JP3228793U - 散水ノズル用グリップ - Google Patents

散水ノズル用グリップ Download PDF

Info

Publication number
JP3228793U
JP3228793U JP2020003250U JP2020003250U JP3228793U JP 3228793 U JP3228793 U JP 3228793U JP 2020003250 U JP2020003250 U JP 2020003250U JP 2020003250 U JP2020003250 U JP 2020003250U JP 3228793 U JP3228793 U JP 3228793U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flow path
main body
watering
grip portion
handed grip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020003250U
Other languages
English (en)
Inventor
二郎 長瀬
二郎 長瀬
Original Assignee
株式会社トレジャーアイランド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社トレジャーアイランド filed Critical 株式会社トレジャーアイランド
Priority to JP2020003250U priority Critical patent/JP3228793U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3228793U publication Critical patent/JP3228793U/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Nozzles (AREA)

Abstract

【課題】作業者が腕を伸ばさずとも高位から散水可能であり、把持力を維持しなくても任意の散水流量を維持することができる散水ノズル用グリップを提供する。【解決手段】先端部に散水ヘッド部12を装着可能な内部に流路管13を備えた本体部10と、本体部の後端部に設けられ、給水手段からの水の取入れ口を介して流路管に連通して流路を構成する管路を内部に備えた片手持ちグリップ部11とを備えた散水ノズル用グリップであって、片手持ちグリップ部の本体部側に配された流路を閉塞可能なバルブコック部16を備え、バルブコック部が、回転位置によって流路に対する閉塞状態と開放状態との間で変位可能な円筒体の一部を切欠いた回転弁体と、回転弁体を片手持ちグリップ部を把持する一方の手の指で任意の回転位置に変位可能なレバー部18とを備えるように構成する。【選択図】図1

Description

本考案は、例えば洗車の際や庭の草木等に散水する際に使用するノズルヘッドを先端部に装着可能な散水ノズル用グリップに関するものである。
従来より、洗車を始め、三和土やコンクリート面の洗浄等の清掃作業や、庭の草木等の散水等の園芸作業に使用する散水ノズルとしては、水道の蛇口に一端部を連通して固定された散水ホースの他端部に配されて使用される。このような散水ノズルとしては、ホースの他端部を把持部に接続されたピストル(拳銃)タイプの散水ノズルが主流である(例えば、特許文献1参照)。
即ち、従来からの主流のピストルタイプの散水ノズルとしては、把持部の下端にホース連結部が設けられ、把持部の前面には散水流量のオン・オフ又は散水流量を調整可能な引き金(トリガー)式の把持レバーが設けられ、把持部の上部には、先端の銃口に相当する部分に散水ノズル口が設けられた銃身状のノズル保持部が設けられている。
特開平9−99257号公報
このようなピストルタイプの散水ノズルにおいては、洗車作業において、車の天井部分の汚れ等を洗い流す際には、作業者の腕を高く伸ばすか、作業者自体が高台に乗る必要があった。また、園芸の際の水やりや、高い位置からの散水についても、作業者の腕を高く伸ばすか、作業者自体が高台に乗る必要があった。
また、ピストルタイプの散水ノズルにおいては、作業者は、把持部を握った状態で、引き金式の把持レバーを引くことにより、ノズル保持部先端の散水ノズル口から水が放出される。この場合、把持レバーはスプリング等の弾性部材で把持力を弱めると、把持レバーが戻り、散水流量を低減させて、オフ状態となる。
弾性部材で戻り方向に力が働いている把持レバーを常に引いた状態を維持するには作業者への負担が大きくなる。そのため、把持レバーを一定の開状態に保持するストッパーを備えたものも存在するが、任意の散水流量を維持するものではなく、状況に応じて任意の散水量を維持する機構が望まれていた。
本考案は、作業者が腕を伸ばさずとも高位から散水可能であり、把持力を維持しなくても任意の散水流量を維持することができる散水ノズルヘッドを装着可能な散水ノズル用グリップ得ることを目的とする。
請求項1に記載された考案に係る散水ノズル用グリップは、先端部に散水ヘッド部を装着可能な内部に流路管を備えた本体部と、前記本体部の後端部に設けられ、給水手段からの水の取入れ口を介して前記流路管に連通して流路を構成する管路を内部に備えた片手持ちグリップ部とを備えた散水ノズル用グリップであって、
前記片手持ちグリップ部の本体部側に配された前記流路を閉塞可能なバルブコック部を備え、
前記バルブコック部が、
回転位置によって前記流路に対する閉塞状態と開放状態との間で変位可能な円筒体の一部を切欠いた回転弁体と、
前記回転弁体を前記片手持ちグリップ部を把持する一方の手の指で任意の回転位置に変位可能なレバー部とを備えたことを特徴とするものである。
請求項2に記載された考案に係る散水ノズル用グリップは、先端部に散水ヘッド部を装着可能な内部に流路管を備えた本体部と、前記本体部の後端部に設けられ、給水手段からの水の取入れ口を介して前記流路管に連通して流路を構成する管路を内部に備えた片手持ちグリップ部とを備えた散水ノズル用グリップであって、
前記本体部には、前記片手持ちグリップ部を把持する一方の手と共に他方の手で前記本体部を支持可能な把持領域を含む長さを備え、
前記片手持ちグリップ部の本体部側に配された前記流路を閉塞可能なバルブコック部と、
前記散水ヘッド部の管路に連通する流路の途中に設けられ、前記散水ヘッド部の噴射口からの噴射方向を前記流路に対して変更するヘッド角度変更手段とを備え、
前記バルブコック部が、
回転位置によって前記流路に対する閉塞状態と開放状態との間で変位可能な円筒体の一部を切欠いた回転弁体と、
前記回転弁体を前記片手持ちグリップ部を把持する一方の手の指で任意の回転位置に変位可能なレバー部とを備えたことを特徴とするものである。
請求項3に記載された考案に係る散水ノズル用グリップは、先端部に散水ヘッド部を装着可能な内部に流路管を備えた本体部と、前記本体部の後端部に設けられ、給水手段からの水の取入れ口を介して前記流路管に連通して流路を構成する管路を内部に備えた片手持ちグリップ部とを備えた散水ノズル用グリップであって、
前記本体部には、前記片手持ちグリップ部を把持する一方の手と共に他方の手で前記本体部を支持可能な把持領域を含む長さを備え、
前記片手持ちグリップ部の本体部側に配された前記流路を閉塞可能なバルブコック部と、
前記散水ヘッド部の管路に連通する流路の途中に設けられ、前記散水ヘッド部の噴射口からの噴射方向を前記流路に対して変更するヘッド角度変更手段と、
前記片手持ちグリップ部と前記ヘッド角度変更手段との間の本体部外周に設けられ、前記他方の手で把持可能なサブグリップ部とを備え、
前記バルブコック部が、
回転位置によって前記流路に対する閉塞状態と開放状態との間で変位可能な円筒体の一部を切欠いた回転弁体と、
前記回転弁体を前記片手持ちグリップ部を把持する一方の手の指で任意の回転位置に変位可能なレバー部とを備えたことを特徴とするものである。
請求項4に記載された考案に係る散水ノズル用グリップは、先端部に散水ヘッド部を装着可能な内部に流路管を備えた本体部と、前記本体部の後端部に設けられ、給水手段からの水の取入れ口を介して前記流路管に連通して流路を構成する管路を内部に備えた片手持ちグリップ部とを備えた散水ノズル用グリップであって、
前記本体部には、前記片手持ちグリップ部を把持する一方の手と共に他方の手で前記本体部を支持可能な把持領域を含む長さを備え、
前記片手持ちグリップ部の本体部側に配された前記流路を閉塞可能なバルブコック部と、
前記散水ヘッド部の管路に連通する流路の途中に設けられ、前記散水ヘッド部の噴射口からの噴射方向を前記流路に対して変更するヘッド角度変更手段と、
前記片手持ちグリップ部と前記ヘッド角度変更手段との間の本体部外周に設けられ、前記他方の手で把持可能なサブグリップ部と、
前記片手持ちグリップ部の水の取入れ口に着脱可能に接続され、前記給水手段からの水を前記片手持ちグリップの水の取入れ口に供給しつつ前記給水手段からの水の一部を内部に予め貯留した泡発生剤と混合して一定量の混合液を前記片手持ちグリップの水の取入れ口に供給する泡発生容器とを備え、
前記バルブコック部が、
回転位置によって前記流路に対する閉塞状態と開放状態との間で変位可能な円筒体の一部を切欠いた回転弁体と、
前記回転弁体を前記片手持ちグリップ部を把持する一方の手の指で任意の回転位置に変位可能なレバー部とを備えたことを特徴とするものである。
本考案は、把持力を維持しなくても任意の散水流量を維持することができ、更には、作業者が腕を伸ばさずとも高位から散水可能であるという効果がある。
散水ヘッド部を装着した本考案の散水ノズル用グリップの一実施例の構成を示す説明図であり、a図は全体図、b図はグリップ部の拡大構成図、c図は泡発生容器を接続した状態を示す説明図である。 図1の散水ノズルの片手持ちグリップ部の構成を示す説明図であり、a図は断面図、b図はバルブコック部の分解図である。 図1のバルブコック部の動作状態を示す断面図であり、a図は閉塞時、b図は半開放時、c図は全開放時の状態を示す。 図1の散水ノズルの散水ヘッド部の構成を示す説明図であり、a図は散水ヘッド部とヘッド角度変更手段との説明図、b図は散水ヘッド部の先端面の拡大図である。
本考案においては、先端部に散水ヘッド部を装着可能な内部に流路管を備えた本体部と、本体部の後端部に設けられ、給水手段からの水の取入れ口を介して流路管に連通して流路を構成する管路を内部に備えた片手持ちグリップ部とを備えた散水ノズル用グリップであって、片手持ちグリップ部の本体部側に配された流路を閉塞可能なバルブコック部を備え、バルブコック部が、回転位置によって流路に対する閉塞状態と開放状態との間で変位可能な円筒体の一部を切欠いた回転弁体と、回転弁体を片手持ちグリップ部を把持する一方の手の指で任意の回転位置に変位可能なレバー部とを備える。これにより、把持力を維持しなくても任意の散水流量を維持することができる。即ち、本考案の散水ノズル用グリップとしては、片手持ちグリップ部の本体部側に配された流路を閉塞可能なバルブコック部によって、把持力を維持しなくても任意の散水流量を維持することができる。
また、別の考案においては、本体部には、片手持ちグリップ部を把持する一方の手と共に他方の手で本体部を支持可能な把持領域を含む長さを備え、片手持ちグリップ部の本体部側に配された流路を閉塞可能なバルブコック部と、散水ヘッド部の管路に連通する流路の途中に設けられ、散水ヘッド部の噴射口からの噴射方向を流路に対して変更するヘッド角度変更手段とを備え、バルブコック部が、回転位置によって流路に対する閉塞状態と開放状態との間で変位可能な円筒体の一部を切欠いた回転弁体と、回転弁体を片手持ちグリップ部を把持する一方の手の指で任意の回転位置に変位可能なレバー部とを備える。これにより、把持力を維持しなくても任意の散水流量を維持することができるだけで無く、本体部が片手持ちグリップ部を把持する一方の手と共に他方の手で本体部を支持可能な把持領域を含む長さを備えることにより、作業者が腕を伸ばさずとも高位から散水可能である。
本考案のバルブコック部としては、回転位置によって流路に対する閉塞状態と開放状態との間で変位可能な円筒体の一部を切欠いた回転弁体と、回転弁体を片手持ちグリップ部を把持する一方の手の指で任意の回転位置に変位可能なレバー部とを備えることにより、片手持ちグリップ部を把持する手の指でレバー部を操作して回転弁体を任意の回転位置に変位だけで、任意の散水流量に調整でき、把持力を維持しなくてもその水量を維持することができる。
より具体的なバルブコック部としては、本体部側の流路に連通する部分に貫通孔を形成し、円筒体の一部を切欠いた回転弁体がこの貫通孔の全てを閉塞する閉塞部を備え、回転弁体を回転移動することにより、回転弁体の閉塞部が貫通孔全体を閉塞する回転位置から貫通孔の一部を閉塞する回転位置を経て、貫通孔の全体を閉塞しない回転位置まで回転移動させることにより、閉塞状態から半開放状態を経て全開放状態となる。即ち、回転弁体の回転角度に応じて貫通孔の開度が変更できる。
尚、回転弁体に対して流れる水の流速は回転弁体を回動させる力が無いため、任意の回転位置はそのままの状態が維持される。このため、作業者は片手持ちグリップ部を把持する手の指で回転弁体を任意の回転位置に変更させた状態が維持されるため、一定の流量を維持させる力は必要なく、散水時の作業者の負担はピストルタイプの散水ノズルに比べて圧倒的に少ない。
また、他のバルブコック部としては、円筒体の一部を切欠いた回転弁体の対向する側面同士を連通する連通孔を形成させ、回転弁体を回転移動するものも挙げられる。即ち、回転弁体の連通孔を対向するグリッド部側流路とヘッド部側流路に対して、閉塞する回転位置から一部を閉塞する回転位置を経て、貫通孔の全体が対向する流路に全開となる回転位置まで回転移動させることにより、閉塞状態から半開放状態を経て全開放状態となる。
本考案の散水ノズル用グリップの本体部としては、片手持ちグリップ部と装着される散水ヘッド部とは直線上に配置されるようにしてもよく、湾曲させて配置されるようにしてもよい。また、本体部は、手持ちグリップ部を把持する一方の手と共に他方の手で本体部を支持可能な把持領域を含む長さを備えるものであればよく、好ましくは、散水ヘッド部を含めた散水ノズルの全長が300〜1500mmの範囲にあればよく、より好ましくは、400〜1200mmの範囲にあればよい。
全長を300mm未満にすると、ピストルタイプの散水ノズルと同じように高所への散水の際には、作業者の腕を伸ばさなければならなくなり、1500mmを超えると、取り回しがし難くなるためである。また、片手持ちグリップ部と装着される散水ヘッド部との間に入れ子式で伸縮するパイプ等で流路を配置させて、長さを変更させるようにしてもよい。
本考案の散水ノズル用グリップに装着される散水ヘッド部については、本体部に対して一定の角度で散水するのではなく、任意の角度で散水することで種々の場面での作業性が向上する。そのため、散水ヘッド部の管路に連通する流路の途中に散水ヘッド部の噴射口からの噴射方向を流路に対して変更するヘッド角度変更手段を設け、散水ヘッド部の噴射方向を流路に対して変更可能とすることが望ましい。
尚、本考案の散水ノズル用グリップに装着される散水ヘッド部については、一種類の噴射水形を噴射するノズル噴射口を備えた散水ヘッド部でも、ノズル噴射口を絞り込むことにより数種類の噴射水形を噴射するノズルの散水ヘッド部や、数種類の噴射水形を噴射する多数のノズル噴射口を切換える散水ヘッド部を装着してもよい。
本体部が長く、装着された散水ヘッド部の噴射口からの水の噴射が本体部(流路)に対して角度をもたせた場合には、水圧に応じて本体部に対して散水ヘッド部の水の噴射の反対方向への反動が生じ、片手持ちグリップ部のみでの把持だけの散水では作業者の負担が大きくなる。このため、好ましくは、片手持ちグリップ部とヘッド角度変更手段との間の本体部外周に他方の手で把持可能なサブグリップ部を設ける。作業者は、一方の手で片手持ちグリップ部を把持し、他方の手でサブグリップ部を把持することにより、本体部を安定支持した状態で噴射方向を正確に噴射させたい箇所に向けて散水することができる。
本考案の散水ノズル用グリップに散水ヘッド部を装着した散水ノズルにおいては、洗車に使用することも頻繁に行われることを想定している。洗車においては、水道水で埃や泥を水の勢いで落とした上で、洗浄作用のある泡を車体に吹き付け、車体上の汚れを浮かす作業が行われる。その際に泡発生容器を片手持ちグリップ部に取付けることで洗車を効率的に行うことができる。
即ち、好ましくは、片手持ちグリップ部の水の取入れ口に着脱可能に接続され、給水手段からの水を片手持ちグリップの水の取入れ口に供給しつつ給水手段からの水の一部を内部に予め貯留した泡発生剤と混合して一定量の混合液を片手持ちグリップの水の取入れ口に供給する泡発生容器を備えればよい。
図1は散水ヘッド部を装着した本考案の散水ノズル用グリップの一実施例の構成を示す説明図であり、a図は全体図、b図はグリップ部の拡大構成図、c図は泡発生容器を接続した状態を示す説明図である。図2は図1の散水ノズルの片手持ちグリップ部の構成を示す説明図であり、a図は断面図、b図はバルブコック部の分解図である。
図3は図1のバルブコック部の動作状態を示す断面図であり、a図は閉塞時、b図は半開放時、c図は全開放時の状態を示す。図4は図1の散水ノズルの散水ヘッド部の構成を示す説明図であり、a図は散水ヘッド部とヘッド角度変更手段との説明図、b図は散水ヘッド部の先端面の拡大図である。
図1〜図4に示す通り、本実施例の散水ノズルは、金属製パイプからなる流路管を備えた本体部10と、この本体部の後端部に設けられ、水道水等の給水手段からの水をホース22及びコネクター21を介して取入れ口であるホース連結部19を備えた中空状の片手持ちグリップ部11と、本体部10の先端部に装着された散水ヘッド部12とを備える。
片手持ちグリップ部11のホース連結部19から中空の管路13Gを介して、本体部10の流路管13に連通し、更に、流路管13から装着された散水ヘッド部12内の管路を介して噴出口であるノズル口31、32、33、34、35、36、37、38に到達する流路が形成される。
本体部10としては、760mm程度であり、片手持ちグリップ部11を把持する一方の手と共に他方の手で本体部10を把持可能な長さである。散水ヘッド部12に連通する流路の途中に設けれた散水ヘッド部12の噴射方向を本体部10である金属製パイプに対して変更するヘッド角度変更手段14を備える。
片手持ちグリップ部11とヘッド角度変更手段14との間の本体部10に設けられた片手持ちグリップ部11を把持する一方の手と共に他方の手で把持するサブグリップ部15を備える。即ち、本体部10が長く、散水ヘッド部12からの水の噴射が本体部10に対して角度をもたせた場合には、水圧に応じて本体部10に対して散水ヘッド部12の水の噴射の反対方向への反動が生じ、片手持ちグリップ部11のみでの把持だけの散水では作業者の負担が大きくなる。
このため、好ましくは、片手持ちグリップ部11とヘッド角度変更手段14との間の本体部10にサブグリップ部15を設ける。作業者は、一方の手で片手持ちグリップ部11を把持し、他方の手でサブグリップ部15を把持することにより、噴射方向を正確に噴射させたい箇所に向けた状態を維持しながら散水することができる。
片手持ちグリップ部11の散水ヘッド部12側の流路管13への流路を閉塞可能なバルブコック部16を備える。このバルブコック部16としては、回転位置によって流路に対する閉塞状態と開放状態との間で変位可能な円筒体の一部を切欠いた回転弁体17と、回転弁体17を片手持ちグリップ部11を把持する一方の手の指で任意の回転位置に変位可能なレバー部18とを備える。
図2のa図及びb図に示す通り、具体的なバルブコック部16としては、バルブコック部内の管路13Gから散水ヘッド部12側の流路管13に連通する部分に貫通孔23を形成し、円筒体の一部を切欠いて残った回転弁体17の閉塞部24がこの貫通孔23の一部又は全てを閉塞する。回転弁体17を回転移動する。図3に示す通り、回転弁体17の閉塞部24が貫通孔23全体を閉塞するa図の回転位置から、貫通孔23の一部を閉塞するb図の回転位置を経て、貫通孔23の全体を閉塞しないc図の回転位置まで回転移動させることにより、閉塞状態から半開放状態を経て全開放状態となる。
この場合、回転弁体17に対して流れる水の流速は回転弁体17を回動させる力が無いため、任意の回転位置はそのままの状態となる。このため、作業者は片手持ちグリップ部11を把持する手の親指で回転弁体17を任意の回転位置に変更させた状態が維持されるため、一定の流量を維持させる力は必要なく、散水時の作業者の負担はピストルタイプの散水ノズルに比べて圧倒的に少ない。
また、図1のc図に示す通り、片手持ちグリップ部11のホース連結部19に接続し、給水手段からの水の供給手段としてのコネクター21との間に泡発生容器20を配している。即ち、洗車においては、水道水で埃や泥を水の勢いで落とした上で、洗浄作用のある泡を車体に吹き付け、車体上の汚れを浮かす作業が行われる。その際に泡発生容器20を片手持ちグリップ部11に取付けることで洗車を効率的に行うことができる。
泡発生容器20は、片手持ちグリップ部11のホース連結部19に水道水からの水を供給しつつ水を内部に予め貯留した泡発生剤と混合させて、一定量の混合液を片手持ちグリップ部11のホース連結部19に供給するものであればよく、ホース連結部19及びコネクター21とを各々に合致させた市販のものを使用することができる。
図4のa図に示す通り、ヘッド角度変更手段14は、片手持ちグリップ部11の本体部11の流路管13に連通された管路13Hを備えた扁平状の半球体と、散水ヘッド部12側の管路に連通された管路Fを備えた扁平状の半球体とを互いに回動可能に合わせた構成である。特に、個々の扁平状の半球体に連通される管路13H、13Fの接続方向が半球体同士の回動軸に対して扁平な方向に連通され、半球体と管路13Hとの組み合わせが、鏡面対称ではなく、回動軸の中心に対して、点対称に配置されている。
これにより、ヘッド角度変更手段14の流入流路の管路13Hと流出流路の管路13Fとがいかなる角度になっても、ヘッド角度変更手段14に流入する流路からヘッド度変更手段から流出する流路への流れが螺旋状に流れることとなり、滞り部分がないために水撃がなく、滑らかな流れとなる。
また、本実施例の散水ノズル用グリップに装着された散水ヘッド部12のノズルヘッドは、8種類のノズル噴射口によって、8種類の水形の切替えができる。即ち、先端面には8種類のノズル口が搭載されたノズルヘッドを回動して一つのノズルに管路に連通させて、噴射させる。ノズルヘッドを回して水形の変更が可能であり、回すのは右周り左回りどちらでも可能であり、通水時でも切り替えが可能である。
水形としては、図4のb図に示す通り、次のノズル口が配されている。即ち、ストリームノズル口31は、高圧洗浄に負けない水圧で直線状の水流でピンポイントに汚れを落とすことができる。ミストノズル口32は、細かい噴霧で空気中の水分を補給することができる。バーティカルノズル口33は、縦に広がる扇状の水流で高さのある壁や車の側面などに好適である。
フラットノズル口34は、横に広がる扇状で水流でガーデニングなどの広範囲の散水に好適である。フルノズル口35は、最も太い噴射孔であり、一度に大量の水が必要なときに好適である。シャワーノズル口36は、周囲の多数の細かい噴射口からの噴射であり、花・草木の水やりやペットのシャンプー等に好適である。センターノズル口37は、広がりのある数本の噴射水が噴射され、夏の散水や冬の解氷等、季節を問わず活躍する。コーンノズル口38は、コーン状の噴射流であり、窓や玄関周りなどの広範囲を掃除に好適である。
図1のa図に示す本実施例の散水ノズルでは、水道水の蛇口に一端部を連通して固定したホース22の他端部に装着されたコネクター21を片手持ちグリップ部11のホース連結部19に差し入れて装着する。バルブコック部16が閉塞されて止水状態となっていることを確認した上で、水道水の蛇口を開く。
バルブコック部16のレバー部18を少し開いた状態とすると、回転弁体17の閉塞部24が片手持ちグリップ部11の本体部10側の貫通孔23を閉塞していた状態から回動して貫通孔23が少し開く。ホース22内から水道水がホース連結部19を介して、バルブコック部16の管路13Gから回転弁体17、貫通孔23を通過して、本体部10の流通管13に至る。
更に流通管13から管路13Hを介してヘッド角度変更手段14の内部を通過して管路13Fから散水ヘッド部12の管路を通ってノズルヘッドの8種類のうちの一つのノズル口31、32、33、34、35、36、37、38から噴射される。ホース内に空気がある場合には、最初に水道水と共に噴射される。水道水のみの噴射となったことを確認してバルブコック部のレバー部18を全開とする。
本実施例の散水ノズルは、全長が長く、装着された散水ヘッド部12のノズル口からの水の噴射が本体部10に対して角度をもたせた場合には、水圧に応じて本体部10に対して散水ヘッド部12の水の噴射の反対方向への反動が生じる。このため、作業者は、一方の手で片手持ちグリップ部11を把持し、他方の手でサブグリップ部15を把持することにより、本体部を安定支持した状態で噴射方向を正確に噴射させたい箇所に向けて散水することができる。
また、作業者は片手持ちグリップ部11を把持する手の親指でレバー部18を操作できるため、回転弁体17を任意の回転位置に変更させた状態が維持される。このため、一定の流量を維持させる力は必要なく、散水時の作業者の負担はピストルタイプの散水ノズルに比べて圧倒的に少ない利点を奏する。
10…本体部、
11…片手持ちグリップ部、
12…散水ヘッド部、
13…流路管、
13G…管路、
13H…管路、
13F…管路、
14…ヘッド角度変更手段、
15…サブグリップ部、
16…バルブコック部、
17…回転弁体、
18…レバー部、
19…ホース連結部、
20…泡発生容器、
21…コネクター、
22…ホース、
23…貫通孔、
24…閉塞部、
31…ストリームノズル口、
32…ミストノズル口、
33…バーティカルノズル口、
34…フラットノズル口、
35…フルノズル口、
36…シャワーノズル口、
37…センターノズル口、
38…コーンノズル口、

Claims (4)

  1. 先端部に散水ヘッド部を装着可能な内部に流路管を備えた本体部と、前記本体部の後端部に設けられ、給水手段からの水の取入れ口を介して前記流路管に連通して流路を構成する管路を内部に備えた片手持ちグリップ部とを備えた散水ノズル用グリップであって、
    前記片手持ちグリップ部の本体部側に配された前記流路を閉塞可能なバルブコック部を備え、
    前記バルブコック部が、
    回転位置によって前記流路に対する閉塞状態と開放状態との間で変位可能な円筒体の一部を切欠いた回転弁体と、
    前記回転弁体を前記片手持ちグリップ部を把持する一方の手の指で任意の回転位置に変位可能なレバー部とを備えたことを特徴とする散水ノズル用グリップ。
  2. 先端部に散水ヘッド部を装着可能な内部に流路管を備えた本体部と、前記本体部の後端部に設けられ、給水手段からの水の取入れ口を介して前記流路管に連通して流路を構成する管路を内部に備えた片手持ちグリップ部とを備えた散水ノズル用グリップであって、
    前記本体部には、前記片手持ちグリップ部を把持する一方の手と共に他方の手で前記本体部を支持可能な把持領域を含む長さを備え、
    前記片手持ちグリップ部の本体部側に配された前記流路を閉塞可能なバルブコック部と、
    前記散水ヘッド部の管路に連通する流路の途中に設けられ、前記散水ヘッド部の噴射口からの噴射方向を前記流路に対して変更するヘッド角度変更手段とを備え、
    前記バルブコック部が、
    回転位置によって前記流路に対する閉塞状態と開放状態との間で変位可能な円筒体の一部を切欠いた回転弁体と、
    前記回転弁体を前記片手持ちグリップ部を把持する一方の手の指で任意の回転位置に変位可能なレバー部とを備えたことを特徴とする散水ノズル用グリップ。
  3. 先端部に散水ヘッド部を装着可能な内部に流路管を備えた本体部と、前記本体部の後端部に設けられ、給水手段からの水の取入れ口を介して前記流路管に連通して流路を構成する管路を内部に備えた片手持ちグリップ部とを備えた散水ノズル用グリップであって、
    前記本体部には、前記片手持ちグリップ部を把持する一方の手と共に他方の手で前記本体部を支持可能な把持領域を含む長さを備え、
    前記片手持ちグリップ部の本体部側に配された前記流路を閉塞可能なバルブコック部と、
    前記散水ヘッド部の管路に連通する流路の途中に設けられ、前記散水ヘッド部の噴射口からの噴射方向を前記流路に対して変更するヘッド角度変更手段と、
    前記片手持ちグリップ部と前記ヘッド角度変更手段との間の本体部外周に設けられ、前記他方の手で把持可能なサブグリップ部とを備え、
    前記バルブコック部が、
    回転位置によって前記流路に対する閉塞状態と開放状態との間で変位可能な円筒体の一部を切欠いた回転弁体と、
    前記回転弁体を前記片手持ちグリップ部を把持する一方の手の指で任意の回転位置に変位可能なレバー部とを備えたことを特徴とする散水ノズル用グリップ。
  4. 先端部に散水ヘッド部を装着可能な内部に流路管を備えた本体部と、前記本体部の後端部に設けられ、給水手段からの水の取入れ口を介して前記流路管に連通して流路を構成する管路を内部に備えた片手持ちグリップ部とを備えた散水ノズル用グリップであって、
    前記本体部には、前記片手持ちグリップ部を把持する一方の手と共に他方の手で前記本体部を支持可能な把持領域を含む長さを備え、
    前記片手持ちグリップ部の本体部側に配された前記流路を閉塞可能なバルブコック部と、
    前記散水ヘッド部の管路に連通する流路の途中に設けられ、前記散水ヘッド部の噴射口からの噴射方向を前記流路に対して変更するヘッド角度変更手段と、
    前記片手持ちグリップ部と前記ヘッド角度変更手段との間の本体部外周に設けられ、前記他方の手で把持可能なサブグリップ部と、
    前記片手持ちグリップ部の水の取入れ口に着脱可能に接続され、前記給水手段からの水を前記片手持ちグリップの水の取入れ口に供給しつつ前記給水手段からの水の一部を内部に予め貯留した泡発生剤と混合して一定量の混合液を前記片手持ちグリップの水の取入れ口に供給する泡発生容器とを備え、
    前記バルブコック部が、
    回転位置によって前記流路に対する閉塞状態と開放状態との間で変位可能な円筒体の一部を切欠いた回転弁体と、
    前記回転弁体を前記片手持ちグリップ部を把持する一方の手の指で任意の回転位置に変位可能なレバー部とを備えたことを特徴とする散水ノズル用グリップ。
JP2020003250U 2020-08-03 2020-08-03 散水ノズル用グリップ Active JP3228793U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020003250U JP3228793U (ja) 2020-08-03 2020-08-03 散水ノズル用グリップ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020003250U JP3228793U (ja) 2020-08-03 2020-08-03 散水ノズル用グリップ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3228793U true JP3228793U (ja) 2020-11-12

Family

ID=73043432

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020003250U Active JP3228793U (ja) 2020-08-03 2020-08-03 散水ノズル用グリップ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3228793U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7237728B1 (en) Hand-held dispenser
US7080953B2 (en) Aqua broom with optional engine pump liquid pressure boosting system
US5669558A (en) Waterpower pressure washer
CA2784923C (en) Garden watering device
US5477583A (en) Water assisted cleaning implement for mowing machinery
US4059358A (en) Pressure coating roller assembly
US5887796A (en) Multiple discharge nozzle
US9173538B2 (en) Cleaning brush with pulsing water
US4899940A (en) Spray washing device for motor vehicles and the like
JP3228957U (ja) 散水ノズル用ヘッド部及び散水ノズル
JP3228793U (ja) 散水ノズル用グリップ
EP0823285A3 (en) Improved spray nozzle for hoses
US2594476A (en) Garden and insecticide sprayer
US20210178408A1 (en) Showerhead assembly with dual nozzle mount
EP3116658B1 (en) Water application device with ergonomic volume control
US2202349A (en) Lawn sprinkler
US20060249595A1 (en) Watering device with setup mode
TWI258394B (en) Water spraying gun having a spray nozzle capable of automatic deflecting and turning
CN205756128U (zh) 一种农业灌溉喷洒装置
CN211721353U (zh) 一种园林灌溉用推车
EP3532209A1 (en) Adapter for fluid dispensing system
JPS6119814Y2 (ja)
WO2012012521A1 (en) Spray gun and lance
US20200009586A1 (en) Hand-held water dispensing apparatus
JPH0725232Y2 (ja) 散水器

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3228793

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150