JP3224248U - フック専用前出しツール - Google Patents
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Abstract
【課題】フックバーの種類を問わず、上下左右に近接して吊り下げられた他の商品と無用に接触することなく、フックバー後方に残された商品を前出しすることのできるフック専用前出しツールを提供する。【解決手段】フック専用前出しツールは、棒状の柱状部1と、フックバーを係脱自在に受容するように柱状部1の一端に設けられた係合部2と、柱状部の他端に設けられたハンドル3とから構成され、係合部2が折り曲げ部21と、折り曲げ部21と対向する自由端部22と折り曲げ部21と自由端部22との相互に対向する端部を繋ぐ湾曲部23とから構成される。【選択図】図1
Description
本考案は、小売商店等においてフックバーにより吊り下げられた状態で陳列された商品(以下、「吊り下げ商品」という)を前出しするためのフック専用前出しツールに関するものである。
近年、小売商店等では、フックバーにより吊り下げられた状態で商品を陳列して販売する手法が多用されている。このような商品は手前から消費者等により取り外されていくため、商品の数が少なくなると、フックバー後方に残された商品は上下左右に吊るされた他の商品の陰に隠れてしまい、購買機会を喪失する。それを解決するため、多くの小売商店等ではフックバー後方に残された商品を従業員が手作業で前方に動かす前出し作業を行っているが、その作業は煩雑であり時間が掛かるという欠点があった。また陳列棚によっては、上下左右に吊るされた他の商品と近接していることも多く、意図せず他の商品を床に落としてしまい、その修正作業を強いられているのが実情である。
これを解決する一手段として、商品が抜かれると自動的に手前に商品を押し出すスプリングを備えたプッシャーをフックバーの商品吊り下げ部後端に備え付けるという方法も提案されている。しかし、上記プッシャーをフックバーの後端に備え付けるには、既に吊り下げられている商品を手作業で取り除く必要があり、その作業はやはり煩雑で時間が掛かるものであった。
また、例えば特許文献1には、商品が吊り下げられたまま商品陳列バーと支持バーとに押圧体を後付けで取り付け、支持バーに取り付けられたスライド式操作バーを手前に引くことで、上記押圧体と商品を一体的に引き寄せ、商品を前出しした後、手前に引いた操作バーを元の位置に戻すツールが提案されている。この構成によれば、フックバーに吊り下げられた商品を取り除く必要なく上記押圧体が設置され、手作業によることなくフックバー後方に残された商品の前出しが行うことはできる。
しかしながら、特許文献1に開示された方法では、上記押圧体をフックバー一つ一つに取り付けなければならず、設置コストが高額になるという問題がある。小売商店等においてはフックバーによる商品の陳列は無数に行われており、それらすべてに上記押圧体を設置することは、費用対効果の側面から見ても、現実的ではない。
また、従来の前出しツールは、商品陳列バー及び支持バーを有するフックバーのみに適用が可能となっており、例えば一本のフックバーのみで陳列される商品については、そもそも使用が想定されていない。したがって、従来のツールでは、フックバーの種類が異なる場合、フックバー後方に残された商品の前出し作業をすべて行えるわけではない。
加えて、従来のツールは、構造上支持バー上に操作バーが残置することになるため、商品陳列棚が雑然とした見た目となる。商品を見やすく陳列されているかどうかは、消費者の目に留まるかどうかを大きく左右するため、購買機会の損失に繋がる。
そこで本考案の目的は、フックバーの種類を問わず、上下左右に近接して吊り下げられた他の商品と無用に接触することなく、フックバー後方に残された商品を前出しすることのできるフック専用前出しツールを提供することにある。
上記課題を解決するために、本考案に係るフック専用前出しツールは、棒状の柱状部と、フックバーを係脱自在に受容するように柱状部の一端に設けられた係合部と、柱状部の他端に設けられたハンドルとから構成される。係合部は折り曲げ部と、折り曲げ部と対向する自由端伸延部と、折り曲げ部と自由端伸延部の相互に対向する端部を繋ぐ湾曲部とから構成される。
折り曲げ部と湾曲部と自由端伸延部により画定される面が柱状部伸延部に対して直交してもよく、かつ、折り曲げ部の長さが吊り下げ商品の吊り下げ用孔の下端から吊り下げ商品の上端までの長さよりも長くてもよい。
自由端部と折り曲げ部までの距離が受容部に挿脱自在に受容されるフックバーの太さよりも僅かに大きくてもよい。
係合部が、ゴムやプラスチック等の弾性体により覆われていてもよい。
本考案に係るフック専用前出しツールをフックバー上方の隙間から、通常は係合部を側方向に回転させてフックバー後端に挿入する。フック専用前出しツールをフックバー後端付近で回転させ、係合部をフックバーに係合させ、フック専用前出しツールを手前に引き寄せ、商品を前出しした後、フック専用前出しツールを係合時とは逆の方向に回転させ、係合部とフックバーとの係合を解き、フック専用前出しツールを引き抜くことにより、フックバー後方に残された商品の前出し作業を遂行できる。フックバーとその一段上方の吊り下げ商品との隙間は僅かではあるが、本考案に係るフック専用前出しツールは商品に無用に触れることなく挿入することが可能である。本考案に係るフック専用前出しツールを扱うには、特別な訓練等は必要ない。本考案に係るフック専用前出しツールを予めフックバーに設置する必要もないのでコストを抑えることができる。
図を参照して、本考案の一実施形態におけるフック専用前出しツールの概要を説明する。
本説明において、「フックバー」は、商品陳列棚において商品を吊り下げ、手前から後方にかけて一列に陳列するためのものであれば、その形状及び大きさを問わない。
本説明において、「フックバー」は、商品陳列棚において商品を吊り下げ、手前から後方にかけて一列に陳列するためのものであれば、その形状及び大きさを問わない。
図1に示されているように、本考案の実施例によるフック専用前出しツールは、棒状の柱状部1と、柱状部1の一端に設けられ、かつ、フックバーFを係脱自在に受容する係合部2と、柱状部1の他端に設けられたハンドル3とから構成されている。柱状部1及び係合部2は本考案の目的を達するに足る剛性を備えた金属又はプラスチック等を素材として用いることができる。ハンドル3は手に持ちやすい素材及び形状であることが望ましい。図2に示されているように、係合部2は柱状部伸延部11の一端と直交する折り曲げ部21と、折り曲げ部21と対向して配置される自由端伸延部22と、折り曲げ部21と自由端伸延部22の相互に対応する一端を繋ぐ湾曲部23とから構成されている。このような構成により係合部2は、フックバーFを受容する受容部Jを有する、J字状または釣り針状の形に形成される。
図3(a)に示されているように、本考案のフック専用前出しツールは、フックバー上方の隙間から、通常は係合部を側方向に回転させてフックバーF後端に挿入される。次いで、図3(b)に示されているように、フック専用前出しツールは、フックバーF後端付近で回転させることで、係合部2をフックバーFに係合させる。係合部2をフックバーFに係合させたまま、ハンドル3を手前に引き寄せ、そして、図3(c)に示されているように、商品を前出しした後、フック専用前出しツールを係合時とは逆方向に回転させることにより、係合部2とフックバーFとの係合を解く。最後に、図3(d)に示されているように、フック専用前出しツールをフックバーFに挿入した方向とは逆方向に動かすことで、フックバー上方の隙間から取り出すことができる。以上により、フックバーFの後方に残されていた商品を前出しすることができる。フックバーFとその一段上方の吊り下げ商品との隙間は僅かではあるが、本考案のフック専用前出しツールは商品に無用に触れることなく挿入することが可能である。本考案のフック専用前出しツールを扱うには、特別な訓練等は必要ないことは容易に理解できよう。また、本考案のフック専用前出しツールを予めフックバーに設置する必要もないのでコストを抑えることができる。
本考案の実施例によるフック専用前出しツールは、図4に示されているように、柱状部伸延部と折り曲げ部21と自由端伸延部22と湾曲部23とが画定する面が柱状部伸延部に対して直交するように構成され、かつ、折り曲げ部21の長さN1が吊り下げ商品Sの吊り下げ用の孔Kの下端から吊り下げ商品Sの上端までの長さN2よりも長く構成されている。
このような構成をとることで、フックバーFの上部の隙間から係合部2を側方向に挿入されたフック専用前出しツールを回転させるとき、折り曲げ部21の長さN1が吊り下げ商品Sの孔Kの下端から吊り下げ商品Sの上端までの長さN2よりも長いため、折り曲げ部21と直交する柱状部1が吊り下げ商品Sと無用に接触することがない。これにより、商品を傷付けることなく、フック専用前出しツールとその下方にあるフックバーFとを係合することができる。
また、このような構成をとることで、フック専用前出しツールをフックバーF挿入し係合させるとき、フック専用前出しツールを回転させ、フックバーFを折り曲げ部21のみに係止することができる。その後、折り曲げ部21の周面に沿ってフックバーFを受容部Jにスライドさせる。これにより、伸延部の自由端がフックバーFの周面に係止することがなく、フック専用前出しツールとフックバーFとを係合することができる。また、商品を前出しした後、本考案に係るフック専用前出しツールとフックバーとの係合を解くとき、折り曲げ部21の周面に沿ってフックバーFを受容部Jからスライドさせ、フックバーFを折り曲げ部21のみに係止させることが可能となる。その後、フック専用前出しツールを挿入時とは逆方向に回転させることにより、伸延部の自由端がフックバーFの周面に係止することがなく、フック専用前出しツールとフックバーFとの係合が解かれる。
折り曲げ部21と自由端伸延部22との距離Rが受容部Jに挿脱自在に受容されたフックバーFの太さよりも僅かに大きく構成されることで、受容部Jに受容されたフックバーFが意図せず外れてしまうことを防止できる。
図5に示されているように、係合部2をゴムやプラスチック等の弾性体Dにより覆うことで、フック専用前出しツールの係合部2と吊り下げ商品の上端が弾性体を介して接触することになり、より安全に商品の前出し作業が行える。
本件フック専用前出しツールを右利き用として図示しているが、係合部2を逆向きとすることで、左利き用としても使用することができる。
1 柱状部
2 係合部
21 折り曲げ部
22 自由端伸延部
23 湾曲部
3 ハンドル
F フックバー
J 受容部
R 折り曲げ部と自由端伸延部の距離
S 商品
K 商品の吊り下げ孔
N1 折り曲げ部21の長さ
N2 商品の吊り下げ孔の上端から
D 弾性体
2 係合部
21 折り曲げ部
22 自由端伸延部
23 湾曲部
3 ハンドル
F フックバー
J 受容部
R 折り曲げ部と自由端伸延部の距離
S 商品
K 商品の吊り下げ孔
N1 折り曲げ部21の長さ
N2 商品の吊り下げ孔の上端から
D 弾性体
Claims (4)
- 棒状の柱状部と、
フックバーを係脱自在に受容するように柱状部の一端に設けられた係合部と、
柱状部の他端に設けられたハンドルとから構成され、
係合部が折り曲げ部と、
折り曲げ部と対向する自由端部と
折り曲げ部と自由端部との相互に対向する端部を繋ぐ湾曲部とから構成される、
フック専用前出しツール - 折り曲げ部と湾曲部と自由端部により画定される面が柱状部伸延部に対して直交し、かつ、折り曲げ部の長さが吊り下げ商品のフックバーを通す孔と吊り下げ商品の上端までの長さよりも長い、請求項1に記載のフック専用前出しツール
- 折り曲げ部と自由端部との距離が受容部に挿脱自在に受容されるフックバーの太さよりも僅かに大きい、請求項1〜2に記載のフック専用前出しツール
- 係合部が、弾性体により覆われている、請求項1〜3に記載のフック専用前出しツール
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019003610U JP3224248U (ja) | 2019-09-24 | 2019-09-24 | フック専用前出しツール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019003610U JP3224248U (ja) | 2019-09-24 | 2019-09-24 | フック専用前出しツール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3224248U true JP3224248U (ja) | 2019-12-05 |
Family
ID=68763301
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019003610U Expired - Fee Related JP3224248U (ja) | 2019-09-24 | 2019-09-24 | フック専用前出しツール |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3224248U (ja) |
-
2019
- 2019-09-24 JP JP2019003610U patent/JP3224248U/ja not_active Expired - Fee Related
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