JP3227909U - 待機者間又は物品間において一定の距離を維持するためのテープ - Google Patents
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Abstract
【課題】(イ)設営の際には、床面又は地面に、効率的に貼り付けることができるため、高い作業効率性を発揮でき、さらには、(ロ)長尺状のテープが誘導線としての効果を発揮し、かつ当該テープには待機すべき位置の表示が施されているために、待機者間又は物品間の適切な距離、設置すべき位置を容易に認識できる距離維持テープを提供する。【解決手段】距離維持テープ10は、粘着剤が塗布された粘着面11aおよび非粘着面11bを有する長尺状テープ本体11と、非粘着面11bに、一定間隔ごとに待機者又は物品の待機又は設置すべき位置を示す位置線12とを有する。【選択図】図1
Description
本考案は、待機者間又は物品間において一定の距離(一定間隔)を維持するためのテープ(距離維持テープ)に関し、より具体的には、待機者間又は物品間の適切な距離(例:ソーシャルディスタンス)を容易に認識できる距離維持テープに関する。
たとえば、イベント会場やスーパーマーケットの会計場所などでは、不特定多数の者が狭い空間で待機するため、待機者同士が密接な状態となることが多い。
そのため、インフルエンザウィルスやコロナウィルスなどによる各種感染症が蔓延している場合は、待機者間の物理的な距離を維持して、待機者間の濃厚接触を防ぐ必要がある。すなわち、待機者にソーシャルディスタンス(社会的距離)について注意喚起をするなど、感染防止のための配慮・対策が必要となる。
たとえば、非特許文献1では、床もしくは地面に貼り付けて使用するフロアサインが提案されている。このフロアサインは、「・・・m離れてお並びください」、「こちらでお待ちください」、「Stand Here」などの表示が印刷されており、待機者に待機すべき位置を認識させることができるとともに、一定の距離を維持することを喚起できる。
https://www.hansokukakou−navi.com/download/form/?d=socialdistancing
このようなフロアサインにおいては、待機者を待機させるべき位置を想定し、フロアサイン間の距離を測りながら、粘着テープなどを用いて、フロアサインを床に貼り付ける必要がある。そのため、特にイベント会場などで急な設営が求められる場合、設営者の負担も大きく、作業効率性に改善の余地があった。
また、フロアサインだけでは、待機者は待機すべき場所・位置や進行方向(進行すべき方向)を認識しづらいこともある。そのため、別途、誘導線や誘導するための案内矢印などを設けなければ、待機者が無秩序に待機することにもなりかねない。すなわち、却って、待機者間の濃厚接触が発生しやすくなることも考えられる。
このような従来の問題点を鑑みて、本考案者は、従来の技術について鋭意検討の結果、予め、粘着面を有する長尺状テープの非粘着面に、一定間隔ごとに待機者又は物品の待機又は設置すべき位置を示す位置線を設けておくことで、このような従来の問題点を解決できることを見出した。
すなわち、本考案は、(イ)床面又は地面に、効率的に貼り付けることができ(高い作業効率性を発揮でき)、(ロ)待機者間又は物品間の適切な距離、設置すべき位置、および待機者の進行方向を容易に認識できる、距離維持テープを提供することを目的とする。
本考案に係る距離維持テープは、粘着剤が塗布された粘着面(11a)および非粘着面(11b)を有する長尺状テープ本体(11)と、当該非粘着面(11b)に、一定間隔ごとに待機者又は物品の待機又は設置すべき位置を示す位置線(12)とを有することを特徴とする。
また、本考案に係る距離維持テープにおいては、前記位置線(12)上又はその近傍に、目的地点までの距離が表示されてなることが好ましい。
さらに、本考案に係る距離維持テープは、ロール状に巻かれてなることが好ましい。
本考案に係る距離維持テープによれば、(イ)設営の際には、床面又は地面に、効率的に貼り付けることができるため、高い作業効率性を発揮でき、さらには、(ロ)長尺状のテープが誘導線としての効果を発揮し、かつ当該テープには待機すべき位置の表示が施されているために、待機者間又は物品間の適切な距離、設置すべき位置、待機者の進行方向を容易に認識できるという、従来の技術には見られない効果を発揮できる。
以下、本考案に係る距離維持テープについて、図面を適宜参照しながら、詳細に説明する。
本考案に係る距離維持テープは、床面又は地面(以下、「フロア面」ともいう)に貼り付けて使用され、目的地点(例えば、会計場所、販売場所など)までに待機者(顧客)を、一定の待機者間距離を維持しながら誘導し、あるいは物品の設置位置を容易に認識できるという効果を発揮する。
図1(A)および(B)に示されるように、本考案に係る距離維持テープ10は、少なくとも、長尺状テープ本体11と位置線12とから構成されている。なお、必要に応じて、その他の構成や部材を有していてもよい。
長尺状テープ本体11は、図1(B)(断面図)に示されるように、粘着剤が塗布された粘着面11aを有する一方、その反対面は、特に粘着剤が塗布されていない非粘着面(11b)とを有する。ここで、粘着面11aは、本考案に係る距離維持テープをフロア面に貼り付ける機能を有するため、その機能を発揮する限り、粘着剤の種類は特に限定されない。たとえば、ゴム系粘着剤、アクリル系粘着剤、シリコーン系粘着剤など公知の粘着剤が使用される。
また、床面に貼り付けられた本考案に係る距離維持テープを剥離し撤去する際に、床面への糊残りがない又は糊残りを著しく低減できるという観点からは、粘着面11aの粘着力は、一般的に養生テープという名称で販売されている粘着テープの粘着力程度であることが好ましい。
また、床面に貼り付けられた本考案に係る距離維持テープを剥離し撤去する際に、床面への糊残りがない又は糊残りを著しく低減できるという観点からは、粘着面11aの粘着力は、一般的に養生テープという名称で販売されている粘着テープの粘着力程度であることが好ましい。
また、長尺状テープ本体11の材質も特に限定されるものではなく、一般的なテープ基材として使用されている材質のものであってもよい。たとえば、ポリプロピレンなどOPP材(オレフィン系基材)、クラフト紙、化学繊維布、塩化ビニル系基材などが挙げられる。これらの材質の表面(すなわち、非粘着面)は、耐水性や撥水性を付与する観点から、ラミネート処理されていることが好ましい。
長尺状テープ本体の色も特に限定されないが、待機者を効率よく誘導できるようにするという観点から、黄色など、待機者の注意を惹く色であることが好ましい。
非粘着面11bは、後述するように、位置線を設けることができる限り、特段の処理がなされている必要はないが、たとえば、撥水処理、防汚処理、防滑施工など、粘着テープの非接着面に施される一般的な表面処理がなされていてもよい。
また、付番12は、位置線を示す。当該位置線12は、長尺状テープ本体11の非粘着面11bに一定間隔ごとに施され、待機者又は物品の待機又は設置すべき位置を示す機能を有する。
ここで、位置線間の距離Mは、想定する待機者間又は物品間の距離に応じて適宜決定することができる。たとえば、コロナウィルスの感染症予防対策として使用する場合、距離Mは1〜3m程度になる。
位置線12は、長尺状テープ本体11の非粘着面11bに直接印刷されていてもよいし、別途、粘着層を有するシート材に印刷されたものが非粘着面11bに貼付されてなるものであってもよい。
また、位置線12や後述する距離表示13は、蛍光塗料、蓄光塗料あるいは反射塗料などを用いて印刷されたものが好ましい。たとえば、夜の屋外や暗い屋内であっても、位置線12や距離表示13が目立ちやすく、待機者間や物品間の距離を維持しやすいためである。
また、位置線12や後述する距離表示13は、蛍光塗料、蓄光塗料あるいは反射塗料などを用いて印刷されたものが好ましい。たとえば、夜の屋外や暗い屋内であっても、位置線12や距離表示13が目立ちやすく、待機者間や物品間の距離を維持しやすいためである。
また、位置線12は、適宜、待機者が待機位置として認識しやすいように、たとえば、待機者の注意を惹くような色調で、足型マークや「STAND HERE」などのメッセージが表示されていることが好ましい。また、進行方向を認識しやすくするために、進行方向を示す矢印などを表示することも好ましい。なお、夜の屋外や暗い屋内であっても認識しやすいという観点からは、前記メッセージや矢印は、蛍光塗料、蓄光塗料あるいは反射塗料などを用いて印刷されたものが好ましい。
図2に示されるように、目的地点までの距離を示す表示(距離表示)を表している目的地点(待機者が向かう場所、たとえば、会計場所、販売場所など)までの距離(通常、テープ本体の末端部(待機者の進行方向(図2の右側方向)の末端部)からの距離)が表示されてなる態様も好ましい。待機者が待機中にも、目的地点までの距離、さらには、目安として凡その待機時間が分かるためである。
付番13で示される距離表示は、位置線12の近傍に施されているが、位置線12上であってもよい。
なお、図2では、距離表示が2m間隔で設けられているが、この間隔は特に限定されず、本考案に係る距離維持テープの末端又はその近傍を0m地点として、たとえば、1m間隔の距離表示と、10cm間隔の距離表示を併記してもよい。特に、イベント会場などにおいて、物品(机、椅子など)を整列させるなどの設営作業の効率化を図ることができる。
付番13で示される距離表示は、位置線12の近傍に施されているが、位置線12上であってもよい。
なお、図2では、距離表示が2m間隔で設けられているが、この間隔は特に限定されず、本考案に係る距離維持テープの末端又はその近傍を0m地点として、たとえば、1m間隔の距離表示と、10cm間隔の距離表示を併記してもよい。特に、イベント会場などにおいて、物品(机、椅子など)を整列させるなどの設営作業の効率化を図ることができる。
また、設営の際の作業効率性を一層向上させることができるという観点からは、本考案に係る距離維持テープは、ロール状に巻かれてなることが好ましい。
通常、ロール状態において、粘着面11aが、非粘着面11bに張り付くことを防止するために、非粘着面11bに、背面処理剤などで剥離処理がなされている。ここで、背面処理剤(粘着テープ用背面処理剤)としては、公知の剥離剤(シリコーン系剥離剤や非シリコーン系剥離剤)が使用される。
また、本考案に係る距離維持テープをロール状で使用する場合、設営者の作業効率性向上の観点からは、テープカッターとともに使用されることが望ましい。
本考案によれば、(イ)設営の際には、床面又は地面に、効率的に貼り付けることができるため、高い作業効率性を発揮でき、さらには、(ロ)長尺状のテープが誘導線としての効果を発揮し、かつ当該テープには待機すべき位置の表示が施されているために、待機者間又は物品間の適切な距離、設置すべき位置および待機者の進行方向を容易に認識できる距離維持テープを提供することができる。
10:本考案に係る距離維持テープ
11:長尺状テープ本体
11a:粘着面
11b:非粘着面
12:位置線
13:距離表示
L:位置線12間の距離
11:長尺状テープ本体
11a:粘着面
11b:非粘着面
12:位置線
13:距離表示
L:位置線12間の距離
Claims (3)
- 粘着剤が塗布された粘着面(11a)および非粘着面(11b)を有する長尺状テープ本体(11)と、当該非粘着面(11b)に、一定間隔ごとに待機者又は物品の待機又は設置すべき位置を示す位置線(12)とを有する距離維持テープ。
- 前記位置線(12)上又はその近傍に、目的地点までの距離が表示されてなる請求項1に記載の距離維持テープ。
- ロール状に巻かれてなる請求項1又は2の距離維持テープ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020002396U JP3227909U (ja) | 2020-06-19 | 2020-06-19 | 待機者間又は物品間において一定の距離を維持するためのテープ |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2020002396U JP3227909U (ja) | 2020-06-19 | 2020-06-19 | 待機者間又は物品間において一定の距離を維持するためのテープ |
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JP3227909U true JP3227909U (ja) | 2020-09-24 |
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ID=72517751
Family Applications (1)
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JP2020002396U Active JP3227909U (ja) | 2020-06-19 | 2020-06-19 | 待機者間又は物品間において一定の距離を維持するためのテープ |
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JP (1) | JP3227909U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102020131380A1 (de) | 2020-11-26 | 2022-06-02 | Duometric Ag | Warteschlangen-System und Verfahren zum Betrieb eines Warteschlangen-Systems |
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2020
- 2020-06-19 JP JP2020002396U patent/JP3227909U/ja active Active
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DE102020131380A1 (de) | 2020-11-26 | 2022-06-02 | Duometric Ag | Warteschlangen-System und Verfahren zum Betrieb eines Warteschlangen-Systems |
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