JP3224610U - ループピン - Google Patents
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Abstract
Description
然しながら、当該ループピンは、そのほとんどの部分がプラスチック樹脂で構成されており、その理由は、原料が一般的なもので、安価で強度が有り、耐久性が良く、大量生産が可能で且つ軽量で柔軟性を持っている事から、取り扱いも容易であるため、個々の形状や構造に関しては、相互に若干の相違がみられるものの、これまでに長期間に亘って、多種多様な商品の流通経路段階で、国内のみならず世界中で便利に且つ大量に使用されてきているものである。
然しながら、近年、地球環境保護の観点から、プラスチック製品の再生利用の機運が高まって来ており、当該プラスチック製品の再生技術の開発がかなり進展しつつある状況と成って来ている。
つまり、現在に於ける世界環境保護に関する喫緊の課題の一つである、マイクロプラスチックによる海洋汚染問題がそれであり、昨今では、世界規模による海洋汚染の発生防止に関する取り組みと、既に分散されている当該マイクロプラスチックの回収或いはそれらの分解技術の開発等がそのターゲットとして挙げられている。
然しながら、現段階では、これらの各問題を短期間に解決し、地球規模の環境保全と環境破壊の防止に貢献できる技術や方法は未だ、ほとんど見当たらないのが現実である。
そうすると、その間のギャップを埋める為に少なくともこれ以上当該海洋汚染の環境状態を悪化させない為の人間の知恵としては、現在全世界的に使用されているプラスチック製品を使用しない方向に舵を切る事が、近々の段階で実現可能な手段として考えられることであり、係る手段の実現に地球上の全人類が検討し、可能なものから逐次実行して行く事が必要である。
係る状況を勘案するならば、現段階で、比較的産業界に受け入れられ易い方法としては、多少の不便を犠牲にしても、現在実際に多用されている多くのプラスチック製品を、プラスチックを原材料として使用しない形で、且つそれとは別の原材料を主として製造する方向にシフトする事が望ましい手段の一つである事は間違いないことである。
一方、大変好ましいことではあるが、一部の産業界に於いても、係る地球環境保全問題に対して積極的に理解を示す企業が多く現れてきている事は、頼もしい状況であり、係る企業に於いては、現在実用生産中のプラスチック製品を、同じ製品構造のままで、プラスチックを原料として使用しない製品に代替していこうとする基本思想を採用しているのである。
本考案は、このような近年の地球環境問題の深刻さを早急に解決し、美しい自然が保たれた地球環境の再生と保全に寄与する事を目的とし、且つ、上記した産業界に於ける新しい機運に呼応する事を目的として、従来、プラスチック素材を原料として全ての部材を構成してきていた当該ループピンを、プラスチック素材を一切使用せずに、植物性繊維成分つまりセルロース系成分のみで構成する事を目的とした為であり、同時に、大量生産に適し且つ機械的な結束・係合操作にも十分対応する事が出来るループピンを提供しようとするものである。
例えば、特開2001−199418号公報(特許文献1)には、当該公報に於ける図11乃至図12、図14、及び図17乃至図18(本願に於ける図5)に示される様な構造を有する、全体がプラスチック樹脂を原材料として一体成型方式により製造されたループピンの構造が一例として示されている。
そして、これらは、従来のループピンと同様に通常ナイロン、ポリプロピレン、ポリエステル等の合成樹脂で一体成形されている。
又、従来に於ける係るループピン10の1具体例に付いて特許文献1の図17を参照して更に説明すると、従来のループピン10のソケット部14には、挿通頭部12を不可逆的に通す挿通穴13を有しており、且つ当該挿通穴13の内部には、当該挿通頭部12の一部に段状に細径とされた係合部12aが係止し得るが設けられている。当該係合部16は、挿通穴13内に変形可能に突出形成されている。
一方、当該従来からのループピン10の使用方法或は適宜の商品や製品に当該ループピン10を使用して、任意のラベルやタグ或は値札等を取り付ける方法は、特に特定はされていないが、例えば、特開2006−160367号公報(特許文献2)に於ける図10(本考案に於ける図11)に示されている様に、例えば、当該ループピン10のフィラメント部11(12)に、予め適宜のタグ、レベル等を係止せしめた後に、当該ループピン10の一方の端部、例えば当該挿通頭部12(13)を所望の商品或は製品200に於ける適宜の閉鎖空間であって、当該ループピン10が挿入貫通可能な閉鎖空間、例えば当該特許文献2の図10に於ける鞄の把手300と当該商品200の表面部との間に形成されている閉鎖空間部Sを通過させた後、当該挿通頭部12(13)を当該ループピン10(11)の他方の端部にある当該ソケット部14(15)内に不可逆的に挿入固定させることにより、当該任意の商品に任意のラベルやタグ或は値札等を取り付ける様にするものである。
即ち、本考案の基本的な態様は、主としてセルロース系繊維成分を含む糸条体で構成されたループピンであって、当該ループピンは、当該糸条体の一方の端部である第1の端部の近傍に於いては、当該糸条体の実質外径よりも大なる外径を有する膨出部を形成した第1の結目部が設けられていると共に、当該糸条体の他方の端部である第2の端部の近傍部においては、当該第2の端部を含み、当該第2の端部近傍部を構成する当該糸条体の部分により形成される閉鎖状輪状部を残存させた止め結び目構造の当該閉鎖状輪状体部内に、当該糸条体の第1の端部とそれに引き続く当該糸条体の部分を折り返し状にして嵌入通過せしめ、当該止め結び目構造部の一方の側に、当該糸条体の第1の端部と第2の端部とが併置され、当該止め結び目構造部の他方の側には、当該糸条体で形成された閉鎖状輪状体部が残存保存された第2の結び目部が設けられており、且つ、当該閉鎖状輪状体部の閉鎖状開口部の大きさが任意に調整可能となるように構成されている事を特徴とするループピンである.
更に、本考案に於いては、当該ループピンそのものが分解性のあるセルロース系の素材を使用して構成されているため、使用後には、特別の配慮或は処理を必要とせずそのまま廃棄処理する事が可能であると同時に、当該ループピンそのものが廃棄後に環境破壊を引き起こす原因とは全くならないという優れた作用効果も併せ持っているものである。
先ず、本考案に係る当該ループピン1の基本的態様に関する具体的な構成の例を説明する。
即ち、本考案に係る当該ループピン1の基本的態様に於ける基本的な技術構成は、図1に示す通りであり、図中、主としてセルロース系繊維成分を含む糸条体2で構成されたループピン1であって、当該ループピン1は、当該糸条体2の一方の端部である第1の端部3の近傍に於いては、当該糸条体2の実質外径よりも大なる外径を有する膨出部6を形成した第1の結び目部5が設けられていると共に、当該糸条体2の他方の端部である第2の端部4の近傍部においては、当該第2の端部4を含み、当該第2の端部近傍部11を構成する当該糸条体2の部分7により形成される閉鎖状輪状部25を残存させた止め結び目構造10の当該閉鎖状輪状体部26内に、当該糸条体2の第1の端部3とそれに引き続く当該糸条体の部分11を折り返し状にして嵌入通過せしめ、当該止め結び目構造部10の一方の側に、当該糸条体2の第1の端部3と第2の端部4とが併置され、当該止め結び目構造部10の他方の側には、当該糸条体2で形成された閉鎖状輪状体部9が残存保存された第2の結び目部12が設けられており、且つ、当該閉鎖状輪状体部9の閉鎖状開口部13の大きさが任意に調整可能となるように構成されている事を特徴とするループピン1が示されている。
本考案に係る当該ループピン1に於いて使用される構成材料であるセルロース系繊維成分は特に限定されるものではなく、主に植物を構成するセルロース系の繊維を使用することが望ましい。
当該繊維成分の形態としても特に特定されるものではなく、例えば、所望の木材を粉砕して形成されたパルプ材から抄紙して得た紙状のシートを適宜に裁断して、要すれば巻き上げ、撚り加工等を施して糸条化したものであっても良く、或は既に製造されている紙材料をそのまま使用することも可能である。
本考案に於ける1本の当該ループピン1を構成する当該糸条体2に使用される糸条の太さ或は長さは何れも特に限定されるものではないが、例えば、その太さ(繊度)としては、0.5mm乃至3.0mm、又その長さは、150mm乃至300mmが望ましい。
更に、本考案に於ける当該ループピン1に於ける当該第1の端部3の近傍に形成される当該第1の結び目部5を構成する当該膨出部6の太さも特定されるものではないが、例えば、2mm乃至4mm程度が望ましい具体例である。
そして、本考案に於いて使用される当該ループピン1全体の長さ、つまり、当該閉鎖状輪状体部9の最先端部から当該第1の端部3までの長さが140mm乃至250mmであることが好ましい具体例である。
更に、本考案に於ける当該ループピン1に於いては、当該第1の結目部5を構成する当該膨出部6は、当該第1の端部3から10mm乃至20mm離れた部位に形成されることが望ましく、且つ当該膨出部6は、当該ループピンを構成している当該糸条体2が自ら形成した結び目つまり当該第1の結び目部5により形成されていることが望ましい。
当該第1の結び目部5の構成については特に限定されるものではないが、例えば、止め結び、固止め結び、自在結び、もやい結び、二重止め結び或は二重8の字止め結び等の結び目構造が採用可能である。
又、当該糸条体2の第2の端部4に形成される当該閉鎖状輪状体部9を形成する為に使用される好ましい結び目、つまり当該第2の結び目部12としては、後述する様に止め結び目構造部10である。
本考案に於ける当該ループピン1の当該第1の端部3の近傍に形成される当該第1の結び目部5の形成方法は、図3に説明されている通り、極一般的に使用されている方法により構成されるものである。
即ち、図3(A)に示す本考案で使用される、当該第1の端部3と当該第2の端部4とを有する所望の長さを持った当該糸条体2を図3(B)に示すとおり、当該糸条体2の当該第1の端部3を当該第2の端部4の方向に湾曲させ、当該糸条体2の一部分と交差させ、輪状態体部21を形成させた後、図3(C)に示す様に、当該第1の端部3とそれに続く当該糸条体2部分を再度当該糸条体2の一部を越えて交差させた後に、当該第1の端部3とそれに続く当該糸条体2部分11を当該輪状体部21の内部を通過させて、図3(D)に示す様に、当該第1の端部3とそれに続く当該糸条体2部分11を更に当該糸条体2の中心軸線方向に牽引することにより、当該止め結び目構造10が形成され、図3(E)に示す様に、当該第1の結び目部5が形成される。
即ち、図2(A)に示す本考案で使用される、当該第1の端部3とその近傍に形成された当該第1の結目部5及び当該第2の端部4とを有する所望の長さを持った当該糸条体2を図2(B)に示すとおり、当該糸条体2の当該第2の端部4を当該第1の端部3の方向に湾曲させ、当該糸条体2の一部分と交差させ、輪状体部25を形成させた後、図2(C)に示す様に、当該第2の端部4とそれに続く当該糸条体2部分7を再度当該糸条体2の一部を越えて交差させた後に、当該第2の端部4とそれに続く当該糸条体2部分7を当該輪状体部25の内部26を通過させて、図2(D)に示す様に、当該第2の端部4近傍部に止め結び目10を形成する。
上記した本考案に係る当該ループピン1に於ける当該第2の端部4の具体的構造に関する拡大図が図2(G)に示されている。
上記したとおり、本考案にかかる当該ループピン1に於ける当該第1の結目部5は、止め結び目、固止め結び目、自在結び目、もやい結び目、二重止め結び目、二重8止め結び目等を含む公知の結び目から選択された一つの結び目である事が望ましい具体例である。
更に、本考案に係る当該閉鎖状輪状体部9では、当該閉鎖状輪状体部9に形成された当該閉鎖状開口部13の大きさが任意に調整可能となるように構成されている事が特徴である。
そのために、図示はされていないが、公知の糸条把持装置を対で適切な部位に配置させ、その双方の糸条把持操作を適切な制御手段を使用して連動操作させ、その後その一方の把持手段を他の把持手段から離反させる方向に移動させる制御を実行させることにより実現される。
尚、本考案に係る当該ループピン1は、長尺状に形成された当該糸条体2を適宜引き出しながら所望の長さに切断した後、適宜の結束装置を使用して、上記した通りの当該第1の結目部5と当該第2の結び目部12とを、第1の端部3と当該第2の端部4のそれぞれの近傍部に個別に形成する様に、連続的に製造する事が望ましい具体例である。
即ち、図4(A)に示す通り、先ず、本考案に係る当該ループピン1を用意した後に、図4(B)に示す様に、当該糸条体2の一方の端部を適宜のタグ或はラベル類40に設けられている挿入開口穴部41内に挿通させて、当該糸条体2に当該タグ或はラベル類40を係止させた後、当該糸条体2を適宜の商品200の適宜の挿入穴部Sに挿通させた後、当該糸条体2に於ける当該第1の端部3を、適宜の把持固定部材33を使用して、当該糸条体2に於ける当該第2の端部4近傍に形成されている当該第2の結び目部12の当該閉鎖状輪状体部9の近傍に移動させる。
その後、図4(B)に示す様に、当該閉鎖状輪状体部9の近傍に移動せしめられた当該糸条体2の当該第1の結び目部5を含む当該第1の端部3部分は、例えば、別途設けられている、先端部に彎曲状に形成されたフック部51と当該フック部51の下端部に旋回自在に形成され当該フック部51を開口状態と閉鎖状態に設定することが可能なベラ状部52とを有する引掛針部50を設け、当該引掛針部50を適宜の制御手段54でその存在位置を移動可能に構成された当該引掛針部保持手段53により当該引掛針部50の移動位置を任意に変異させるように構成しておき、当該引掛針部50の当該フック部51を当該フック部51が開口状態のまま、当該閉鎖状輪状体部9(ループ部)の開口部8内に進入通過して、当該閉鎖状輪状体部9の近傍に配置された当該糸条体2の当該第1の端部3に形成されている当該第1の結び目部5を当該フック部51で引っ掛けて把持し、その後、当該引掛針部50の当該フック部51を当該ベラ状部52を閉じて閉鎖状態にして、当該第1の結び目部5を当該フック部51内に保持した状態で、当該引掛針部50を元の位置に復帰させることにより、当該フック部51を当該第1の結び目部5を含む当該第1の端部3近傍の糸条体2部分を咥えたまま、当該閉鎖状輪状体部9(ループ部)の開口部8内をすり抜けて通過し、図4(C)に示されている通りの構造が形成される。
2…糸条体
3…第1の端部
4…第2の端部
5…第1の結び目部
6…膨出部
7…糸条体の部分、第2の端部とそれに続く当該糸条体部分
8…閉鎖状輪状部
9…閉鎖状輪状体部
10…止め結び目構造
11…第1の端部近傍部、
12…第2の結び目部
13…閉鎖状開口部
20…ひげ状部
21…輪状態体部
25…閉鎖状輪状部
26…輪状体部25の内部
31…固定部材
32…把持手段
33…把持固定手段
40…タグ或はラベル類
50…引掛針部
51…フック部
52…ベラ状部
53…引掛針部保持手段
54…制御手段
60…ループ体
200…適宜の商品
S…挿入穴部
即ち、本考案の基本的な態様は、主としてセルロース系繊維成分を含む糸条体で構成されたループピンであって、当該ループピンは、当該糸条体の一方の端部である第1の端部の近傍に於いては、当該糸条体の実質外径よりも大なる外径を有する膨出部を形成した第1の結目部が設けられていると共に、当該糸条体の他方の端部である第2の端部の近傍部においては、当該第2の端部を含み、当該第2の端部の近傍部を構成する当該糸条体の部分により形成される閉鎖状輪状部を残存させた止め結び目構造の当該閉鎖状輪状体部内に、当該糸条体の第1の端部とそれに引き続く当該糸条体の部分を折り返し状にして嵌入通過せしめ、当該止め結び目構造部の一方の側である、当該第2の端部が予め存在している方の側に、当該糸条体の第1の端部と第2の端部とが併置され、当該止め結び目構造部の他方の側には、当該糸条体で形成された閉鎖状輪状体部が残存保存された第2の結び目部が設けられており、且つ、当該閉鎖状輪状体部の閉鎖状開口部の大きさが任意に調整可能となるように構成されている事を特徴とするループピンである.
先ず、本考案に係る当該ループピン1の基本的態様に関する具体的な構成の例を説明する。
即ち、本考案に係る当該ループピン1の基本的態様に於ける基本的な技術構成は、図1に示す通りであり、図中、主としてセルロース系繊維成分を含む糸条体2で構成されたループピン1であって、当該ループピン1は、当該糸条体2の一方の端部である第1の端部3の近傍に於いては、当該糸条体2の実質外径よりも大なる外径を有する膨出部6を形成した第1の結び目部5が設けられていると共に、当該糸条体2の他方の端部である第2の端部4の近傍部においては、当該第2の端部4を含み、当該第2の端部近傍部11を構成する当該糸条体2の部分7により形成される閉鎖状輪状部25を残存させた止め結び目構造10の当該閉鎖状輪状体部26内に、当該糸条体2の第1の端部3とそれに引き続く当該糸条体の部分11を折り返し状にして嵌入通過せしめ、当該止め結び目構造部10の一方の側の側である、当該第2の端部4が予め存在している方の側に、当該糸条体2の第1の端部3と第2の端部4とが併置され、当該止め結び目構造部10の他方の側には、当該糸条体2で形成された閉鎖状輪状体部9が残存保存された第2の結び目部12が設けられており、且つ、当該閉鎖状輪状体部9の閉鎖状開口部13の大きさが任意に調整可能となるように構成されている事を特徴とするループピン1が示されている。
更に、本考案に係る当該閉鎖状輪状体部9では、当該閉鎖状輪状体部9に形成された当該閉鎖状開口部13の大きさが任意に調整可能となるように構成されている事が特徴である。
Claims (5)
- 主としてセルロース系繊維成分を含む糸条体で構成されたループピンであって、当該ループピンは、当該糸条体の一方の端部である第1の端部の近傍に於いては、当該糸条体の実質外径よりも大なる外径を有する膨出部を形成した第1の結び目部が設けられていると共に、当該糸条体の他方の端部である第2の端部の近傍部においては、当該第2の端部を含み、当該第2の端部近傍部を構成する当該糸条体の部分により形成される閉鎖状輪状部を残存させた止め結び目構造の当該閉鎖状輪状体部内に、当該糸条体の第1の端部とそれに引き続く当該糸条体の部分を折り返し状にして嵌入通過せしめ、当該止め結び目構造部の一方の側に、当該糸条体の第1の端部と第2の端部とが併置され、当該止め結び目構造部の他方の側には、当該糸条体で形成された閉鎖状輪状体部が残存保存された第2の結び目部が設けられており、且つ、当該閉鎖状輪状体部の閉鎖状開口部の大きさが任意に調整可能となるように構成されている事を特徴とするループピン。
- 当該第1の結び目部は、止め結び目構造、固止め結び目、自在結び目、もやい結び目、二重止め結び目、二重8止め結び目等を含む公知の結び目から選択された一つの結び目である事を特徴とする請求項1記載のループピン。
- 当該第2の結び目部に於ける当該閉鎖状輪状体部は、当該閉鎖状輪状体部部の近傍に位置する当該糸条体の当該一方の端部に連なる側の当該糸条体部分を当該一方の端部側方向に牽引する事によりその開口部の大きさを調整出来る様に構成されている事を特徴とする請求項1又は2に記載のループピン。
- 請求項1乃至3の何れかにより構成された当該ループピンに適宜のラベルを添着せしめた後に、当該ループピンの当該糸条体に於ける当該一方の端部を適宜の商品の適宜の部分に係合させた後に、当該一方の端部とそれに続く当該第1の結び目部を、当該ループピンに於ける当該第2の結び目構造部の当該閉鎖状輪状体部内を挿入通過させた状態で、当該第2の結び目部に連なる当該他方の端部を構成する糸条体部分と当該第2の結び目部に近接した当該一方の端部に連なる糸条体部分とを同時に反対方向に牽引して当該一方の端部とそれに続く当該第1の結び目部が、当該ループ部を構成する当該糸条体部分により緊締せしめられている事を特徴とするループピン。
- 請求項1乃至4の何れかにより構成されたループピンであって、当該ループピンに於ける当該第1の端部と当該閉鎖状輪状部を含む当該第2の端部とを空間領域に於いて相互に近接接近させた場合に、当該第1の端部と当該第2の端部間に配置されている当該糸条体は、均一状に湾曲せしめられ、その内部で単一の平面を形成するループ体が構成される事を特徴とするループピン。
Priority Applications (1)
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