JP3224306B2 - 半導体メモリ装置 - Google Patents

半導体メモリ装置

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JP3224306B2
JP3224306B2 JP08877793A JP8877793A JP3224306B2 JP 3224306 B2 JP3224306 B2 JP 3224306B2 JP 08877793 A JP08877793 A JP 08877793A JP 8877793 A JP8877793 A JP 8877793A JP 3224306 B2 JP3224306 B2 JP 3224306B2
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memory device
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diode
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    • G11C11/56Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using storage elements with more than two stable states represented by steps, e.g. of voltage, current, phase, frequency
    • GPHYSICS
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    • G11C2211/5614Multilevel memory cell comprising negative resistance, quantum tunneling or resonance tunneling elements

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  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Junction Field-Effect Transistors (AREA)
  • Static Random-Access Memory (AREA)
  • Semiconductor Memories (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はメモリ装置に関し、特に
スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)とし
て動作するメモリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】SRAMのメモリセルは、2つの安定点
を有し、電源電圧が供給されている間、同一状態を保持
する。
【0003】MOS(metal-oxide-semiconductor )ト
ランジスタを用いたSRAMセルは、基本的に2つの駆
動トランジスタと2つの負荷とを含む。負荷はMOSト
ランジスタや抵抗を用いて構成される。
【0004】駆動トランジスタと負荷の直列接続を2組
並列に接続し、相互接続点を互いに他の組の駆動トラン
ジスタのゲートに接続する。このフリップフロップ的回
路により、いずれか一方の駆動トランジスタがオンとな
り、他方の駆動トランジスタがオフとなって、2つの安
定状態を作る。
【0005】他の半導体集積回路同様、SRAM装置に
対してもメモリ容量向上の要求が強い。メモリの構成要
素であるMOSトランジスタを小型化する等により、集
積度を向上すればメモリ容量も増大する。しかし、4ト
ランジスタで1セルを作る構成では、1トランジスタ+
1キャパシタでメモリセルを構成できるダイナミックラ
ンダムアクセスメモリ(DRAM)と較べ、メモリ容量
は大きく制限される。
【0006】より簡単な構成でSRAMを形成できるメ
モリ構造として負性微分抵抗素子を利用したメモリセル
が注目されている。負性微分抵抗素子を適当な負荷と直
列接続すれば、動作特性図上は3つの安定点を得ること
ができる。このうち、両側の2つの安定点を利用してS
RAMセルを構成することができる。
【0007】負性微分抵抗を示す半導体素子として、高
不純物濃度のp+ + 接合のトンネル現象を利用したエ
サキダイオードが知られている。さらに、近年、GaA
s等の比較的バンドギャップの狭い半導体層を、GaA
lAs等の比較的バンドギャップの広い半導体層で挟ん
だ量子井戸構造を持つ共鳴トンネルダイオード(RT
D)が開発されている。
【0008】一対のポテンシャルバリア層で挟まれた量
子井戸層の厚さを薄くしていくと、1次元量子化により
バンドはレベルに変化する。外側から供給する電荷キャ
リアのエネルギがこの1つのレベルに合うと電流が流
れ、レベルに合わなくなると電流が低減する。電荷キャ
リアのエネルギが次のレベルに合うようになると、再び
電流が増大する。
【0009】図12に、従来の技術によるRTDを用い
たSRAMのメモリ回路を示す。複数のワード線WLが
図中水平方向に配置され、複数のビット線BLが図中縦
方向に配置されて、マトリックス構成を形成している。
【0010】このマトリックスの各交点に対応してメモ
リセル10が接続されている。各メモリセル10は、駆
動ダイオードDR、負荷ダイオードLD、トランスファ
ゲートTGを含む。
【0011】駆動ダイオードDRと負荷ダイオードLD
は、それぞれ共鳴トンネルダイオード(RTD)で構成
され、直列接続されて電源電圧Vddと接地電位(GN
D)の間に接続されている。
【0012】トランスファゲートTGは、たとえば高電
子移動度トランジスタ(HEMT)で形成され、その一
対の電流端子は駆動ダイオードDRと負荷ダイオードL
Dとの相互接続点とビット線BLとの間に接続され、そ
の制御端子はワード線WLに接続されている。
【0013】ワード線WLは、Xセレクタ2によって駆
動される。各ビット線BLは、カラムセンス回路5に接
続されると共に、トランスファゲートMを介してデータ
入力回路4に接続されている。トランスファゲートMの
ゲートは、アンド回路ANDによって駆動される。
【0014】アンド回路ANDの入力は、書込み制御回
路3およびYセレクタ6に接続されている。なお、Yセ
レクタ6は、カラムセンス回路5にも接続されている。
また、各カラムセンス回路5の出力は、共通のデータ線
DLを介してメインセンス回路7に接続されている。
【0015】メモリセルにデータを書き込む場合、書き
込み制御回路3とYセレクタ6によってアンド回路AN
Dを選択し、所望のトランスファゲートMをオン状態と
し、データ入力回路4から所望のビット線BLにデータ
を供給する。
【0016】また、Xセレクタ2によって所望のワード
線WLを選択し、そのワード線WLに接続されたトラン
スファゲートTGをオン状態にする。このようにして、
データの供給されたビット線BLと、選択信号の供給さ
れたワード線WLに接続されたメモリセル10にデータ
が書き込まれる。
【0017】データを読み出す場合には、Xセレクタ2
とYセレクタ6によって所望のメモリセル10を選択
し、オン状態となったトランスファゲートTGを介して
読み出された情報をビット線BL、カラムセンス回路5
を介して読み出す。
【0018】なお、各ビット線の図中上方には、電源電
圧Vddに接続されたプルアップ抵抗Rが接続されてい
る。RTDは、低電力動作が可能である消費電力の小さ
なメモリセルを構成することができるが、データ読み出
し時にはビット線BLを充放電する力が弱い。プルアッ
プ抵抗Rは、メモリセルが選択されたときに電流供給能
力を増大する等の機能を有する。
【0019】図13は、図12に示すメモリ回路の基本
的特性を示す。図中横軸に電圧Vを示し、縦軸に電流I
をμAで示す。曲線aは駆動ダイオードDRの特性を示
し、曲線bは負荷ダイオードLDの負荷曲線を示す。ま
た、曲線cはトランスファゲートTGがオン状態となっ
たとき駆動ダイオードDRに対して負荷として働くプル
アップ抵抗Rの負荷特性を示す。
【0020】トランスファゲートTGがオン状態となっ
てメモリセルが選択されたときには、駆動ダイオードD
Rに対して負荷ダイオードLDおよびプルアップ抵抗R
が共に負荷として働く。図中、曲線dは、プルアップ抵
抗Rの特性cおよび負荷ダイオードLDの特性bの和を
示す。
【0021】図14は、図13の特性を簡略化して示
す。微分負性抵抗特性を全て折れ線近似で表している。
図中、各曲線の参照符号は図13の参照符号に対応して
いる。メモリセルが選択されていない状態では、駆動ダ
イオードDRは負荷ダイオードLDのみに接続されてい
る。この場合、駆動ダイオードDRの特性に対する負荷
特性は、負荷ダイオードLDの特性bであり、交点
0 、B0 がメモリ動作を行なうための安定点となる。
【0022】メモリセルが選択され、トランスファゲー
トTGがオン状態となると、負荷特性は曲線dに変化す
る。このとき、メモリセルの安定点はX、Yに変化す
る。すなわち、読み出し時にはビット線BLはXまたは
Yの電位に充放電される。
【0023】プルアップ抵抗がない場合の安定点A0
0 と較べ、プルアップ抵抗を設けたことにより、安定
点X、Yの位置は、電流値が増大している。さらに、高
電圧側安定点の移動B0 −Yと較べ、低電圧側安定点の
移動A0 −Xの移動が大きく、“1”状態と“0”状態
の電圧差が小さくなっている。
【0024】メモリセル非選択時の安定点A0 、B0
ら、メモリセル選択時の安定点X、Yへの移動は、駆動
ダイオードの特性曲線aの上で連続的に行なわれ、安定
に生じる。また、メモリセルが選択状態から非選択状態
に変化すると、安定点X、Yは、同様に安定に非選択時
の安定点A0 、B0 に戻る。
【0025】このように、ビット線にプルアップ抵抗を
付加することにより、(1).選択時に安定したハイレ
ベルおよび安定したローレベルを持つ、(2).非選択
時から選択時にかけての電位変化の振幅をなるべく小さ
くし、動作速度を高速化する、(3).全消費電力の制
限内でできる限り多くの電流を流し、高速化を行なう、
(4).選択時にメモリセルの情報を破壊しない等の特
徴が得られる。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】図12に示すように、
負性微分抵抗素子を用いたメモリ回路において、ビット
線プルアップ回路としてプルアップ抵抗を用いると、プ
ルアップ抵抗は他のメモリ構成素子とは別のプロセスで
形成しなければならない。
【0027】プロセスが異なると、その特性を精度よく
制御することは容易でない。たとえば、プロセスパラメ
ータの変化により、図15(A)、(B)のような状態
が起こる。
【0028】図15(A)においては、形成したプルア
ップ抵抗の抵抗値が設計値よりも小さく、負荷曲線cが
急峻になりすぎ、全体としての負荷特性dが駆動ダイオ
ードの特性aと一点でしか交差しなくなった場合を示
す。
【0029】このように、駆動ダイオードの特性aのピ
ークと、負荷特性dのバレーが離れてしまうと、セル選
択時の安定点はYのみとなり、メモリ内容が破壊されて
しまう。
【0030】図15(B)は、負荷ダイオードLDとプ
ルアップ抵抗Rの特性の和である負荷特性dのバレー部
分が、駆動ダイオードDRの特性aのピーク部分と接す
る状態になった場合を示す。このような場合には、条件
によって負荷特性dと駆動ダイオードの特性aとが接し
たり、接しなかったりし、特性が不安定になる。
【0031】また、メモリセル選択時の高電圧側安定点
と低電圧側安定点の電流値は、抵抗特性の影響を受けて
低電圧側安定点の電流値の方が高くなってしまう。高電
圧側安定点の電流値を高くしようとすると、負荷曲線の
立ち上がりを急にしなければならず、図15(A)に示
すように、駆動素子の特性と負荷曲線とが離れてしまう
ことになる。
【0032】本発明の目的は、メモリセル非選択時には
動作電流が低く、メモリセル選択時には動作電流を高く
することのできるSRAM型半導体メモリ装置を提供す
ることである。
【0033】本発明の他の目的は、メモリセル選択時に
駆動素子の特性と負荷素子の特性を均一に調整すること
が容易なSRAM型半導体メモリ装置を提供することで
ある。
【0034】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体メモリ装
置は、複数本のビット線と、前記ビット線と交差する複
数本のワード線と、前記複数本のビット線と前記複数本
のワード線との各交点に配置され、ビット線に接続され
た第1の電流端子とワード線に接続された制御端子と第
2の電流端子とを有するトランスファゲートと、相互に
直列接続され、相互接続点が前記第2の電流端子に接続
された一対のメモリ用負性微分抵抗素子と、前記ビット
線の各々に接続された特性調整用負性微分抵抗素子を含
む特性調整回路と、を有する。
【0035】好ましくは、特性調整回路が、電源配線と
ビット線の間に接続された特性調整用負性微分抵抗素子
と、ビット線と接地線との間に接続された特性調整用負
性分抵抗素子とを含む。
【0036】
【作用】ビット線の各々に特性調整用負性微分抵抗素子
が接続されているため、セル選択時の電流値を高くする
ことができる。
【0037】特性調整用に負性微分抵抗素子を用いるた
め、メモリ用負性微分抵抗素子との特性の均質的な制御
が容易になる。電源配線とビット線の間およびビット線
と接地線の間に共に負性微分抵抗素子を接続することに
より、セル選択時の電流値を高電圧側安定点と低電圧側
安定点でバランスよく増大することができる。
【0038】
【実施例】図1は、本発明の実施例によるSRAM型半
導体メモリ装置のメモリ回路を示す。
【0039】複数のビット線BL1、BL2、BL3、
…が並列に配置され、これらのビット線BLと交差する
ように、複数のワード線WL1、WL2、WL3、…が
配置されている。これらのビット線BLおよびワード線
WLによりマトリックスが構成され、マトリックスの各
交点にメモリセル10が接続されている。
【0040】各メモリセル10において、駆動ダイオー
ドDRはRTDで形成され、同じくRTDで形成された
負荷ダイオードLDと直列に接続されている。駆動ダイ
オードDRと負荷ダイオードLDの相互接続点には、H
EMTで形成されたトランスファゲートTGの一方の電
流端子が接続されている。
【0041】トランスファゲートTGの他方の電流端子
はビット線BLに接続され、ゲート端子はワード線WL
に接続される。また、負荷ダイオードLDと駆動ダイオ
ードDRの直列接続は、電源電圧Vddと接地電位GND
との間に接続されている。
【0042】各ビット線BLは、RTDで形成されたプ
ルアップ素子PAを介して電源電圧Vddに接続されてい
る。また、各ビット線BLの図中下端はカラムセンス回
路5に接続されると共に、HEMTで形成されたトラン
スファゲートMを介してデータ入力回路4に接続されて
いる。
【0043】トランスファゲートMは、そのゲート端子
がアンド回路ANDの出力によって制御される。アンド
回路ANDの2入力は、書込み制御回路3およびYセレ
クタ6に接続されている。また、Yセレクタ6は、カラ
ムセンス回路5にも接続されている。
【0044】カラムセンス回路5の出力は、1本のデー
タ線DLにまとめられ、メインセンス回路7に接続され
ている。複数のワード線WLは、Xセレクタ2に接続さ
れ、選択的に駆動される。
【0045】Xセレクタ2とYセレクタ6を選択的に駆
動することにより、メモリマトリックス中の1つのメモ
リセル10が選択される。データ書込み時には、書込み
制御回路3、データ入力回路4も駆動される。書込み制
御回路3の信号と、Yセレクタ6の出力信号が供給され
るアンド回路ANDが出力を発生し、関連するトランス
ファゲートMをオン状態にする。このとき、データ入力
回路4から供給されるデータはオン状態となったトラン
スファゲートMを介してビット線BLに供給される。
【0046】このデータは、ワード線WLに供給される
X選択信号によってオン状態となったトランスファゲー
トTGを介して駆動ダイオードDR、負荷ダイオードL
Dの直列接続が構成する双安定回路の安定状態を書き換
える。
【0047】データ読み出し時においては、Xセレクタ
2とYセレクタ6が選択的に駆動され、Xセレクタから
供給される選択信号によってオン状態となったトランス
ファゲートTGを介して読み出された情報が、Yセレク
タ6によって選択されたカラムセンス回路5によって検
出される。
【0048】Xセレクタ2が出力を供給しないとき、全
メモリセルのトランスファゲートTGはオフ状態であ
り、全ビット線BLはプルアップ素子PAを介して電源
電圧V ddにのみ接続されている。このとき、プルアップ
素子PAには電流は流れない。
【0049】このようなメモリセルが孤立状態での特性
を、図2(A)、(B)を参照して説明する。図2
(A)は、RTDで構成された駆動ダイオードDRのI
V特性を概略的に示す。横軸は電圧Vを示し、縦軸は電
流Iを示す。
【0050】RTDのIV特性は、曲線aで示すよう
に、印加電圧の増大と共に上昇し、ピーク電圧を経た
後、減少し、バレー電圧を通って再び上昇に転じる。こ
のようにして、負性微分抵抗特性が示される。
【0051】図2(B)は、RTDで形成された駆動ダ
イオードDRに直列にRTDで形成された負荷ダイオー
ドLDを接続した直列接続の特性を示す。横軸は電圧V
を示し、縦軸は電流Iを示す。
【0052】なお、駆動ダイオードDRと負荷ダイオー
ドLDの直列接続には、電源電圧V ddが印加されるとす
る。駆動ダイオードDRの特性aは、図2(A)に示し
た特性と同様である。
【0053】負荷ダイオードLDには、電源電圧Vdd
ら駆動ダイオードDRに印加される電圧を差し引いた分
の電圧が印加される。したがって、負荷ダイオードLD
の構成する負荷曲線bは、電源電圧Vddから電圧0に向
かって負性微分抵抗特性を示す形状となる。
【0054】駆動ダイオードDRの特性aと、負荷ダイ
オードLDの特性bとが交差するA 0 、B0 が、この直
列接続の安定点となる。なお、図中中央にもう1つの交
点が示されるが、この交点は動作上は利用できない。
【0055】メモリセル10のトランスファゲートTG
がオフ状態の場合、そのメモリセルの駆動ダイオードD
Rと負荷ダイオードLDの形成するメモリ素子は、A0
とB 0 のいずれかの状態で保持される。
【0056】図2(C)は、メモリセル10が選択され
た時の動作を説明するための概略図である。メモリセル
10が選択され、そのトランスファゲートTGがオン状
態となると、駆動ダイオードDRにはプルアップ素子P
Aから供給される電流も流れる。したがって、駆動ダイ
オードDRの負荷曲線は、負荷ダイオードLDの特性と
プルアップ素子PAの特性を加算したものとなる。
【0057】図2(C)において、曲線aは駆動ダイオ
ードDRの特性曲線であり、曲線bは負荷ダイオードL
Dの特性曲線であり、曲線cはプルアップ素子PAの特
性曲線である。
【0058】駆動ダイオードDRに対する負荷曲線d
は、負荷ダイオードLDの特性bと、プルアップ素子P
Aの曲線cを加算したものである。曲線aと曲線dは3
つの交点を形成するが、その両側の交点A1 とB1 が回
路の安定点として利用される。
【0059】メモリセル10が選択されたとき、メモリ
セルの安定点はA0 、B0 からA1、B1 に変化する。
この変化は、駆動ダイオードDRの特性a上を連続的に
移動して生じるため、安定に生じる。
【0060】プルアップ素子として抵抗を用いた場合
は、図14に示すように、高電位側安定点の変化よりも
低電位側安定点の変化の方が大きくなる。これに対し、
プルアップ素子として負性微分抵抗素子を用いると、高
電位側安定点の変化と低電位側安定点の変化をより均質
的にすることができる。
【0061】また、メモリセルを構成する負性微分抵抗
素子と、プルアップ素子を構成する負性微分抵抗素子と
を同種のものとすれば、製造プロセスを共用することが
できる。
【0062】この場合、さらに、プロセスパラメータが
変化したときには、その変化がメモリセルの負性微分抵
抗素子とプルアップ素子の負性微分抵抗素子とに同様に
表れ、図15に示すような事故の発生確率は減少する。
【0063】図3は、メモリセルの構造例を概略的に示
す。図3(A)に示すように、半絶縁性InP基板11
の上に、ノンドープInGaAsの電子走行層12がエ
ピタキシャルに成長され、その上にn型InAlAsの
電子供給層13がエピタキシャルに成長されている。
【0064】InAlAsのバンド構造と、InGaA
sのバンド構造の違いにより、界面の電子走行層12側
に深いポテンシャル井戸が形成され、2次元電子ガス2
DEGが発生する。電子供給層13の上に、ショットキ
接触するゲート電極25が形成され、その両側にオーミ
ック接触を容易にするためのn型InGaAsで形成さ
れたコンタクト層14が形成される。
【0065】コンタクト層14の一部表面上には、さら
にn型InGaAsで形成された第1電極層15、アン
ドープのInAlAsで形成された第1バリア層16、
アンドープのInGaAsで形成された量子井戸層1
7、アンドープのInAlAsで形成された第2バリア
層18、n型InGaAsで形成された第2電極層1
9、高不純物濃度のInGaAsで形成されたコンタク
ト層20がエピタキシャルに積層されている。
【0066】コンタクト層14の上に、ソース電極2
3、ドレイン電極24が形成され、コンタクト層20の
上にRTDの電極26が形成されている。図3(B)
は、図3(A)の構造を上から見た平面図を示す。RT
D26は、2つの分割した領域に形成されて2つの素子
を形成し、それぞれ電極26a、26bが形成されてい
る。電子走行層12、電子供給層13、コンタクト層1
4は、HEMTを構成している。
【0067】このHEMTのドレイン領域上に形成され
た2つのRTDは、それぞれ上下方向に関して対称的な
構造を有し、正負電圧に対して対称的な特性を示す。し
たがって、これら2つのRTDは、図1のトランスファ
ゲートTGを構成するHEMTのドレイン領域に接続さ
れた2つのRTDを構成する。
【0068】すなわち、RTD1、RTD2が直列接続
された2つのRTDを構成し、その相互接続点にHEM
Tのドレイン電極が接続されている。このようにして、
メモリセル10の構造が形成される。
【0069】たとえば、RTD1およびRTD2は、そ
れぞれ大きさ5μm四方、ピーク電流50μA、ピーク
電圧0.4V、バレー電圧0.55V、ピーク電流対バ
レー電流の比5を有する。
【0070】メモリセル用トランスファゲートを構成す
るHEMTは、たとえばゲート長1μm、ゲート幅10
μmのエンハンスメント型HEMTである。このような
場合、プルアップ素子PAのRTDは、たとえば大きさ
10μm四方、ピーク電流175μA、ピーク電圧0.
4V、バレー電圧0.55V、ピーク電流対バレー電流
の比5とする。
【0071】なお、このように、ピーク電圧、バレー電
圧の等しいRTDは、同一のプロセスで形成することが
できる。面積を変えることにより、電流レベルは変化す
る。なお、ビット線用トランスファゲートMを構成する
HEMTは、たとえばゲート長1μm、ゲート幅50μ
mのHEMTで形成することができる。
【0072】図4は、ビット線に電圧クランプ用ダイオ
ードを接続した構成を示す。図4(A)において、ビッ
ト線BLはRTDで形成されるプルアップ素子PAを介
して電源電圧Vddに接続されると共に、2つの直列ダイ
オードCR1、CR2を介して接地電位に接続される。
なお、メモリマトリックスおよびその周辺回路の構成
は、図1の実施例と同様である。
【0073】本実施例の場合、ビット線と接地電位の間
にダイオード回路が接続されている。このため、ビット
線電位がある正極性電位を越えると、電流はダイオード
回路に流れる。したがって、メモリセルが選択されたと
き、負荷ダイオードLDに流れる電流は、駆動ダイオー
ドDRに流れると共に、ダイオード回路CRにも流れ得
る。
【0074】図4(B)は、図4(A)に示す構成のメ
モリ回路の特性を説明する概略図である。駆動ダイオー
ドDRの特性曲線aおよび負荷ダイオードLDの特性曲
線bは、図1の実施例と同様である。また、メモリセル
が選択されたときの負荷曲線dも図1の実施例と同様で
ある。
【0075】メモリセルが選択されたとき、駆動ダイオ
ードDRとダイオード回路CRは相互接続点に供給され
る電流を分け合う。したがって、メモリセルが選択され
たときは、相互接続点よりも接地電位側の回路は、駆動
ダイオードDRの特性aとダイオード回路CRの特性g
の和となり、特性曲線hのようになる。
【0076】すなわち、相互接続点の電位がダイオード
回路の閾値電圧を越えると、ダイオード回路が急激に電
流を流し、相互接続点の電圧をクランプする。このた
め、高電圧側安定点は、図1のB1 から本実施例におい
ては、B4 に変化する。このようなダイオードによる電
圧クランプ回路により、メモリセル選択時の高電位側安
定点が過度に高電圧に変化するのを防止することができ
る。
【0077】図5は、本発明の他の実施例によるSRA
M型半導体メモリ装置のメモリ回路を示す。本実施例に
おいては、図中上側で示すように、各ビット線BLと接
地電位GNDの間にRTDで構成されたプルアップ素子
PBが接続されている。ビット線と電源電圧Vddの間の
プルアップ素子は存在しない。他の点は、図1に示した
メモリ回路と同様である。
【0078】本実施例においては、メモリセルの2つの
RTDの相互接続点と、接地電位との間にメモリセル選
択時には2つのRTD、すなわちDRとPBが並列に接
続される。
【0079】図6は、図5に示すメモリセルの特性を概
略的に示すグラフである。横軸は電圧Vを示し、縦軸は
電流Iを示す。駆動ダイオードDRの特性曲線aおよび
負荷ダイオードLDの特性曲線bは、図1の実施例と同
様である。
【0080】メモリセル選択時には、駆動ダイオードD
Rにプルアップ素子PBが並列に接続されるため、その
特性が加算され、特性曲線iとなる。すなわち、負荷特
性は変化しないが、駆動素子側特性が変化するために、
メモリセル選択時の安定点はA3 、B3 となり、メモリ
セル非選択時の安定点A0 、B0 よりも電流値が増大
し、その電位は低下する。プルアップ素子PBは、図1
の実施例のプルアップ素子PA同様に作成することがで
きる。他の素子も図1の実施例同様に作成することがで
きる。
【0081】メモリセル選択時の安定点の電位を低下さ
せる意味からは、このRTDの役割はプルダウン素子で
あるが、電流値を増大させる意味からはプルアップ素子
である。本明細書においては、このような素子もプルア
ップ素子と呼ぶ。
【0082】図7は、本発明の他の実施例によるSRA
M的半導体メモリ装置のメモリ回路を示す。本実施例に
おいては、各ビット線BLに、図1の実施例で示したよ
うにプルアップ素子PAが接続され、電源電圧Vddに接
続されると共に、図5の実施例で示すようなプルアップ
素子PBもトランスファゲートTを介して接続され、接
地電位GNDに接続される。
【0083】また、プルアップ素子PAとPBとの間に
接続されたトランスファゲートTのゲート電極は、アク
セス信号を受ける遅延回路1の出力によって駆動され
る。アドレス信号X0、X1、…は、アドレスレジスタ
8を介してXセレクタ2に供給される。
【0084】図においては、ビット線BLとプルアップ
素子PBの間にトランスファゲートTが接続されている
構成を示すが、トランスファゲートTはビット線とプル
アップ素子PAの間に接続されてもよい。なお、その他
の点は、図1、図5に示す実施例と同様である。
【0085】図8は、遅延回路1、アドレスレジスタ
8、Xセレクタ2の構成例を示す。図8(A)におい
て、遅延回路は、たとえば10段のインバータの直列接
続によって形成されている。
【0086】デプレッション型(D)FETとエンハン
スメント型(E)FETとが直列に接続され、D・FE
Tのゲート電極がソース電極に直結されて負荷を構成
し、E・FETのゲート電極に入力信号が与えられてい
る。このような直列接続により、1つのインバータ回路
が形成される。
【0087】2つのインバータの直列接続によって遅延
回路1段が形成され、たとえば全体で5段の遅延回路が
形成される。遅延回路1には、アクセス時にハイとな
り、非アクセス時にローとなるアクセス信号が入力され
る。
【0088】ラッチ回路8には、アドレス信号X0、X
1、…と共に、アクセス信号が印加される。アドレス信
号は、図8(B)に示すように、アクセス信号の立上が
り前に入力する。アクセス信号がハイの時は、アドレス
レジスタがロックされ、アドレス信号の入力が無効にな
る。遅延出力は、アクセス信号よりtd遅れて発生す
る。遅延時間tdは、たとえば200psecである。
【0089】電源電圧Vddと接地電位GNDとの間に、
D・FETとE・FETの直列接続を複数個接続し、前
段の出力電位をゲート電極に印加してインバータの直列
接続が形成されている。
【0090】図7のメモリ回路においては、プルアップ
回路のトランスファゲートTは、Yセレクタの発生する
Y選択信号により駆動されるが、遅延回路1を介するこ
とにより、そのタイミングは遅らされる。
【0091】したがって、メモリセルが選択されたとき
は、初めにメモリセルのトランスファゲートTGがオン
し、プルアップ素子PAと共に図1と同様な回路を構成
する。続いて、トランスファゲートTがオンすると、プ
ルアップ素子PBもメモリセルに接続される。
【0092】図9は、メモリセルが選択され、メモリセ
ルのトランスファゲートTGがオンしたが、プルアップ
回路のトランスファゲートTは未だオンしていない状態
の特性を概略的に示す。したがって、この特性は図1に
示すメモリ回路と同等であり、図9の特性は、図2
(C)に示す特性と同等である。
【0093】負荷側にRTDで形成されたプルアップ素
子PAが並列に接続されることにより、負荷曲線はbか
らdに変化し、その動作安定点はA0 、B0 からA1
1に変化する。
【0094】続いて、遅延回路を介してトランスファゲ
ートTに駆動信号が供給され、トランスファゲートTが
オン状態となり、接地電位GNDとの間にプルアップ素
子PBが接続される。
【0095】図10は、プルアップ素子PBがビット線
に接続された状態の特性を概略的に示す。図9の特性曲
線と比較すると、プルアップ素子PBの接続により、駆
動側の特性曲線aがfに変化する。
【0096】プルアップ素子PAとPBを同等規格で作
成すれば、特性曲線dと特性曲線fは対称的となる。駆
動側の特性曲線がfに変化することにより、動作安定点
はA 1 、B1 からA2 、B2 に変化する。
【0097】駆動ダイオードDRと負荷ダイオードLD
を同等規格のRTDで作製し、プルアップ素子PAとプ
ルアップ素子PBを同等規格のRTDで作製すれば、特
性曲線aと特性曲線fのピーク電圧、バレー電圧はほぼ
同等位置に表れ、特性曲線bと特性曲線dのピーク電
圧、バレー電圧もほぼ同等位置に表れる。
【0098】メモリセル内のRTD、すなわちDRとL
Dに対して、プルアップ回路のRTD、すなわちPAと
PBを大きな電流レベルを有するように作製することに
より、メモリセル選択時の電流レベルを大幅に増大する
ことができる。
【0099】すなわち、図のような特性の場合、負性微
分抵抗素子のバレー電流に対するピーク電流の比に対応
して電流レベルを増大させることが可能である。特性を
選択することにより、メモリセル非選択時の安定点
0 、B0 の電流レベルをほぼ同等とし、かつメモリセ
ル選択時の安定点A2 、B2 の電流レベルも同等とする
ことができる。このようにして、駆動能力に優れ、バラ
ンスの良いメモリセルを構成することができる。
【0100】図11は、図9、図10に示した特性をよ
り具体的に示すグラフである。図中の参照符号は、図
9、図10に示した参照符号に対応する。以上説明した
実施例において、メモリセル内のRTDと、プルアップ
回路のRTDは同一プロセスで形成でき、同一プロセス
で形成することにより、そのピーク電圧、バレー電圧は
ほぼ同等とすることができる。電流レベルの選択は、面
積を選定することによって行なうことができる。
【0101】また、図3に示すような構造を採用するこ
とにより、同一基板上にプロセス上の整合性よく、HE
MTとRTDを形成することができ、トランスファゲー
トとRTDを容易に集積化することができる。
【0102】また、図4に示すようなダイオードは、H
EMTのソース電極とドレイン電極を共通に接続し、ゲ
ート電極との間にダイオード構造を作製すればよい。図
10の特性の場合、メモリセルのトランスファゲートが
オン状態となると、たとえば動作安定点は0.37Vお
よび0.82Vとなり、たとえば5段構成の遅延回路に
より100psの遅延後、プルアップ回路のトランスフ
ァゲートがオン状態となると、動作安定点は0.26V
および0.73Vとなる。
【0103】このとき、プルアップ回路を流れる電流は
低電圧側動作点および高電圧側動作点共に約100μA
であり、抵抗でプルアップ回路を構成した場合と較べる
と、大幅に増大する。
【0104】なお、InGaAsとInAlAsを用い
てHEMTおよびRTDを構成する場合を説明したが、
GaAsとAlGaAsの組合せ等、他の材料の組合せ
を用いて同等の回路を作製することもできる。
【0105】また、III−V族化合物半導体を用いる
代わりに、Si等のIV族半導体を用い、負性微分抵抗
素子をエサキダイオードで構成し、トランスファゲート
をMOSFETのようなトランジスタで構成してもよ
い。ダイオードは、単一のpn接合で構成することも、
トランジスタ構造により構成することもできる。
【0106】以上実施例に沿って本発明を説明したが、
本発明はこれらに制限されるものではない。たとえば、
種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者
に自明であろう。
【0107】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
メモリセル非選択時とメモリセル選択時の電流供給能力
が大幅に変化する構成の簡単なSRAM型半導体メモリ
装置が提供される。
【0108】各メモリセルを簡単な構成で作製すること
ができ、高集積化、高容量化が容易になる。メモリセル
非選択時の動作電流を低減することにより、半導体メモ
リ装置全体の消費電力を低減することができる。この場
合においも、メモリセル選択時には十分な電流供給能力
を持たせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による半導体メモリ装置の回路
図である。
【図2】図1に示す実施例の特性を説明するためのグラ
フである。
【図3】図1の実施例に用いることのできるメモリセル
の構造例を示す断面図および平面図である。
【図4】本発明の他の実施例による半導体メモリ装置に
用いる電圧クランプ回路の回路図およびその特性を示す
グラフである。
【図5】本発明の他の実施例による半導体メモリ装置の
回路図である。
【図6】図5に示す実施例の特性を説明するためのグラ
フである。
【図7】本発明の他の実施例による半導体メモリ装置の
回路図である。
【図8】図7の実施例に用いる遅延回路、アドレスレジ
スタ、Xセレクタのより詳細な構成を示す回路図および
タイミングチャートである。
【図9】図8に示す実施例の特性を説明するためのグラ
フである。
【図10】図8に示す実施例の特性を説明するためのグ
ラフである。
【図11】図8に示す実施例の特性を説明するためのグ
ラフである。
【図12】従来技術による半導体メモリ装置の回路図で
ある。
【図13】図12に示す半導体メモリ装置の特性を示す
グラフである。
【図14】図12に示す半導体メモリ装置の特性を示す
グラフである。
【図15】図12に示す半導体メモリ装置において発生
し得る問題点を説明するためのグラフである。
【符号の説明】
1 遅延回路 2 Xセレクタ 3 書込み制御回路 4 データ入力回路 5 カラムセンス回路 6 Yセレクタ 7 メインセンス回路 10 メモリセル PA、PB プルアップ素子 BL ビット線 WL ワード線 DL データ線 T、TG、M トランスファゲート AND アンド回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−72676(JP,A) 特開 平6−61454(JP,A) 特開 平3−280573(JP,A) 特開 平4−275455(JP,A) 特開 昭58−6587(JP,A) 1992 IEDM Technical Digest,pp.475−478 電子情報通信学会技術研究報告,Vo l.93,No.12(ED93 1−9), (1993),pp.63−68 電子情報通信学会技術研究報告,Vo l.93,No.12(ED93 1−9), (1993),pp.55−62 1993年電子情報通信学会春季大会講演 論文集,p.5−153 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 27/10 G11C 11/38 JICSTファイル(JOIS)

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本のビット線と、 前記ビット線と交差する複数本のワード線と、 前記複数本のビット線と前記複数本のワード線との各交
    点に配置され、ビット線に接続された第1の電流端子と
    ワード線に接続された制御端子と第2の電流端子とを有
    するトランスファゲートと、相互に直列接続され、相互
    接続点が前記第2の電流端子に接続された一対のメモリ
    用負性微分抵抗素子と、 前記ビット線の各々に接続された特性調整用負性微分抵
    抗素子を含む特性調整回路と、 を有する半導体メモリ装置。
  2. 【請求項2】 前記特性調整用負性微分抵抗素子が電源
    配線とビット線の間に接続された請求項1記載の半導体
    メモリ装置。
  3. 【請求項3】 前記特性調整用負性微分抵抗素子がビッ
    ト線と接地線との間に接続された請求項1記載の半導体
    メモリ装置。
  4. 【請求項4】 前記特性調整回路が電源配線とビット線
    の間に接続された特性調整用負性微分抵抗素子とビット
    線と接地線との間に接続された特性調整用負性微分抵抗
    素子とを含む請求項1記載の半導体メモリ装置。
  5. 【請求項5】 さらに、前記特性調整用負性微分抵抗素
    子の一方とビット線の間に接続されたスイッチングトラ
    ンジスタと、 前記スイッチングトランジスタの制御端子に接続された
    遅延回路とを含む請求項4記載の半導体メモリ装置。
  6. 【請求項6】 前記特性調整用負性微分抵抗素子は、前
    記メモリ用負性微分抵抗素子と較べて、同等のピーク電
    圧、同等のバレー電圧、より大きな電流レベルを有する
    請求項1〜5のいずれかに記載の半導体メモリ装置。
  7. 【請求項7】 さらに、前記ビット線と接地線の間に接
    続された電圧クランプ素子を含む請求項1〜6のいずれ
    かに記載の半導体メモリ装置。
  8. 【請求項8】 前記一対のメモリ用負性微分抵抗素子が
    一対の共鳴トンネルダイオードである請求項1〜7のい
    ずれかに記載の半導体メモリ装置。
  9. 【請求項9】 前記トランスファゲートが高電子移動度
    トランジスタである請求項1〜8のいずれかに記載の半
    導体メモリ装置。
  10. 【請求項10】 前記トランスファゲートが高電子移動
    度トランジスタであり、前記一対のメモリ用共鳴トンネ
    ルダイオードが高電子移動度トランジスタの一方の電流
    端子領域上に形成されている請求項8記載の半導体メモ
    リ装置。
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1993年電子情報通信学会春季大会講演論文集,p.5−153
電子情報通信学会技術研究報告,Vol.93,No.12(ED93 1−9),(1993),pp.55−62
電子情報通信学会技術研究報告,Vol.93,No.12(ED93 1−9),(1993),pp.63−68

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