JP3229225B2 - 潜水船内閉鎖配管用圧力上昇警報装置 - Google Patents
潜水船内閉鎖配管用圧力上昇警報装置Info
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Description
船外と弁を介し通じている船内の閉鎖配管の圧力上昇を
検知して、警報を発生できるようにした装置に関する。
ンク5に連通する配管3は、弁2,4を介して船外へ通
じうるように構成されており、潜水船1が浮上したとき
に弁2,4を開き、流体タンク5に流体を供給するよう
になっている。そして、潜航中は弁2,4を閉じ、船外
の海水の流入が防止される。従来は、潜航中に弁2の損
傷により船外の深度圧のかかった海水が弁2,4間の閉
鎖配管3aに流入したり、同閉鎖配管3a内の流体が温
度上昇したりするのに伴う圧力上昇が、圧力検出器6で
検出されるようになっている。
いては、潜航中の海水流入(浸水)は船の安全を脅かす
事故であり、潜水船の浮上等の危険回避処置が必要とな
る。従来は、圧力検出器6が警報発生レベル以上の圧力
を検出しても、その原因が閉鎖配管3aへの海水浸入に
よるものか、同閉鎖配管3a内の流体の温度上昇による
ものかの判断が難しく、浸水に対する回避処置が遅れる
可能性がある。本発明は、上述のような問題点の解消を
はかるため、潜水船における閉鎖配管内の流体の温度上
昇に伴う圧力上昇は防止できるようにして、浸水時の配
管内圧力上昇時には的確に警報を発生できるようにし
た、潜水船内閉鎖配管用圧力上昇警報装置を提供するこ
とを課題とする。
め、本発明の潜水船内閉鎖配管用圧力上昇警報装置は、
潜水船の内部に、流体タンクから少なくとも2個の弁を
介して船外へ通じうる配管をそなえ、上記2個の弁の相
互間における閉鎖配管の内部圧を検出する圧力検出器
と、同圧力検出器が所定値以上の圧力を検出した際に警
報を発生する警報発生器とが設けられるとともに、上記
閉鎖配管からの分岐管路に接続された流体圧シリンダが
設けられて、同シリンダ内のピストンを弾性的に支持す
るバネが設けられたことを特徴としている。
昇警報装置では、潜水船内の温度上昇に伴い閉鎖配管内
の流体も温度上昇する場合、同流体の温度上昇による膨
張分が上記流体圧シリンダ内へ流入して同シリンダ内の
ピストンをバネに抗して押し込むので、圧力検出器にお
ける検出値は、バネの圧縮分に見合うだけ微少の増加を
生じるものの、大幅な増加を招くことは無く、これによ
り船外からの浸水と誤認する警報の発生を防止できるよ
うになる。
閉鎖配管内に浸入してきた場合は、浸入水が上記流体圧
シリンダ内のピストンをバネに抗して押し切った後、上
記閉鎖配管内の圧力上昇を起こすので、上記圧力検出器
の検出値が危険とされるレベルを超えるようになり、こ
れにより遅滞なく警報器から警報が発せられるようにな
る。
船が有人式の場合、操縦室に伝達されて、潜水船の浮上
を促し、また無人式潜水船の場合は、その支援母船また
は基地へ警報が伝達されるようになって、遠隔制御信号
により潜水船の浮上が行なわれる。
形態としての潜水船内閉鎖配管用圧力上昇警報装置につ
いて説明すると、図1は上記装置をそなえた潜水船の内
部を模式的に示す説明図、図2は上記装置における流体
圧シリンダの断面図である。
1の内部に流体タンク5が設置されて、同タンク5から
弁2および弁4を介し船外へ通じうる配管3が設けられ
ている。そして同配管3の弁2,4間には、閉鎖配管3
aが形成されている。
器6が接続されていて、同検出器6が所定値以上の高圧
力を検出した際に警報を発生する警報発生器6aが設け
られるほか、流体圧シリンダ8も、閉鎖配管3aに分岐
管路7を介して接続されている。
ン9は、図2に示すように、バネ10で支持され、同バネ
10の存在するシリンダ室に連通する空気流通口8aが、
流体圧シリンダ8に形成されている。
動力源が燃料電池として構成される場合、同電池本体の
内部を冷却するための冷却水が貯溜されたり、同電池の
燃料としての水素と酸化剤としての酸素とで生成された
真水が貯溜されたりするが、燃料ガスや酸化剤ガスが貯
溜されてもよい。
力上昇警報装置では、潜水船内の温度上昇に伴い閉鎖配
管3a内の流体も温度上昇する場合、同流体の温度上昇
による膨張分が流体圧シリンダ8内へ流入して同シリン
ダ8内のピストン9をバネ10に抗して押し込むので、圧
力検出器6における検出値は、バネ10の圧縮分に見合う
だけ微少の増加を生じるものの、大幅な増加を招くこと
は無く、これにより船外からの浸水と誤認する警報の発
生を防止できるようになる。
鎖配管3a内に浸入してきた場合は、浸入水が流体圧シ
リンダ8内のピストン9をバネ10に抗して押し切った
後、閉鎖配管3a内の圧力上昇を起こすので、圧力検出
器6の検出値が危険とされるレベルを超えるようにな
り、これにより遅滞なく警報器6aから警報が発せられ
るようになる。
船が有人式の場合、操縦室に伝達されて、潜水船の浮上
を促し、また無人式潜水船の場合は、その支援母船また
は基地へ音響信号等による警報が伝達されるようになっ
て、遠隔制御信号により潜水船の浮上が行なわれる。
閉鎖配管用圧力上昇警報装置によれば次のような効果が
得られる。 (1) 潜水船内の温度上昇に伴い閉鎖配管内の流体も温度
上昇する場合、同流体の温度上昇による膨張分が、上記
閉鎖配管に接続された流体圧シリンダ内へ流入して同シ
リンダ内のピストンをバネに抗して押し込むので、圧力
検出器における検出値は、バネの圧縮分に見合うだけ微
少の増加を生じるものの、大幅な増加を招くことは無
く、これにより船外からの浸水と誤認する警報の発生を
防止できるようになる。 (2) 実際に弁を通じて船外の水が上記閉鎖配管内に浸入
してきた場合は、浸入水が上記流体圧シリンダ内のピス
トンをバネに抗して押し切った後、上記閉鎖配管内の圧
力上昇を起こすので、上記圧力検出器の検出値が危険と
されるレベルを超えるようになり、これにより遅滞なく
警報器から警報が発せられるようになる。
用圧力上昇警報装置を模式的に示す説明図である。
ある。
一例を模式的に示す説明図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 潜水船の内部に、流体タンクから少なく
とも2個の弁を介して船外へ通じうる配管をそなえ、上
記2個の弁の相互間における閉鎖配管の内部圧を検出す
る圧力検出器と、同圧力検出器が所定値以上の圧力を検
出した際に警報を発生する警報発生器とが設けられると
ともに、上記閉鎖配管からの分岐管路に接続された流体
圧シリンダが設けられて、同シリンダ内のピストンを弾
性的に支持するバネが設けられたことを特徴とする、潜
水船内閉鎖配管用圧力上昇警報装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31001496A JP3229225B2 (ja) | 1996-11-06 | 1996-11-06 | 潜水船内閉鎖配管用圧力上昇警報装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31001496A JP3229225B2 (ja) | 1996-11-06 | 1996-11-06 | 潜水船内閉鎖配管用圧力上昇警報装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10138990A JPH10138990A (ja) | 1998-05-26 |
JP3229225B2 true JP3229225B2 (ja) | 2001-11-19 |
Family
ID=18000122
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31001496A Expired - Lifetime JP3229225B2 (ja) | 1996-11-06 | 1996-11-06 | 潜水船内閉鎖配管用圧力上昇警報装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3229225B2 (ja) |
-
1996
- 1996-11-06 JP JP31001496A patent/JP3229225B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10138990A (ja) | 1998-05-26 |
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