を送光レンズ2を介して出射する。この半
導体レーザ1からの出射パルス光(放射ビーム光)のビ
ーム形状は、図11のような指向性になっている。S1
は車両の水平方向(前方左右方向)の指向性、S2は垂
直方向(前方上下方向)の指向性である。
【0007】指向性S1の中央部は主ゾーンIへの放射
ビーム光BM 、右側部は副ゾーンIIへの放射ビーム光B
S1、左側部は副ゾーンIII への放射ビーム光BS2とな
る。すなわち、半導体レーザ1からの放射ビーム光は実
際には1本であるが、そのビーム形状としては主ゾーン
Iへの放射ビーム光BM と副ゾーンIIへの放射ビーム光
BS1と副ゾーンIII への放射ビーム光BS2とに分けて考
えることができる。
ビーム光BM 、右側部は副ゾーンIIへの放射ビーム光B
S1、左側部は副ゾーンIII への放射ビーム光BS2とな
る。すなわち、半導体レーザ1からの放射ビーム光は実
際には1本であるが、そのビーム形状としては主ゾーン
Iへの放射ビーム光BM と副ゾーンIIへの放射ビーム光
BS1と副ゾーンIII への放射ビーム光BS2とに分けて考
えることができる。
【0008】半導体レーザ1からの放射ビーム光は、前
方車両や割り込み車両等の対象物で反射され、反射され
て戻ってきた反射ビーム光は受光レンズ3で集光され
る。そして、主ゾーンIからの反射ビーム光BM ,副ゾ
ーンIIからの反射ビーム光BS1,副ゾーンIII からの反
射ビーム光BS2が、それぞれ受光素子4−1,4−2,
4−3にて受光される。受光素子4−1,4−2,4−
3は受光したビーム光を電気信号に変換する。変換され
た各電気信号は増幅器7−1,7−2,7−3でそれぞ
れ増幅された後に、受信パルスとして信号処理装置8へ
送られる。
方車両や割り込み車両等の対象物で反射され、反射され
て戻ってきた反射ビーム光は受光レンズ3で集光され
る。そして、主ゾーンIからの反射ビーム光BM ,副ゾ
ーンIIからの反射ビーム光BS1,副ゾーンIII からの反
射ビーム光BS2が、それぞれ受光素子4−1,4−2,
4−3にて受光される。受光素子4−1,4−2,4−
3は受光したビーム光を電気信号に変換する。変換され
た各電気信号は増幅器7−1,7−2,7−3でそれぞ
れ増幅された後に、受信パルスとして信号処理装置8へ
送られる。
【0009】半導体レーザ1からの放射ビーム光はトリ
ガ回路5の送出するトリガパルスに同期して発生するの
で、トリガ回路5の送出するトリガパルス(放射ビーム
光の発射タイミング)を信号処理装置8へ与えることに
より、トリガパルスと各受信パルス(受信ビーム光の受
光タイミング)との時間差から、主ゾーンI,副ゾーン
II,副ゾーンIII に位置する対象物までの距離を測定す
ることができる。
ガ回路5の送出するトリガパルスに同期して発生するの
で、トリガ回路5の送出するトリガパルス(放射ビーム
光の発射タイミング)を信号処理装置8へ与えることに
より、トリガパルスと各受信パルス(受信ビーム光の受
光タイミング)との時間差から、主ゾーンI,副ゾーン
II,副ゾーンIII に位置する対象物までの距離を測定す
ることができる。
【0010】ここで、信号処理装置8は、主ゾーンIで
は最大検知距離Rmax までの距離データを有効とし、副
ゾーンII,III では制限距離Rcut までの距離データを
有効とする。すなわち、信号処理装置8は、主ゾーンI
では最大検知距離Rmax 以遠の距離データを無効とし、
副ゾーンII,III では制限距離Rcut 以遠の距離データ
を無効とする。これにより、信号処理装置8は、図9に
示した中央ゾーンM,右ゾーンSB1,左ゾーンSB2
を受光素子4−1,4−2,4−3による検知領域とし
て、前方監視を行う。
は最大検知距離Rmax までの距離データを有効とし、副
ゾーンII,III では制限距離Rcut までの距離データを
有効とする。すなわち、信号処理装置8は、主ゾーンI
では最大検知距離Rmax 以遠の距離データを無効とし、
副ゾーンII,III では制限距離Rcut 以遠の距離データ
を無効とする。これにより、信号処理装置8は、図9に
示した中央ゾーンM,右ゾーンSB1,左ゾーンSB2
を受光素子4−1,4−2,4−3による検知領域とし
て、前方監視を行う。
【0011】なお、信号処理装置8は、対象物までの距
離の変化率から対象物との相対速度を求めたり、相対速
度と車速センサ11にて検出される自車速度から対象物
の速度を求めたり、対象物との距離が安全車間距離より
小さくなると警報器9から警報信号を発生したり、各測
定データを表示器10に表示させたりする。
離の変化率から対象物との相対速度を求めたり、相対速
度と車速センサ11にて検出される自車速度から対象物
の速度を求めたり、対象物との距離が安全車間距離より
小さくなると警報器9から警報信号を発生したり、各測
定データを表示器10に表示させたりする。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】この車両前方監視装置
では、半導体レーザ1,送光レンズ2、受光レンズ3,
受光素子4−1〜4−3,トリガ回路5,駆動装置6,
増幅器7−1〜7−3等の送受光部をケースに収容し、
レーザセンサとして車両の前面部に取り付けている。こ
のレーザセンサでは、送光レンズおよび受光レンズの前
面側にウィンドウ(ガラス)を取り付けており、ウィン
ドウやレンズが曇ると監視性能が低下する。
では、半導体レーザ1,送光レンズ2、受光レンズ3,
受光素子4−1〜4−3,トリガ回路5,駆動装置6,
増幅器7−1〜7−3等の送受光部をケースに収容し、
レーザセンサとして車両の前面部に取り付けている。こ
のレーザセンサでは、送光レンズおよび受光レンズの前
面側にウィンドウ(ガラス)を取り付けており、ウィン
ドウやレンズが曇ると監視性能が低下する。
【0013】本発明はこのような課題を解決するために
なされたもので、その目的とするところは、ウィンドウ
やレンズの曇りを防止することのできる光学装置を提供
することにある。
なされたもので、その目的とするところは、ウィンドウ
やレンズの曇りを防止することのできる光学装置を提供
することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、第1発明(請求項1に係る発明)は、ケース
内に不活性ガスを充填するとともに、ケース内に引き込
まれる信号ケーブル内の各リード線を途中で切断し、そ
の切断した各リード線の一方側と他方側とを導電性封止
体によって連結するようにしたものである。 第2発明
(請求項2に係る発明)は、第1発明において、導電性
封止体を、芯線の剥き出された一方側のリード線および
他方側のリード線が接続固定される第1および第2の芯
線固定部と、この第1の芯線固定部と第2の芯線固定部
との間に位置し樹脂部材が充填される樹脂封止部とを有
してなる導電性のスリーブとしたものである。
るために、第1発明(請求項1に係る発明)は、ケース
内に不活性ガスを充填するとともに、ケース内に引き込
まれる信号ケーブル内の各リード線を途中で切断し、そ
の切断した各リード線の一方側と他方側とを導電性封止
体によって連結するようにしたものである。 第2発明
(請求項2に係る発明)は、第1発明において、導電性
封止体を、芯線の剥き出された一方側のリード線および
他方側のリード線が接続固定される第1および第2の芯
線固定部と、この第1の芯線固定部と第2の芯線固定部
との間に位置し樹脂部材が充填される樹脂封止部とを有
してなる導電性のスリーブとしたものである。
【0015】第3発明(請求項3に係る発明)は、第1
発明において、導電性封止体を、芯線の剥き出された一
方側のリード線および他方側のリード線が接続固定され
る第1および第2の芯線固定部と、この第1の芯線固定
部と第2の芯線固定部との間に位置する隔壁部とを有し
てなる導電性のスリーブとしたものである。 第4発明
(請求項4に係る発明)は、第1発明において、導電性
封止体を絶縁チューブで覆い、この絶縁チューブの周り
を樹脂封止したものである。
発明において、導電性封止体を、芯線の剥き出された一
方側のリード線および他方側のリード線が接続固定され
る第1および第2の芯線固定部と、この第1の芯線固定
部と第2の芯線固定部との間に位置する隔壁部とを有し
てなる導電性のスリーブとしたものである。 第4発明
(請求項4に係る発明)は、第1発明において、導電性
封止体を絶縁チューブで覆い、この絶縁チューブの周り
を樹脂封止したものである。
【0016】
【作用】したがってこの発明によれば、第1〜3発明で
は、ケース内に不活性ガスが充填され、各リード線の一
方側と他方側とが導電性封止体によって連結される。第
4発明では、導電性封止体が絶縁チューブによって覆わ
れる。
は、ケース内に不活性ガスが充填され、各リード線の一
方側と他方側とが導電性封止体によって連結される。第
4発明では、導電性封止体が絶縁チューブによって覆わ
れる。
【0017】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づき詳細に説明す
る。図3はこの発明の一実施例を示す車両前方監視装置
のブロック回路構成図である。同図において、図10と
同一符号は同一或いは同等構成要素を示し、その説明は
省略する。この実施例では、主ゾーンIからの反射ビー
ム光BM ,副ゾーンIIからの反射ビーム光BS1,副ゾー
ンIII からの反射ビーム光BS2を主受光レンズ3−1を
介して受光する受光素子4−1,4−2,4−3に加え
て、受光素子(フォトダイオード)4−4を設け、この
受光素子4−4の前面に主受光レンズ3−1よりもその
レンズ口径を小さくした副受光レンズ3−2を配置し、
主ゾーンIからの反射ビーム光BM を受光素子4−4で
も受光させるようにしている。
る。図3はこの発明の一実施例を示す車両前方監視装置
のブロック回路構成図である。同図において、図10と
同一符号は同一或いは同等構成要素を示し、その説明は
省略する。この実施例では、主ゾーンIからの反射ビー
ム光BM ,副ゾーンIIからの反射ビーム光BS1,副ゾー
ンIII からの反射ビーム光BS2を主受光レンズ3−1を
介して受光する受光素子4−1,4−2,4−3に加え
て、受光素子(フォトダイオード)4−4を設け、この
受光素子4−4の前面に主受光レンズ3−1よりもその
レンズ口径を小さくした副受光レンズ3−2を配置し、
主ゾーンIからの反射ビーム光BM を受光素子4−4で
も受光させるようにしている。
【0018】そして、受光素子4−1の出力と受光素子
4−4との出力とを電気的に共通に接続し、増幅器7−
1を介して信号処理装置8’へ与えるようにしている。
また、受光素子4−2の出力と受光素子4−3の出力と
を電気的に共通に接続し、増幅器7−2を介して信号処
理装置8’へ与えるようにしている。
4−4との出力とを電気的に共通に接続し、増幅器7−
1を介して信号処理装置8’へ与えるようにしている。
また、受光素子4−2の出力と受光素子4−3の出力と
を電気的に共通に接続し、増幅器7−2を介して信号処
理装置8’へ与えるようにしている。
【0019】この距離測定装置において、半導体レーザ
1からの放射ビーム光は、前方車両や割り込み車両等の
対象物で反射され、反射されて戻ってきた反射ビーム光
は受光レンズ3−1および3−2で集光される。そし
て、主ゾーンIからの反射ビーム光BM が受光素子4−
1および4−4にて受光され、副ゾーンIIからの反射ビ
ーム光BS1が受光素子4−2にて受光され、副ゾーンII
I からの反射ビーム光BS2が受光素子4−3にて受光さ
れる。受光素子4−1,4−2,4−3,4−4は受光
したビーム光を電気信号に変換する。受光素子4−1お
よび4−4にて変換された電気信号は増幅器7−1で増
幅された後に、受信パルスとして信号処理装置8’へ送
られる。受光素子4−2および4−3にて変換された電
気信号は増幅器7−2で増幅された後に、受信パルスと
して信号処理装置8’へ送られる。
1からの放射ビーム光は、前方車両や割り込み車両等の
対象物で反射され、反射されて戻ってきた反射ビーム光
は受光レンズ3−1および3−2で集光される。そし
て、主ゾーンIからの反射ビーム光BM が受光素子4−
1および4−4にて受光され、副ゾーンIIからの反射ビ
ーム光BS1が受光素子4−2にて受光され、副ゾーンII
I からの反射ビーム光BS2が受光素子4−3にて受光さ
れる。受光素子4−1,4−2,4−3,4−4は受光
したビーム光を電気信号に変換する。受光素子4−1お
よび4−4にて変換された電気信号は増幅器7−1で増
幅された後に、受信パルスとして信号処理装置8’へ送
られる。受光素子4−2および4−3にて変換された電
気信号は増幅器7−2で増幅された後に、受信パルスと
して信号処理装置8’へ送られる。
【0020】信号処理装置8’は、トリガ回路5の送出
するトリガパルスと増幅器7−1からの受信パルスとの
時間差から、主ゾーンIに位置する対象物までの距離を
測定する。また、トリガ回路5の送出するトリガパルス
と増幅器7−2からの受信パルスとの時間差から副ゾー
ンIIおよびIII に位置する対象物までの距離を測定す
る。
するトリガパルスと増幅器7−1からの受信パルスとの
時間差から、主ゾーンIに位置する対象物までの距離を
測定する。また、トリガ回路5の送出するトリガパルス
と増幅器7−2からの受信パルスとの時間差から副ゾー
ンIIおよびIII に位置する対象物までの距離を測定す
る。
【0021】すなわち、信号処理装置8’は、放射ビー
ム光の発射タイミングと受光素子4−1および受光素子
4−4での主ゾーンIからの反射ビーム光BM の受光タ
イミングとの時間差に基づいて、主ゾーンIに位置する
対象物までの距離を測定する。また、放射ビーム光の発
射タイミングと受光素子4−2での副ゾーンIIからの反
射ビーム光BS1および受光素子4−3での副ゾーンIII
からの反射ビーム光BS2の何れかその受光タイミングの
早い方との時間差に基づいて、副ゾーンIIおよびIII に
位置する対象物までの距離を測定する。
ム光の発射タイミングと受光素子4−1および受光素子
4−4での主ゾーンIからの反射ビーム光BM の受光タ
イミングとの時間差に基づいて、主ゾーンIに位置する
対象物までの距離を測定する。また、放射ビーム光の発
射タイミングと受光素子4−2での副ゾーンIIからの反
射ビーム光BS1および受光素子4−3での副ゾーンIII
からの反射ビーム光BS2の何れかその受光タイミングの
早い方との時間差に基づいて、副ゾーンIIおよびIII に
位置する対象物までの距離を測定する。
【0022】そして、信号処理装置8’は、主ゾーンI
では最大検知距離Rmax までの距離データを有効とし、
副ゾーンII,III では制限距離Rcut までの距離データ
を有効とし、中央ゾーンM,右ゾーンSB1,左ゾーン
SB2に位置する対象物についてのみ、その距離データ
に基づく前方監視を行う。
では最大検知距離Rmax までの距離データを有効とし、
副ゾーンII,III では制限距離Rcut までの距離データ
を有効とし、中央ゾーンM,右ゾーンSB1,左ゾーン
SB2に位置する対象物についてのみ、その距離データ
に基づく前方監視を行う。
【0023】ここで、主ゾーンIでの限界検知距離R
LIM は、受光素子4−1の出力と受光素子4−4の出力
とがワイヤードオアで接続されているため、受光素子4
−1のみを用いた場合の限界検知距離RLIM1(100
m)よりも延びる。すなわち、図4に示すように、従来
の限界検知距離RLIM (old)をRLIM1とした場合、本実
施例での限界検知距離RLIM (new)はRLIM (old)よりも
遠方のRLIM2となる。
LIM は、受光素子4−1の出力と受光素子4−4の出力
とがワイヤードオアで接続されているため、受光素子4
−1のみを用いた場合の限界検知距離RLIM1(100
m)よりも延びる。すなわち、図4に示すように、従来
の限界検知距離RLIM (old)をRLIM1とした場合、本実
施例での限界検知距離RLIM (new)はRLIM (old)よりも
遠方のRLIM2となる。
【0024】すなわち、一般的に、レーダ性能は次式の
レーダ方程式により与えられる。 Pr=Pt・(K・AT ・Ar・Tt・Tr)/{π2 ・(θ/2)2 ・(φ/ 2)2 ・R4 } ・・・(1) ここで、Pr:受信パワー、Pt:送信パワー、K:物
標の反射率、AT :物標の有効反射面積、Ar:受光部
(レンズ)の面積、Tt:送光系の透過率、Tr:受光
系の透過率、θ:送光ビームの広がり角、φ:反射光広
がり角、R:物標までの距離。
レーダ方程式により与えられる。 Pr=Pt・(K・AT ・Ar・Tt・Tr)/{π2 ・(θ/2)2 ・(φ/ 2)2 ・R4 } ・・・(1) ここで、Pr:受信パワー、Pt:送信パワー、K:物
標の反射率、AT :物標の有効反射面積、Ar:受光部
(レンズ)の面積、Tt:送光系の透過率、Tr:受光
系の透過率、θ:送光ビームの広がり角、φ:反射光広
がり角、R:物標までの距離。
【0025】この式から分かるように、受信パワーPr
は物標までの距離Rの4乗に反比例する。従って、受光
部(レンズ)の面積Arを2倍にすることで(但し、そ
の他のパラメータは変化しないとして)、受信パワーP
rが大きくなり、物標までの距離Rは 4√2倍となる。
これにより、本実施例では、限界検知距離RLIM がR
LIM1からRLIM2まで延びる。
は物標までの距離Rの4乗に反比例する。従って、受光
部(レンズ)の面積Arを2倍にすることで(但し、そ
の他のパラメータは変化しないとして)、受信パワーP
rが大きくなり、物標までの距離Rは 4√2倍となる。
これにより、本実施例では、限界検知距離RLIM がR
LIM1からRLIM2まで延びる。
【0026】したがって、本実施例によれば、雨や霧等
による検知性能の低下に対して、限界検知距離RLIM の
最大検知距離Rmax 以下への低下を防止することが可能
となる。すなわち、限界検知距離RLIM (new)が120
mとして得られるものとした場合、雨や霧等によって限
界検知距離RLIM (new)が晴天時に比べ30%低下して
84mとなったとしても、限界検知距離RLIM (new)と
しては最大検知距離Rmax (70m)以上の値を確保す
ることができる。これにより、雨や霧等による検知性能
の低下に拘らず、常に最大検知距離Rmax 内に位置する
車両の検知が可能となる。
による検知性能の低下に対して、限界検知距離RLIM の
最大検知距離Rmax 以下への低下を防止することが可能
となる。すなわち、限界検知距離RLIM (new)が120
mとして得られるものとした場合、雨や霧等によって限
界検知距離RLIM (new)が晴天時に比べ30%低下して
84mとなったとしても、限界検知距離RLIM (new)と
しては最大検知距離Rmax (70m)以上の値を確保す
ることができる。これにより、雨や霧等による検知性能
の低下に拘らず、常に最大検知距離Rmax 内に位置する
車両の検知が可能となる。
【0027】なお、限界検知距離RLIM を延ばす方式と
して、送信パワーPtを上げる、あるいは受光素子の感
度を上げる、増幅器の性能を上げる方式等が考えられる
が、コスト高や電気的ノイズ等の問題があり、得策とは
言えない。本実施例では、電気的ノイズ等の問題が生じ
ず、安価に、限界検知距離RLIM を延ばすことができ
る。また、本実施例では、受光素子4−2の出力と受光
素子4−3の出力とを電気的に共通に接続し、増幅器7
−2を介して信号処理装置8’へ与えるようにしている
ので、図10に示した従来の車両前方監視装置で必要と
していた増幅器7−3を省略することができ、信号処理
装置8’での信号処理も簡単となる。
して、送信パワーPtを上げる、あるいは受光素子の感
度を上げる、増幅器の性能を上げる方式等が考えられる
が、コスト高や電気的ノイズ等の問題があり、得策とは
言えない。本実施例では、電気的ノイズ等の問題が生じ
ず、安価に、限界検知距離RLIM を延ばすことができ
る。また、本実施例では、受光素子4−2の出力と受光
素子4−3の出力とを電気的に共通に接続し、増幅器7
−2を介して信号処理装置8’へ与えるようにしている
ので、図10に示した従来の車両前方監視装置で必要と
していた増幅器7−3を省略することができ、信号処理
装置8’での信号処理も簡単となる。
【0028】図5は半導体レーザ1,送光レンズ2,受
光レンズ3−1,3−2,受光素子4−1〜4−4,ト
リガ回路5,駆動装置6,増幅器7−1,7−2等の送
受光部をケースに収容したレーザセンサの内部構成を示
す図で、図5(a)は平面断面図、図5(b)は正面図
である。同図において、12はケース、13はケース1
2の前面開口部に取り付けられたウィンドウ(ガラ
ス)、14は図示せぬディスプレイ部とを結ぶ信号ケー
ブル、15は金属部材(アルミニウム)よりなる中央基
準板、16−1〜16−3はトリガ回路5,駆動装置
6,増幅器7−1,7−2等の回路が分散して構築され
た第1〜第3の回路基板である。なお、図3では理解し
易いように主受光レンズ3−1と副受光レンズ3−2を
別体として示したが、実際には図5に示す如く主受光レ
ンズ3−1と副受光レンズ3−2とは受光レンズ3’と
して一体的に形成されている。
光レンズ3−1,3−2,受光素子4−1〜4−4,ト
リガ回路5,駆動装置6,増幅器7−1,7−2等の送
受光部をケースに収容したレーザセンサの内部構成を示
す図で、図5(a)は平面断面図、図5(b)は正面図
である。同図において、12はケース、13はケース1
2の前面開口部に取り付けられたウィンドウ(ガラ
ス)、14は図示せぬディスプレイ部とを結ぶ信号ケー
ブル、15は金属部材(アルミニウム)よりなる中央基
準板、16−1〜16−3はトリガ回路5,駆動装置
6,増幅器7−1,7−2等の回路が分散して構築され
た第1〜第3の回路基板である。なお、図3では理解し
易いように主受光レンズ3−1と副受光レンズ3−2を
別体として示したが、実際には図5に示す如く主受光レ
ンズ3−1と副受光レンズ3−2とは受光レンズ3’と
して一体的に形成されている。
【0029】第1の回路基板16−1には半導体レーザ
1および受光素子4−1〜4−4が配置されており、半
導体レーザ1および受光素子4−1〜4−4はシールド
ケース17−1および17−2により覆われている。シ
ールドケース17−1の半導体レーザ1に対向する位置
には開口17−1aが設けられている。また、シールド
ケース17−2の受光素子4−1〜4−3および4−4
に対向する位置には開口17−2aおよび17−2bが
設けられている。また、回路基板16−1〜16−3
は、カラー18−1〜18−3を用いて、中央基準板1
5の一方側の面に積層固定されている。
1および受光素子4−1〜4−4が配置されており、半
導体レーザ1および受光素子4−1〜4−4はシールド
ケース17−1および17−2により覆われている。シ
ールドケース17−1の半導体レーザ1に対向する位置
には開口17−1aが設けられている。また、シールド
ケース17−2の受光素子4−1〜4−3および4−4
に対向する位置には開口17−2aおよび17−2bが
設けられている。また、回路基板16−1〜16−3
は、カラー18−1〜18−3を用いて、中央基準板1
5の一方側の面に積層固定されている。
【0030】すなわち、中央基準板15の他方側の面よ
りネジ19(4本)のボルト部を通し、このネジ19の
ボルト部にカラー18−1を通して第2の回路基板16
−2を落とし込み、次にカラー18−2を通して第1の
回路基板16−1を落とし込み、さらにカラー18−3
を通して第3の回路基板16−3を落とし込み、第3の
回路基板16−3の上面に突出するネジ19のねじ山部
にナット20を締め付けて、回路基板16−1〜16−
3を中央基準板15の一方側の面に積層固定している。
これにより、回路基板16−1,16−2,16−3が
中央基準板15の一方側の面に、所定の間隔L1,L
2,L3を隔てて固定される。
りネジ19(4本)のボルト部を通し、このネジ19の
ボルト部にカラー18−1を通して第2の回路基板16
−2を落とし込み、次にカラー18−2を通して第1の
回路基板16−1を落とし込み、さらにカラー18−3
を通して第3の回路基板16−3を落とし込み、第3の
回路基板16−3の上面に突出するネジ19のねじ山部
にナット20を締め付けて、回路基板16−1〜16−
3を中央基準板15の一方側の面に積層固定している。
これにより、回路基板16−1,16−2,16−3が
中央基準板15の一方側の面に、所定の間隔L1,L
2,L3を隔てて固定される。
【0031】なお、第2の回路基板16−2の半導体レ
ーザ1に対向する位置には開口16−2aが設けられ、
受光素子4−1〜4−3および4−4に対向する位置に
は開口16−2bおよび16−2cが設けられている。
また、中央基準板15の半導体レーザ1に対向する位置
には開口15aが設けられ、受光素子4−1〜4−3お
よび4−4に対向する位置には開口15bおよび15c
が設けられている。また、第2の回路基板16−2と中
央基準板15との間には、スポンジ状の遮光部材21が
設けられている。また、シールドケース17−1の開口
17−1aを形成する際にL字状に立状片17−1bを
立ち上げておき、この立状片17−1bを第2の回路基
板16−2と中央基準板15との間に遮光板として位置
させている。
ーザ1に対向する位置には開口16−2aが設けられ、
受光素子4−1〜4−3および4−4に対向する位置に
は開口16−2bおよび16−2cが設けられている。
また、中央基準板15の半導体レーザ1に対向する位置
には開口15aが設けられ、受光素子4−1〜4−3お
よび4−4に対向する位置には開口15bおよび15c
が設けられている。また、第2の回路基板16−2と中
央基準板15との間には、スポンジ状の遮光部材21が
設けられている。また、シールドケース17−1の開口
17−1aを形成する際にL字状に立状片17−1bを
立ち上げておき、この立状片17−1bを第2の回路基
板16−2と中央基準板15との間に遮光板として位置
させている。
【0032】一方、中央基準板15の他方側の面には、
カラー22を用いて送光レンズ2が、またカラー23を
用いて受光レンズ3’が固定されている。すなわち、中
央基準板15の一方側の面よりネジ24(3本)のボル
ト部を通し、このネジ24のボルト部にカラー22を通
して送光レンズ2を落とし込み、この送光レンズ2の上
面に突出するネジ24のねじ山部にナット20を締め付
けて、中央基準板15に送光レンズ2を固定している。
また、中央基準板15の一方側の面よりネジ25(3
本)のボルト部を通し、このネジ25のボルト部にカラ
ー23を通して受光レンズ3’を落とし込み、この受光
レンズ3’の上面に突出するネジ25のねじ山部にナッ
ト20を締め付けて、中央基準板15に受光レンズ3’
を固定している。これにより、送光レンズ2および受光
レンズ3’が中央基準板15の他方側の面に、所定の間
隔L4およびL5を隔てて固定される。
カラー22を用いて送光レンズ2が、またカラー23を
用いて受光レンズ3’が固定されている。すなわち、中
央基準板15の一方側の面よりネジ24(3本)のボル
ト部を通し、このネジ24のボルト部にカラー22を通
して送光レンズ2を落とし込み、この送光レンズ2の上
面に突出するネジ24のねじ山部にナット20を締め付
けて、中央基準板15に送光レンズ2を固定している。
また、中央基準板15の一方側の面よりネジ25(3
本)のボルト部を通し、このネジ25のボルト部にカラ
ー23を通して受光レンズ3’を落とし込み、この受光
レンズ3’の上面に突出するネジ25のねじ山部にナッ
ト20を締め付けて、中央基準板15に受光レンズ3’
を固定している。これにより、送光レンズ2および受光
レンズ3’が中央基準板15の他方側の面に、所定の間
隔L4およびL5を隔てて固定される。
【0033】ここで、この回路基板16−1〜16−
3,送光レンズ2および受光レンズ3’の固定された中
央基準板15は、ケース12に組み込む前にサブアセン
ブリ組立として前もって組み立てられている。このサブ
アセンブリ組立のケース12への組み込みは中央基準板
15の周縁部をケース12内の鍔段部12aに螺着する
ことによって行われている。すなわち、本実施例では、
ケース12内に回路基板16−1〜16−3や送光レン
ズ2,受光レンズ3’等を直接取り付けるのではなく、
中央基準板15を中心とし各部品を取り付けたサブアセ
ンブリ組立として後から組み込むので、組立が簡単で、
作業性がアップし、コストダウンを図ることができるよ
うになり、コンパクトともなる。また、中央基準板15
は金属部材であるので、確実かつ堅固にサブアセンブリ
組立がケース12内に組み込まれるものとなる。
3,送光レンズ2および受光レンズ3’の固定された中
央基準板15は、ケース12に組み込む前にサブアセン
ブリ組立として前もって組み立てられている。このサブ
アセンブリ組立のケース12への組み込みは中央基準板
15の周縁部をケース12内の鍔段部12aに螺着する
ことによって行われている。すなわち、本実施例では、
ケース12内に回路基板16−1〜16−3や送光レン
ズ2,受光レンズ3’等を直接取り付けるのではなく、
中央基準板15を中心とし各部品を取り付けたサブアセ
ンブリ組立として後から組み込むので、組立が簡単で、
作業性がアップし、コストダウンを図ることができるよ
うになり、コンパクトともなる。また、中央基準板15
は金属部材であるので、確実かつ堅固にサブアセンブリ
組立がケース12内に組み込まれるものとなる。
【0034】また、本実施例では、金属部材よりなる中
央基準板15を用いているので、例えば中央基準板15
に代えて樹脂部材を用いた場合のような反り等の変形が
なく、送光レンズ2および受光レンズ3’の光軸がずれ
る心配がない(特に、受光レンズ3’は主受光レンズ3
−1と副受光レンズ3−2とからなり、その面積が大き
く、光軸が狂い易い)。
央基準板15を用いているので、例えば中央基準板15
に代えて樹脂部材を用いた場合のような反り等の変形が
なく、送光レンズ2および受光レンズ3’の光軸がずれ
る心配がない(特に、受光レンズ3’は主受光レンズ3
−1と副受光レンズ3−2とからなり、その面積が大き
く、光軸が狂い易い)。
【0035】また、本実施例では、金属部材よりなる中
央基準板15に送光レンズ2および受光レンズ3’を固
定しているので、送光レンズ2および受光レンズ3’と
中央基準板15との間隔L4およびL5の精度が高く、
かつこの精度を長期間維持することができる。また、金
属部材よりなる中央基準板15に回路基板16−1〜1
6−3を固定しているので、回路基板16−1〜16−
3と中央基準板15との間隔L1〜L3の精度が高く、
かつこの精度を長期間維持することができる。このこと
は、送光レンズ2と半導体レーザ1との対向間隔、受光
レンズ3’と受光素子4−1〜4−4との対向間隔の精
度が高く、かつこの精度を長期間維持することができる
ことを意味している。
央基準板15に送光レンズ2および受光レンズ3’を固
定しているので、送光レンズ2および受光レンズ3’と
中央基準板15との間隔L4およびL5の精度が高く、
かつこの精度を長期間維持することができる。また、金
属部材よりなる中央基準板15に回路基板16−1〜1
6−3を固定しているので、回路基板16−1〜16−
3と中央基準板15との間隔L1〜L3の精度が高く、
かつこの精度を長期間維持することができる。このこと
は、送光レンズ2と半導体レーザ1との対向間隔、受光
レンズ3’と受光素子4−1〜4−4との対向間隔の精
度が高く、かつこの精度を長期間維持することができる
ことを意味している。
【0036】また、本実施例では、中央基準板15と第
1の回路基板16−1との間に第2の回路基板16−2
を設けるようにしているので、中央基準板15と第1の
回路基板16−1との間の空間を有効に活用して、その
さらなるコンパクト化が図られている。すなわち、送光
レンズ2と半導体レーザ1との対向間隔、受光レンズ
3’と受光素子4−1〜4−4との対向間隔は、その焦
点距離を確保する必要上、所定の間隔を必要とする。こ
れにより中央基準板15と第1の回路基板16−1との
間に空間が生じる。本実施例では、この空間を活用し
て、第2の回路基板16−2を設けている。また、この
回路基板16−2が邪魔とならないように、この回路基
板16−2の半導体レーザ1に対向する位置に開口16
−2aを設け、受光素子4−1〜4−3および4−4に
対向する位置に開口16−2bおよび16−2cを設け
ている。
1の回路基板16−1との間に第2の回路基板16−2
を設けるようにしているので、中央基準板15と第1の
回路基板16−1との間の空間を有効に活用して、その
さらなるコンパクト化が図られている。すなわち、送光
レンズ2と半導体レーザ1との対向間隔、受光レンズ
3’と受光素子4−1〜4−4との対向間隔は、その焦
点距離を確保する必要上、所定の間隔を必要とする。こ
れにより中央基準板15と第1の回路基板16−1との
間に空間が生じる。本実施例では、この空間を活用し
て、第2の回路基板16−2を設けている。また、この
回路基板16−2が邪魔とならないように、この回路基
板16−2の半導体レーザ1に対向する位置に開口16
−2aを設け、受光素子4−1〜4−3および4−4に
対向する位置に開口16−2bおよび16−2cを設け
ている。
【0037】また、本実施例では、送光レンズ2および
受光レンズ3’の前面側にウィンドウ(ガラス)13を
配置し、ウィンドウ13の外周縁面に送光レンズ2およ
び受光レンズ3’の口径部を避けて、シルク印刷等によ
って遮光マスク13−1を形成している。この遮光マス
ク13−1によって、ケース12の内部への外界からの
余計な光の侵入が防がれ、受光精度がアップする。ま
た、送光レンズ2および受光レンズ3’は、可視光カッ
トレンズ(サングラスのような色のレンズ)とされてお
り、赤外線のみを通過させるフィルタの役割も果たす。
また、送光側の光学系と受光側の光学系との間は、ケー
ス12側に設けられた仕切り板12b、遮光部材21、
遮光板17−1bによって遮光される。
受光レンズ3’の前面側にウィンドウ(ガラス)13を
配置し、ウィンドウ13の外周縁面に送光レンズ2およ
び受光レンズ3’の口径部を避けて、シルク印刷等によ
って遮光マスク13−1を形成している。この遮光マス
ク13−1によって、ケース12の内部への外界からの
余計な光の侵入が防がれ、受光精度がアップする。ま
た、送光レンズ2および受光レンズ3’は、可視光カッ
トレンズ(サングラスのような色のレンズ)とされてお
り、赤外線のみを通過させるフィルタの役割も果たす。
また、送光側の光学系と受光側の光学系との間は、ケー
ス12側に設けられた仕切り板12b、遮光部材21、
遮光板17−1bによって遮光される。
【0038】また、本実施例においてケース12の内部
は、不活性ガス(例えば、窒素ガス)が充填されてい
る。これにより、ウィンドウ13や送光レンズ2,受光
レンズ3’の曇りが防止され、監視性能の低下が防がれ
る。この不活性ガスの充填は注入部12cより行われて
いる。注入部12cは不活性ガスの注入後に封止されて
いる。具体的には、そのネジ部が樹脂部材で覆われてい
る六角ネジを注入部12cに螺合することにより、その
ネジ部と注入部12cの壁面との間を樹脂部材で密封し
ている。
は、不活性ガス(例えば、窒素ガス)が充填されてい
る。これにより、ウィンドウ13や送光レンズ2,受光
レンズ3’の曇りが防止され、監視性能の低下が防がれ
る。この不活性ガスの充填は注入部12cより行われて
いる。注入部12cは不活性ガスの注入後に封止されて
いる。具体的には、そのネジ部が樹脂部材で覆われてい
る六角ネジを注入部12cに螺合することにより、その
ネジ部と注入部12cの壁面との間を樹脂部材で密封し
ている。
【0039】図1(a)は信号ケーブル14のケース1
2内への引き込み状況を示す平面断面図である。 〔信号ケーブル14への処置〕信号ケーブル14には次
のような処置が施されている。信号ケーブル14のケー
ス12内へ引き込む側の先端から所定の長さだけ外周被
覆14−1を取り去ってリード線群14−2を剥き出し
の状態とする。剥き出したリード線群14−2の各リー
ド線14−21〜14−2nを途中で切断する。切断し
た各リード線14−21〜14−2nの一方側と他方側
とを導電性のスリーブ14−3にて連結し(図1(b)
参照)、絶縁チューブ(熱収縮チューブ)14−4で覆
う。以下、この処置について、リード線14−21で説
明する。
2内への引き込み状況を示す平面断面図である。 〔信号ケーブル14への処置〕信号ケーブル14には次
のような処置が施されている。信号ケーブル14のケー
ス12内へ引き込む側の先端から所定の長さだけ外周被
覆14−1を取り去ってリード線群14−2を剥き出し
の状態とする。剥き出したリード線群14−2の各リー
ド線14−21〜14−2nを途中で切断する。切断し
た各リード線14−21〜14−2nの一方側と他方側
とを導電性のスリーブ14−3にて連結し(図1(b)
参照)、絶縁チューブ(熱収縮チューブ)14−4で覆
う。以下、この処置について、リード線14−21で説
明する。
【0040】リード線14−21を途中で切断して、一
方側14−21aと他方側14−21bとに分離する。
一方側14−21aの先端の芯線を剥き出す。他方側1
4−21bの先端の芯線を剥き出す。一方側14−21
aの芯線をスリーブ14−3の一方側開口部(第1の芯
線固定部)14−31に差し込み、他方側14−21b
の芯線をスリーブ14−3の他方側開口部(第2の芯線
固定部)14−32に差し込み、一方側開口部14−3
1および他方側開口部14−32をカシメる。これによ
り、リード線14−21の一方側14−21aおよび他
方側14−21bが、スリーブ14−3の一方側開口部
14−31および他方側開口部14−32に接続固定さ
れる。
方側14−21aと他方側14−21bとに分離する。
一方側14−21aの先端の芯線を剥き出す。他方側1
4−21bの先端の芯線を剥き出す。一方側14−21
aの芯線をスリーブ14−3の一方側開口部(第1の芯
線固定部)14−31に差し込み、他方側14−21b
の芯線をスリーブ14−3の他方側開口部(第2の芯線
固定部)14−32に差し込み、一方側開口部14−3
1および他方側開口部14−32をカシメる。これによ
り、リード線14−21の一方側14−21aおよび他
方側14−21bが、スリーブ14−3の一方側開口部
14−31および他方側開口部14−32に接続固定さ
れる。
【0041】そして、スリーブ14−3の窓部14−3
3よりスリーブ14−3内の空間部(樹脂封止部)14
−34に、樹脂部材14−35を充填する。そして、リ
ード線14−21の一方側14−21aおよび他方側1
4−21bの絶縁被覆の先端部を含む形で、絶縁チュー
ブ14−4でスリーブ14−3を覆い、絶縁チューブ1
4−4を加熱収縮させる。このような処置をリード線1
4−22〜14−2nについても同様にして行う。そし
て、信号ケーブル14の外周被覆14−1の先端部にハ
ウジング14−5を取り付け、このハウジング14−5
の内部に絶縁チューブ14−4が隠れるまで樹脂部材1
4−6を充填し、フェライトコア14−7を接着固定す
る。リード線群14−2の先端部にはコネクタ14−8
を取り付ける。
3よりスリーブ14−3内の空間部(樹脂封止部)14
−34に、樹脂部材14−35を充填する。そして、リ
ード線14−21の一方側14−21aおよび他方側1
4−21bの絶縁被覆の先端部を含む形で、絶縁チュー
ブ14−4でスリーブ14−3を覆い、絶縁チューブ1
4−4を加熱収縮させる。このような処置をリード線1
4−22〜14−2nについても同様にして行う。そし
て、信号ケーブル14の外周被覆14−1の先端部にハ
ウジング14−5を取り付け、このハウジング14−5
の内部に絶縁チューブ14−4が隠れるまで樹脂部材1
4−6を充填し、フェライトコア14−7を接着固定す
る。リード線群14−2の先端部にはコネクタ14−8
を取り付ける。
【0042】〔信号ケーブル14のケース12への取り
付け〕ケース12には信号ケーブル14を内部へ引き入
れるための孔12dが設けられている。この孔12dに
リード線群14−2を挿入する。そして、ハウジング1
4−5の鍔面14−5aをケース12の壁面に当接さ
せ、ネジ26にて固定する。なお、ハウジング14−5
の鍔面14−5aとケース12との間には、Oリング2
7を装着する。
付け〕ケース12には信号ケーブル14を内部へ引き入
れるための孔12dが設けられている。この孔12dに
リード線群14−2を挿入する。そして、ハウジング1
4−5の鍔面14−5aをケース12の壁面に当接さ
せ、ネジ26にて固定する。なお、ハウジング14−5
の鍔面14−5aとケース12との間には、Oリング2
7を装着する。
【0043】〔ケース12内への空気の侵入防止〕 注入部12cからケース12内への空気の侵入はこの
注入部12cが封止されていることによって防がれる。
鍔面14−5aとケース12の壁面との間からのケー
ス12内への空気の侵入はOリング27によって防がれ
る。信号ケーブル14の外周被覆14−1とハウジン
グ14−5との間から侵入しようとする空気はハウジン
グ14−5内に充填された樹脂部材14−6によって防
がれる。信号ケーブル14内の外周被覆14−1とリ
ード線14−21〜14−2nの絶縁被覆との間から侵
入しようとする空気はハウジング14−5内に充填され
た樹脂部材14−6によって防がれる。信号ケーブル
14内のリード線14−21〜14−2nと芯線との間
から侵入しよとする空気は、スリーブ14−3内の樹脂
部材14−35、絶縁チューブ14−4、およびハウジ
ング14−5内に充填された樹脂部材14−6によって
防がれる。すなわち、リード線14−21で説明する
と、リード線14−21の他方側14−21bの絶縁被
覆と芯線との間からの空気は、スリーブ14−3内の樹
脂部材14−35、絶縁チューブ14−4およびハウジ
ング14−5内に充填された樹脂部材14−6でその行
く手を遮られるので、ケース12内へ侵入することはな
い。
注入部12cが封止されていることによって防がれる。
鍔面14−5aとケース12の壁面との間からのケー
ス12内への空気の侵入はOリング27によって防がれ
る。信号ケーブル14の外周被覆14−1とハウジン
グ14−5との間から侵入しようとする空気はハウジン
グ14−5内に充填された樹脂部材14−6によって防
がれる。信号ケーブル14内の外周被覆14−1とリ
ード線14−21〜14−2nの絶縁被覆との間から侵
入しようとする空気はハウジング14−5内に充填され
た樹脂部材14−6によって防がれる。信号ケーブル
14内のリード線14−21〜14−2nと芯線との間
から侵入しよとする空気は、スリーブ14−3内の樹脂
部材14−35、絶縁チューブ14−4、およびハウジ
ング14−5内に充填された樹脂部材14−6によって
防がれる。すなわち、リード線14−21で説明する
と、リード線14−21の他方側14−21bの絶縁被
覆と芯線との間からの空気は、スリーブ14−3内の樹
脂部材14−35、絶縁チューブ14−4およびハウジ
ング14−5内に充填された樹脂部材14−6でその行
く手を遮られるので、ケース12内へ侵入することはな
い。
【0044】このように本実施例によれば、ケース12
内への空気の侵入が完全に防がれるでの、ケース12内
に充填された不活性ガスに空気が混じることがなく、長
期間安定してウィンドウ13や送光レンズ2,受光レン
ズ3’の曇りを防止することができる。特に、上記に
よる空気の侵入防止対策は本実施例特有の対策であり、
その効果は大きい。すなわち、リード線14−21〜4
−2nをそのままケース12内に引き込むようにした場
合、リード線14−21〜4−2nの絶縁被覆と芯線と
の間からの空気がケース12内に侵入してしまう。リー
ド線群14−2は多数のリード線から構成されているの
でこの経路での空気の侵入量は無視できない。本実施例
では、この経路での空気の侵入も遮断されるので、長期
間安定してウィンドウ13や送光レンズ2,受光レンズ
3’の曇りを防止することができる。
内への空気の侵入が完全に防がれるでの、ケース12内
に充填された不活性ガスに空気が混じることがなく、長
期間安定してウィンドウ13や送光レンズ2,受光レン
ズ3’の曇りを防止することができる。特に、上記に
よる空気の侵入防止対策は本実施例特有の対策であり、
その効果は大きい。すなわち、リード線14−21〜4
−2nをそのままケース12内に引き込むようにした場
合、リード線14−21〜4−2nの絶縁被覆と芯線と
の間からの空気がケース12内に侵入してしまう。リー
ド線群14−2は多数のリード線から構成されているの
でこの経路での空気の侵入量は無視できない。本実施例
では、この経路での空気の侵入も遮断されるので、長期
間安定してウィンドウ13や送光レンズ2,受光レンズ
3’の曇りを防止することができる。
【0045】なお、本実施例では、スリーブ14−3内
に樹脂部材14−35を充填するようにしたが、図2に
示すようなスリーブ14−3’を用いるものとしてもよ
い。すなわち、一方側開口部(第1の芯線固定部)14
−31’と他方側開口部(2の芯線固定部)第14−3
2’との間に隔壁部14−33’を有するスリーブ14
−3’を用いるようにしてもよい。また、本実施例で
は、スリーブ14−3の一方側開口部14−31および
他方側開口部14−32にリード線14−21〜14−
2nの芯線部分のみを差し込んでカシメるようにした
が、図1(c)に示すようにリード線14−21〜14
−2nの絶縁被覆部まで含んだ形でカシメるようにして
もよい。このようにすることによって、リード線の絶縁
被覆と芯線との間からの空気の侵入防止をスリーブ14
−3内で完結させることが可能となる。また、本実施例
においては、スリーブ14−3が絶縁チューブ14−4
で覆われることによって、リード線14−21〜14−
2n間の絶縁が確保される。また、本実施例において
は、受光レンズ3’を主受光レンズ3−1と副受光レン
ズ3−2との一体物としたが、別体としてもよいことは
言うまでもなく、副受光レンズ3−2を有さない従来タ
イプの車両前方監視装置のレーザセンサについても同様
の構造を採用することができる。
に樹脂部材14−35を充填するようにしたが、図2に
示すようなスリーブ14−3’を用いるものとしてもよ
い。すなわち、一方側開口部(第1の芯線固定部)14
−31’と他方側開口部(2の芯線固定部)第14−3
2’との間に隔壁部14−33’を有するスリーブ14
−3’を用いるようにしてもよい。また、本実施例で
は、スリーブ14−3の一方側開口部14−31および
他方側開口部14−32にリード線14−21〜14−
2nの芯線部分のみを差し込んでカシメるようにした
が、図1(c)に示すようにリード線14−21〜14
−2nの絶縁被覆部まで含んだ形でカシメるようにして
もよい。このようにすることによって、リード線の絶縁
被覆と芯線との間からの空気の侵入防止をスリーブ14
−3内で完結させることが可能となる。また、本実施例
においては、スリーブ14−3が絶縁チューブ14−4
で覆われることによって、リード線14−21〜14−
2n間の絶縁が確保される。また、本実施例において
は、受光レンズ3’を主受光レンズ3−1と副受光レン
ズ3−2との一体物としたが、別体としてもよいことは
言うまでもなく、副受光レンズ3−2を有さない従来タ
イプの車両前方監視装置のレーザセンサについても同様
の構造を採用することができる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように本
発明によれば、第1〜3発明では、ケース内に充填され
た不活性ガスにより、ウィンドウやレンズの曇りが防止
される。また、各リード線の一方側と他方側とを導電性
封止体によって連結することにより、各リード線の絶縁
被覆と芯線との間からのケース内への空気の侵入を阻止
することが可能となり、長期間安定してウィンドウやレ
ンズの曇りを防止することが可能となる。第4発明で
は、導電性封止体を絶縁チューブで覆うことによって、
各リード線間の絶縁が確保される。
発明によれば、第1〜3発明では、ケース内に充填され
た不活性ガスにより、ウィンドウやレンズの曇りが防止
される。また、各リード線の一方側と他方側とを導電性
封止体によって連結することにより、各リード線の絶縁
被覆と芯線との間からのケース内への空気の侵入を阻止
することが可能となり、長期間安定してウィンドウやレ
ンズの曇りを防止することが可能となる。第4発明で
は、導電性封止体を絶縁チューブで覆うことによって、
各リード線間の絶縁が確保される。
【図1】 信号ケーブルのケース内への引き込み状況を
示す平面断面図およびスリーブ内でのリード線の連結状
況を示す図である。
示す平面断面図およびスリーブ内でのリード線の連結状
況を示す図である。
【図2】 別のタイプスリーブを用いた場合のリード線
の連結状況を示す図である。
の連結状況を示す図である。
【図3】 本発明の一実施例を示す車両前方監視装置の
ブロック回路構成図である。
ブロック回路構成図である。
【図4】 この車両前方監視装置における主ゾーンでの
限界検知距離と従来の車両前方監視装置における主ゾー
ンでの限界検知距離とを対比して示す図である。
限界検知距離と従来の車両前方監視装置における主ゾー
ンでの限界検知距離とを対比して示す図である。
【図5】 図3に示した車両前方監視装置におけるレー
ザセンサの内部構成を示す平面断面図および正面図であ
る。
ザセンサの内部構成を示す平面断面図および正面図であ
る。
【図6】 放射ビーム光の路面に対する水平方向への拡
がり角を示す図である。
がり角を示す図である。
【図7】 従来の車両前方監視装置において前方に割り
込み車両がある場合の死角を示す図である。
込み車両がある場合の死角を示す図である。
【図8】 放射ビーム光の路面に対する水平方向への拡
がり角をさらに広げた場合を示す図である。
がり角をさらに広げた場合を示す図である。
【図9】 死角改善を図ることのできる検知領域を示す
図である。
図である。
【図10】 死角改善の図られた従来の車両前方監視装
置を示すブロック回路構成図である。
置を示すブロック回路構成図である。
【図11】 この車両前方監視装置に用いる半導体レー
ザの指向性を示す図である。
ザの指向性を示す図である。
1…半導体レーザ、2…送光レンズ、3’…受光レン
ズ、3−1…主受光レンズ、3−2…副受光レンズ、4
−1〜4−4…受光素子(フォトダイオード)、5…ト
リガ回路、6…駆動装置、7−1,7−2…増幅器、
8’…信号処理装置、12…ケース、13…ウィンド
ウ、14…信号ケーブル、14−1…外周被覆、14−
2…リード線群、14−21〜14−2n…リード線、
14−3…スリーブ、14−31…一方側開口部(第1
の芯線固定部)、14−32…他方側開口部(第2の芯
線固定部)、14−34…空間部(樹脂封止部)、14
−35…樹脂部材、14−3’…スリーブ、14−3
1’…一方側開口部(第1の芯線固定部)、14−3
2’…他方側開口部(第2の芯線固定部)、14−3
3’…隔壁部、14−4…絶縁チューブ、14−5…ハ
ウジング、14−6…樹脂部材。
ズ、3−1…主受光レンズ、3−2…副受光レンズ、4
−1〜4−4…受光素子(フォトダイオード)、5…ト
リガ回路、6…駆動装置、7−1,7−2…増幅器、
8’…信号処理装置、12…ケース、13…ウィンド
ウ、14…信号ケーブル、14−1…外周被覆、14−
2…リード線群、14−21〜14−2n…リード線、
14−3…スリーブ、14−31…一方側開口部(第1
の芯線固定部)、14−32…他方側開口部(第2の芯
線固定部)、14−34…空間部(樹脂封止部)、14
−35…樹脂部材、14−3’…スリーブ、14−3
1’…一方側開口部(第1の芯線固定部)、14−3
2’…他方側開口部(第2の芯線固定部)、14−3
3’…隔壁部、14−4…絶縁チューブ、14−5…ハ
ウジング、14−6…樹脂部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 遠藤 博和 静岡県清水市北脇500番地 株式会社小 糸製作所静岡工場内 (72)発明者 矢敷 哲 静岡県清水市北脇500番地 株式会社小 糸製作所静岡工場内 (72)発明者 藤ケ谷 武敏 静岡県清水市北脇500番地 株式会社小 糸製作所静岡工場内 (72)発明者 原木 孝典 静岡県清水市北脇500番地 株式会社小 糸製作所静岡工場内 (56)参考文献 特開 平6−169136(JP,A) 特開 平5−223921(JP,A) 特開 平6−174983(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01S 7/48 - 7/51 G01S 17/00 - 17/95
Claims (4)
- 【請求項1】 光学系をケース内に収容してなる光学装
置において、 前記ケース内に不活性ガスが充填されており、 前記ケース内に引き込まれる信号ケーブル内の各リード
線が途中で切断され、その切断された各リード線の一方
側と他方側とが導電性封止体によって連結されている こ
とを特徴とする光学装置。 - 【請求項2】 請求項1において、導電性封止体は、芯
線の剥き出された一方側のリード線および他方側のリー
ド線が接続固定される第1および第2の芯線固定部と、
この第1の芯線固定部と第2の芯線固定部との間に位置
し樹脂部材が充填される樹脂封止部とを有してなる導電
性のスリーブであることを特徴とする光学装置。 - 【請求項3】 請求項1において、導電性封止体は、芯
線の剥き出された一方側のリード線および他方側のリー
ド線が接続固定される第1および第2の芯線固定部と、
この第1の芯線固定部と第2の芯線固定部との間に位置
する隔壁部とを有してなる導電性のスリーブであること
を特徴とする光学装置。 - 【請求項4】 請求項1において、導電性封止体が絶縁
チューブで覆われ、この絶縁チューブの周りが樹脂封止
されていることを特徴とする光学装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13795995A JP3230045B2 (ja) | 1995-06-05 | 1995-06-05 | 光学装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13795995A JP3230045B2 (ja) | 1995-06-05 | 1995-06-05 | 光学装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08327724A JPH08327724A (ja) | 1996-12-13 |
JP3230045B2 true JP3230045B2 (ja) | 2001-11-19 |
Family
ID=15210729
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13795995A Expired - Fee Related JP3230045B2 (ja) | 1995-06-05 | 1995-06-05 | 光学装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3230045B2 (ja) |
-
1995
- 1995-06-05 JP JP13795995A patent/JP3230045B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08327724A (ja) | 1996-12-13 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |