JP3229883U - マットレス及びカバー - Google Patents
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Abstract
【課題】1枚ないし複数枚の中材をカバーに簡単に出し入れすることが出来るマットレスを提供する。【解決手段】マットレス1のカバー3裏面の三方にはファスナー5を沿設し、各コーナーは滑らかな円弧を成し、該ファスナーを開閉する為に一方端から他方端にスライド移動するスライダーを設け、ファスナーを開いてカバー裏面を大きく開口して中材を出し入れ可能としている。【選択図】図1
Description
本考案は中材を簡単に出し入れすることが出来るマットレスに関するものである。
マットレスはクッション性を有す中材とカバーから成り、中材はカバーに収容されて使われる。中材は一定厚さの長方形を有し、カバーには一辺にファスナーが設けられ、該ファスナーを開いて開口することで、中材をカバーから出し入れすることが出来る。
中材には複数のコイルスプリングを配列したコイル系と、コイルスプリングを持たないノンコイル系とに大別される。
中材には複数のコイルスプリングを配列したコイル系と、コイルスプリングを持たないノンコイル系とに大別される。
コイル系マットレスは、内蔵した複数のコイルスプリングによって支えることが出来、その為に体の大きな人に適している。これに対して、ノンコイル系は、低反発材が用いられ、包み込まれるような柔らかさを有し、硬いベットでは眠れない人に適し、一般的に子供や女性に好まれている。
ところで、マットレスは毎日使われる為に、時々カバーを外して洗濯しなくてはならない。
図5はマットレスのカバー(イ)から中材(ロ)を取外す場合を表している。長方形をしたカバー(イ)の長辺にはファスナー(ホ)が設けられ、このファスナー(ホ)を開くことで開口し、この開口から中材(ロ)を取出すことが出来る。しかし、中材(ロ)は比較的重く、その為に該開口から中材(ロ)を取出す作業は面倒であり、力の弱い女性にとっては容易でない。
図5はマットレスのカバー(イ)から中材(ロ)を取外す場合を表している。長方形をしたカバー(イ)の長辺にはファスナー(ホ)が設けられ、このファスナー(ホ)を開くことで開口し、この開口から中材(ロ)を取出すことが出来る。しかし、中材(ロ)は比較的重く、その為に該開口から中材(ロ)を取出す作業は面倒であり、力の弱い女性にとっては容易でない。
図6は3つ折りのマットレスを表しているが、1/3の大きさ及び重量と成った中材(ハ)は、仕切りを介して3つの空間を形成したカバー(ニ)、(ニ)・・・のそれぞれの空間に収容されている。各々の中材(ハ)、(ハ)・・・は、その大きさ及び重量が1/3と成っていることで、カバー(ニ)、(ニ)・・・の各収容空間から取出し易いが、その分、時間はかかる。
実用新案登録第3185181号に係る「マットレスカバー」は、マットレス全体を覆うタイプのマットレスカバーにおいて、マットレスへの着脱を容易にするマットレスカバーである。
マットレスカバーは、マットレスの上面を覆う上面部と、側面を覆う側面部と、下面を覆う下面部とから構成されている。また、上面部,下面部は、それぞれ外縁に沿って線ファスナーが設けられていると共に、側面部は、両側に位置する各縁部に沿って線ファスナーが設けられている。そして、上面部は、線ファスナーにより側面部に着脱可能に構成されていると共に、下面部は、線ファスナーにより側面部に着脱可能に構成されている。
マットレスカバーは、マットレスの上面を覆う上面部と、側面を覆う側面部と、下面を覆う下面部とから構成されている。また、上面部,下面部は、それぞれ外縁に沿って線ファスナーが設けられていると共に、側面部は、両側に位置する各縁部に沿って線ファスナーが設けられている。そして、上面部は、線ファスナーにより側面部に着脱可能に構成されていると共に、下面部は、線ファスナーにより側面部に着脱可能に構成されている。
第3014068号に係る「ベッド用の寝具カバー」は、ベッド用のマットレスや掛布団の縁飾り等の側周片の付いた寝具カバ−を、折りたたみやすく、かつ洗濯がしやすくなってる。
ベッド用のマットレスや掛布団の寝具カバ−本体の周囲に縁飾り等の側周片をファスナーで着脱可能に取り付けるようにしている。ファスナーは、その一側の係合片を寝具カバー本体の上辺の一端部側から側辺、下辺、側辺、上辺の他端部側にわたって連続して取り付け、ファスナーの他側の被係合片を寝具カバ−本体の上記三辺に対応した縁飾り等の側周片の内側縁に取り付けている。そのため、寝具カバー本体に縁飾り等の側周片をファスナーで容易に着脱可能に取り付けられ、寝具カバ−を折りたたみやすく、洗濯がしやすくできる。
実用新案登録第3185181号に係る「マットレスカバー」
第3014068号に係る「ベッド用の寝具カバ」
ベッド用のマットレスや掛布団の寝具カバ−本体の周囲に縁飾り等の側周片をファスナーで着脱可能に取り付けるようにしている。ファスナーは、その一側の係合片を寝具カバー本体の上辺の一端部側から側辺、下辺、側辺、上辺の他端部側にわたって連続して取り付け、ファスナーの他側の被係合片を寝具カバ−本体の上記三辺に対応した縁飾り等の側周片の内側縁に取り付けている。そのため、寝具カバー本体に縁飾り等の側周片をファスナーで容易に着脱可能に取り付けられ、寝具カバ−を折りたたみやすく、洗濯がしやすくできる。
このように、従来のマットレスには上記のごとき問題があり、カバーを分離して洗濯をすることは容易でない。本考案が解決しようとする課題はこの問題点であり、カバーを大きく開口して中材を簡単に取り出すことが出来るマットレスを提供する。
本考案に係るマットレスは、中材をカバーから簡単に取外し出来、又中材をカバーに収容することが出来るカバー構造としている。そこで、マットレスのカバー裏面は開口出来るようにファスナーが三方に設けられ、ほぼ全体が開口する。すなわち、一辺にのみファスナーが存在せず、該一辺を開口軸として捲り上げることが出来るように構成している。
三方に設けているファスナーは連続し、その為にスライダーが一方端から他方端までスライド移動することで、該ファスナーは解除されて開くことが出来る。
ファスナーが設けられる位置は、外側面から僅か内側に位置する辺に沿って設けられる。
ところで、カバーに収容される中材の具体的な構造は特に限定しない。例えば、複数のコイルスプリングを配列して構成したり、又は低反発材料で構成するなど、その構造は色々ある。
ファスナーが設けられる位置は、外側面から僅か内側に位置する辺に沿って設けられる。
ところで、カバーに収容される中材の具体的な構造は特に限定しない。例えば、複数のコイルスプリングを配列して構成したり、又は低反発材料で構成するなど、その構造は色々ある。
本考案に係るマットレスは、カバーの裏面三方にはファスナーが設けられ、該ファスナーを解除することで、該裏面のほぼ全面を開口することが出来る。その為に、大きな開口から中材を簡単に取り出すことが出来、また開口から中材を簡単に配列・収容することが出来る為に、カバーの洗濯を定期的に行うことが可能となる。
すなわち、側面に設けたファスナーを解除した開口から中材を取出す場合に比較して簡単であり、しかも容易である。
すなわち、側面に設けたファスナーを解除した開口から中材を取出す場合に比較して簡単であり、しかも容易である。
図1は本考案のマットレスを示す実施例であり、裏面を表している。同図の1はマットレス、2は架台を表し、上記マットレス1は架台2の上に載置されている。ベットとして使用されるマットレス1は表面を上面として架台2に載置されるが、カバー3から中材4を取出す場合には、同図に示すようにマットレス1は裏返し状態とする。
該マットレス1の裏面には三方にファスナー5が設けられ、これら三方に設けているファスナー5a,5b,5cは連続し、コーナーは円弧を成している。従って、ファスナー5の一方端にスライダーが設けられ、該スライダーがファスナーに沿ってスライド移動するならば、解除されて裏面を開いて大きく開口することが出来る。ファスナー5a,5b,5cにて囲まれた内側裏面が捲られて開口することが出来る。
同図に示すマットレス裏面は、手前側の辺6にはファスナーがない為に、この辺を開口軸として裏面7は捲り上げられて開口する。
図2は裏面7が開いて開口した場合を示しているが、マットレス1のカバー3内には3枚の中材4,4,4が配列している。これら中材4,4,4は裏面7が捲られて上方が大きく開口することで、開口から簡単に、しかも手軽に取り出すことが出来る。
図2は裏面7が開いて開口した場合を示しているが、マットレス1のカバー3内には3枚の中材4,4,4が配列している。これら中材4,4,4は裏面7が捲られて上方が大きく開口することで、開口から簡単に、しかも手軽に取り出すことが出来る。
図3は裏面7が開口したカバー3に中材41,42,43を挿入して配列する場合を示している。3枚の中材41,42,43は番号で示す手順にしたがって挿入し、最後に中央空間に嵌めることが出来る。3枚の中材41,42,43が嵌ったところで、スライダーをスライドしてファスナー5が閉じられる。
図4(a)〜(c)は3枚の中材41,42,43をセットする実際の作業工程を示している。
(a)は裏面7を捲り上げて左側を開口した場合で、開口した左側空間に中材41がセットされる。(b)は裏面7を捲り上げて右側を開口した場合で、開口した右側空間には中材42がセットされている。(c)は内部空間の両側に中材41,42がセットされ、最後に空いている中央空間に中材43をセットした場合である。
(a)は裏面7を捲り上げて左側を開口した場合で、開口した左側空間に中材41がセットされる。(b)は裏面7を捲り上げて右側を開口した場合で、開口した右側空間には中材42がセットされている。(c)は内部空間の両側に中材41,42がセットされ、最後に空いている中央空間に中材43をセットした場合である。
このように、3枚の中材41,42,43がセットされたならば、開いている裏面7を被せ、スライダーをスライド移動してファスナー5を閉じることが出来る。裏面7を閉じたところで、マットレス1は上下方向を反転してベットとして使われる。すなわち、ファスナー5及びスライダーが裏側面にあることで、ベットに横たわった際に体に当たらないようにしている。
上記実施例は3枚の中材41,42,43を有すマットレス1であるが、1枚の中材4の場合も、ファスナー5を解除することで裏面7を大きく開口し、該中材4の出し入れを行うことが出来る。
上記実施例は3枚の中材41,42,43を有すマットレス1であるが、1枚の中材4の場合も、ファスナー5を解除することで裏面7を大きく開口し、該中材4の出し入れを行うことが出来る。
マットレス1を構成する中材4の枚数に関しては限定しない。すなわち、1枚であったり、3枚であったり、又はそれ以上の枚数とすることも出来る。
マットレス上面に作用する荷重は均一ではなく、横たわった際に尻部が載る中央部には大きな負荷が働く。足元は比較的小さい荷重となり、その為に同図に示すように中材4を3分割することで、作用する荷重に応じた弾性支持力を付与することが出来る。例えば、内蔵するコイルスプリングの本数を調整したり、又はコイルスプリング自体の弾性撓みを調整することが出来る。
マットレス上面に作用する荷重は均一ではなく、横たわった際に尻部が載る中央部には大きな負荷が働く。足元は比較的小さい荷重となり、その為に同図に示すように中材4を3分割することで、作用する荷重に応じた弾性支持力を付与することが出来る。例えば、内蔵するコイルスプリングの本数を調整したり、又はコイルスプリング自体の弾性撓みを調整することが出来る。
1 マットレス
2 架台
3 カバー
4 中材
5 ファスナー
6 手前側辺
7 裏面
2 架台
3 カバー
4 中材
5 ファスナー
6 手前側辺
7 裏面
Claims (4)
- 1枚ないし複数枚の中材をカバーに収容してなるマットレスにおいて、マットレスのカバー裏面の三方にはファスナーを沿設し、各コーナーは滑らかな円弧を成し、該ファスナーを開閉する為に一方端から他方端にスライド移動するスライダーを設け、ファスナーを開いてカバー裏面を大きく開口することで中材の出し入れ可能としたことを特徴とするマットレス。
- 上記中材を1枚とした請求項1記載のマットレス。
- 上記中材を3枚とした請求項1記載のマットレス。
- 1枚ないし複数枚の中材を収容するマットレスのカバーにおいて、該カバーの裏面三方にはファスナーを沿設し、各コーナーは滑らかな円弧を成し、該ファスナーを開閉する為に一方端から他方端にスライド移動するスライダーを設け、ファスナーを開いてカバー裏面を大きく開口することで中材の出し入れ可能としたことを特徴とするマットレスのカバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020004335U JP3229883U (ja) | 2020-10-07 | 2020-10-07 | マットレス及びカバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020004335U JP3229883U (ja) | 2020-10-07 | 2020-10-07 | マットレス及びカバー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3229883U true JP3229883U (ja) | 2020-12-24 |
Family
ID=73835944
Family Applications (1)
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JP2020004335U Active JP3229883U (ja) | 2020-10-07 | 2020-10-07 | マットレス及びカバー |
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2020
- 2020-10-07 JP JP2020004335U patent/JP3229883U/ja active Active
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