JP3224114U - 氷及びその製造に用いる製氷器 - Google Patents
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Abstract
【課題】デザイン部を有し、デザイン部を液(飲料)から露出させる氷及びその製造に用いる製氷器を提供する。【解決手段】デザイン部が設けられた氷4であって、外周を取り巻き、垂直方向に延びる縁5を有するベース部上にデザイン部を設けた。氷と水の密度差による浮力に加え、縁内部の空気と水の密度差を利用して、ベース部が小さくともデザイン部を飲料6から露出させることが可能となる。【選択図】図2
Description
本考案はデザイン部を有する氷及びその製造に用いる製氷器に関する。
味気のない氷にデザイン性を付与するため、特許文献1には、角型のベース部に、動物、花、文字、数字等のデザイン部を設けた絵型付き製氷器が記載されている。
また、製氷器によって作られた氷を容器内の飲料に投入すると、氷の密度は水の密度より約10%小さいので、氷の約10%の部分が飲料面上に、それ以外の部分が飲料中に没することとなる。
よって、特許文献1に記載したような製氷器によって作られた氷は、デザイン部の体積が大きいと、デザイン部が飲料中に没してしまうことになる。これを防止するためにベース部を大きくすることが考えられるが、ベース部を大きくすると氷ができるまで時間がかかる。また、ベース部を大きくすると氷が溶けた際、飲料が薄くなってしまう。
デザイン部を大きくしながら、デザイン部を液(飲料)から露出させる、氷及びその製造に用いる製氷器を提供する。
本考案は、ベース部上にデザイン部が設けられた氷であって、前記ベース部のデザイン部が設けられる面の外周を取り巻き、垂直方向に延びる縁を有することを特徴とする氷である。
また、請求項1に記載の氷の製造に用いる製氷器であって、ベース部となる部分とデザイン部となる部分の隙間を有することを特徴とする製氷器である。
本考案は、氷と水の密度差による浮力に加え、縁内部(凹部)の空気と水の密度差を利用して、ベース部が小さくともデザイン部を飲料から露出させることが可能である。
また、ベース部を薄く(小さく)することができるので、短時間で氷を作成することができる。
更に、ベース部とデザイン部の界面が飲料の液面下となる氷は、今まで存在しないので、使用者の目を惹くことが可能となる。
以下、考案を実施するための最良の形態を、図面を用いて詳細に説明する。
(氷の形状)
ベース部の形状として、シャーレ(ペトリ皿)のような、高さの低い円柱の外周を取り巻き、垂直方向に延びる縁を有する形状を採用した。縁があることにより、縁内部の空気と水の密度差を利用して、ベース部が小さくともデザイン部を飲料から露出させることが可能となる。縁の高さは、グラスに入れた際、飲料に生じる波が容易に乗り越えないものとするため、1〜5mm程度であることが好ましい。デザイン部が飲料に沈む時間は、ベース部の縁の垂直もしくは水平方向の厚さにより調整することができる。なお、ベース部の形状が円柱に限られないことは言うまでもない。
ベース部の形状として、シャーレ(ペトリ皿)のような、高さの低い円柱の外周を取り巻き、垂直方向に延びる縁を有する形状を採用した。縁があることにより、縁内部の空気と水の密度差を利用して、ベース部が小さくともデザイン部を飲料から露出させることが可能となる。縁の高さは、グラスに入れた際、飲料に生じる波が容易に乗り越えないものとするため、1〜5mm程度であることが好ましい。デザイン部が飲料に沈む時間は、ベース部の縁の垂直もしくは水平方向の厚さにより調整することができる。なお、ベース部の形状が円柱に限られないことは言うまでもない。
ベース部上に設けるデザイン部3の形状として、帆を立てたヨットの形状を採用した。
(製氷器の製造)
上記ベース部となる部分2とデザイン部となる部分3を含む型を作成後、型にシリコーンゴムを注入し、ベース部となる部分2とデザイン部となる部分3の隙間を有する1ピースの製氷器1を作成した(図1参照)。
上記ベース部となる部分2とデザイン部となる部分3を含む型を作成後、型にシリコーンゴムを注入し、ベース部となる部分2とデザイン部となる部分3の隙間を有する1ピースの製氷器1を作成した(図1参照)。
(氷の製造)
製氷器に気泡が発生しないように水を注入した。その際、冷凍庫内への移送時に水がこぼれないようにするために、及び、水が氷となる際の若干の体積膨張を考慮し、製氷器の上部に1〜2mmの水を入れない部分を設けた。
製氷器に気泡が発生しないように水を注入した。その際、冷凍庫内への移送時に水がこぼれないようにするために、及び、水が氷となる際の若干の体積膨張を考慮し、製氷器の上部に1〜2mmの水を入れない部分を設けた。
市販の冷蔵庫の冷凍庫に製氷器をいれたところ、水は約15分で完全に氷となった。ベース部を薄く(小さく)することができるので、氷を短時間で作成することができた。製氷器から氷を出すと、シャーレ(ペトリ皿)のような円の外周に縁を有する形状のベース部として、ベース部上に設けられたヨットの形状のデザイン部を有する氷4が完成した(図2参照)。ヨットの舳先の部分はベース部とデザイン部の界面より出っ張るが、シリコーンゴムのような可撓性を有する材料からなる型であるならば取出しが可能である。さらに出っ張りが大きく、1ピースの型から取り出し難い形状である場合には、複数のピースからなる型としてもよい。
この氷を飲料6に浮かべたところ、喫水線は縁5の部分となるとともに、ベース部の上面より上となるので、飲料の液面より下からデザイン部が開始する今までにない氷であることが分かった。
なお、その氷をベース部とデザイン部の界面で分割し、水に戻したところ、ベース部の体積は18cc、デザイン部の体積は3ccであった。
1 製氷器
2 ベース部となる部分(点線より上)
3 デザイン部となる部分(点線より下)
4 氷
5 縁
6 飲料
2 ベース部となる部分(点線より上)
3 デザイン部となる部分(点線より下)
4 氷
5 縁
6 飲料
Claims (2)
- ベース部上にデザイン部が設けられた氷であって、前記ベース部のデザイン部が設けられる面に、外周を取り巻き、垂直方向に延びる縁を有することを特徴とする氷。
- 請求項1に記載の氷の製造に用いる製氷器であって、ベース部となる部分とデザイン部となる部分の隙間を有することを特徴とする製氷器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019002506U JP3224114U (ja) | 2019-07-09 | 2019-07-09 | 氷及びその製造に用いる製氷器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019002506U JP3224114U (ja) | 2019-07-09 | 2019-07-09 | 氷及びその製造に用いる製氷器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3224114U true JP3224114U (ja) | 2019-11-28 |
Family
ID=68655788
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2019002506U Active JP3224114U (ja) | 2019-07-09 | 2019-07-09 | 氷及びその製造に用いる製氷器 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3224114U (ja) |
-
2019
- 2019-07-09 JP JP2019002506U patent/JP3224114U/ja active Active
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