JP3223998U - ブルートゥースイヤホン用アンテナ - Google Patents

Abstract

【課題】別のアンテナの追加を必要とせず、コストの削減と、スペースの節約を実現できると同時に、アンテナの有効放射面積を増加し、放射効率を向上したブルートゥース（登録商標）イヤホン用アンテナを提供する。【解決手段】片耳や両耳ブルートゥースイヤホンに対応可能なブルートゥースイヤホン用アンテナであって、ブルートゥースイヤホンのスピーカー８と、一端をスピーカーの表面に貼り付け、他端をブルートゥースイヤホンの無線周波数回路アンテナ給電点６に接続した導電箔７によって組成された放射ユニットと、メインＰＣＢボード５における銅箔４とボタンＰＣＢボード３における銅箔で組成され、メインＰＣＢボードの銅箔とボタンＰＣＢボードの銅箔とは、一段のケーブル２で連結された接地ユニットとを含み、放射ユニットと接地ユニットとも、ブルートゥースイヤホンの部品を利用している。【選択図】図１

Description

本考案は、ブルートゥース（登録商標）イヤホン技術分野に関し、特に片耳や両耳とも対応可能なブルートゥースイヤホン用アンテナに関するものである。

従来技術では、オンボードモノポールアンテナ、オンボード逆Fアンテナ、ワイヤーモノポールアンテナ、ＦＰＣアンテナ、セラミックアンテナなどの、多種な構造のブルートゥースイヤホン用アンテナに関する設計が開示された。

しかしながら、従来技術に開示したアンテナの設計は全部、一定のスペースを占める独立したアンテナユニットを使用するので、コストは高くなり、アンテナの放射効率も低く、ブルートゥースイヤホンへの応用には不利であり、それから、より小さい寸法、と更に低いコストの、ブルートゥースイヤホンへ広く応用するのに有利なアンテナを開発する必要があるようになった。

上記技術課題を解決するために、本考案は、独立なアンテナユニットを必要とせず、スペースの節約とコストの削減は図られ、アンテナの放射効率は優れ、且つ広く普及促進することに有利であるブルートゥースイヤホン用アンテナを提出した。

本考案の一様態によれば、ブルートゥースイヤホン用アンテナを提供し、ブルートゥースイヤホンのスピーカーと、その一端が前記スピーカーの表面に貼り付け、他端が前記ブルートゥースイヤホンの無線周波数回路アンテナ給電点に接続した導電箔によって組成された放射ユニットと、メインＰＣＢボードにおける銅箔とボタンＰＣＢボードにおける銅箔で組成され、前記メインＰＣＢボードの銅箔とボタンＰＣＢボードの銅箔とは一段のケーブルで連結された接地ユニットとを含み、前記放射ユニットと接地ユニットとも、ブルートゥースイヤホンの部品を利用した、ことを特徴とする。

前記アンテナは、スピーカー、メインＰＣＢボード、ボタンＰＣＢボードやケーブルなどの、イヤホンの組成部品を利用した。

前記アンテナは、ブルートゥース２．４GHｚのバンドで動作し、広帯域と高放射効率を有している。

前記スピーカーの信号線は、導電箔がスピーカー表面と接触した面である前記導電箔の背面に集積された。

従来技術と比べ、本考案は、
（１） 独立なアンテナユニットが必要とせず、
（２） 広帯域と高放射効率を有しており、
（３） スペースの節約とコストの削減が図られ、且つブルートゥースイヤホンに広く普及促進可能である
という一つや複数の利点を有する。
下記は、本考案の具体的実施様態や従来技術の技術方案をより明確に説明するために、具体的実施様態や従来技術に使用する必要のある図面に対して、簡単に紹介するが、全部の図面においては、類似した要素や部品は、同様の参照符号によって識別され、図面における各要素または部品は、必ずしも実際の縮尺に描かれているわけではない。

図１は本考案に関する好ましい実施例のブルートゥースイヤホン用アンテナに基づいて設計した構造図。

以下は、本考案の技術様態に関する実施例を詳細に説明するが、これらの実施形態は、本考案の技術様態をより明確に説明するための例として提示したものであり、本考案の保護範囲を限定することは意図していない。

注意すべきであるのは、他に指定されない限り、本出願で使用される技術用語または科学用語は、本考案が属する技術分野の当業者によって理解される通常の意味である。

ブルートゥースイヤホン用アンテナであって、図１に示すように、ブルートゥースイヤホンは、電池１、それぞれ前記電池１の両側に設置したボタンＰＣＢボード３とメインＰＣＢボード５、それにスピーカー８を含み、前記ボタンＰＣＢボード３とメインＰＣＢボード５とは、ＦＰＣケーブル２で連結され、メインＰＣＢボード５に銅箔４とアンテナ無線周波数給電点６は配置され、前記アンテナは、具体的に、ブルートゥースイヤホンのスピーカー８と、その一端が前記スピーカーの表面に貼り付け、他端が前記ブルートゥースイヤホンのメインＰＣＢボードにおける無線周波数回路アンテナ給電点６に接続した導電箔７によって組成された放射ユニットと、メインＰＣＢボード５における銅箔４とボタンＰＣＢボード３における銅箔で組成され、前記メインＰＣＢボード５の銅箔４とボタンＰＣＢボード３の銅箔とは一段のケーブルで連結された接地ユニットとを含み、前記放射ユニットと接地ユニットとも、ブルートゥースイヤホンの部品を利用して、前記スピーカー表面に貼り付けた導電箔や、銅箔の連結用ケーブルなどの簡単な連結部品を増加した。

好ましくは、前記ボタンＰＣＢボード３は、その一面に配線し、もう一つの面に銅箔を敷くような、ケーブルを備えたＦＰＣ両面ボードであってもよい。

好ましくは、前記アンテナは、ブルートゥース２．４GHｚのバンドで動作し、広帯域と高放射効率を有している。

本考案のブルートゥースイヤホン用アンテナに関する設計は、上記実施例に限定されるわけではなく、理解すべきのは、本考案の精神や実質的範囲から脱逸しない前提で、同等や最適化という目的に達するように、本考案に種々の変更と改善を行うことができる。例えば、メインＰＣＢボード５、ボタンＰＣＢボード３、ＦＰＣケーブル２を一体化の硬軟結合板に作成すること、それともスピーカー８の信号線が無線周波数性能に与える影響を削減するように、前記スピーカー８の信号線をＦＰＣ導電箔７の背面に集積することにより、前記スピーカー８信号線に対するシールド作用に達することなど。ここで、前記信号線は、スピーカー８とメインＰＣＢボードとの連結に用い、前記ＦＰＣ導電箔７の背面は、前記スピーカー表面と接触した面である。

従来技術と比べ、本考案は、
（１） 独立なアンテナユニットが必要とせず、
（２） 広帯域と高放射効率を有しており、
（３） スペースの節約とコストの削減が図られ、且つブルートゥースイヤホンに広く普及促進可能であり、
（４） ＰＣＢボードの銅箔でアンテナの接地ユニットとし、スピーカー表面の導電箔をアンテナの放射ユニットとするのは、アンテナの有効放射面積を増加し、アンテナの放射効率を向上させた
という利点を有する。

最後に説明すべきであるのは、上記実施例によって、本考案に関する技術様態を説明したが、本考案はこれらの説明に限定されるわけではなく、上記は、各実施例を参照しながら本考案に対する更に詳細な説明であるが、当業者にとっては、上記実施例に記載した技術様態に種々の修正、或いは一部や全部の技術特徴に対する同等な変更を行うことができ、これらの修正や変更は全部、相応する技術様態の本質を本考案の保護範囲から脱離させることはしなく、本考案登録請求の範囲と明細書の範囲に限定されるものである。

Claims (3)

1. ブルートゥースイヤホン用アンテナであって、
   ブルートゥースイヤホンのスピーカーと、
   その一端が前記スピーカーの表面に貼り付け、他端が前記ブルートゥースイヤホンの無線周波数回路アンテナ給電点に接続した導電箔によって組成された放射ユニットと、
   メインＰＣＢボードにおける銅箔とボタンＰＣＢボードにおける銅箔で組成され、前記メインＰＣＢボードの銅箔とボタンＰＣＢボードの銅箔とは一段のケーブルで連結され た接地ユニットとを含み、
   前記放射ユニットと接地ユニットとも、ブルートゥースイヤホンの部品を利用した
   ことを特徴とするブルートゥースイヤホン用アンテナ。
2. 前記アンテナは、ブルートゥース２．４GHｚのバンドで動作し、広帯域と高放射効率を有している
   ことを特徴とする請求項１に記載のブルートゥースイヤホン用アンテナ。
3. 前記スピーカーの信号線は、前記導電箔の背面に集積された
   ことを特徴とする請求項１や２に記載のブルートゥースイヤホン用アンテナ。
   

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