JP3225651U - 健康補助器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】リンパ節への働きかけ等に有効に作用し、しかも手軽にトレーニングをすることができる健康補助器具を提供する。【解決手段】一対の健康補助部材101からなる健康補助具であって、前記健康補助部材は、支持材と、前記支持材の上端に位置し使用者の脇の下と接触する接触部と、前記支持材の下端に位置し前記健康補助部材を設置面に固定するための脚部と、前記接触部と前記脚部との間に位置し、前記支持材に対して垂直に設けられたグリップ部とを備える。【選択図】図1
Description
本発明は、健康補助器具に関する。詳しくは、本発明は、肩こり、腰痛、膝痛等の疾患改善、猫背等の姿勢改善に有効に作用する健康補助器具に関する。更に、詳しくは、僧帽筋、向背筋から足のつま先に至る筋肉等の数多くの筋肉のストレッチ及び筋肉づくり、更にリンパ節への働きかけ等に有効に作用する健康補助器具に関する。
肩こり、腰痛、膝痛等の疾患を患っている者は、これらの疾患による痛みを日常的に感じながら生活している。このため、これらの疾患を患っている者は、日常的に手軽に腰痛、膝痛等の疾患を改善することができる簡易な健康補助器具が必要となる。
一方、近年の健康志向の高まりを背景として、筋肉のストレッチ及び筋肉づくり、更にリンパ節への働きかけ等に有効に作用し、しかも手軽にいつでもどこでもトレーニングをすることができる健康補助器具が必要となっている。
例えば、健康補助器具として、下半身から上半身にかけて広範囲にストレッ チをする際、転倒をなくし、無理なくストレッチが出来るストレッチ健康器具が提案されている(例えば、特許文献1)。このストレッチ健康器具は、足を載せる足置き台と、足置き台に略垂直に立てられた杖部からなり、この杖部を手に持ちながら、下半身から上半身にかけての筋肉等をストレッチさせるようにしたことを特徴としている。
しかしながら、上記ストレッチ健康器具は、大掛かりな装置であり、簡易な補助具となっていない。また、通常これらの装置は、一定の場所に備え付けられているため、疾患を患っている者、筋肉のトレーニングをする者自らが、健康器具が設置されている場所まで出向かなければならないという不都合がある。
一方、近年の健康志向の高まりを背景として、筋肉のストレッチ及び筋肉づくり、更にリンパ節への働きかけ等に有効に作用し、しかも手軽にいつでもどこでもトレーニングをすることができる健康補助器具が必要となっている。すなわち、上記特許文献等に記載の技術では、リンパ節への働きかけ等に有効に作用し、しかも手軽にいつでもどこでもトレーニングをすることができなかった。本発明の目的は、上述の課題を解決する技術を提供することにある。
本件発明は、このような背景技術に鑑みてなされたものである。本件発明者は、上記目的を達成するため、鋭意研究を行い、本件発明を完成するに至った。すなわち、本発明は、以下の技術的事項から構成される。
(1) 一対の健康補助部材からなる健康補助具であって、
前記健康補助部材は、支持材と、
前記支持材の上端に垂直に位置し、使用者の脇の下と接触する接触部と、
前記支持材の下端に垂直に位置し、前記健康補助部材を設置面に固定するための脚部と、
前記接触部と前記脚部との間に位置し、前記支持材に設けられたグリップ部と、を備え、
前記支持材は前記接触部の長手方向の中央部と嵌合し、前記支持材と前記接触部の接続部分には、補強のため2つ以上のネジによってT文字形状の金属片を固定し、
前記支持材は前記脚部の長手方向の中央部と嵌合し、前記接触部と前記脚部を平行に設置することにより、
前記健康補助部材は欧文字I文字形状を形成し、前記I文字形状を形成する側に前記グリップ部を設けたことを特徴とする健康補助具。
前記健康補助部材は、支持材と、
前記支持材の上端に垂直に位置し、使用者の脇の下と接触する接触部と、
前記支持材の下端に垂直に位置し、前記健康補助部材を設置面に固定するための脚部と、
前記接触部と前記脚部との間に位置し、前記支持材に設けられたグリップ部と、を備え、
前記支持材は前記接触部の長手方向の中央部と嵌合し、前記支持材と前記接触部の接続部分には、補強のため2つ以上のネジによってT文字形状の金属片を固定し、
前記支持材は前記脚部の長手方向の中央部と嵌合し、前記接触部と前記脚部を平行に設置することにより、
前記健康補助部材は欧文字I文字形状を形成し、前記I文字形状を形成する側に前記グリップ部を設けたことを特徴とする健康補助具。
(2) 前記支持材は、当該支持材の長さを変えることができる調整機構を備えていることを特徴とする(1)に記載の健康補助器具。
(3) 前記接触部は、クッション層を備えていることを特徴とする(1)又は(2)に記載の健康補助器具。
(4) 前記脚部は、前記健康補助部材の設置面と対向する面が前記脚部の前端部と前記脚部の後端部とを結ぶ緩やかな曲線によって形成される円弧形状を有していることを特徴とする(1)ないし(3)いずれか1に記載の健康補助器具。
(5) 前記脚部に設けた凹部と前記支持材の先端部は螺合構造であって、取り外し可能であることを特徴とする(4)に記載の健康補助器具。
本発明によれば、手軽に腰痛、膝痛等の疾患を改善することができる簡易な健康補助器具が提供される。また、本発明によれば、筋肉のストレッチ及び筋肉づくり、更にリンパ節への働きかけ等に有効に作用することができる健康補助器具が提供される。
以下に、本発明の例示的な実施形態について、図面を参照して、以下に詳しく説明する。ただし、以下の実施形態に記載されている、構成、機能要素などはあくまで一例であり、本発明の技術範囲をそれらの記載のみに限定する趣旨のものではない。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態に係る健康補助器具の構成を示した斜視図である。図1に示されるように、本実施形態の健康補助器具100は、一対の健康補助部材からなる健康補助具である。一対の健康補助部材は、健康補助部材101と健康補助部材102から構成されている。健康補助部材101と健康補助部材102とは同一構造である。一対の健康補助部材101と健康補助部材102とは組み合わせて使用され、同時に使用され、本実施形態の健康補助器具100を構成する。すなわち、本実施形態の健康補助器具100は、2つの健康補助部材を必須構成要素とする。
図1は、第1実施形態に係る健康補助器具の構成を示した斜視図である。図1に示されるように、本実施形態の健康補助器具100は、一対の健康補助部材からなる健康補助具である。一対の健康補助部材は、健康補助部材101と健康補助部材102から構成されている。健康補助部材101と健康補助部材102とは同一構造である。一対の健康補助部材101と健康補助部材102とは組み合わせて使用され、同時に使用され、本実施形態の健康補助器具100を構成する。すなわち、本実施形態の健康補助器具100は、2つの健康補助部材を必須構成要素とする。
図2は、第1実施形態に係る健康補助器具を構成する健康補助部材201の構成を示した斜視図である。図2に示されるように、健康補助部材201は、支持材202と、支持材202の上端に位置し使用者の脇の下と接触する接触部203を備えている。さらに、健康補助部材201は、支持材202の下端に位置しており、健康補助部材201を設置面204に固定するための脚部205を備えている。
接触部203は、支持材202に対して垂直に位置している。接触部203と支持材202とは、欧文字T文字の形状を形成している。脚部205は、支持材202に対して垂直に位置している。脚部205と支持材202とは、逆さの欧文字T文字の形状を形成している。すなわち、健康補助部材201は、支持材202と接触部203と脚部205によって、全体として、欧文字I文字形状を形成している。本実施形態の健康補助器具を構成する健康補助部材201は、支持材202と接触部203と脚部205によって形成される欧文字I文字形状を基本構造とする。
さらに、本実施形態の健康補助器具を構成する健康補助部材201は、接触部203と脚部205との間に位置しており、支持材202に設けられたグリップ部206を備える。グリップ部206は、設置面204に平行に位置しており、支持材202に対して垂直に取り付けられている。グリップ部206は、健康補助部材201が有している欧文字I文字形状の表面207側に取り付けられる。グリップ部206の形状は、使用者が手で握る部分であるから、握りやすい形状とすることが好ましい。例えば、グリップ部206の形状を円柱とし、使用者の指が嵌り易くなるために各指に対応した凹形を設けてもよい。
健康補助部材201を構成する材料は、使用者の重量に耐えることができ、長年の使用に対して耐久性を有する材料であれば、特に制限されない。例えば、健康補助部材201を構成する材料としては、木材、金属、プラスチック、セラミック等を例示することができる。特に、健康補助部材201を構成する材料としては、その機械的特性、耐久性及び加工性の観点から、アルミニウム、ステンレス、スチール、強化プラスチック(FRP)が好ましい。
また、健康補助部材201を構成する材料は、すべて同一の材料を採用してもよいし、上記の材料を組み合わせて使用してもよい。たとえば、健康補助部材201を構成する支持材202としてスチール材料を採用し、接触部203として木材を採用してもよい。グリップ部206は、使用者が手で握る部分であるから、上記材料で構成されるグリップ部205の外周を布、綿、ゴム、スポンジ等で被覆してもよい。
健康補助部材201を構成する材料の色彩は、特に限定されるものではなく、使用者の嗜好に合わせて適宜決定すればよい。健康補助部材201を構成する材料の色彩は、材料が本来有する原色であってもよいし、意匠性の観点から着色されていてもよいし、模様が付されていてもよい。
図3は、第1実施形態に係る健康補助器具が備えている健康補助部材301を構成する支持材302と接触部303との接続部分を示した拡大図である。健康補助部材301を構成する支持材302と接触部303等の各部は一体成形されてもよいし、接触部303等の各部をそれぞれ形成した後に各部を接続してもよい。図3に示されるように、木材で構成された支持材302と接触部303は、それぞれ独立に製造されている。接触部303は、支持材302に嵌合されている。接触部303が支持材302に嵌合されて一体となって欧文字T文字形状の接続部分が形成される。欧文字T文字形状の接続部分は、当該接続部分よりも若干小さいT文字形状の金属片331によって補強されている。T文字形状の接続部分と金属片331は、複数のネジ332によって固定されている。同様に、健康補助部材301を構成する支持材302と脚部305とは一体成形されてもよいし、脚部305をそれぞれ形成した後に接続してもよい。
図4は、第1実施形態に係る健康補助器具が備えている健康補助部材を構成する支持材402とグリップ部406との接続部分を示した拡大図である。図4に示されるように、グリップ部406は、その先端に雄ネジ421を備えている。雄ネジ421は、支持材402に設けられた雌ネジと螺合する。その結果、グリップ部406は、支持材402と強固に接続される。このようにして、本実施形態の健康補助器具を構成する健康補助部材が形成される。
図5は、第1実施形態に係る健康補助器具の使用状態を示した模式図である。図5に示されるように、本実施形態の健康補助器具500は、一対の健康補助部材501及び健康補助部材502からなる健康補助具である。健康補助器具500の使用者503は、一対の健康補助部材501と健康補助部材502がそれぞれ使用者の右脇531、左脇532にあてがう。健康補助部材501の接触部511の表面512が使用者の右脇531と接触する。同様に、健康補助部材502の接触部521の表面522が使用者の左脇532と接触する。次に、健康補助器具500の使用者503は、健康補助部材501が備えているグリップ部513、健康補助部材502が備えているグリップ部523を握る。
さらに、健康補助器具500の使用者503は、右脇531を接触部511の表面512にあてがい、かつ、左脇532を接触部521の表面522にあてがった状態を維持する。かかる状態を維持しながら、健康補助器具500の使用者503は、グリップ513、グリップ523を握り、使用者503の体重による負荷を接触部511、接触部521、グリップ部513、グリップ部523に分散させる。健康補助器具500を構成する健康補助部材501、健康補助部材502は、使用者503の身長より短く設計されている。使用者503は、健康保持部材501、健康補助部材502を右脇531、左脇532にあてがうことによって、使用者503の体重による負荷を接触部511、接触部521及びグリップ部513、グリップ部523に適宜分散させることができる。さらに、使用者503は、両足531、532を曲げることによって、使用者503の体重による負荷を接触部及びグリップ部により適宜分散させることができる。同時に、使用者503の背筋、腰は真っ直ぐに矯正される。使用者503の背中が猫背である場合には、猫背が矯正される。使用者503は、使用者503の体重による負荷を適宜調整することができるので、苦痛等を感じることなく無理なく猫背を矯正することができる。
使用者503の体重による負荷が右脇、左脇にかかることによって、使用者503の背筋を重力によって伸ばすことができる。本実施形態の健康補助器具500によって、使用者503の背筋が伸びることに起因して腰痛、膝痛等の疾患を改善することができる。さらに、使用者503の体重による負荷を主として、グリップ部513、グリップ部523にかけることによって、使用者503の腕、腹筋等に働きかけることができる。また、使用者503の体重による負荷使用者503の体重による負荷が右脇、左脇にかかることによって、右脇531、左脇532のツボが刺激される。右脇、左脇には、リンパ節が多く存在しているため、使用者503の右脇531、左脇532のツボが刺激されることによって、リンパ節への働きかけがなされる。図5に示されるように、使用者503は、使用者503の片足を曲げて使用してもよいし、両足を曲げて使用してもよい。
このように本実施形態によれば、一組の健康補助部材からなる健康補助器具を用いることによって、手軽に腰痛、膝痛等の疾患を改善することができ、筋肉のストレッチ及び筋肉づくり、リンパ節への働きかけ等に有効に作用することができる健康補助器具が提供される。
[第2実施形態] 支持材長さ調整
図6は、第2実施形態に係る健康補助器具の構成を示した斜視図である。図6に示されるように、本実施形態の健康補助器具は、一対の健康補助部材からなる健康補助具であって、上記実施形態の健康補助器具とほぼ同一の構成を採用している。本実施形態の健康補助器具は、当該健康補助器具を構成する健康補助部材601がその支持材の長さを変えることができる調整機構を備えていることを特徴としている。図6に示されるように健康補助部材601は、支持材602と、支持材602の上端に位置し使用者の脇の下と接触する接触部603を備えている。さらに、健康補助部材601は、支持材602の下端に位置しており、健康補助部材601を設置面604に固定するための脚部605を備えている。
図6は、第2実施形態に係る健康補助器具の構成を示した斜視図である。図6に示されるように、本実施形態の健康補助器具は、一対の健康補助部材からなる健康補助具であって、上記実施形態の健康補助器具とほぼ同一の構成を採用している。本実施形態の健康補助器具は、当該健康補助器具を構成する健康補助部材601がその支持材の長さを変えることができる調整機構を備えていることを特徴としている。図6に示されるように健康補助部材601は、支持材602と、支持材602の上端に位置し使用者の脇の下と接触する接触部603を備えている。さらに、健康補助部材601は、支持材602の下端に位置しており、健康補助部材601を設置面604に固定するための脚部605を備えている。
接触部603は、支持材602に対して垂直に位置している。接触部603と支持材602とは、欧文字T文字の形状を形成している。脚部605は、支持材602に対して垂直に位置している。脚部604と支持材602とは、逆さの欧文字T文字の形状を形成している。すなわち、健康補助部材601は、支持材602と接触部603と脚部605によって、全体として、欧文字I文字形状を形成している。本実施形態の健康補助器具を構成する健康補助部材601は、支持材602と接触部603と脚部605によって形成される欧文字I文字形状を基本構造とする。
さらに、本実施形態の健康補助器具を構成する健康補助部材601は、接触部603と脚部605との間に位置しており、支持材602に設けられたグリップ部606を備える。グリップ部606は、設置面604に平行に位置しており、支持材602に対して垂直に取り付けられている。グリップ部606は、健康補助部材601が有している欧文字I文字形状の表面607側に取り付けられる。本実施形態の健康補助部材601は、当該健康補助器具を構成する健康補助部材601がその支持材の長さを変えることができる調整機構を備えていることを特徴としている。
調整機構は、支持材601の長さを変えることができるものであれば、その形態は特に限定されない。例えば、図6に示されるように支持材602を外筒621と内筒622からなる2重構造することができる。支持材602の長さがL1の場合には支持材602を構成する内筒622は、外筒621の内側に収納されている。支持材602の長さがL2の場合には、支持材602を構成する内筒622は、外筒621から取り出されて、外側に表出して支持材602の一部を構成する。外筒621と内筒622との接続は、内筒622の外表面に凸部を形成し、外筒611の内表面に凹部形成し、これらの部分の嵌合構造からなるカシメを形成してもよい。また、外筒621と内筒622との間に共通した孔623を設けて、孔623にピン624を挿入して固定してもよい。
このように本実施形態によれば、健康補助部材の支持材の長さを使用者の身長等の条件に合わせて適宜調整することができる健康補助器具を提供することができる。
[第3実施形態]
本実施形態の健康補助器具は、一対の健康補助部材からなる健康補助具であって、上記実施形態の健康補助器具とほぼ同一の構成を採用している。本実施形態の健康補助器具は、当該健康補助器具を構成する健康補助部材の接触部がクッション層を備えていることを特徴としている。
本実施形態の健康補助器具は、一対の健康補助部材からなる健康補助具であって、上記実施形態の健康補助器具とほぼ同一の構成を採用している。本実施形態の健康補助器具は、当該健康補助器具を構成する健康補助部材の接触部がクッション層を備えていることを特徴としている。
図7は、第3実施形態に係る健康補助器具が備えている一対の健康補助部材の接触部703を示した拡大図である。図7に示されるように、健康補助部材の接触部703がクッション層731を有している。クッション層731は、健康補助部材の接触部703の表面に取り付けられている。クッション層731が接触部703の表面に取り付けられることによって、本実施形態の健康補助器具の使用者が受ける圧力を緩和することができる。
クッション層731は、接触部703から取り外すことができる。クッション層731と接触部703を取り付ける形態は、安定してクッション層731を取り付けることができるものであれば、特に限定されない。例えば、クッション層731を接触部703にロープ等の紐で縛って取り付けてもよいし、マジックテープ(登録商標)を用いて取り付けてもよい。
クッション層731は、芯材としての繊維を充填した繊維層であってもよく、芯材としての繊 維の材質が化繊、固綿、羽毛、ウール、木綿、絹のいずれかであることが好ましい。また、クッション層731は、スプリングが敷設されたスプリング層であってもよい。クッション層731としては、取り扱い、圧力を緩衝することができる観点からウレタン、スポンジが好ましい。
また、クッション層731は、袋状の容器にクッションを詰めて形成されていてもよい。クッション層731が袋状の容器からなる場合には、当該容器の内部に充填材を挿入してクッション層731としてもよい。例えば、袋状の容器には、冷却材又は保冷剤を挿入して脇の体温の上昇を抑制してもよいし、発熱材又は保温材を挿入して脇の体温の低下を抑制してもよい。クッション層731は、接触部703から取り外し可能であるため、本実施形態の健康補助器具を使用して後に汚れた後であっても、取り換えることが可能である。このため、本実施形態の健康補助器具は、使用後であっても常に清潔に保つことができる。
このように本実施形態によれば、接触部にクッション層を備えており、使用者の体重の負荷による衝撃を緩衝することができる健康補助器具を提供することができる。また、本実施形態によれば、接触部を常に清潔に保つことができ、使用者の体温、使用条件に合わせて充填材を挿入することができるクッション層を備えた健康補助部材からなる健康補助器具が提供される。
[第4実施形態]
本実施形態の健康補助器具は、一対の健康補助部材からなる健康補助具であって、上記実施形態の健康補助器具とほぼ同一の構成を採用している。本実施形態の健康補助器具は、当該健康補助器具を構成する健康補助部材801の脚部805の設置面804と対対向する面が円弧形状であることを特徴としている。
本実施形態の健康補助器具は、一対の健康補助部材からなる健康補助具であって、上記実施形態の健康補助器具とほぼ同一の構成を採用している。本実施形態の健康補助器具は、当該健康補助器具を構成する健康補助部材801の脚部805の設置面804と対対向する面が円弧形状であることを特徴としている。
図8は、第4実施形態に係る健康補助器具が備えている健康補助部材801の脚部805の構成を示した拡大図である。図8に示されるように、本実施形態の健康補助器具が備えている健康補助部材801の脚部805は、設置面804に対して、脚部805の全面で接していない。すなわち、脚部805は、設置面804と接触していない前端部851及びその後端部852を有しており、前端部851と後端部852の間に形成される中間部853において設置面804と接触する。脚部805の形状は、逆T文字形状を基本形態としている。脚部805は、前端部851と後端部852が設置面804と接触していない形状を有しており、設置面804と対向する面が前端部851と中間部853と後端部852とを結ぶ緩やかな曲線によって形成された円弧形状を有している。
本実施形態の健康補助器具が備えている健康補助部材801の脚部805は、設置面804と対向する面が前端部851と中間部853と後端部852とを結ぶ緩やかな曲線によって形成された円弧形状を有している。このため、健康補助器具の使用者が自己の体重の負荷を調整することによって、健康補助部材を前後に揺らせることができる。すなわち、健康補助器具の使用者は、適宜、健康補助部材を前後に揺らせて使用することができ、上下方向の背筋、腰の引き伸ばしに加えて、前後方向の運動を確保することができる。
なお、本実施形態の健康補助器具が備えている健康補助部材801の脚部805は、支持部802に対して取り外し可能な構造としてもよい。具体的には、支持材802の先端部を凸部とし、脚部805に凹部を設けて、支持材802の先端部に脚部805の凹部を嵌合させてもよい。また。支持材802の先端部をネジ構造とし、脚部805の凹部に螺合させてもよい。
さらに、健康補助器具500の使用者503は、右脇531を接触部511の表面512にあてがい、かつ、左脇532を接触部521の表面522にあてがった状態を維持する。かかる状態を維持しながら、健康補助器具500の使用者503は、グリップ513、グリップ523を握り、使用者503の体重による負荷を接触部511、接触部521、グリップ部513、グリップ部523に分散させる。健康補助器具500を構成する健康補助部材501、健康補助部材502は、使用者503の身長より短く設計されている。使用者503は、健康保持部材501、健康補助部材502を右脇531、左脇532にあてがうことによって、使用者503の体重による負荷を接触部511、接触部521及びグリップ部513、グリップ部523に適宜分散させることができる。さらに、使用者503は、両足533、534を曲げることによって、使用者503の体重による負荷を接触部及びグリップ部により適宜分散させることができる。同時に、使用者503の背筋、腰は真っ直ぐに矯正される。使用者503の背中が猫背である場合には、猫背が矯正される。使用者503は、使用者503の体重による負荷を適宜調整することができるので、苦痛等を感じることなく無理なく猫背を矯正することができる。
Claims (5)
- 一対の健康補助部材からなる健康補助具であって、
前記健康補助部材は、支持材と、
前記支持材の上端に垂直に位置し、使用者の脇の下と接触する接触部と、
前記支持材の下端に垂直に位置し、前記健康補助部材を設置面に固定するための脚部と、
前記接触部と前記脚部との間に位置し、前記支持材に設けられたグリップ部と、を備え、
前記支持材は前記接触部の長手方向の中央部と嵌合し、前記支持材と前記接触部の接続部分には、補強のため2つ以上のネジによってT文字形状の金属片を固定し、
前記支持材は前記脚部の長手方向の中央部と嵌合し、前記接触部と前記脚部を平行に設置することにより、
前記健康補助部材は欧文字I文字形状を形成し、前記I文字形状を形成する側に前記グリップ部を設けたことを特徴とする健康補助具。 - 前記支持材は、当該支持材の長さを変えることができる調整機構を備えていることを特徴とする請求項1に記載の健康補助具。
- 前記接触部は、クッション層を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の健康補助具。
- 前記脚部は、前記健康補助部材の設置面と対向する面が前記脚部の前端部と前記脚部の後端部とを結ぶ緩やかな曲線によって形成される円弧形状を有していることを特徴とする請求項1ないし3いずれか1項に記載の健康補助器具。
- 前記脚部に設けた凹部と前記支持材の先端部は螺合構造であって、取り外し可能であることを特徴とする請求項4に記載の健康補助器具。
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