JP3228871B2 - 薄肉金属管の切断装置 - Google Patents

薄肉金属管の切断装置

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JP3228871B2
JP3228871B2 JP10583096A JP10583096A JP3228871B2 JP 3228871 B2 JP3228871 B2 JP 3228871B2 JP 10583096 A JP10583096 A JP 10583096A JP 10583096 A JP10583096 A JP 10583096A JP 3228871 B2 JP3228871 B2 JP 3228871B2
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靖行 篠原
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株式会社カルテック
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明に係る薄肉金属管の切断装
置は、例えば薄肉の電縫管(以下、単に薄肉金属管と称
する。)の製造ラインに組み込み、連続して製造されて
送り出される長尺な薄肉金属管を、所定寸法に切断する
のに利用する。
【0002】
【従来の技術】例えば排気管継手用のベローズを造るス
テンレス鋼製の薄肉金属管を製造する場合、造管機によ
りアンコイラから送り出された帯状の金属薄板を丸め、
管状に形成する。次いで、この帯状の金属薄板の両端縁
同士を突き合わせ、これら両端縁同士を電気溶接して長
尺な薄肉金属管とする。この様な長尺な薄肉金属管は、
次の工程で所定の寸法に切断する。ところで、上記薄肉
金属管の製造作業は、造管機から送り出された薄肉金属
管を停止させる事なく連続して行なう為、上記所定の寸
法に切断する作業は、切断装置を薄肉金属管の送り速度
と同じ速度で移動させつつ行なう。
【0003】金属管の切断方法としては、回転鋸歯(メ
タルソー)を直接金属管に押し当て、金属管の内部を空
洞のまま切断するメタルソーカットと呼ばれる方法、或
は鋭利な刃を直接金属管に押し当て、金属管の内部を空
洞のまま切断するシャーカットと呼ばれる方法が、従来
から知られている。しかしながら、これら各切断方法
は、厚肉金属管の場合には有効であるが、薄肉金属管の
場合には、切断面にばりが発生したり、或は切断縁部が
変形したりする等、そのままの切断口では使用できず、
切断端縁をトリミングする等の後加工が必要になる。こ
の様な後加工は、得られる薄肉金属管の価格を高くする
原因となる為、省略する事が望まれる。
【0004】この様な事情に鑑みて、切断前の長尺な薄
肉金属管の内部に、その内径よりも僅かに小径の外径寸
法を有する中子を挿入し、上記長尺な薄肉金属管の外周
面でこの中子の端縁に近接した部分に回転刃を押し当
て、この回転刃を自転させつつ上記薄肉金属管の周囲で
公転させる事により上記部分を切断する、中子挿入式の
切断装置が考えられ、更に一部で実施されている。例え
ば特開平7−223111号公報には、永久磁石を組み
込んだ中子を薄肉金属管の内部に保持し、この中子と上
記回転刃との間で上記薄肉金属管を切断する、薄肉金属
管の切断装置が記載されている。しかしながら、この公
報に記載された薄肉金属管の切断装置の場合には、薄肉
金属管の軸方向に亙る中子の位置を厳密に規制する事が
難しい。従って、この公報に記載された切断装置の場合
には、上記回転刃として外周縁が鋭利である薄刃を使用
すると共に、この回転刃による切断位置を、上記中子の
端縁から少し軸方向にずらせている。この為、薄肉金属
管の切断縁に、直径方向内方に向いたばりが発生する事
が避けられず、この切断縁が必ずしも奇麗に仕上がらな
い。又、この公報に記載された構造の場合には、鋼管
等、磁性金属板製の薄肉金属板の切断作業を行なえな
い。
【0005】薄肉金属管の材質を問わず、しかもこの薄
肉金属管の切断縁を奇麗に仕上げる為には、この薄肉金
属管を切断する為の切断機として、シャーリングを使用
する事が考えられる。シャーリングは、上記薄肉金属管
の内側に芯金を挿入すると共に、外周面に押し付けた円
形の切断刃を自転させつつ上記薄肉金属管の周囲を公転
させ、この切断刃の切断縁と芯金の端縁との間で薄肉金
属管に剪断方向の力を加える事により、この薄肉金属管
を切断する。但し、この様なシャーリングにより薄肉金
属管を切断する場合には、上記薄肉金属管の軸方向に亙
る上記受刃の端縁と切断刃の切断縁とのずれである、ク
リアランスを、極く小さく(薄肉金属管の肉厚及び材質
により異なるが、例えば肉厚が0.3mm程度のステンレ
ス鋼板製の薄肉金属管の場合で、0.03mm程度に)す
る必要がある。勿論、このクリアランスは正の値でなけ
ればならない。
【0006】前記特開平7−223111号公報に記載
されている様に、磁力により芯金を保持する構造の場合
には、この様に小さなクリアランスを確保する事は難し
い。従って、この様なクリアランスを確保する為には、
支持ロッドの先端部に芯金を設け、切断作業の度に、こ
の芯金を上記薄肉金属管内の所定部分(切断刃の内側部
分)に挿入する必要がある。上記切断刃により切断後、
所定長さに切断された薄肉金属管を側方に取り出す際に
は、上記支持ロッドを上記切断刃から退避させて、この
支持ロッド及び上記芯金を、上記所定長さに切断された
薄肉金属管の内側から抜き出す。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来構造の場合には、
クリアランスを所定の値に調整した後に於いて温度が変
わると、切断機及び副移動テーブルを上面に設けた移動
テーブルと、先端部に芯金を設けた支持ロッドとの熱膨
張量の差により、上記クリアランスが所定値からずれて
しまう。クリアランスが過大になると切断縁にばりが発
生したり、著しい場合には切断できなくなる。反対に、
クリアランスが過小になると、やはり切断ができなくな
ったり、著しい場合には切断刃や芯金を破損してしま
う。
【0008】この様な不都合をなくす為には、薄肉金属
管の製造工場の温度を一定に保つ必要がある。広い工場
の温度を一定に保つ事はエネルギコストが嵩み、延ては
当該工場で造られる薄肉金属管の価格を高くする原因に
なる。本発明は、上述の様な事情に鑑みて、温度変化に
拘らず、クリアランスを一定に保てる構造を実現するも
のである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の薄肉金属管の切
断装置は、第一の移動テーブルと、切断機と、第二の移
動テーブルと、連結ロッドと、第三の移動テーブルと、
支持ロッドと、芯金とを備える。このうち、第一の移動
テーブルは、造管機から連続的に送り出される薄肉で長
尺な薄肉金属管の下方に設けられ、この薄肉金属管の送
り方向と同方向及び逆方向に往復移動自在で、同方向へ
の移動時には上記薄肉金属管の送り速度と同速で移動す
る。又、上記切断機は、上記第一の移動テーブルの上面
に設けられて、上記薄肉金属管の外周面に押し付けた円
形の切断刃を自転させつつ上記薄肉金属管の周囲を公転
させる事により、この薄肉金属管を切断する。又、上記
第二の移動テーブルは、上記薄肉金属管の下方で、この
薄肉金属管の送り方向に関して上記第一の移動テーブル
よりも前方に、薄肉金属管の送り方向と同方向及び逆方
向に往復移動自在に設けている。又、上記連結ロッド
は、上記第二の移動テーブルと上記第一の移動テーブル
とを連結している。又、上記第三の移動テーブルは、上
記第二の移動テーブルの上面に、上記薄肉金属管の送り
方向に亙る往復移動自在に設けている。又、上記支持ロ
ッドは、この第三の移動テーブルの上面に、上記薄肉金
属管とほぼ同心に支持している。更に、上記芯金は、上
記薄肉金属管と同心に配置して、上記支持ロッドの先端
部に支持している。そして、上記連結ロッドの長さ方向
に亙る熱膨張量と上記支持ロッドの長さ方向に亙る熱膨
張量とをほぼ同じにしている。
【0010】
【作用】上述の様に構成される本発明の薄肉金属管の切
断装置の場合には、連結ロッドにより互いに連結された
第一、第二の移動テーブルが、薄肉金属板の切断作業に
応じ互いに同期して、この薄肉金属管の送り方向と同方
向若しくは逆方向に移動する。又、第三の移動テーブル
は、やはり上記切断作業に応じて、上記第二の移動テー
ブルの上面で所定方向に移動若しくは停止する。
【0011】先ず、切断作業を行なう際には、上記第三
の移動テーブルを切断機に向け移動させて、支持ロッド
の先端部に支持した芯金を、薄肉金属管の内側で切断す
べき部分に挿入する。この状態で、上記芯金と切断機を
構成する切断刃とのクリアランスが所望値となる様に、
予め各部の位置関係を規制しておく。この様に芯金を薄
肉金属管の内側に挿入したならば、上記切断機を構成す
る切断刃を上記薄肉金属管の外周面に押し当て、この切
断刃を自転させつつ上記薄肉金属管の周囲を公転させ
て、この切断刃の切断縁と上記芯金の端縁との間で上記
薄肉金属板を切断しつつ、上記第一、第二の両移動テー
ブルを、上記薄肉金属板の送り速度と同じ速度で移動さ
せる。
【0012】この作業により上記薄肉金属板が切断され
たならば、上記第三の移動テーブルを、上記切断機から
遠ざかる方向に移動させて、上記支持ロッド及び上記芯
金を、所定長さに切断された薄肉金属板の内側から抜き
出す。そして、この所定長さに切断された薄肉金属板を
側方に排出する。その後、上記第一、第二の移動テーブ
ルを、上記薄肉金属管の送り方向と逆方向に迅速に移動
させると共に、再び上記第三の移動テーブルを切断機に
向け移動させて、支持ロッドの先端部に支持した芯金
を、薄肉金属管の内側で切断すべき部分に挿入し、上記
切断作業を繰り返し行なう。
【0013】周囲の温度変化により上記支持ロッドが伸
縮すると、その伸縮量とほぼ同じだけ、連結ロッドが伸
縮する。この為、切断作業を行なう為に上記第三の移動
テーブルを切断機に向け移動させ、上記支持ロッドの先
端部に支持した芯金を薄肉金属管の内側に挿入した状態
では、温度変化に拘らず、上記切断刃の切断縁と上記芯
金の端縁とのクリアランスが一定に保たれる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1〜5は、本発明の実施の形態
の第1例を示している。工場の床面上に設けられる支持
フレーム1の上面には、第一の移動テーブル2と、切断
機3と、第二の移動テーブル4と、連結ロッド5と、第
三の移動テーブル6と、支持ロッド7と、芯金8とを、
それぞれ水平方向に亙る移動自在に設けている。尚、電
縫管を製造する造管機(図示せず)は、図1〜2の右方
に設けられる。やはり図示しないアンコイラから引き出
された図示しない金属薄板は、この造管機を通過する間
に、フォーミングローラにより円形とされた後、溶接機
により突き合わせ端縁同士を溶接されて、薄肉金属管1
0(図4にのみ記載)とされる。そしてこの薄肉金属管
10は、ガイドローラ9、9に案内され、第一のクラン
プ装置11を通過してから上記第一の移動テーブル2上
に、水平方向に連続的に送り出される。
【0015】この第一の移動テーブル2は、上記支持フ
レーム1の上面で造管機から連続的に送り出される長尺
な薄肉金属管10の下方に、水平方向に亙って往復移動
自在に設けている。即ち、この第一の移動テーブル2
は、上記支持フレーム1の片半部(図1〜2の右半部)
上面に、上記薄肉金属管10の送り方向と平行に設けら
れた第一のリニアガイド12、12により、この薄肉金
属管10の送り方向と同方向及び逆方向に往復移動自在
に支持されている。又、上記第一のリニアガイド12の
間部分には、第一の送りねじ13を回転のみ自在に支持
し、この第一の送りねじ13と、上記第一の移動テーブ
ル2の下面に固定された第一のナット片14とを螺合さ
せている。そして、上記第一の送りねじ13の一端部
(図2の右端部)を、正転逆転自在な第一の水平移動用
モータ15の出力軸に結合固定する事により、送りねじ
機構を構成している。尚、この送りねじ機構としては、
螺合部に存在する抵抗を少なくし、且つ、螺合部のがた
つきをなくす面から、ボールねじ機構が、好ましく利用
できる。この様な送りねじ機構により水平方向に移動さ
せられる、上記第一の移動テーブル2は、上記薄肉金属
管10の送り方向と同方向(図1〜3の左方向)への移
動時には、この薄肉金属管10の送り速度と同速で移動
し、逆方向(図1〜3の右方向)への移動時には、可能
な限り迅速に移動する。
【0016】又、上記切断機3は、上記第一の移動テー
ブル2の上面に固設されている。上記薄肉金属管10
は、この切断機3を構成する支持ブロック16に回転自
在に支持された、中空円筒状の回転筒17の内側を挿通
されて、送り方向前方(図1〜2の左方)に送られる。
又、上記回転筒17は、上記第一の移動テーブル2の下
面に固定された駆動モータ18により、ベルト19を介
して回転駆動される。更に、上記回転筒17の前端面
(図1〜3の左端面)には3個の支持ブラケット20、
20を、この回転筒17の回転中心をその中心とする同
一円弧上に、円周方向に亙って互いに等間隔に、且つ、
上記回転筒17の直径方向に亙る変位を自在に支持して
いる。尚、上記各支持ブラケット20、20は上記回転
筒17の直径方向に、同期して変位するが、この様に変
位させる構造に就いては、従来から周知であるので、詳
しい説明は省略する。
【0017】上記各支持ブラケット20、20は、図4
〜5に示す様にコ字形に形成されており、それぞれの開
口部を上記回転筒17の回転中心に向けた状態で、この
回転筒17に支持している。そして、これら各支持ブラ
ケット20、20に設けた枢軸により円形の切断刃2
1、21を、各支持ブラケット20、20に対する回転
自在に支持している。上記薄肉金属管10を切断する際
には、上記回転筒17に切断すべき薄肉金属管10を挿
通し、上記各支持ブラケット20、20をこの回転筒1
7の直径方向内方に変位させる事により、上記各切断刃
21、21を上記薄肉金属管10の外周面に押し付け
る。そして、この押し付け状態のまま、上記駆動モータ
18により上記回転筒17を回転させる。この回転によ
り、上記切断刃21、21が自転しつつ上記薄肉金属管
10の周囲を公転して、この薄肉金属管10を切断す
る。尚、図示の例では、上記薄肉金属板10の周囲に3
個の切断刃21、21を、円周方向等間隔に配置してい
るが、切断刃21は1個所にのみ設け、残り2個所には
支持ローラを配置する事もできる。この場合には、1個
の切断刃21により切断作業を行なう際に、2個の支持
ローラが上記薄肉金属管10を、上記切断刃21から退
避しない様に支承する。
【0018】又、前記第二の移動テーブル4は、前記支
持フレーム1の上面のうち、上記薄肉金属管10の送り
方向に関して上記第一の移動テーブル2よりも前方(図
1〜2の左方)に、薄肉金属管10の送り方向と同方向
及び逆方向に往復移動自在に設けている。即ち、上記第
二の移動テーブル4は、上記支持フレーム1の他半部
(図1〜2の左半部)上面に、上記薄肉金属管10の送
り方向と平行に設けた第二のリニアガイド22、22に
より、この薄肉金属管10の送り方向と同方向及び逆方
向に往復移動自在に支持している。尚、この第二の移動
テーブル4は、次述する連結ロッド5により上記第一の
移動テーブル2と同期して往復移動する為、この第二の
移動テーブル4には、独立した駆動機構は付設していな
い。
【0019】上述した第二の移動テーブル4と前述した
第一の移動テーブル2とは、上記連結ロッド5により連
結して、これら両移動テーブル4、2が、互いに同期し
て水平移動する様にしている。この連結ロッド5は、ロ
ッド主部23の両端部にそれぞれ雄ねじ部24a、24
bを設けて成る。これら両雄ねじ部24a、24bの方
向は、互いに逆方向としている。又、上記第一の移動テ
ーブル2の前端部(図1〜2の左端部)下面と、上記第
二の移動テーブル4の後端部(図1〜2の右端部)下面
とには、それぞれ上記連結ロッド5の両端部を連結する
為の連結ブラケット25a、25bを固定している。こ
れら各連結ブラケット25a、25bには、それぞれ上
記何れかの雄ねじ部24a、24bを螺合させる為のね
じ孔を形成している。上記連結ロッド5により上記第
一、第二の両移動テーブル2、4同士を連結するには、
一方の雄ねじ部24aを一方の連結ブラケット25aに
形成したねじ孔に、他方の雄ねじ部25bを他方の連結
ブラケット25bに形成したねじ孔に、それぞれ螺合さ
せる。この螺合により上記第一、第二の両移動テーブル
2、4同士が、上記連結ロッド5により互いに連結され
る。又、これら両テーブル2、4同士の距離は、上記連
結ロッド5を回転させる事により、微調節自在である。
又、微調節した状態で上記各雄ねじ部24a、24bに
螺合したロックナット26、26を緊締すれば、上記両
テーブル2、4同士の距離が、微調節後の大きさに固定
される。
【0020】又、前記第三の移動テーブル6は、上記第
二の移動テーブル4の上面に、前記薄肉金属管10の送
り方向に亙る往復移動自在に設けられている。即ち、こ
の第三の移動テーブル6は、上記第二の移動テーブル4
の上面に、上記薄肉金属管10の送り方向と平行に設け
られた第三のリニアガイド27、27により、この薄肉
金属管10の送り方向と同方向及び逆方向に往復移動自
在に支持されている。又、上記第三のリニアガイド2
7、27の間部分には、第二の送りねじ28を回転のみ
自在に支持し、この第二の送りねじ28と、上記第三の
移動テーブル6の下面に固定された第二のナット片29
とを螺合させている。そして、上記第二の送りねじ28
の一端部(図2の左端部)を、正転逆転自在な第二の水
平移動用モータ30の出力軸に結合固定する事により、
送りねじ機構を構成している。尚、この送りねじ機構
も、前述した第一の移動テーブル2駆動用の送りねじ機
構と同様の理由から、ボールねじ機構が、好ましく利用
できる。但し、上記第三の移動テーブル6の移動速度
は、上記第一の移動テーブル2の移動速度程厳密に規制
する必要はない。従って、上記第三の移動テーブル6を
水平移動させる為のアクチュエータとしては、エアシリ
ンダの如き、構造が簡単で安価なものを採用する事もで
きる。
【0021】又、前記支持ロッド7は、上記第三の移動
テーブル6の上面に、前記薄肉金属管10と同心に支持
している。即ち、上記第三の移動テーブル6の上面には
1対の支持ブラケット31、31を固定し、これら両支
持ブラケット31、31に、上記支持ロッド7の基端部
(図1〜2の左端部)を支持固定している。又、上記第
二の移動テーブル4の後端部上面には、支持脚32を介
して、支持ローラ33を設けている。そして、この支持
ローラ33により、上記支持ロッド7の先端部乃至は中
間部を支持して、この支持ロッド7を水平に保持してい
る。
【0022】又、前記芯金8は、上記支持ロッド7より
も大径で、上記薄肉金属管10と同心に配置して、上記
支持ロッド7の先端部に支持している。図示の例では、
上記支持ロッド7を中空の円管状とし、この支持ロッド
7の先端開口部に芯金ホルダ34を、溶接等により固定
している。この芯金ホルダ34は、上記支持ロッド7の
先端部に固定される鍔部35と、この鍔部35の中心部
から支持ロッド7と反対側に突出した支持筒部36とか
ら構成される。そして、この支持筒部36に外嵌した円
輪状の受刃37を上記鍔部35の外側面(図4〜5の右
側面)に、ボルト38、38により固定している。この
受刃37の外側(図4〜5の右側)外周縁は、鋭利な切
断縁としている。
【0023】又、上記支持筒部36には、テーパガイド
筒39を外嵌固定している。このテーパガイド筒39の
外周面は、先端部に向かい、上記支持ロッド7から離れ
るに従って直径が小さくなる円錐面としている。そし
て、このテーパガイド筒39の周囲に、拡縮筒40を外
嵌支持している。この拡縮筒40は、円周方向に亙って
3個以上(好ましくは3個又は4個)に分割された断面
円弧状の素子41、41を組み合わせる事により、全体
を有底のテーパ筒状に形成している。又、上記各素子4
1、41の先端部(図4〜5図の右端部)同士を組み合
わされて構成される底部42には、断面コ字形で全体が
円輪状の係止具43を係止している。又、上記各素子4
1、41の基部寄り外周面に形成した係止溝44、44
には、Oリング、引っ張りばね等の弾性リング45を係
合して、上記各素子41、41により構成される拡縮筒
40に、基部の外径を縮めようとする方向の弾力を付与
している。更に、上記係止具43には、押し引きロッド
46の先端部を係止している。この押し引きロッド46
は、上記支持ロッド7の内側を挿通されて、その基端部
をエアシリンダ等のアクチュエータ(図示せず)の出力
ロッドに結合している。従って上記拡縮筒40の基端部
の外径は、このアクチュエータで上記押し引きロッド4
6を押し引きする事により、拡縮自在である。
【0024】そして、この押し引きロッド46を引っ張
り、上記各素子41、41の基端面(図4〜5の左端
面)を前記受刃37の外側面(図4〜5の右側面)に突
き当てると、上記拡縮筒40の外径が最も広がる。この
様に拡縮筒40の外径を最も広げた状態では、この拡縮
筒40の基端部(図4〜5の左端部)の外径が、上記受
刃37の外径以上になり、この基端部外周縁がその全周
に亙り、この受刃37の外周縁と同位置か、それよりも
僅か(例えば0.1mm程度)に、直径方向外方に存在す
る様にしている。
【0025】又、本発明の薄肉金属管10の切断装置の
場合には、前記連結ロッド5の長さ方向に亙る熱膨張量
△L5 と、前記支持ロッド7の長さ方向に亙る熱膨張量
△L7 とをほぼ同じにしている。図1〜2に示した第1
例の構造の場合には、上記連結ロッド5の長さ寸法L5
と、上記支持ロッド7の長さ寸法L7 とが互いに異な
る。そこで、上記連結ロッド5を構成する金属材の熱膨
張率α5 と、上記支持ロッド7を構成する金属材の熱膨
張率α7 とを異ならせる事により、上記両熱膨張量△L
5 、△L7 をほぼ同じ(α5 ・L5 =△L5 ≒△L7
α7 ・L7 )にしている。
【0026】又、図示の例の場合には、前記支持ロッド
7の中間部先端寄り部分に、図4に示す様な抑え部47
を、この支持ロッド7と同心に形成している。この抑え
部47は、前記薄肉金属管10の内径よりも少しだけ小
さな外径を有する。そして、第一の移動テーブル2の上
面で、前記芯金8を上記薄肉金属管10を切断する為の
位置に移動させた場合に上記抑え部47と対向する位置
には、第二のクランプ装置48(図4にのみ図示)を設
けている。この第二のクランプ装置48は、上下1対の
抑え片49a、49bと、これら両抑え片49a、49
bを互いに同期して昇降させる、エアシリンダ等のアク
チュエータ50a、50bとを備える。上記両抑え片4
9a、49bの互いに対向する面は、上記薄肉金属管1
0の外周面の曲率とほぼ一致する曲率を有する、円弧状
の凹面としている。この様な第二のクランプ装置48
は、作動状態、即ち、上記両アクチュエータ50a、5
0bにより上記両抑え片49a、49b同士を互いに近
づけ合った状態で、上記薄肉金属管10を介して上記抑
え部47の外周面を抑え付ける。
【0027】更に、図示の例の場合には、前記支持フレ
ーム1の一部で、前記第一のリニアガイド12と第二の
リニアガイド22との間部分に、第三のクランプ装置5
1及びシュート52を設けている。このうちの第三のク
ランプ装置51は、上下1対の抑え片53a、53b
と、これら両抑え片53a、53bを互いに同期させて
昇降させる、エアシリンダ等のアクチュエータ54a、
54bとを備える。上記両抑え片53a、53bの互い
に対向する面は、上記薄肉金属管10の外周面の曲率と
ほぼ一致する曲率を有する、円弧状の凹面としている。
この様な第三のクランプ装置51は、作動状態、即ち、
上記両アクチュエータ54a、54bにより上記両抑え
片53a、53b同士を互いに近づけ合った状態で、上
記薄肉金属管10を軽く抑え付ける。
【0028】上述の様に構成される本発明の薄肉金属管
の切断装置の場合には、連結ロッド5により互いに連結
された第一、第二の移動テーブル2、4が、薄肉金属管
10の切断作業に応じ互いに同期して、この薄肉金属管
10の送り方向と同方向若しくは逆方向に移動する。
又、第三の移動テーブル6は、やはり上記切断作業に応
じ、上記第二の移動テーブル4の上面で、所定方向に移
動若しくは停止する。
【0029】先ず、切断作業を行なう際には、前記第一
のクランプ装置11を非作動状態として、上記薄肉金属
管10を上記第一、第二の移動テーブル2、4の上方に
進入させる。そして、この薄肉金属管10がこの第一、
第二の移動テーブル2、4の上方に、所定長さだけ進入
した状態で、それ迄停止していた第一の移動テーブル2
を起動させ、この第一の移動テーブル2を、造管機から
遠ざかる方向に移動させる。そして、この第一の移動テ
ーブル2の移動速度と上記薄肉金属管10の送り速度と
が一致した状態で、上記第一のクランプ装置11を作動
状態とし、この第一のクランプ装置11により上記薄肉
金属管10を抑え付ける。この結果、この薄肉金属管1
0の送りと上記第一の移動テーブル2及び第二の移動テ
ーブル4の移動とが、完全に同期する。
【0030】この様に、薄肉金属管10の送りと第一、
第二の移動テーブル2、4の移動とを同期させると共
に、前記第二の水平移動用モータ30を所定方向に回転
させる(或はエアシリンダを伸縮させる)事により、上
記第三の移動テーブル6を切断機3に向け移動させる。
そして、支持ロッド7の先端部に支持した芯金8を、薄
肉金属管10の内側で切断すべき部分に挿入する。この
様に上記芯金8を上記薄肉金属管10の内側に挿入する
際には、前記押し引きロッド46を前記支持ロッド7に
引き込む方向に移動させて、前記各素子41、41を上
記支持ロッド7に近づける方向に移動させる。この結
果、これら各素子41、41により構成される前記拡縮
筒40の基端部の外径が大きくなり、この拡縮筒40の
基端部外周縁がその全周に亙って、前記受刃37の外周
縁と同位置か、それよりも僅かに直径方向外方に存在す
る様になる。この結果、上記受刃37の外周縁と上記薄
肉金属管10の開口端縁とが干渉する事がなくなって、
上記芯金8を上記支持ロッド7の内側に挿入する作業を
容易に行なえる。勿論、拡縮筒40の基端部の外径は、
最も大きくなった状態でも、上記薄肉金属管10の内径
よりも僅かに小さい。尚、上記挿入作業の際には、前記
第二のクランプ装置48を非作動状態として、上記1対
の抑え片49a、49b同士の距離を広げ、これら両抑
え片49a、49b同士の間を上記芯金8が通過できる
様にしておく。又、第三のクランプ装置51を構成する
上下1対の抑え片53a、53b同士の間隔も広げてお
く。
【0031】上記第三の移動テーブル6を切断機3に向
け、図示しないストッパによりそれ以上移動できないま
で移動させたならば、上記第二の水平移動用モータ30
への通電を停止すると共に、上記押し引きロッド46を
上記支持ロッド7から押し出す方向に移動させて、上記
各素子41、41を上記支持ロッド7から遠ざかる方向
に移動させる。この結果、上記拡縮筒40が、基端部の
外径を小さくしつつ、前記受刃37から離れる。この結
果、上記拡縮筒40の基端面と上記受刃37の外側面と
の間に、前記切断刃21の外周部が進入自在な隙間55
が形成される。この結果、この切断刃21と上記拡縮筒
40とが干渉する事なく、上記薄肉金属管10の切断作
業を行なえる様になる。
【0032】この様に上記拡縮筒40を、上記受刃37
から退避させると共に、上記第二のクランプ装置48を
作動状態として、上記1対の抑え片49a、49b同士
の距離を縮め、これら両抑え片49a、49bにより上
記支持ロッド7に固定した抑え部47を、薄肉金属管1
0を介して抑え付ける。従って、上記芯金8の支持剛性
は強固になる。尚、3個の切断刃21、21による、或
は1個の切断刃と2個の支持ローラとによる、上記薄肉
金属管10の支持剛性が十分であれば、上述の様な第二
のクランプ装置48を省略しても良い。
【0033】この様に上記第三の移動テーブル6を移動
させて上記芯金8を薄肉金属管10の内側に差し込んだ
状態で、上記芯金8と切断機3を構成する切断刃21、
21とのクリアランスが所望値となる様に、予め各部の
位置関係を規制しておく。尚、この位置関係の微調節
は、前述した様に、連結ロッド5を回転させる事により
行なう。
【0034】上述の様に、芯金8を薄肉金属管10の内
側に挿入して固定したならば、上記切断機3を構成する
切断刃21、21を上記薄肉金属管10の外周面に押し
当て、この切断刃21、21を自転させつつ上記薄肉金
属管10の周囲を公転させる。即ち、前記各支持ブラケ
ット20、20を前記回転筒17の直径方向内側に変位
させる事により、これら各支持ブラケット20、20に
回転自在に支持された切断刃21、21の切断縁を、上
記薄肉金属管10の外周面に押し付ける。これと共に、
前記駆動モータ18によりベルト19を介して上記回転
筒17を回転させる。この結果、上記各切断刃21、2
1が、それぞれの切断縁と上記芯金8を構成する受刃3
7の端縁との間で上記薄肉金属管10を切断する。上記
切断刃21、21は、円周方向3個所位置に、円周方向
に亙って互いに等間隔で設けられているので、上記薄肉
金属板の切断は、上記回転筒17を1/3回転強回転さ
せる事により行なえる。従って、切断作業に要する時間
が短くて済む。切断作業時間の短縮は、上記第一、第二
の移動テーブル2、4の水平移動距離の短縮化に繋が
り、その分、薄肉金属管の切断装置の小型化を図れる。
前記第一、第二の両移動テーブル2、4は、この切断作
業の間中も、上記薄肉金属板の送り速度と同じ速度で移
動する。この移動は、前記第一の水平移動用モータ15
を所定方向に所定速度で回転させる事により行なわせ
る。尚、切断刃21を1個のみ設けた場合には、上記切
断作業時間の短縮を図る事はできないが、代わりに3個
の切断刃21、21の軸方向位置を厳密に規制する面倒
をなくす事ができる。
【0035】これら一連の作業により上記薄肉金属管1
0が切断されたならば、上記第三の移動テーブル6を、
上記切断機3から遠ざかる方向に移動させて、上記支持
ロッド7及び上記芯金8を、所定長さに切断された薄肉
金属管10の内側から抜き出す。この抜き出し作業の
際、それ迄互いに遠ざかっていた、第三のクランプ装置
51の抑え片53a、53b同士を互いに近づけ、これ
ら両抑え片53a、53b同士の間で、上記所定長さに
切断された薄肉金属管10を、軽く抑え付ける。この結
果、この薄肉金属板10は軸方向に変位する事なく、上
記支持ロッド7及び上記芯金8のみが軸方向に変位し
て、これら両部材7、8が、上記所定長さに切断された
薄肉金属管10の内側から抜き出される。この様にし
て、上記支持ロッド7及び上記芯金8を上記所定長さに
切断された薄肉金属管10の内側から抜き出したなら
ば、上記第三のクランプ装置51の抑え片53a、53
bを互いに遠ざかる方向に変位させて、これら両抑え片
53a、53bによる、上記所定長さに切断された薄肉
金属管10の保持力を解除する。この結果、この所定長
さに切断された薄肉金属板が、前記支持フレーム1に支
持されたシュート52により、側方に排出される。その
後、上記第一の水平移動用モータ15を、切断作業時と
逆方向に高速で回転させる事により、上記第一、第二の
移動テーブル2、4を前記造管機に向けて迅速に移動さ
せる。その後、これら両移動テーブル2、4を上記薄肉
金属管10の送り速度と同速で造管機から遠ざかる方向
に移動させると共に、再び上記第三の移動テーブル6を
切断機3に向け移動させる。そして、上記支持ロッド7
の先端部に支持した芯金8を、薄肉金属管10の内側で
切断すべき部分に挿入し、上記切断作業を繰り返し行な
う。
【0036】周囲の温度変化により上記支持ロッド7が
伸縮すると、その伸縮量とほぼ同じだけ、連結ロッド5
が伸縮する。この為、切断作業を行なう為に上記第三の
移動テーブル6を切断機3に向け移動させ、上記支持ロ
ッド7の先端部に支持した芯金8を薄肉金属管10の内
側に挿入した状態では、温度変化に拘らず、上記切断刃
21、21の切断縁と上記芯金8の端縁とのクリアラン
スが一定に保たれる。
【0037】次に、図6は、本発明の実施の形態の第2
例を示している。上述した第1例の場合には、連結ロッ
ド5の長さ方向に亙る熱膨張量△L5 と支持ロッド7の
長さ方向に亙る熱膨張量△L7 とをほぼ同じにする為、
上記連結ロッド5の長さ寸法L5 と上記支持ロッド7の
長さ寸法L7 とを互いに異ならせる代わりに、上記連結
ロッド5を構成する金属材の熱膨張率α5 と、上記支持
ロッド7を構成する金属材の熱膨張率α7 とを互いに異
ならせていた。これに対して本例の場合には、上記連結
ロッド5と支持ロッド7とを同材質により造る(上記連
結ロッド5を構成する金属材の熱膨張率α5 と上記支持
ロッド7を構成する金属材の熱膨張率α7 とを同じにす
る)と共に、これら連結ロッド5の長さ寸法L5 と上記
支持ロッド7の長さ寸法L7 とをほぼ同じにする事によ
り、上記両熱膨張量△L5 、△L7 をほぼ同じ(α5
5 =△L5 ≒△L7 =α7 ・L7 )にしている。
【0038】更に、図示の例では、連結ロッド5の長さ
寸法L5 と上記支持ロッド7の長さ寸法L7 とを同じに
するだけでなく、外径寸法等、形状に関しても同じとし
ている。この理由は、これら連結ロッド5と支持ロッド
7とに、温度変化の影響を同じ様に生じさせる事によ
り、工場の温度が比較的急に変化した場合でも、これら
両ロッド5、7の伸縮量に差が生じない様にする為であ
る。その他の構成及び作用は、前述した第1例の場合と
同様である。
【0039】
【発明の効果】本発明の薄肉金属管の切断装置は、以上
に述べた通り構成され作用するので、特に工場の温度管
理をしなくても、連続的に送られる薄肉金属管を奇麗に
切断する事ができる。従って、切断縁が奇麗な、良質の
薄肉金属管の製造コストの低廉化に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の第1例を示す側面図。
【図2】同平面図。
【図3】図1のA部拡大図。
【図4】図1のB部を、一部を省略若しくは切断し、切
断作業開始以前の状態で状態で示す拡大図。
【図5】切断開始後の状態で示す、図4の右半部に相当
する図。
【図6】本発明の実施の形態の第2例を示す、図2と同
様の図。
【符号の説明】
1 支持フレーム 2 第一の移動テーブル 3 切断機 4 第二の移動テーブル 5 連結ロッド 6 第三の移動テーブル 7 支持ロッド 8 芯金 9 ガイドローラ 10 薄肉金属管 11 第一のクランプ装置 12 第一のリニアガイド 13 第一の送りねじ 14 第一のナット片 15 第一の水平移動用モータ 16 支持ブロック 17 回転筒 18 駆動モータ 19 ベルト 20 支持ブラケット 21 切断刃 22 第二のリニアガイド 23 ロッド主部 24a、24b 雄ねじ部 25a、25b 連結ブラケット 26 ロックナット 27 第三のリニアガイド 28 第二の送りねじ 29 第二のナット片 30 第二の水平移動用モータ 31 支持ブラケット 32 支持脚 33 支持ローラ 34 芯金ホルダ 35 鍔部 36 支持筒部 37 受刃 38 ボルト 39 テーパガイド筒 40 拡縮筒 41 素子 42 底部 43 係止具 44 係止溝 45 弾性リング 46 押し引きロッド 47 抑え部 48 第二のクランプ装置 49a、49b 抑え片 50a、50b アクチュエータ 51 第三のクランプ装置 52 シュート 53a、53b 抑え片 54a、54b アクチュエータ 55 隙間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭53−128087(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23D 21/00 510

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 造管機から連続的に送り出される長尺な
    薄肉金属管の下方に設けられ、この薄肉金属管の送り方
    向と同方向及び逆方向に往復移動自在で、同方向への移
    動時には上記薄肉金属管の送り速度と同速で移動する第
    一の移動テーブルと、この第一の移動テーブルの上面に
    設けられて、上記薄肉金属管の外周面に押し付けた円形
    の切断刃を自転させつつ上記薄肉金属管の周囲を公転さ
    せる事により、この薄肉金属管を切断する切断機と、上
    記薄肉金属管の下方で、この薄肉金属管の送り方向に関
    して上記第一の移動テーブルよりも前方に、薄肉金属管
    の送り方向と同方向及び逆方向に往復移動自在に設けら
    れた第二の移動テーブルと、この第二の移動テーブルと
    上記第一の移動テーブルとを連結した連結ロッドと、上
    記第二の移動テーブルの上面に、上記薄肉金属管の送り
    方向に亙る往復移動自在に設けられた第三の移動テーブ
    ルと、この第三の移動テーブルの上面に、上記薄肉金属
    管とほぼ同心に支持された支持ロッドと、上記薄肉金属
    管と同心に配置してこの支持ロッドの先端部に支持され
    た芯金とを備え、上記連結ロッドの長さ方向に亙る熱膨
    張量と上記支持ロッドの長さ方向に亙る熱膨張量とをほ
    ぼ同じにした薄肉金属管の切断装置。
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