JP3228726U - マスク首掛け具 - Google Patents
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Abstract
【課題】子供を対象とし装着したマスクを外してもマスクを清潔に維持でき、顔面に傷害の危険がなく、外したマスクの着用を意識しやすくするマスク首掛け具を提供するとともに、大人を対象としても、食事やジョギング等でマスクを外したいときに容易に即時に外せて、外したマスクを清潔に維持できるマスク首掛け具を提供する。【解決手段】使用状態から外したマスクを、手を加えずにそのまま首にかけることを可能にするマスク首掛け具1であって、首掛け可能な長さを有し、可撓性を有し、両端部に結び目をつくった紐体2a、2bと、紐体の両端部の結び目間で両端部のそれぞれの結び目近傍に挿通状態で連結された、らせんピッチをマスクの紐が挟入可能な間隔とし、かつマスクの紐をらせんに巻き付けることにより係止可能ならせんの巻き数を有する2つの螺旋体3と、を備える。【選択図】図1
Description
本考案は、マスク使用中に飲食等で一時的にマスクを外さなければならないときに、外したマスクを清潔に保持し、かつマスクのつけ忘れを発生しにくくするマスク首掛け具に関する。
飲食するときなどにマスクを一時的に外す場合はあるが、そのときにマスクを一般的には例えば机上に置いたり、衣服のポケットに入れたり、バックに入れたりしている。そして、飲食が済んだら机上に置いたり、衣服のポケットやカバンに入れたマスクを取り出してかけている。
特許文献1には、ゴム紐を耳に掛けることなくマスクの被覆本体を顔面に装着可能にするマスク用のホルダーであって、後方が開口する略U字形状のフレームから成り、該フレームは外圧に対して変形し易い可とう性と該変形から復元する弾性特性を有する素材を用いて全体が構成され、該全体の構成中には閉塞側の前方保持部と開口側の側面保持部を備える形状に湾曲して形成され、前記前方保持部は顔の前面に接触して前記フレームの前方側を保持し、前記側面保持部は左右の耳の下部近傍に接触して前記フレームの弾性特性により顔を挟持し、該フレームの耳側の端部近傍には前記ゴム紐を係止する係止部が設けられ、該係止部は前記マスクの被覆本体から前記ゴム紐を前記フレームに沿って耳の下方へ案内し、前記ゴム紐は前記係止部を介して前記被覆本体を前記フレームに引き付け、使用者の耳に前記ゴム紐の張力を働かせることなく前記マスクを顔面に装着可能にしたマスクホルダーが開示されている。
特許文献2には、人の鼻や口の呼吸部位を覆う通気性を有する被覆本体と、前記被覆本体の相対する側部に設けた紐状の耳掛け部材とからなるマスクにおいて、前記耳掛け部材の端部を挿通する孔が形成されて、その孔に耳掛け部材端部を挿通させた状態で耳掛け部材を眼鏡のフレームに係止するための係止部材を設けたマスクホルダーが開示されている。
マスクの一般的な使用方法の場合、マスクを外し机上に置くと特に子供の場合には、机上に置いたマスクを食べ物で汚したり、床面に落下させたりして衛生上の問題があった。また、飲食が終わったあとに、机上に置いたり机の中に入れたりしたマスクのことを忘れてマスクをかけずに活動することがあるという問題もあった。
また、大人の場合、マスクをして話をするとマスクの内側が少し湿った状態になるが、食事等で外したマスクをポケットに入れて保管すると、食事が終わってマスクをかけたときにマスクの内側が湿った状態のままで清潔感を感じられず気持ちが悪くなるという問題があった。
さらに、例えば、ジョギングやウォーキングの際に口元に汗をかいたり息苦しくなったときに、立ち止まって外したマスクを丸めてポケットにねじ込んだり、ウエストバックを開けて入れなければならないという煩わしさがあり、身体から汗が出たり体温が上がったりしてポケットに丸めて入れたマスクが不衛生になりやすいという問題があった。
特許文献1の発明は、マスクの紐を耳にかけず、弾力性を有する線状のフレームでマスクの紐を顔面に押し当ててマスクを顔面に装着する技術であるので、顔面に線状のフレームで左右の両側から強く押し当てることは、顔面に押した跡が残るという問題があり、また子供に使用するとフレームの両端の先端で顔面に傷害が発生する危険があるという問題があった。
特許文献2の考案は、マスクの左右の紐の輪をメガネの左右のフレームに挿通させて係止させるマスクホルダーであるが、メガネを使用しない人には適用できないという問題があり、飲食するときに口が露わになるようにマスクを下方に下げるときに勢いよく下げるとメガネも下方に強引に下げられ脱落するという問題があり、さらにマスクを口や鼻から外して下げ顎の下にもってきた状態でいるとメガネに対し下方に引っ張る力が増加するので耳が痛くなるという問題があった。
本考案はこうした問題に鑑み創案されたもので、子供を対象とした場合に装着したマスクを外してもマスクを清潔に維持でき、顔面に傷害の危険がなく、外したマスクの着用を意識しやすくするマスク首掛け具を提供するとともに、大人を対象とした場合も、食事やジョギング等でマスクを外したいときに容易に即時に外せて、外したマスクを清潔に維持できるマスク首掛け具を提供することを課題とする。
請求項1に記載のマスク首掛け具は、使用状態から外したマスクを、手を加えずにそのまま首にかけることを可能にするマスク首掛け具であって、首掛け可能な長さを有し、可撓性を有し、両端部に結び目をつくった紐体と、前記紐体の両端部の結び目間で該両端部のそれぞれの結び目近傍に挿通状態で連結された、らせんピッチをマスクの紐が挟入可能な間隔とし、かつ前記マスクの紐をらせんに巻き付けることにより係止可能ならせんの巻き数を有する2つの螺旋体と、を備えることを特徴とする。
請求項2に記載のマスク首掛け具は、請求項1において、前記螺旋体は、線材からなり、前記紐を巻き付け可能に前記線材をらせん状に形成されたらせん部と、前記螺旋体の一端側端部に前記紐体を挿通可能に前記線材をリング状に形成されたリング部と、を備えることを特徴とする。
本考案のマスク首掛け具は、子供を対象とした場合、子供がマスクを外しても空中で保持するのでマスクを清潔に維持でき、可撓性を有する紐体であるので顔面に傷害を与える危険がなく、首にかけたマスクは気に付きやすいのでマスクのかけ忘れを防止でき、マスクをどこに置いたかわからなくなるのを防止できるという効果を奏する。
子供は小学校への登校時や小学校からの下校時にもいろんな活動をするが、それらの活動中のマスクの着脱保管を容易にすることができ、帰宅の際にもマスクを探す煩わしさを解消させることができるという効果を奏する。
また、マスクの紐が挟入可能な間隔を有する螺旋体にマスクの紐を巻き付けるので、子供の指先の力でも容易に巻くことができ、らせんにマスクの紐を巻き付けるという遊び心で子供にとっては楽しく巻き付けることができ、子供が嫌がらずに巻き付けるという効果を奏する。
また、大人を含めてジョキング等の際に口元に汗をかいたり息苦しくなったときに即座に容易にマスクを外すことができ、外したマスクを丸め込むことなく拡げた状態で保管でき、マスクをかけたいときにウエストバックの中を探すことなく容易にかけられるという効果を奏する。
さらに、マスクをして話をしたりジョキングする等の際に口元に汗をかいたりして湿ったマスクを首にかけて空中で吊り下げて保管できるので、その湿った部分を短時間で乾燥させることができ、清潔に保管できるという効果を奏する。
さらに、マスク首掛け具は、紐体と螺旋体からなる簡易な構成であるので安価で製作することができ、前記螺旋体の両端部を丸みに形成することで安全に使用することができる。
本考案のマスク首掛け具1は、特に子供がマスク10を清潔に使用でき、子供のマスク10のかけ忘れを防止することとともに、大人向けも含めて外したマスクの一時的な保管を容易にしかつ清潔に保管できることを目的にしている。
本考案のマスク首掛け具1は、図1に示すように、使用状態から外したマスク10を、手を加えずにそのまま首にかけることを可能にするマスク首掛け具1であって、首掛け可能な長さを有し、可撓性を有し、両端部に結び目をつくった紐体2と、前記紐体2の両端部の結び目間で該両端部のそれぞれの結び目近傍に挿通状態で連結された、らせんピッチをマスク10の紐12が挟入可能な間隔とし、かつ前記マスク10の紐12をらせんに巻き付けることにより係止可能ならせんの巻き数を有する2つの螺旋体3と、を備える。
前記紐体2は、マスク10を外したときにマスク10を首に掛けられるようにするため首掛け可能な長さを有し、首回りに容易に掛けられるようにするため可撓性を有する材質が好ましい。前記材質としては、例えば、繊維ヒモ、革ヒモ、ゴムヒモ、合皮ヒモ、チェーンヒモなどがあり、可撓性を有する紐であれば前記例示にこだわらずいずれの材質でもよい。
また、前記紐体2の両端部には、前記螺旋体3のリング部5のリングに前記紐体2を挿通させた後に前記螺旋体3が抜けないように結び目をつくる。前記結び目の位置は、両端部の前記螺旋体3間の間隔を使用者20の使用しやすい長さに調整することができる。これにより、取り外したときに吊下げるマスク10の高さを、飲食時などを考慮して使用者20の使いやすい高さにすることができる。
また、紐体2は、図1や図2等に示すように、首回りに接する部分を幅広のストラップの紐体2aにし両端部近傍を細径の紐体2bの組み合わせの形態、又は、図示していないが全長に亘り細径の紐体2bの形態にすることもできる。紐体2の両端部近傍は螺旋体3のリング部5に挿通させるので細径の紐体2bを必要とするが、他の部位については、使用者20の好みにより前記形態にこだわらず、例えば網状帯等いかなる形態の紐体2であってもよい。紐体2の首回りに接する範囲を幅広にした方が首にマスクを安定した状態でかけているという実感を得ることができる。
前記螺旋体3は、図1又は図2に示すように、前記紐体2の両端部の結び目近傍にそれぞれ挿通状態で連結される。結び目のない前記紐体2の両端を前記螺旋体3のリング部5に挿通させた後に、前記螺旋体3が抜けないように前記紐体3の両端部にそれぞれ結び目をつくる。そして、図1〜図3のいずれかに示すように、前記螺旋体3は線材からなり、前記紐12を巻き付け可能に前記線材をらせん状に形成されたらせん部4が構成されている。
前記螺旋体3の線材の材質は、軽量で指などでは変形し難い硬さを有し、皮膚に炎症を起こしにくい材料であればよく、例えばABS樹脂、ポリプロピレン樹脂、EVA樹脂などのプラスチック、医療用ステンレス、チタン合金やマグネシウム合金、ジルコニウム、タンタル、金、銀、プラチナなどの非鉄金属などがある。
そして、前記らせん部4は、らせんピッチをマスク10の紐12が挟入可能な間隔とする。但し、前記らせんピッチが前記紐12の直径より大幅に大きすぎると、らせん部4に紐12を巻き付けにくくなる。
また、前記マスク10の紐12をらせんに巻き付けで係止可能ならせんの巻き数を有する。前記
らせん部4のらせんの巻き数は、図3(a)、(b)に示すように、例えば3巻きでもよく、前記マスク10の紐12を緩まないように巻き付けることができれば例示にこだわらずいずれの巻き数でもよい。
らせん部4のらせんの巻き数は、図3(a)、(b)に示すように、例えば3巻きでもよく、前記マスク10の紐12を緩まないように巻き付けることができれば例示にこだわらずいずれの巻き数でもよい。
また、前記螺旋体3の一端側端部は前記紐体2を挿通可能に前記線材をリング状に形成されたリング部5を構成する。前記リング状とは、図3(a)に示すような完全な輪7の状態だけでなく、前記紐体2がリング部5から抜けない間隙を有する輪状(図示なし)も含む。
前記リング部5の輪7の向きの形態は、図3(a)に示すように、らせん部4の端部の1巻きをらせん部4の軸方向に対して直角方向に曲げ、さらに輪7又は輪状のリング部5をほぼ該軸方向に向けて曲げた形態、あるいは、らせん部4の端部の1巻きをらせん部4の軸方向に対して直角方向に曲げ、さらに輪7又は輪状のリング部5を該軸方向にやや曲げた形態(図示なし)などがある。リング部5とらせん部4の端部と相対関係の形態は、前記紐体2を挿通させる方向Hからの紐体2を輪7に容易に挿通可能な形態であればよい。
前記紐体2を前記リング部5に挿通させた後に前記紐体2に結び目をつくって前記螺旋体3が抜けないようにする。また、前記リング部5の線材の先端は丸みの形状に形成する構成とする。これにより使用者20が前記先端に接触しても障害が発生することがない。
そして、前記螺旋体3の他端側端部6は、安全安心で、巻き付けた前記紐12を抜き取り可能な形状であればよい。例えば、図3(a)に示すように先端を丸くした形態、図3(b)に示すように先端に輪を形成した形態、あるいは、図3(c)に示すように先端形状を涙形にした形態でもよい。いずれの形態も先端に当たっても障害を発生し難くするという効果がある。これにより使用者20が前記先端に接触しても安全安心である。
次に、マスク10にマスク首掛け具1を装着した形態は、図2に示すように、前記螺旋体3の一端側のリング部5には紐体2が挿通され、前記らせん部4にはマスク10の紐12がしっかりと巻き付けられる。これにより、マスク10とマスク首掛け具1とは揺動されても分離しない連結状態となる。
そして、使用者20がマスク10使用時は、図4に示すように、マスク10を一般的な方法でかける。このときに、不使用状態の紐体2は可撓性を有するので、使用者20に傷害を与える懸念がなく、軽いので気にならない。
そして、飲食をするときやジョギングで口元に汗をかいてマスクを外したいときには、図5に示すように、紐12を耳から外しマスク本体11を口や鼻から外せば、あとは手をかけなくてマスク10は自然にマスク首掛け具1により首にかけた状態になる。また、マスク10をマスク首掛け具1により使用者は常時マスクを意識することになり、マスク10の着用を忘れにくくなる。そして、外したマスクは空中で保管されるので、唾や汗や息で湿った部分が乾きやすく清潔に保管することができる。
1 マスク首掛け具
2 紐体
3 螺旋体
4 らせん部
5 リング部
6 他端側端部
7 輪
10 マスク
11 マスク本体
12 ヒモ
20 使用者
H 方向
2 紐体
3 螺旋体
4 らせん部
5 リング部
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7 輪
10 マスク
11 マスク本体
12 ヒモ
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Claims (2)
- 使用状態から外したマスクを、手を加えずにそのまま首にかけることを可能にするマスク首掛け具であって、
首掛け可能な長さを有し、可撓性を有し、両端部に結び目をつくった紐体と、
前記紐体の両端部の結び目間で該両端部のそれぞれの結び目近傍に挿通状態で連結された、らせんピッチをマスクの紐が挟入可能な間隔とし、かつ前記マスクの紐をらせんに巻き付けることにより係止可能ならせんの巻き数を有する2つの螺旋体と、を備えることを特徴とするマスク首掛け具。 - 前記螺旋体は、線材からなり、前記紐を巻き付け可能に前記線材をらせん状に形成されたらせん部と、前記螺旋体の一端側端部に前記紐体を挿通可能に前記線材をリング状に形成されたリング部と、を備えることを特徴とする請求項1に記載のマスク首掛け具。
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JP2020003132U JP3228726U (ja) | 2020-07-28 | 2020-07-28 | マスク首掛け具 |
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JP2020003132U Expired - Fee Related JP3228726U (ja) | 2020-07-28 | 2020-07-28 | マスク首掛け具 |
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Cited By (3)
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KR102261079B1 (ko) * | 2020-10-29 | 2021-06-04 | 주식회사 디케이코리아 | 기능성 마스크 |
KR102275662B1 (ko) * | 2020-11-27 | 2021-07-08 | 최원태 | 마스크용 스트랩이 구비된 목걸이 |
KR102408555B1 (ko) * | 2020-12-21 | 2022-06-13 | 윤여근 | 마스크 목걸이줄 |
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2020
- 2020-07-28 JP JP2020003132U patent/JP3228726U/ja not_active Expired - Fee Related
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