JP3224881U - 自己洗浄機能を有する負圧ジェットチューブ - Google Patents

自己洗浄機能を有する負圧ジェットチューブ Download PDF

Info

Publication number
JP3224881U
JP3224881U JP2019004279U JP2019004279U JP3224881U JP 3224881 U JP3224881 U JP 3224881U JP 2019004279 U JP2019004279 U JP 2019004279U JP 2019004279 U JP2019004279 U JP 2019004279U JP 3224881 U JP3224881 U JP 3224881U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
negative pressure
fluid
suction chamber
tube
cleaning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019004279U
Other languages
English (en)
Inventor
陳志豪
蔡定
陳文賢
Original Assignee
日揚科技股▲分▼有限公司
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from TW108212853U external-priority patent/TWM592339U/zh
Priority claimed from TW108135195A external-priority patent/TW202112449A/zh
Application filed by 日揚科技股▲分▼有限公司 filed Critical 日揚科技股▲分▼有限公司
Application granted granted Critical
Publication of JP3224881U publication Critical patent/JP3224881U/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】自己洗浄機能を有する負圧ジェットチューブを提供する。【解決手段】自己洗浄機能を有する負圧ジェットチューブであり、少なくとも吸入チャンバー20、噴出管30及び洗浄部材50を含む。吸入チャンバーの側壁には、第一流体管路40に連通する少なくとも一つの吸入口を有する。噴出管の噴出口は吸入チャンバー中に設けられ、第二流体を噴出することにより、吸入チャンバーに負圧を生じさせて、第一流体管路中の第一流体を吸入チャンバーに進入させる。洗浄部材は選択的に第三流体300を提供して、吸入チャンバー及び/又は第一流体管路を洗浄する。これにより、管壁上の固体詰まりを自分で除去し、且つ設備全体が機械停止しない運転状態で自動洗浄作業を行うことができる。【選択図】図1

Description

本考案は、マイクロバブル生成装置に関するものであり、特に液体と気体の混合及び固体粉塵の除去を処理する、輸送菅の詰まりを防止するのに用いる負圧装置に関するものである。
一般的に、工業排気などの気体は、各種の環境問題の根源であると思われる。工業プロセスの排気は、一般的に湿式洗浄塔を用いて有毒ガスを捕捉するため、気体と液体の混合程度が汚染除去能力の優劣を決定し、その混合程度の増加により、湿式洗浄塔はスプレータイプ(Spray Type)、充填塔式(Packed Tower Type)、ベンチュリ管式(Venturi Tube Type)等の形式に分けられる。
そのうち、ベンチュリ管式はサイフォンの原理を用いて負圧を生じさせ有毒ガスの逆流を防止することができる。台湾実用新案第M535595号「輸送管部材、及びそれを有する気液混合攪拌器」は、ベンチュリ管構造を用いて気液混合程度を増加させるとともに、フレキシブルチューブが水の流れに従って揺動することにより、輸送管に付着した固体粉塵が詰まるのを防ぐ。しかし、このフレキシブルチューブは使用時間に従って常に断裂する危険があり、設備の損害をもたらし、且つ管壁が小さく経路も長いため、汚染除去能力も下降する。また、この従来技術は、メンテナンス時には排気処理を行うことができないため、機械を停止してメンテナンスを行う必要があり、プロセス全体を停止させることになる。更に、多くのスペア設備を必要とするため、全体のコストが増加するだけでなく、排気処理の複雑さも増す。
以上に鑑み、本考案の目的は自己洗浄機能を有する負圧ジェットチューブを提供し、従来技術の課題を解決することである。
上記の目的を達成するため、本考案は、気体及び/又は気体中の固体粒子を除去するためのものであり、少なくとも吸入チャンバー、噴出管及び洗浄部材を含む、自己洗浄機能を有する負圧ジェットチューブを提供する。
吸入チャンバーの側壁には少なくとも一つの第一流体管路に通じるための吸入口を有する。噴出管の噴出口は吸入チャンバーに設けられ、且つ第二流体を噴出することにより、吸入チャンバーに負圧を生じさせて、第一流体管路中の第一流体を吸入チャンバーに進入させる。洗浄部材は選択的に第三流体を提供して、吸入チャンバー及び/又は第一流体管路を洗浄する。
本考案の自己洗浄機能を有する負圧ジェットチューブはさらに、第一流体と第二流体を混合して混合流体を生成させるための、吸入チャンバーに連通する混合管を含む。
本考案の自己洗浄機能を有する負圧ジェットチューブはさらに、混合流体を吹きかけるための、混合管に連通する拡散管を含む。
本考案の自己洗浄機能を有する負圧ジェットチューブは、上記拡散管及び/又は上記混合管上に設けられたスリーブを含む。
そのうち、吸入チャンバー、噴出管、混合管及び/又は拡散管は一体式又は組み立て式構造である。
そのうち、洗浄部材の数は複数個がより好ましく、且つ部分又は全部の洗浄部材は直列に連通し、並列に連通し、又は互いに連通していない。
そのうち、洗浄部材の数は複数個であり、且つ洗浄部材は等角度で第三流体を噴出する。
そのうち、洗浄部材は、吸入チャンバーに向かって第三流体を噴出するために、吸入チャンバーの側壁及び/又は第一流体管路に設けられる。
そのうち、第三流体は、気体、液体、気体混合液体又は交替する気体及び液体である。
そのうち、第一流体は、気体、第二流体は液体である。
そのうち、洗浄部材は負圧の数値及び/又は時間設定及び/又は頻度設定に基づき第三流体を噴出する。
そのうち、洗浄部材は吸入チャンバーにおいて実質的に負圧を有する又は有しない状況において第三流体を噴出する。
この他、本考案はさらに、負圧を用いて第一流体を吸入し、且つ第二流体を負圧ジェットチューブに通し負圧を生じさせる、自己洗浄機能を有する負圧ジェットチューブを提供し、負圧ジェットチューブを洗浄するための少なくとも一つの洗浄部材を備えることを特徴とする。
そのうち、少なくとも一つの洗浄部材の数は複数個であり、且つ少なくとも一つの洗浄部材は等角度で第三流体を噴出する。
以上の構成より、本考案に係る自己洗浄機能を有する負圧ジェットチューブには、次のような一つ又は複数のメリットがある。
(1)本考案の負圧ジェットチューブは高負圧を生成させ気体を吸入し、流体管路の固体粒子詰まりの問題を解決することができる。
(2)本考案の負圧ジェットチューブは自己洗浄機能を有し、設備全体が機械停止しない運転状態において粉塵の自動洗浄、汚れ除去作業を行うことができる。
(3)本考案の負圧ジェットチューブは気体又は液体の噴射により、管壁上の固体詰まりを自分で除去することができる。
(4)本考案の負圧ジェットチューブの装置全体は、消耗部材がなく、断裂の危険がなく、使用寿命が長く、且つ部材の交換も便利である。
本考案の自己洗浄機能を有する負圧ジェットチューブを示す斜視図である。 本考案の自己洗浄機能を有する負圧ジェットチューブを示す側面図であり、そのうち第二流体管路を図示している。 本考案の自己洗浄機能を有する負圧ジェットチューブを示す平面図である。 本考案の自己洗浄機能を有する負圧ジェットチューブの一方向から得られる断面図である。 本考案の自己洗浄機能を有する負圧ジェットチューブの別方向から得られる断面図である。 本考案の自己洗浄機能を有する負圧ジェットチューブを示す斜視図であり、そのうちスリーブを増設している。 本考案の自己洗浄機能を有する負圧ジェットチューブを示す断面図であり、そのうちスリーブを増設している。 本考案の自己洗浄機能を有する負圧ジェットチューブを排気処理装置に応用したことを示す図である。
以下、本考案の技術的特徴、内容とメリット、及び達成できる効果を理解するため、本考案の図面、及び実施の形態に基づいて以下の通り詳細に説明する。ここで使用する図面の要旨は、明細書の意味の説明及び補助に過ぎず、必ずしも本考案実施後の実際の比例と精確な配置ではないため、添付の図面の比例と配置関係について、本考案の実際の実施上の権利範囲と解読し、限定すべきでない。この他、容易に理解させるため、下記の実施形態における同じ部品について、同じ符号を付して説明する。また、図に示す部材の寸法の比例は、各部品とその構造を説明するためのものであり、限定に用いるものではない。
また、明細書全編及び特許請求範囲に使用される用語は、特に示す場合を除いて、本願の分野、本明細書に開示される内容、及び特殊の内容における一般的な意義を持つ。本考案を述べるある用語は、下記又はこの明細書の別の箇所にて説明することにより、当業者に本考案の記載に関する追加ガイダンスを提供する。
本文中で使用する“第一”、“第二”、“第三”等は、特に順序や順位の意味を指すものではなく、本考案を限定するものでもなく、同じ技術用語が述べる部材又は操作を区別するためのものに過ぎない。
次に、本文中での使用する“含む”、“備える”、“有する”、“含有する”などの用語は、いずれも開放的な用語であり、即ち、含むが、これに限定されないことを意味する。
本考案の自己洗浄機能を有する負圧ジェットチューブは、高負圧を生成して気体を吸い込むことにより、流体管路の固体粒子の詰まりを解決することができるだけでなく、自己洗浄の機能を提供することができ、負圧ジェットチューブの吸入チャンバーが長時間使用による固体粒子の詰まりの課題を避ける。
また、本考案の負圧ジェットチューブから噴出される混合流体が流体を有する処理槽に応用される場合、単位体積の表面積(表面積を体積で割った値)に大幅に増加したマイクロバブルを生成することにより、気体の溶解度及び固体粒子の捕捉率を増加することができる。
図1から図8を参照する。図1は、本考案の自己洗浄機能を有する負圧ジェットチューブを示す斜視図である。図2は、本考案の自己洗浄機能を有する負圧ジェットチューブを示す側面図である。図3は、本考案の自己洗浄機能を有する負圧ジェットチューブを示す平面図である。図4は、本考案の自己洗浄機能を有する負圧ジェットチューブの一方向から得られる断面図である。図5は、本考案の自己洗浄機能を有する負圧ジェットチューブの別方向から得られる断面図である。図6は、本考案の自己洗浄機能を有する負圧ジェットチューブを示す斜視図であり、そのうちスリーブを増設している。図7は、本考案の自己洗浄機能を有する負圧ジェットチューブを示す断面図であり、そのうちスリーブを増設している。図8は、本考案の自己洗浄機能を有する負圧ジェットチューブを排気処理装置に応用したことを示す図である。
図1から図8が示すように、本考案の自己洗浄機能を有する負圧ジェットチューブ10は少なくとも吸入チャンバー20及び噴出管30を備える。吸入チャンバー20の側壁22には少なくとも一つの吸入口24を有し、吸入口24は第一流体管路40に連通するためのものである。そのうち、吸入チャンバー20はより好ましくは中空柱状管であり、且つ好ましくは円柱状管であるが、これに限らず、その他の形状も同様に本考案に適用することができる。
噴出管30は好ましくは中空漏斗管であり、即ち噴出管30の構造は上が広く下が狭くなっていることにより、流速を加速させ、噴出管30の両側の開口の口径は異なり、且つ吸込口32の口径が射出口34の口径より大きいことが好ましい。そのうち噴出管30の吸込口32と射出口34の間の管壁は傾斜状、又は平行に延伸して再度傾斜状を呈してもよく、傾斜角度は噴出管30の吸込口32と射出口34の間の距離及び口径によって定められてもよい。吸入チャンバー20の上部側は好ましくシールされており、吸入チャンバー20の底側は排出口26を有する。
噴出管30の先端は吸込口32であり、噴出管30の底端は射出口34である。噴出管30のパイプシャフトは一部又は全部が吸入チャンバー20を貫いて設けられていることにより、噴出管30の射出口34を吸入チャンバー20中に設け、噴出管30の吸込口32は第二流体200を提供可能な第二流体管路42に連通する。
これにより、第二流体200が噴出管30の吸込口32から吸入チャンバー20に進入し、且つ吸入チャンバー20の射出口34から噴出すると、高流量の第二流体200は吸入チャンバー20に負圧を生じさせる。この負圧の数値は例えば、0kPaからマイナス100kPaであるが、これに限らず、真空負圧現象の吸引力又は第一流体管路40中に流動する第一流体100の圧力(例えば気体圧力)により、第一流体管路40中の第一流体100を吸入チャンバー20に進入させることができ、且つ吸入チャンバー20内に吸入されることが好ましい。
本考案の設計は流速を加速させて周囲の環境に真空負圧現象を生じさせ、第一流体管路40中の第一流体100(例えば気体)を吸い出し、固体粒子が第一流体管路40の出口箇所に累積するのを避けることができる。
噴出管30の射出口34と吸入チャンバー20の排出口26の間の第一距離は、好ましくは噴出管30の射出口34と吸入チャンバー20の吸入口24の間の第二距離が等しい。これにより、よりよい噴射効果が得られるが、この限りではない。例を挙げて言うと、上述の第一距離は第二距離より大きいか又は小さくてもよい。この他、第一流体100は気体又は液体であってよく、第二流体は液体又は気体であってよい。
処理プロセスの排気を例にとると、第一流体100は好ましくは気体であり、第二流体は好ましくは液体である。第一流体100の流量範囲は約200SLMから4,000SLMであり、第一流体管路40の管径範囲は約10から250センチメートルである。第二流体の流量範囲は約200SLMから4,000SLMであり、第二流体管路42の管径範囲は約10から250センチメートルである。
本考案の自己洗浄機能を有する負圧ジェットチューブ10は選択的に混合管60を含み、そのうち混合管60の入口端は吸入チャンバー20の底端に連通する。詳しく言うと、混合管60の入口端は好ましくは吸入チャンバー20の排出口26に連通しており、これにより、第一流体100と第二流体200がそれぞれ第一流体管路40及び噴出管30を経て吸入チャンバー20に進入し、且つ吸入チャンバー20の排出口26から混合管60に進入すると、混合管60は第一流体100と第二流体200を混合して混合流体400を生成する。そのうち、混合流体400はマイクロバブルを有しているものが好ましく、これにより、汚れを除去する効果を達成する。
混合管60は、例えば中空柱状管であり、且つ好ましくは円柱状管であるが、これに限らず、その他の形状も同様に本考案に適用できる。混合管60は好ましくは直管であり、即ち混合管60のパイプ本体の管径は好ましくは実質的に同じである。混合管60の長さは実際の需要により調整できることにより、異なる混合効果を達成できる。
本考案の混合管60は吸入チャンバー20に直接接続することができる。また、混合管60は間接的に吸入チャンバー20に連接することもできる。例えば、混合管60と吸入チャンバー20の間は選択的にスリーブ21を(図6及び図7で示すように)有していてもよく、これによって両者の接合及び/又は構造の安定性を増加する。例を挙げて言うと、本考案の吸入チャンバー20の底側には排出口26を有する板体であってもよく、且つこの板体は取り外し可能で側壁22に連接する、又は一体で側壁22を形成することができる。
上述の混合管60は例えばスリーブ21を経て吸入チャンバー20に連通することができる。或いは、吸入チャンバー20の底側もスリーブ21により構成されてもよく、そのうちスリーブ21の上端は吸入チャンバー20の底端に接続し、且つスリーブ21の底端は混合管60に接続することにより、混合管60をスリーブ21を経て吸入チャンバー20に連通させることができる。ただし、上述の構造は例を挙げたに過ぎず、本考案を限定するためのものではない。
本考案の自己洗浄機能を有する負圧ジェットチューブ10はさらに選択的に拡散管70を含み、そのうち拡散管70の入口端は混合管60の出口端(底端)に連通する。拡散管70は、好ましくは中空管であり、且つ好ましくは拡散状を呈する漏斗管であり、即ち拡散管70の構造は上が狭く下が広くなっており、拡散管70の両側の開口の口径は異なり、且つ好ましくは拡散管70の入口端の口径が出口端の口径より小さい。そのうち拡散管70の入口端と出口端の間の管壁は好ましく傾斜状を呈しており、即ち徐々に口径を変化させ、あるいは平行に延伸して傾斜状を呈し、傾斜角度は実際の需要により調整することで、異なる拡散効果を達成する。
本考案の負圧ジェットチューブ10の構造全体あるいは一つ又は複数個の部材の全部又は部分的材質を例にとると、ポリ塩化ビニル(PVC)、塩素化塩化ビニル樹脂(CPVC)、ステンレス鋼であるが、これに限らず、例えばSUS304又はSUS316ステンレス鋼及びそのポリテトラフルオロエチレン(PTFE)塗布層である。そのうち、吸入チャンバー20の構造は全部又は部分が透明であってよく、あるいは吸入チャンバー20の構造は全部又は部分が不透明であってよい。もし吸入チャンバー20が透明構造を有する場合は、ユーザが肉眼で詰まりが発生しているかを見ることに役立つ。
本考案の拡散管70は混合管60に直接的に接続することができる。また、拡散管70は混合管60に間接的に接続することもできる。例えば、拡散管70と混合管60の間はさらに、選択的にスリーブ71を(図6及び図7参照)有していてもよく、これにより構造の安定性を増加する。そのうちこのスリーブ71の一端は混合管60に接続し、もう一端は拡散管70に接続し、あるいはスリーブ71は拡散管70と混合管60の間の連接箇所に位置する。ただし、上述の構造は例を挙げたに過ぎず、本考案を限定するためのものではない。
この他、本考案の負圧ジェットチューブは一体式又は組み立て式構造であってよく、そのうち吸入チャンバー20、噴出管30、混合管60及び/又は拡散管70は一体式又は組み立て式構造である。組み立て式構造の拡散管を例にとると(図6及び図7で示すように)、本考案の拡散管70は2個又は2個以上の管体を接続してなってもよい。ただし、上述の構造は例を挙げたに過ぎず、本考案を限定するためのものではない。
本考案の別の技術的特徴は、本考案の自己洗浄機能を有する負圧ジェットチューブ10がさらに少なくとも一つの洗浄部材50を含むことにある。洗浄部材50は好ましくは第三流体管路44に直接的に又は間接的に接続して第三流体管路44に連通し、そのうち第三流体管路44の別の側は、例えば第三流体供給槽(図示せず)に連通することにより、第三流体300を供給して吸入チャンバー20及び/又は第一流体管路40に進入させる。
上述の第二流体200は噴出管30の底端の射出口34から噴出され且つ混合管60中に進入するため、射出口34の下方及び/又は上方まで固体粒子が沈積して詰まり現象が発生する可能性がある。よって、洗浄部材50のより好ましい設置位置は、噴出管30の射出口34の上方であり、且つ更に好ましくは吸入チャンバー20の上端及び噴出管30の射出口34の間である。このようにすることで、負圧ジェットチューブの洗浄及び固体粒子が負圧ジェットチューブに沈積するのを除去又は避けることができる。ただし、上述の洗浄部材50の設置位置は例を挙げたに過ぎず、本考案を限定するためのものではなく、洗浄部材50は吸入チャンバー20の上端及び噴出管30の射出口34の間に設けてもよく、負圧ジェットチューブの洗浄及び固体粒子が負圧ジェットチューブに沈積するのを除去又は避けるという効果を達成する。
この他、洗浄部材50又は第三流体管路44は、例えば制御部材(図示せず)により制御されてもよく、これにより、第三流体管路44は洗浄部材50を介して第三流体300を供給するか又は供給を停止することができる。制御部材は例えば、制御器に吸い上げポンプ又は電動弁を合わせたものであるが、これに限らない。制御部材は従来技術を採用してもよいため、ここでは述べない。
洗浄部材50の型式は特に限定しないが、単一液柱又は複数の液柱を噴出できれば、いずれも本考案に適用できる。例を挙げて言うと、洗浄部材50は、例えば噴出口、ノズル、管体、開口又はその他の適切な洗浄部材であり、洗浄部材50が選択的に第三流体300を噴出して吸入チャンバー20及び/又は第一流体管路40を洗浄できれば、本考案に適用することができる。洗浄部材50は好ましくは第三流体300を水平に噴出し、即ち第三流体300は好ましく第二流体200が吸入チャンバー20に進入する方向に実質的に垂直であり、より好ましいすすぎ洗浄の効果を達成する。ただしこの限りではなく、第三流体300は吸入チャンバー20の吸入口24及び/又は吸入チャンバー20の排出口26に向かって傾斜状を呈していてもよく、あるいは第二流体200が吸入チャンバー20に進入する方向に平行でもよく、固体詰まりさえ有効に除去できれば、本考案に適用することができる。
上記は例を挙げたにすぎず、本考案を限定するものではく、即ち各種の洗浄方式と設計はいずれも本考案の範疇に属する。
また、洗浄部材50は、例えば吸入チャンバー20に設けてもよく、第一流体管路40に設けてもよく、あるいは吸入チャンバー20及び第一流体管路40に同時に設けてもよい。あるいは、洗浄部材50は、噴出管30又は第一流体管路40に設けてもよく、このとき第三流体300は第三流体管路44により供給され、又は噴出管30又は第一流体管路40により供給されてもよい。あるいは、洗浄部材50は、負圧ジェットチューブ10のいずれの位置あるいは吸入チャンバー20から距離があるところに設けてもよい。言い換えると、どの構造、どの型式、どの設置位置又はどの数量の洗浄部材50であっても、第三流体300を選択的に噴出し、吸入チャンバー20及び/又は第一流体管路40を洗浄できれば、いずれも本考案に適用することができる。
また、第三流体300の材料と供給源は第二流体200と同じあるいは異なっていてもよい。
加えて、洗浄部材50の数は実際の需要により定めることができ、1つ又は複数個であってよい。洗浄部材50の数が複数個である場合、洗浄部材50は例えば、同じ水平面(単層分布)又は異なる水平面(多層分布)に分布することができ、等角度分布であってもよく、これにより、第三流体300を等角度で噴出する。
洗浄部材50の数が3個であることを例にとると、この3個の洗浄部材50の間の夾角は好ましくは120度である。同様の理由で、本考案の洗浄部材50は等角度分布に限らず、洗浄部材50は非等角度分布であってもよい。洗浄部材50の数が3個であることを例にとると、この3個の洗浄部材50の設置位置は、好ましくは2個の洗浄部材50が吸入チャンバー20に位置し、1個の洗浄部材50が第一流体管路40に位置し、第一流体管路40に固体粒子の沈積が生成しそうな箇所、例えば湾曲箇所がある場合、洗浄部材50は好ましくは第一流体管路40の湾曲箇所に位置する。
また、本考案において、これら洗浄部材50の一部又は全部の洗浄部材50は、例えば第三流体管路44又はその他の管路により直列に連通、並列に連通していてもよく、あるいはこれら洗浄部材50中の一部又は全部の洗浄部材50は、お互いに連通せず独立して作動することもできる。
例を挙げると、洗浄部材50は、例えば市販の三方コネクタ又は三方弁であってよく、あるいは市販の三方コネクタ又は三方弁により順番に第三流体管路44に連通する。これにより、第三流体管路44が供給する第三流体300は、同時に又は順番に洗浄部材50によって吸入チャンバー20及び/又は第一流体管路40中の詰まりが生成する可能性がある、或いはすでに生成している位置に高速で吹き付けられる。また、第三流体管路44が洗浄部材50に第三流体300を供給する方法は、例えば上記負圧の数値に基づいたもの、例えば負圧の数値が所定の数値範囲を超えているかを判断するか、及び/又は時間設定及び/又は頻度設定により、例えば定時/定頻度に基づき、手動式操作又は自動式操作を行ってもよい。
判断数値を例にとると、本考案の負圧ジェットチューブ10はさらに圧力センサ(図示せず)を増設してもよい。圧力センサは、好ましく吸入チャンバー20又は第一流体管路40に設けることにより、負圧の数値を読み取り、ユーザに手動操作させることができる。或いは、上述の制御部材はこの負圧の数値により、所定の数値範囲にあるかを判断し、結果が否であれば、第三流体300の供給を自動的に開始することで、固体詰まりを除去する。
当業者は、本考案の開示内容に基づいて、どのように洗浄部材50を制御して洗浄効果を生むのかを明確に理解しているはずなので、ここでは別途述べない。以上をまとめると、本考案の洗浄部材50はどの現有の構造又は技術も採用でき、固体詰まりの洗浄、予防又は除去の効果を達成する。
本考案の技術的特徴は、洗浄部材50が吸入チャンバー20が実質的に負圧を有する状況で第三流体300を噴出して自己洗浄の効果を達成することができるという点であり、本考案の自己洗浄機能を有する負圧ジェットチューブ装置は設備全体が機械停止しない運転状態で自動粉塵洗浄を行い、汚れ除去作業をするとともに、実質的に負圧ジェットチューブ10の負圧状態を保持する。
ただし、本考案は同様に上述の方法に限らず、本考案の自己洗浄機能を有する負圧ジェットチューブ装置は実際の需要に基づき、吸入チャンバー20が実質的に負圧を有しない状況でも第三流体300を噴出することができ、即ち設備全体が機械停止する状態でさらに自動粉塵洗浄して、汚れを除去する作業を行うこともできる。
排気処理プロセスを例にとると、第一流体100は好ましくは気体であり、例えば排気等廃ガスであり、且つ例えば半導体製造過程において生まれるプロセス気体である。第二流体200は好ましくは液体であり、例えば、液体水、水を含む溶液又はその他の洗浄液体であり、例えばアルカリ性溶液である。例を挙げて言うと、淡水からなる洗浄液は実際に多くの埃や固体粒子の捕捉に応用するに足り、そのうち洗浄液の水溶液は埃又は固体粒子を濡らして捕捉する。この他、淡水と水酸化ナトリウム又はその他の中和剤(例えば石灰)からなる洗浄液は、大量の酸性物質、例えば塩酸、硫酸又は排気中のその他の酸を含む成分を有効的に取り出し及び中和することができる。塩酸及び硫酸等の酸性物質は非常に水に溶け易いため、水からなる洗浄液に適切なアルカリ、例えば水に溶解する水酸化カルシウム(Ca(OH))、炭酸カルシウム(CaCO)及び/又は炭酸水素ナトリウム(NaHCO)が存在すれば、各種生産源中の酸性成分を吸収及び中和して、酸性溶液の形成を降下させることができる。
本考案の自己洗浄機能を有する負圧ジェットチューブ10が処理槽80中に(図8に示すとおり)設けられることによって、排気処理装置を構成する場合、第二流体200の組成成分は好ましくは処理予定の第一流体100(例えば気体)に基づいて決定され、且つ第二流体200(例えば液体)は好ましくは処理槽80中に収容されるとともに、例えば管路循環により噴出管30に供給され射出口34から噴出され、ベンチュリ管原理により高負圧を生じ第一流体管路40中の第一流体100(気体)を吸入し、水気混合流体を形成する。
水気混合流体が混合管60、拡散管70に進入し、又は処理槽80中の第二流体200に進入すると、第一流体100(気体)は圧力変化によりマイクロバブルに切り分けられ、且つ直線運動となるので、エネルギー使用効率が高い。この他、本考案の自己洗浄機能を有する負圧ジェットチューブ装置は設備全体が機械停止しない運転状態で自動粉塵洗浄し、汚れを除去する作業を行うことができる。即ち本考案は負圧値を実時間保持でき、且つより低い排気モータ効率を実時間保持できる。よって、PM2.5微粒子を例にとると、本考案は97%の除去率を実時間保持でき、且つ省エネ効果を有する。
本考案の各種実施形態において、第三流体300は例えば気体、液体又は気体混合液体であってよく、上述の気体は例えば、空気、窒素、不活性気体又はその他適切な気体であってよく、液体は例えば液体水、水を含む溶液又はその他適切な溶液等の洗浄液であってよいが、これに限らない。例を挙げて言うと、第三流体300は交替で供給交換される気体及び液体であってよく、例えば気体を一定時間供給したのち、液体をまた一定時間供給し、続けて再度気体を一定時間供給するものである。例を挙げて言うと、第三流体300が気体であるとき、洗浄部材50が噴出する第三流体300の流量範囲は約200SLMから4,000SLMである。第三流体300が液体であるとき、洗浄部材50から噴出される第三流体300の流量範囲は約200SLMから4,000SLMである。
上述した本考案の自己洗浄機能を有する負圧ジェットチューブには、次のような一つ又は複数のメリットがある。
(1)本考案の負圧ジェットチューブは高負圧を生成させて気体を吸入し、流体管路の固体粒子詰まりの問題を解決することができる。
(2)本考案の負圧ジェットチューブは自己洗浄機能を有し、設備全体が機械停止しない運転状態において粉塵の自動洗浄、汚れの除去作業を行うことができる。
(3)本考案の負圧ジェットチューブは気体又は液体の噴射により、管壁上の固体詰まりを自分で洗浄除去する。
(4)本考案の負圧ジェットチューブ装置全体は、消耗部材がなく、断裂の危険がなく、使用寿命が長く、且つ部材の交換も便利である。
以上の記述は例を挙げたものにすぎず、限定するものではない。本考案の精神及び範疇から逸脱しない、それに対して行ういかなる同等効果の修正又は変更も、添付の特許請求の範囲に含まれる。
本考案は、気体及び/又は気体中の固体粒子を除去するためのものであり、少なくとも吸入チャンバー、噴出管及び洗浄部材を含む、自己洗浄機能を有する負圧ジェットチューブを提供する。
10 負圧ジェットチューブ
20 吸入チャンバー
21 スリーブ
22 側壁
24 吸入口
26 排出口
30 噴出管
32 吸込口
34 噴出口
40 第一流体管路
42 第二流体管路
44 第三流体管路
50 洗浄部材
60 混合管
70 拡散管
80 処理槽
71 スリーブ
100 第一流体
200 第二流体
300 第三流体
400 混合流体

Claims (10)

  1. 吸入チャンバーと、
    前記吸入チャンバーに負圧を生じさせる噴出管と、
    前記吸入チャンバーの底端に連通する混合管と、
    前記混合管の底端に連通する拡散管と、
    前記吸入チャンバーを少なくとも洗浄するための少なくとも一つの洗浄部材と、を備える、
    自己洗浄機能を有する負圧ジェットチューブ。
  2. 前記吸入チャンバーは第一流体管路より第一流体を吸入する請求項1に記載の自己洗浄機能を有する負圧ジェットチューブ。
  3. 前記噴出管は前記吸入チャンバーに第二流体を噴出し、前記吸入チャンバーに前記負圧を生じさせて、前記第一流体管路中の前記第一流体を前記吸入チャンバーに吸入する、請求項2に記載の自己洗浄機能を有する負圧ジェットチューブ。
  4. 前記少なくとも一つの洗浄部材は前記吸入チャンバーが実質的に負圧を有する状況又は有しない状況で第三流体を噴出して前記吸入チャンバーを洗浄する、請求項1又は3に記載の自己洗浄機能を有する負圧ジェットチューブ。
  5. 前記少なくとも一つの洗浄部材は負圧の数値、時間設定、及び/又は頻度設定により前記第三流体を噴出する、請求項4に記載の自己洗浄機能を有する負圧ジェットチューブ。
  6. 前記混合管と前記吸入チャンバーの間及び/又は前記混合管と前記拡散管の間に設けられるスリーブをさらに備える、請求項1に記載の自己洗浄機能を有する負圧ジェットチューブ。
  7. 前記少なくとも一つの洗浄部材の数は複数個であり、且つ一部又は全部の前記洗浄部材は直列に連通、並列に連通又は互いに連通していない請求項1に記載の自己洗浄機能を有する負圧ジェットチューブ。
  8. 前記少なくとも一つの洗浄部材の数は複数個であり、且つ前記少なくとも一つの洗浄部材は第三流体を等角度で噴出する請求項1に記載の自己洗浄機能を有する負圧ジェットチューブ。
  9. 前記第一流体は気体であり、前記第二流体は液体である、請求項3に記載の自己洗浄機能を有する負圧ジェットチューブ。
  10. 前記第三流体は気体、液体、気体混合液体又は交互に提供される気体及び液体である、請求項4に記載の自己洗浄機能を有する負圧ジェットチューブ。
JP2019004279U 2019-09-27 2019-11-12 自己洗浄機能を有する負圧ジェットチューブ Active JP3224881U (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
TW108212853 2019-09-27
TW108212853U TWM592339U (zh) 2019-09-27 2019-09-27 具自清功能之負壓射流管
TW108135195 2019-09-27
TW108135195A TW202112449A (zh) 2019-09-27 2019-09-27 具自清功能之負壓射流管

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3224881U true JP3224881U (ja) 2020-01-30

Family

ID=69182786

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019004279U Active JP3224881U (ja) 2019-09-27 2019-11-12 自己洗浄機能を有する負圧ジェットチューブ
JP2019204658A Pending JP2021053616A (ja) 2019-09-27 2019-11-12 自己洗浄機能を有する負圧ジェットチューブ

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019204658A Pending JP2021053616A (ja) 2019-09-27 2019-11-12 自己洗浄機能を有する負圧ジェットチューブ

Country Status (1)

Country Link
JP (2) JP3224881U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021053616A (ja) 2021-04-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN212225620U (zh) 长效型自清洁负压射流管
CN211358146U (zh) 具自清功能之负压射流管
CN110721543A (zh) 具自清功能之负压射流管
WO2011122325A1 (ja) 混合流体噴射装置
WO2002040137A1 (fr) Procede et appareil de desulfuration des gaz de combustion de type sature
CN103170219B (zh) 气体清洗装置
JP3223688U (ja) 湿式スクラバー
JP5588582B2 (ja) 洗浄装置
KR101989400B1 (ko) 세정 효율을 향상시킨 저압 침액식 세정 집진장치
JP3224881U (ja) 自己洗浄機能を有する負圧ジェットチューブ
TWI663000B (zh) 洗淨方法及此洗淨方法所使用之洗淨裝置
JP3226633U (ja) 長時間作用型自己洗浄負圧ジェットチューブ
WO2017169897A1 (ja) 空気浄化装置
US11801473B2 (en) Long-effect self-cleaning negative-pressure ejector
US20230158534A1 (en) Self-cleaning negative-pressure ejector
WO2017022631A1 (ja) 飛沫類回収装置と飛沫類回収方法
TWM592339U (zh) 具自清功能之負壓射流管
TWM582871U (zh) 濕式處理裝置
TWI690361B (zh) 濕式處理裝置
CN215196060U (zh) 一种废气处理装置
CN210206435U (zh) 一种节能环保型脱硫设备
RU197072U1 (ru) Многоступенчатая автоматизированная система нейтрализации газообразного хлора
JP5735354B2 (ja) 微細気泡発生装置
JP4261868B2 (ja) 排ガス処理装置、並びにこれを用いた排ガス処理方法
CN113350933A (zh) 一种废气处理装置

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3224881

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250