JP3227821U - サイレント型ロック構造を有する木質フローリング - Google Patents

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Abstract

【課題】木質フローリングの微量の不均一な変形によって引き起こされる音の発生を効果的に回避できるサイレント型ロック構造を有する木質フローリングを提供する。
【解決手段】サイレント型ロック構造は、雄ほぞ構造と雌ほぞ構造とを含み、雄ほぞ構造が、雄ほぞ部110、雄ほぞ上端壁120、第一の面取り部130、雄ほぞ下端壁140、及び雄ほぞ凸部150を含み、雌ほぞ構造が、雌ほぞ部210、雌ほぞ上端壁220、第二の面取り部230、雌ほぞ下端壁240、及び、雄ほぞ凸部150と係合する雌ほぞ凹部250を含み、雄ほぞ上端壁120および、雌ほぞ上端壁220が、それぞれフローリング本体側に向かうにつれて絞るように傾斜して設けられて軸方向の切断面とは角度をなしており、雄ほぞ上端壁120と軸方向の切断面との間および、雌ほぞ上端壁220と軸方向の切断面との間は、それぞれ0.1°〜1°の鋭角夾角を有する。
【選択図】図1

Description

本考案は、木質フローリングのロック構造の技術分野に関し、特に、サイレント型ロック構造に関する。
ロック構造は、ソリッドウッドフローリング、複合フローリング、ラミネートフローリングの組立固定構造で広く使用されている。木質フローリングが乾燥収縮及び湿潤膨張の特性を有し、特に、ソリッドウッドフローリングの寸法変化率及び異方性が比較的大きいため、木質フローリングの大きさに微量の不均一な変形が生じると、それに応じてロック構造も変形することで、ユーザーが踏むと音が発生する。従来技術では、ロック構造の雄ほぞ構造と雌ほぞ構造にそれぞれサイレントフィルム(透明PVC又はPEフィルム)を被せて、その両者の木質材が接触しないようにすることで、音の発生問題を回避する。
しかしながら、サイレントフィルムを被せる方法は、効果的ではなく、依然として、音の発生問題を解決できない。
本考案は、上記の技術課題を克服することにより、ロック構造にサイレント効果を具備させるように、木質フローリングの微量の不均一な変形によって引き起こされる音の発生問題をより効果的に回避できるサイレント型ロック構造を提供する。
サイレント型ロック構造は、雄ほぞ構造と雌ほぞ構造とを含み、前記雄ほぞ構造が、雄ほぞ部、雄ほぞ上端壁、第一の面取り部、雄ほぞ下端壁、及び雄ほぞ凸部を含み、前記雌ほぞ構造が、雌ほぞ部、雌ほぞ上端壁、第二の面取り部、雌ほぞ下端壁、及び、前記雄ほぞ凸部と係合する雌ほぞ凹部を含み、前記雄ほぞ上端壁が、フローリング本体側に向かうにつれて絞るように傾斜して設けられて軸方向の切断面とは角度をなしており、前記雌ほぞ上端壁が、フローリング本体側に向かうにつれて絞るように傾斜して設けられて軸方向の切断面とは角度をなしており、前記雄ほぞ上端壁と軸方向の切断面との間は、0.1°〜1°の鋭角夾角を有し、前記雌ほぞ上端壁と軸方向の切断面との間は、0.1°〜1°の鋭角夾角を有する。
本願の考案者は、長期にわたる実践と研究の結果、ロック構造に音が発生する実際の理由としては、雄ほぞ部の構造が接合ギャップに露出されるのを避けて、美観効果を達成するために、雄ほぞ上端壁及び雌ほぞ上端壁が共に、フローリング本体側に向かうにつれて絞って傾けるように設計されており、その両者と軸方向の切断面との間の角度が約2°〜3°であり、雄ほぞ上端壁と第一の面取り部との間、及び、雌ほぞ上端壁と第二の面取り部との間に一対の曲がり部が形成されており、膨張過程において、一対の曲がり部が接触する(面接触を形成する)ことにより、踏んだときにきしみ音が発生するためであることを見出した。
さらに、考案者は、雄ほぞ構造、雌ほぞ構造にそれぞれサイレントフィルムを被せても、ロック構造の音の発生問題が解決できない主な原因は、次の通りであることを発見した。即ち、サイレントフィルムを貼り付ける場合、第一の面取り部、第二の面取り部の面積が小さすぎるから、貼付後に剥がれやすくなり、サイレントフィルム全体の貼付効果や美観に影響を及ぼすため、実際の生産操作において、サイレントフィルム全体の貼付強度及び効果が保証されるように、サイレントフィルムが、第一の面取り部、第二の面取り部(即ち、曲がり部)よりも約2〜5mm低い位置に貼り付けられる。傾斜して設けられた雄ほぞ上端壁と雌ほぞ上端壁との間に三角状の空洞が形成されており、サイレントフィルムの厚さが約0.08mm〜0.1mmであり、そのため、両側のサイレントフィルムが、実際に、雄ほぞ上端壁、雌ほぞ上端壁によって形成された空洞内に位置することになる。サイレントフィルムの貼り付けによって、膨張時に一対の曲がり部の接触を防ぐことができなく、ひいては、サイレント効果を果たすこともできない。
本考案において、上記構造によれば、雄ほぞ上端壁と軸方向の切断面との間の角度(即ち、雄ほぞ上端壁の傾斜角度)、雌ほぞ上端壁と軸方向の切断面との間の角度(即ち、雌ほぞ上端壁の傾斜角度)を減少することにより、雄ほぞ上端壁と、雌ほぞ上端壁との間に極めて小さな空洞しか形成されず、サイレントフィルムが雄ほぞ構造と雌ほぞ構造の表面に貼り付けられると、両側のサイレントフィルムの厚さが雄ほぞ上端壁と雌ほぞ上端壁との間で間隔を空けるように支持することにより、木質フローリングの膨張時に一対の曲がり部が接触するのを防ぎ、音の発生問題を回避することができる。
好ましい技術案として、前記雄ほぞ上端壁と軸方向の切断面との間は、0.2°〜0.5°の鋭角夾角を有し、前記雌ほぞ上端壁と軸方向の切断面との間は、0.2°〜0.5°の鋭角夾角を有する。
好ましい技術案として、前記雄ほぞ上端壁と軸方向の切断面との間に形成された角度が、前記雌ほぞ上端壁と軸方向の切断面との間に形成された角度に等しい。
好ましい技術案として、前記雄ほぞ上端壁の高さが5.7mm〜5.9mmであり、前記雌ほぞ上端壁の高さが5.6mm〜5.8mmである。
好ましい技術案として、前記雄ほぞ凸部が、第一の凸部側面と、第二の凸部側面と、凸部頂面とを含み、前記雌ほぞ凹部が、前記第一の凸部側面、前記第二の凸部側面及び前記凸部頂面にそれぞれ合致する、第一の凹部側面、第二の凹部側面及び凹部底面を含み、組立後、前記第二の凸部側面が前記第二の凹部側面に当接し、前記第一の凸部側面と前記第一の凹部側面との間は、0mm〜0.2mmの隙間を有する。
好ましい技術案として、前記第一の凸部側面が前記第一の凹部側面に当接する。
従来技術では、湿気の多い環境で木質フローリングにおける雌ほぞ凹部が雄ほぞ凸部を押して雄ほぞ凸部を持ち上げることによるロック解除を回避するために、第一の凸部側面と第一の凹部側面に比較的大きな隙間が予めに確保されており、これが、ロック構造の踏み音の発生の一因になる。本技術案において、第一の凸部側面と第一の凹部側面との間に予め確保された隙間を比較的小さな隙間にするか、または隙間なし(当接して合わさるよう)に設けることにより、音をより効果的に回避できる。
好ましい技術案として、前記雄ほぞ構造が、前記雄ほぞ部の前縁上部に形成された前縁凸部をさらに含み、前記雌ほぞ構造が、前記雌ほぞ部の内頂面に形成された内縁凹部をさらに含み、且つ、前記内縁凹部が前記前縁凸部と係合する。
従来技術のロック構造では、雄ほぞ部の下底面に雄ほぞ凸部が形成され、雌ほぞ部の内底面に雌ほぞ凹部が開設されており、両者の合わさりによって、ロックが実現される。しかしながら、組み立てを容易にするために、雌ほぞ凹部が、両側に傾斜した溝壁を備えた逆台形凹溝として設計されており、雄ほぞ凸部が、雌ほぞ凹部の形状に合わさる形状を有する。
長期にわたる実践と研究により、本願の考案者は、木質フローリングが乾燥した環境で収縮するとき、隣接する2つのフロアブロックが互いに離れるように反対側に移動し、また、雄ほぞ凸部の第二の凸部側面と雌ほぞ凹部の第二の凹部側面との間の当接作用により、雄ほぞ凸部の第二の凸部側面が雌ほぞ凹部の第二の凹部側面に沿って斜め上方にスライドし、最終的にロック構造が解除されてしまう一方で、木質フローリングが湿気の多い環境で膨張するとき、逆台形の凹溝形状をなす雌ほぞ凹部が雄ほぞ凸部を押して雄ほぞ凸部を持ち上げ、最終的にロック構造が解除されてしまうことを見出した。そこで、従来技術において、雄ほぞ上端壁と雌ほぞ上端壁との間の隙間をさらに減小することしかできず、これにより、一対の曲がり部が極めて接触しやすくなり、音の発生問題が引き起こる。
本考案において、上記構造によれば、木質フローリングが乾燥した環境で収縮するとき、雄ほぞ凸部の第二の凸部側面が雌ほぞ凹部の第二の凹部側面に沿って斜め上方にスライドする傾向が生じ、又は、木質フローリングが湿気の多い環境で膨張するとき、雌ほぞ凹部が雄ほぞ凸部を押して雄ほぞ凸部を持ち上げ、前縁凸部と内縁凹部との合わさり、及び、雄ほぞ凸部と雌ほぞ凹部との合わさりによって、前縁凸部が内縁凹部に当接し、雄ほぞ構造が雌ほぞ構造から抜け出るのが回避される。従って、本技術案のロック構造によるロックの安定性は、雄ほぞ上端壁と雌ほぞ上端壁との間の締まりばめに依存しないため、雄ほぞ上端壁と雌ほぞ上端壁との間の隙間をある程度増やし、音の発生をさらに回避することができる。
好ましい技術案として、前記前縁凸部の凸起高さが0.45mm〜0.75mmである。
好ましい技術案として、前記雄ほぞ上端壁と前記雌ほぞ上端壁との間の隙間が最小となる箇所では、0〜0.2mmの隙間を有する。
本願の一部を構成する図面は、本考案のさらなる理解を提供するために使用され、本考案の例示的な実施例及びその説明は、本考案を解釈するために使用され、本考案に対する不適切な制限にならない。
本考案の実施例によるサイレント型ロック構造の模式図である。 図1のA箇所の部分拡大図である。 図1のB箇所の部分拡大図である。 本考案の実施例によるサイレント型ロック構造の他の模式図である。
以下、図面及び実施例を参照しながら、本考案を詳しく説明する。
[実施例]
図1、図2に示すサイレント型ロック構造を参照すると、サイレント型ロック構造は、雄ほぞ構造と雌ほぞ構造とを含み、雄ほぞ構造が、雄ほぞ部110と、雄ほぞ上端壁120と、第一の面取り部130と、雄ほぞ下端壁140と、雄ほぞ凸部150とを含み、雌ほぞ構造が、雌ほぞ部210と、雌ほぞ上端壁220と、第二の面取り部230と、雌ほぞ下端壁240と、雄ほぞ凸部150と係合する雌ほぞ凹部250とを含み、雄ほぞ上端壁120が、フローリング本体側に向かうにつれて絞るように傾斜して設けられて軸方向の切断面とは角度をなしており、雌ほぞ上端壁220が、フローリング本体側に向かうにつれて絞るように傾斜して設けられて軸方向の切断面とは角度をなしており、雄ほぞ上端壁120と軸方向の切断面との間は、0.1°〜1°の鋭角夾角αを有し、雌ほぞ上端壁220と軸方向の切断面との間は、0.1°〜1°の鋭角夾角βを有する。
好ましくは、雄ほぞ上端壁120と軸方向の切断面との間は、0.2°〜0.5°の鋭角夾角αを有し、雌ほぞ上端壁220と軸方向の切断面との間は、0.2°〜0.5°の鋭角夾角βを有し、且つ、雄ほぞ上端壁120と軸方向の切断面との間に形成された角度αが、雌ほぞ上端壁220と軸方向の切断面との間に形成された角度βに等しい。本実施例において、鋭角夾角αが0.5°であり、鋭角夾角βが0.5°である。
雄ほぞ上端壁120の高さが5.7mm〜5.9mmであり、雌ほぞ上端壁220の高さが5.6mm〜5.8mmであり、特に、雄ほぞ上端壁120の高さが、雌ほぞ上端壁220の高さと0.1mmの差があり、即ち、雄ほぞ部110の上面と雌ほぞ部の内頂面との間は、0.1mmの隙間を有する。
図3を参照すると、雄ほぞ凸部150が、第一の凸部側面151と、第二の凸部側面152と、凸部頂面153とを含み、雌ほぞ凹部250が、第一の凸部側面151、第二の凸部側面152、及び凸部頂面153とそれぞれ合致する、第一の凹部側面251、第二の凹部側面252、及び凹部底面253を含み、組立後、第二の凸部側面152が第二の凹部側面252に当接し、第一の凸部側面151と第一の凹部側面251との間は、0mm〜0.2mmの隙間を有する。好ましくは、第一の凸部側面151が第一の凹部側面251に当接する。
その他のいくつかの好ましい実施形態において、雄ほぞ構造が、雄ほぞ部110の前縁上部に形成された前縁凸部160をさらに含み、雌ほぞ構造が、雌ほぞ部210の内頂面に形成された内縁凹部260をさらに含み、且つ、内縁凹部260が前縁凸部160と係合する。具体的に、前縁凸部160の凸起高さが0.45mm〜0.75mm(好ましくは0.6mm)である。このとき、雄ほぞ上端壁120と雌ほぞ上端壁220との間の隙間が最小となる箇所では、0〜0.2mm(好ましくは0.1mm)の隙間を有する。
本考案の実施例において、雄ほぞ構造及び雌ほぞ構造は、いずれも木質フローリング用ブランクの四辺側で成形フライスすることにより作製されたものである。
上記の説明は、本考案の好ましい実施例に過ぎず、本考案を制限することを意図するものではなく、当業者にとって、本考案は、様々な変更およびバリエーションを有し得る。本考案の精神及び原則の範囲内で行われた如何なる修正、均等的置換、改善等は、本考案の保護範囲に含まれるものとする。
110…雄ほぞ部、120…雄ほぞ上端壁、130…第一の面取り部、140…雄ほぞ下端壁、150…雄ほぞ凸部、160…前縁凸部、210…雌ほぞ部、220…雌ほぞ上端壁、230…第二の面取り部、240…雌ほぞ下端壁、250…雌ほぞ凹部、260…内縁凹部、151…第一の凸部側面、152…第二の凸部側面、153…凸部頂面、251…第一の凹部側面、252…第二の凹部側面、253…凹部底面、300…サイレントフィルム。
本考案は、木質フローリングのロック構造の技術分野に関し、特に、サイレント型ロック構造を有する木質フローリングに関する。
本考案は、上記の技術課題を克服することにより、ロック構造にサイレント効果を具備させるように、木質フローリングの微量の不均一な変形によって引き起こされる音の発生問題をより効果的に回避できるサイレント型ロック構造を有する木質フローリングを提供する。
サイレント型ロック構造を有する木質フローリングは、雄ほぞ構造と雌ほぞ構造とを含み、前記雄ほぞ構造が、雄ほぞ部、雄ほぞ上端壁、第一の面取り部、雄ほぞ下端壁、及び雄ほぞ凸部を含み、前記雌ほぞ構造が、雌ほぞ部、雌ほぞ上端壁、第二の面取り部、雌ほぞ下端壁、及び、前記雄ほぞ凸部と係合する雌ほぞ凹部を含み、前記雄ほぞ上端壁が、フローリング本体側に向かうにつれて絞るように傾斜して設けられて軸方向の切断面とは角度をなしており、前記雌ほぞ上端壁が、フローリング本体側に向かうにつれて絞るように傾斜して設けられて軸方向の切断面とは角度をなしており、前記雄ほぞ上端壁と軸方向の切断面との間は、0.1°〜1°の鋭角夾角を有し、前記雌ほぞ上端壁と軸方向の切断面との間は、0.1°〜1°の鋭角夾角を有する。
本考案において、上記構造を有する木質フローリングによれば、雄ほぞ上端壁と軸方向の切断面との間の角度(即ち、雄ほぞ上端壁の傾斜角度)、雌ほぞ上端壁と軸方向の切断面との間の角度(即ち、雌ほぞ上端壁の傾斜角度)を減少することにより、雄ほぞ上端壁と、雌ほぞ上端壁との間に極めて小さな空洞しか形成されず、サイレントフィルムが雄ほぞ構造と雌ほぞ構造の表面に貼り付けられると、両側のサイレントフィルムの厚さが雄ほぞ上端壁と雌ほぞ上端壁との間で間隔を空けるように支持することにより、木質フローリングの膨張時に一対の曲がり部が接触するのを防ぎ、音の発生問題を回避することができる。
本考案において、上記構造を有する木質フローリングによれば、木質フローリングが乾燥した環境で収縮するとき、雄ほぞ凸部の第二の凸部側面が雌ほぞ凹部の第二の凹部側面に沿って斜め上方にスライドする傾向が生じ、又は、木質フローリングが湿気の多い環境で膨張するとき、雌ほぞ凹部が雄ほぞ凸部を押して雄ほぞ凸部を持ち上げ、前縁凸部と内縁凹部との合わさり、及び、雄ほぞ凸部と雌ほぞ凹部との合わさりによって、前縁凸部が内縁凹部に当接し、雄ほぞ構造が雌ほぞ構造から抜け出るのが回避される。従って、本技術案のロック構造によるロックの安定性は、雄ほぞ上端壁と雌ほぞ上端壁との間の締まりばめに依存しないため、雄ほぞ上端壁と雌ほぞ上端壁との間の隙間をある程度増やし、音の発生をさらに回避することができる。
本願の一部を構成する図面は、本考案のさらなる理解を提供するために使用され、本考案の例示的な実施例及びその説明は、本考案を解釈するために使用され、本考案に対する不適切な制限にならない。
本考案の実施例によるサイレント型ロック構造を有する木質フローリングの模式図である。 図1のA箇所の部分拡大図である。 図1のB箇所の部分拡大図である。 本考案の実施例によるサイレント型ロック構造を有する木質フローリングの他の模式図である。
以下、図面及び実施例を参照しながら、本考案を詳しく説明する。
[実施例]
図1、図2を参照すると、サイレント型ロック構造を有する木質フローリングは、雄ほぞ構造と雌ほぞ構造とを含み、雄ほぞ構造が、雄ほぞ部110と、雄ほぞ上端壁120と、第一の面取り部130と、雄ほぞ下端壁140と、雄ほぞ凸部150とを含み、雌ほぞ構造が、雌ほぞ部210と、雌ほぞ上端壁220と、第二の面取り部230と、雌ほぞ下端壁240と、雄ほぞ凸部150と係合する雌ほぞ凹部250とを含み、雄ほぞ上端壁120が、フローリング本体側に向かうにつれて絞るように傾斜して設けられて軸方向の切断面とは角度をなしており、雌ほぞ上端壁220が、フローリング本体側に向かうにつれて絞るように傾斜して設けられて軸方向の切断面とは角度をなしており、雄ほぞ上端壁120と軸方向の切断面との間は、0.1°〜1°の鋭角夾角αを有し、雌ほぞ上端壁220と軸方向の切断面との間は、0.1°〜1°の鋭角夾角βを有する。

Claims (9)

  1. 雄ほぞ構造と雌ほぞ構造とを含み、前記雄ほぞ構造が、雄ほぞ部(110)、雄ほぞ上端壁(120)、第一の面取り部(130)、雄ほぞ下端壁(140)、及び雄ほぞ凸部(150)を含み、前記雌ほぞ構造が、雌ほぞ部(210)、雌ほぞ上端壁(220)、第二の面取り部(230)、雌ほぞ下端壁(240)、及び前記雄ほぞ凸部(150)と係合する雌ほぞ凹部(250)を含み、前記雄ほぞ上端壁(120)が、フローリング本体側に向かうにつれて絞るように傾斜して設けられて軸方向の切断面とは角度をなしており、前記雌ほぞ上端壁(220)が、フローリング本体側に向かうにつれて絞るように傾斜して設けられて軸方向の切断面とは角度をなしている、サイレント型ロック構造であって、
    前記雄ほぞ上端壁(120)と軸方向の切断面との間は、0.1°〜1°の鋭角夾角を有し、前記雌ほぞ上端壁(220)と軸方向の切断面との間は、0.1°〜1°の鋭角夾角を有する、
    ことを特徴とするサイレント型ロック構造。
  2. 前記雄ほぞ上端壁(120)と軸方向の切断面との間は、0.2°〜0.5°の鋭角夾角を有し、前記雌ほぞ上端壁(220)と軸方向の切断面との間は、0.2°〜0.5°の鋭角夾角を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のサイレント型ロック構造。
  3. 前記雄ほぞ上端壁(120)と軸方向の切断面との間に形成された角度が、前記雌ほぞ上端壁(220)と軸方向の切断面との間に形成された角度に等しい、
    ことを特徴とする請求項1に記載のサイレント型ロック構造。
  4. 前記雄ほぞ上端壁(120)の高さが5.7mm〜5.9mmであり、前記雌ほぞ上端壁(220)の高さが5.6mm〜5.8mmである、
    ことを特徴とする請求項1、2又は3のいずれか一項に記載のサイレント型ロック構造。
  5. 前記雄ほぞ凸部(150)が、第一の凸部側面(151)、第二の凸部側面(152)及び凸部頂面(153)を含み、前記雌ほぞ凹部(250)が、前記第一の凸部側面(151)、前記第二の凸部側面(152)、及び前記凸部頂面(153)にそれぞれ合致する、第一の凹部側面(251)、第二の凹部側面(252)及び凹部底面(253)を含み、組立後、前記第二の凸部側面(152)が前記第二の凹部側面(252)に当接し、前記第一の凸部側面(151)と前記第一の凹部側面(251)との間は、0mm〜0.2mmの隙間を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のサイレント型ロック構造。
  6. 前記第一の凸部側面(151)が前記第一の凹部側面(251)に当接する、
    ことを特徴とする請求項5に記載のサイレント型ロック構造。
  7. 前記雄ほぞ構造が、前記雄ほぞ部(110)の前縁上部に形成された前縁凸部(160)をさらに含み、前記雌ほぞ構造が、前記雌ほぞ部(210)の内頂面に形成された内縁凹部(260)をさらに含み、且つ、前記内縁凹部(260)が前記前縁凸部(160)と係合する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のサイレント型ロック構造。
  8. 前記前縁凸部(160)の凸起高さが0.45mm〜0.75mmである、
    ことを特徴とする請求項7に記載のサイレント型ロック構造。
  9. 前記雄ほぞ上端壁(120)と前記雌ほぞ上端壁(220)との間の隙間が最小となる箇所では、0〜0.2mmの隙間を有する、
    ことを特徴とする請求項7に記載のサイレント型ロック構造。
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