JP3229152U - カリンバ演奏用補助具 - Google Patents

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【課題】楽譜を用いることなく、簡易な構成で誰でも簡単にカリンバを演奏できるようにすることが可能なカリンバ演奏用補助具を提供する。【解決手段】演奏用補助具20は、複数個の枠が縦横升目状に配置された状態で印刷されたシートで構成され、横方向に配置された複数個の枠の数を、カリンバの鍵盤の数に合わせて設けると共に、横方向に配置された複数個の枠で構成される任意の行22に、カリンバの各鍵盤に付された音声記号に合致する音声記号Kを各鍵盤に付された配列と同じ配列となるように各枠に印刷し、演奏曲の音名23に対応付けられた複数個の音声記号のそれぞれを、複数個の枠のうち、シートの横方向においては任意の行に配置される複数個の各枠に印刷された音声記号と合致する位置にあり、且つ、シートの縦方向においては演奏曲の演奏順と合致する位置にある枠に印刷し、更に、弾く音の長さに対応させた比率で枠の縦方向に着色領域24を有する。【選択図】図3

Description

本考案は、カリンバを演奏する際に使用するカリンバ演奏用補助具に関する。
ピアノやギターなどの楽器を演奏することは、人に安らぎや活力を与えるだけでなく、脳の活性化にもつながることから、近年、各年代において楽器の有用性が見直され始めている。
しかしながら、楽譜の読めない初心者にとっては、楽器を容易に演奏できないことから、初心者でも楽器を容易に演奏できるようにする支援具などが各種開発されている。
このような従来技術を示すものとして、例えば、下記特許文献1がある。
実用新案登録第3203824号公報
上記特許文献1に示す従来技術は、ピアノ演奏支援具に関するもので、誰でも簡単にピアノを演奏することができるようになるというメリットがある。
しかしながら、あくまで楽譜が記載された五線譜を使用するものであることから、楽譜の読めない初心者にとっては依然として苦手意識を払拭できないという問題があった。
また、近年、空港や駅に誰でも自由に弾けるピアノが設置されているものの、そもそもピアノは誰でも簡単に所有できるものではなく、老若男女が容易に始めることができるものではないという問題があった。
このような問題に対して、箱に並んだ細長い金属棒を親指で弾いて演奏するアフリカの楽器であるカリンバがひそかなブームとなってきている。その理由は、オルゴールのようなやさしい音色であることに加えて、かばんの中に入れて持ち運べる大きさであると共に、手軽な価格であることから、老若男女にとって始め易いという点にある。
しかしながら、カリンバの鍵盤はピアノの鍵盤とは違い、ドレミファソラシドが順番に配置されておらず、中央、左、右と左右に分かれて配置された構成となっている。その為、音符が読めることが必要となり、初心者にとってはたとえ楽譜があってもどの位置の鍵盤を弾けば良いのかを把握することは至難の業であり、楽譜が読めない初心者でもカリンバを容易に演奏できるようにする補助具の開発が望まれるところである。
そこで、本考案は上記従来技術の問題を解消し、楽譜を用いることなく、簡易な構成で誰でも簡単にカリンバを演奏できるようにすることが可能なカリンバ演奏用補助具の提供を課題とする。
本考案のカリンバ演奏用補助具は、音名に対応付けられた音声記号が各鍵盤に付されたカリンバを演奏する際に使用するカリンバ演奏用補助具であって、同一形状、同一大きさの複数個の枠が縦横升目状に配置された状態で印刷されたシートで構成され、横方向に配置された複数個の前記枠の数を、カリンバの鍵盤の数に合わせて設けてあると共に、横方向に配置された複数個の前記枠で構成される任意の行に、カリンバの各鍵盤に付された音声記号に合致する音声記号を各鍵盤に付された配列と同じ配列となるように各枠に印刷してあり、演奏曲が備える複数個の音名のそれぞれに対応付けられた複数個の音声記号のそれぞれを、シートに備える複数個の前記枠のうち、前記シートの横方向においては任意の行に配置される複数個の前記各枠に印刷された音声記号と合致する位置にあり、且つ、前記シートの縦方向においては演奏曲の演奏順と合致する位置にある枠に印刷してあり、更に、弾く音の長さに対応させた比率で枠の縦方向を着色してあることを第1の特徴としている。
また、本考案のカリンバ演奏用補助具は、上記第1の特徴に加えて、横方向に配置された複数個の枠で構成される任意の行に印刷された音声記号は、少なくとも数字とオクターブ記号とで構成されることを第2の特徴としている。
また、本考案のカリンバ演奏用補助具は、上記第1又は第2の特徴に加えて、演奏曲のメロディ用の音名に対応付けられた音声記号と、演奏曲の伴奏用の音名に対応付けられた音声記号とが、同じシート上に印刷されていることを第3の特徴としている。
請求項1に記載のカリンバ演奏用補助具によれば、縦横升目状に印刷された枠の横方向にカリンバの各鍵盤に付された音声記号が同じ配列で印刷されてあり、演奏曲が備える複数個の音名のそれぞれに対応付けられた複数個の音声記号のそれぞれを、シートに備える複数個の前記枠のうち、前記シートの横方向においては任意の行に配置される複数個の前記各枠に印刷された音声記号と合致する位置にあり、且つ、前記シートの縦方向においては演奏曲の演奏順と合致する位置にある枠に印刷してある構成であることから、簡易な構成でありながら、カリンバを演奏する者がどの鍵盤をどの順番で弾けばよいのかシートを見ただけで容易に把握することが可能である。更に、弾く音の長さに対応させた比率で枠の縦方向を着色してあることで、どの音をどれだけの長さで弾けばよいのかもシートを見ただけで容易に把握することが可能である。従って、楽譜の読めない初心者や高齢者であっても、カリンバ演奏用補助具を見ながらカリンバを弾くことで、誰でも容易に楽曲をカリンバで演奏できるようにすることが可能となる。
また、請求項2に記載のカリンバ演奏用補助具によれば、上記請求項1に記載の構成による作用効果に加えて、音名はアルファベットでの表記も可能であるところ、老若男女に馴染みのある数字を用いることで、視覚的に把握しやすく、またオクターブ記号を用いることで、たとえオクターブ記号の意味を理解していなくても、同じ数字でも違う音であるということを視覚的に容易に把握させることができ、弾き間違いを防止することが可能となる。
また、請求項3に記載のカリンバ演奏用補助具によれば、上記請求項1又は2に記載の構成による作用効果に加えて、メロディ用の音名に対応付けられた音声記号と、伴奏用の音名に対応付けられた音声記号とを同じシート上に印刷することで、1枚のシートであっても演奏する者のレベルに合わせて利用方法を変えることができると共に、自分がどこまで弾けるようになったかの習熟度を演奏者が把握することにも利用できる。更に、複数人でメロディと伴奏とを演奏することで、アンサンブルの演奏を楽しむことも可能となる。
本考案の実施形態に係るカリンバを示す平面図である。 図1の部分拡大図である。 本考案の実施形態に係るカリンバ演奏用補助具を示す全体図である。 図3の部分拡大図である。 本考案の実施形態に係るカリンバ演奏用補助具の変形例を示す図である。 従来のカリンバ演奏用の楽譜を示す全体図である。
以下の図面を参照して、本考案の実施形態に係るカリンバ演奏用補助具を説明し、本考案の理解に供する。しかし、以下の説明は本考案の実用新案登録請求の範囲に記載の考案を限定するものではない。
まず、図1、図2を参照して、本考案の実施形態に係るカリンバ演奏用補助具を用いて演奏するカリンバについて説明する。
図1に示すように、カリンバ10は、木製のボディ11の上面の上方に、固定支持具であるブリッジ14を介して複数本の金属製の細長い鍵盤13を配置したものである。また、ボディ11には、サウンドホール12という開口部が設けられており、これによって、鍵盤13を弾いた際に発生する音が広がりを持って伝わる構造となっている。
更に、図2に示すように、複数本ある各鍵盤13には、音名に対応付けられた音声記号Kが予め刻印されている。本実施形態においては、音声記号Kとして、数字K1と、オクターブ記号K2と、アルファベットK3との3つの音声記号Kが鍵盤13に刻印されている構成としてある。この音声記号Kは、ドレミファソラシの音名23に対応付けられたものであり、数字K1においては、1から7までが順番にドレミファソラシを表し、アルファベットK3においては、CDEFGABが順番にドレミファソラシを表している。また、オクターブ記号K2においては、音の高さを表している。ここで、図2に示すように、カリンバ10という楽器においては、ドレミファソラシが左から右に順番に並んでいるのではなく、真ん中の鍵盤13を中心として、左右に交互に配置されていることが他の楽器にはない特徴となっている。そして、真ん中の鍵盤13を中心として、右半分に配置される鍵盤13は右手の親指で弾き、左半分に配置される鍵盤13は左手の親指で弾くというのもカリンバ10の特徴である。
なお、本実施形態においては図2に示すように、17本の鍵盤で構成されるカリンバ10(いわゆる17キーのカリンバ)を用いる構成としてある。勿論、カリンバが備える鍵盤13の数は本実施形態のものに限るものではなく、適宜変更可能である。
次に図3、図4を参照して、本考案の実施形態に係るカリンバ演奏用補助具20について説明する。
カリンバ演奏用補助具20は、カリンバ10を全く演奏したことがない初心者がカリンバを演奏する際に利用することを主たる目的とするものである。
このカリンバ演奏用補助具20は、図3に示すように、同一形状(本実施形態においては長方形)、同一大きさの複数個の枠21が縦横升目状に配置された状態で印刷されたシートで構成されている。なお、本実施形態においては紙面の大きさの関係上、図3、図4、図5において、本来同一形状、同一大きさである複数個の枠21のいくつかを異なる大きさで表示するものとする。
また、1枚のシートとして利用できるだけでなく、演奏曲に合わせて複数種類、複数枚のシートで構成したり、本や冊子に印刷したりして利用することも可能である。つまり、本考案における「シート」とは、1枚だけで構成されるシートは勿論のこと、本や冊子の各ページを構成するシートも含む概念である。
また、横方向に配置された複数個の枠21の数をカリンバ10の鍵盤13の数に合わせて設けてある。本実施形態においては、カリンバ10の鍵盤13が17本であることから、横方向に配置される枠21の数を17個としてある。
また、横方向に配置された複数個の枠21で構成される任意の行22に、カリンバ10の各鍵盤13に付された音声記号Kに合致する音声記号Kを各鍵盤13に付された配列と同じ配列となるように各枠21に印刷してある。本実施形態においては図3に示すように、最も下の行22と、上から二段目の行22とに、カリンバ10の各鍵盤13に付された音声記号Kである数字K1とオクターブ記号K2とを各鍵盤13に付された配列と同じ配列となるように各枠21に印刷してある。更に、本実施形態においては、下から二段目の行22と、最も上の行22とに音名23(ドレミファソラシ)も印刷してある。
また、演奏曲のメロディが備える複数個の音名23のそれぞれに対応付けられた複数個の音声記号K(本実施形態においては数字K1とオクターブ記号K2)のそれぞれを、シートに備える複数個の枠21のうち、シートの横方向においては最も下の行22と、上から二段目の行22とに配置される複数個の枠21のそれぞれに印刷された音声記号K(本実施形態においては数字K1とオクターブ記号K2)と合致する枠21の位置にあり、且つ、シートの縦方向においては演奏曲の演奏順と合致する位置にある枠21のそれぞれに印刷してある。なお、本実施形態においては、シートの縦方向において、下の枠から上の枠に向かって順番に演奏が進む構成としてある。より具体的には、図3を参照して、シートの横方向に左から4つ目且つ下から3つ目にある枠21に印刷した音声記号が一番目に演奏する音声記号であり、シートの横方向に左から4つ目且つ下から4つ目にある枠21に印刷した音声記号が二番目に演奏する音声記号である構成としてある。
更に、弾く音の長さに対応させた比率で枠21の縦方向を着色してある。これによって、図4に示すように、弾く音の長さを枠21の着色領域24に着色された面積で把握できる構成としてある。具体的には、本実施形態においては、1つの枠21の縦方向の長さを4分音符(いわゆるリズムの読み方で示す場合の「タン」)とすると共に、1つの枠21の縦方向の長さの半分の長さを8分音符(いわゆるリズムの読み方で示す場合の「タ」)とする比率で枠21を着色する構成としてある。より具体的には、図4を参照して、1つの枠21の縦方向が全て着色されている着色領域24aは4分音符(いわゆるリズムの読み方で示す場合の「タン」)を示し、1つの枠21の縦方向が全て着色されておらずに半分(上半分或いは下半分)だけが着色されている着色領域24bは8分音符(いわゆるリズムの読み方で示す場合の「タ」)を示す構成としてある。
なお、図3、図4においては、ハッチングにより着色を示すものとしてある。
勿論、着色する枠21の縦方向の長さとそれに対応する音の長さとの比率は本実施形態のものに限るものではなく、適宜変更可能である。
このような構成からなるカリンバ演奏用補助具20は、以下の効果を奏する。
縦横升目状に印刷された枠21の横方向にカリンバ10の各鍵盤13に付された音声記号K(数字K1とオクターブ記号K2)を同じ配列で印刷してあり、演奏曲が備える複数個の音名23のそれぞれに対応付けられた複数個の音声記号Kのそれぞれを、シートに備える複数個の枠21のうち、シートの横方向においては最も下の行22と、上から二段目の行22とに配置される複数個の枠21にそれぞれ印刷された音声記号Kと合致する位置にあり、且つ、シートの縦方向においては演奏曲の演奏順と合致する位置にある枠21それぞれ印刷してある構成とすることで、カリンバ10を演奏する者がどの鍵盤をどの順番で弾けばよいのかシートを見ただけで容易に把握することが可能となる。更に、弾く音の長さに対応させた比率で枠21の縦方向を着色してあることで、どの音をどれだけの長さで弾けばよいのかもシートを見ただけで容易に把握することが可能となる。従って、楽譜の読めない初心者や高齢者であっても、カリンバ演奏用補助具20を見ながらカリンバ10を弾くことで、誰でも容易に楽曲をカリンバ10で演奏することができるようになる。
従って、老若男女を問わず、誰でも容易にカリンバ10の演奏を始めることができ、音楽の楽しみに触れる機会を創出することが可能となる。また、カリンバ10は両手を使って弾くものであることから、特に高齢者にとっては脳のトレーニングにもなることから、カリンバ演奏用補助具20を用いることで、認知症を予防するためにもカリンバ10を容易に利用することができる。加えて、カリンバ10はかばんの中に入れて持ち運べる大きさ(両手で持ちながら気軽に演奏できる大きさ)であることから、施設の職員やボランティアなど、高齢者の介護を行う者でも気軽に参加して楽しみや安らぎを共有することが可能である。
これに対して、従来、カリンバ10を演奏するための補助具としては、図6に示すようなカリンバ演奏用の楽譜30があった。しかしながら、このような従来のカリンバ演奏用の楽譜30は、あくまで音符31が記載されたものであることから、楽譜の読めない初心者にとっては、カリンバ10のどの鍵盤をどのような順序、どのような長さで弾けばよいのか迅速に把握することが困難であると共に、楽譜に対する苦手意識を払拭できないという問題があった。よって、本考案の実施形態に係るカリンバ演奏用補助具20の構成とすることで、このような問題も容易に解決することができる。
また、音名23(ドレミファソラシ)に対応付けられた音声記号Kとしてアルファベットでの表記も可能であるところ、老若男女に馴染みのある数字K1をカリンバ演奏用補助具20に印刷することで、視覚的に把握しやすく、またオクターブ記号K2を用いることで、たとえオクターブ記号の意味を理解していなくても、同じ数字でも違う音であるということを視覚的に容易に把握させることができ、弾き間違いを防止することが可能となる。
次に、図5を参照して、本考案の実施形態に係るカリンバ演奏用補助具20の変形例を説明する。
本変形例は、既述した本考案の実施形態に係るカリンバ演奏用補助具20に対して、用いる楽曲を異ならせると共に、メロディの音名23に対応付けられた音声記号Kに加えて、伴奏の音名23に対応付けられた音声記号Kも同じ1枚のシート上に表記(印刷)する構成としたものである。その他の構成は既述した本考案の実施形態に係るカリンバ演奏用補助具20と同様であることから、同一機能を果たすものには同一番号を付し、以下詳細な説明は省略するものとする。
具体的には図5を参照して、右上がりのハッチングが付された枠に記載されている数字K1とオクターブ記号K2とがメロディの音名23に対応付けられた音声記号Kを示し、左上がりのハッチングが付された枠に記載されている数字K1とオクターブ記号K2とが伴奏の音名23に対応付けられた音声記号Kを示してある。
このように、メロディ用の音名23に対応付けられた音声記号Kと、伴奏用の音名23に対応付けられた音声記号Kとを同じ1枚のシート上に印刷することで、1枚のシートであっても演奏する者のレベルに合わせて利用方法を変えることができると共に、自分がどこまで弾けるようになったかの習熟度を演奏者が把握することにも利用できる。更に、複数人でメロディと伴奏とを演奏することで、アンサンブルの演奏を楽しむことも可能となる。
なお、図5において、本実施形態においては、同じ行22の同じ高さ(本実施形態においては、枠21の下半分か上半分かで高さを示す構成である)に複数個の音声記号Kが表記されている場合は、複数の音声記号Kに対応するカリンバ10の鍵盤13を同時に弾く構成としてある。勿論、このような構成に限るものではなく、同じ高さにある複数個の音声記号Kの上に、例えば、右から左向きや、左から右向きの矢印を印刷して、複数個の音声記号Kを同時に弾くのではなく、矢印の向きに順番に1つずつ音声記号Kを弾くような構成としてもよい。
また、本変形例においては、メロディの音名23に対応付けられた音声記号Kに加えて、伴奏の音名23に対応付けられた音声記号Kも同じ1枚のシート上に表記(印刷)する構成としたが、必ずしもこのような構成に限るものではなく、メロディの音名23に対応付けられた音声記号Kと、伴奏の音名23に対応付けられた音声記号Kとを別々のシートに印刷する構成としてもよい。このような構成とすることで、大人数でアンサンブル演奏を行う場合に利便性の高いカリンバ演奏用補助具とすることができる。
なお、既述した本考案の実施形態に係るカリンバ演奏用補助具20においては、枠21を長方形とする構成としたが、必ずしもこのような構成に限るものではなく、他の形状とする構成としてもよい。この場合も好適には、複数個の枠21を全て同一形状、同一大きさとすることが望ましい。
また、既述した本考案の実施形態に係るカリンバ演奏用補助具20においては、縦方向の下から上に向かって演奏順に音声記号Kを印刷(表記)する構成としたが、必ずしもこのような構成に限るものではなく、縦方向の上から下に向かって演奏順に音声記号Kを印刷(表記)する構成としてもよい。
更に、既述した本考案の実施形態に係るカリンバ演奏用補助具20においては、最も下の行22と、上から二段目の行22とに、カリンバ10の各鍵盤13に付された音声記号Kである数字K1とオクターブ記号K2とを各鍵盤13に付された配列と同じ配列となるように各枠21に印刷(表記)する構成としたが、必ずしもこのような構成に限るものではなく、カリンバ10の各鍵盤13に付された数字K1とオクターブ記号K2とを各鍵盤13に付された配列と同じ配列となるように、他の行の各枠21に印刷(表記)する構成としてもよい。
また、各鍵盤13の色が異なるカリンバ10を演奏する際に使用するカリンバ演奏用補助具においては、各鍵盤13に対応する位置の縦方向に配列される複数個の枠21を鍵盤13に対応する色で着色するような構成としてもよい。
また、本実施形態においては、弾く音の長さに対応させた比率で枠21の縦方向を着色する構成としたが、このような構成に加えて或いはこのような構成に替えて、弾く音の長さに対応させて、弾き始めの枠21から弾き終りの枠21までに矢印を印刷するような構成としてもよい。
本考案のカリンバ演奏用補助具は、初心者や高齢者でも容易にカリンバの演奏ができるようになることから、楽器演奏に関連する産業分野において有用であり、産業上の利用可能性が大きい。
10 カリンバ
11 ボディ
12 サウンドホール
13 鍵盤
14 ブリッジ
20 カリンバ演奏用補助具
21 枠
22 行
23 音名
24 着色領域
24a 着色領域
24b 着色領域
30 カリンバ演奏用の楽譜
31 音符
K 音声記号
K1 数字
K2 オクターブ記号
K3 アルファベット

Claims (3)

  1. 音名に対応付けられた音声記号が各鍵盤に付されたカリンバを演奏する際に使用するカリンバ演奏用補助具であって、同一形状、同一大きさの複数個の枠が縦横升目状に配置された状態で印刷されたシートで構成され、横方向に配置された複数個の前記枠の数を、カリンバの鍵盤の数に合わせて設けてあると共に、横方向に配置された複数個の前記枠で構成される任意の行に、カリンバの各鍵盤に付された音声記号に合致する音声記号を各鍵盤に付された配列と同じ配列となるように各枠に印刷してあり、演奏曲が備える複数個の音名のそれぞれに対応付けられた複数個の音声記号のそれぞれを、シートに備える複数個の前記枠のうち、前記シートの横方向においては任意の行に配置される複数個の前記各枠に印刷された音声記号と合致する位置にあり、且つ、前記シートの縦方向においては演奏曲の演奏順と合致する位置にある枠に印刷してあり、更に、弾く音の長さに対応させた比率で枠の縦方向を着色してあることを特徴とするカリンバ演奏用補助具。
  2. 横方向に配置された複数個の枠で構成される任意の行に印刷された音声記号は、少なくとも数字とオクターブ記号とで構成されることを特徴とする請求項1に記載のカリンバ演奏用補助具。
  3. 演奏曲のメロディ用の音名に対応付けられた音声記号と、演奏曲の伴奏用の音名に対応付けられた音声記号とが、同じシート上に印刷されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のカリンバ演奏用補助具。
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