JP3226895U - フライパン - Google Patents

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Abstract

【課題】熱効率の良いフライパンを提供する。【解決手段】フライパン本体10と、フライパン本体の内側面上に設けられたコーティング層30と、を備え、フライパン本体の内側面に、凹凸状の模様が形成されており、凹部12にコーティング層が形成され、凸部14はフライパン本体の表面が露出していること、フライパン本体の凸部が、ハニカム状に形成されていること、および、フライパン本体が、アルミニウム層16の上下面をステンレス層18、20で積層したものであることを特徴とする。【選択図】図3

Description

本考案は、調理に用いられるフライパンに関する。
従来より、フライパンは、主に焼き物や炒め物を調理する際に用いられる。また、側壁が高い深型ものがより好ましいが、フライパンは、煮る、ゆでる、揚げるといった調理にも使用することができ、鍋としての機能も兼ね備えている。中華鍋の多くは鉄製であり、強い火力を必要とし、かつ、重い。このため、家庭では、軽量で、焦げ付きにくい等の理由から、アルミ製の本体にフッ素樹脂コーティングが施されたフライパンがよく使用されている。
フッ素樹脂加工された円形の鍋本体を備えたアルミ製フライパンである特許文献1のフライパンは、鍋本体の鍋底全体が上方へ膨出されて、この膨出部分の下部全体に蓄熱空間が形成されているとともにこの膨出部分まわりの外周側部分全周が鍋底内で最も低位とされており、前記鍋底の膨出部分に対応した領域内にのみ上下貫通する複数の孔が設けられ、前記孔の開口周部が上方へ半球状若しくは円錐台状に隆起されていることを特徴とするものである。
実用新案登録第3086479号
しかしながら、従来のフライパンは、鍋底の下部に蓄熱空間を形成させて、鍋底を高温化し、被調理物を一気に加熱するものであるため、鍋底全体が上方へ膨出しており、被調理物を炒める際、撹拌しづらい等、使用上の問題がある。また、鍋底の形状が特徴であるため、一般的な平坦あるいは球面状の鍋底のフライパンには応用できない。
本考案は、このような事情に鑑みてなされたもので、鍋底の形状にかかわらず応用可能であり、熱効率の良いフライパンを提供することを目的とする。
請求項1記載のフライパンは、フライパン本体と、フライパン本体の内側面上に設けられたコーティング層と、を備え、フライパン本体の内側面に、凹凸状の模様が形成されており、凹部にコーティング層が形成され、凸部はフライパン本体の表面が露出していることを特徴とする。
請求項2記載のフライパンは、フライパン本体の凸部が、ハニカム状に形成されていることを特徴とする。
請求項3記載のフライパンは、フライパン本体が、アルミニウム層の上下面をステンレス層で積層したものであることを特徴とする。
請求項4記載のフライパンは、アルミニウム層が3層構造であることを特徴とする。
請求項5記載のフライパンは、コーティング層が3層構造であることを特徴とする。
請求項6記載のフライパンは、コーティング層がフッ素樹脂であることを特徴とする。
本考案によれば、熱効率の良いフライパンを提供することができる。
本考案に係るフライパンの一例を示す説明図である。 図1のフライパンの内側表面の一部を拡大した説明図である。 図2のフライパンのA−A線断面の一部を拡大した説明図である。
以下、本考案の形態について図面を参照しながら具体的に説明する。
図1は、本考案に係るフライパンの一例を示す斜視図である。図2は、図1のフライパン1の内側表面の一部を表す部分拡大図である。図3は、図1の内側表面の一部を拡大した図2の1つの正六角形のA−A線断面を示す部分拡大図である。
本考案に係るフライパン1は、フライパン本体10と、フライパン本体10の内側面上に設けられたコーティング層30と、を備えている。また、フライパン1は、少なくとも1つの棒状、略コ字状、略U字状等の形状の把手を備えていてもよい。なお、必要であれば、フライパン1の開口を覆う蓋を設けてもよい。
フライパン1は、図2に示すように、フライパン本体10の内側面に、凹凸状の模様が形成されている。そして、図3に示すように、フライパン本体10の凹凸状の模様の凹部12にコーティング層30が形成され、フライパン本体10の凹凸状の模様の凸部14はフライパン本体10の表面が露出している。
フライパン本体10の内側面に形成された凹凸状の模様は、絵柄や幾何学模様等、任意であるが、凸部14が、正六角形(正六角柱)、正三角形(正三角柱)等の多角形からなる図形を隙間なく並べたハニカム状に形成されていることが好ましい。また、図1において、凹凸状の模様は、フライパン本体10の内側面の上縁付近まで略全面にわたって形成されているが、これに限定されるものではない。
コーティング層30は、フライパン本体10の凹凸状の模様の凹部12に形成されている。そして、凹凸状の模様の凸部14には、コーティング層30が形成されずに、フライパン本体10の表面が露出している。つまり、フライパン1の内側表面において、凹部12はフライパン本体10の表面がコーティング層30によって被覆されている。一方、凸部14はコーティング層30によって被覆されていないため、その部分はフライパン本体10の表面が模様状に露出している。
なお、凹部12の大きさや凸部14の幅は任意である。フライパン本体10の凹凸状の模様の形成方法やコーティング層30の形成方法は任意であり、一般的な方法に従う。コーティングの際に、予め凸部14をマスキングしてもよいし、後から凸部14を被覆しているコーティング層を除去してもよい。
本考案に係るフライパンは、フライパン本体10の内側面に、凹凸状の模様が形成されており、凹部12にコーティング層30が形成され、凸部14はフライパン本体10の表面が露出している。これにより、フライパン1は、コーティング層30の表面保護機能を保持しつつ、熱源からフライパン本体10に伝えられた熱を凸部14が効率よく被調理物に伝えることができ、熱効率がよい。
フライパン本体10の材料は、任意であり、一般的に金属製であるが、アルミニウムまたはアルミニウム合金からなるアルミニウム層16を含むことが好ましい。また、フライパン本体10は、アルミニウム層16の上下面をステンレス層18、20で積層したものであることがより好ましい。
アルミニウムは、熱伝導率が高く、フライパン全体を素早く加熱することができるが冷めやすい。一方、ステンレスは、他の金属より熱伝導率が低く、蓄熱性に優れ、耐摩耗性やより高い耐腐食性を有している。このため、これらを組合せることによって、フライパン全体に素早く伝えられた熱をすぐに放熱してしまうのではなく保持することができ、より熱効率のよいフライパンとすることができる。
アルミニウム層16は多層、特に、3層構造であることが好ましい。3層とも同じ組成、厚さのアルミニウム層でもよいが、異なる成分、厚さからなるアルミニウム層を積層してそれぞれの特性を組み合わせてもよい。例えば、熱伝導性は高いが強度は低い純アルミニウムを、強度がより高いアルミニウム合金で上下から挟んで積層してもよい。
また、コーティング層30は少なくとも1層、特に、3層構造であることが好ましい。均一に形成された層を3つ重ねることによって、より厚いコーティング層30を形成することができ、表面保護効果が高まる。コーティング層30は、3層とも同じ成分でもよいが、異なる成分でもよい。
さらに、コーティング層30の表面上に、目盛り等の文字や模様等を加えてもよい。なお、必要であればフライパン本体10の外側面にも塗装やコーティング等の表面処理を施してもよい。
また、コーティング層30はフッ素樹脂であることが好ましく、例えば、ポリテトラフルオロエチレン(以下、PTFEという)、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)、エチレン−テトラフルオロエチレン共重合体(ETFE)等が挙げられる。なかでも、PTFEがより好ましい。フッ素樹脂コーティングにより、非粘着性、耐摩耗性、耐熱性等の特性が得られる。
以下、実施例を示して本願のフライパンについて説明する。
本実施例では、フライパン1は、図1に示すように、内径32cm×高さ8.7cmの深型のフライパンである。フライパン本体10は、3層構造のアルミニウム層16をステンレス層18、20で積層したものである。フライパン本体10の内側面上に3層構造のコーティング層30(PTFE)を設けている。また、フライパン1は、略コ字状の把手と棒状の把手をフライパン本体10の外側縁部の対向する位置に備えている。さらに、フライパン1の開口を覆う略円錐台状の蓋(SUS304ステンレス鋼)を備えている。
アルミニウム層16は、純アルミニウム層をAl−Mn系アルミニウム合金層で挟んで3層の積層構造とした。フライパン本体10は、3層構造のアルミニウム層16を内側ステンレス層18(SUS304ステンレス鋼)、外側ステンレス層20(SUS430ステンレス鋼)で積層した。フライパン本体10の厚さは約2.8mmである。
フライパン本体10の内側面において、上縁まで25mmの位置まで略全面に渡って、パンチングにより凹凸状のハニカム模様が形成されている。図2に示すように、凹凸状の模様によって、1辺約4mmの正六角形とその対角線である点線を組み合わせたハニカム状の模様が形成されている。凸部14は、正六角形の線の太さおよび対角線の点の直径が約0.5mmである。
図3は、図2のハニカム状の模様の1つの正六角形のA−A線断面を示している。内側ステンレス層18からなる4つの凸部14のうち、両側の凸部14は正六角形の1辺を表し、中央の2つの凸部14は点線の点を表している。1つの凹部12は、図3の両側の凸部14を含む正六角形の凸部14によって囲まれた深さ約0.5mmの凹みである。その凹みの中に約0.1mmのPTFEのコーティング層30が3層積層されている。3層のコーティング層30によって被覆された凹部12は、凸部14の頂部よりも約0.1mm凹んでいる。なお、コーティング層30は、凸部14となる部分をマスキングした上でエッチングを行い、3回コーティングを行うことにより得られた。
フライパン1を用いて調理を行うと、熱伝導性に優れているため、熱源と接触している部分の周りだけが過剰加熱されて焦げ付きが起こるということなく、熱源からの熱がフライパン全体に素早く広がり、均一に加熱することができる。例えば、炒め調理を行った場合、被調理物に熱が効率的に伝わり、高温、短時間で調理を行うことができる。あるいは、煮物調理を行った場合、熱源を消した後でも、蓄熱性が高いため、高温を維持することができ、省エネルギーになる。また、コーティング層30を有しているため、被調理物との剥離性が向上し、非粘着性、撥水撥油性等の効果を奏する。
本考案は、本考案の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施の形態は、この考案を説明するためのものであり、本考案の範囲を限定するものではない。すなわち、本考案の範囲は、実施の形態ではなく、実用新案登録請求の範囲によって示される。そして、実用新案登録請求の範囲内及びそれと同等の考案の意義の範囲内で施される様々な変形が、この考案の範囲内とみなされる。
本考案により、熱効率の良いフライパンを提供することができる。
1・・・・・フライパン
10・・・・フライパン本体
12・・・・凹部
14・・・・凸部
16・・・・アルミニウム層
18、20・・・・ステンレス層
30・・・・コーティング層

Claims (6)

  1. フライパン本体と、
    前記フライパン本体の内側面上に設けられたコーティング層と、
    を備え、
    前記フライパン本体の内側面に、凹凸状の模様が形成されており、
    凹部に前記コーティング層が形成され、凸部は前記フライパン本体の表面が露出していることを特徴とするフライパン。
  2. 前記フライパン本体の前記凸部は、ハニカム状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のフライパン。
  3. 前記フライパン本体は、アルミニウム層の上下面をステンレス層で積層したものであることを特徴とする請求項1または2に記載のフライパン。
  4. 前記アルミニウム層は3層構造であることを特徴とする請求項3に記載のフライパン。
  5. 前記コーティング層は3層構造であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のフライパン。
  6. 前記コーティング層はフッ素樹脂であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のフライパン。
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