JP3229939B2 - メディア変換装置 - Google Patents

メディア変換装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はメディア変換装置
に関し、特に、楽譜情報をカラー画像に変換し、曲の類
似性の判断を容易にできるようなメディア変換装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】2つの楽譜を比べてこれらの類似性を問
題にする場合、単純な楽譜ならば画像としての楽譜自体
の比較だけで類似性が容易にわかる。しかし、複雑な楽
譜、すなわち楽器のパートが多いとか、三連音符などの
細かい音符が増えてくると、楽譜画像では、類似性の判
断が困難になる。もちろん、楽譜から実際に音楽を演奏
すれば、音の流れとして2つの曲(楽譜)の比較はでき
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
実際に音楽を演奏しての比較では、音の性質上、演奏の
ための時間を要し、画像のように一目で全体がわかると
いうことにはならない。また、楽譜を画像読取装置で計
算機に入力して、計算機によって音符の位置ごとに音の
高さ,長さを比較することによって、2つの楽譜の類似
性を判断することも可能である。しかし、楽譜上の音符
の位置に違いがあっても、この音を聴く人間にとっては
必ずしも音の違いとして感じられない。つまり、楽譜と
しては違っても、似た音楽になることはよくあり、類似
性の判断は人間の判断に依らなければならない。
【0004】それゆえに、この発明の主たる目的は、複
雑な楽譜による音楽であっても、一目で楽譜の比較がで
き、しかも楽譜が読めない人でも曲の類似性の判断が可
能となるようなメディア変換装置を提供することであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
2つの楽譜の類似性を視覚画像で表現するメディア変換
装置であって、音階と色情報との対応関係を表として作
成したテーブルと、2つの楽譜のそれぞれを構成する音
符における最短拍を求め、それぞれの最短拍を単位にし
て楽譜全体の拍数を計測する拍数計測手段と、それぞれ
が拍数計測手段によって計測された2つの楽譜の拍数に
対応した画素数の表示領域を有する2つの表示手段と、
2つの楽譜の各最短拍の音階に対応する色情報をテーブ
ルから順次読出し、表示手段に次元配列して表示する
表示制御手段とを備えて構成される。
【0006】請求項2に係る発明では、表示手段の前面
にはフィルタが設けられる。
【0007】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の一実施形態のブ
ロック図である。図1において、処理装置1には、2つ
の曲の楽譜の類似性を視覚画像で表現するために、楽譜
情報が入力される。この発明の一実施形態では、MID
I楽器演奏用の電子楽譜がソフトウェアプログラムとし
て入力される。MIDI(Musical Instrument Digital
Interface)は音楽機器をデジタル信号によって制御す
るための接続規格であり、演奏情報を伝達し、それによ
ってMIDI楽器を鳴らしたり、演奏音を記録再生でき
る。
【0008】なお、この発明の入力として、上述の電子
楽譜に限ることなく、ハードコピーとして出力された従
来の楽譜をスキャナで取込んで楽譜を認識するような楽
譜認識装置の出力を処理装置1に入力するようにしても
よい。
【0009】処理装置1は2つの曲の楽譜情報が入力さ
れると、後述の図2に示すフロー図に基づくプログラム
に従ってそれぞれの楽譜を構成する音符における最短拍
を求め、それぞれの最短拍を単位にして楽譜全体の拍数
を計測する。
【0010】テーブル2には、音階と色情報との対応関
係が表として記憶されている。たとえば、ドの音を赤
色、レの音を黄色…のように音階が色相に対応させられ
ている。また、1オクターブの音の違いは明度の差に対
応させている。
【0011】表示制御部3は処理部1で計測された拍数
を全画素数として音階を色情報でディスプレイ4,5に
表示させる。ディスプレイ4,5は楽譜の最短拍を仮想
の画素とする多次元の配列を構成する。その際、多次元
配列のサイズは、全画素数をもとに決定される。たとえ
ば、2次元の配列にする場合、配列サイズは全画素数の
平方根を小数第1位で切り上げて整数化した値が用いら
れる。
【0012】図2はこの発明の一実施形態における最短
拍の時間および全体の拍数を計数する動作を説明するた
めのフロー図である。
【0013】次に、図1および図2を参照して、この発
明の一実施形態の具体的な動作について説明する。MI
DI楽器演奏用の電子楽譜が処理装置1に入力される。
処理装置1は、図2に示すフロー図に基づくプログラム
に従って、楽譜の全拍数を計数する。すなわち、ステッ
プ(図示ではSPと略称する)SP1において、スター
トの初期値を0.0(sec)に設定し、ステップSP
2で初期最大値を1000(sec)に設定する。
【0014】ステップSP3において、情報の読取位置
を最初の音符情報の位置にセットする。そして、ステッ
プSP4で読取位置は楽譜の最後段か否かを判別する。
最後でなければ、ステップSP5において、音符の発音
時間を示す数値tを読込み、ステップSP6で読込んだ
数値を初期値STに加算してST+t(sec)とす
る。ステップSP7で数値tが初期最大値MinTにな
ったか否かを判別し、なっていなければステップSP9
で情報の読取位置を次の音符情報の位置にセットする。
【0015】上述のステップSP4〜SP9の動作を繰
返すことによって、楽譜の中の最短拍数が求められる。
すなわち、音符の発音時間を示す数値tが初期最大値M
inTに一致すれば、ステップSP8でMinT=tと
する。そして、ステップSP4で読取装置が楽譜の最後
になったことを判別すると、ステップSP10でそのM
inTを対象楽譜の最短拍数とする。ステップSP11
において、整数値[ST/MinT]を対象楽譜の全拍
数とする。
【0016】処理装置1は類似性を判断しようとする2
つの楽譜について上述の処理を行なって、それぞれの曲
の最短拍数と全拍数を計測する。
【0017】表示制御部3は各楽譜における各最短拍の
音階に対応する色情報をテーブル2から順次読出してデ
ィスプレイ4,5に多次元配列して表示させる。
【0018】図3は2つの曲の楽譜と2次元カラー画像
を対比して示した図であり、図4は図3の2次元カラー
画像をフィルタリング処理した画像を示す図である。
【0019】図3(a),(b)は、最近盗作問題で話
題になった2つの曲の楽譜である。短い曲でかつ単純な
楽譜のため楽譜だけでも2つの曲の類似性はわかるが、
図3(c),(d)に示すように本願発明の一実施形態
によるカラー画像の方が一覧性が高いという特徴があ
る。
【0020】図3(c),(d)は2次元配列の左上か
ら右方向に楽譜に従って画素をカラー化していき、右端
の画素の次は次の行の左端の画素を対象画素として前の
行の場合と同様に画素をカラー化していき、全画素分を
カラー化し終えると終了する。すなわち、テレビの走査
方式と同じであるが、飛び越し走査は行なわない。ここ
で、全画素数が平方数でないと色情報が与えられない画
素が生じることになる。その場合には、それら色情報が
与えられない画素の色情報を白にする。
【0021】また、図3(c),(d)に示したカラー
画像をフィルタリングなどの画像処理を施したのが図4
(a)〜(d)である。図4(a)と(b)または図4
(c)と(d)とを対比すればさらに、2つの曲の類似
性の判断が容易になる。
【0022】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、音階
と色情報との対応関係を表として作成しておき、2つの
曲の楽譜のそれぞれを構成する音符における最短拍を求
め、それぞれの最短拍を単位にして楽譜全体の拍数を計
測し、計測した2つの楽譜の拍数に対応した画素数の表
示領域を有する2つの表示手段を設け、2つの楽譜の各
最短拍の音階に対応する色情報をテーブルから読出し、
表示手段に次元配列して表示するようにしたので、一
目で類似性を判断することができ、判断に時間を要する
ことがなくなる。しかも、楽器のパートが多い曲や、三
連符などの細かい音符が多い曲であって、楽譜の画像間
では類似性の判断が困難な場合であっても、画像化する
ことによって一目瞭然に類似性を判断できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態のメディア変換装置のブ
ロック図である。
【図2】この発明の一実施形態における最短拍の時間お
よび全体の拍数を計数する動作を説明するためのフロー
図である。
【図3】2つの曲の楽譜と2次元カラー画像を対比して
示した図である。
【図4】図3の2次元カラー画像をフィルタリング処理
した画像を示す図である。
【符号の説明】
1 処理装置 2 テーブル 3 表示制御部 4,5 ディスプレイ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G10G 1/00 G09G 5/00 510

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つの楽譜の類似性を視覚画像で表現す
    るメディア変換装置であって、 音階と色情報との対応関係を表として作成したテーブ
    ル、 前記2つの楽譜のそれぞれを構成する音符における最短
    拍を求め、それぞれの最短拍を単位にして楽譜全体の拍
    数を計測する拍数計測手段、 それぞれが前記拍数計測手段によって計測された2つの
    楽譜の拍数に対応した画素数の表示領域を有する2つの
    表示手段、および前記2つの楽譜の各最短拍の音階に対
    応する色情報を前記テーブルから順次読出し、前記表示
    手段に次元配列して表示する表示制御手段を備えた、
    メディア変換装置。
  2. 【請求項2】 前記表示手段の前面にはフィルタが設け
    られることを特徴とする、請求項1に記載のメディア変
    換装置。
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