JP3224277U6 - 回転サイロ付加製造システム - Google Patents

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Abstract

【課題】積層方式で3D部品を生産する回転付加製造システムを提供する。
【解決手段】積層方式で3D部品44を生産する回転付加製造システム10は、サイロ支持体14と、ツール支持体16と、複数のサイロ30と、部品デベロッパー32とを備える。ツール支持体16は、サイロ支持体14の第1の面を覆い、サイロ支持体14に対して中心軸18の周りに回転するように構成される。サイロ30はそれぞれ、サイロ支持体14に取付けられ、第1の面に対向するサイロ支持体14の第2の面から中心軸18に沿って延在する。部品デベロッパー32は、ツール支持体16によって支持され、サイロ支持体14に対するツール支持体16の回転中に積層方式でサイロ30のそれぞれのサイロ内で3D部品44を構築するように構成される。
【選択図】図1

Description

本開示は、3次元(3D)部品の付加製造のためのシステム及び方法に関し、より詳細には、ビルド材料層を選択的に硬化及び溶融させることによって3D部品を構築する回転付加製造システム及びプロセスに関する。
付加製造は、概して、3次元(3D)部品が、部品のコンピューターモデルを利用して製造されるプロセスである。付加製造システムの基本動作は、3次元コンピューターモデルを薄い断面になるようにスライスすることと、その結果を2次元位置データに変換することと、そのデータを、1つ以上の付加製造技法を使用して積層方式で3次元部品を製造する制御機器に給送することとからなる。付加製造は、作製方法に対する多くの異なるアプローチを必要とし、多くの異なるアプローチは、例えば、溶融堆積モデリング(fused deposition modeling:熱溶解積層法)、インク噴射法、選択的レーザー焼結法、粉末/結合剤噴射法、電子ビーム溶融法、電子写真画像形成法、及びステレオリソグラフィープロセスを含む。
特定の例として、選択的レーザー焼結法(SLS:selective laser sintering)ベースの付加製造システムにおいて、3D部品は、粉末ベースビルド材料の層を含む部品ベッドにわたってレーザービームをトレースすることによって、積層方式で3D部品のデジタル表現から印刷することができる。各層について、レーザービームは、粉末層の表面上でその層についての断面を描画し、描画されたパターンを焼結又は融解固化させる。層が完成した後に、システムのプラットフォーム又は部品ベッドが、単一層増分だけ下げられる。その後、粉末ベースビルド材料の未使用層を、直前の層を覆うように塗布することができ、レーザービームは、粉末の未使用層にわたって描画して、次の層をパターニングすることができ、このパターニングされた層は、直前の層に同様に十分に接合される。このプロセスは、連続する各層について繰返すことができる。その後、レーザーによって処理されない粉末は、3D部品が部品ベッドから取外されると、単に払いのけられ又は除去され、結果として得られる3D部品は、後続の処理又は洗浄を受けることができる。
本開示の実施形態は、積層方式で3D部品を生産する回転付加製造システム、及び、システムを使用して積層方式で1つ以上の3D部品を構築する方法を対象とする。
幾つかの実施形態において、システムは、サイロ支持体と、ツール支持体と、複数のサイロと、部品デベロッパー(part developer:部品現像装置)とを備える。ツール支持体は、サイロ支持体の第1の面を覆い、サイロ支持体に対して中心軸の周りに回転するように構成される。サイロはそれぞれ、サイロ支持体に取付けられ、第1の面に対向するサイロ支持体の第2の面から中心軸に沿って延在する。部品デベロッパーは、ツール支持体によって支持され、サイロ支持体に対するツール支持体の回転中に積層方式でサイロのそれぞれのサイロ内で3D部品を構築するように構成される。
システムの幾つかの実施形態において、部品デベロッパーは、各サイロ内でビルド材料のビルド層の部品部分を選択的に加熱して、対応する部品の層を形成するように構成される選択的励起デバイスを備える。幾つかの実施形態において、選択的励起デバイスは、ビルド層の部品部分に電磁エネルギーを方向付けるように構成される複数のレーザー源、又は、少なくとも1つのレーザー源と、レーザー源からビルド層の部品部分に電磁エネルギーを方向付けるように構成されるレーザーダイレクターとを備える。
幾つかの実施形態において、選択的励起デバイスは、印刷デバイス及び加熱デバイスを備える。印刷デバイスは、部品部分に対応するビルド層のプリントエリア上にプリント材料を塗布するように構成される。加熱デバイスは、ビルド層に熱を加えるように構成される少なくとも1つの加熱素子を備える。ビルド層のプリントエリア上のプリント材料は部品部分の熱を吸収する。印刷デバイスの幾つかの実施形態はインク噴射ヘッドを備える。少なくとも1つの加熱素子の実施形態は、赤外加熱素子、フラッシュランプ、電子ビームを放出するように構成される素子、又は他の適した加熱素子を含む。
幾つかの実施形態において、選択的励起デバイスから各ビルド層に加えられる熱量は、中心軸からの半径方向距離の増加とともに増加する。幾つかの実施形態において、選択的励起デバイスは、中心軸からの半径方向距離の増加とともに減少する距離だけ、中心軸に沿ってサイロ支持体から変位される。幾つかの実施形態において、選択的励起デバイスから放出される熱量は、中心軸からの半径方向距離の増加とともに増加する。
幾つかの実施形態において、部品デベロッパーは、各ビルド層の温度及び各ビルド層内のビルド材料の状態のうちの少なくとも一方を検出するように構成されるビルド層分析器を備える。幾つかの実施形態において、ビルド層分析器を使用して検出されるビルド材料の状態は、粉末状態、融解状態、又は固体状態を含む。幾つかの実施形態において、ビルド層分析器は、例えば1つ以上の赤外検出器等の少なくとも1つの温度センサーを備える。幾つかの実施形態において、ビルド層分析器は複数の静電容量センサーを備える。
幾つかの実施形態において、システムは、ツール支持体を冷却するように構成される冷却ユニットを備える。幾つかの実施形態において、システムは、サイロ支持体及び/又はサイロのそれぞれを加熱するように構成される加熱ユニットを備える。幾つかの実施形態において、システムは、ツール支持体とサイロ支持体との間に断熱体を備える。
幾つかの実施形態において、部品デベロッパーは、各サイロのビルド平面内でビルド材料を分配して、サイロ支持体に対するツール支持体の回転中に各ビルド層を形成するように構成されるスプレッダーを備える。幾つかの実施形態において、スプレッダーはナイフ又はドクターブレードを備える。幾つかの実施形態において、スプレッダーは、中心軸を横断する回転軸を有するローラーを備える。スプレッダーのローラーは円錐又は円柱とすることができる。
幾つかの実施形態において、回転付加製造システムは、ビルド材料を収容するように構成される少なくとも1つのコンテナーを備え、部品デベロッパーは、少なくとも1つのコンテナーからスプレッダーにビルド材料を送出するように構成される送出デバイスを備える。幾つかの実施形態において、少なくとも1つのコンテナーは、ツール支持体及び/又はサイロ支持体によって支持される。幾つかの実施形態において、少なくとも1つのコンテナーのそれぞれは、ビルド材料を支持するように構成されるベースと、ベースを、中心軸に沿ってサイロ支持体に対して移動させるように構成される電動リフト機構とを備える。幾つかの実施形態において、少なくとも1つのコンテナーのそれぞれは、一対のサイロの方位角位置の間にある方位角位置を有する。幾つかの実施形態において、送出デバイスはオーガーを備える。
幾つかの実施形態において、ビルド材料は粉末材料を含む。粉末材料の例示的な実施形態は、半結晶ポリマー、金属、又はアモルファスポリマーを含む。
システムの幾つかの実施形態において、複数のサイロのそれぞれは、サイロ支持体から中心軸に沿って延在する1つ以上の側壁と、サイロの内部に収容されるビルドプラテンとを備える。ビルドプラテンは、1つ以上の側壁及びサイロ支持体に対して中心軸に沿って移動するように構成される。幾つかの実施形態において、システムは、1つ以上の側壁及びサイロ支持体に対して中心軸に沿ってビルドプラテンのそれぞれの移動を駆動するように構成される少なくとも1つのガントリーを備える。
幾つかの実施形態において、複数のサイロのそれぞれはサイロ支持体に取外し可能に取付けられる。
幾つかの実施形態において、複数のサイロのうちの少なくとも1つのサイロは、サイロの内部内でかつ1つ以上の側壁の間に取外し可能なインサートを備える。取外し可能なインサートはビルドプラテンを受取る内部キャビティを画定する。
幾つかの実施形態において、システムは、ツール支持体及びサイロ支持体を支持するように構成されるフレームを備える。幾つかの実施形態において、ツール支持体はフレームに対して中心軸の周りに回転するように構成される。幾つかの実施形態において、サイロ支持体は、フレームに対して中心軸の周りに回転するように構成される。
方法の幾つかの実施形態において、ビルド層は、中心軸の周りにおけるサイロ支持体に対するツール支持体の回転中に、スプレッダーを使用してサイロのうちの1つ以上のサイロのビルド平面内に形成される。部品部分は、中心軸の周りにおけるサイロ支持体に対するツール支持体の回転中に、選択的励起デバイスを使用して各ビルド層内に形成される。部品部分は3D部品のそれぞれの3D部品の層に対応する。これらのステップは、その後、3D部品のうちの少なくとも1つが印刷されるまで繰返される。幾つかの実施形態において、部品のそれぞれは、部品部分に取付けられる対応するビルド層の残りから分離される。
この概要は、以下で詳細な説明において更に述べられる選択された概念を簡略化された形態で導入するために提供される。この概要は、特許請求される主題の重要な特徴又は本質的な特徴を特定することを意図されないし、特許請求される主題の範囲を決定するときの補助として使用されることも意図されない。特許請求される主題は、背景で述べた任意の又は全ての欠点を解決する実装態様に限定されない。
定義
別途指定されない限り、本明細書で使用される以下の用語は、以下で規定される意味を有する。
用語「コポリマー(copolymer)」は、2つ以上のモノマー種を有するポリマーを指し、ターポリマー(すなわち、3つのモノマー種を有するコポリマー)を含む。
要素についての用語「少なくとも1つ(at least one)」及び「1つ以上(one or more of)」は、交換可能に使用され、単一の要素及び複数の要素を含む同じ意味を有し、要素の終りの接尾辞「(複数の場合もある)」で示すこともできる。例えば、「少なくとも1つのポリアミド(at least one polyamide)」、「1つ以上のポリアミド(one or more polyamides)」、及び「ポリアミド(複数の場合もある)(polyamide (s))」は、交換可能に使用され、同じ意味を有することができる。
用語「好ましい(preferred)」及び「好ましくは(preferably)」は、一定の状況下で一定の利益を与えることができる本開示の実施形態を指す。しかし、他の実施形態もまた、同じか又は他の状況下で好ましい場合がある。さらに、1つ以上の好ましい実施形態の列挙は、他の実施形態が有用でないことを示唆せず、また、本開示の範囲から他の実施形態を排除することを意図されない。
「の上(above)」、「の下(below)」、「上部(top)」、「下部(bottom)」等のような指向性配向は、3D部品の印刷軸に沿う方向を参照して行われる。印刷軸が垂直なz軸である実施形態において、層印刷方向は、垂直なz軸に沿って上方向である。これらの実施形態において、用語「の上」、「の下」、「上部」、「下部」等は、垂直なz軸に基づく。
「材料を提供する(providing a material)」等のような用語「提供する(providing)」は、請求項において述べられるとき、提供されるアイテムの任意の特定の供給又は受取りを必要とすることを意図されない。むしろ、用語「提供する」は、明確にしかつ読み易くするために、請求項(複数の場合もある)の後続の要素において言及されることになるアイテムを挙げるために使用されるだけである。
別途指定されない限り、本明細書で言及される温度は、大気圧(すなわち、一気圧)に基づく。
用語「ほぼ(about)」及び「実質的に(substantially)」は、当業者に知られている予想される変動(例えば、測定における制限及び変動性)のために、測定可能な値及び範囲に関して本明細書で使用される。
本開示の実施形態による例示的な回転付加製造システムの概略側面図である。 本開示の実施形態による例示的な回転付加製造システムの等角図である。 本開示の例示的な実施形態を示すシステムの一部分の簡略化された側面断面図である。 本開示の例示的な実施形態を示すシステムの一部分の簡略化された側面断面図である。 本開示の例示的な実施形態を示すシステムの一部分の簡略化された側面断面図である。 本開示の例示的な実施形態を示すシステムの一部分の簡略化された側面断面図である。 本開示の例示的な実施形態によるスプレッダーの簡略化された底面図である。 本開示の実施形態による例示的な選択的励起デバイスの簡略化された断面図である。 本開示の実施形態による例示的なツール支持体及び選択的励起デバイスの一部分の簡略化された上面図である。 本開示の実施形態による例示的な選択的励起デバイスの簡略化された側面断面図である。 本開示の実施形態によるツール支持体及び例示的な選択的励起デバイスの一部分の簡略化された上面図である。 本開示の実施形態による、サイロの作業エリアを覆う例示的な加熱デバイスの簡略化された側面断面図である。 本開示の実施形態による、サイロの作業エリアを覆う例示的なビルド層分析器の簡略化された側面断面図である。 本開示の実施形態による例示的なサイロの簡略化された側面断面図である。 本開示の例示的な実施形態による、中心軸18又はz軸に垂直に延在する平面で切取られたインサート140を有するサイロ30の簡略化された断面図である。 本発明の実施形態による回転付加製造システムを使用して複数の3D部品を構築する方法のフローチャートである。 本開示の例示的な実施形態によるサイロ回転機構の簡略化された上面図である。
本開示の実施形態は、添付図面を参照して以降でより完全に述べられる。同じ又は同様の参照符号を使用して識別される要素は、同じ又は同様の要素を指す。しかし、本開示の種々の実施形態は、多くの異なる形態で具現化することができ、本明細書で述べる実施形態に限定されるものと見なされるべきでない。むしろ、これらの実施形態は、本開示が徹底的かつ完全であるように提供され、本開示の範囲を当業者に完全に伝えるであろう。
具体的詳細が、実施形態の徹底的な理解を提供するために以下の説明において与えられる。しかし、実施形態を、これらの具体的詳細なしで実施することができることが当業者によって理解される。例えば、回路、システム、ネットワーク、プロセス、フレーム、支持体、コネクタ、モーター、プロセッサ、及び他のコンポーネントが、実施形態を不必要な詳細において曖昧にしないために、示されない又はブロック図の形態で示される場合がある。
本開示の実施形態は、フローチャート図及びブロック図を使用して述べられる場合もある。フローチャートは、オペレーションを順次プロセスとして述べることができるが、オペレーションの多くは、並列に又は同時に実施され得る。さらに、オペレーションの順序を変更することができる。プロセスは、そのオペレーションが完了すると終了するが、図に含まれない又は本明細書で述べられない更なるステップを含み得る。
本開示の実施形態は、回転付加製造システム及び3D部品を構築するプロセスに関する。図1及び図2は、それぞれ、本開示の実施形態による例示的な回転付加製造システム10の概略側面図及び等角図である。
システム10は、1つ以上のプロセッサを示すコントローラー12(図1)を備え、1つ以上のプロセッサは、システム10のメモリ内にローカルに又はシステム10の遠隔にあるメモリ内に記憶することができる命令を実行して、本明細書で述べる1つ以上の機能を実施するようにシステム10のコンポーネントを制御するように構成される。任意の適した特許主題の適格性を有するコンピューター可読媒体をメモリのために利用することができ、メモリは、例えば、ハードディスク、CD−ROM、光記憶デバイス、又は磁気記憶デバイスを含む。こうしたコンピューター可読媒体又はメモリは、一時的波又は信号を含まない。
コントローラー12のプロセッサは、1つ以上のコンピューターベースシステムのコンポーネントである。コントローラー12は、本明細書で述べる1つ以上の機能を実施するようにシステム10のコンポーネントを制御するために使用される、1つ以上の制御回路、マイクロプロセッサベースエンジン制御システム、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)等の1つ以上のプログラマブルハードウェアコンポーネント、及び/又は、デジタル制御式ラスターイメージングプロセッサシステムを含む。コントローラー12は、例えば、ホストコンピューター又はリモートロケーションから受信される印刷命令に基づいて同期方式でシステム10のコンポーネントを制御する。
コントローラー12は、適した有線又は無線通信リンクを通じてシステム10のコンポーネントと通信する。コントローラー12は、例えばネットワーク接続(例えば、ローカルエリアネットワーク(LAN)接続)を通じて等、適した有線又は無線通信リンクを通じて、ホストコンピューター又は他のコンピューター及びサーバ等の外部デバイスと通信する。
コントローラー12は、システム10を使用して構築される3D部品のスライスされた層に関する情報を受信する。コントローラー12は、ビルドプロセスを実施するためにシステム10のコンポーネントを制御し、ビルドプロセス中に、部品のスライスは、積層方式で3D部品を印刷するために個々に構築される。以下でより詳細に論じるように、幾つかの実施形態において、システム10は、複数の3D部品が同時に構築されるビルドプロセスを促進させる。
システム10は、サイロ支持体14及びツール支持体16を備える。支持体14及び16は、概して、円の(図2)又は他の適した形状を有するトレイの形態である。ツール支持体16は、サイロ支持体14を覆い、サイロ支持体14に対して中心軸18の周りに回転するように構成される。しかし、支持体14及び16の他の構成は、本開示の範囲内である。
本説明において、図2に示すように、サイロ支持体14及びツール支持体16に平行でかつ中心軸18から外方に向かう方向は半径方向Rと呼ばれ、サイロ支持体14及びツール支持体16に平行でかつ半径方向Rに垂直な方向は本明細書で方位角方向φと呼ばれ、サイロ支持体14及びツール支持体16に垂直な方向は本明細書で垂直方向Zと呼ばれる。本明細書で使用される用語「半径方向位置(radial position)」は中心軸18から特定の半径方向距離にある位置を指す。本明細書で使用される用語「方位角位置(azimuthal position)」は所定の基準地点に対して特定の方位角にある位置を指す。本明細書で使用される用語「垂直位置(vertical position)」は特定の地点で中心軸18に交差する平面上の位置を指す。
サイロ支持体14及びツール支持体16は、図1に示すように、システム10のフレーム20によって支持される。ツール支持体16は、フレーム20に対して中心軸18の周りで回転するように構成される。幾つかの実施形態において、サイロ支持体14は、フレーム20に対して中心軸18の周りに固定方位角位置を有する。他の実施形態において、サイロ支持体14は、フレーム20及びツール支持体16に対して中心軸18の周りに回転するように構成される。
ツール支持体16及び/又はサイロ支持体14を、任意の適した技法を使用して中心軸18の周りに回転するように支持することができる。幾つかの実施形態において、ツール支持体16は、フレーム20に接続されるシャフト22に取付けられる。シャフト22は、中心軸18の周りに回転するようにツール支持体16を支持する。幾つかの実施形態において、サイロ支持体14は、フレーム20によって支持されるシャフト24に取付けられる。幾つかの実施形態において、シャフト24は、フレーム20に対して中心軸18の周りに回転するようにサイロ支持体14を支持する。
システム10は、互いに及び/又はフレーム20に対する中心軸18の周りのツール支持体16及び/又はサイロ支持体14の回転を駆動するように構成される1つ以上のモーター26及び駆動機構28を備える。1つ以上の駆動機構28は、任意の適した形態をとることができ、ギアドライブ、ベルトドライブ、又は他の適した駆動機構を含むことができる。
サイロ支持体14は、3D部品がその中で構築される複数のサイロ30のための支持構造物として役立つ。サイロ30のそれぞれは、サイロ支持体14に取付けられ、図1及び図2に示すように、中心軸18に沿ってサイロ支持体14及びツール支持体16から外方に延在する。本明細書で使用するとき、「サイロ(silo)」は、3D部品がその中で構築される内部領域を画定する連続する側壁を有する構造物を含み、サイロは典型的な3Dプリンターより実質的に小さい体積を有する。幾つかの実施形態において、サイロ30はサイロ支持体14に取外し可能に取付けられる。すなわち、サイロ支持体14に対するサイロ30の取付けは、例えば手による、サイロ30の容易な取外し及び置換を可能にするように構成される。他の実施形態において、サイロ30はサイロ支持体14に固定して取付けられ得る。
ツール支持体16は、部品デベロッパー32のための支持構造物として役立ち、部品デベロッパー32は、サイロ30のそれぞれのサイロ内にて積層方式で1つ以上の3D部品を構築するように構成される。結果として、システム10は、複数の3D部品を同時に印刷するように構成される。
幾つかの実施形態において、ツール支持体16は、ビルドプロセス全体を通してサイロ支持体14に対して軸18の周りに、図2の矢印33で示す方向等、同じ方向に連続的に回転する。他の実施形態において、ツール支持体16は、ビルドプロセス中にサイロ支持体に対して軸18の周りに同じ方向に非連続的に回転する。すなわち、ツール支持体16は、非一定速度で軸18の周りに回転することができる及び/又はサイロ支持体14に対して中心軸18の周りにその回転を周期的に止めることができる。幾つかの実施形態において、ツール支持体16は、ビルドプロセス中にサイロ支持体14に対して軸18の周りにその回転方向を周期的に反転することができる。
上記で述べたように、幾つかの実施形態において、サイロ支持体14は、フレーム20に対して固定方位角位置を有する。サイロ支持体14は、部品デベロッパー32を使用したサイロ30内での1つ以上の3D部品のビルドプロセス中にこの固定方位角位置をとる。ビルドプロセスの完了に続いて、サイロ支持体14は、フレーム20に対して回転して、サイロ30をサイロ支持体14から取外すことができる、フレーム20に対するロード/アンロードロケーションと整列状態になるように各サイロ30の方位角位置を調整するように構成される。
サイロ30のそれぞれは、システム10の一部分の簡略化された側面断面図である図3に最もよく示されるように、サイロ支持体14から中心軸18に沿って延在する1つ以上の側壁34を有する。例えば、サイロ30は、円筒形であり、単一の側壁34を有することができる、又は、サイロ30は、長方形又は別の多面の断面形状を有し、複数の側壁34を有することができる。幾つかの実施形態において、1つ以上の側壁の一部分を、サイロ支持体14によって形成することができる。
サイロ30のそれぞれは、各サイロ30の内部38内にビルドプラテン36を備える。ビルドプラテン36は、ビルドプロセス中にビルド材料のビルド層42及び3D部品44を支持するビルド表面40を有する。ビルドプラテン36は、ビルド材料がサイロ30から漏出するのを防止する1つ以上の側壁34とのシールを形成するために、サイロ30の内部38の断面積に応じてサイズ決定される。システム10は、1つ以上のガントリー機構46を備え、1つ以上のガントリー機構46は、部品デベロッパー32による現在の一番上のビルド層42’の処理後に、中心軸18(z軸)に沿ってサイロ30の側壁34に対して各ビルドプラテン36を下げて、新しい一番上のビルド層42’のための空間を作るように構成される。ガントリー機構46は、電動化され、任意の適した形態をとり得る。
ビルドプロセス中に、現在の一番上のビルド層42’は、図3に示すように、サイロ30のそれぞれに対する開口52に隣接する作業エリア50のビルド平面48内に形成される。最初に、ビルドプラテン36の表面40は、ビルド平面48に隣接する位置まで持上げられて、第1の一番上のビルド層42’を支持する。表面40は、第1の一番上のビルド層42’を受取る剥離又は使い捨て層を含むことができる。部品デベロッパー32は、それぞれの一番上のビルド層42’を処理して、3D部品44のスライスに対応する部品部分54を含む処理されたビルド層42にする。部品部分54は、下にある部品部分54(存在する場合)に接合される。ガントリー機構46は、その後、ビルドプラテン36を、中心軸18又はz軸に沿って、次の一番上のビルド層42’の厚さに対応する距離だけ下げ、部品デベロッパー32は、一番上のビルド層42’を処理して、3D部品44の次のスライスの部品部分54を含む別の処理されたビルド層42を形成する。このプロセスは、3D部品44がサイロ30内で印刷されるまで継続する。
サイロ30がサイロ支持体14に取付けられたままである間に、印刷された3D部品をサイロ30から放出することができる、又は、サイロ30をサイロ支持体14から切離した後に、部品をサイロ30から取出すことができる。幾つかの実施形態において、部品44を形成する層42を、例えばビルドプラテン36を下げることによって、サイロのうちの1つのサイロから放出することができ、その間、残りのサイロ30内では、部品44が構築され続ける。その後、新しい部品を、層42が放出されたサイロ30内で開始することができる。部品44を含む層42がサイロ30から取出された後、部品部分54を形成するために使用されなかったビルド層42のビルド材料は、3D部品44から分離され、将来のビルドプロセスにおいて使用され得る。
本明細書で述べる層ごとの構築プロセスを、溶融堆積モデリング、ポリジェット(PolyJet)、及び/又は他の付加製造技法等の他の付加製造技法と組合せることができる。
ビルド材料は任意の適した形態をとることができる。幾つかの実施形態において、ビルド材料は粉末材料であり、ビルド材料は、半結晶ポリマー、金属、アモルファスポリマー、セラミック、その組合せ、及び/又は他の適した材料であり得る。システム10を使用してポリマー材料で3D部品を印刷するとき、ビルド材料は粒子状物質又はフィラメントフィラーを含み得る。
システム10の幾つかの実施形態は、ビルドプロセス中に使用するビルド材料を収容するようにそれぞれが構成される1つ以上のビルド材料コンテナー56を備える。幾つかの実施形態において、コンテナー56は、図1、図2、及び図3に示すようにツール支持体16によって支持される。幾つかの実施形態において、コンテナー56は、図2及び図3に示すようにツール支持体16上で中心に位置する。幾つかの実施形態において、コンテナー56は、中心軸18に実質的に同軸である円筒コンテナーである。コンテナー56の更なる例示的な実施形態は、ツール支持体16上の中心に合わされていないロケーションにコンテナー56を位置決めすること及び/又は非円筒形コンテナー56を使用することを含む。この実施形態によれば、ビルド材料57(図3)は、概して、コンテナー56の底58にある又はその近くにあるロケーションから分配される。
幾つかの実施形態において、1つ以上のビルド材料コンテナー56は、図1の仮想線で示し、また、図4に示すシステム10の一部分の簡略化された断面図で示すように、サイロ支持体14によって支持される。幾つかの実施形態において、ビルド材料57は、図4に示すように、コンテナー56の内部62内に位置するベース60上で支持される。幾つかの実施形態において、単数又は複数のコンテナー56はそれぞれ、図1で示すような、サイロ30のうちの2つのサイロの方位角位置の間にある方位角位置を有する。
幾つかの実施形態において、システム10は、ビルド材料57をコンテナー56から部品デベロッパー32に送出する送出デバイス66を備える。送出デバイス66は任意の適した形態をとることができる。
幾つかの実施形態において、送出デバイス66は、中心軸18に対して半径方向経路に沿ってビルド材料57を送出して、サイロ支持体14の上部表面68にわたって及び/又はサイロ30の作業エリア50内等で、部品デベロッパー32が処理するビルド材料57を分配するように構成される機構を含む。幾つかの実施形態において、送出デバイス66の機構は、図3に示すようにオーガー70を含む。幾つかの実施形態において、オーガー70は、ビルド材料コンテナー56から半径方向に延在し、コンテナー56の底58に隣接してビルド材料57にアクセスする。幾つかの実施形態において、オーガー70は、ビルド材料57が放出される1つ以上の開口74を有するチューブ72内に収容される。オーガー70の回転は、半径方向経路に沿ってコンテナー56からビルド材料57を駆動し、部品デベロッパー32が処理するために上部表面68又は作業エリア50にわたってビルド材料57を放出する。
幾つかの実施形態において、例えば、コンテナー56がサイロ支持体14によって支持される場合、送出デバイス66は、図4に示すように電動ガントリー機構76を含む。ガントリー機構76は、ベース60を中心軸18(z軸)に沿ってコンテナー56に対して移動させて、部品デベロッパー32が処理するために、ビルド材料57の部分77をサイロ支持体14の上部表面68の上に持上げるように構成される。
幾つかの例示的な実施形態において、部品デベロッパー32は、図1に示すように、スプレッダー80、選択的励起デバイス82、及び/又はビルド層分析器86を含む。幾つかの実施形態において、これらのコンポーネントはそれぞれ、ツール支持体16によって支持され、ビルドプロセス中にサイロ支持体14に対して中心軸18の周りにツール支持体16とともに回転する。
スプレッダー80の実施形態は、送出デバイス66から受取られるビルド材料57を分配して、各サイロ30の作業エリア50のビルド平面48内で一番上のビルド層42’を形成するように構成される。幾つかの実施形態において、スプレッダー80は、各サイロ30の作業エリア50及び一番上のビルド層42’によって覆われる半径方向位置に広がる半径方向位置にわたって半径方向に延在する。
幾つかの実施形態において、スプレッダー80は、本開示の例示的な実施形態による、システム10の一部分の簡略化された断面図である図3及び図5に示すように、回転軸92を有するローラー90を備える。幾つかの実施形態において、回転軸92は、概して半径方向に延在する。ローラー90は、送出デバイス66によって送出されるビルド材料57を各サイロ30の作業エリア50内で広げて、一番上のビルド層42’を形成するように構成される。幾つかの実施形態において、ローラー90は、一番上のビルド層42’の上部表面94を平坦化し、一番上のビルド層42’が、図3及び図5に示すように、z軸に沿って測定された場合に均一の厚さを有するようにする。幾つかの実施形態において、ローラー90は、ビルド材料57を作業エリア50内にプレスして、一番上のビルド層42’を形成する。幾つかの実施形態において、ローラー90は、円柱又は円錐(図3)とすることができる。
幾つかの実施形態において、スプレッダー80は、図4、図6の断面図、及び図7に示すツール支持体16の底面図に示すように、ナイフ又はドクターブレード100を備える。ブレード100は、概して、半径方向に、作業エリア50及び開口52の半径方向位置に重なる半径方向位置にわたってサイロ30まで延在する。幾つかの実施形態において、ブレード100は、中心軸18又はz軸に沿ってサイロ支持体14及び作業エリア50に向かって延在する。幾つかの実施形態において、ブレード100は、図7に示すように凸形状を有する。
ブレード100は、サイロ支持体14に対するツール支持体16の回転方向33に対してブレードの前側102で、ビルド材料57を受ける。例えば、ビルド材料57を、図4に示す送出デバイス66を使用してブレード100の前側102に送出することができ、送出デバイス66は、ビルド材料57の部分77をサイロ支持体14の表面68の上に持上げる。送出デバイス66が、オーガー70等の、サイロ支持体14にわたる半径方向経路に沿ってビルド材料57を送出するための機構を備えるとき、ビルド材料57を、図6に示すように、例えば、スロット106を通してブレード100の前側102に送出することができる。
幾つかの実施形態において、ブレード100は、ビルド層42’の上部表面94を平坦化し、ビルド層42’が、図6に示すように、z軸に沿って測定された場合に均一な厚さを有するようにする。幾つかの実施形態において、ブレード100は、ビルド材料57を作業エリア50内にプレスして、一番上のビルド層42’を形成する。
一番上のビルド層42’が所与のサイロ30内で形成された後、ツール支持体16がサイロ支持体14に対して回転して、層42’を処理するために選択的励起デバイス82を位置決めする。選択的励起デバイス82は、層42’の部品部分を熱的に励起して、ビルド層42’の部分を融解、溶融、及び/又はその他の方法で変換し、軸18の周りにおけるサイロ支持体14に対するツール支持体16の回転中に3D部品44の層を形成する部品部分54にする。幾つかの実施形態において、選択的励起デバイスは、各サイロ30の作業エリア50及び一番上のビルド層42’によって覆われる半径方向位置に広がる半径方向位置にわたって半径方向に延在する。選択的励起デバイス82は、任意の適した形態をとり得る。選択的励起デバイス82の例示的な実施形態は、加熱素子、印刷デバイス、レーザーデバイス、及び/又は他の適したデバイスを含む。
図8は、本開示の実施形態による、例示的な選択的励起デバイス82の簡略化された断面図である。幾つかの実施形態において、選択的励起デバイス82は、1つ以上のレーザー源110を備え、1つ以上のレーザー源110はそれぞれ、電磁エネルギー又はレーザービーム112を放出して、一番上のビルド層42’の部分54’を励起し、部分54’を部品部分54に変換するように構成される。幾つかの実施形態において、選択的励起デバイス82は複数のレーザー源110を備える。幾つかの実施形態において、レーザー源110は、作業エリア50及び開口52の半径方向位置を横切ってサイロ30まで延在する列に形成される。幾つかの実施形態において、レーザー源110はそれぞれ、異なる半径方向位置に配向する。幾つかの実施形態において、レーザー源110は、ツール支持体16上で同じ又は同様の(すなわち、1度〜5度以内の)方位角位置を有する。幾つかの実施形態において、レーザー源110は、同じ半径方向位置を有する複数のレーザー源110及び同じ方位角位置を有する複数のレーザー源110を含むレーザー源のアレイを含む。レーザー源の例示的なアレイは、Hedlund他(国際公開第2016/085965号)において開示されている。
部品部分54を形成するためにツール支持体16がサイロ支持体14及び一番上のビルド層42’に対して軸18の周りに回転するときに、レーザー源110は、選択的に起動されて、部品部分54になるように熱的に変換される層42’の部分54’にだけレーザービーム112を放出する。
幾つかの実施形態において、レーザー源110は、図8に示すように、電磁エネルギー又はレーザービーム112を直接一番上のビルド層42’に放出する。代替的に、レーザー源110を、1つ以上の光学素子(例えば、ミラー、レンズ、プリズム等)を通して一番上のビルド層42’にルーティングすることができる。
幾つかの実施形態において、選択的励起デバイス82は、図9のツール支持体16の一部分の簡略化された上面図に示すように、単一のレーザー源110及びレーザーダイレクター114を備える。幾つかの実施形態において、レーザー源110から出力されるレーザービーム112は、図9のビーム112’によって示すように、レーザーダイレクター114によって層42’の部品部分54’に方向付けられる。幾つかの実施形態において、レーザーダイレクター114は、回転ポリゴンミラー(図9)、デジタル光処理チップ、又は他の適したデバイスの形態である。レーザーダイレクター114が回転ポリゴンミラーを含むとき、レーザー源110は、ビーム112のパルスを放出するように選択的に起動され、それにより、回転ポリゴンミラーは、図9の仮想線で示すビーム112’によって示すように、ビルド層42’上の所望のロケーションにおいてビーム112のパルスをビーム112’として反射する。
幾つかの実施形態において、ビーム112及び/又はビーム112’は、中心軸18に垂直に延在する平面に実質的に平行である。幾つかの実施形態において、選択的励起デバイス82は、本開示の実施形態による例示的な選択的励起デバイス82の簡略化された側面断面図である図9及び図10に示すように、ビーム112’を部品部分54’に方向付ける光学部品116(例えば、ミラー、レンズ、プリズム等)を備える。幾つかの実施形態において、光学部品116は、ウェッジミラーを含み、ウェッジミラーは、軸18及び部品部分54’に実質的に平行に移動するようにビーム112’を方向付ける。
図11は、ツール支持体16及び例示的な選択的励起デバイス82の一部分の簡略化された上面図であり、例示的な選択的励起デバイス82は印刷デバイス120及び少なくとも1つの加熱デバイス122を備える。印刷デバイス120は、図11に示すように、ツール支持体16がサイロ支持体14に対して回転するときに、一番上のビルド層42’の所望の部品部分54’上のプリントエリア125にプリント材料を塗布することによって画像124を印刷するように構成される。
印刷デバイス120は、任意の適した形態をとり得る。幾つかの実施形態において、印刷デバイス120は、各サイロ30の作業エリア50及び一番上のビルド層42’によって覆われる半径方向位置に広がる半径方向位置にわたって半径方向に延在する。印刷デバイス120は、プリントヘッド126のアレイ等の1つ以上のプリントヘッド126を備える。1つ以上のプリントヘッド126のそれぞれは、従来の技法を使用して一番上のビルド層42’のプリントエリア125にプリント材料を放出するように構成されるインク噴射ヘッドである。他の適した形態の印刷デバイス120は、転写印刷デバイスを含み、転写印刷デバイスにおいて、画像124は、最初に、中間基材(例えば、フィルム、ローラー等)に印刷され、その後、中間基材から一番上のビルド層42’に転写される。
図12は、本開示の実施形態による、サイロ30の作業エリア50を覆う例示的な加熱デバイス122の側面断面図である。加熱デバイス122は一番上のビルド層42’に熱を加えるように構成される。
プリント材料は、加熱デバイス122によって加えられる熱を吸収するように選択される。画像124を受取らない一番上のビルド層42’の上部表面のエリアは、プリントエリア125ほどには、加熱デバイス122から放出される熱を吸収しない。プリントエリア125の更なる加熱により、対応するビルド材料が部品部分54に変形して、下にある任意の部品部分54に接合し、一方、画像124を受取らなかった一番上のビルド層42’の残りのエリアは融解しない。
加熱デバイス122は、任意の適した形態をとることができ、中心軸18の周りにおけるサイロ支持体14に対するツール支持体16の回転中に、サイロ30の作業エリア50の一番上のビルド層42’に熱を加えるように構成される1つ以上の加熱素子128を備えることができる。幾つかの実施形態において、1つ以上の加熱素子は、各サイロ30の作業エリア50及び一番上のビルド層42’を覆うために半径方向に延在する。1つ以上の加熱素子128はそれぞれ、赤外加熱素子を含むことができ、赤外加熱素子は、プリントエリア125内のプリント材料が吸収するために調整される波長範囲内の電磁放射を放出する。少なくとも1つの加熱素子のそれぞれの加熱素子の更なる例示的な実施形態は、フラッシュランプ、電子ビーム(Eビーム)を放出するように構成される加熱素子、タングステンハロゲンバルブ、レーザー源、又は別の適した加熱素子を含む。
幾つかの実施形態において、加熱デバイス122等の選択的励起デバイス82によって一番上のビルド層42’に加えられる熱又は電磁エネルギーは、中心軸18からの半径方向距離とともに変化する。選択的励起デバイス82によって一番上のビルド層42’に加えられる熱は中心軸からの半径方向距離の増加とともに増加する。これにより、選択的励起デバイス82が一番上のビルド層に対して均一な照射量の熱エネルギーを提供することを可能にする。半径方向に沿ってエネルギー強度を変化させることで、軸18からの半径方向距離が異なるために生じる、サイロ支持体14に対するツール支持体16の回転中の一番上のビルド層42’の部分の変化する線速度を補償し得る。
選択的励起デバイス82は、中心軸からの半径方向距離の増加とともにより多くの熱を放出する。選択的励起デバイス82は、半径方向に延在する複数の加熱素子を備えることができ、中心軸からより大きい半径方向距離に位置する加熱素子は、より大きい量の熱又は電磁エネルギーを放出する。例えば、半径方向に分配される図8に示すレーザー源110は、中心軸18からより大きい距離に位置するレーザー源110が、中心軸18のより近くに位置するレーザー源より大きいエネルギーを有するビーム112を放出するように構成することができる。同様の構成を、加熱デバイス122の加熱素子128(図11)について使用することができる。
また、選択的励起デバイス82は、ほぼ同じ量の熱エネルギーを放出する複数の加熱素子を備え得る。中心軸18からの半径方向距離の増加とともに一番上のビルド層42’に加えられる熱エネルギーを増加させることは、増加する半径方向距離において加熱素子の数を増加させることによって達成され得る。例えば、加熱デバイス122は、図11に示すように、増加する半径方向距離において増加する数の加熱素子128を備えることができる。同様の構成は、レーザー源110並びに本明細書で述べる他の加熱素子及びデバイスのために使用され得る。
他の実施形態において、選択的励起デバイス82の加熱素子は、同様の量の熱エネルギーを放出するが、サイロ支持体14の表面68又は一番上のビルド層42’の表面94から或る距離だけ変位され、その距離は、図12に示すように、中心軸18からの半径方向距離の増加とともに増加する。表面68及び94から更に遠くに位置する加熱素子128は、表面68及び94のより近くに位置する、軸18からより大きい半径方向距離にある加熱素子128に比べて、少ない照射量の熱エネルギーを下にある表面に加える。
幾つかの実施形態において、シールド及び/又は反射コンポーネントを、作業エリア50の一番上のビルド層42’に加えられる熱エネルギーの照射量を制御するために使用することができる。例えば、シールドは、選択的励起デバイス82の1つ以上の加熱素子から放出される熱エネルギーのより多くが、中心軸18からより短い半径方向距離にある一番上のビルド層42’の部分に達するのをブロックし得る。ミラー又は他の光学素子等の反射素子は、選択的励起デバイス82の1つ以上の加熱素子から放出される熱エネルギーのより多くを、例えば、中心軸18からより長い半径方向距離にある一番上のビルド層42’の部分に方向付け得る。他の技法を、中心軸18から変化する半径方向距離にある一番上のビルド層42’に所望の可変照射量の熱エネルギーを提供するために使用することもできる。
ビルド層分析器86の実施形態は、それぞれの一番上のビルド層42’の温度及び/又はそれぞれの一番上のビルド層42’内のビルド材料の状態を検出するように構成される。幾つかの実施形態において、コントローラー12は、検知された温度又は状態を使用して、選択的励起デバイス82による一番上のビルド層42’の部分の加熱、サイロ支持体14に対するツール支持体16の回転速度、又はビルドプロセスの他の態様等の部品デベロッパー32を使用して実施されるビルドプロセスの態様を制御する。
幾つかの実施形態において、分析器86は、図13に示すように、各サイロ30の作業エリア50及び一番上のビルド層42’によって覆われる半径方向位置に広がる半径方向位置にわたって半径方向に延在する。分析器86は、一番上のビルド層42’が選択的励起デバイス82によって処理された後に一番上のビルド層42’を分析するように構成することができる。分析器86は、ツール支持体16の観点から、サイロ支持体14の回転運動に対して選択的励起デバイス82の上流に位置し得る。他の構成を使用することもできる。
分析器86は、図13に示すように、温度センサーの形態の1つ以上の素子130を含み得る。少なくとも1つの温度センサー130のそれぞれは、ツール支持体16が軸18の周りでサイロ支持体14に対して回転するときに一番上のビルド層42’の下にある部分の温度を検出する。1つ以上の温度センサー130は赤外センサーであり得る。他の適した温度センサーを使用することもできる。1つ以上のセンサー130によって検知される温度は、コントローラー12によって使用されて、層42’内の所望の部品部分54’が、部品部分54になるように粉末ビルド材料を結晶化、融解、又は溶融するのに十分な量の熱エネルギーを受取ったか否か等、一番上のビルド層42’のビルド材料の状態を判定することができる。
他の実施形態において、1つ以上の素子130は静電容量センサーであり得る。1つ以上の静電容量センサー130はそれぞれ、例えば、ビルド材料が、粉末形態、融解形態、又は溶融固化形態であるのか等、下にある一番上のビルド層42’の部分内のビルド材料の状態によって影響を受ける、下にある一番上のビルド層42’の部分の静電容量を検出するように構成される。
幾つかの実施形態において、部品デベロッパー32は、図2に示すように平坦化デバイス136を備える。平坦化デバイス136は、選択的励起デバイス82によって処理が完了した後に表面94(図8、図10、図12)を平坦化又は平らにして、一番上のビルド層42’内に部品部分54を形成するように構成される。これにより、部品44の構築中にビルド層42の所望の厚さを維持する。
上記で述べたように、ビルドプロセスに続いて、3D部品44を形成するために使用されなかったビルド材料を、3D部品44から分離し、別のビルドプロセスにおいて再使用することができる。しかし、このビルド材料の部分的加熱は、その結晶化温度、融解温度、又は溶融温度等の、その特性の一部に悪影響を及ぼし得る。結果として、ビルド層42を形成し、ビルドプロセス中に使用されないビルド材料の量を低減することが望ましい。
システム10は、任意選択で、図14に示すように、1つ以上の側壁34の間のサイロ30に取外し可能に挿入することができる1つ以上のインサート140を備え得る。サイロインサート140は、任意の適した形態をとることができ、任意の適した技法を使用してサイロ30に取付けられ得る。インサート140は、小さい3D部品44を収容するためにサイロ30の内部体積38を低減するために使用され得る。結果として、インサート140は、所与のビルドプロセスについて必要とされるビルド材料の量を低減するために使用され得る。
任意のインサート140は、ビルドプラテン36を備えることができ、ビルドプラテン36は、インサート140の内部142の断面積に応じてサイズ決定されて、側壁とのシールを形成し、それにより、ビルド材料がサイロ30から漏出するのを防止する。例示的な実施形態において、ビルドプラテン36は、中心軸18又はz軸に実質的に垂直である平面内に位置する。各インサート140の内部142の断面形状は、構築される所与の部品44を収容するように所望に応じて形成することができる。図15A〜図15Dは、本開示の例示的な実施形態による、中心軸18又はz軸に垂直に延在する平面で切取られたインサート140を有するサイロ30の簡略化された断面図である。例えば、インサート140の断面形状は、円形(図15A)、楕円形(図15B)、長方形(図15C)、正方形(図15D)、又は他の所望の形状とすることができる。
幾つかの実施形態において、システム10は、図1に示すように、サイロ支持体14及び/又はサイロ30を加熱するように構成される加熱ユニット150を備える。この加熱により、サイロ30内のビルド材料を最適温度範囲内に維持する。加熱ユニット150は任意の適した形態をとることができる。幾つかの実施形態において、加熱ユニット150は、抵抗加熱素子、ヒートバルブ(例えば、ハロゲンバルブ)、又は他の適した加熱素子等の1つ以上の加熱素子を備える。加熱ユニット150の加熱素子は、所望の加熱を提供するためにサイロ支持体14にわたって分配される。加熱ユニット150は、各サイロ30内のビルドプラテン36を加熱するように構成される1つ以上の加熱素子を備えることもできる。
幾つかの実施形態において、システムは、ツール支持体16及び/又は部品デベロッパー32のコンポーネントを冷却するように構成される冷却ユニット152を備える。冷却ユニット152は、ビルドプロセス中に実施される加熱に対抗することによって、部品デベロッパー32のコンポーネントを動作温度範囲内に維持する。冷却ユニット152は任意の適した形態をとることができる。冷却ユニット152は、ヒートシンク又は別の適した受動冷却コンポーネント等の1つ以上の受動冷却コンポーネントを備え得る。冷却ユニット152は、ファン、ブロワー、水冷却システム、又は別の適した能動冷却コンポーネント等の1つ以上の能動冷却コンポーネントを備え得る。冷却ユニット152の冷却コンポーネントは、所望の冷却を提供するためにツール支持体16にわたって分配され得る。システム10は、任意選択で、図1に示すように、ツール支持体16とサイロ支持体14との間の熱伝達を低減するために、ツール支持体16とサイロ支持体14との間に位置決めされた断熱層154も備え得る。
幾つかの実施形態において、サイロ支持体14、ツール支持体16、並びにサイロ支持体14及びツール支持体16に取付けられるコンポーネントは、ハウジング内に収容される。ビルド材料57が粉末形態であるとき、粉塵がハウジング内に蓄積する場合があり、粉塵は、システム10のコンポーネント及びシステム10を使用して実施されるビルドプロセスに悪影響を及ぼす場合がある。システム10は、浮遊粉塵を捕捉するように構成される空気ろ過システム160を備え得る。空気ろ過システム160は、例えば、ブロワーファン及びフィルター等の任意の適した形態をとることができる。
更なる実施形態は、回転付加製造システム10を使用して複数の3D部品を構築する方法を対象とする。方法は、概して、上述した技法の1つ以上の技法に従って、サイロ30の1つ以上のサイロ内で3D部品44を構築することを含む。
図16は、回転付加製造システム10を使用して複数の3D部品44を構築する方法のフローチャートである。ステップ170にて、ビルド層42’は、部品デベロッパー32のスプレッダー80を使用してアクティブなサイロ30のそれぞれのサイロ内のビルド平面48内で形成される。上記で論じたように、このステップの実施形態は、例えば、ビルド材料57をスプレッダー80に給送する送出デバイス66の使用を含み得る。スプレッダー80は、ローラー90、ブレード100の形態、又は別の適したスプレッダーとすることができる。幾つかの実施形態において、ステップ170は、ツール支持体16が中心軸18の周りでサイロ支持体14に対して回転するときに実施される。
方法の172にて、部品部分54は、部品デベロッパー32の選択的励起デバイス82を使用して各ビルド層内に形成される。部品部分54のそれぞれは、ビルド層内の3D部品44の部分に対応する。幾つかの実施形態において、選択的励起デバイス82は、ビルド層の部品部分を選択的に加熱して、対応する部品44の層を形成する。選択的励起デバイス82は、本明細書で述べる形態のうちの任意の形態をとることができ、本明細書で述べるように、1つ以上のレーザー源、1つ以上の加熱素子を伴う印刷デバイス、及び/又は他の適したコンポーネントを備えることができる。
方法の174にて、ステップ170及び172が、制限された回数だけ繰返されて、サイロ30のそれぞれのサイロ内で3D部品44を形成する。幾つかの実施形態において、これは、例えば、処理されたビルド層42を各サイロ30のビルド平面48又は作業エリア50から出して、各サイロ30のビルド平面48内で形成される新しいビルド層42’のための空間を作るために、例えばガントリー機構46を使用して、サイロ内でビルドプラテン36を下げることを含む。
3D部品44の1つ以上の3D部品の構築が完了すると、方法の幾つかの実施形態において、部品44はシステム10から放出される。上記で述べたように、これは、ビルドプラテン36を下げることによって、サイロ30を取外すことによって、又は別の適した技法を使用することよって、サイロ30の底を通して部品を下げることを含むことができる。幾つかの実施形態において、サイロ30のうちの1つのサイロからのビルド層42及び3D部品44のこの放出中に、他のサイロ30内でビルドプロセス(170及び172)の実施を継続することができる。ビルド層42及び部品44がサイロ30から放出された後、サイロ30はリセットされて、サイロ30内での新しいビルドプロセスを開始することができる。例えば、ビルド層42及び完成した部品44を取外すために下げられたビルドプラテン36を、新しい一番上のビルド層42’を受取るために再び上げることができる。結果として、システム10の実施形態は、3D部品44を実質的に連続的に構築するように動作することができる。
幾つかの実施形態において、システム10は、サイロ回転機構180を備え、サイロ回転機構180は、図17の簡略化された上面図に示すように、中心軸18の周りのサイロ支持体14の回転中に、その対応する中心軸182の周りでサイロ30のそれぞれを回転させるように構成される。それらの軸182の周りのサイロ30の回転は、サイロ支持体14に対する方向33への軸18の周りのツール支持体16の回転と同期され、それにより、サイロ30内の一番上のビルド層42’の上部表面94は、スプレッダー80、選択的励起デバイス82、分析器86、及び/又はツール支持体16によって支持される他のコンポーネント等のツール支持体16上で支持されるコンポーネントに対して回転するのでなく実質的に併進する。
幾つかの例示的な実施形態において、機構180は、サイロのそれぞれの周りに延在する駆動ベルト184及び駆動ギア186を含む。駆動ギア186は、駆動ベルト184と互いにかみ合い、サイロ支持体に対して方向33へのツール支持体16の回転中に方向188へのベルト184の移動を駆動する。ベルト184は、ギア歯を有することができるサイロのリング190に係合し、方向192へのサイロの軸182の周りのサイロ30のそれぞれの回転を駆動する。駆動ギア186は、例えば、ベルト又はギア列等の適した機械的リンケージを通して1つ以上のモーター26(図1)によって駆動することができる。ベルト184及び/又はギア186を、ギア列又は他の適した機構によって置換えることができる。
本明細書で使用するとき、用語「約」又は「実質的に(substantially)」は、±10%を指し、このシンボルは、別途述べない限り、最大10%の許容範囲での等価性を示す。語「例示的(exemplary)」は、「例、事例、又は例証として役立つこと(serving as an example, instance or illustration)」を意味するとして本明細書で使用される。「例示的」として述べる任意の実施形態は、必ずしも、他の実施形態に比べて好ましい又は有利であると解釈されない、及び/又は、他の実施形態からの特徴の包含を排除しない。
明確にするために別個の実施形態の文脈で述べられる本発明の或る特定の特徴を、単一の実施形態において組合せて提供することもできることが理解される。逆に、簡潔にするために単一の実施形態の文脈で述べられる本発明の種々の特徴を、別個に、又は任意の適した部分的組合せで、又は本発明の任意の他の述べる実施形態において適するように、提供することもできる。種々の実施形態の文脈で述べる或る特定の特徴は、実施形態がこれらの要素なしでは機能しない場合を除いて、これらの実施形態の本質的な特徴であるとみなされない。
本開示の実施形態が好ましい実施形態を参照して述べられたが、本開示の趣旨及び範囲から逸脱することなく形態及び詳細において変更を行うことができることを当業者は認識するであろう。

Claims (24)

  1. 積層方式で3D部品を生産する回転付加製造システムであって、
    サイロ支持体と、
    前記サイロ支持体の第1の面を覆い、前記サイロ支持体に対して中心軸の周りに回転するように構成されるツール支持体と、
    前記サイロ支持体に取付けられた複数のサイロであって、該サイロのそれぞれは、前記第1の面に対向する前記サイロ支持体の第2の面から前記中心軸に沿って延在する、複数のサイロと、
    前記ツール支持体によって支持され、前記サイロ支持体に対する前記ツール支持体の回転中に積層方式で前記サイロのそれぞれのサイロ内で3D部品を構築するように構成される部品デベロッパーと、
    を備える、回転付加製造システム。
  2. 前記部品デベロッパーは、各サイロ内でビルド材料のビルド層の部品部分を選択的に加熱して、対応する前記部品の層を形成するように構成される選択的励起デバイスを備える、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記選択的励起デバイスは、前記ビルド層の前記部品部分に電磁エネルギーを方向付けるように構成される複数のレーザー源を備える、請求項2に記載のシステム。
  4. 前記励起デバイスは、少なくとも1つのレーザー源と、対応する前記部品の前記層を形成するように、前記少なくとも1つのレーザー源から前記ビルド層の前記部品部分に電磁エネルギーを方向付けるように構成されるレーザーダイレクターとを備える、請求項2に記載のシステム。
  5. 前記選択的励起デバイスは、
    前記部品部分に対応する前記ビルド層のプリントエリア上にプリント材料を塗布するように構成される印刷デバイスと、
    前記ビルド層に熱を加えるように構成される少なくとも1つの加熱素子を備える加熱デバイスと、
    を備え、前記ビルド層の前記プリントエリア上の前記プリント材料は前記部品部分の熱を吸収する、請求項2に記載のシステム。
  6. 前記少なくとも1つの加熱素子は少なくとも1つの赤外加熱素子を含む、請求項5に記載のシステム。
  7. 前記少なくとも1つの加熱素子は少なくとも1つのフラッシュランプを含む、請求項5に記載のシステム。
  8. 前記少なくとも1つの加熱素子のそれぞれは電子ビームを放出するように構成される、請求項5に記載のシステム。
  9. 前記印刷デバイスはインク噴射ヘッドを備える、請求項5に記載のシステム。
  10. 前記選択的励起デバイスから各ビルド層に加えられる熱量は、前記中心軸からの半径方向距離の増加とともに増加する、請求項2に記載のシステム。
  11. 前記選択的励起デバイスは、前記中心軸からの半径方向距離の増加とともに減少する距離だけ、前記中心軸に沿って前記サイロ支持体から変位される、請求項10に記載のシステム。
  12. 前記選択的励起デバイスから放出される熱量は、前記中心軸からの半径方向距離の増加とともに増加する、請求項10に記載のシステム。
  13. 前記部品デベロッパーは、各ビルド層内の前記ビルド材料の状態を検出するように構成されるビルド層分析器を備え、前記ビルド材料の前記状態は、粉末状態、融解状態、及び固体状態からなる群から選択される、請求項2に記載のシステム。
  14. 前記ツール支持体と前記サイロ支持体との間に断熱体を更に備える、請求項2に記載のシステム。
  15. 前記部品デベロッパーは、各サイロのビルド平面内でビルド材料を分配して、前記サイロ支持体に対する前記ツール支持体の回転中に各ビルド層を形成するように構成されるスプレッダーを備える、請求項2に記載のシステム。
  16. 前記回転付加製造システムは、ビルド材料を収容するように構成される少なくとも1つのコンテナーを備え、
    前記部品デベロッパーは、前記少なくとも1つのコンテナーから前記スプレッダーに前記ビルド材料を送出するように構成される送出デバイスを備える、請求項15に記載のシステム。
  17. 前記少なくとも1つのコンテナーのそれぞれは、一対の前記サイロの前記方位角位置の間にある方位角位置を有する、請求項16に記載のシステム。
  18. 前記複数のサイロのそれぞれは、
    前記サイロ支持体から前記中心軸に沿って延在する1つ以上の側壁と、
    前記サイロの内部に収容され、前記1つ以上の側壁及び前記サイロ支持体に対して前記中心軸に沿って移動するように構成されるビルドプラテンと、
    を備える、請求項1に記載のシステム。
  19. 前記1つ以上の側壁及び前記サイロ支持体に対して前記中心軸に沿って前記ビルドプラテンのそれぞれの移動を駆動するように構成される少なくとも1つのガントリーを更に備える、請求項18に記載のシステム。
  20. 前記複数のサイロのそれぞれは前記サイロ支持体に取外し可能に取付けられる、請求項18に記載のシステム。
  21. 前記複数のサイロのうちの少なくとも1つのサイロは、前記サイロの前記内部内でかつ前記1つ以上の側壁の間に取外し可能なインサートを備え、該取外し可能なインサートは前記ビルドプラテンを受取る内部キャビティを画定する、請求項18に記載のシステム。
  22. 前記ツール支持体及び前記サイロ支持体を支持するように構成されるフレームを更に備える、請求項1に記載のシステム。
  23. 前記サイロ支持体は、前記フレームに対して前記中心軸の周りに回転するように構成される、請求項22に記載のシステム。
  24. サイロ支持体と、該サイロ支持体を覆うツール支持体と、前記サイロ支持体に取付けられた複数のサイロと、前記ツール支持体によって支持された部品デベロッパーとを備える回転付加製造システムを使用して積層方式で複数の3D部品を構築する方法であって、
    a)中心軸の周りにおけるサイロ支持体に対する前記ツール支持体の回転中に、前記部品デベロッパーのスプレッダーを使用して前記サイロのそれぞれのサイロのビルド平面内にビルド層を形成するステップと、
    b)前記中心軸の周りにおける前記サイロ支持体に対する前記ツール支持体の回転中に、前記部品デベロッパーの選択的励起デバイスを使用して各ビルド層内に部品部分を形成するステップであって、前記部品部分は前記3D部品のそれぞれの3D部品の層に対応する、ステップと、
    c)前記3D部品のうちの少なくとも1つの3D部品を印刷するために、制限された回数だけ、形成するステップa)及びb)を繰返すステップと、
    を含む、方法。
JP2019600139U 2016-12-13 回転サイロ付加製造システム Active JP3224277U6 (ja)

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