JP3227662U - マスク及びマスク用機能補助シート体 - Google Patents
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Abstract
【課題】有害物質を吸着する機能を向上させたマスクと、吸着機能を向上させるためにマスクに装着される機能補助シート体とを提供する。
【解決手段】マスクは、有害物質を吸着する吸着機能を有する又は複数のフィルター部4を含んでおり、使用者の鼻及び口を覆うように配置されるマスク本体2と、マスク本体2の左右側部に夫々設けられる左右一対の耳掛け部と、を備えており、マスク本体2は、使用者が吸う空気を浄化するための麦飯石粉末7を含んでいる。機能補助シート体は、マスクの機能を補助するためにマスクに装着され、マスクの使用者が吸う空気を浄化するための麦飯石粉末7を含むシート本体と、シート本体の一方の主面において、シート本体の縁に沿って設けられた接着層と、接着層に剥離可能に接着される剥離シートとを含む。
【選択図】図2
【解決手段】マスクは、有害物質を吸着する吸着機能を有する又は複数のフィルター部4を含んでおり、使用者の鼻及び口を覆うように配置されるマスク本体2と、マスク本体2の左右側部に夫々設けられる左右一対の耳掛け部と、を備えており、マスク本体2は、使用者が吸う空気を浄化するための麦飯石粉末7を含んでいる。機能補助シート体は、マスクの機能を補助するためにマスクに装着され、マスクの使用者が吸う空気を浄化するための麦飯石粉末7を含むシート本体と、シート本体の一方の主面において、シート本体の縁に沿って設けられた接着層と、接着層に剥離可能に接着される剥離シートとを含む。
【選択図】図2
Description
本考案は、ウイルス、細菌、花粉、ハウスダストなどの有害物質から人体を保護するためのマスクと、マスクに装着されてその機能を補助するマスク用機能補助シート体とに関する。
空気中に浮遊するウイルス、細菌、花粉、及びハウスダストや、ウイルス及び/又は細菌を含む飛沫から人体を保護するために、マスクが広く使用されている。このような用途で使用される一般的なマスクは、ウイルス等の有害物質を吸着する吸着機能を有するシート状のフィルターと、当該フィルターを挟むように配置された不織布シートとを備えるマスク本体を有している(特許文献1参照)。
このようなマスクにおいて、吸着機能の向上は恒常的な課題である。本考案は、吸収機能を向上させたマスクと、吸収機能を向上させるためにマスクに装着される機能補助シート体とに関する。
本考案のマスクは、有害物質を吸着する吸着機能を有する1又は複数のフィルター部を含んでおり、使用者の鼻及び口を覆うように配置されるマスク本体と、前記マスク本体の左右側部に夫々設けられる左右一対の耳掛け部と、を備えており、前記マスク本体は、前記使用者が吸う空気を浄化するための麦飯石粉末又は麦飯石セラミックスを含んでいる。
本考案のマスクでは、前記1又は複数のフィルター部はシート状に形成されて、且つ一対の通気性シートに挟まれており、前記一対の通気性シートの少なくとも何れかに前記麦飯石粉末が付着又は担持されてよい。
本考案のマスクでは、前記一対の通気性シートの少なくとも何れかにおける前記1又は複数のフィルター部側に向いた面に、前記麦飯石粉末が付着されてよい。
本考案のマスクでは、前記一対の通気性シートの少なくとも何れかに塗布された半固形物を介して前記麦飯石粉末が前記一対の通気性シートに付着してよく、又は、前記麦飯石粉末を分散させた半固形物が前記一対の通気性シートの少なくとも何れかに塗布されてよい。
本考案のマスクでは、前記1又は複数のフィルター部は、前記麦飯石粉末が付着又は担持されているフィルター部、或いは、前記麦飯石セラミックを備えるフィルター部を含んでよい。前記1又は複数のフィルター部は、前記マスク本体のフィルター保持部に着脱自在に配置されており、前記フィルター保持部には、前記フィルター保持部に配置された前記1又は複数のフィルター部を支持する通気性を有する蓋体が着脱自在に設けられてよい。
本考案のマスクでは、前記マスク本体は、抗菌及び/又は抗ウイルス作用を有する金属粉末、抗菌及び/又は抗ウイルス作用を有する光触媒粉末、及び/又は、前記金属粉末と前記光触媒粉末の混合物を更に含んでよい。
本考案のマスク用機能補助シート体は、マスクの機能を補助するために前記マスクに装着されるマスク用機能補助シート体であって、前記マスクの使用者が吸う空気を浄化するための麦飯石粉末又は麦飯石セラミックスを含んでおり、通気性を有するシート本体を含んでいる。
本考案のマスク用機能補助シート体は、前記シート本体の一方の主面において、前記シート本体の縁に沿って設けられた接着層と、前記接着層に剥離可能に接着されて、前記一方の主面を覆うように配置される剥離シートと、を含んでよい。
本考案のマスク用機能補助シート体では、前記麦飯石粉末は、前記一方の主面における前記接着層を除いた領域に付着していてよい。本考案のマスク用機能補助シート体では、前記一方の主面に塗布された半固形物を介して前記麦飯石粉末が前記シート本体に付着してよく、又は、前記麦飯石粉末を分散させた半固形物が前記一方の主面に塗布されてよい。
本考案のマスク用機能補助シート体では、前記シート本体は、抗菌及び/又は抗ウイルス作用を有する金属粉末、抗菌及び/又は抗ウイルス作用を有する光触媒粉末、及び/又は、前記金属粉末と前記光触媒粉末の混合物を更に含んでよい。
本考案によれば、麦飯石が有する吸着作用により、マスクの吸着機能を向上させることができ、マスクの使用者が吸う空気の浄化が促進される。また、本考案のマスク用機能補助シート体を既存のマスクに装着することで、既存のマスクの吸着機能を向上させることができる。
以下、本考案について、図を用いて説明する。図1は、本考案の第1実施形態であるマスク1を示す正面図である。マスク1は、ウイルス、細菌、花粉、ハウスダストなどの物質から使用者を保護するために用いられるものであって、使用者の鼻及び口を覆うように配置されるマスク本体2と、マスク本体2の左右側部に夫々設けられる左右一対の耳掛け部3a,3bと含んでいる。図2は、マスク本体2の分解斜視図である。
マスク本体2は、ウイルス等の有害物質を吸着する吸着機能を有するシート状のフィルター部4と、フィルター部4を挟むように配置される第1通気性シート5及び第2通気性シート6とを含んでいる。マスク本体2には、図1に示すように、着用時に使用者の顔に沿うようにマスク本体2を変形可能とする複数のプリーツ21が形成されている。
第1通気性シート5及び第2通気性シート6は、マスク用に使用されている公知のシート用材料で形成されてよく、例えば不織布で形成されてよい。不織布としては、コットン、レーヨン、ポリエステル、ポリプロピレン等の繊維を、又はこれらのような複数種類の繊維の混紡したものを、接着剤等や熱プレスなどでシート状にしたものが使用でき、より具体的にはスパンボンド不織布やポイントボンド不織布などが使用され得る。不織布以外にも、和紙、ガーゼなどが通気性シート5,6の材料として使用されてよい。
フィルター部4は、マスク用に使用されている公知のフィルター用材料で形成されてよく、有害物質を吸着する吸着機能を有している。例えば、フィルター部4としては、通気性シート5,6よりも目の細かい極細繊維不織布が使用されてよく、より具体的には、ポリウレタン樹脂を用いたメルトブロー不織布が使用されてよい。
本考案のマスク1の特徴は、マスク本体2が、使用者が吸う空気を浄化するために麦飯石粉末7を含んでいることである。麦飯石は、二酸化ケイ素、酸化アルミニウム、酸化第二鉄、酸化マグネシウム、酸化ナトリウム、酸化カリウム、酸化カルシウム、酸化チタン、五酸化二リンを含む花崗斑岩又は石英斑岩の1種である。麦飯石は多孔質であって吸着力が強く、抗菌効果に優れていることが知られている。
本実施形態では、麦飯石粉末7は、マスク本体2において外側に配置される第1通気性シート5に含められる。より具体的には、マスク1の製造工程において、図2に示すように、第1通気性シート5の裏面、即ち、フィルター部4側に向いた面に麦飯石粉末7が付着される。麦飯石粉末7の粒径は、例えば100〜300メッシュとされる。第1通気性シート5に麦飯石粉末7を振り掛けると、第1通気性シート5の細孔や隙間に入り込むことで、(振り掛けた麦飯石粉末7の全てではないが)第1通気性シート5の若干の変形では脱離しない程度に麦飯石粉末7が第1通気性シート5に付着する。麦飯石粉末7の第1通気性シート5への付着を補助するために、第1通気性シート5の裏面に接着剤を噴霧した後に、麦飯石粉末7が、第1通気性シート5の裏面に振り掛けられてよい。なお、麦飯石粉末7は、第1通気性シート5の縁部を避けて付着される。
マスク1の製造工程においては、第1通気性シート5に麦飯石粉末7を付着させた後、第1通気性シート5の縁部、フィルター部4の縁部及び第2通気性シート6の縁部が熱溶着等の手段を用いて接合される。その後、プリーツ21を形成するように、第1通気性シート5、フィルター部4、及び第2通気性シート6が折られる。その後、第1通気性シート5の両端に耳掛け部3a,3bの端部が配置され、その上から第1通気性シート5の両端に帯体51(図1参照)が夫々配置される。これら帯体51が、耳掛け部3a,3bの端部と、第1通気性シート5と熱溶着等の手段を用いて接合されることでマスク1が完成する。
第1通気性シート5に麦飯石粉末7を担持させることで、第1通気性シート5に麦飯石粉末7が含められてよい。例えば、第1通気性シート5の製造工程において、第1通気性シート5を構成する繊維等の構成要素と麦飯石粉末7とが混合されてよく、当該構成要素が麦飯石粉末の粒子を含むように形成されてよい。
図3に示すように、麦飯石粉末7は、半固形物71を利用して第1通気性シート5に含められてよい。半固形物71は、例えば、ワセリンなどの軟膏の基剤として使用されている材料であってよい。第1通気性シート5に半固形物を塗布し、その後、麦飯石粉末7が第1通気性シート5に振り掛けられてよく、或いは、麦飯石粉末7を分散させた半固形物71が第1通気性シート5に塗布されてよい。なお、マスク1の機能を損なわないように、使用される半固形物71の量はできるだけ少なくされることが好ましい。
上記の実施形態では、第1通気性シート5に麦飯石粉末7が含められているが、第1通気性シート5に代えて、或いは、第1通気性シート5に加えて、上記のように第2通気性シート6に麦飯石粉末7が含められてよい。上記の実施形態では、第1通気性シート5及び第2通気性シート6は別々のシートであるが、一枚のシートを折ることで、第1通気性シート5及び第2通気性シート6が構成されてよく、その場合、麦飯石粉末7が担持された一枚のシートが用いられてよい。
マスク1のフィルター部4に麦飯石粉末7が含められてもよい。また、図4に示すように、マスク1は、複数枚のフィルター部41,42を備えてよく(図4では2枚のフィルター部41,42)、その中に麦飯石粉末7を含む1又は複数のフィルター部41が含められてよい。
図5は、本発明の更なる実施形態のマスク1の斜視図である(図5において、先の実施形態に対応する構成要素には先と同じ符号を付ける)。マスク1は、椀状に形成されており、可撓性を有する顔当て部22を有するマスク本体2と、マスク本体2の左右側部に夫々設けられる左右一対の耳掛け部3a,3bと含んでいる。マスク本体2には、略円筒状のフィルター保持部23が設けられている。フィルター保持部23の前端部は、複数の通気孔24が開設された円状の板体25で閉じられている。顔当て部22、フィルター保持部23及び板体25は、例えばプラスチックで形成されており、通気性を有していない。
図6は、マスク1の一部を示す断面図である。フィルター保持部23の内部には、ウイルス等の有害物質を吸着する吸着機能を有する円盤状の第1フィルター部43及び第2フィルター部44が着脱自在に配置される。第1フィルター部43は、麦飯石粉末7を含んでおり、第1フィルター部43は、先の実施形態と同様に、不織布、ガーゼ、和紙等で構成された通気性を有する部材に、麦飯石粉末7を付着又は担持させたものであってよい。第2フィルター部44には、先のポリウレタン樹脂を用いたメルトブロー不織布が使用されてよい。第1フィルター部43及び第2フィルター部44は、フィルター機能を有する材料をカートリッジ化することで交換自在に構成したものであってよい。
フィルター保持部23の内部に配置された第1フィルター部43及び第2フィルター部44を支持するために、フィルター保持部23の他方の端部は、通気性を有する蓋体26で閉じられる。蓋体26は、フィルター保持部23等と同様にプラスチックで形成されており、空気が通る複数の通気孔27が開設されている。蓋体26は、摩擦や弾性変形などを利用した固定手段(図示省略)によってフィルター保持部23に着脱自在に取り付けられて、板体25との間で、第1フィルター部43及び第2フィルター部44を挟持する。フィルター保持部23に配置されるフィルター部の数は、2つに限定されず、1つであっても3つ以上であってもよい。
上記の実施形態は、麦飯石粉末7を含むマスク本体2を有するマスク1であるが、図7に示すように、麦飯石粉末7を含むマスク用機能補助シート体8を、麦飯石粉末を含んでいない既存のマスク10のマスク本体2に装着することで、マスク10の吸着機能の向上が図られてよい。マスク10は、麦飯石粉末7を含んでいない点を除いて図1に記載のマスク1と同様に構成されている。
図8は、本考案の第5実施形態であるマスク用機能補助シート体8の分解斜視図である。長方形状のマスク用機能補助シート体8は、麦飯石粉末7が一方の主面に付着されており、通気性を有するシート本体81を備えている。当該主面の縁部に沿って、接着層82が帯状に形成されている。シート本体81を構成する材料は上述の第1通気性シート5と同様である。剥離シート83は、接着層82に剥離可能に接着されて、当該主面を覆うように配置される。マスク用機能補助シート体8は、剥離シート83が着けられた状態で保管されており、使用者が剥離シート83を剥がして接着層82を露出させた後、マスク用機能補助シート体8をマスク10のマスク本体の表側に貼ることで、マスク用機能補助シート体8は、マスク10に装着される。マスク10がプリーツ21を有する場合には、図6に示すように、プリーツ21が伸ばされた状態で、マスク用機能補助シート体8がマスク10のマスク本体に装着されることが好ましい。
本実施形態では、麦飯石粉末7は、シート本体81の一方の主面に付着されているが、上述したマスク1と同様に、シート本体81に麦飯石粉末7を担持させることで、シート本体81に麦飯石粉末7が含められてよい。また、麦飯石粉末7は、半固形物71を利用してシート本体81に含められてよい。
図9は、本考案の第6実施形態であるマスク用機能補助シート体8の分解斜視図である。本実施形態のマスク用機能補助シート体8には、シート本体81の裏側に袋部84が設けられており、袋部84に、麦飯石粉末7を含むシート状のフィルター部85が挿入される。袋部84は、シート本体81を構成する材料と同様な材料で構成されたシートの縁部を、上縁部を除いてシート本体81に接合することで構成される。接着層82及び剥離シート83と、マスク用機能補助シート体8の使用方法とは、図8に示す第5実施形態と同様である。
本考案の第6実施形態であるマスク用機能補助シート体8では、麦飯石粉末7に加えて抗菌及び/又は抗ウイルス作用を有する追加粉末72がフィルター部85に含められている。追加粉末72は、抗菌及び/又は抗ウイルス作用を有する金属粉末、抗菌及び/又は抗ウイルス作用を有する光触媒粉末、及び/又は、そのような金属粉末と光触媒粉末の混合物である。抗菌及び/又は抗ウイルス作用を有す金属粉末としては、例えば、銅粉末、銀粉末、亜鉛粉末、又はそれらを混合したものが使用されてよい。光照射による抗菌及び/又は抗ウイルス作用を有する光触媒粉末としては、酸化チタン(例えば、アパタイト被覆二酸化チタン)、酸化亜鉛、又はそれらを混合したものが使用されてよい。
フィルター部85の材料としては、第1実施形態のマスク1のフィルター部4、第1通気性シート5及び第2通気性シート6に関連して上述した材料が使用されてよい。麦飯石粉末7及び追加粉末72をフィルター部85に含める方法としては、上述したようにして、麦飯石粉末7及び追加粉末72の混合物をフィルター部85に付着させる工程がなされてよく、又は、麦飯石粉末7及び追加粉末72の混合物がフィルター部85を構成する材料に担持されてよい。
図10は、本考案の第7実施形態であるマスク用機能補助シート体8の分解斜視図である。本実施形態のマスク用機能補助シート体8では、麦飯石粉末を焼成して作製した麦飯石セラミックス73が袋部84に挿入される。麦飯石セラミックス73には、先の実施形態で述べた追加粉末72、即ち、抗菌及び/又は抗ウイルス作用を有する金属粉末、抗菌及び/又は抗ウイルス作用を有する光触媒粉末、及び/又は、そのような金属粉末と光触媒粉末の混合物が含められてもよい。
本実施形態では、板状に形成された麦飯石セラミックス73が使用されているが、本考案の作用効果が得られる限りにおいて、麦飯石セラミックス73の形状は限定されず、例えば、小球状に形成された多数の麦飯石セラミックスが袋部84に挿入されてよい。
図8乃至図10に示すマスク用機能補助シート体8は、接着層82を介して図7に示すマスク本体2の表側に貼り付けられるが、図7に示すマスク10のマスク本体2の表側に、マスク用機能補助シート体8を収納する袋部(図示せず)が設けられてもよい。この場合、マスク用機能補助シート体8には、接着層82及び剥離シート83は設けられず、また、図9及び図10に示す実施形態では、袋部84が閉じられて、フィルター部85や麦飯石セラミックス73がマスク用機能補助シート体8の外部に出ないように構成されることが好ましい。
図1乃至図6に示した第1乃至第4実施形態のマスク本体2においても、麦飯石粉末7に加えて、追加粉末72、即ち、抗菌及び/又は抗ウイルス作用を有する金属粉末、抗菌及び/又は抗ウイルス作用を有する光触媒粉末、及び/又は、そのような金属粉末と光触媒粉末の混合物が、第1通気性シート5、フィルター部4、第2通気性シート6、フィルター部41、第1フィルター部43等に含められてよい。この場合、追加粉末72は、麦飯石粉末7と混合されてマスク本体2に含められてよく、又は、麦飯石粉末7とは別の箇所にてマスク本体2に含められてよい。例えば、麦飯石粉末7が第1通気性シート5に付着している図1乃至図2に示す第1実施形態のマスク本体2では、追加粉末72が第2通気性シート6に付着されてよい。また、種類の異なる追加粉末72が、第1乃至第4実施形態のマスク本体2の別の箇所に含められてよく、例えば、図4に示す第3実施形態のマスク本体2では、第1の種類の追加粉末72(例えば、光触媒粉末)が一方のフィルター部41に、第1の種類の追加粉末72(例えば、金属粉末)が他方のフィルター部42に含められてよい。
図5及び図6に示す第4実施形態のマスク本体2では、麦飯石粉末7を含む第1フィルター部43の代わりに、麦飯石セラミックス73を備えるフィルター部、例えば、円盤状に形成された麦飯石セラミックス73が使用されてよい。また、麦飯石セラミックス73又は第2フィルター部44には、追加粉末72が含められてよい。
上記実施形態の説明は、本考案を説明するためのものであって、実用新案登録請求の範囲に記載の考案を限定し、或いは範囲を減縮する様に解すべきではない。また、本考案の各部構成は上記実施形態に限らず、実用新案登録請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能であることは勿論である。
1 マスク
2 マスク本体
22 フィルター保持部
26 蓋体
27 通気孔
3a 耳掛け部
3b 耳掛け部
4 フィルター部
41 フィルター部
42 フィルター部
43 第1フィルター部
44 第2フィルター部
5 第1通気性シート
6 第2通気性シート
7 麦飯石粉末
71 半固形物
72 追加粉末
73 麦飯石セラミックス
8 マスク用機能補助シート体
81 シート本体
82 接着層
83 剥離シート
84 袋部
85 フィルター部
10 マスク
2 マスク本体
22 フィルター保持部
26 蓋体
27 通気孔
3a 耳掛け部
3b 耳掛け部
4 フィルター部
41 フィルター部
42 フィルター部
43 第1フィルター部
44 第2フィルター部
5 第1通気性シート
6 第2通気性シート
7 麦飯石粉末
71 半固形物
72 追加粉末
73 麦飯石セラミックス
8 マスク用機能補助シート体
81 シート本体
82 接着層
83 剥離シート
84 袋部
85 フィルター部
10 マスク
Claims (12)
- 有害物質を吸着する吸着機能を有する1又は複数のフィルター部を含んでおり、使用者の鼻及び口を覆うように配置されるマスク本体と、
前記マスク本体の左右側部に夫々設けられる左右一対の耳掛け部と、
を備えており、
前記マスク本体は、前記使用者が吸う空気を浄化するための麦飯石粉末又は麦飯石セラミックスを含んでいる、マスク。 - 前記マスク本体は、前記麦飯石粉末を含んでおり、
前記1又は複数のフィルター部はシート状に形成されて、且つ一対の通気性シートに挟まれており、前記一対の通気性シートの少なくとも何れかに前記麦飯石粉末が付着又は担持されている、請求項1に記載のマスク。 - 前記一対の通気性シートの少なくとも何れかにおける前記1又は複数のフィルター部側に向いた面に、前記麦飯石粉末が付着されている、請求項2に記載のマスク。
- 前記一対の通気性シートの少なくとも何れかに塗布された半固形物を介して前記麦飯石粉末が前記一対の通気性シートに付着している、又は、前記麦飯石粉末を分散させた半固形物が前記一対の通気性シートの少なくとも何れかに塗布されている、請求項2又は請求項3に記載のマスク。
- 前記マスク本体は、前記麦飯石粉末を含んでおり、
前記1又は複数のフィルター部は、前記麦飯石粉末が付着又は担持されているフィルター部を含む、請求項1乃至4の何れかに記載のマスク。 - 前記1又は複数のフィルター部は、前記麦飯石粉末が付着又は担持されているフィルター部、或いは、前記麦飯石セラミックスを備えるフィルター部を含んでおり、
前記1又は複数のフィルター部は、前記マスク本体のフィルター保持部に着脱自在に配置されており、前記フィルター保持部には、前記フィルター保持部に配置された前記1又は複数のフィルター部を支持する通気性を有する蓋体が着脱自在に設けられる、請求項1に記載のマスク。 - 前記マスク本体は、抗菌及び/又は抗ウイルス作用を有する金属粉末、抗菌及び/又は抗ウイルス作用を有する光触媒粉末、及び/又は、前記金属粉末と前記光触媒粉末の混合物を更に含む、請求項1乃至6の何れかに記載のマスク。
- マスクの機能を補助するために前記マスクに装着されるマスク用機能補助シート体であって、
前記マスクの使用者が吸う空気を浄化するための麦飯石粉末又は麦飯石セラミックスを含んでおり、通気性を有するシート本体を備える、マスク用機能補助シート体。 - 前記シート本体の一方の主面において、前記シート本体の縁に沿って設けられた接着層と、
前記接着層に剥離可能に接着されて、前記一方の主面を覆うように配置される剥離シートと、
を含む、請求項8に記載のマスク用機能補助シート体。 - 前記シート本体は前記麦飯石粉末を含んでおり、
前記麦飯石粉末は、前記一方の主面における前記接着層を除いた領域に付着している、請求項9に記載のマスク用機能補助シート体。 - 前記シート本体は前記麦飯石粉末を含んでおり、
前記一方の主面に塗布された半固形物を介して前記麦飯石粉末が前記シート本体に付着している、又は、前記麦飯石粉末を分散させた半固形物が前記一方の主面に塗布されている、請求項9又は請求項10に記載のマスク用機能補助シート体。 - 前記シート本体は、抗菌及び/又は抗ウイルス作用を有する金属粉末、抗菌及び/又は抗ウイルス作用を有する光触媒粉末、及び/又は、前記金属粉末と前記光触媒粉末の混合物を更に含む、請求項8乃至11の何れかに記載のマスク用機能補助シート体。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6890861B1 (ja) * | 2020-10-21 | 2021-06-18 | 株式会社Hakutakaクリエイトコーポレーション | 抗菌部材を備える衛生マスクの製造方法 |
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2020
- 2020-05-01 JP JP2020001616U patent/JP3227662U/ja active Active
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP6890861B1 (ja) * | 2020-10-21 | 2021-06-18 | 株式会社Hakutakaクリエイトコーポレーション | 抗菌部材を備える衛生マスクの製造方法 |
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