JP2024011539A - カードセット - Google Patents

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Abstract

【課題】カードゲームによる遊戯を通じて、音楽における複数の記譜法による音の名前を覚えることができるうえ、記譜法ごとの音の名前の相互関係が直感的に結び付くようにすることもできるカードセットを提供すること。【解決手段】シンボルを区別するためのスートと順位を表すためのランクとを表すインデックス表示部2が設けられた複数のカード1・1…によりデッキが構成されるカードセット100において、前記インデックス表示部2は、音楽における記譜法の相違によってスートが表示されるとともに、音の名前の相違によってランクが表示され、各カード1・1…にはスート毎に一の記譜法が単独で表示されている構成とした。【選択図】 図1

Description

本発明は、カードゲームを楽しみながら音楽を学習することができるカードセットに関する。
現在の日本における音楽教育は、一般的に保育園や幼稚園から始まり、歌唱に加えて楽器の演奏も取り入れられている。例えば、保育園や幼稚園では鍵盤ハーモニカによる保育や授業が行われる場合があり、小学校低学年ではソプラノリコーダーによる授業が行われる場合がある。また、学校教育以外では、個人の音楽教室に通って楽器を習う場合も多く、特にピアノは教室数も多く人気の楽器となっている。
脳の発育が顕著な低年齢の頃から音楽に親しむことは、情操面だけでなく、音楽への理解を深めるためにも重要なことである。しかし、上述のように、児童や生徒が接する楽器には、鍵盤ハーモニカやソプラノリコーダー等のいわゆる実音楽器またはC調の移調楽器が多く用いられる。
実音楽器とは、例えば五線譜上のドの音を演奏すると、実音のドの音が出る楽器である。それに対して、五線譜上のドの音を演奏したときに、実音の別の音が出る楽器を移調楽器という。なお、C調の移調楽器は、移調楽器に分類されるものの、実際には実音楽器と同様となる。
また、演奏課題として児童や生徒に与えられる楽曲は、ハ長調の曲が多く用いられる。
ハ長調の曲を実音楽器やC調の移調楽器で演奏すると、五線譜上にシャープやフラットがほとんど現れないうえ、鍵盤楽器においても黒鍵の音を使用せずに曲を演奏できることとなる。このような課題曲が選択されているのは、子供にとって演奏しやすく、歌唱する場合であっても歌いやすいという理由からであると推測される。
また、教育現場においては、鍵盤における白鍵と黒鍵とを区別して教える傾向があるために、教育を受ける側の生徒や子供達に対し、白鍵の音は低年齢でも覚えやすい一般的な音で、黒鍵の音は高度で特殊な音であるという印象を与えている。
ところが、保育園や幼稚園から始まり小学校に至るまで、シャープやフラットがほとんど現れない楽譜に多く接し、黒鍵の音を用いる機会が少ないまま成長すると、音楽教育上様々な問題が生じ得る。例えば、中学校では部活動が始まり、吹奏楽を選択する生徒も現れるが、多くの金管楽器や木管楽器は移調楽器であるため、ハ長調の楽曲は楽譜にシャープやフラットが多く現れることとなる。そのため、初見の演奏が困難となったり、シャープやフラットが少ない簡単な楽曲を選択するようになったりする。
一方、音楽教育は学校における教育カリキュラムの一部であるが、相対的に授業数が多いとは言い難い。そのうえ、生徒は授業中には積極的に音楽に取り組むものの、一旦授業を離れると、日常生活においては音楽に接することがほとんど無いという場合も珍しくない。また、個人教室で楽器を習う場合であっても、教室に通い続けるうちに義務感が生じ、演奏自体を楽しめなくなる場合もある。
このように、現在の音楽教育には、子供の頃から多様な楽曲に慣れ親しませることで音楽の理論をより深く身に付けさせることができる環境とは言い難い部分がある。そのため、将来優れた音楽家を多数輩出するための土壌の形成が不十分と言わざるを得ない。
ところで、従来においては、音楽の授業や音楽教室以外の場面であっても、音楽に親しみながら楽譜を読めるようにするためのカードゲームが発明・考案されている。これらのカードゲームは、カードに音符や音の名前の名前が表示されており、所定のルールに基づいたゲームをすることで、自然に音符が読めるようになるということを目的としている。
たとえば、特許文献1には、図8(a)(b)に示すような音符トランプ800の技術が開示されている。特許文献1の音符トランプ800は、図8(a)に示すように、各カードに、例えば音階の低いシから高いソまでの13音の何れかを譜面として記載した表示81が施され、これら13音のカードを1組として、それを色分けした4組とジョーカー1枚の53枚を1セットとして構成されている。また、図8(b)に示すように、「初心者は図2の音名入りカードで遊び、音名を覚えると図1の音符のみのカードに替えていく。」とする例も開示されている。
特許文献1では、従来のトランプの数字やマークの替わりに『音符、音階、音名、カラー等』を用いた特許文献1の音符トランプを用いて遊ぶことで、「音名を遊びの中から楽しく覚えられる」という効果があるとされている。
また、特許文献2には、図9に示すようなカード900の技術が開示されている。特許文献2のカード900は、1つの音名91と、音階の何番目の音かを示す文字92と、1つの調名93と、ト音譜表上に調子記号を伴って表示された1オクターブの音階94と、1つの音階の7つの音名95とが、カードの上下半分の領域にそれぞれ設けられて構成されている。
特許文献2では、例えば、手元に配られた数枚のカードについてババ抜きの要領で音階を完成させるようなゲームを行うことが示されている。このような構成のカードであることにより、「教育の現場で有効な手段となる他、ゲームの仕方に変化をもたらすことによって、家庭におけるコミュニケーションの手段としても、又専門家のための娯楽用品としても対応出来る」という効果があるとされている。
特開2005-230483号公報 実開平3-43877号公報
しかし、特許文献1の音符トランプでは、図8(b)のように、初心者向けに音の名前を同時に表示させると、五線譜表記よりもイタリア語表記の音の名前(ド・レ・ミ…)を先に見る習慣が付いてしまう。この場合、次の段階として図8(a)に示す五線譜のみの表示の楽譜を見るときに、直感的に譜面上の音符と音の名前とを結びつけることが困難となるという問題がある。
この影響について説明すると、例えば、吹奏楽の部活動等やオーケストラのサークル、社会人楽団における楽器の演奏に際して、五線譜の音符のひとつひとつに、慣れ親しんだイタリア語表記の音の名前(ド・レ・ミ…)を書き込んで演奏する人は、初見による演奏や音部記号の異なる楽器への持ち替えがなかなかできないという問題が従来から指摘されている。また、軽音楽におけるバンド演奏においても、独学でギターやベースの練習を始める段階でタブ譜のみを用いると、五線譜での演奏やアドリブができなくなるという問題が生じる。
そのため、特許文献1の音符トランプを用いた場合には、前述のように、楽譜にドレミを書き込む習慣付けの原因のひとつとなり得る。
また、例示されている低いシから高いソまでの13音では、鍵盤における白鍵に相当する音の名前と五線譜表記との関係しか覚えることができず、前述したシャープやフラットが付された楽譜と音の名前との関係や、鍵盤の位置と音の名前との関係、またはこれら相互の関係については学習することができない。
これらのことから、特許文献1の音符トランプは、遊びながら音符を学習することができるという効果の反面、前述した現在の音楽教育が持つ問題を助長することとなってしまうという問題がある。
一方、特許文献2のカードでは、ひとつのカードに、鍵盤の表記、イタリア語や英語の音の名前の呼び方、五線譜表記等が混在して表示されている。このように多種多様な表記が混在したカードを用いてゲームを行う場合、前記特許文献1で指摘したことと同様、自らが最も慣れ親しんだ表記方法を最初に見る習慣が付いてしまい、それに慣れるほど、それ以外の表記方法との結び付けが困難になるという問題が生じる。
また、カードの表示が複雑であり、一般的なトランプのような遊び方ができず、極めて専門的な知識を必要とする遊び方に偏ってしまう。そのため、音楽の授業や音楽教室以外の場面において、音楽に親しみながら楽しく学習することができなくなるという問題がある。
本発明は、上記のような問題に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、カードゲームによる遊戯を通じて、音楽における複数の記譜法による音の名前を覚えることができるうえ、記譜法ごとの音の名前の相互関係が直感的に結び付くようにすることもできるカードセットを提供することにある。
本発明者が上記課題を解決するために採用した手段を以下に説明する。
本発明のカードセットは、シンボルを区別するためのスートと順位を表すためのランクとを表すインデックス表示部が設けられた複数のカードによりデッキが構成されることを基本的な構成としている。
スートとは、例えば一般的なトランプに対応するものであれば、スペード・ハート・ダイヤ・クローバーの4つのシンボルの種類をいうが、本発明のスートはこの態様に限られず、他のカードゲームにおいて、その種類を区別するためのシンボルの種類全般が含まれる。
ランクとは、例えば一般的なトランプに対応するものであれば、1~13の順位(数字)をいうが、本発明のランクはこの態様に限られず、他のカードゲームにおいて、数字や順位を表すもの全般が含まれる。
インデックス表示部とは、前記スートと前記ランクを表す表示であり、例えば一般的なトランプに対応するものであれば、カードの対角部に表示されるスートのマーク及びA・2~10・J・Q・K等のランクの略記をいうが、本発明のインデックス表示部はこの態様に限られず、スートとランクを表すものであれば本発明のインデックス表示部に含まれ、表示の位置も限定されない。
前記インデックス表示部は、音楽における記譜法の相違によってスートが表示されるとともに、音の名前の相違によってランクが表示される。一例を挙げるならば、スートとしてト音記号の五線譜表記を用い、ランクとしてドの音を用いたインデックス表示部や、スートとしてヘ音記号の五線譜表記を用い、ランクとしてミのフラットの音を用いたインデックス表示部等が挙げられる。
記譜法には、ト音記号やヘ音記号などの音部記号を用いた五線譜表記、アルファベット(C・D・E…)やイタリア語(ド・レ・ミ…)等の文字を用いた文字譜、タブラチュアによるタブ譜等、種々の方法が含まれ、特に限定されない。
また、音の名前は、平均律による12音の他、ピタゴラス音律の音の名前や日本特有の十二律等、種々の音律の音の名前が含まれる。
そして、各カードにはスート毎に一の記譜法が単独で表示されている。一例を挙げるならば、ト音記号の五線譜表記を用いたインデックス表示部を有するカードには、イタリア語の音の名前の表記やヘ音記号の五線譜表記を併記することなく、ト音記号の五線譜表記のみが単独で表示される。
各カードのインデックス表記がスート毎に一の記譜法によって表示されることで、手持ちのカードのスートが、たとえ自らが慣れ親しんでいる表記でなかった場合であっても、その記譜法における音の名前を思い出さなければランクが分からず、ゲームを進行できない。
そのため、カードゲームの遊戯を通じて、特定の記譜法に限定されることなく、音の名前を記譜法ごとに均等に覚えることができる。また、記譜法ごとの音の名前の相互関係をも同時に覚えることができる。
本発明においては下記の手段を用いることも可能である。
他の手段におけるカードセットのひとつとしては、前記インデックス表示部は、平均律における1オクターブ内の全ての音の名前によってランクが表示されているとともに、オクターブ違いの同名音が含まれない構成とすることができる。
平均律における1オクターブ内の全ての音の名前とは、イタリア語表記における「ド」から半音階ずつ高くなり「シ」に至るまでの12音をいう。また、オクターブ違いの同名音が含まれないため、たとえば、1オクターブ上の「ド」の音は除外される。
一般的に、例えばトランプカードであれば、ランクはA(エース:1)~K(キング:13)までの13枚で構成される。しかし、上記構成においては、あえて12枚で構成する。
12枚とした理由について詳述すると、平均律における自然長音階は、第1音(主音)から第7音までの音が、全音-全音-半音-全音-全音-全音と順次推移し、第7音の次は半音上がることで主音に戻る。例えば、ドから始まるハ長調の場合には「ド-レ-ミ-ファ-ソ-ラ-シ」となり「シ」の次は「ド」に戻る。レから始まるニ長調の場合には「レ-ミ-ファ#-ソ-ラ-シ-ド#」となり「ド#」の次は「レ」に戻る。
ここで、デッキのランクを、例えば「ド」から1オクターブ上の「ド」までの13枚で構成すると、音階を用いたゲームを行う場合には、必然的に「ド」から始まり「ド」で終わるハ長調の音階が選択されやすくなる。その結果、シャープやフラットのついた音(鍵盤図でいう黒鍵に該当する音)を用いないか、用いたとしても第7音以上の音を含む和音等としてのみ用いることとなる。
このように、「ド」から始まるハ長調の音階を用いるゲームを行うことは、シャープやフラットのついた音は、その他の音とは異なる特別な音であるという認識を定着させ、鍵盤における白鍵と黒鍵とを区別して認識させ、白鍵の音を一般的な音、黒鍵の音を白鍵の音とは異なる特殊な音として意識させることにつながる。そのため、前述したように、楽器の演奏においても簡単な楽曲を選択するようになる等の問題につながる。
それに対して、1オクターブ内の全ての音の名前によってランクを表示するとともに、オクターブ違いの同名音が含まれない構成とすることで、「ド」からはじまるハ長調の音階と、その他の音からはじまる音階との区別がなくなり、全ての音階を区別することなく、どの音を主音とすることもできるようになる。また、自然長音階(メジャースケール)以外にも、マイナースケールやドリアンスケール、リディアンスケール等、他の音階も同等のものとして扱い、様々な音階を造ることができる。
このように、ランクの種類を前記構成とすることにより、遊戯方法に多様な音階を用いたとしても、カードが余ったり足りなくなったりする不都合が生じなくなり、特定の音階に誘導されてしまう可能性もなくなるため、カードゲームを通じて、多様な音楽に接する機会を提供することができる。
本発明の他の手段としては、前記インデックス表示部を、音楽における記譜法及び鍵盤楽器の鍵盤図の相違によってスートが表示する構成とすることができる。
この構成のカードセットにおいては、スートとして、記譜法に加え、鍵盤楽器の鍵盤図が表示されたカードも含まれる。鍵盤楽器であるため、ランクは平均律を用いる。
鍵盤図のカードを加えることにより、記譜法ごとの音の名前の相互関係のみならず、各記譜法と鍵盤図との相互関係についても覚えることができる。
本発明のさらに他の手段としては、ランクに平均律を用いた場合において、各カードの上下半分の領域毎にそれぞれインデックス表示部を設け、一方の領域のランクの表示に対する他方の領域のランクの表示が、異名同音の音の名前によって表示されたカードを含む構成とすることもできる。
この構成のカードセットにおいては、ひとつのカードに異名同音の音をまとめて表示することができる。異名同音とは、平均律において、音の名前は異なるが、実際の音が同じ音となる複数の音のことをいう。一例を挙げるならば、イタリア語表記における、ラのシャープと、シのフラットがこの関係に該当する。
ひとつのカードの上下にそれぞれ異名同音の音の名前をランクとして表示することで、ゲームの途中でカードが上下反転されて手元に来る場合に、異名同音の音の名前を自然に覚えることができる。これにより、楽曲の調が異なる場合に、シャープとして表示される場合であってもフラットとして表示される場合であっても、記譜法によらず音の名前や鍵盤の位置と結びつけることができるようになる。
本発明によるさらに他の手段としては、各カードの前記インデックス表示部が設けられた面にランクまたはスートに対応した着色部を設ける構成とすることもできる。
着色部は部分的なものに限定されず、全体的なものも含む。また、単色に限定されず、複数色も含む。
ランクまたはスートに対応した着色部を設けることで、意匠性が向上する他、まだ音楽の学習を始める年齢に達していない子供がゲームに参加する場合であっても、色の相違に基づいてゲームを行うことができる。
本発明によるさらに他の手段としては、各カードの前記インデックス表示部が設けられた面にランクまたはスートに対応した図形表示部を設ける構成とすることもできる。
図形表示部は単純な図形に限定されず、キャラクターや、数字または文字を含むもの等も含む。
ランクまたはスートに対応した図形表示部を設けることで、意匠性が向上する他、まだ音楽の学習を始める年齢に達していない子供等がゲームに参加する場合であっても、図形表示部の図形の相違に基づいてゲームを行うことができる。
本発明では、スートとランクとを表すインデックス表示部を有するカードを備えたカードセットにおいて、各カードがスート毎に一の記譜法が単独で表示されているように構成されていることにより、カードゲームの遊戯を通じて、各記譜法の音の名前について、特定の記譜法に限定されることなく均等に覚えることができるうえ、記譜法ごとの音の名前の相互関係をも同時に覚えることができる。
これにより、カードゲームによる遊戯を通じて、音楽における複数の記譜法による音の名前を覚えることができるうえ、記譜法ごとの音の名前の相互関係が直感的に結び付くようにすることもできるという効果がある。
本発明のカードセットを表す正面図である。 本発明のカードセットにおけるスートの種類を表す説明図である。 本発明のカードセットにおけるスート毎のランクを表す正面図である。 本発明の変形例1のカードセットにおける着色部を有するカードを表す正面図である。 本発明の変形例2のカードセットにおける図形表示部を有するカードを表す正面図である。 本発明の変形例3のカードセットにおけるカードの一つを表す正面図である。 本発明の変形例4のカードセットにおけるカードの一つを表す正面図である。 特許文献1の従来例を表す正面図である。 特許文献2の従来例を表す正面図である。
本発明を実施するための形態について、図1から図3に基づいて以下に説明する。
本発明のカードセット100は、図1(a)(b)に示すように、複数のカード1・1…によりひとつのデッキが構成されたトランプカードであり、様々なカードゲームを行うことができる。カード1・1…の形状は、図1の形態では長方形であるが、正方形や円形等、他の形状を採用することもできる。また、カード1・1…の材質は、紙やプラスチック等、種々のものを採用することができる。
なお、図1において、カード1・1…の枚数は7枚として図示されているが、枚数はこれに限定されず、遊戯可能なカードゲームに応じて適切な枚数で構成することができる。
カード1・1…の表面には、図1(a)に示すように、シンボルを区別するためのスートと順位を表すためのランクとを表すインデックス表示部2・2’が設けられている。図1の形態では、スートを表すものとしてト音記号の五線譜表記21が用いられており、ランクを表すものとして、イタリア語表記の「ド」の音が用いられている。
図1の形態では、図1(a)に示すように、表面の上下半分の領域毎にそれぞれ1つずつのインデックス表示部2・2’が設けられているが、カード1の表面にひとつのインデックス表示部2のみを設けるように構成してもよく、3以上のインデックス表示部2・2…を設けるように構成してもよい。
表面の上下半分の領域毎にそれぞれ1つずつのインデックス表示部2・2’を設ける場合においては、上半分の領域のインデックス表示部2はト音記号が上向きになるように配置し、下半分の領域のインデックス表示部2’はト音記号が下向きになるように配置するのが好ましい。これにより、カード1を上下何れかの向きで手に持った場合であっても、インデックス表示部2・2’を正しい向きで視認することができる。
また、図1(b)に示すように、裏面は所定の模様や図形による表示が設けられており、すべてのカードについて同一の表示となっている。
インデックス表示部2においては、スートの種類は図2に示すようなものを採用することができる。一般的なトランプカードにおいては、スペード・ハート・ダイヤ・クローバーの4つのシンボルによるスートが用いられるが、本発明では、例えば、図2(a)のト音記号の五線譜表記21、図2(b)のヘ音記号の五線譜表記22、図2(c)のアルファベットによる文字譜表記23、図2(d)の鍵盤図表記24の4種類が対応するようになっている。
この他にも、例えばハ音記号の五線譜表記やイタリア語による文字譜表記、タブ譜表記、その他楽器固有の記譜法を用いてもよい。
ト音記号の五線譜表記21及びヘ音記号の五線譜表記22の場合は、全音符を所定の位置に配置することで、ランクとすることができる。また、文字譜表記23はその文字そのものが音の名前を表すことから、文字それ自体がスートを表すとともにランクも表すこととなる。鍵盤図表記24の場合には、所定の音の名前に対応する鍵盤の位置に、丸等の印を付すことでランクとすることができる。
この他にも、全音符以外の音符や、鍵盤の色を変更する等によりランクを表すことも可能である。
これら図2のスートを用いたインデックス表示部2・2…としては、図3に示すような形態とすることができる。ここで、図3(a)の各カード1では、ト音記号の五線譜表記21を用いたインデックス表示部2が設けられており、一番左側のカード1は、一般的なトランプカードのA(エース:1)のランクとして、イタリア語表記の「ド」の音が表示されている。
左から2番目のカード1は、同様にト音記号の五線譜表記21を用いたインデックス表示部2が設けられているが そのランクは、一般的なトランプカードの2に対応するランクであるイタリア語表記の「ドのシャープ」の音が表示されている。
このように、「ド」の音から順に、平均律における半音階ずつ音の高さが上昇し、図3(a)の一番右側のカード1が、一般的なトランプカードのQ(キング:12)に対応するランクであるイタリア語表記の「シ」の音のカードとなる。
同様に、図3(b)では、ヘ音記号の五線譜表記22を用いたインデックス表示部2が設けられており、同様に「ド」から「シ」までの12枚で構成されている。図3(c)では、アルファベットによる文字譜表記23を用いたインデックス表示部2が設けられており、同様に「C」から「B」までの12枚で構成されている。図3(d)では、鍵盤図表記24を用いたインデックス表示部2が設けられており、同様に「ドの位置」から「シの位置」までの12枚で構成されている。
また、鍵盤楽器の黒鍵に該当する音については、上側のインデックス表示部2と下側のインデックス表示部2’とで、異名同音の音の名前を用いてランクを表すようにすることもできる。
図3の形態では、図3(a)~(c)に示すスートにおいて、例えば左から2番目の「ドのシャープ」の音について、上側のインデックス表示部2には「ドのシャープ」または「C#」として表示しているが、下側のインデックス表示部2’では、「レのフラット」または「D♭」として表示している。左側から4番目等についても同様である。
上記の様に、ひとつのカード1のインデックス表示部2は、一の記譜法のみが用いられている。例えば、図3(a)のインデックス表示部2には、ト音記号の五線譜表記21のみが用いられており、ヘ音記号の五線譜表記22や文字譜表記23等は併記されていない。また、4種類のスート毎に、記譜法が重複しないようになっている。
また、上記のカード1以外にも、一般的なトランプカードにおけるジョーカーに対応するカードを含んで構成されていることが好ましい。
<遊戯例>
次に、本発明のカードセット100を用いた遊戯例について説明する。
はじめに、本発明のカードセット100を用いてゲームを行うに当たって、音の名前の読み方についてのルールを説明する。なお、音の名前は、「音程」「音高」「音名」等様々な呼称が用いられているが、本発明の発明者はより正確な意味を表す呼称として「音示:おんじ」という呼称を提案している。音示とは、音の名前を任意の記譜法で表現することを表す概念であり、いわば『音の名前の表示方法』のことをいう。
音示は、日本においてはイタリア語を元とする発音で表現することが一般的となっている。すなわち、「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ」である。
ここで、鍵盤楽器における黒鍵に該当する音、たとえば「ドのシャープ」に該当する音示については、ドイツ語による音示ではひとつの例として「Cis:ツィス」という発音があり、異名同音の「レのフラット」については「Des:デス」という発音がある。しかし、日本におけるいわゆる「ドレミ」には適切な発音が存在しない。語源となるイタリア語に該当する発音が存在しないことが要因となっている。
楽曲を歌唱する場合、歌詞にその音程である「ドレミ」を当てて歌唱することも多いところ、黒鍵に該当する音の音示の発音が存在しない日本においては、シャープやフラットの音については、わざわざ「ドのシャープ」等と発音するとリズムが大きくずれることから、シャープやフラットを外した音示の発音を当てて歌唱せざるを得ない。つまり、「ド」も「ドのシャープ」も同じ「ド」と発音して歌唱している。この歌唱法が一般的であると、音楽について誤った知識が定着する原因になる他、黒鍵に該当する音が特別な音として認識されてしまう。
この問題は、日本の幼稚園や保育園の音楽教育・音楽保育において、「ドレミのうた」(1959年発表・オスカー・ハマースタイン2世作詞・リチャード・ロジャース作曲)がよく用いられ、原曲は変ロ長調であるにも関わらず、ハ長調として歌唱されている等の事情にも表れている。
そこで、本発明の発明者は、西暦2008年に、イタリア語の音示として、「ドのシャープまたはレのフラット」は「ドゥ」、「レのシャープまたはミのフラット」は「ディ」、「ファのシャープまたはソのフラット」は「フィ」、「ソのシャープまたはラのフラット」は「ユ」、「ラのシャープまたはシのフラット」は「リ」という発音を提案した。すなわち、半音階では「ド・ドゥ・レ・ディ・ミ・ファ・フィ・ソ・ユ・ラ・リ・シ」となる。この呼び方を通称として「ドドゥよみ」としている。
「ドドゥよみ」により音示を呼称することにより、歌唱に際して歌詞に音示の発音を用いたとしてもリズムがずれることなく自然に歌唱することができる。また、鍵盤楽器における白鍵と黒鍵を区別することなく同等のものとして扱うことができるため、どのような調の楽曲を歌唱または演奏する場合であっても、自然に取り組むことができるようになる。
以下の遊戯例では、スートごとのランクを表す音の名前(音示)を呼称する際には、原則として「ドドゥよみ」を用いるものとする。
[遊戯例1:7ならべ]
本発明のカードセット100を用いた遊戯例として、7ならべの方法について説明する。
まず、全てのカードを良く切ってから参加者に均等に配布する。各参加者が各スートの「フィ」のカードを縦に並べて場に置く。次に、「フィ」のランクのカードの隣に「ファ」または「ソ」のカードを参加者が時計回りに順番に置いていき、最終的に半音階を完成させる。
ここで、参加者が場に置くカードは、必ず隣り合う音示のランクのカードと同一のスートのカードでなければならない。手札の中に隣り合う音示のランクのカードが無い場合には、更に隣の参加者にスキップする。
このように、「フィ」のランクを基準として、次々にカードを置くことで半音階を形成し、手札が最初に無くなった参加者が勝ちとなる。
7ならべを行うことで、各スートとして表される記譜法ごとの音の名前の関係を同時に覚えることができる。また、「フィ」のカードではなく、任意の音示のカードを最初に置き、長音階や短音階となるように、音階を形成するようにしてもよい。このルールであれば、任意の音を主音とする様々なスケールを覚えることができる。
[遊戯例2:ババ抜き]
次に、本発明のカードセット100を用いた遊戯例として、ババ抜きの方法について説明する。ババ抜きは、ジョーカーを1枚だけデッキに含めて行う。
まず、全てのカードを良く切ってから参加者に均等に配布する。ジョーカー(ババ)は、参加者の何れか一人が手札として持っていることになる。次に、親の隣の参加者が、親のカードのひとつを抜いて手札に加える。このとき、親は自らのカードの表面が隣の参加者に見えないように注意する。カードを抜いた参加者は、親のカードのひとつを加えたときに、同じランクの異なるスートのカードがあったときには、ペアのカードを場に捨てる。
次に、更に隣の参加者が、直前にカードを抜いた参加者からカードのひとつを抜いて手札に加える。同様に、同じランクの異なるスートのカードがあったときには、ペアのカードを場に捨てる。ペアとなるカードが手元にない場合や、ジョーカー(ババ)を抜いた場合には、場に捨てることなく、次の参加者に移る。これを繰り返し、最後にジョーカー(ババ)を持っていた参加者が負けとなる。
ババ抜きを行うことで、各スートとして表される記譜法ごとの音の名前の関係を覚えることができる。また、カードを場に捨てるときに音示を「ドドゥよみ」で声に出すことにより、音示の呼称を自然に身に付けることができる。
[遊戯例3:神経衰弱]
次に、本発明のカードセット100を用いた遊戯例として、神経衰弱の方法について説明する。神経衰弱は、ジョーカーをデッキに含めてもよいし、含めなくてもよい。
まず、全てのカードを良く切って、裏面を上にして場に重ならないように広げる。次に、親から順に、任意のカードを2枚表に向ける。このとき、同じランクの異なるスートのペアであった場合には、手札に加える。ジョーカーを加えた場合には、ワイルドカード(任意のスートとランクのカード)として扱うことができる。これを繰り返し、場のカードが全て無くなったときに、手札の数が最も多い参加者が勝ちとなる。
神経衰弱を行うことで、各スートとして表される記譜法ごとの音の名前の関係を覚えることができる。また、カードを表に向けるときに音示を「ドドゥよみ」で声に出すことにより、音示の呼称を自然に身に付けることができる。
上記の遊戯例以外にも、7ならべの要領で、予め定めた和音を構成するようにならべるようにしてもよい。
また、神経衰弱において、同じランクのカードをペアとするだけでなく、たとえば全音違いの音の名前のランクのカードをペアとするルールとしたり、3枚ずつ表に向けて、3和音とするルールとしたりすることもできる。
これらの遊戯例では、各スートとして表される記譜法ごとの音の名前の関係の他、遊びながら、和音の構成を覚えることもできる。
『変形例1』
次に、本発明の変形例に係るカードセット101について、図4に基づいて説明する。なお、以降の説明においては同一の部分については同一の符号を用い、重複する説明は割愛する。
本変形例では、図1の形態に対して、カード1の表面の一部に着色部3が設けられている点が異なる。本変形例の着色部3は、ランク毎に異なる単一色が用いられているとともに、スートが異なるカードであったとしても、ランクが同一であれば同一の色が用いられている。また、着色部3は、インデックス表示部2の周囲を除いた部分全体に設けられている。
このように、ランク毎に色の異なる着色部3を設けることにより、カードゲームの参加者にまだ音楽の学習を始める年齢に達していない子供が含まれている場合であっても、ランクを色の相違によって認識させることができる。そのため、年齢層の異なる参加者が同時にカードゲームを楽しむことができるようになる。
本変形例の着色部3は、インデックス表示部2の周囲を除いた部分全体に設けられ、着色部3の中に白抜きで文字を表示しているが、インデックス表示部2の背景を含めた表面全体に着色するようにしてもよいし、ごく一部にポイントとして表示するようにしてもよい。
また、本変形例ではランク毎に異なる色としているが、スート毎に異なる色としてもよいし、単一色でなく複数色やグラデーションとしてもよい。
『変形例2』
次に、本発明の他の変形例に係るカードセット102について、図5に基づいて説明する。
本変形例では、図4の形態に対して、着色部3の代わりに図形表示部4が設けられている点が異なる。本変形例の図形表示部4は、ランク毎に異なる表情や姿勢のキャラクターが用いられているとともに、スートが異なるカードであったとしても、ランクが同一であれば同一の表情や姿勢のキャラクターが用いられている。また、図形表示部4は、インデックス表示部2に近接して設けられている。
このように、ランク毎に表情や姿勢の異なる図形表示部4を設けることにより、着色部3同様、カードゲームの参加者にまだ音楽の学習を始める年齢に達していない子供が含まれている場合であっても、ランクを図形表示部4の相違によって認識させることができる。そのため、年齢層の異なる参加者が同時にカードゲームを楽しむことができるようになる。
本変形例の図形表示部4は、インデックス表示部2に近接して設けられているが、図形表示部4を設ける位置は表面であれば限定されない。また、キャラクターではなく、三角や四角といった単純な図形であってもよい。
また、本変形例ではランク毎に異なる図形表示部4としているが、スート毎に異なる図形表示部4としてもよい。
『変形例3』
本発明においては、前記着色部3と図形表示部4とを同時に表示するようにしてもよい。図6に示すカードセット103は、ランク毎に異なる色の着色部3と、図形表示部4である異なる表情または姿勢のキャラクターとを設けた例である。
このように、着色部3と図形表示部4とを同時に設けることにより、カード1の表面の意匠性をも高めることができる。
『変形例4』
次に、本発明の他の変形例に係るカードセット104について、図7に基づいて説明する。
上述した形態はすべてトランプカードに対応する形態であったが、本変形例では、タロットカードに対応する形態となっている点が異なる。
一般的にカードゲームに用いるタロットカードは、ワンド(棒)、カップ(盃)、ソード(剣)、ペンタクル(印)の4つのスート(タロットでは一般的にエレメントということが多い)毎に、ランクとして1(エース)から10までの数札及びページ・ナイト・クイーン・キングの4枚のコートカードと呼ばれる札とによって構成された56枚の小アルカナによって構成される。なお、占い等に用いる場合には、小アルカナではなく、寓意画が描かれた22枚の大アルカナを含めて構成してもよい。
本変形例では、図7に示すように、ワンド、カップ、ソード、ペンタクルの4つのスートについて、それぞれのシンボルをモチーフとしたト音記号の五線譜表記21、ヘ音記号の五線譜表記22、タブ譜表記25、鍵盤図表記24によって表し、1(エース)から10及びページ・ナイトの12のランクを、「ド」から半音階ずつ「シ」までの音の名前に対応させてインデックス表示部2として設けられている。なお、クイーン・キングを含めて14のランクを設ける場合には、1オクターブ上の「ドのシャープ」までの音の名前に対応させてインデックス表示部2とすることもできる。
本変形例の構成であれば、トランプのゲーム以外にも、トリックテイキング等、タロットカードを用いた特有のゲームを遊戯しながら、記譜法と音の名前の関係を学習することができる。
本発明は以上の実施形態に限られず、例えば、カードセットに白紙のカードを加え、必要に応じて13のランクのカードを追加できるように構成してもよく、種々の変形を加えることが可能である。
本発明のカードセットは、カードゲームを行うことで、ハ長調を構成する7音ではなく、平均律に用いる12音を区別することなく平等なものとして認識することができるようになる。いわば、平均律を作ったバッハ(Johann Sebastian Bach, 1685/3/31-1750/7/28)の時代に立ち戻って音の勉強を始めようという発想に基づいている。すなわち、本発明は、改めて音本来の並びに立ち戻るという温故知新としての考え方を導入したカードセットということができる。
100,101,102,103,104 カードセット
1 カード
2 インデックス表示部
21 ト音記号の五線譜表記
22 ヘ音記号の五線譜表記
23 文字譜表記
24 鍵盤図表記
25 タブ譜表記
3 着色部
4 図形表示部

Claims (6)

  1. シンボルを区別するためのスートと順位を表すためのランクとを表すインデックス表示部が設けられた複数のカードによりデッキが構成されるカードセットにおいて、
    前記インデックス表示部は、音楽における記譜法の相違によってスートが表示されるとともに、音の名前の相違によってランクが表示され、
    各カードにはスート毎に一の記譜法が単独で表示されていることを特徴とする、カードセット。
  2. 前記インデックス表示部は、平均律における1オクターブ内の全ての音の名前によってランクが表示されているとともに、オクターブ違いの同名音が含まれないことを特徴とする、請求項1に記載のカードセット。
  3. 前記インデックス表示部は、音楽における記譜法及び鍵盤楽器の鍵盤図の相違によってスートが表示されていることを特徴とする、請求項2に記載のカードセット。
  4. 各カードの上下半分の領域毎にそれぞれインデックス表示部が設けられ、
    一方の領域のランクの表示に対する他方の領域のランクの表示が、異名同音の音の名前によって表示されたカードを含むことを特徴とする、請求項1から3の何れか1項に記載のカードセット。
  5. 各カードの前記インデックス表示部が設けられた面にランクまたはスートに対応した着色部が設けられていることを特徴とする、請求項1から3の何れか1項に記載のカードセット。
  6. 各カードの前記インデックス表示部が設けられた面にランクまたはスートに対応した図形表示部が設けられていることを特徴とする、請求項1から3の何れか1項に記載のカードセット。
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