JP3229584U - シューソール - Google Patents

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渉 山川
渉 山川
鈴木 大介
大介 鈴木
紀行 角
紀行 角
功一 池上
功一 池上
健希 和田
健希 和田
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株式会社ムーンスター
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Abstract

【課題】ヘタリ等の耐久性に難がある材料のクッション性を維持しつつ、その欠点を解消できるような構造を有することで、快適性及びサポート性を高めたシューソールを提供する。【解決手段】ミッドソール3と、ミッドソールよりも硬さが軟らかいクッション材5と、タイプAデュロメータ硬さが30〜70の硬さ及び50%以上の反発弾性率を有する弾性体シート6とを備え、ミッドソールの上面の一部にはクッション材を収容するための凹部4を備え、クッション材はミッドソールの凹部に配置され、クッション材の凹部の寸法と同じ寸法を有し、凹部及びクッション材の足幅方向の断面形状は上辺よりも下辺が短くなる台形となっており、弾性体シートがクッション材の上面に配置されている。【選択図】図2

Description

本考案は、シューソール及びシューズに関するものである。
従来から、シューズとして、使用者の走行時又は歩行時における足への負担を軽減する衝撃吸収性、又は反発力によって推進力を与える反発弾性を有する構造を備えたシューズが知られている。
例えば、特許文献1には合成樹脂層のアウトソール上面に軟質弾性体製のミッドソールが張り合わされた靴底を有するシューズであって、ミッドソール上面には踵及びつま先相当部位に凹部が設けられており、この凹部内にミッドソールよりもさらに軟質な発泡樹脂製のクッション材が収容されているシューズが開示されている。
特許文献2には厚い革等を使用した中底と縫着される本底において、本底を中抜きしてその中にクッション材を詰めた革靴が開示されている。
このような本底より軟質なクッション材を内蔵した構造においてさらなる足への高い快適性及びサポート性を実現するシューズを提供するには、クッション材の衝撃吸収性や反発弾性といったクッション性の高さ、軟らかさ、軽さなどが重要である。そのため、様々なメーカーによってクッション材が開発、研究されてきた。
特許4989933号公報 特開2011−235066 号広報
しかし、こうしたクッション材は、走行又は歩行によって繰り返し圧縮されると、次第に元の厚みに戻らなくなり、少しずつ潰れていき、それに伴ってクッション性も元の性能から低下していくいわゆるヘタリが生じる。クッション性が高い材料ほど、圧縮永久歪が大きく、ヘタリ易い傾向にある。特許文献2の構造であれば、中底によってクッション材が保護されているためヘタリは軽減されるが、一般的に中底材は厚い革や樹脂プレート、樹脂含浸紙等の硬い素材が使用されているため、クッション材のクッション性を阻害し、十分な性能を発揮できない。したがって、ヘタリ易いがクッション性が非常に高いクッション材をシューズに搭載したくても、前記の問題点から従来のシューズには採用できない場合がしばしばあった。
本考案はこのような事情に鑑み、ヘタリ等の耐久性に難がある材料のクッション性を維持しつつ、その欠点を解消できるような構造を有することで、快適性及びサポート性を高めたシューズを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、ミッドソールと、前記ミッドソールよりも硬さが軟らかいクッション材と、タイプAデュロメータ硬さが30〜70の硬さ及び50%以上の反発弾性率を有する弾性体シートとを備え、前記ミッドソールの上面の一部には前記クッション材を収容するための凹部を備え、前記クッション材は前記ミッドソールの凹部に配置され、前記クッション材の凹部の寸法と同じ寸法を有し、前記凹部及び前記クッション材の足幅方向の断面形状は上辺よりも下辺が短くなる台形となっており、前記弾性体シートが前記クッション材の上面に配置されていることを特徴とするシューソール及び前記シューソールを有するシューズを考案する。なお、タイプAデュロメータとはJIS K 6253−3に規定されたスプリング式硬さ計のひとつで、硬さを測定するための測定器のことである。また、反発弾性率とはJIS K 6255にて規定されているリュプケ式の反発力の測定方法に準じて測定したものである。
本考案のシューソールは、ミッドソールの凹部の中にクッション材が挿入され、その上部を反発弾性率の高い弾性体シートが覆うことにより、クッション材を保護している。この構造により、走行又は歩行によってシューソールが圧縮された際、クッション材が変形してもその上部にある弾性体シートが元の状態に復元するため、クッション材もその動きに追随して元の厚みに復元される。そのため、走行又は歩行によって繰り返し圧縮されても、クッション材はヘタリにくくなる。さらに、弾性体シートも高い反発弾性率を有するため、クッション材のクッション性を阻害することなく性能を発揮する。したがって本考案のシューソールは、ヘタリ等の耐久性に問題点があるクッション材の欠点を解消でき、快適性及びサポート性を高めたシューズを提供することが可能となる。
図1は本発明に係るシューソールの接足面側図である。 図2は本発明に係るシューソールの分解図である。 図3は図1のA-A’断面図である。 図4は図1のB-B’断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。以下の実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本考案、その適用物或いはその用途を制限することを意図とするものではない。
図1〜図4は、本発明の第1実施形態に係るシューズSを示し、このシューズSは左足用のシューズのみを例示している。右足用のシューズは、左足用シューズSと左右対称になるように構成されているので、以下の説明では左足用シューズSのみについて説明し、右足用シューズの説明は省略する。 図1〜図4は、本発明の第1実施形態に係るシューソール1を示し、このシューソール1は左足用のシューソールのみを例示している。右足用のシューズは、左足用シューソール1と左右対称になるように構成されているので、以下の説明では左足用シューソール1のみについて説明し、右足用シューソールの説明は省略する。また、以下の説明において、上方(上側)および下方(下側)とはシューズSの上下方向の位置関係を表し、前方(前側/前)および後方(後側/後)とはシューズSの前後方向の位置関係を表すものとする。また、以下の説明において、上方(上側)及び下方(下側)とはシューソール1の接足面側及び接地面側方向の位置関係を表し、前方(前側)及び後方(後側)とはシューソール1のつま先側及び踵側方向の位置関係を表し、横方(横側)とはシューソール1の足幅方向の位置関係を表すものとする。
1、図2に示すように、このウォーキングシューズ2の底面、つまり接地時の踏み面にはアウターソール4が設けられている。このアウターソール4には軟質な合成樹脂材料が使用されている。合成樹脂材料としては、ゴム、ウレタンなどである。そして、図3〜図9の各図に示すように、この軟質な合成樹脂製のアウターソール4の上面には、発泡ポリウレタンやEVA等の衝撃吸収性に優れた軟質弾性体製のミッドソール6が張り合わされて靴底8が形成されている。図3、図4に示すように、このシューソール1の底面、つまり接地時の踏み面にはアウトソール2が設けられている。このアウトソール2には軟質な合成樹脂材料が使用されている。合成樹脂材料としては、ブタジエンラバーやクロロプレンラバー等のラバー素材、ポリウレタン(PU)等の熱硬化性樹脂又はエチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)等の熱可塑性樹脂やその発泡体が適している。なお、図3及び図4の各断面図においては、図示の便宜上、アウトソール2、弾性体シート6のハッチングを省略している。そして、図1〜4の各図に示すように、この軟質な合成樹脂製のアウトソール2の上面には、軟質弾性体製のミッドソール3が貼り合わされている。軟質弾性体としては、ブタジエンラバーやクロロプレンラバー等のラバー素材やその発泡体、ポリウレタン(PU)等の熱硬化性樹脂やその発泡体、又はエチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)等の熱可塑性樹脂やその発泡体が適している。
ここで、図3、図4、図5、図6の各図から分かるように、上記ミッドソール6の上面には、つま先側に位置する足指の第3関節部周辺のボール部相当部分(踏みつけ部分)に凹部9aが形成されており、この凹部9aには当該ミッドソール6よりも軟質な発泡樹脂製のクッション材10aが設けられている。ここで、図1〜図4の各図から分かるように、上記ミッドソール3の上面には、前方から後方の全体にかけてミッドソール3の内縁部3aから3〜15mm内側の部分に凹部4が形成されており、この凹部4にはミッドソール3よりも軟質な発泡樹脂製のクッション材5が充填されている。凹部4とクッション材5の寸法は同じである。発泡樹脂としてはブタジエンラバーやクロロプレンラバー等のラバー素材の発泡体、ポリウレタン(PU)等の熱硬化性樹脂の発泡体、又はエチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)等の熱可塑性樹脂の発泡体が適している。クッション材5はタイプEデュロメータ硬さが20〜50の硬さ及び反発弾性率が50%以上であることが望ましい。さらにその上から弾性体シート6がクッション材5全体を覆う形で設置されている。この弾性体シート6には反発弾性率の高い合成樹脂材料が使用されている。合成樹脂材料としては、ブタジエンラバーやクロロプレンラバー等のラバー素材、ポリウレタン(PU)等の熱硬化性樹脂又はエチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)等の熱可塑性樹脂が適している。弾性体シート6はタイプAデュロメータ硬さが30〜70の硬さ及び50%以上の反発弾性率を有することが望ましい。硬すぎたり、反発弾性率が低いとクッション材5のクッション性を阻害し、軟らかすぎるとヘタリを軽減する効果が低下する。また弾性体シート6の厚みは0.5〜3.0mmであることが望ましい。3.0mmより厚いとクッション材5のクッション性を阻害し、0.5mmより薄いとヘタリを軽減する効果が低下する。
ここで、本実施の形態では、図3の断面図に示すように、凹部4及びクッション材5の横側断面形状は上方の上辺5aよりも下方の下辺5bが短くなる台形となっている。この形状によってクッション材5に荷重がかかった際に沈み込む方向を横方向の中心軸に誘導することにより、足のグラつきを抑える形状に形成されている。スポーツをする際には様々な動きを行うため、足裏にかかる圧力が偏り易いが、この形状にすることで圧力を分散し、足に安定性を与える。また図4の断面図に示すように、凹部4及びクッション材5の前後方向の断面形状は後方から前方に向かって徐々に厚みが薄くなる形状となっている。
以上、本発明についての実施形態を説明したが、本発明は上述の実施形態のみに限定されず、発明の範囲内で種々の変更が可能である。以上、本発明についての実施形態を説明したが、本発明は上述の実施形態のみに限定されず、発明の範囲内で種々の変更が可能である。
1 シューソール
2 アウトソール
3 ミッドソール
3a 内縁部
4 凹部
5 クッション材
5a 上辺
5b 下辺
6 弾性体シート
本考案は、シューソールに関するものである。
上記の目的を達成するため、ミッドソールと、前記ミッドソールよりも硬さが軟らかいクッション材と、タイプAデュロメータ硬さが30〜70の硬さ及び50%以上の反発弾性率を有する弾性体シートとを備え、前記ミッドソールの上面の一部には前記クッション材を収容するための凹部を備え、前記クッション材は前記ミッドソールの凹部に配置され、前記クッション材の凹部の寸法と同じ寸法を有し、前記凹部及び前記クッション材の足幅方向の断面形状は上辺よりも下辺が短くなる台形となっており、前記弾性体シートが前記クッション材の上面に配置されていることを特徴とするシューソールを考案する。なお、タイプAデュロメータとはJIS K 6253−3に規定されたスプリング式硬さ計のひとつで、硬さを測定するための測定器のことである。また、反発弾性率とはJIS K 6255にて規定されているリュプケ式の反発力の測定方法に準じて測定したものである。

Claims (1)

  1. シューソールであって、ミッドソールと、前記ミッドソールよりも硬さが軟らかいクッション材と、タイプAデュロメータ硬さが30〜70の硬さ及び50%以上の反発弾性率を有する弾性体シートとを備え、前記ミッドソールの上面の一部には前記クッション材を収容するための凹部を備え、前記クッション材は前記ミッドソールの凹部に配置され、前記クッション材の凹部の寸法と同じ寸法を有し、前記凹部及び前記クッション材の足幅方向の断面形状は上辺よりも下辺が短くなる台形となっており、前記弾性体シートが前記クッション材の上面に配置されていることを特徴とするシューソール及び前記シューソールを有するシューズ。
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