JP3223999U - 履物のヒール構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】履物の後部付近の層流を増加させ、履物にかかる抗力を減少させるヒール構造を有するソール及び履物製品を提供する。【解決手段】履物製品10のヒール構造は、履物製品のヒール領域20から後方に、かつ履物製品の長手方向に概ね整列する向きに突出するヒールエクステンション部26を有する。ヒールエクステンション部は、履物製品の最後方外部点28を含み、最後方外部点は、ヒール領域の最後方内部表面から離間している。【選択図】図1

Description

本開示は、履物製品のヒール構造に関する。
異なる種類の履物製品は、様々な構造を含み得る。例えば、運動靴は、アッパーおよびソール構造を含み得る。アッパーは、着用者の足をソール構造に固定し、ソール構造は、とりわけクッション性、応答性、衝撃減衰、および保護を提供することができる。
本開示の主題は、参照により本明細書に組み込まれ、以下に簡単に説明される、添付の図面を参照しながら本明細書において詳細に説明される。
本考案の一態様によるヒール構造を有する履物製品を示す図である。 本考案の一態様によるヒール構造を有する履物製品を示す図である。 本考案の一態様によるヒール構造を有する履物製品を示す図である。 本考案の一態様による代替的なヒール構造を有する代替的な履物製品の背面図である。 本考案の一態様による図1〜3に示す履物製品のミッドソール部分を示す図である。 図3に示す基準線でとられたヒールエクステンション部の一部の断面図である。 図3に示す基準線でとられたヒールエクステンション部の一部の断面図である。 本考案の一態様によるヒール構造の代替的な構成を示す図である。 本考案の一態様によるヒール構造の代替的な構成を示す図である。 9Aおよび9Bはそれぞれ、本考案の一態様による代替的なヒールエクステンション部を有する代替的な履物製品を示す図である。 本考案の一態様による異なるヒールエクステンション部を有する異なる履物製品の一般的な外形を示す図である。 本考案の一態様による異なるヒールエクステンション部を有する異なる履物製品の一般的な外形を示す図である。 本考案の一態様による異なるヒールエクステンション部を有する異なる履物製品の一般的な外形を示す図である。 本考案の一態様による異なるヒールエクステンション部を有する異なる履物製品の一般的な外形を示す図である。 本開示の一態様によるヒールエクステンション部を有する別の代替的な履物製品を示す図である。 本開示の一態様による表面特徴部を有するヒールエクステンション部を有する別の代替的な履物製品の後面斜視図である。
主題は、法的要件を満たすために、本開示を通して詳細かつ具体的に記載されている。しかしながら、本開示全体にわたって説明される態様は、限定的ではなく例示的であることが意図されており、説明自体は、必ずしも請求の範囲を限定することを意図するものではない。むしろ、請求される主題は、本開示に記載されているものと同等である異なる要素または要素の組合せを含むように他の方法で実施されてもよい。換言すれば、請求の範囲の意図された範囲、および本明細書に記載された他の主題は、同等の特徴、態様、材料、構成方法、および簡潔さのために本明細書中に明示的には記載または図示されていない他の態様を含むが、当業者であれば、本明細書で提供される全開示に照らしてそれらが本考案の範囲内に含まれることが理解されるであろう。特定の特徴およびサブコンビネーションが有用であり、他の特徴およびサブコンビネーションを参照せずに採用され得ることが理解されるであろう。これは、請求の範囲によって企図され、その範囲内にある。
概して、本開示は、履物製品用の細長いヒール構造を記載している。すなわち、一般に、履物製品は、足のフォアフット領域付近からヒール領域まで延びる長手方向を含む。本開示の一態様は、ヒール領域から後方に、かつ長手方向に概ね整列する向きに突出するヒールエクステンション部を含む。例示的なヒールエクステンション部26を図1に示し、図1とは異なるそれぞれの構成を有する他の例示的なヒールエクステンション部を、本開示に含まれる他の図(例えば、図7,8,9A,9B,10A〜10D,11,および12)に示す。とりわけ機能の中でも、履物製品を着用している人がジョギング、ランニング、スプリント、スキー、スケート等をするときのように履物製品が空間を移動するとき、ヒール構造は流体媒体(例えば、空気)の動力学と流動に影響を及ぼし得る。例えば、ヒール構造は、空気分離を遅らせ、履物製品の後部(または後方部)付近の層流を増加させ得るが、それによって履物製品にかかる抗力を減少させることができる。
ここで、図1〜3を参照すると、履物製品10の一例が示されている。図1において、履物製品10は、ソール12と、アッパー14と、を含む。アッパー14およびソール12は、一般に、履物が通常の意図された方法で着用され、あるいは身に付けられたときに、足の少なくとも一部を包囲するように構成された足収容キャビティを形成する。足首カラー13によって形成された開口部を通して足を挿入することによって、足収容キャビティにアクセスすることができる。
履物10の様々な態様を説明するとき、相対位置を理解するのを助けるために相対的な用語を使用する場合がある。例えば、履物10は、3つの一般的な領域、すなわちフォアフット領域16、ミッドフット領域18、およびヒール領域20に分割され得る。履物10はまた、外甲側部、内甲側部、上部、および下部を含む。フォアフット領域16は、一般に、足指と、指骨と中足骨とを接続する関節と、に対応する履物10の部分を含む。ミッドフット領域18は、一般に、足の土踏まず領域に対応する履物10の部分を含み、ヒール領域20は、踵骨を含む足の後部に対応している。外甲側部および内甲側部は、領域16,18および20のそれぞれを通って延び、履物10の両側に対応している。より具体的には、外甲側部は、足の外側領域(すなわち、もう一方の足とは反対側を向く面)に対応し、内甲側部は、足の内側領域(すなわち、もう一方の足の方を向く面)に対応している。さらに、上部および下部もまた、領域16,18,および20のそれぞれを通って延びている。上部は、一般に、人の足が地面に平らに置かれ、かつ該人が直立しているときに、当該人の頭の方を向く頂面部に対応し、その一方で、下部は、一般に、当該人の足底に向かう底部に対応している。これらの領域16,18および20、内/外甲側部、ならびに上/下部は、履物10の正確な領域を画定することを意図していない。それらは、本明細書に提供される様々な説明の理解を助ける目的で、履物10の一般的な領域を表すことを意図している。さらに、これらの領域、内/外甲側部、および上/下部は、説明目的および例示目的で提供されており、解釈を目的として人の介入を必要とすることを意味していない。
ソール12は、しばしば複数の構成要素のアセンブリを含む。例えば、ソール12は、地面、床、または他の表面と接触するゴムなどの比較的硬くて耐久性のある材料で作られたアウトソールを含むことができる。ソール12は、クッション性を提供し、通常の着用中および/または運動トレーニングもしくは競技中に力を吸収/減衰させる材料から形成されたミッドソールをさらに含むことができる。ミッドソールによく使用される材料の例は、例えば、エチレンビニルアセテート(EVA)、熱可塑性ポリウレタン(TPU)、熱可塑性エラストマ(例えば、ポリエーテルブロックアミド)などである。靴のソールは、追加の緩衝的構成要素(ばね、エアーバッグなど)、機能的構成要素(回内運動または回外運動に対処するための運動制御要素など)、保護要素(床または地面上の危険による足への損傷を防ぐための弾性プレートなど)などの、追加の構成要素をさらに有していてもよい。
アッパー14も同様に、しばしば様々な構成要素および特徴を含む。例えば、アッパー14は、ニット、織布、不織布、編組、刺繍、またはそれらの任意の組合せなどのテキスタイルで形成され得る。アッパーはまた、フェルトなどの撚り糸または繊維加工の他の技術を使用して製造された他のテキスタイルで構成され得る。図1に示すように、アッパー14は、足収容キャビティのかなりの部分を覆うことができる。さらに他の実施形態では、アッパーは、つま先の開いた靴、かかとの開いた靴、またはサンダルなど、足収容キャビティのより小域な部分を包囲することができる。例示的な図に示される履物製品10は、ランニングシューズを含むように描かれているが、本開示の他の態様では、ヒールエクステンション部などの本明細書に記載される特徴および要素は、トラックスパイク、スキー靴、アイススケート靴、サイクリングシューズなどを含むがこれらに限定されない、他の種類の履物に組み込まれ得る。
図1〜3には、アウトソール部22とミッドソール部24とを含む、例示的なソール12が示されている。ミッドソール24の追加の態様は、図4に示されている。ここでは、アッパーが取り除かれた状態のミッドソール24の上面図が示されている。図4に示すように、ミッドソール24は、長手方向に整列して配置された、フォアフット領域16と、ミッドフット領域18と、ヒール領域20と、を含む。さらに、ミッドソール24は、ヒール領域20から後方に、かつ長手方向に概ね整列する向きに突出するヒールエクステンション部26を含む。
ヒールエクステンション部26は、履物製品10を着用している人がランニングしているとき、全力疾走しているとき、スケートしているとき、スキーしているとき、または自転車に乗っているときなど、履物製品10が空間を通って動かされたときに該履物製品10に与えられる(履物製品10が受ける)抗力の量に影響を及ぼし得る様々な特徴を含む。例示的な特徴には、ヒールエクステンション部の長さ、ならびに該ヒールエクステンション部の、ヒール領域20から最後方外部点または頂点への移行の仕方が含まれる。例えば、ヒールエクステンション部26は、最後方外部点に向かって、ヒール領域の内甲側部および外甲側部からの実質的に途切れのない移行、テーパを含む(先細りする)途切れのない移行、または徐々に増加するカーブを含むように構成されていてもよい。追加の特徴は、ヒールエクステンション部26の幅と同様に、テーパおよび/またはカーブの量を考慮に入れることができる。
以下により詳細に説明するこれらの特徴は、互いに独立して機能するとともに、システムとしても機能して抗力の量に影響を与える。さらに、これらの特徴は、ミッドソールおよび履物製品が空間を通って移動し得る状況および環境を考慮している。例えば、これらの特徴は、ランニングストライドの1つ以上の段階における履物の角度方向および速度を考慮するように構成されている。加えて、これらの特徴は、ランニングストライドのある段階中に気流の少なくとも一部を遮断する着用者の下肢などの他の要素によって、これらの変数がどのように変更され得るのかなど、気流の速度および方向を考慮するように構成されている。さらに、これらの特徴は、抗力低減機能と、履物製品の他の特徴、例えば履物の総重量、歩行制御、クッション性、応答性などと、のバランスをとる。
本開示の一態様において、ヒールエクステンション部26は、履物製品10の最後方外部点28を含む。最後方外部点28は、履物製品10またはミッドソール24の様々な構造的および寸法的特徴を含み得る。例えば、最後方外部点28は、ミッドソール24または履物製品10の全長を決定するために使用される。さらに、最後方外部点28は、ヒールエクステンション部26が靴の1つ以上の基準点を越えて突出する程度を確証することができる。
ヒールエクステンション部の絶対長さまたはヒールエクステンション部の相対長さなどの、ヒールエクステンション部26を特徴づけるために使用され得る1つ以上の基準点は、ソール上、アッパー上、またはそれらの任意の組合せの上にあるものとすることができる。例えば、前述したように、アッパー24およびソール12は、足収容キャビティを少なくとも部分的に包囲し、一態様では、ヒール領域内の基準点には、足収容キャビティの最後方終端境界を形成するヒール領域終端点が含まれる。足収容キャビティの最後方終端境界を形成するヒール領域終端点は、ソールの少なくとも一部、アッパーの少なくとも一部、またはそれらの任意の組合せで構成され得る。例えば、図4は、アッパー14が取り付けられていないミッドソール24の上面図を示す。ミッドソール24は、該ミッドソールから延びて足収容キャビティの少なくとも一部の周りに延びる周囲側壁33(例えば、リップまたはリッジ)を含み、該側壁は、とりわけ、アッパーのための取り付け点を(例えば、ビテラインで)提供する。さらに、側壁は、該側壁のどの内部表面よりも後方にある最後方内部表面32を含む。一態様において、側壁の最後方内部表面32は、ヒールエクステンション部26の寸法を評価するための基準点である。さらなる態様において、側壁33は、側壁のどの内部表面よりも前方にある最前方内部表面30を含む。したがって、一実施形態では、最後方内部表面32と最前方内部表面30との間の空間または距離34を使用して、ヒールエクステンション部26の寸法を評価することができる。例えば、ヒールエクステンション部26は、最後方内部表面32と最後方外部点28との間の長さまたは距離36を含む。したがって、一態様では、距離36を使用して、ヒールエクステンション部26が履物製品のミッドソール24の全長をどの程度長くしているのかを決定することができる。距離36は、長さ34の割合を含み得る。本開示の一態様において、距離36は、長さ34の約8パーセント〜約12パーセントの範囲の割合を含む。さらなる態様において、距離36は、長さ34の約8パーセント〜約15パーセントの範囲の割合を含む。さらに別の態様において、当該割合は約10パーセントである。
前述したように、図4は、アッパーが省略されたミッドソール24を示している。したがって、一態様では、最後方内部表面32に取り付けられた追加の上部構造(例えば、材料層、ヒールカウンタなど)を考慮せずに、ヒール領域の終点を決定することができる。他の態様では、ヒール領域の終点を決定するときに、アッパーの材料層を考慮してもよい。これらの例では、任意のアッパー材料(テキスタイル層、ヒールカウンタなど)の厚さにより、ヒール領域の終点は、最後方外部点28から少し離れた、足収容キャビティの最前方部分寄りに位置決めされ、また、足収容キャビティの最後方部分は、リップまたはリッジ33とは対照的に、アッパーの内向面上に配置され得る。さらに、長さ34は、アッパーの内向面から測定され、測定された長さをフォアフット領域およびヒール領域におけるアッパーの厚さだけ増加させることによって決定され得る。
ヒールエクステンション部26は、他の特徴も含む。例えば、ヒールエクステンション部26は、上面中央リッジ38を含み、当該上面中央リッジ38は、該上面中央リッジ38がヒール領域から離れて最後方外部点28に向かって延びるにつれて下方に傾斜している。上面中央リッジ38は、リッジ38が1つ以上の半径を含むように、丸みを帯びているように示されている。すなわち、上面中央リッジ38は、アッパーのヒールとの境界面における最高点から最後方外部点28まで延びる一定の半径を含むことができる。図面に示される半径は、一態様を単に例示するものであり、他の態様において、該半径はより小さく(すなわち、より鋭く)、あるいはより大きく(すなわち、より丸く)されていてもよい。他の態様において、上面中央リッジ38の半径は、該上面中央リッジ38がアッパーのヒールとの境界面における最高点から最後方外部点28へ延びるにつれて徐々に減少していてもよい。さらに、図面に示される上面中央リッジ38の傾斜量は、一態様を例示するものであり、他の態様において、該傾斜量は図示の傾斜量よりも多くても少なくてもよい。
さらに、ヒールエクステンション部26は、上面中央リッジ38によって互いに分離され、かつ最後方外部点28に向かって収束する、内甲側面40および外甲側面42を含む。内甲側面40および外甲側面42は、概して、ヒール領域に近いより広幅な部分から最後方外部点に近いより狭幅な部分へと徐々に先細りになっている。内甲側面40および外甲側面42は、それぞれの縁または部分で徐々に移行する比較的平坦な表面を含むように示されている。そして代替的な態様では、内甲側面40および外甲側面42は、内甲側面40と外甲側面42との間で徐々に移行する凸面を含み、特定の側面とリッジとの間に明確な線による描写が生じないようにすることができる。他の態様では、内甲側面および外甲側面は、代わりに凸状の湾曲面を含むことができる。
さらに、図1〜3に示すように、アウトソール22は、アウトソール面44内に概ね配向または配置されており、最後方外部点28は、該アウトソール面の上方に位置して張り出している。図1に示すように、アウトソール面とは、少なくとも1つのヒール領域の最下のアウトソール面と、少なくとも1つのヒール領域の最下のアウトソール面と交差する平坦な2次元平面をいう。換言すれば、フォアフット領域16およびヒール領域20において、靴10は、該靴12が静止状態にあるときに地面と接触するそれぞれの最下のアウトソール面を含むが、地面を表す理論的な二次元平面が、アウトソール面である。このように、ヒールエクステンション部26は、アウトソール面44から張り出しかつ最後方外部点28に向かって収束する底面46を含み、該底面46は、ミッドソール24がアッパーに取り付けられたときに概してアッパーから離れる方向を向く。したがって、上面中央リッジ38および底面46は、概して、ヒール領域に近いより広幅な部分から、最後方外部点に近いより狭幅な部分へと先細りになっている。底面46は、アウトソール22のエクステンション部を含み得る。また、代替的な態様において、底面46は、該底面46を形成するよう成形されて構成されているミッドソールの一部を含む。さらに、図3に示すように、底面46は、内甲側面から外甲側面まで延びる比較的平坦な表面47を含むことができる。当該表面47は、トレッド要素を含んでいても含んでいなくてもよい。
さらなる態様において、底面46は、アウトソール面44からの移行部に境界面49を含む。底面46は、境界面49から最後方外部点28まで延びる比較的平坦な表面を有することができる。図1に見られるように、底面は、境界面49から最後方外部点28まで上向きに傾斜している。他の態様において、底面46は、境界面49と最後方外部点49との間に少なくとも部分的に延びる凸状湾曲部を含むことができる。凸状湾曲部は、単純な形状で一定の半径で延びるか、あるいは複雑な形状で曲線の異なる部分に複数の異なる半径を有することができる。加えて、底面46は、境界面49付近の凸状曲線部のような表面の組合せを含んでいてもよく、これは、最後方外部点28に向かって平らになって比較的平坦な表面になる。底面46のこの構成は、ヒールエクステンション部26が着用者の歩行および/またはフットストライクの障害となることを制限または省略するように選択され得る。他の態様において、底面46は、図3Bに示すように、上方に延びるアーチ型の中央領域45を含むことができる。
本開示の一態様において、上面中央リッジ38、内甲側面40、外甲側面42、および底面46は、ヒールエクステンション部26の形状を少なくとも部分的に決定する、1つ以上の寸法、関係、および形状を含む。例えば、図4の上面図に示すように、内甲側面40および外甲側面42は、各側面が最後方外部点28に向かって延びるにつれて、互いに向かって内側に傾斜している。すなわち、内甲側面40および外甲側面42は、ヒール領域の近くに位置するより広幅な部分から、最後方外部点28の近くに位置するより狭幅な部分へと先細りになっている。この先細りの態様もまた、図3に示す基準面に沿ってとられた断面を示す図5に示されている。本開示の一態様において、内甲側面40および外甲側面42は、各側面が最後方外部点28に向かって収束するにつれて、角度48を互いに形成している。角度48は、ヒールエクステンション部のいくつかの異なる垂直方向深さ(例えば、上面中央リッジ38に沿ったいくつかの異なる位置)で測定され得るが、一態様において、当該角度は、最後方外部点28を通ってアウトソール面44と実質的に水平である相互参照面に沿って測定される。さらなる態様において、当該角度は、約55度〜約65度の範囲内である。また、ヒールエクステンション部のさらに他の例示的な態様において、当該角度は、約59度である。
本開示の別の態様において、上面中央リッジ38および底面46は、各要素が最後方外部点28に向かって収束するにつれて互いに向かって先細りになっている。すなわち、上面中央リッジ38および底面46は、ヒール領域の近くに位置するより広幅な部分から最後方外部点28の近くに位置するより狭幅な部分へと先細りになっている。この先細りは、概して図1および2に示されている。加えて、図6には、図3において特定される基準平面に沿って取られた断面が示されている。このように、上面中央リッジ38および底面46は、各々が最後方外部点28に向かって収束するにつれて角度50を互いに形成している。一態様において、当該角度は、アウトソール面44に対して垂直に延びて上面中央リッジ38を二等分する相互参照平面に沿って測定される。さらなる態様において、当該角度は、約90度〜約100度の範囲内である。また、ヒールエクステンション部の例示的なバージョンにおいて、当該角度は、96.5度である。
さらなる態様において、最後方外部点28は、ヒール領域22の正中線または中点52に対する向きを含み、これらの基準要素は様々な方法で指定することができる。図4において、中点52は、ソール12の描かれた前後位置において履物製品の内甲側部と該履物製品の外甲側部との間に均等に離間しており、一態様では、ミッドソールは、中点52を通って該ミッドソールのトウ端の中心54を通る基準線を含むことができる。さらに別の実施形態において、ミッドソールは、最後方内部表面32の中心を通って最前方内部表面30の中心を通る、正中基準線53を含むことができる。中点が確立される前後位置に応じて、かつ中心54が最前方内部表面30と一直線に並んでいるかどうかに応じて、基準線は正中基準面53と一直線上にあってもなくてもよい。一態様では、図4に示すように、最後方外部点28は、中点52と、該中点およびトウ端の中心54を通る基準線と、に対して内甲側にオフセットしていてもよい。別の態様において、最後方外部点28は、最後方内部表面32の中央を通って最前方内部表面30の中央を通る正中基準線53に対して内甲側にオフセットしていてもよい。さらに他の態様(不図示)において、最後方外部点28は、基準線または正中基準線53と一直線上に位置合わせされていてもよく、または外甲側にオフセットしていてもよい。最後方外部点28は、履物製品の他の部分に対する位置決めおよび/または配向も含み得る。例えば、最後方外部点28は、履物製品のヒール領域の最も広幅な部分の中心にあってもよい。
前述したように、ヒールエクステンション部26の1つ以上の特徴は、履物製品が流体媒体を通って動いているとき(例えば、着用者が走っていて流体媒体が空気のとき)に、該履物製品10にかかる抗力の量を減らすように構成され得る。ヒールエクステンション部を含まない履物製品との比較で、1つ以上の異なるヒールエクステンションから少なくとも部分的に生じる抗力の減少を測定するために、様々な分析ツールを使用することができる。例えば、風洞試験を利用して、様々な特徴の組み合わせを有する履物製品の抗力の相対量を測定することができる。さらに、計算流体力学またはデジタル風洞を利用して、特定の履物製品が受ける抗力を評価し、ヒールエクステンション部を有しない履物製品または異なるヒールエクステンション構成を有する履物製品との間の相対的な抗力量を比較することができる。これらの分析ツールを使用して、様々な風速のもとで、あるいは様々な履物の傾きで、などといった様々な条件下で抗力または相対抗力を測定することができる。これらの変数を使用して、着用者が走っているときに、ならびにランニングストライドの異なる段階で、抗力をシミュレートして試験してもよい。例えば、一例において、履物製品は、10度の傾斜および42度の傾斜で分析されるが、これは、走行時の脚振りの異なる段階における履物製品の向きに基づいて選択され得る。これらの角度は、履物製品がランナーの脚によって隠されて(すなわち、ブロックされて)おらず、かつ履物が最高の脚振り速度を受けるときのランナー(または一連のテストランナー)の平均的な傾きなどの、様々な基準に基づいて選択することができる。試験において、風速は、特定のイベント中の脚振りにおける選択された瞬間における履物製品の平均速度などの、様々な基準を使用して選択することができる。例えば、耐久イベントについて試験された風速は、速度イベントについての風速よりも小さくてもよい。一態様において、風速は、約12m/sである。しかしながら、これは一態様の単なる例示にすぎず、他の試験では、風速はより大きくても小さくてもよい。
これらの分析ツールを利用して、履物製品の他の機能性とバランスのとれた、ある程度の抗力低減を達成するヒールエクステンション部の構成を考案することができる。例えば、図1〜6に示すヒールエクステンション部は、長さ36および34、角度48、角度50、最後方外部点28と正中線(または履物製品の他の部分)との位置合わせ、ならびにそれらの任意の組合せの間の関係を含み得る。これらの特徴を選択する際に、抗力低減量は、追加されるヒールエクステンション構造から生じる、履物製品に加えられる総重量とのバランスをとることができる。加えて、抗力低減量は、ランニングストライドのその特定の段階の間にランナーのフットストライクを妨げないこととバランスをとることができる。さらに、着用者のアキレス領域の刺激を制限し、かつ/あるいは履物製品を着脱するときの妨げを制限する、上面の内甲側端縁の構成を選択するなど、履物製品の全体的な快適さのバランスもとることができる。さらに、ヒールエクステンション部の特定の形状は、風洞試験、計算流体力学、またはそれらの組合せで使用される試験パラメータに基づいて選択されてもよい。例えば、長さ36、角度48、角度50、ヒールエクステンション部26の3次元形状、およびそれらの任意の組み合わせについて説明した寸法または比率は、これらの特徴の1つ以上を有する履物製品の抗力を試験するときに使用されるパラメータに基づいていてもよい。また、前述した例において、角度48および50は、風速12m/sで、傾斜10度および傾斜42度で測定された抗力に基づいて選択されてもよい。
本開示の他の態様では、他の特徴を有するヒールエクステンション部を選択することによって、抗力低減と履物製品の他の機能性との間で異なるバランスを達成することができる。例えば、ここで図7を参照すると、別のヒールエクステンション部126が示されている。ヒールエクステンション部126は、最後方外部点128を含むのでヒールエクステンション部26と同様であるが、図7のヒールエクステンション部126はヒールエクステンション部26よりも長く、内甲側面と外甲側面とがより小さな角度150をなして先細りになっている。さらに、ヒールエクステンション部126の上面および下面が先細りになる角度もまた、ヒールエクステンション部26のそれよりも小さい。図8に示される別の例を参照すると、別のヒールエクステンション部226が示されており、これもまた最後方外部点228を含んでいる。ヒールエクステンション部226は、ヒールエクステンション部26よりも狭幅のフィン型構造を含むように構成されている。
ヒールエクステンション部は、様々な構造を用いて履物製品に一体化され得る。一態様では、ヒールエクステンション部と、アウトソール、ミッドソール、およびアッパーなどの履物製品の他の部分との間の移行部は、滑らかかつ平らにされる。構築方法には、ヒールエクステンション部とミッドソールの1つ以上の部分とを同時成型することが含まれる。例えば、図1〜3のヒールエクステンション部26の表面は、内甲側面および外甲側面の表面から滑らかに移行しているが、ヒールエクステンション部26をミッドソールと一体に構築するために使用され得るいくつかの例示的な製造技術には、同時成型、3Dプリント、レーザ焼結(または他の高速製造技術)がある。
図9Aを参照すると、他の態様では、ヒールエクステンション部材326は、接着剤、機械的締結具、または靴の他の部分に固定されているラップなどによって履物製品のヒール領域に取り付け可能な、分離された個別のユニットであってもよい。このように、個別のヒールエクステンション部326は、様々な異なる靴に固定することができ、アッパーをソールに取り付けた後に後付けすることができる。一態様では、解放可能な連結機構を使用して、個別のヒールエクステンション部材326を履物製品に取り付けることができるが、本開示で使用されるとき、「解放可能な連結機構」とは、接続状態と切断状態との間を繰り返し移行するように動作可能な方法で連結するファスナをいう。例えば、解放可能な連結機構には、面ファスナ、バックルファスナ、スナップファスナなどが含まれ得る。さらに別の実施形態において、個別のヒールエクステンション部材326は、非解放可能な連結機構によって履物製品に取り付けられ得るが、本明細書において、「非解放可能な連結機構」とは、接続状態と切断状態との間を繰り返し移行するようには動作し得ない方法で連結するファスナをいう。例えば、非解放可能な連結部材には、縫製、ボンディング、音波溶接、接着、リベット留め、タッキング、一体編み、一体織り、一体編組み、溶融、熱硬化などが含まれ得る。
他の例では、図9Bに示すように、ヒールエクステンション部426は、アッパーの一部として形成されていてもよく、細長いヒールカウンタまたは他のヒールラップアラウンド構造などであってもよい。ヒールラップアラウンド構造は、アッパーの最外層を形成していてもよく、または他のアッパー材料層の間もしくは下に固定された中間層として形成されていてもよい。
図10A〜10Dを参照すると、ヒールエクステンション部を有する様々な履物製品の上面および側面のプロファイルが示されている。例えば、図10Aは、側面のシルエットが比較的中断されることなく拡張しており、ヒールエクステンション部の長さを通してより著しくかつより劇的に狭まったヒールエクステンション部を有する、フィンスタイルのヒールエクステンション部を示している。別の態様では、図10Bには、同様にある程度の抗力の低減を達成することができる「カンバック」構造が示されている。カンバック構造は、内甲側面および外甲側面からヒールエクステンション部へと、比較的滑らかな輪郭を含んで移行し、そしてヒールエクステンション部26,126,および226に代わって、カンバック構造は、丸みを帯びた終端点28に達する前に、突如として切断されている。図10Cおよび10Dは、ヒールエクステンション部26および126と類似のそれぞれのヒールエクステンション部を示しており、図10Cは、長いカウリングの例を示し、図10Dは、短いカウリングの例を示している。すなわち、図10Cおよび10Dに示したシルエットは、ヒールエクステンション部の一般的な形状がいくつかの共通点を有し得ること、また、ヒールエクステンション部が該ヒールエクステンション部の長さを延長または短縮させることによって修正され得ることを示している。
さらなる態様では、図11には、カウリングスタイルのヒール構造526を有するソール512を示が示されており、当該ソール512は、いくつかの代替的な特徴を有する。例えば、ソール512は、ヒール領域520と、フォアフット領域516と、を含み、ソール12と比較すると、ヒール領域520のサイズに対するフォアフット領域516のサイズの割合が大きい。フォアフットからヒールへの先細り量が(ソール12と比べて)より多いことにより、ソール12とは異なる方法でソール512の空気力学に影響を及ぼし得る。さらに、ソール512は、同様に空気力学に影響を及ぼし得る凹部525を含む。やはり、ヒールエクステンション部のこれらのタイプの各々の1つ以上の特徴は、総重量、歩行またはフットストライクに対する干渉を制限することなど、履物製品の1つ以上の他の態様とのバランスを達成するように選択され得る。
別の実施形態において、ヒールエクステンション部の表面は、1つ以上の抗力低減表面を有し得る。例えば、ヒールエクステンション部の表面は、図1〜3に示すように、比較的滑らかであってもよい。他の態様では、図12に示すように、ヒールエクステンション部の表面は、履物製品の抗力特性に影響を及ぼすために、隆起したノード、またはディンプル510を含んでいてもよい。さらに、図1〜3には、比較的平坦で滑らかな平面が内甲側面および外甲側面に示されている。他の態様において、内甲側面および/または外甲側面は、曲線、リッジなどを含み得る。
図1〜12に示される様々な態様を、代替的な態様とともに説明しきたが、ここでは、図示の態様またはその代替的な態様の1つ以上に関連し得る、いくつかの追加の態様を説明する。例えば、本開示の一態様は、履物製品のソールを含み、該ソールは、長手方向に整列したフォアフット領域、ミッドフット領域、およびヒール領域を含む。さらに、ソールは、アッパーの1つ以上の部分に取り付けられるように構成された内部表面を有するミッドソール側壁を含む。この内部表面は、ヒール領域に最後方内部表面を含み、フォアフット領域に最前方内部表面を含む。最後方内部表面は、最前方内部表面から第1の距離だけ離間している。ソールはまた、ヒール領域から後方に、かつ長手方向に概ね整列する向きに突出するヒールエクステンション部を含む。ヒールエクステンション部は、履物製品の最後方外部点を含み、該最後方外部点は、ヒール領域の最後方内部表面から第2の距離だけ離間している。一態様において、第2の距離は、第1の距離の約8パーセント〜約20パーセントの範囲の割合を含む。別の態様は、これらの記載された特徴を有するヒールエクステンション部を有するソールを含む履物製品を含む。
本開示の別の態様はまた、履物製品のソールに関し、該ソールは、長手方向に整列したフォアフット領域、ミッドフット領域、およびヒール領域を含む。さらに、ソールは、アッパーの1つ以上の部分に取り付けるように構成された内部表面を有するミッドソール側壁を含み、かつ内面は、ヒール領域に最後方内部表面を含む。ソールはまた、ヒール領域から後方に、かつ長手方向に概ね整列する向きに突出するヒールエクステンション部を含み、該ヒールエクステンション部は、履物製品の最後方外部点を含む。ヒールエクステンション部はまた、上面中央リッジを含み、当該上面中央リッジは、該上面中央リッジがヒール領域から離れて最後方外部点に向かって延びるにつれて下方に傾斜している。さらに、ヒールエクステンション部は、内甲側面と外甲側面とを含み、当該内甲側面および外甲側面は、ヒール領域の近くのより広幅な部分から最後方外部点28の近くのより狭幅な部分へと先細りになることによって、最後方外部点に向かって収束している。本開示の一態様において、内甲側面および外甲側面は、各側面が最後方外部点に向かって収束するにつれて互いに角度をなし、当該角度は、約55度〜約65度の範囲にある。別の態様は、これらの記載された特徴を伴うヒールエクステンション部を有するソールを含む履物製品を含む。
本開示のさらなる態様は、履物製品のソールを含み、当該ソールは、長手方向に整列したフォアフット領域、ミッドフット領域、およびヒール領域を含む。さらに、当該ソールは、アッパーの1つ以上の部分に取り付けられるように構成された内部表面を有するミッドソール側壁を含む。当該内部表面は、ヒール領域に最後方内部表面を含み、フォアフット領域に最前方内部表面を含む。最後方内部表面は、最前方内部表面から第1の距離だけ離間している。当該ソールはまた、ヒール領域から後方に、かつ長手方向に概ね整列する向きに突出するヒールエクステンション部を含む。ヒールエクステンション部は、履物製品の最後方外部点を含み、該最後方外部点は、ヒール領域内の最後方内部表面から第2の距離だけ離間している。一態様において、第2の距離は、第1の距離の約8パーセント〜約20パーセントの範囲の割合を含む。さらに、ヒールエクステンション部は、上面中央リッジを含み、当該上面中央リッジは、該上面中央リッジがヒール領域から離れて最後方外部点に向かって延びるにつれて下方に傾斜している。さらに、ヒールエクステンション部は、内甲側面と外甲側面とを含み、当該内甲側面および外甲側面は、上面中央リッジによって互いに分離されており、ヒール領域の近くのより広幅な部分から最後方外部点の近くのより狭幅な部分へと先細りになることによって、最後方外部点に向かって収束している。本開示の一態様において、内甲側面および外甲側面は、各側面が最後方外部点に向かって収束するにつれて互いに角度をなし、当該角度は、約55度〜約65度の範囲にある。別の態様は、これらの記載された特徴を伴うヒールエクステンション部を有するソールを含む履物製品を含む。
以上の説明から、本明細書に記載される態様は、構造にとって明らかでありかつ該構造に固有のものである他の利点とともに記載された上記のすべての目的を達成するためによく適合されていることが理解されよう。特定の特徴およびサブコンビネーションが有用であり、他の特徴およびサブコンビネーションを参照せずに採用され得ることが理解されるであろう。これは、請求の範囲によって企図され、その範囲内にある。本明細書に記載された多くの可能な態様は、その範囲から逸脱することなくなされ得るので、本明細書に記載され、あるいは添付の図面に示されるすべての事項は、例示として解釈されるべきであり、限定的な意味で解釈されるべきではない。

Claims (14)

  1. 履物製品用のソールであって、該ソールは:長手方向に整列したフォアフット領域、ミッドフット領域、およびヒール領域と;アッパーの1つ以上の部分に取り付けるように構成された内部表面を有するミッドソール側壁であって、前記内部表面が、前記ヒール領域に最後方内部表面を含み、前記フォアフット領域に最前方内部表面を含み、かつ前記最後方内部表面が、前記最前方内部表面から第1の距離だけ離間しているミッドソールと;前記ヒール領域から後方に、かつ前記長手方向に概ね整列する向きに突出するヒールエクステンション部と、を含み、前記ヒールエクステンション部は、前記履物製品の最後方外部点を含み、前記最後方外部点が、前記ヒール領域の前記最後方内部表面から第2の距離だけ離間している、履物製品用のソール。
  2. 前記ヒールエクステンション部が上面中央リッジを含み、当該上面中央リッジは、前記ヒール領域から離れて前記最後方外部点に向かって延びるにつれて下方に傾斜している、請求項1に記載のソール。
  3. 前記ヒールエクステンション部が内甲側面と外甲側面とを含み、当該内甲側面および外甲側面は、前記上面中央リッジによって互いに分離されており、前記最後方外部点に向かって収束している、請求項2に記載のソール製品。
  4. 前記内甲側面および前記外甲側面は、前記ヒール領域に近いより広幅な部分から前記最後方外部点に近いより狭幅な部分へと先細りになっている、請求項3に記載のソール。
  5. 前記内甲側面および前記外甲側面は、各側面が前記最後方外部点に向かって収束するにつれて互いに角度をなし、当該角度は、約55度〜約65度の範囲にある、請求項4に記載のソール。
  6. アウトソール面内に概ね配向されたアウトソールをさらに含み、前記最後方外部点は、当該アウトソール面の上方に位置し、かつ当該アウトソール面から張り出している、請求項2に記載のソール。
  7. 前記ヒールエクステンション部が底面を含み、当該底面は、前記アウトソール面から張り出し、かつ前記アウトソールから前記最後方外部点に向かって上方に傾斜している、請求項6に記載のソール。
  8. 前記底面および前記上面中央リッジは、前記ヒール領域に近いより広幅な部分から前記最後方外部点に近いより狭幅な領域へと先細りになっている、請求項7に記載のソール。
  9. 前記底面および前記上面中央リッジは、各要素が前記最後方外部点に向かって収束するにつれて角度をなし、当該角度が、約90度〜約100度の範囲にある、請求項8に記載のソール。
  10. 前記ソールは、前記最前方内部表面と前記最後方内部表面とを通る正中線基準面を含み、前記最後方外部点が、前記正中線基準面に対して前記内甲側面側にオフセットしている、請求項1に記載のソール。
  11. 1つ以上のミッドソール要素を有するミッドソールをさらに含み、前記ヒールエクステンション部が、当該ミッドソール要素の少なくとも1つと一体的に形成されており、それによって当該少なくとも1つのミッドソール要素が前記最後方外部点まで途切れなく延びている、請求項1に記載のソール。
  12. 1つ以上のミッドソール要素を有するミッドソールをさらに含み、前記ヒールエクステンション部が、ミッドソール、アウトソール、またはそれらの任意の組み合わせに取り付け可能な個別の要素である、請求項1に記載のソール。
  13. 前記第2の距離は、前記第1の距離の約8パーセント〜約20パーセントの範囲の割合である、請求項1に記載のソール。
  14. 請求項1〜13のいずれか一項に記載のソール構造を含む、履物製品。
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