JP3228957U - 散水ノズル用ヘッド部及び散水ノズル - Google Patents
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Abstract
【課題】ノズルヘッドの取り回し角度がより広範囲な散水ノズル用ヘッド部を提供する。【解決手段】給水手段から流路を介して水が噴射されるノズル口を備えた散水ヘッド部と、散水ヘッド部の噴射方向を流路に対して変更するヘッド角度変更手段14とを備えた散水ノズル用ヘッド部であって、ヘッド角度変更手段が、給水手段側の流路に連通された第1容器半体31と、散水ヘッド部側の流路に連通された第2容器半体32と、第1容器半体と第2容器半体とが互いに同一口径の開口端同士を突き合わせて閉じられた状態で内部に形成されている流路の一部となる連通空間とを有し、第1容器半体及び第2容器半体の突き合わされた開口端同士が円形であり、互いの円形開口端が相対回動可能に第1容器半体と第2容器半体とを円形の中心位置で連結保持する回動軸35を備えるように構成する。【選択図】図4
Description
本考案は、例えば洗車の際や庭の草木等に散水する際に使用するノズルヘッドを先端部に保持した散水ノズル用ヘッド部及び散水ノズルに関するものである。
従来より、洗車を始め、三和土やコンクリート面の洗浄等の清掃作業や、庭の草木等の散水等の園芸作業に使用する散水ノズルとしては、水道の蛇口に一端部を連通して固定された散水ホースの他端部に配されて使用される。このような散水ノズルとしては、ホースの他端部を把持部に接続されたピストル(拳銃)タイプの散水ノズルが主流である(例えば、特許文献1参照)。
即ち、従来からの主流のピストルタイプの散水ノズルとしては、把持部の下端にホース連結部が設けられ、把持部の前面には散水流量のオン・オフ又は散水流量を調整可能な引き金(トリガー)式の把持レバーが設けられ、把持部の上部には、先端の銃口に相当する部分に散水ノズル口が設けられた銃身状のノズル保持部が設けられている。
このようなピストルタイプの散水ノズルにおいては、洗車作業において、車の天井部分の汚れ等を洗い流す際には、作業者の腕を高く伸ばすか、作業者自体が高台に乗る必要があった。また、園芸の際の水やりや、高い位置からの散水についても、作業者の腕を高く伸ばすか、作業者自体が高台に乗る必要があった。
また、ピストルタイプの散水ノズルにおいては、作業者は、把持部を握った状態で、引き金式の把持レバーを引くことにより、ノズル保持部先端の散水ノズル口から水が放出される。この場合、把持レバーはスプリング等の弾性部材で把持力を弱めると、把持レバーが戻り、散水流量を低減させて、オフ状態となる。
弾性部材で戻り方向に力が働いている把持レバーを常に引いた状態を維持するには作業者への負担が大きくなる。そのため、把持レバーを一定の開状態に保持するストッパーを備えたものも存在するが、任意の散水流量を維持するものではなく、状況に応じて任意の散水量を維持する機構が望まれていた。
また、ノズルヘッドと把持部とがパイプの両端部分に備わり、ノズルヘッドがパイプに対して曲折可能なロングノズルタイプの散水ノズルも市販されているが、先端部のノズルヘッドの曲折角度が狭く、特に、洗車の際にタイヤ周りの泥跳ねの洗浄を行う際に、より深い角度に曲折することの要望もあった。
本考案は、ノズルヘッドの取り回し角度がより広範囲な散水ノズル用ヘッド部を得ることを目的とする。更に加えて、作業者が腕を伸ばさずとも高位から散水可能で、把持力を維持しなくても任意の散水流量を維持することができる散水ノズル用ヘッド部及び散水ノズルを得ることを目的とする。
請求項1に記載された考案に係る散水ノズル用ヘッド部は、給水手段から流路を介して水が噴射されるノズル口を備えた散水ヘッド部と、前記散水ヘッド部の噴射方向を前記流路に対して変更するヘッド角度変更手段とを備えた散水ノズル用ヘッド部であって、
前記ヘッド角度変更手段が、
前記給水手段側の流路に連通された第1容器半体と、前記散水ヘッド部側の流路に連通された第2容器半体と、前記第1容器半体と前記第2容器半体とが互いに同一口径の開口端同士を突き合わせて閉じられた状態で内部に形成されている流路の一部となる連通空間とを有し、
前記第1容器半体及び前記第2容器半体の突き合わされた開口端同士が円形であり、互いの円形開口端が相対回動可能に前記第1容器半体と前記第2容器半体とを前記円形の中心位置で連結保持する回動軸を備えたことを特徴とするものである。
前記ヘッド角度変更手段が、
前記給水手段側の流路に連通された第1容器半体と、前記散水ヘッド部側の流路に連通された第2容器半体と、前記第1容器半体と前記第2容器半体とが互いに同一口径の開口端同士を突き合わせて閉じられた状態で内部に形成されている流路の一部となる連通空間とを有し、
前記第1容器半体及び前記第2容器半体の突き合わされた開口端同士が円形であり、互いの円形開口端が相対回動可能に前記第1容器半体と前記第2容器半体とを前記円形の中心位置で連結保持する回動軸を備えたことを特徴とするものである。
請求項2に記載された考案に係る散水ノズル用ヘッド部は、給水手段から流路を介して水が噴射されるノズル口を備えた散水ヘッド部と、前記散水ヘッド部の噴射方向を前記流路に対して変更するヘッド角度変更手段とを備えた散水ノズル用ヘッド部であって、
前記ヘッド角度変更手段が、
前記給水手段側の流路に連通された第1容器半体と、前記散水ヘッド部側の流路に連通された第2容器半体と、前記第1容器半体と前記第2容器半体とが互いに同一口径の開口端同士を突き合わせて閉じられた内部に形成されている流路の一部となる連通空間とを有し、
前記第1容器半体及び前記第2容器半体の突き合わされた開口端同士が円形であり、互いの円形開口端が相対回動可能に前記第1容器半体と前記第2容器半体とを前記円形の中心位置で連結保持する回動軸を備え、
前記第1容器半体と前記給水手段側の流路と連通する第1管路が前記回動軸に対して第1容器半体の偏向位置から延出して形成され、前記第2容器半体と前記散水ヘッド部側の流路と連通する第2管路が前記回動軸に対して第2容器半体の偏心位置から延出して形成され、
前記第1管路から前記第1容器半体に至る旋回流と、前記第2容器半体から前記第2管路に至る旋回流との旋回方向が同じ向きになる配置で前記第1管路と第2管路とが前記連通空間を介して連通されていることを特徴とするものである。
前記ヘッド角度変更手段が、
前記給水手段側の流路に連通された第1容器半体と、前記散水ヘッド部側の流路に連通された第2容器半体と、前記第1容器半体と前記第2容器半体とが互いに同一口径の開口端同士を突き合わせて閉じられた内部に形成されている流路の一部となる連通空間とを有し、
前記第1容器半体及び前記第2容器半体の突き合わされた開口端同士が円形であり、互いの円形開口端が相対回動可能に前記第1容器半体と前記第2容器半体とを前記円形の中心位置で連結保持する回動軸を備え、
前記第1容器半体と前記給水手段側の流路と連通する第1管路が前記回動軸に対して第1容器半体の偏向位置から延出して形成され、前記第2容器半体と前記散水ヘッド部側の流路と連通する第2管路が前記回動軸に対して第2容器半体の偏心位置から延出して形成され、
前記第1管路から前記第1容器半体に至る旋回流と、前記第2容器半体から前記第2管路に至る旋回流との旋回方向が同じ向きになる配置で前記第1管路と第2管路とが前記連通空間を介して連通されていることを特徴とするものである。
請求項3に記載された考案に係る散水ノズル用ヘッド部は、給水手段から流路を介して水が噴射されるノズル口を備えた散水ヘッド部と、前記散水ヘッド部の噴射方向を前記流路に対して変更するヘッド角度変更手段とを備えた散水ノズル用ヘッド部であって、
前記散水ヘッド部が、数種類の噴射水形を噴射する多数のノズル口を回転して切換える回転式ノズルヘッドを備え、
前記ヘッド角度変更手段が、
前記給水手段側の流路に連通された第1容器半体と、前記散水ヘッド部側の流路に連通された第2容器半体と、前記第1容器半体と前記第2容器半体とが互いに同一口径の開口端同士を突き合わせて閉じられた内部に形成されている流路の一部となる連通空間とを有し、
前記第1容器半体及び前記第2容器半体の突き合わされた開口端同士が円形であり、互いの円形開口端が相対回動可能に前記第1容器半体と前記第2容器半体とを前記円形の中心位置で連結保持する回動軸を備え、
前記第1容器半体と前記給水手段側の流路と連通する第1管路が前記回動軸に対して第1容器半体の偏向位置から延出して形成され、前記第2容器半体と前記散水ヘッド部側の流路と連通する第2管路が前記回動軸に対して第2容器半体の偏心位置から延出して形成され、
前記第1管路から前記第1容器半体に至る旋回流と、前記第2容器半体から前記第2管路に至る旋回流との旋回方向が同じ向きになる配置で前記第1管路と第2管路とが前記連通空間を介して連通されていることを特徴とするものである。
前記散水ヘッド部が、数種類の噴射水形を噴射する多数のノズル口を回転して切換える回転式ノズルヘッドを備え、
前記ヘッド角度変更手段が、
前記給水手段側の流路に連通された第1容器半体と、前記散水ヘッド部側の流路に連通された第2容器半体と、前記第1容器半体と前記第2容器半体とが互いに同一口径の開口端同士を突き合わせて閉じられた内部に形成されている流路の一部となる連通空間とを有し、
前記第1容器半体及び前記第2容器半体の突き合わされた開口端同士が円形であり、互いの円形開口端が相対回動可能に前記第1容器半体と前記第2容器半体とを前記円形の中心位置で連結保持する回動軸を備え、
前記第1容器半体と前記給水手段側の流路と連通する第1管路が前記回動軸に対して第1容器半体の偏向位置から延出して形成され、前記第2容器半体と前記散水ヘッド部側の流路と連通する第2管路が前記回動軸に対して第2容器半体の偏心位置から延出して形成され、
前記第1管路から前記第1容器半体に至る旋回流と、前記第2容器半体から前記第2管路に至る旋回流との旋回方向が同じ向きになる配置で前記第1管路と第2管路とが前記連通空間を介して連通されていることを特徴とするものである。
請求項4に記載された考案に係る散水ノズルは、内部に流路管を備えた本体部と、本体部の後端部に設けられ、給水手段からの水の取入れ口を有する片手持ちグリップ部と、前記本体部の先端部に設けられた散水ヘッド部と、前記本体部内部に設けられ、前記片手持ちグリップ部から前記散水ヘッド部に連通する流路と、前記散水ヘッド部の噴射方向を前記流路に対して変更するヘッド角度変更手段とを備え、
前記本体部には、前記片手持ちグリップ部を把持する一方の手と共に他方の手で前記本体部を支持可能な把持領域を含む長さを備えた散水ノズルであって、
前記片手持ちグリップ部の散水ヘッド部側に配された前記流路を閉塞可能なバルブコック部と、
前記散水ヘッド部が、数種類の噴射水形を噴射する多数のノズル口を回転して切換える回転式ノズルヘッドを備え、
前記バルブコック部が、
回転位置によって前記流路に対する閉塞状態と開放状態との間で変位可能な円筒体の一部を切欠いた回転弁体と、
前記回転弁体を前記片手持ちグリップ部を把持する一方の手の指で任意の回転位置に変更可能なレバー部とを備え、
前記ヘッド角度変更手段が、
前記片手持ちグリップ部側の流路に連通された第1容器半体と、前記散水ヘッド部側の流路に連通された第2容器半体と、前記第1容器半体と前記第2容器半体とが互いに同一口径の開口端同士を突き合わせて閉じられた内部に形成されている流路の一部となる連通空間とを有し、
前記第1容器半体及び前記第2容器半体の突き合わされた開口端同士が円形であり、互いの円形開口端が相対回動可能に前記第1容器半体と前記第2容器半体とを前記円形の中心位置で連結保持する回動軸を備え、
前記第1容器半体と前記片手持ちグリップ部側の流路と連通する第1管路が前記回動軸に対して第1容器半体の偏向位置から延出して形成され、前記第2容器半体と前記散水ヘッド部側の流路と連通する第2管路が前記回動軸に対して第2容器半体の偏心位置から延出して形成され、
前記第1管路から前記第1容器半体に至る旋回流と、前記第2容器半体から前記第2管路に至る旋回流との旋回方向が同じ向きになる配置で前記第1管路と第2管路とが前記連通空間を介して連通されていることを特徴とするものである。
前記本体部には、前記片手持ちグリップ部を把持する一方の手と共に他方の手で前記本体部を支持可能な把持領域を含む長さを備えた散水ノズルであって、
前記片手持ちグリップ部の散水ヘッド部側に配された前記流路を閉塞可能なバルブコック部と、
前記散水ヘッド部が、数種類の噴射水形を噴射する多数のノズル口を回転して切換える回転式ノズルヘッドを備え、
前記バルブコック部が、
回転位置によって前記流路に対する閉塞状態と開放状態との間で変位可能な円筒体の一部を切欠いた回転弁体と、
前記回転弁体を前記片手持ちグリップ部を把持する一方の手の指で任意の回転位置に変更可能なレバー部とを備え、
前記ヘッド角度変更手段が、
前記片手持ちグリップ部側の流路に連通された第1容器半体と、前記散水ヘッド部側の流路に連通された第2容器半体と、前記第1容器半体と前記第2容器半体とが互いに同一口径の開口端同士を突き合わせて閉じられた内部に形成されている流路の一部となる連通空間とを有し、
前記第1容器半体及び前記第2容器半体の突き合わされた開口端同士が円形であり、互いの円形開口端が相対回動可能に前記第1容器半体と前記第2容器半体とを前記円形の中心位置で連結保持する回動軸を備え、
前記第1容器半体と前記片手持ちグリップ部側の流路と連通する第1管路が前記回動軸に対して第1容器半体の偏向位置から延出して形成され、前記第2容器半体と前記散水ヘッド部側の流路と連通する第2管路が前記回動軸に対して第2容器半体の偏心位置から延出して形成され、
前記第1管路から前記第1容器半体に至る旋回流と、前記第2容器半体から前記第2管路に至る旋回流との旋回方向が同じ向きになる配置で前記第1管路と第2管路とが前記連通空間を介して連通されていることを特徴とするものである。
本考案は、作業者が腕を伸ばさずとも高位から散水可能で、ノズルヘッドの取り回し角度がより広範囲な散水ノズルを得ることができる。更に加えて、把持力を維持しなくても任意の散水流量を維持することができるという効果がある。
本考案においては、給水手段から流路を介して水が噴射されるノズル口を備えた散水ヘッド部と、散水ヘッド部の噴射方向を流路に対して変更するヘッド角度変更手段とを備えた散水ノズル用ヘッド部であって、ヘッド角度変更手段が、給水手段側の流路に連通された第1容器半体と、散水ヘッド部側の流路に連通された第2容器半体と、第1容器半体と第2容器半体とが互いに同一口径の開口端同士を突き合わせて閉じられた状態で内部に形成されている流路の一部となる連通空間とを有し、第1容器半体及び第2容器半体の突き合わされた開口端同士が円形であり、互いの円形開口端が相対回動可能に第1容器半体と第2容器半体とを円形の中心位置で連結保持する回動軸を備える。これにより、散水ヘッド部の取り回し角度がより広範囲となる。
即ち、本考案の散水ノズル用ヘッド部としては、散水ヘッド部の噴射方向を流路に対して変更するヘッド角度変更手段によって、散水ヘッド部の取り回し角度がより広範囲となる。
本考案のヘッド角度変更手段としては、給水手段側の流路に連通された第1容器半体と、散水ヘッド部側の流路に連通された第2容器半体と、第1容器半体と第2容器半体とが互いに同一口径の開口端同士を突き合わせて閉じられた状態で内部に形成されている流路の一部となる連通空間とを有し、第1容器半体及び第2容器半体の突き合わされた開口端同士が円形であり、互いの円形開口端が相対回動可能に第1容器半体と第2容器半体とを円形の中心位置で連結保持する回動軸を備えることにより、連結された第1容器半体及び第2容器半体を回動軸周りに相対的に回動することができる。この際には、第2容器半体に連通された散水ノズル部が本体部に当接するまでの取り回し角度の広範囲の領域を回動することができる。このため、例えば洗車の際にタイヤ周りの泥跳ねの洗浄を行う際に、より深い角度に曲折することができる。
本考案の第1容器半体や第2容器半体としては、円筒の開口端同士を突き合わせたもの、円錐の底面側の開口端同士を突き合わせたもの、円錐台同士の大きい円の開口端同士を突き合わせたもの、半球の赤道縁同士を突き合わせたもの、扁平な半球の赤道縁同士を突き合わせたもの、ラグビーボールのような長球の半分同士を突き合わせたもの等が選ばれる。
より好ましくは、第1容器半体と給水手段側の流路と連通する第1管路が回動軸に対して第1容器半体の偏向位置から延出して形成される。また、第2容器半体と散水ヘッド部側の流路と連通する第2管路が回動軸に対して第2容器半体の偏心位置から延出して形成される。加えて、第1管路から第1容器半体に至る旋回流と、第2容器半体から第2管路に至る旋回流との旋回方向が同じ向きになる配置で第1管路と第2管路とが連通空間を介して連通される。このため、第1管路から第2管路に至る連通空間を流れる流れは回動軸周りに流れる旋回流となるため、滞り部分がないために水撃がなく、滑らかな流れとなり、ノズルから噴射される噴流が均一となる。また、散水ヘッド部が、回転式ノズルヘッド等によって相違する噴射水形を切換えて噴射する数種類のノズル口を備えたものでも、各々のノズル口からの噴流が安定する利点を備える。
また、別の考案の散水ノズルは、前述の散水ヘッド部を備える散水ノズルである。具体的には、内部に流路管を備えた本体部と、本体部の後端部に設けられ、給水手段からの水の取入れ口を有する片手持ちグリップ部と、本体部の先端部に設けられた散水ヘッド部と、本体部内部に設けられ、片手持ちグリップ部から散水ヘッド部に連通する流路と、散水ヘッド部の噴射方向を流路に対して変更するヘッド角度変更手段とを備え、本体部には、片手持ちグリップ部を把持する一方の手と共に他方の手で本体部を支持可能な把持領域を含む長さを備えた散水ノズルである。
片手持ちグリップ部の散水ヘッド部側に配された流路を閉塞可能なバルブコック部が、回転位置によって流路に対する閉塞状態と開放状態との間で変位可能な円筒体の一部を切欠いた回転弁体と、回転弁体を片手持ちグリップ部を把持する一方の手の指で任意の回転位置に変更可能なレバー部とを備えることにより、片手持ちグリップ部を把持する手の指でレバー部を操作して回転弁体を任意の回転位置に変位させるだけで、任意の散水流量に調整でき、把持力を維持しなくてもその水量を維持することができる。
より具体的なバルブコック部としては、散水ヘッド部側の流路に連通する部分に貫通孔を形成し、円筒体の一部を切欠いた回転弁体がこの貫通孔の全てを閉塞する閉塞部を備え、回転弁体を回転移動することにより、回転弁体の閉塞部が貫通孔全体を閉塞する回転位置から貫通孔の一部を閉塞する回転位置を経て、貫通孔の全体を閉塞しない回転位置まで回転移動させることにより、閉塞状態から半開放状態を経て全開放状態となる。
尚、回転弁体に対して流れる水の流速は回転弁体を回動させる力が無いため、任意の回転位置はそのままの状態が維持される。このため、作業者は片手持ちグリップ部を把持する手の指で回転弁体を任意の回転位置に変更させた状態が維持されるため、一定の流量を維持させる力は必要なく、散水時の作業者の負担はピストルタイプの散水ノズルに比べて圧倒的に少ない。
また、他のバルブコック部としては、円筒体の一部を切欠いた回転弁体の対向する側面同士を連通する連通孔を形成させ、回転弁体を回転移動するものも挙げられる。即ち、回転弁体の連通孔を対向するグリッド部側流路とヘッド部側流路に対して、閉塞する回転位置から一部を閉塞する回転位置を経て、貫通孔の全体が対向する流路に全開となる回転位置まで回転移動させることにより、閉塞状態から半開放状態を経て全開放状態となる。
本考案の散水ノズルの本体部としては、片手持ちグリップ部と装着される散水ヘッド部とは直線上に配置されるようにしてもよく、湾曲させて配置されるようにしてもよい。また、本体部は、手持ちグリップ部を把持する一方の手と共に他方の手で本体部を支持可能な把持領域を含む長さを備えるものであればよく、好ましくは、散水ヘッド部を含めた散水ノズルの全長が300〜1500mmの範囲にあればよく、より好ましくは、400〜1200mmの範囲にあればよい。
全長を300mm未満にすると、ピストルタイプの散水ノズルと同じように高所への散水の際には、作業者の腕を伸ばさなければならなくなり、1500mmを超えると、取り回しがし難くなるためである。また、片手持ちグリップ部と装着される散水ヘッド部との間に入れ子式で伸縮するパイプ等で流路を配置させて、長さを変更させるようにしてもよい。
図1は本考案のヘッド部を備えた散水ノズルの一実施例の構成を示す説明図であり、a図は全体図、b図はグリップ部の拡大構成図、c図は泡発生容器を接続した状態を示す説明図である。図2は図1の散水ノズルの片手持ちグリップ部の構成を示す説明図であり、a図は断面図、b図はバルブコック部の分解図である。
図3は図1のバルブコック部の動作状態を示す断面図であり、a図は閉塞時、b図は半開放時、c図は全開放時の状態を示す。図4は図1の散水ノズルのヘッド部の構成を示す説明図であり、a図は散水ヘッド部とヘッド角度変更手段との外形図、b図は散水ヘッド部とヘッド角度変更手段との断面図、c図はヘッド角度変更手段の分解構成図、d図は散水ヘッド部の先端面の拡大図である。
図1〜図4に示す通り、本実施例の散水ノズルは、金属製パイプからなる流路管を備えた本体部10と、この本体部の後端部に設けられ、水道水等の給水手段からの水をホース22及びコネクター21を介して取入れるホース連結部19を備えた中空状の片手持ちグリップ部11と、本体部10の先端部に装着された散水ヘッド部12と、散水ヘッド部12の噴射方向を流路管13である金属製パイプに対して変更するヘッド角度変更手段14とを備える。
本実施例では、散水ヘッド部12とヘッド角度変更手段14とから散水ノズル用ヘッド部が構成される。片手持ちグリップ部11のホース連結部19から中空の管路13Gを介して、本体部10の流路管13に連通し、更に、流路管13から装着された散水ヘッド部12内の管路を介して噴出口であるノズル口41、42、43、44、45、46、47、48に到達する流路が形成される。
本体部10としては、760mm程度であり、片手持ちグリップ部11を把持する一方の手と共に他方の手で本体部10を把持可能な長さである。
片手持ちグリップ部11とヘッド角度変更手段14との間の本体部10に設けられた片手持ちグリップ部11を把持する一方の手と共に他方の手で把持するサブグリップ部15を備える。即ち、本体部10が長く、散水ヘッド部12からの水の噴射が本体部10に対して角度をもたせた場合には、水圧に応じて本体部10に対して散水ヘッド部12の水の噴射の反対方向への反動が生じ、片手持ちグリップ部11のみでの把持だけの散水では作業者の負担が大きくなる。
このため、好ましくは、片手持ちグリップ部11とヘッド角度変更手段14との間の本体部10にサブグリップ部15を設ける。作業者は、一方の手で片手持ちグリップ部11を把持し、他方の手でサブグリップ部15を把持することにより、噴射方向を正確に噴射させたい箇所に向けて散水することができる。
片手持ちグリップ部11の散水ヘッド部12側の流路管13への流路を閉塞可能なバルブコック部16を備える。このバルブコック部16としては、回転位置によって流路に対する閉塞状態と開放状態との間で変位可能な円筒体の一部を切欠いた回転弁体17と、回転弁体17を片手持ちグリップ部11を把持する一方の手の指で任意の回転位置に変位可能なレバー部18とを備える。
図2のa図及びb図に示す通り、具体的なバルブコック部16としては、バルブコック部内の管路13Gから散水ヘッド部12側の流路管13に連通する部分に貫通孔23を形成し、円筒体の一部を切欠いて残った回転弁体17の閉塞部24がこの貫通孔23の一部又は全てを閉塞する。回転弁体17を回転移動する。図3に示す通り、回転弁体17の閉塞部24が貫通孔23全体を閉塞するa図の回転位置から、貫通孔23の一部を閉塞するb図の回転位置を経て、貫通孔23の全体を閉塞しないc図の回転位置まで回転移動させることにより、閉塞状態から半開放状態を経て全開放状態となる。
この場合、回転弁体17に対して流れる水の流速は回転弁体17を回動させる力が無いため、任意の回転位置はそのままの状態となる。このため、作業者は片手持ちグリップ部11を把持する手の親指で回転弁体17を任意の回転位置に変更させた状態が維持されるため、一定の流量を維持させる力は必要なく、散水時の作業者の負担はピストルタイプの散水ノズルに比べて圧倒的に少ない。
また、図1のc図に示す通り、片手持ちグリップ部11のホース連結部19に接続し、給水手段からの水の供給手段としてのコネクター21との間に泡発生容器20を配している。即ち、洗車においては、水道水で埃や泥を水の勢いで落とした上で、洗浄作用のある泡を車体に吹き付け、車体上の汚れを浮かす作業が行われる。その際に泡発生容器20を片手持ちグリップ部11に取付けることで洗車を効率的に行うことができる。
泡発生容器20は、片手持ちグリップ部11のホース連結部19に水道水からの水を供給しつつ水を内部に予め貯留した泡発生剤と混合させて、一定量の混合液を片手持ちグリップ部11のホース連結部19に供給するものであればよく、ホース連結部19及びコネクター21とを各々に合致させた市販のものを使用することができる。
図4のa図に示す通り、ヘッド角度変更手段14は、片手持ちグリップ部11の本体部11の流路管13に連通された管路33(第1管路)を備えた扁平状の第1の半球体31(第1容器半体)と、散水ヘッド部12のノズルヘッド40に連通された管路34を備えた扁平状の第2の半球体32(第2容器半体)とを回動軸35を中心にして互いに相対回動可能に同一口径の円形開口端同士を突き合わせた構成である。特に、管路33から第1の半球体31に至る旋回された流れが、第2の半球体32から管路34(第2管路)に至る旋回された流れと同じ旋回方向となるように、図に示す通り、鏡面対称ではなく、回動軸の中心に対して、点対称に配置されている。
即ち、管路33と第1の半球体31とは、回動軸35に対して偏心位置で連通されている。これにより、管路33を通過した流れが第1の半球体31内では回動軸35の周囲を旋回する流れとなって対向する第2の半球体32に到達する(図4のb図)。一方、第2の半球体32と管路34とは、回動軸35に対して偏心位置で連通されている。これにより、第1の半球体31から第2の半球体32に到達された流れは旋回しつつ管路34から流出する。この際、第1の半球体31の旋回流と、第2の半球体32の旋回流とが同じ旋回方向となるため、滞り部分がないために水撃が少なく、滑らかな流れとなる。
また、第1の半球体31と第2の半球体32とは、互いの開口端同士を突き合わせて回動軸35部分をネジ36で回動自在に固定されている。第1の半球体31の開口端の摺り合わせ面には全周にわたって多数の凹部37が均等に配置されている。第2の半球体32の開口端の摺り合わせ面には多数の凹部37の1つに係合する先端が丸い係合片38が凹部37に対して付勢されている。
これにより、第1の半球体31と第2の半球体32とは回動軸35を中心として互いに相対回動することができる。回動する際には、第2の半球体32の係合片38が第1の半球体31の凹部37の1つにカチカチと係合しながら回動する。この際には、第2の半球体32に連通された散水ノズル部12が本体部10に当接するまでの約300°の取り回し角度の広範囲の領域を回動することができる。このため、特に、洗車の際にタイヤ周りの泥跳ねの洗浄を行う際に、より深い角度に曲折することができる。
散水ヘッド部12は、ヘッド部基台39とノズルヘッド40とから構成される。ヘッド部基台39は、ヘッド角度変更手段14の第2の半球体32の管路34に連通した管路52を備える。ノズルヘッド40は、ヘッド部基台39に回動軸部分にネジ49で回動可能に固定されている。ノズルヘッド40とヘッド部基台39とは予め定められた回動位置で回動が止まるように位置決め機構が備わっている。
即ち、位置決め機構としては、ヘッド部基台39のノズルヘッド40への対向面には、1つの係止片51がノズルヘッド40方向に付勢され、尚且つ、基台側に追い込み可能に配置されている。これにより、ヘッド部基台39に対してノズルヘッド40を回動軸周りに回すと、係止片51がヘッド部基台39方向に引っ込み1つの凹部50から離れ、更に回動すると、隣の凹部50に係止片51が嵌まって回動が一端止まる。
また、本実施例の散水ヘッド部12は、ヘッド部基台39に対して回動可能に設置されたノズルヘッド40に、8種類のノズル口が設けられており、これによって、8種類の水形の切替えができる。即ち、先端面には8種類のノズル口が搭載されたノズルヘッドを回動して一つのノズル口を流路13に連通させて、噴射させる。ノズルヘッドを回して水形の変更が可能であり、回すのは右周り左回りどちらでも可能であり、通水時でも切り替えが可能である。係止片51が凹部50に嵌まって一端回動が止まる回動位置では、ヘッド部基台39の管路52と、8種類のノズル口の1つと連通して、連通されたノズル口から水が噴射することとなる。
ノズル口からの噴射の水形としては、図4のd図に示す通り、次のノズル口が配されている。即ち、ストリームノズル口41は、高圧洗浄に負けない水圧で直線状の水流でピンポイントに汚れを落とすことができる。ミストノズル口42は、細かい噴霧で空気中の水分を補給することができる。バーティカルノズル口43は、縦に広がる扇状の水流で高さのある壁や車の側面などに好適である。
フラットノズル口44は、横に広がる扇状で水流でガーデニングなどの広範囲の散水に好適である。フルノズル口45は、最も太い噴射孔であり、一度に大量の水が必要なときに好適である。シャワーノズル口46は、周囲の多数の細かい噴射口からの噴射であり、花・草木の水やりやペットのシャンプー等に好適である。センターノズル口47は、広がりのある数本の噴射水が噴射され、夏の散水や冬の解氷等、季節を問わず活躍する。コーンノズル口48は、コーン状の噴射流であり、窓や玄関周りなどの広範囲を掃除に好適である。
図1のa図に示す本実施例の散水ノズルでは、水道水の蛇口に一端部を連通して固定したホース22の他端部に装着されたコネクター21を片手持ちグリップ部11のホース連結部19に差し入れて装着する。バルブコック部16が閉塞されて止水状態となっていることを確認した上で、水道水の蛇口を開く。
バルブコック部16のレバー部18を少し開いた状態とすると、回転弁体17の閉塞部24が片手持ちグリップ部11の本体部10側の貫通孔23を閉塞していた状態から回動して貫通孔23が少し開く。ホース22内から水道水がホース連結部19を介して、バルブコック部16の管路13Gから回転弁体17、貫通孔23を通過して、本体部10の流路管13に至る。
更に流路管13から流入管路33を介してヘッド角度変更手段14の内部を通過して流出管路34から散水ヘッド部12の管路52を通ってノズルヘッドの8種類のうちの一つのノズル口41、42、43、44、45、46、47、48から噴射される。ホース内に空気がある場合には、最初に水道水と共に噴射される。水道水のみの噴射となったことを確認してバルブコック部のレバー部18を全開とする。
本実施例の散水ノズルは、ヘッド角度変更手段14の第1の半球体31と第2の半球体32との相対回動角度が広範囲である。このため、本体部10の軸方向に対して、散水ヘッド部12を90°を超えて曲折させることができる。例えば本体部10に対して、120°曲折させることができるため、洗車の際に散水ノズルを下方にして持つことにより、タイヤハウス内部に下方から上方にかけて噴射させることができる。
10…本体部、
11…片手持ちグリップ部、
12…散水ヘッド部、
13…流路管、
13G…管路、
14…ヘッド角度変更手段、
15…サブグリップ部、
16…バルブコック部、
17…回転弁体、
18…レバー部、
19…ホース連結部、
20…泡発生容器、
21…コネクター、
22…ホース、
23…貫通孔、
24…閉塞部、
31…扁平状の第1の半球体(第1容器半体)、
32…扁平状の第2の半球体(第2容器半体)、
33…流入管路(第1管路)、
34…流出管路(第2管路)、
35…回動軸、
36…ネジ、
37…凹部、
38…係止片、
39…ヘッド部基台、
40…ノズルヘッド、
41…ストリームノズル、
42…ミストノズル、
43…バーティカルノズル、
44…フラットノズル、
45…フルノズル、
46…シャワーノズル、
47…センターノズル、
48…コーンノズル、
49…ネジ、
50…凹部、
51…係止片、
52…管路、
11…片手持ちグリップ部、
12…散水ヘッド部、
13…流路管、
13G…管路、
14…ヘッド角度変更手段、
15…サブグリップ部、
16…バルブコック部、
17…回転弁体、
18…レバー部、
19…ホース連結部、
20…泡発生容器、
21…コネクター、
22…ホース、
23…貫通孔、
24…閉塞部、
31…扁平状の第1の半球体(第1容器半体)、
32…扁平状の第2の半球体(第2容器半体)、
33…流入管路(第1管路)、
34…流出管路(第2管路)、
35…回動軸、
36…ネジ、
37…凹部、
38…係止片、
39…ヘッド部基台、
40…ノズルヘッド、
41…ストリームノズル、
42…ミストノズル、
43…バーティカルノズル、
44…フラットノズル、
45…フルノズル、
46…シャワーノズル、
47…センターノズル、
48…コーンノズル、
49…ネジ、
50…凹部、
51…係止片、
52…管路、
Claims (4)
- 給水手段から流路を介して水が噴射されるノズル口を備えた散水ヘッド部と、前記散水ヘッド部の噴射方向を前記流路に対して変更するヘッド角度変更手段とを備えた散水ノズル用ヘッド部であって、
前記ヘッド角度変更手段が、
前記給水手段側の流路に連通された第1容器半体と、前記散水ヘッド部側の流路に連通された第2容器半体と、前記第1容器半体と前記第2容器半体とが互いに同一口径の開口端同士を突き合わせて閉じられた状態で内部に形成されている流路の一部となる連通空間とを有し、
前記第1容器半体及び前記第2容器半体の突き合わされた開口端同士が円形であり、互いの円形開口端が相対回動可能に前記第1容器半体と前記第2容器半体とを前記円形の中心位置で連結保持する回動軸を備えたことを特徴とする散水ノズル用ヘッド部。 - 給水手段から流路を介して水が噴射されるノズル口を備えた散水ヘッド部と、前記散水ヘッド部の噴射方向を前記流路に対して変更するヘッド角度変更手段とを備えた散水ノズル用ヘッド部であって、
前記ヘッド角度変更手段が、
前記給水手段側の流路に連通された第1容器半体と、前記散水ヘッド部側の流路に連通された第2容器半体と、前記第1容器半体と前記第2容器半体とが互いに同一口径の開口端同士を突き合わせて閉じられた内部に形成されている流路の一部となる連通空間とを有し、
前記第1容器半体及び前記第2容器半体の突き合わされた開口端同士が円形であり、互いの円形開口端が相対回動可能に前記第1容器半体と前記第2容器半体とを前記円形の中心位置で連結保持する回動軸を備え、
前記第1容器半体と前記給水手段側の流路と連通する第1管路が前記回動軸に対して第1容器半体の偏向位置から延出して形成され、前記第2容器半体と前記散水ヘッド部側の流路と連通する第2管路が前記回動軸に対して第2容器半体の偏心位置から延出して形成され、
前記第1管路から前記第1容器半体に至る旋回流と、前記第2容器半体から前記第2管路に至る旋回流との旋回方向が同じ向きになる配置で前記第1管路と第2管路とが前記連通空間を介して連通されていることを特徴とする散水ノズル用ヘッド部。 - 給水手段から流路を介して水が噴射されるノズル口を備えた散水ヘッド部と、前記散水ヘッド部の噴射方向を前記流路に対して変更するヘッド角度変更手段とを備えた散水ノズル用ヘッド部であって、
前記散水ヘッド部が、数種類の噴射水形を噴射する多数のノズル口を回転して切換える回転式ノズルヘッドを備え、
前記ヘッド角度変更手段が、
前記給水手段側の流路に連通された第1容器半体と、前記散水ヘッド部側の流路に連通された第2容器半体と、前記第1容器半体と前記第2容器半体とが互いに同一口径の開口端同士を突き合わせて閉じられた内部に形成されている流路の一部となる連通空間とを有し、
前記第1容器半体及び前記第2容器半体の突き合わされた開口端同士が円形であり、互いの円形開口端が相対回動可能に前記第1容器半体と前記第2容器半体とを前記円形の中心位置で連結保持する回動軸を備え、
前記第1容器半体と前記給水手段側の流路と連通する第1管路が前記回動軸に対して第1容器半体の偏向位置から延出して形成され、前記第2容器半体と前記散水ヘッド部側の流路と連通する第2管路が前記回動軸に対して第2容器半体の偏心位置から延出して形成され、
前記第1管路から前記第1容器半体に至る旋回流と、前記第2容器半体から前記第2管路に至る旋回流との旋回方向が同じ向きになる配置で前記第1管路と第2管路とが前記連通空間を介して連通されていることを特徴とする散水ノズル用ヘッド部。 - 内部に流路管を備えた本体部と、本体部の後端部に設けられ、給水手段からの水の取入れ口を有する片手持ちグリップ部と、前記本体部の先端部に設けられた散水ヘッド部と、前記本体部内部に設けられ、前記片手持ちグリップ部から前記散水ヘッド部に連通する流路と、前記散水ヘッド部の噴射方向を前記流路に対して変更するヘッド角度変更手段とを備え、
前記本体部には、前記片手持ちグリップ部を把持する一方の手と共に他方の手で前記本体部を支持可能な把持領域を含む長さを備えた散水ノズルであって、
前記片手持ちグリップ部の散水ヘッド部側に配された前記流路を閉塞可能なバルブコック部と、
前記散水ヘッド部が、数種類の噴射水形を噴射する多数のノズル口を回転して切換える回転式ノズルヘッドを備え、
前記バルブコック部が、
回転位置によって前記流路に対する閉塞状態と開放状態との間で変位可能な円筒体の一部を切欠いた回転弁体と、
前記回転弁体を前記片手持ちグリップ部を把持する一方の手の指で任意の回転位置に変更可能なレバー部とを備え、
前記ヘッド角度変更手段が、
前記片手持ちグリップ部側の流路に連通された第1容器半体と、前記散水ヘッド部側の流路に連通された第2容器半体と、前記第1容器半体と前記第2容器半体とが互いに同一口径の開口端同士を突き合わせて閉じられた内部に形成されている流路の一部となる連通空間とを有し、
前記第1容器半体及び前記第2容器半体の突き合わされた開口端同士が円形であり、互いの円形開口端が相対回動可能に前記第1容器半体と前記第2容器半体とを前記円形の中心位置で連結保持する回動軸を備え、
前記第1容器半体と前記片手持ちグリップ部側の流路と連通する第1管路が前記回動軸に対して第1容器半体の偏向位置から延出して形成され、前記第2容器半体と前記散水ヘッド部側の流路と連通する第2管路が前記回動軸に対して第2容器半体の偏心位置から延出して形成され、
前記第1管路から前記第1容器半体に至る旋回流と、前記第2容器半体から前記第2管路に至る旋回流との旋回方向が同じ向きになる配置で前記第1管路と第2管路とが前記連通空間を介して連通されていることを特徴とする散水ノズル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020003395U JP3228957U (ja) | 2020-08-11 | 2020-08-11 | 散水ノズル用ヘッド部及び散水ノズル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2020003395U JP3228957U (ja) | 2020-08-11 | 2020-08-11 | 散水ノズル用ヘッド部及び散水ノズル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3228957U true JP3228957U (ja) | 2020-11-19 |
Family
ID=73202164
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020003395U Active JP3228957U (ja) | 2020-08-11 | 2020-08-11 | 散水ノズル用ヘッド部及び散水ノズル |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3228957U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7133875B1 (ja) | 2021-03-17 | 2022-09-09 | 源美股▲分▼有限公司 | 混合液及び浄水を散布する散布機 |
-
2020
- 2020-08-11 JP JP2020003395U patent/JP3228957U/ja active Active
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP7133875B1 (ja) | 2021-03-17 | 2022-09-09 | 源美股▲分▼有限公司 | 混合液及び浄水を散布する散布機 |
JP2022145391A (ja) * | 2021-03-17 | 2022-10-04 | 源美股▲分▼有限公司 | 混合液及び浄水を散布する散布機 |
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