JP3226133U - 継ぎ合わせ式立体カップ結合構造を有するブラジャーカップ - Google Patents
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Abstract
【課題】継ぎ合わせ式立体カップ結合構造を有するブラジャーカップを提供する。【解決手段】裁断式立体内カップ組立体20を備え、裁断式立体内カップ組立体は、少なくとも1つの裁断済みの継ぎ合わせ布21と、少なくとも2つの連結辺22とを有し、当該連結辺が当該継ぎ合わせ布の外周辺に配置され、相対応の2つの当該連結辺を立体型紙に合わせて高周波または超音波手段によって溶接継ぎ合わせることにより溶接結合領域23が形成される継ぎ合わせを利用してなされ、各当該継ぎ合わせ布が強固結合され、かつ裁断式立体内カップ組立体には外凸部と内凹部とが形成される。伝統的な針糸による裁縫が不要になり、かつ溶接した当該継ぎ合わせ布の形状により多様な外観設計を図ることができ、ミシン縫製の加工糸による美観への影響を免れ、裁断式立体内カップ組立体の変化性と美感をより増すことができ、ミシン縫製を免れてカップに折れ針が残留する危険を回避できる。【選択図】図3
Description
本考案は、ブラジャーのカップに係り、特に、継ぎ合わせ式立体カップ結合構造を有するブラジャーカップに関するものである。
現在、一般の下着カップ構造は、主に2種類のものがある。1種類目は、一体式熱圧着成形するものであり、2種類目は、裁断・ミシン縫製・継ぎ合わせ成形するものである。
図1のように、従来の裁断式立体内カップ組立体10は、3つの裁断済みの継ぎ合わせ布11と、複数の連結辺111とを備え、連結辺111が当該継ぎ合わせ布11の外周辺に配置され、相隣する2つの当該連結辺111を立体型紙に合わせてミシン縫製することで、ミシン縫製糸12が形成されることにより、前記裁断式立体内カップ組立体10が成形される。
本考案は、裁断・ミシン縫製・継ぎ合わせ成形するカップに改良設計を加えるものである。2種類目の裁断・ミシン縫製・継ぎ合わせ成形するカップは、立体型紙に合わせて所定の単一または複数の平面に沿ってミシン縫製して継ぎ合わせる方式を利用して、前記裁布が立体形状に変形するように相互に結合される。2種類目の裁断・ミシン縫製・継ぎ合わせ成形するカップは、布面を新たにミシン縫製組み合わせた後、互いに引張力により成形され、予め計算しておくことで成形終了後、所望のバストの寄せ上げ形状に合わせて、前記種類のミシン縫製加工により布が立体カップ形状になるように結合されるものである。外表の美観性については、美観性が顕著なミシン縫製糸によって制限されると見なされ、かつミシン縫製加工のラインは、着用部位の皮膚に対してより大きい摩擦が起こり、局部の皮膚に擦り傷や不快感が生じやすく、またミシン縫製加工のラインで、洗浄過程において糸のほつれなどの分離現象が発生するおそれがある。
本考案の主要な目的は、その裁断式立体内カップ組立体の各裁断済みの継ぎ合わせ布は、高周波または超音波手段を利用して溶接継ぎ合わせることにより溶接結合領域が形成され、それは専門の仕立て職人を必要とせず、簡単な訓練を経た一般の人員であれば、製品加工を行うことができ、経験豊富な労働力の使用とコストを大幅に低減することができ、かつ加工した製品の規格を安定させることができ、しかも裁断済みの当該継ぎ合わせ布の形状により多様な変化を与えることができるので、本来、ミシン縫製の加工では縫合できない形状も容易に完成することができ、前記裁断式立体内カップ組立体の変化性と美感をより増すことができることにある。
本考案の副次的な目的は、その裁断式立体内カップ組立体の溶接結合領域を、当該ラミネート片を利用して粘合被覆した後、前記溶接結合領域が被覆され、これによりカップの強度を増大でき、前記溶接結合領域から裂けることを回避でき、かつミシン縫製糸がないため、外形美観の目的とカップに裁縫針の折れ針が残留する危険を回避できる目的を同時に達成できることにある。
本考案に係る継ぎ合わせ式立体カップ結合構造を有するブラジャーカップにおいて、そのカップは、裁断式立体内カップ組立体を備え、前記裁断式立体内カップ組立体は、少なくとも1つの裁断済みの継ぎ合わせ布と、少なくとも2つの連結辺とを有し、当該連結辺が当該継ぎ合わせ布の外周辺に配置され、相対応の2つの当該連結辺を立体型紙に合わせて高周波または超音波手段によって溶接継ぎ合わせることにより溶接結合領域が形成され、各当該継ぎ合わせ布が当該連結辺で強固結合され、かつ前記裁断式立体内カップ組立体には外凸部と内凹部とが形成される。
図2〜図9のように、本考案の継ぎ合わせ式立体カップ結合構造を有するブラジャーカップにおいて、そのカップ1は、裁断式立体内カップ組立体20と、少なくとも1つのラミネート片30とを備える。
前記裁断式立体内カップ組立体20は、少なくとも1つの裁断済みの継ぎ合わせ布21と、少なくとも2つの連結辺22とを有し、当該連結辺22が当該継ぎ合わせ布21の外周辺に配置され、相対応の2つの当該連結辺22を立体型紙に合わせて高周波または超音波手段によって溶接継ぎ合わせることにより溶接結合領域23が形成され、各当該継ぎ合わせ布21が当該連結辺22で強固結合され、かつ前記裁断式立体内カップ組立体20には外凸部24と内凹部25とが形成される。
当該継ぎ合わせ布21は、相互にラミネート固定された表布21Aと、裏布21Bと、中間層21Cとを含み、前記表布21Aは前記外凸部24箇所に位置し、前記裏布21Bは前記内凹部25に位置し、前記中間層21Cは前記表布21Aと前記裏布21Bとの間に位置し、前記裁断式立体内カップ組立体20の外凸部24と内凹部25にはいずれも上記の前記溶接結合領域23がある。
当該継ぎ合わせ布21は、相互にラミネート固定された表布21Aと、裏布21Bと、中間層21Cとを含み、前記表布21Aは前記外凸部24箇所に位置し、前記裏布21Bは前記内凹部25に位置し、前記中間層21Cは前記表布21Aと前記裏布21Bとの間に位置し、前記裁断式立体内カップ組立体20の外凸部24と内凹部25にはいずれも上記の前記溶接結合領域23がある。
当該ラミネート片30は、薄片状であり、その長さと幅は、前記溶接結合領域23の長さと幅より大きく、当該ラミネート片30の前記裁断式立体内カップ組立体20に対応する一面に粘着剤31が設けられる。
当該ラミネート片30は、前記粘着剤31で前記溶接結合領域23にラミネートされ、前記溶接結合領域23の全てを当該ラミネート片30で粘合被覆し、当該ラミネート片30の前記粘着剤31が設けられていない一面の材質及び色は、ラミネートされた前記裁断式立体内カップ組立体20上の材質及び色と同じである。当該ラミネート片30は、前記外凸部24箇所の前記溶接結合領域23にラミネートされると共に、前記内凹部25箇所の前記溶接結合領域23にラミネートされるか、あるいは選択的に前記外凸部24箇所の前記溶接結合領域23及び前記内凹部25箇所の前記溶接結合領域23のいずれかにラミネートされる。
ある種の実施例では、図3及び図4のように、そのカップ1は、裁断式立体内カップ組立体20と、少なくとも2つのラミネート片30とを備える。本実施例は、4つのラミネート片30を使用する実施形態である。
図2及び図3のように、前記裁断式立体内カップ組立体20は、少なくとも2つの裁断済みの継ぎ合わせ布21と、少なくとも2つの連結辺22とを有し、本実施例は、3つの継ぎ合わせ布21を使用する実施形態である。
各当該継ぎ合わせ布21には、それぞれ少なくとも1つの上記の連結辺22が配置され、継ぎ合わせを利用して相隣する2つの当該連結辺22を立体型紙に合わせて高周波または超音波手段によって溶接継ぎ合わせることにより溶接結合領域23が形成され、前記裁断式立体内カップ組立体20には外凸部24と内凹部25とが形成される。
当該継ぎ合わせ布21は、相互にラミネート固定された表布21Aと、裏布21Bと、中間層21Cとを含み(図4及び図5を参照)、前記表布21Aは前記外凸部24箇所に位置し、前記裏布21Bは前記内凹部25に位置し、前記中間層21Cは前記表布21Aと前記裏布21Bとの間に位置する。
各当該継ぎ合わせ布21には、それぞれ少なくとも1つの上記の連結辺22が配置され、継ぎ合わせを利用して相隣する2つの当該連結辺22を立体型紙に合わせて高周波または超音波手段によって溶接継ぎ合わせることにより溶接結合領域23が形成され、前記裁断式立体内カップ組立体20には外凸部24と内凹部25とが形成される。
当該継ぎ合わせ布21は、相互にラミネート固定された表布21Aと、裏布21Bと、中間層21Cとを含み(図4及び図5を参照)、前記表布21Aは前記外凸部24箇所に位置し、前記裏布21Bは前記内凹部25に位置し、前記中間層21Cは前記表布21Aと前記裏布21Bとの間に位置する。
当該ラミネート片30は、薄片状であり、その長さと幅は、前記溶接結合領域23の長さと幅より大きく、当該ラミネート片30の前記裁断式立体内カップ組立体20に対応する一面に粘着剤31が設けられる。
当該ラミネート片30は、前記粘着剤31で前記溶接結合領域23にラミネートされ、前記溶接結合領域23の全てを当該ラミネート片30で粘合被覆し、当該ラミネート片30の前記粘着剤31が設けられていない一面の材質及び色は、ラミネートされた前記裁断式立体内カップ組立体20上の材質及び色と同じである。当該ラミネート片30は、前記外凸部24箇所の前記溶接結合領域23にラミネートされると共に、前記内凹部25箇所の前記溶接結合領域23にラミネートされるか、あるいは選択的に前記外凸部24箇所の前記溶接結合領域23及び前記内凹部25箇所の前記溶接結合領域23のいずれかにラミネートされる。
前記表布21Aまたは前記裏布21Bの表面にプリント柄、刺繍柄またはドビー柄が施される。
別種の実施例では、図7〜図9のように、そのカップ1は、裁断式立体内カップ組立体20と、少なくとも2つのラミネート片30とを備える。
前記裁断式立体内カップ組立体20は、裁断済みの継ぎ合わせ布21と、2つの連結辺22とを有し、2つ当該の連結辺22を立体型紙に合わせて高周波または超音波手段によって溶接継ぎ合わせることにより溶接結合領域23が形成され、前記裁断式立体内カップ組立体20には外凸部24と内凹部25とが形成される。
当該ラミネート片30は、薄片状であり、その長さと幅は、前記溶接結合領域23の長さと幅より大きく、当該ラミネート片30の前記裁断式立体内カップ組立体20に対応する一面に粘着剤31が設けられる。
当該ラミネート片30は、前記粘着剤31で前記溶接結合領域23にラミネートされ、前記溶接結合領域23の全てを当該ラミネート片30で粘合被覆し、当該ラミネート片30の前記粘着剤31が設けられていない一面の材質及び色は、ラミネートされた前記裁断式立体内カップ組立体20上の材質及び色と同じである。当該ラミネート片30は、前記外凸部24箇所の前記溶接結合領域23にラミネートされると共に、前記内凹部25箇所の前記溶接結合領域23にラミネートされるか、あるいは選択的に前記外凸部24箇所の前記溶接結合領域23及び前記内凹部25箇所の前記溶接結合領域23のいずれかにラミネートされる。
また、図10のように、その内、前記溶接結合領域23は、高周波または超音波手段によって溶接されて形成されるので、裁断済みの当該継ぎ合わせ布21は、より多様化な形状に設計されてもよい。
上記の具体的な実施例の構造によれば、下記の効果利益が得られる。
本考案の裁断式立体内カップ組立体20の各裁断済みの継ぎ合わせ布21は、高周波または超音波手段を利用して溶接継ぎ合わせることにより溶接結合領域23が形成され、それは専門の仕立て職人を必要とせず、仕立て職人になるためには、長時間の訓練が必要とされ、人為的な寸法誤差をもってミシン縫製し上げたこともあり、高周波または超音波手段の前記溶接結合領域23では、簡単な訓練を経た一般の人員であれば、製品加工を行うことができ、経験豊富な労働力の使用とコストを大幅に低減することができ、かつ加工した製品の規格を安定させることができ、しかも裁断済みの当該継ぎ合わせ布21の形状により多様な変化を与えることができるので、本来、ミシン縫製の加工では縫合できない形状も容易に完成することができ、前記裁断式立体内カップ組立体20の変化性をより増すことができる。
本考案の前記裁断式立体内カップ組立体20の溶接結合領域23を、当該ラミネート片30を利用して粘合被覆した後、前記溶接結合領域23が被覆され、これによりカップ1の強度を増大でき、前記溶接結合領域23から裂けることを回避でき、かつミシン縫製糸がないため、外形美観の目的を同時に達成できる。
本考案の裁断式立体内カップ組立体20の継ぎ合わせ布21の結合は、高周波または超音波手段によって溶接継ぎ合わせることにより溶接結合領域23が形成され、裁縫針によるミシン縫製の前記方式を免れ、カップに裁縫針の折れ針が残留する危険を回避でき、製造工程をより安全に保つことになり、消費者の着用時に刺さってしまう危険を回避できる。
従来技術
10 裁断式立体内カップ組立体
11 継ぎ合わせ布
111 連結辺
12 ミシン縫製糸
本発明
1 カップ
20 裁断式立体内カップ組立体
21 継ぎ合わせ布
21A 表布
21B 裏布
21C 中間層
22 連結辺
23 溶接結合領域
24 外凸部
25 内凹部
30 ラミネート片
31 粘着剤
10 裁断式立体内カップ組立体
11 継ぎ合わせ布
111 連結辺
12 ミシン縫製糸
本発明
1 カップ
20 裁断式立体内カップ組立体
21 継ぎ合わせ布
21A 表布
21B 裏布
21C 中間層
22 連結辺
23 溶接結合領域
24 外凸部
25 内凹部
30 ラミネート片
31 粘着剤
Claims (5)
- 継ぎ合わせ式立体カップ結合構造を有するブラジャーカップであって、そのカップは、裁断式立体内カップ組立体を備え、
前記裁断式立体内カップ組立体は、少なくとも1つの裁断済みの継ぎ合わせ布と、少なくとも2つの連結辺とを有し、当該連結辺が当該継ぎ合わせ布の外周辺に配置され、相対応の2つの当該連結辺を立体型紙に合わせて高周波または超音波手段によって溶接継ぎ合わせることにより溶接結合領域が形成され、各当該継ぎ合わせ布が当該連結辺で強固結合され、かつ前記裁断式立体内カップ組立体には外凸部と内凹部とが形成されることを特徴とする、継ぎ合わせ式立体カップ結合構造を有するブラジャーカップ。 - 当該継ぎ合わせ布は、相互にラミネート固定された表布と、裏布と、中間層とを含み、前記表布は前記外凸部箇所に位置し、前記裏布は前記内凹部に位置し、前記中間層は前記表布と前記裏布との間に位置し、前記裁断式立体内カップ組立体の前記外凸部と前記内凹部にはいずれも上記の前記溶接結合領域があることを特徴とする、請求項1に記載の継ぎ合わせ式立体カップ結合構造を有するブラジャーカップ。
- 前記カップは、少なくとも1つのラミネート片をさらに含み、薄片状である当該ラミネート片の長さと幅は、前記溶接結合領域の長さと幅より大きく、当該ラミネート片の前記裁断式立体内カップ組立体に対応する一面に粘着剤が設けられ、当該ラミネート片は、前記粘着剤で前記溶接結合領域にラミネートされ、前記外凸部または前記内凹部の前記溶接結合領域を当該ラミネート片で粘合被覆することを特徴とする、請求項1に記載の継ぎ合わせ式立体カップ結合構造を有するブラジャーカップ。
- 当該ラミネート片の前記粘着剤が設けられていない一面の材質及び色は、ラミネートされた前記裁断式立体内カップ組立体上の材質及び色と同じであることを特徴とする、請求項3に記載の継ぎ合わせ式立体カップ結合構造を有するブラジャーカップ。
- 当該継ぎ合わせ布は、相互にラミネート固定された表布と、裏布とを含み、前記表布は前記外凸部箇所に位置し、前記裏布は前記内凹部に位置し、前記裁断式立体内カップ組立体の前記外凸部と前記内凹部にはいずれも上記の前記溶接結合領域があることを特徴とする、請求項1に記載の継ぎ合わせ式立体カップ結合構造を有するブラジャーカップ。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2020000573U JP3226133U (ja) | 2020-02-20 | 2020-02-20 | 継ぎ合わせ式立体カップ結合構造を有するブラジャーカップ |
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JP (1) | JP3226133U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20220074453A (ko) * | 2020-11-27 | 2022-06-03 | (주)아이앤유앤아이 | 기능성 브래지어 |
-
2020
- 2020-02-20 JP JP2020000573U patent/JP3226133U/ja active Active
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